最新の観てきた!クチコミ一覧

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シレンとラギ

シレンとラギ

劇団☆新感線

青山劇場(東京都)

2012/05/24 (木) ~ 2012/07/02 (月)公演終了

満足度★★★★★

高橋克実圧巻
やはり舞台装置が素晴らしい。
途中で現実に引き戻されずに
澱みなく進む舞台、素晴らしかったです。

普段見れない高橋克実さんの演技、
ギャップがあって引き込まれました。

藤原竜也は言わずもがな。
舞台で映える俳優さんです。

本当に楽しい時間でした。

ランドリーシンドローム【たくさんのご来場ありがとうございまいした!】

ランドリーシンドローム【たくさんのご来場ありがとうございまいした!】

劇団5454

劇場HOPE(東京都)

2012/08/31 (金) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

意味を知りたいなぁ
いきなり始まります。
みんなまだザワザワしてたので驚きました。
照明が落ち次第に舞台に引き込まれていく...

男女のスレ違いから始まりますので
ひと笑いがくるまでの空気が固いですね。
いつもそんな感じという印象です。
笑ってからはジェットコースターのように一気に。

色々考えることもある楽しい舞台をありがとうございました。

ネタバレBOX

クロは最初から猫を演じてるなってわかるし
途中の伏線も猫エピなんでしょうがガッツリ人と絡むので
最後まで演出の意図がわからずでした。
是非とも知りたい・・・

固い空気を一気に変えたボシの演技、すごい良かったです。
ぶっ飛んでるけど自分を客観視してて。
キャラとしてすごく魅力的でした。
コースケが他の2人のことをバラした時のボシの反応、
あの場面が一番印象に残っています。
この舞台を通して非常に興味深い一瞬でした。
子供のためのシェイクスピア「リチャード三世」

子供のためのシェイクスピア「リチャード三世」

華のん企画

J:COM北九州芸術劇場 中劇場(福岡県)

2012/09/02 (日) ~ 2012/09/02 (日)公演終了

満足度★★★★

テンポよくスッキリ、そして重厚
重くて暗くなりがちな長いリチャード三世の物語を、シンプルな舞台ながらたっぷりのアイディアを盛り込んで、テンポよくスッキリとみせながら重厚さをも感じさせるという充実した舞台だった。

詳細は、「福岡演劇の今」 http://f-e-now.ciao.jp/ に書いています。

ナイアガラ

ナイアガラ

劇団HOBO

駅前劇場(東京都)

2012/09/05 (水) ~ 2012/09/10 (月)公演終了

満足度★★★★

舞台セットも納得の見応え
全員脇役などと言いつつ、主役と置き換えても問題の無い話でした。
なんかホントに現実の、
新宿のとある公園の1区画を切り取って見せていたような作品でありました。
人間味あふれる登場人物たちの存在感を、
リアルに感じた1時間50分でありました。

ネタバレBOX

上級ホームレスの話ですかな
(中級とか下級とかが、ありそうな気がして分けてみました。)

社長と呼ばれる仕事の口入屋に、
なんか、お迎えがすぐに来そうなおじいさん=ヤマさん。
ホームレスになった時にヤマさんに助けられ、
今では逆にヤマさんの世話役のクマさん。
ホームレスから脱出した、盗み癖のあるガンちゃんに。
ホームレス11日目の元理髪店主の拓さん。
ルポライターとして取材と称してホームレス現場に馴染む川本氏、
着の身着のままでホームレス仲間に新規に入る谷田貝。

以上の面々の今年の春先から冬近くまでの生活話です

ガンちゃんは仕事先のバイトの財布に手をつけてホームレスに戻るも、
前を向いて生きろと社長に公園からたたき出され。
拓さんは意地張って出た家の嫁さんから金無心するホームレスがあるかと、
これまた社長に帰るように言われ。
ヤマさんは病気で入院→施設へ。
ヤマさんの世話しなくて済むようになったクマさんは、
たびたび戻っていた実家に本腰入れて戻る事にし。
谷田貝+拓の仕事の不始末から負った怪我と借金で、
社長は出稼ぎ+場所から逃げる事となる。

ラスト残った谷田貝は、
自分と同じようにホームレスになったらしい男に、
自分が差し伸べられたように手を差し伸べて幕となる。

う~ん、日雇いとはいえ稼ぎもあり。
雨風はしのげるコミュニティー内での、
そこそこ裕福(奇妙な言い方ですよね(^^)なホームレス話に感じました。
毎晩酒盛りでしたからねー。
何度も酒の酔いで同じ話を繰り返すギャグとか、
配給での服や食べ物の入手方法とか、
そこそこ実態知らない人には新鮮な世界を表現できていたと思いました。
ケータイも使ってましたからねー2~3人は。

ヤマさんの存在感のあるキャラは好みでした
あと、クマさんの本名とか(^^)。

銀杏とかアサリの販売話もいいのですが、
やはり、リアリーにアルミ缶・ダンボール・雑誌の回収とか
普遍的な話も入れて欲しかったかな?

小屋も無い(出来ない)ホームレスは冬暖かい日中に睡眠とって、
夜は歩いたりして動いて凍死しない様にするという下流の話も出たら・・・。
世界観狂いますね・・・。

人は孤独が耐え難いという事で、
つながりを強く評価し見せていた作品でありました。
(税金なども払わず、毎日酒飲んで暮らせたら良いですよねぇ。)
またヤマさんみたく、
あの世の方たちとも繋がってしまうのはチト怖いですけどね。

しかし重大な川本氏の告白も、
「それ、前にも何度も聞いたよ。」みたくリフレインギャグにするのも、
タイミングと間が上手で受けました。

なんにせよ、生き生きとしていた登場人物たちは素敵でしたね。
今昔舞踊劇 遊びの杜 其ノ五

今昔舞踊劇 遊びの杜 其ノ五

劇団パラノイア・エイジ

靖国神社神池前特設舞台(東京都)

2012/09/06 (木) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

雨でしたので
行ってまいりました。

参集殿というところに変更。きっと特設舞台で観たら雰囲気があってステキだったかなと思いながらもこっちもこっちで涼しいしキレイな場所だしいっか♪と真横真ん前でご機嫌になって観ておりました。

まったくどんな舞台か想像できなく難しいのかしら…なんてやや不安でしたが

はははは

すごいわかりやすい。楽しかったです。

初日だからでしょうか違う意味でドキドキもありましたが基本安心して観れました。今度は特設ステージで観れるといいなあ。

ナツ。キタル。ホタル。

ナツ。キタル。ホタル。

tYphoon一家 (たいふーんいっか)

明石スタジオ(東京都)

2012/09/06 (木) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

セットが美しかった!
こんなに綺麗なセットだとは想像していなかったのと、
場面転換が程よくあって退屈もしなかった。
重松清の流星ワゴンをちょっと思い出しながら帰ったー。

うつくしい革命

うつくしい革命

劇団フルタ丸

「劇」小劇場(東京都)

2012/08/31 (金) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題460(12-203)
19:30の回(雨)。18:35会場着、受付(チケット裏に番号を書いていただきました)。19:00開場。取り急ぎ...ヘロヘロになって家に帰り、子供の寝顔で安らぎ明日を始めよう、今夜はそんな気持ちになれるお芝居でした。理屈でも技巧でもなく、ただ一点、みていて面白かった。そういえるお話でした。もう一回みたいな。下手(下)が広場、上手(上)はU字型の居室でベッド、テーブル、ソファ、いろんな人物が勝手に出入りする。19:25前説、19:35開演〜21:22終演。満席で中央通路、2階までお客さん。

ネタバレBOX

結局、1回で終り。問い合わせたところキャンセル待ちで入場できないことがあります…でしたので断念。思い出しても不思議な体験。あり得ないことが起こってもいいので、そうみていると、途中から「The Truman Show」みたいな設定かと思い始める。でも、ここには観客はいない。

最後、台本を読み去ってゆく姿、見送る監視員。

「ゴールテープ」に続いて2作目。今回も「上」と「下」を上手に使っていました。山奥のニュータウン、元遊園地、生活の全てが保証された街、但し、演劇がない世界。芝居か安定か。

銃を撃った直後は熱いんじゃないかと思ったけど、持っていない住民も撃っているからいいか…本物じゃないし。
秋の霧、龍にまみれ、居心地がよく

秋の霧、龍にまみれ、居心地がよく

桃尻犬

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2012/09/06 (木) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★

この台詞の多さったら。
新宿ゴールデン街劇場だから会場の狭さは覚悟していましたが、キツカッタ。おふざけし過ぎるともったいないなぁと思ってしまいます。野田さんともお話したかったなぁ。

ユリコレクション【ご来場誠にありがとうございました!】

ユリコレクション【ご来場誠にありがとうございました!】

ラフメーカー

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2012/09/04 (火) ~ 2012/09/10 (月)公演終了

満足度★★★

まるで小説のような。
やさいい世界が舞台を包んでいました。お茶目でお洒落な暖かいお話。

ナイアガラ

ナイアガラ

劇団HOBO

駅前劇場(東京都)

2012/09/05 (水) ~ 2012/09/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

良作
全員脇役なのに全員主役のような存在感。人柄が顔に表れ、それが重く受け止めるような話でもあるのに、人生の洒脱さと充実さが溢れている。
喰始さんの隠れた重鎮ぷりの達者な演技も可愛い。
社長の選択は、ある意味、偽りのない行動によるモノなんだろう、抱える思いが少しでも軽くなればいい、と願う。
いい舞台だった。

14の夕べ / 14 EVENINGS

14の夕べ / 14 EVENINGS

東京国立近代美術館

東京国立近代美術館(東京都)

2012/08/26 (日) ~ 2012/09/08 (土)公演終了

満足度★★★★★

「ツァイトゲーバー」
一見シンプルだけど・・・素晴らしい!

同じ京都のピンク地底人なんかを観たときにも思ったのだけれど、
東京の若手劇団などに一番欲しいのが、
こんな、愚鈍なまでに真っ直ぐな作者の視線であったりするのでは
ないかな、などとも思ったりするのです。

京都は手作り市なども盛んなせいか、
劇研などのセットでも、
シンプルながら東京では想像もつかないような(豪華さという意味ではなく
精緻で作り込まれたものが何気なくあったりする。

作品それ自体についても、
今回の作品のように、
一見非常にシンプルでどこにでもありそうな概要でありながら、
詳細に分析してみると
全くどこにもない作者の視線のようなものがひっそりと反映されていたりする。

このような、
地味ながらも
愚直なまでに真っ直ぐな姿勢の作品が、
多くの(普段は演劇に足を運ばなさそうな)人の前で
(あの人たちが観劇好きなら、とっくに劇研などは人であふれかえっていることだろうから
上演される機会を得るというのは、
とても素晴らしいことだと思います。

ナイアガラ

ナイアガラ

劇団HOBO

駅前劇場(東京都)

2012/09/05 (水) ~ 2012/09/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

みた
好きだ。

ナイアガラ

ナイアガラ

劇団HOBO

駅前劇場(東京都)

2012/09/05 (水) ~ 2012/09/10 (月)公演終了

満足度★★★★★

すごい自然な演技
ホームレスの話ですが、演劇的にはとても贅沢な時間が持てました。すごくお勧めです。

温室

温室

新国立劇場

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2012/06/26 (火) ~ 2012/07/16 (月)公演終了

満足度★★

やっぱり不条理劇は苦手です。
とある精神病院でのクリスマスの事件。
高橋一生、小島聖、段田安則、半海一晃…
キャストの顔ぶれが良く、
ひいき俳優さんばかりなので楽しみにしてましたが、
作品のほうは、どうも私には合わなくて。
精神病院というのも、芝居や映画では、よくある舞台。
赤いインテリア、ゆっくり回る舞台、囲み舞台も好きなのですが、
やっぱり不条理劇は苦手です。

沈没のしらぬゐ【池袋演劇祭にて豊島区町会連合会会長賞受賞!!有難う御座いました!!】

沈没のしらぬゐ【池袋演劇祭にて豊島区町会連合会会長賞受賞!!有難う御座いました!!】

蜂寅企画

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2012/09/05 (水) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★

沈む
面白い。

ネタバレBOX

お吉(堀畑杏奈)の失踪から1年。結婚相手だった鶴屋二代目の孝之助(斉藤太志)や迷子のお吉を引き取った善蔵(ヲギサトシ)や善蔵の実娘・お燐(島田紗良)が屋形舟に集まっている。そこに人形師(安田徳)と善蔵の紐結いの弟子であった伊三次(浅倉洋介)が乱入。お吉が死んだことの真相に困惑をみせる面々。そして、気づくと舟は三途の川についていた…。

お吉の死んだ真相を、人形師が中心となって各人に回想させる構成。善蔵の紐で高官が首吊り自殺をして借金まみれになり酒に溺れる善蔵。二代目になってすぐにお吉と結婚をしようとする孝之助。その孝之助に想いを寄せる番頭・彦七(中村史輝)。借金返済のためお吉を遊郭へ売ろうとする善蔵。お吉と密かな恋心を共有する伊三次。そして、美人で気立てもいいお吉への劣等感と伊三次への恋心をひた隠しにするお燐…数奇な運命と人間の弱い心が折り重なって生前のお吉を美しく儚く描き出す。
回想が進むにつれ、善蔵や孝之助は身投げし、孝之助は彦七を刺し殺す。三途の川を走り続ける舟は、彼らの薄暗い力とお吉の呪いで動いているようでとても不気味。

角隠しで表情の隠れたお吉を堀畑が好演してた。舟の上にも時たま現れ、見えない紐で面々を縛るなど、存在感も抜群。ここのとこの、照明や演出もとても良かった。彼女のいいひととその裏の弱さが舞台の中心にあって、心震える。

伊三次と一緒になることもできず、父を見捨てることもできずにいるお吉と、伊三次に受け入れてもらえずお吉への劣等感を爆発させるお燐の取っ組み合いの末、お吉は入水したことが分かり、現の世界へ戻る面々。善蔵とお燐とお吉の三人で花火を観た幸せな時間をラストに据え、それまでの悲劇(それから起こる悲劇)に心がギュッとなる。

怪奇な空気感を終始濃く保ち、登場人物の関係性を最大限に活かして、人間の業を描いた秀作。紐がその人の人間性が出るらしいが、人と人の太くて細いつながりがどこか怖くて寂しいのだけど、それでもすがりたくなるような気持ちになった。それで人間いいんだろうけど。
沈没のしらぬゐ【池袋演劇祭にて豊島区町会連合会会長賞受賞!!有難う御座いました!!】

沈没のしらぬゐ【池袋演劇祭にて豊島区町会連合会会長賞受賞!!有難う御座いました!!】

蜂寅企画

Route Theater/ルートシアター(東京都)

2012/09/05 (水) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

恩師に、時代劇作家中尾ありと報告したくなる
今でも、心の中に往き続ける、時代小説の大家である、我が恩師に、「知り合いの中尾さんという劇作家が素晴らしい才能なんですよ」と墓前に報告したくなってしまいました。(バックの中の遺影には、早速報告しましたが…)

旗揚げから、拝見していますが、今回の作品は、今のところ、最高傑作だと思います。

人物一人ひとりの心情が丁寧に描かれているし、観客に、情報提示する、脚本の頃合が絶妙で、構成の巧みさに感心します。

舞台セットのセンスも抜群。

役者さんも、公演の度に、進化されて、有名な脚本家の作品を、商業演劇で上演する時代劇などより、悠にクオリティの高い作品でした。

ただ、欲を言うなら、髪型と、帯に、もう少し、配慮がほしいと思いました。
特に、花嫁姿の場合において。

会話の中に、人魚のたとえ話が出て来ますが、ヨーロッパならともかく、あの時代の日本で、人魚という概念があったかしらと、その部分も、ちょっと違和感を感じました。
「浦嶋太郎」の方は、似たような伝承が、中世から伝わっていた筈で、OKかなとは思うのですが。

ネタバレBOX

花嫁の死因を、関係者が、それぞれ、証言していく構成。

導入部分から、観客の興味を持続させる、脚本の構成の巧みさに、舌を巻きました。

何人かの関係者の証言によって、構成する芝居は、ともすると、時間経過が不明瞭になったり、同じような場面が微妙に変化しつつ、何度も繰り返されたりして、観客としては、頭が混乱したり、結局、何が真実なのか見えなくなって難解な芝居になりがちですが、中尾さんの脚本は、その情報提示の頃合や、人物の心情描写の順序設定などが、絶妙で、ストーリー運びとしても、矛盾が一切なく、終始不愉快な気持ちにさせられずに済み、爽快でした。

登場人物の人数や、性格づけ、エピソード、他の人物との関係性等、全てが、脚本的に卓越していました。

見終えてみたら、悪人が誰もいなかったなと気づき、その点でも、好感触でした。

キャストの皆さんも、それぞれ、役をしっかりと生きて良い演技をされていましたが、特に、たつき役の山口さんの健気さが、胸に沁みました。
うつくしい革命

うつくしい革命

劇団フルタ丸

「劇」小劇場(東京都)

2012/08/31 (金) ~ 2012/09/09 (日)公演終了

満足度★★

う~ん。。
この劇団は、前に知りあいが出ていたのを機に、結構好きで、何度か拝見しています。今回は、ちょっと脚本の根本的な部分があいまいだったような気がして、私自身は入り込めませんでした。ただ、ここでも評価がとても高いので、お芝居の世界にいる人が見れば、また違うのかも知れませんね。そういう意味でも、あまり一般的な内容ではない気がしました。

ネタバレBOX

(主演の)タウンに来た女の子が、どれだけ芝居の世界に絶望してタウンにきたか、そして、どれだけ芝居に未練があったかが、描かれていない感じがしました。なので、タウンの住人が、あんな茶番劇をして、何としても彼女を芝居の世界に戻す必要があったのか、あまり説得力がない気がしました。あと、国がどうしてあのタウンを作ったのでしょうか??あの茶番をしていた人達は、どんな人なんですか?彼らも、あそこで役者という職業をしている人なんでしょうか??なんかよく分からなかったです。
HEEL DOWN↓

HEEL DOWN↓

深夜練(木皮成+喜多真奈美)

こまばアゴラ劇場(東京都)

2012/09/05 (水) ~ 2012/09/06 (木)公演終了

満足度★★★

荒削りだけど
・・いいんじゃないかな。

折角のアゴラなんだからもうちょいカッコつけてまとめた感じを出してみても
良いんじゃないカナ、とも思ったり。

喜多さんという人は初めて見たんだけど、
なかなかにブチ切れていて、面白いな、と、思ったり。

・・たぶん逆に繊細なのかもしんないですね(なんとなくだけど

あんまり現時点での評価を気にするのもアレですけど。

・・でもなんで、ミカン箱からミカン星人的なカッコで飛び出すっての、
やらなかったんだろ?(自分だったらかなり「イケてる!」と思ったかもな・・(残念

14の夕べ / 14 EVENINGS

14の夕べ / 14 EVENINGS

東京国立近代美術館

東京国立近代美術館(東京都)

2012/08/26 (日) ~ 2012/09/08 (土)公演終了

満足度★★

小林耕平鑑賞
『タ・イ・ム・マ・シ・ン』と題されたパフォーマンスで、現代美術家の小林耕平さんが山形育弘さん(core of bells)を対話相手にして、会場内に散在させたタイムマシンと称する作品群を解説して回るという内容でした。所々に興味深い点はあったものの、構成感がなくて行き当たりばったりな雰囲気が強く、観客に対しての見せ方もあまり考慮されていないように思われ、パフォーマンスとしては成立していないと思いました。

会場内にあるオブジェで何かしらの行為をしている映像が流されていて、開演時刻を過ぎて小林さんと山形さんが登場し、先程の映像に文章を重ねた映像を止めながら流し、小林さんの解説に山形さんが疑問や突っ込みのコメントを入れる形で進行しました。
「属性の貸し借り」といった哲学的な内容を、行きつ戻りつ掘り下げて行き、うっすらと分かりかけそうになったところで話題が飛び、なかなか核心に辿り着かないもどかしさに不思議な魅力がありました。
パフォーマンス研究者の伊藤亜紗さんが書いた文章にインスパイアされて作品を作り、それを解説しながら自らも思考を深めるという作品全体の枠組みが知的好奇心をそそるものでした。

退館時間になって尻切れとんぼで終わってしまい、内容的にはかなり消化不良を起こしましたが、じっくりと考える時間が新鮮に感じられました。トーク慣れしていなさそうな小林さんの話に山形さんが鋭くかつユーモラスに反応していたのが楽しかったです。

ナイアガラ

ナイアガラ

劇団HOBO

駅前劇場(東京都)

2012/09/05 (水) ~ 2012/09/10 (月)公演終了

満足度★★★★

えがった~
泣けました。
ホームレスという現代を象徴した題材でありながら陽気で地味なストーリー。
素敵な台詞につたない会話に笑みが起こり
人情味溢れる役者陣にすっかり虜になってしまいました。
誰が主役でも無いからこそ色んな人の気持ちに共感出来たような。
また観たいです。

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