
わたしたちはさまよえることりのように
黒ヰ乙姫団
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2012/11/09 (金) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

「乾杯ジョーカー」
劇団Tempa
広島市東区民文化センター・ホール(広島県)
2012/11/09 (金) ~ 2012/11/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
社会問題に・・・
先月の反省を生かし、十分睡眠をとっての観劇でした。
“感”公演だけに社会問題をテーマにしていました。
客席がイイ感じに光り、舞台背景もプロジェクターが活躍!!
次回の大ホール公演を意識しているのかな?

キメラガール アンセム/120日間将棋
The end of company ジエン社
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2012/11/07 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了
満足度★★★
王将
難しいなぁ。さっぱり分からんけど、
終わってみると「吹けば飛ぶような将棋の駒に~」的な世界と、
そう無関係でもないのかなと思ったり思わなかったり。
それとバチコーンと決まってる場面がいくつもあったね。

遭難、
劇団、本谷有希子
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2012/10/02 (火) ~ 2012/10/23 (火)公演終了
満足度★★★
「エグイ」。
思わず出る言葉は「エグイ」だった。
人の嫌な面をさらして見せるような展開が、凄かった。
閉鎖された人間関係の中で事件が起きて、その空間の中で捻じ曲げられて繰り広げられるゆがんだ論理。
次々に人の弱味に付け込んで広がっていく。
しかしその中に浸かってしまっている人間は、納得させられてしまう。
凄い内容だった。
さて本作は、初演の時に見逃してしまったため、今回は先行予約で確実にチケットゲットして
待ち臨んでいたところ、何と直前に主役の黒沢あすかさんが病気で降板!
しかも代役が男優という異例の展開!
両面オールカラーの本チラまで、新主役で作り直されるという力の入れ具合はさすがと思ったが。
やはり、女優が演じた場合と、男優が演じた場合では大きく意味が変わってしまう。
主役降板を逆手にとって、ならば再演ながらも全く新しい作品にしてしまおうと
前向きに考えたのかもしれません。
しかし、直前で別の女優はやりにくい?から、いっそのこと男優にしてしまえと
飛び道具を出してきたような…感じです。
本音を言うとやはり、黒沢あすか さんで観たかった。
きっと、もっと『エグイ』出来になったに違いない!

忍ぶ阿呆に 死ぬ阿呆
企画演劇集団ボクラ団義
SPACE107(東京都)
2012/11/07 (水) ~ 2012/11/12 (月)公演終了
満足度★★★★★
この舞台は是非とも観るべき!
この作品に木本夕貴さんが出演しているので、観に行ったけど、舞台全体のクオリティの高さ(キャストの方々の演技、音響など全て)に圧倒されて、とても素晴らしい内容だったと思う。2時間50分と長時間であるが、その時間を全く感じさせない。過去自分が観た舞台の中で最高の作品だと思っている。是非とも観に行って欲しいし、全く同じキャストでの再演を強く望んでいる。

忍ぶ阿呆に 死ぬ阿呆
企画演劇集団ボクラ団義
SPACE107(東京都)
2012/11/07 (水) ~ 2012/11/12 (月)公演終了
満足度★★★★
ただただ圧倒されました
公演時間の長さは全然気にならない。テンポよく話が進んでいくし、場面展開・過去回想でのダンス・殺陣のシーンが要石としてうまく作用してます。
歴史に明るくないので話の流れで出てくる武将の名前とかは正直よく分からなかったけど、あんまり問題ないかも。歴史好きな人は反応しちゃうだろうし、知らなくても展開に障りはないっす。
そして史実を元にしているのに大胆なアレンジ!それでもブレない!!
ボクラ団義の役者さんはやっぱ上手い。
沖野晃司さんの織田信長は今までの沢山の方が演じてきた織田信長の中でもちょっと異色なんではないだろうか。
信長をメインに据えると、大概は冷徹な中にもどこかに人間らしい感情を持たせると思う。
それが一切ない。
どちらかといえば、織田信長をラスボスに据えたゲームとかで、諸悪の根源として主人公が討伐しちゃうようなそんな信長。
優しさがないどころか、その目に宿る狂気や、容赦ない制裁などは魔王と恐れられた信長そのもの。
それでも目が離せない。そんな魅力。
信長を取り巻くキャラクター
同じくボクラ団義の竹石悟朗さん
客演の塩崎こうせいさん
客演・徳川家康の佐藤修幸さん
…実力派の役者さんが組むとホントに圧倒される。引き込まれる。
塩崎さんと沖野さんは10月のムサ×コジ ハイパーを彷彿とさせる殺陣の素晴らしさ、そして終盤での「まさかの展開」での息のあった演技…いや、背中を預けた盟友のような二人に、言葉では書き表せないほどに心を揺さぶられました。(これが敵なのか味方なのか、あるのかないのかは是非ご自身で確かめて頂きたい)
佐藤さんの家康と沖野さんの信長は、家康の心情に共感すればするほど信長の非道が伝わってくる。
怒り、哀しみ、憤り…佐藤さんの演技から伝わってくるそんな感情を受け取ることで、家康の人としての葛藤、信長の人らしからぬ狂気を実感できるのだと思います。
評価としては千秋楽までの進化を期待して4。
見応えある舞台なのは間違いないのでオススメなのは確かです!
ただ、思いのほか噛んでしまう人が多くて、そこだけが残念。
約3時間の公演時間にさらに膨大な台詞量。やっぱり集中力の限界があるのかなぁと思う反面、脚本の久保田さんが信頼して組んだキャストさんなんで、きっと大丈夫でしょう。
殺陣は沖野さん・塩崎さんの手があまりに見事すぎるので、他の方の手が物足りないのです。…ものすごい贅沢なコト言ってるんですよ(笑)
全体的に観たら、私はとても楽しめたし、行けるものならもっと行きたいです。

グルリル
sunday
ABCホール (大阪府)
2012/11/09 (金) ~ 2012/11/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
それぞれの時間
いろんな時空で人は繋がる。誰と誰が繋がっていて誰と誰が同一人物か。サンプリングディのようにいろんな話が交差して進んで行く。それが繋がった時納得できたり。どこが始まりでどこが終わりか。人とは永遠にループして生きているものなのかなと。セットが梁でできた『門』が凄いなと思った。あとずっと降り続ける『雪』出っぱなしの『出演者の皆様』どれが欠けても出来上がらなかった作品のように思います。

こんばんは、父さん
ニ兎社
世田谷パブリックシアター(東京都)
2012/10/26 (金) ~ 2012/11/07 (水)公演終了
満足度★★★★★
男3人芝居をじっくり堪能しました。
最近、SF的設定やファンタジー、海外の古典とかミュージカルなどが多かったので、
久々に日本のオーソドックスなストレートプレイ、3人芝居の普通の話をじっくり堪能しました。
歴史的な役柄が多い平幹二朗さんが演じる父親は、波乱の半生を歩んだ元カリスマ的町工場の経営者。
佐々木さんは、それに憧れながらもバブル崩壊を目の当たりにして反抗する息子。
溝端さんは、町金の取り立て屋でありながら、その環境の中での出世を夢見る、ごく普通の青年。
3人の、探りあいながらの会話を、非常に楽しみました。
平さんは身近な役柄は最近めずらしく、しっかりと元気に、時には飄々と、しかし狡猾さを感じさせて
演じられていてさすがです。
また失敗を繰り返してしまったと悔しがり、しかし息子と絆を確かめる。
溝端淳平さんは、『ウサニ』の主演と後で気づきましたが、そのときも一人、長ゼリフをこなし
感動させられましたが、今回も、芸達者なお二人を向こうに回し、
昔のステレオタイプの取り立て屋とは違う、複雑な心境の若者を演じ、善戦していました。

青森県のせむし男と犬神
Link Project
タイニイアリス(東京都)
2012/11/06 (火) ~ 2012/11/11 (日)公演終了
満足度★★★★
ふしぎ
前回の公演が楽しく拝見できた記憶がありました。
いまだアングラに慣れませんがおしゃれに楽しく作られているなあと思いました。

お気に召すまま
川崎市アートセンター
川崎市アートセンター アルテリオ小劇場(神奈川県)
2012/10/24 (水) ~ 2012/10/28 (日)公演終了
満足度★★★
沙翁喜劇の典型?(笑)
主な舞台が森の中だったり男装したヒロインに女性が恋して三角関係気味になったり、沙翁喜劇の真骨頂?(笑)
また、台詞回しなどにも格調があり、たまにはこういったベーシックなものも観なくては、などとも思う。(元ネタに使われることも少なからずあるし)

わたしはここにいる
アンティークス
OFF OFFシアター(東京都)
2012/11/07 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了

4/12
AnK
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/11/06 (火) ~ 2012/11/11 (日)公演終了
満足度★★
これは面倒くさい
面倒くさい二人だなと思った。
積み重ねがどうこうって話(テーマ)は理解出来るんだけど…。
付き合ったことがある人は分かるのかも知れないけど、付き合った経験のない私には面倒くさい男女という風にしか見れなくて…。
いや付き合うというのは面倒くさいものなんだと思うけど、観た後「彼氏欲しくないなー」って思った。
ある意味そう見えたのは正しいのかも知れないけど、観ていて気分のいいものではない。

『熱狂』・『あの記憶の記録』3月に完全再演致します!!詳しくは劇団ページをcheck!!
劇団チョコレートケーキ
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/10/31 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
ぐっと来た
1日に「あの記憶の記録」、7日に「熱狂」を観た。
両方とも凄かったけど、「あの記憶の記録」が特に好みだった。
終わり方が凄く良かった。
しびれた。

高橋ギロチン
劇団鋼鉄村松
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/11/07 (水) ~ 2012/11/11 (日)公演終了
満足度★★★
説明文に偽りなし!
説明文にあるが、「制止を振り切って、お届けする変な芝居」とは、
まさにその通り(笑)。
ボス村松氏の頭の中を探検するような、そんな芝居。
幾つかの芝居が、同時並行的にシンフォニーのように奏でられる!
上演時間120分。

バラバラな生体のバイオナレーション!
シアタースタジオ・インドネシア
池袋西口公園(東京都)
2012/11/09 (金) ~ 2012/11/11 (日)公演終了
満足度★★
竹尽くしのパフォーマンス
インドネシアのカンパニーよる、竹を全面的に用いた野外パフォーマンスで、素朴な宗教儀式を連想させるおおらかな雰囲気がありました。
白っぽい衣装の男性がろうそくに火を灯し、竹を束ねて作ったオブジェを被ったの黒い衣装で6人が入場するところから始まり、最初は単体だった竹の棒が三角形に組み合わされ、さらにそれらが円形に繋ぎ合わされて巨大な構造体になっていき、最後にそれをひっくり返して大きな衝撃音を響かせて終わる構成でした。最終形に近付くにつれて、組み立て作業がアクロバティックになっていくのが印象的でした。
17時の時報(ふるさとのメロディー)が流れている間、パフォーマー達が困惑するように動きを止めて固まっているユーモラスな演出があったり、丁度日没前後の時間に合わせた公演時間となっていて、次第に暗くなって行く中、組み上がって行く構造体が照明で照らし出されたりと、外部環境を取り込んだ趣向が楽しかったです。
独特の雰囲気は楽しめましたが、動きや見せ方が洗練されていなくて、作風に先鋭的なものが感じられず、なぜこの作品がF/T公募で選ばれたのかが良く分かりませんでした。

つぎとまります
劇団肋骨蜜柑同好会
北池袋 新生館シアター(東京都)
2012/11/09 (金) ~ 2012/11/12 (月)公演終了

イントレランスの祭
サードステージ
シアターサンモール(東京都)
2012/10/30 (火) ~ 2012/11/11 (日)公演終了
満足度★★★
もっとグイグイきた方が好き。
すごく軽いタッチで描かれているが、差別については直球で表現している。「違い」を許容するということはどういうことなのか。取り扱っている内容は重い。このテーマは個人的にはもっとグイグイきた方が好き。

グルリル
sunday
ABCホール (大阪府)
2012/11/09 (金) ~ 2012/11/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
グルリル
一瞬一瞬の美しくて怖いパズルのピースがばらまかれていて、それが、「よしわかったぞ、ほぼ組みあがったぞ」と言ったところで、風が吹いて、すべてをバラバラに飛ばしてしまう。そのような作品でした。観た後、もう一度じっくり組み立てたいと思います。何かすごいものを観という実感。何かはそれぞれ観客が考えるべき。パズルの最後のピースはあなただから。

傷は浅いぞ
柿喰う客
東京タワー フットタウン1F 特設ステージ(東京都)
2012/11/09 (金) ~ 2012/11/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
観にいってよかった
声の演出が素晴らしくて感動。速いテンポで隙間のない展開なのに耳触りがいい。調和と不調和がコントロールされていて舞台の世界に引き込まれた。何もない円形八百屋舞台でいろんなものが見えた。

完全版・人間失格
DULL-COLORED POP
青山円形劇場(東京都)
2012/11/01 (木) ~ 2012/11/07 (水)公演終了
満足度★★★★
ヒト
男バージョン観劇。
円形の楽しい空間から眺めるのは刺激になりますね。周りの観客さんが見れるのもまた一興。個々のレベルの高さを垣間見、また全体の何か引っかかる違和感も所々感じ、ヒト、人間の汚く儚い姿から色々考えてしまいました。以下