最新の観てきた!クチコミ一覧

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~Gift~

~Gift~

ひとくちさいずプロデュース公演

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/12/19 (水) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★

最期の
3つのお話の中で最期のお話が一番よかったです。
tetorapotさんのネタバレも書かれていたことと同じことを思いました。

キャロリング

キャロリング

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2012/12/03 (月) ~ 2012/12/25 (火)公演終了

満足度★★★

全盛期の雰囲気ふたたび…
全盛期の作品群はこんな雰囲気だったなぁ、な感じ。
「悪役」も私利私欲のためでなく、誰かのためあるいは止むを得ずにそうするあたりとか。
が、冒頭の「もったいない」に関する良い台詞のすぐ後の主人公には今一つ共感できず、違和感が…。

MaKuRo-eve in X'mas 2012

MaKuRo-eve in X'mas 2012

MaKuRo

ヨコハマ創造都市センター(YCC)(神奈川県)

2012/12/23 (日) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★

ダンサーが楽しそう
上演時間1時間50分。初見。第1部は3F、第2部は1Fの会場。モダンが中心。最初に年少者が出場して発表会かと思いきや、キッズからアダルトまで気負いを感じず自然体で楽しげで、かなり踊りに慣れている感じだった。来秋の公演では、可能であれば長めの作品を上演してほしい。

トーラスギフト

トーラスギフト

SORAism company

d-倉庫(東京都)

2012/12/21 (金) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★

カボス
「ダブルスピーク」を観ていたので、何かしらのひねりがあるんだろうと思いつつ観劇。ファンタジー色が強よすぎたように思う。

ネタバレBOX

マクートや皆の正体が明らかになってからの銃撃戦がイヤだ。
復活するファンタジーであってもその場では血が流れて死んだわけだからハートフルとは言いがたい。
荒巻姉妹の仲を取り持つ大掛かりな「ドッキリ」だろうと思って観ていたんだけどなあ(勝手にですけど・笑)
まあそうなると指輪の意味が無くなるんだけど。
次回作観るときはさらなるドンデン返しがあるんだろうと思いながら観よう。絶対ストレートには観ない。
ポリグラフ

ポリグラフ

東京芸術劇場

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/28 (金)公演終了

満足度★★★★★

吹越さんはきっとシャイな人なのだろう。
実にカッコよく美しく、音楽もムーディーで、ストーリー展開も凝っていて面白く、かといって難解すぎずバランスよく楽しめました。

未解決殺人事件、捜査に使われたポリグラフ(嘘発見器)、ベルリンの壁崩壊・・・
その担当科学捜査官、当時の容疑者、隣りに住む事件の映画化作品の主演女優の三角関係。

吹越さんの演出、出演による三人芝居で、
テーブルといす、電気スタンド、本立てと壁というシンプルな舞台。
これらを演者が移動させながら話が進む。
あるときは回り舞台のように二人の人力で回転させたり、
動かされているテーブル上で俳優が歩いたりする。
そして、この壁にビデオの生画像(舞台上の生撮影映像)を投映させたり、
影絵のように使ったり、裸に筋肉・内臓を投映したり、
さまざまな表現方法を駆使していて、実に面白い。

ネタバレBOX

ストーリーも説明不足ぎりぎりの線で、断片的に提供されて、
時には時間が錯綜したり、劇中映画のシーンと重なったり、
観客に想像させながら進む。
ラストのセリフも効いていてちょっと泣ける。
でも過剰にならないところで終わる。

2回見たのですが1回目(15日)は、吹越さんが「ハイここで終わりです」
みたいな事を言って終わったので、感動が一気に冷めたのですが
(たしかにそれはそれで吹越さんらしい)、
二度目(24日)ではちゃんとエンドクレジットのシーンが付け加えられて良かった。
前説のユーモアでもわかるとおり、吹越さんはきっとシャイな人なのだろう。
このまちのかたち(再演)【多数様のご来場誠にありがとうございました!】

このまちのかたち(再演)【多数様のご来場誠にありがとうございました!】

机上風景

タイニイアリス(東京都)

2012/12/20 (木) ~ 2012/12/23 (日)公演終了

満足度★★★★

初演観劇。 
本橋役の人が代わっただけで初演どうりですね。
悲しい話だけど優しさを感じる。
初演の時も思ったけど永島美穂さんが良い。

すべての夜は朝へと向かう

すべての夜は朝へと向かう

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★

ピュアマン
プロローグから面白かった。相楽さん好いなあ。
「恋は予測不能」と言いつつも下心見え見えに感じるのは歳のせいかなあ(笑)

泳ぐ機関車

泳ぐ機関車

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2012/12/13 (木) ~ 2012/12/25 (火)公演終了

満足度★★★★

今となっては希少
5年ぶりくらいに見ました。
舞台装置のダイナミズムとか、劇団員総掛かりといった感じは、今の時代この劇団くらいしか思い浮かばない。
それだけで★2つ分くらいのアドバンテージがある。
30年前の赤テントとか、そういうのと比べた方が客観的に評価できると思う。
だから、満足度イコール作品の出来というわけじゃないところが、
案外弱点かも。

トーラスギフト

トーラスギフト

SORAism company

d-倉庫(東京都)

2012/12/21 (金) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★

前半、
話がちょっと見えづらかったのとセリフがちぐはぐかなと思う部分があったのが残念でした。。スイマセン。。


すべての夜は朝へと向かう

すべての夜は朝へと向かう

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★

とにかく観やすい
人物相関が複雑なのにストレスなく受け入れられる。舞台美術も4場面重なり合っているのにすっきりと転換されていくので何が起こっているか理解しながら進めるような配慮がある。とにかくスムーズな進行で観やすい。

ネタバレBOX

男女間あるあるのオンパレードでいろいろなシチュエーションをディフォルメして描いているのが面白かった。村上誠基と川村紗也がコンビニにいく道中で言い合いになるシーンは、それあるよマジで。となって面白い。大川翔子の劇団員間の恋愛疑惑は大爆笑、LINE連投とか写メ送れとか怖かった。細野今日子が旦那と仕事仲間の間で迷っている演技は綺麗だったし、その妹役の相楽樹の高校生はリアル過ぎて可愛いい。
ウインドミルバレー 最後の三日間

ウインドミルバレー 最後の三日間

劇団ショウダウン

船場サザンシアター(大阪府)

2012/12/14 (金) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

おごらず生きるベルの姿
 素晴らしいお芝居でした 2時間1人で、戦いの世界を作った ベルの戦場でのトラウマ背負った父の死 戦いへの意味を絶えず考える。 村を救った英雄が、“雪かきの人手が要るだろ”自ら栄光に頼らず おごらず生きるベルの姿を上手く演じていました。 林さんの魅力とあいまって、最高に良かった。

ネタバレBOX

この物語は、おとぎ話 山を挟んで隣接する二つの国、627年初夏 アシュガルド山脈を制した国が、戦いを制するが、山脈には、魔物がいる。帝国軍は山脈を制する為に山脈に入る、軍を率いるベル ベルは道に迷った、“迷った”と口走る アモス
“えっ何!!”(そら そんなん聞こえたら、気になりますよね!!) 迷った事を開き直るベル“そら迷うやろ水氏らヅの所へ来てるんやから”ベルの後ろ少女が見ている。少女は4足で走る 6人は運命の場所へ導かれた。 アシュガルド山脈に住むバン族の村 ウインドミルバレー バン族の土地 村人たちが見ている、ウインドミルバレーの長老:ジョセ“よくぞヘンピな所へ”朝 ベルは起こされて目が覚めると 祭りになっていた 久々の客で喜んでもらおうとしてるうちにこんなに成ってしまったのじゃ:ジョセが言う。  バン族の報告が仕事 ベルと6人は、報告の後 ウインドミルバレーの制服を命令される。アシュガルド超えの拠点にする為 11月頃出兵 ベルとブライ卿が姿を消す ブライアンを呼べ 北へ2人を見つけて連れてこい、20名の追跡隊に追いつかれる ベルは20名でアシュガルド山脈へ、 “この村は帝国軍の支配にになる 条約を結ぶ 断る 剣を構える” バン族の住む場所を、求めて その剣は、プライドを守る為。 ベルとブライ を助ける村人 ベルの記憶父のバラバラの体 “その剣は、何に使うのか、”

627年10/2 ライアンを残してベルは少女を探す 少女は山の女神さま インドミルバレー 風車が回る集落 勝てる戦いではない 勝ちたいですか それでも勝ちたいですか それでも、ベル:策をつかう 11/中 少女と会う為 ベルはイリーカをつれて山へ3日語帰って来た ベル:勝てそうです、みなは励まされる。400人の村人 ブライ:今日はびしっと決めてくださいよ。 ベル:全軍出撃、両軍で初の軍令 3日間の戦いは始まった 傭兵デドが、風評混乱させられる帝国軍 帝国軍が得たライアンの情報は嘘 1000人の損害 ブライとライアン ブライ:まあ聞いてください 魔術を見せよと言われた ハンマーで雪崩を起こす ライアンの部隊は全滅 山に入れば命の保障はない 戻らないと半分を失う。 再び命ずあの山を越えよ!! ここで夜営 騎士団長イリーカ傭兵 女勇者 100人隊長デロ 退却 凍った川を通る 凍った川に油 傭兵2人に託された 指令 休ませるな、後ろから100人が攻める食料の馬車を焼く
 戦い前の3日間 ベルとイリイカは、獣人と会った 山の長 少女
しんがりがやられた。 恐れていた事が起こった。 
ブライはキムチャッカ岳に着いた、仕掛けを作動させる 支柱を切る。 岩が転がり落ちる。
1万の軍 220人 子供:僕も戦う 皇帝:ベルとブライの首を出せば許す。戦えば皆殺し。ベルは、多くの村人の死になす 敗北を感じる 心が折れる 負けだ。 村人は戦いを選んだ。 風車を回せ 足場が崩れた 皇帝ラルフ8世:見方の死体を踏みしめて攻める。
ベル 横には、ブライ 後ろは、村人 最後の決戦 獣人が援軍とどいた。
皇帝の首に剣 ウインドミルバレーは対等の都市国家と認めよ 崩れるラルフ8世。
ベル ベル ベル どうしたの もう終わった 戦わなくていい ベル笑えば だめだよたくさん殺したから 1万200人 そうだね一杯死んじゃったね なんであなたが、ぼろぼろなの このままだと死んじゃうね、なぜ守ろうとしたの 守ってあげて バルハラで永遠に生きられる 今はもう笑っていいのよ ベルはこの村にいる だって雪かきの人手が要るだろ。 

 素晴らしいお芝居でした 2時間1人で、戦いの世界を作った ベルの戦場でのトラウマ背負った父の死 戦いへの意味を絶えず考える。 村を救った英雄が、“雪かきの人手が要るだろ”自ら栄光に頼らず おごらず生きるベルの姿を上手く演じていました。 良かった。
だから、1周年なんだってばぁぁぁぁ!!!!汗

だから、1周年なんだってばぁぁぁぁ!!!!汗

38mmなぐりーず

インディペンデントシアターOji(東京都)

2012/12/21 (金) ~ 2012/12/25 (火)公演終了

満足度★★★★

楽しいね
ビール片手にサイリウム振って楽しい時間を過ごせました。

祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~【KERAバージョン】

祈りと怪物~ウィルヴィルの三姉妹~【KERAバージョン】

Bunkamura

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2012/12/09 (日) ~ 2012/12/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

最近のKERA作品では秀逸
ただ、個人的に最高としている「わが闇」には少し及ばないかなぁ。。

生きちゃってどうすんだ

生きちゃってどうすんだ

大人計画

ザ・スズナリ(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★★

まとめる力
下手すれば胡散霧散しかねない話を
まとめきる力は流石かな。

月とスイートスポット

月とスイートスポット

ヨーロッパ企画

本多劇場(東京都)

2012/12/05 (水) ~ 2012/12/16 (日)公演終了

満足度★★★

およよ
今までに無く、雑さを感じたのは私だけ?

弔いの鐘は祝祭(カーニバル)の如く

弔いの鐘は祝祭(カーニバル)の如く

天幕旅団

劇場MOMO(東京都)

2012/12/20 (木) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

アーメン
清々しい作品へのコメントと一緒に書きたくなかったので別にここへ書く。

どうしてスマホをいじりながら舞台を観るのか。
小バッグを胸に時々手を突っ込んで返信している。
当然顔を照らすほど明るくなる。
それも一度だけではない。

作品にも演者にも非常に失礼なこういう観客は
きっと誰からも注意されたことが無いから
「えー、けっこう大丈夫だったよ~」とか言いつつ
あちこちでひんしゅく買って歩くのだろう。

もう一度返信したら後頭部を張り倒してやったわ。
そんなに大事な返信なら表へ出ろ、芝居を観るなと言いたい。
舞台人が成長するのに観客が成長しないのは誠に情けない。

ドームコンサートでも、携帯で撮影しようとする客に
やんわり注意するスタッフが客席のあちこちにしゃがんでいた。
客席後方に非常識な輩に注意するスタッフを配置して欲しいと思う。
そして前説ではっきり伝える。

「携帯電話等をご使用になりますと、スタッフがお声を掛けさせていただきます。
近くに使用している人がいる、と思われましたら上演中そっとお手をおあげください。
スタッフがお近くへ行ってその方に注意します。
途中退場など、不愉快な思いをしないためにも皆様電源からお切りください」

神よ、クリスマスを前にこのようなお願いをすることをお赦し下さい。
あのケータイ女に天罰を与えたまえ。
アーメン

弔いの鐘は祝祭(カーニバル)の如く

弔いの鐘は祝祭(カーニバル)の如く

天幕旅団

劇場MOMO(東京都)

2012/12/20 (木) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★

綺麗。
舞台全体が綺麗!
なんだかオープニングから涙が出たのはなぜ?
衣装も照明も音響も、空間とよく合わさっていて良かったなぁ…。
役者陣も、それに負けまいと細かい演出を丁寧に、丁寧に応えるという感じで、個々人の基礎がしっかりしているのを感じました。
あ、、。一個だけ気になったのが、アクセントに誤りが多いこと。
テレビのアナウンサーですら、アクセントがぐちゃぐちゃな時代。(アクセント辞典も変化してるし、ならば辞典の意味がないなと思う。。。)お客さんは気にせず聞いているのかもしれないけれど、役者はうっかり誤ったアクセントでセリフをはくのはちょっとどうかな…と思う。

グダグダ書いちゃったけども、勿体無いなと思ったので。。。
次回も楽しみにしていす☆

弔いの鐘は祝祭(カーニバル)の如く

弔いの鐘は祝祭(カーニバル)の如く

天幕旅団

劇場MOMO(東京都)

2012/12/20 (木) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

クリスマスキャロル エピソード 1
この劇団の特徴である美しい舞いのような動き、
ストップモーションとなめらかな動きの組み合わせ、
何かを象徴する時の静かな動作、明確な目的を持った移動と待機時間など
演劇的表現にはまだまだ無限の可能性があるのだと思い知らせてくれる。
この“絵のように美しい”舞台が跡形も無く消えてしまうことが惜しくなる。
たとえそれがまさに天幕旅団の目指すところであったとしても・・・。

ネタバレBOX

円形の舞台の周囲には高さの違うポールが10本程立っていて
その1本ずつにカラフルなチェックのシャツやコートのようなものがかけられている。
冬物らしくネルシャツのようだ。
舞台上には1本だけ奥の方にポールが立っていて、長いコートと帽子がかかっている。

やがて四方から5人の役者が登場、
それぞれかかっているシャツやコートを羽織って歩き始める。
金貸しのスクルージ(菊川仁史)があの長いコートと帽子を身につけると
人々は丁寧にお辞儀をし、挨拶をして通り過ぎる。

スクルージは取り立てが厳しい。
今月3回目の遅刻をした従業員のボブ(佐々木豊)に“クビ”をちらつかせたりする。
年に一度のクリスマス休暇をしぶしぶボブに許可したその夜、
彼の前に“ゴースト”と名乗る少年(加藤晃子)が現れて
彼に過去・現在・未来を再現して見せる。
それは7年前の、親友であり共同経営者でもあったマーレイ(渡辺望)の死にまつわる
後悔と懺悔の旅路の始まりだった・・・。

あのクリスマスキャロルが実はこういう話だったのかと思うほど
自然に本歌取りしていることにまず驚かされる。
情け深かったスクルージが守銭奴と化す理由が素晴らしく良く出来ている。
これは「クリスマスキャロル エピソード1」だ。
あまりの自然な流れに原作を読んでいても混乱しそうなほどの説得力。

マリアの衣装などエッジの効いたロンドンファッションのようにちょっと前衛的だし
チェックを多用したシャツや、不規則な汚しのような柄のジャケット、
それらを人々から奪って何枚も重ね着し、着ぶくれていくスクルージ、
やがて1枚ずつはぎとられ全てを失ってひとり死んでいくスクルージ、
時折掌でコインを小さく投げ上げてチャリ、チャリ、という音を立てるその効果音、
全てが象徴的で美しく、雄弁でありながら厳選されていて無駄がない。

無駄がないと言えば役者の動きも整然としてまさに無駄がない。
舞台をおりて静かに椅子にかけている時も視線は舞台にひたと置かれたままだ。
わずかな小道具である小さなテーブル2つと椅子2脚、
それらが軽々と空を舞うように動き、舞台から消え、
事務所の仕事机として、貧しい家庭の食卓として再び登場する。
それらを流れるような動作で正確に行い、場面転換をし、効果音を入れ、
ポールを移動させて時には階段の手すりに、時にはドアにと変身させる。
ポールにシャツをひっかけ、それを外し、スクルージに奪われ奪い返し・・・。
舞台上で台詞を言う以外に、これだけの動きと流れをたたき込むのは
並大抵のことではないだろうと思う。
常に先の段取りを考えながら目前の台詞に集中する、
当然のこととはいえ素晴らしい。

スクルージ役の菊池さん、最後にゴーストがプレゼントした
死んだマーレイとの再会の場面が秀逸。
自分の死に責任を感じ、冷徹な金貸しとして生きることを選んだスクルージに
「照れくさいから一度しか言わない、ありがとう」というマーレイに
「え?」と大きく聞き返してもう一度言わせようとするが
「さよなら」とマーレイは背を向ける。
スクルージの目から涙があふれて、私はもっと泣いていた。

マーレイを演じた渡辺望さん、作・演出にも突出した才能を感じるけれど
マーレイの根っからドライな金銭感覚・価値観を迷いなく演じて見ごたえがあった。

ゴーストの加藤晃子さん、相変わらず完璧な少年っぷり。
潔癖で一途な少年の優しい気持ちが哀しいほど伝わってくる。
前公演の歪んだ少年も素晴らしかったが、このひたむきさもこの人ならではの存在感。

ボブ役の佐々木豊さん、貧しくても幸せな家庭を築いている男の
優しさと切羽詰まった生活感がとても良く出ていた。
守銭奴と化したスクルージに対して、昔の彼を彷彿とさせるキャラだ。

マリア役の渡辺実希さん、金を借りに来るたびに
暮らしの追い込まれ方が深刻になっていく様が手に取るようにわかる
台詞の変化がとても良かったと思う。
哀れな死に方に説得力が生まれた。

天幕旅団は育ちの良さを感じさせる品の良い劇団だと思う。
台詞の言葉もきれいで崩れていない。
きちんと伝えたい、大事に伝えたいという気持ちに満ちている。
ぽーんと投げて自由に解釈してね、というのとは違う“手塩にかけた”創り方だ。
いろんなタイプがあって良いと思うが、天幕旅団はそういう劇団だと思う。

当日パンフによれば、渡辺望さんは墓地を見下ろす“絶景”のアパートでこれを書いた。
死者からのメッセージは、ある意味クリスマスにふさわしいかもしれない。
弔いの鐘と共にこの素晴らしい作品は降りて来たのだ。
そのアパート、神様の贈り物だと思う。
~Gift~

~Gift~

ひとくちさいずプロデュース公演

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2012/12/19 (水) ~ 2012/12/24 (月)公演終了

満足度★★★

普通に面白かったのですが
お芝居でラッピングされた『愛』と『笑い』と『友情』・・・説明とおりでそれぞれほんわかした思いは伝わってくるのですが,ただそれだけで,3作品目は多少は凝っていて良いのですが,全体としてもっとインパクトや捻りが欲しかったなぁ。キャストにも演技力に大きな差が感じられ,結構いいねという人から学芸会?って人まで,全体としてもまだまだって感じ。前々作が意外とイケていたので,ちょっと残念だったかなぁ。でも,第3回公演なので,まだまだ良くなる余地はある。次回以降に期待です。

ポリグラフ

ポリグラフ

東京芸術劇場

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2012/12/12 (水) ~ 2012/12/28 (金)公演終了

満足度★★★

斬新で美しいビジュアル表現
映像を駆使したマジカルな演出で知られるロベール・ルパージュさんとマリー・ブラッサールさんによる脚本の日本のキャストとスタッフによる上演で、オリジナルのバージョンは観たことがありませんが、ルパージュさんの他の演出作品を彷彿とさせる、センスの良い視覚表現が光る作品でした。

1980年代のケベックが舞台で、ある殺人事件に巻き込まれたレストランで働く男、その男の隣の部屋に住む映画デビューが決まった女、その女と地下鉄でひょんなきっかけで出会った男の3人を巡るラブ&サスペンス的な物語に、当時の東西ドイツの情勢やシェイクスピアの作品が織り込まれた作品でした。
基本的にシリアスなテイストですが、ナンセンスなユーモアが所々に感じられました。

青く照らされた壁をバックに全裸になった3人が様々なシーンの動きを繰り返すシーンや、ライブ映像の投影等、映像や照明を巧みに用いたイリュージュン溢れる手法自体はスタイリッシュで素晴らしかったです。しかし、その手法を用いる必然性があまり感じられずに変に内容を分かりにくくしているように思える箇所が多かったのが残念でした。
最後のシーンが森山開次さんが冒頭で出てきた物と対照的に扱われていて生と死を象徴的に視覚化していたのが美しく、強く印象に残りました。

太田緑ロランスさんのユーモラスな開演前の注意のアナウンスと吹越満さんの話から始まり、映像と影を組み合わせたスタッフロールで終わるという、本編以外の部分にも遊び心を感じさせる洒落た趣向が楽しかったです。

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