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ポツドール『夢の城 -Castle of Dreams』

ポツドール『夢の城 -Castle of Dreams』

ポツドール

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2012/11/15 (木) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

不覚にも?
面白いと思ってしまった。性表現や暴力表現は野蛮ですが、どこかコミカルです。「自分には何もない」とか「社会から必要とされてない」といった無力感や疎外感を覚えたことのある人なら、少なからず共感できる部分があると思います。他のユーザーさんも書いている通り3、4列目あたりが見やすいかもしれませんね。いろんな「部位」を見たいのならもっと前の方がいいのかもしれませんが…。

ネタバレBOX

まあ、「見えた!」みたいな感情は最初だけですし(笑)。30分も過ぎた頃にはチョロチョロなんか見えてもどうでもよくなってきますね。

なんだかんだいっても時間になったら着替えて出て行くところや、帰ってきた時、出かける前とおんなじこと(ゲーム)をやってる奴を見て「しょうもな…」みたいな顔をしたり、どんなことをしていても出るものは出るからトイレに入ったりするサマを観て、これは人の暮らし、生活そのものだなと思いました。

普段はバラバラなことやってるけど、飯だけは揃って食べるというね。「家に行けばとりあえず食うものがある」というのは「家」の絶対条件で、これがなくなると「家庭」は簡単に崩壊するんですよね。

料理は普段やっていないと出来ないし、ピアノは習わないと弾けないわけで、「どうしてこうなった」という生活をする前、彼ら彼女らに流れていた時間、身に付けたことなどが時折垣間見れて印象深かったです。

晩飯を作る女の後姿を見ていたもう一人の女が、生活の中で「役割」を欲しているようにみえて、あのシーン好きでした。

「今日も一日終わっちゃったなー」という感じでぼんやり自然風景を映すだけのテレビを眺めている男とか、夜に突然泣き出す女とか、全部挙げたらキリがないけど、ものすごく心を刺激する描写があって、いいな、と思いました。
スーパー・ファイナルファンタジー・デラックス

スーパー・ファイナルファンタジー・デラックス

KOP

G/Pit(愛知県)

2012/11/17 (土) ~ 2012/11/18 (日)公演終了

満足度★★★

グダグダなゲームの世界
RPGの勇者はかっこいい。
でも、この芝居の勇者はカッコ悪く、グダグダだ。
そのギャップが面白いんだろうけど・・・
視点は面白く、スライムはかわいっかったんだけど・・・
どうも芝居自体がグダグダに見えてしまった。グダグダをグダグダに見せない技術があれば!
でも、それが難しいんだろうなー

ファミリー(仮)

ファミリー(仮)

and Me

OFF OFFシアター(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/27 (火)公演終了

満足度★★★★

無題524(12-267)
19:30の回(曇)。18:45受付(整理番号券あり)、19:00開場。下手にテーブルとソファ、奥にはコートハンガー。上手、カウンターとスツール、カウンターの奥にはお酒、グラス、アイスクーラー、ポットやラジカセ、醤油の小瓶かな。19:15/19:25前説(1時間30分)。19:32開演~21:00終演。女性、7人、それぞれの人生、そして自分についても考えてみる。もたいさんは「ブス会」で2回、村田さんは「東京カンカンブラザーズ」、菊池さん「趣向」、辻川さん「文月堂」と意外とみていました。

ネタバレBOX

女であること、母であること、娘であること、育て育てられること、過去のこと、今のこと、これからのこと、「しあわせ」とはすれ違ってしまう人生。そのそれぞれを描いたお芝居。

お酒...雲山、梅酒、おかし ?

Menuをみると、ハンバーグ定食、さば味噌定食、しょうが焼定食、むつの西京焼定食。カレーライスにおにぎり、日替りランチ。

身近にあって不思議はない題材。
ショコラニマジョカ

ショコラニマジョカ

PINK DRUNK

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2012/11/22 (木) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★

スタッフが残念
歌と踊りが満載で、とても楽しい舞台でした。
が・・・、最初にロビーに入ったとき、受付の人達がお話しを止めませんでした。挨拶も雑でした。

チケットを渡された後、劇場入口を教えてくれず、案内表示も席番号が書いてあったので、指定席か確認したりと、手間取りました。スタッフのフォローが欲しかったです。

開幕直前、センターブロック最後列の男性2人が席を移動させられました。下手ブロックに移りましたが、早く来ていたのに可哀想でした。遅れ客用なら最初から潰せばいいし、上手ブロックが空いていたので、そちらに案内すればいいと思います。

ちなみに、その席に座った遅れ客の男性3人組は、時々話声がうるさかったです。しかも、詰めて座らず、結局、それ以降の遅れ客は上手ブロックに入りました。

開幕後、遅れ客案内用のマグライトの光が当たりました。お客に光を当てないのは基本です。客席を光が走るのが見えたので、向きを確認せずにライトを付けたのだと思います。遅れ案内時のドア開閉音も気を使っていないようでした。

終演後も、挨拶が雑でした。基本的に気が利かないor無愛想なスタッフが多い印象でした。

よって、評価は渋くなります。
役者の方には残念ですが、総合評価が鉄則ですので。


以下、ねたばれ。

ネタバレBOX

脚本は面白かったのですが、オチが弱かった気がします。彼女の選択を聞いてから、フィナーレに入っても良かったと思います。魔女の孫も劇的に見つかった割には、何の意味があったのか分かりませんでした。また、曲と芝居の配分が偏っていて、時々、睡魔に襲われました。

初日のためか、ダンスは固いような気がしましたし、ズレが目立ちました。敢えてダンサーを減らしてもいいナンバーもあったように思います。曲は、キーが合っていないものがいくつかありました。低い音は声量がないと聞き取れず、役者の問題よりも、そもそもの曲調の問題だと思います。やたらと半音を使うのも、あまり好きではありません。暗い曲イコール低い音というものではないかと。主役を除けば、キーが合っていた人の方が少ない気がします。

妊婦の歌は、曲の出来に加え、役者も緊張したのか、かなり残念でした。バースデーソングは中盤の盛り上がりですが、長すぎでした。人間の女の子と不死のお婆さんの曲は、話し声と曲のパートが逆転するので、かなり違和感がありました。ここはキーが厳しくても、女の子に上を歌って欲しかったです。

転換は暗闇で色々と事件はあったようですが、女の子とお婆さん?が階段を戻すタイミングで下手がフリーズしたので、客席後方まで、ぶつかる音が聞こえました。

衣装は、とても工夫が見られましたが、1曲だけ、ダンスシーンで青のライトが白に反射してしまい、変に目立ってしまったり、センターなのに影になってしまう人がいました。

バースデーソングと最後の大道具の窓から覗く演出は良かったです。
全般的にダンスが印象的でした。やはり大人数のダンスは迫力がありますので、より精度を上げて、決まればカッコいいと思います。
スタッフが残念だったので、少し辛口になりました。キャストさんには申し訳ないのですが、気持ち良く観劇したいので、スタッフにはきちんとしてほしいです。

オーバーブッキング

オーバーブッキング

東京おいっす!

「劇」小劇場(東京都)

2012/11/20 (火) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

まさにオーバーブッキング!
これだけ重なってしまうと笑うしかない!
空間の見せ方とかいいですね。
お客さんも若い方からご年配の方まで、東京おいっす!さんが愛されてるなあと感じました。
楽しいです。お勧めです。

ショコラニマジョカ

ショコラニマジョカ

PINK DRUNK

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2012/11/22 (木) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

アラサー女子の元気印
なミュージカル!!

個人的には、観客参加型の箇所をもっと欲しかったかな。

     (´ε` )

苦情★真に受けTV

苦情★真に受けTV

妹尾Pファクトリー

新宿シアターモリエール(東京都)

2012/11/22 (木) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

初日お疲れ様でした。
 とてもネタが豊富で面白かったです。

ネタバレBOX

苦情を挙げるなら、
・メイクさんの声が小さく、よく聞こえなかった。
・広い会場ならまだしも小さい会場で本物のタバコを使用するのは止めてほしい。
この二つです。
 舞台の内容としては、企画のやり取りが面白いが、ゴチャっとしていて、芸人さんと声優さんの演技に統一感が無いと感じました。同じカンパニーというムードがまだ無い様に思います。
 そして、中盤まではとても面白かったのですが、最後のオチがしっくりこないというか、五十嵐さんに対しての告白は必要なのかと疑問です。無くても話は成立すると思います。
 まとめると、今回の舞台は演者さんが芸人さん・声優さんが多かったので、その二つの職業が濃くでた作品となっていると思います。その為、ネタは秀逸です。今日初日なので、日に日に良い舞台になっていくと思います。

関係者のみなさん、お疲れ様でした。
『不要想像力パーティー』

『不要想像力パーティー』

悪い芝居

Club METRO(京都府)

2012/11/19 (月) ~ 2012/11/19 (月)公演終了

面白かったー。
構成が良かった♪
リップクリーム好きです。薔薇撒霞も好きです。
楽曲は粗さを感じるものもありましたが
楽しめました。
有り難うございましたm(__)m
今度は芝居観たい。
これも芝居っちゃー芝居だったのかも(笑)

よわくてやわらかくてつよい生き物

よわくてやわらかくてつよい生き物

うさぎ庵

アトリエ春風舎(東京都)

2012/11/18 (日) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

この芝居を見にいこうか、いくまいかと悩んでいる、そこのあなた!
■今、この芝居を見にいこうか、いくまいかと悩んでいる、そこのあなた! この頁の左上にあるポスター(宣材)をじっと見てください。もし、このポスターがすてきだと思えるのなら、すぐにチケットを予約しましょう! そのあなたの「卓見」のよさは、必ずしや証明されることでしょう!
■今、この芝居を見にいこうか、いくまいかと悩んでいる、そこのあなた! もし、あなたが漫才が好きだったりしちゃったりなんかしたら、すぐにチケットを予約しましょう! 嘘いつわりなく、日本の漫才史始まって以来、最高にして最強の「滑舌」のよさを持った、めおと漫才が見れます!
■今、この芝居を見にいこうか、いくまいかと悩んでいる、そこのあなた! もし、あなたが30代以上だったら、すぐにチケットを予約しましょう! 必ず、人生の辛苦がなまなましい姿となって、あなたの心と生理を蝕みますが、やがて、その苦痛は快感となったあげく、最後には感動の涙となり、あなたの心と体を演劇マゾヒストへと変えてくれるでしょう。
■今、この芝居を見にいこうか、いくまいかと悩んでいる、そこのあなた! もし、あなたが、猟奇的趣味の持ち主だと自認しているつわもの(兵=強者)でしたら、すぐにチケットを予約しましょう! 人に気付かれぬことなく、主役夫婦の醸す、妙なエロチシズムに酔わされること、まちがいなしです。
■今、この芝居を見にいこうか、いくまいかと悩んでいる、そこのあなた! もし、あなたが、単純にスリリングな演劇を見たいと思ってるのなら、すぐにチケットを予約しましょう。かなり強靭で、すばらしい2人芝居が見れます。
■すでにこの芝居を予約してしまった、そこのあなた! ついでに、もう一枚、別日程でチケットを予約しましょう。日替わりの出演者が違うだけで、だいぶ、芝居の温度が違うはずですので。

弟帰る

弟帰る

劇団CANプロ

銀座みゆき館劇場(東京都)

2012/11/22 (木) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★


かったです!



十一月花形歌舞伎

十一月花形歌舞伎

松竹

明治座(東京都)

2012/11/03 (土) ~ 2012/11/27 (火)公演終了

夜の部「スピーディーな通し狂言」
日本橋浜町明治座の近くに8年間程暮らしたことがあるが、久しぶりに行くと高層ビルが建ちあたりはすっかり変わってしまっていた。

明治座は先代猿之助が鏡山再岩藤を南座に次いで東京で初演した際の第一回公演を観ている懐かしい小屋だ。

先代は30代40代の役者として最も元気な時代、ここで古典の復活公演を次々に行ってきた。

スーパー歌舞伎で注目されることが多いが、彼ほど一俳優の立場で古典復活狂言の発掘に精力的に貢献した慧眼な人はいない。

甥の亀治郎に猿之助の名跡を譲ったわけだが、私の中には鮮明に先代の足跡が残っている。

歌舞伎はユネスコの世界文化遺産に指定されており、古典演目の継承も重要な責務である。

博学な先代はいまでも復活狂言の発掘や新企画への意欲は健在と見え、若き当代へのアドバイスに私は期待している。

天竺徳兵衛は歌舞伎座で先代の初演を観ている。それまで二世松緑の当たり役だったので、若々しく外連味たっぷりの新演出に目を奪われたものだ。

つづら抜けの宙乗りは延若の石川五右衛門が先に手掛けていて、「いつか違う形でやりますよ」と前々から挑戦したがっていた。

音羽屋型演出の古典にずっと挑戦してきた先代の面目躍如と言う作品でもある。

ネタバレBOX

南北という人は本当に天才だなといつも思う。

冒頭は毛剃を思わせるし、楼門五三桐、東海道四谷怪談など要所要所にいろんな作品の名場面がいいとこどりで並んだような作品だ。

お約束の異国話のくだりは日替わりで猿之助が考えているようだが、私が観た日もTPP問題や第三極政界再編などなかなか鋭く風刺をきかせて客席を沸かせる。

歌舞伎役者に学問はいらないという旧門閥の長老の意見とは真逆に先代も当代も教養人らしい知的な遊び心を見せている。

初演に比べずいぶんとスピーディーに洗練されているのに感心した。

座頭の徳市が愛嬌たっぷりに木琴を弾くその「間」の素晴らしさに初演を懐かしく思い出した。

いけずうずうしいおとわの悪婆役、案外当代はこういう役があうのかも。

同じ場で、悪婆物が絶品と言われた三世時蔵のひ孫にあたる米吉が歌舞伎で言うところの「こっくりとした」女形ぶりを見せる。

歌六の長男が女形にねえ、と驚くと同時に江戸時代は傾城歌六と異名をとった女形の家系の血を感じる。

つづら抜けの宙乗りはいつ見ても手品のようで驚かされ、空中の引っ込みにお客さんは大喜び。

大詰め、通し狂言だからお約束の「本日はこれぎり」の一座口上がほしい気もした。

この場だけに出る段四郎、元気と聞いていたのだが、病気ゆえか言葉の途切れ途切れの不自由さに驚き、ハラハラした。

来年は明治座の創業140周年というから、俳優も観客の自分も年をとったものだ。
十一月花形歌舞伎

十一月花形歌舞伎

松竹

明治座(東京都)

2012/11/03 (土) ~ 2012/11/27 (火)公演終了

満足度★★★★

昼の部「受け継がれる当たり役」
明治座には数年前に行ったきり。

今年、猿之助が歌舞伎やるのはこれが最後と聞き、行くことにしました。

「傾城反魂香」が三代目猿之助四十八撰のひとつと聞いてへぇーと思った。

なんせ、こちとら(初代)猿翁十種の時代の観客だもんで(笑)。

吃又というと二世松緑の又平が一番印象に残っている。

昨年の暮れ、山の手事情社が通しで見せたがダイジェストとしてわかりやすく、いずれ、当代が通しで見せても面白いのではないだろうか。

文楽でもなかなか通しで出ないからそちらも観ておきたい。

「蜘蛛絲梓弦」は先代の初演を観ています。六代目歌右衛門や現藤十郎が扇雀時代も手掛けてますね。

先代で観たときより格段にショーアップされていて初演の時とだいぶイメージが違う。

頼光の家来がたくさん出るうえ、蜘蛛の眷属がたくさん出てきて派手な演出になっている。


ネタバレBOX

「反魂香」は、高嶋館の虎の演技がすばらしい。

義太夫に乗って足拍子を踏むところ、やはり勘所がよくないとだめで、芝居心が試される役だ。

昔は「馬の足」と言って動物の中に入る役者をさげすむ代名詞のようにされたが、最近は馬の足の配役も書くようになったとか。

この虎の配役も書いてよいと思う。

幕内に通じた人ならだれが演じてるかご承知なのだろうが一般客はわからないからだ。

これが国立劇場なら受賞対象だろう。

又平の右近は東京暮らしが長いが、もともと上方の人なので、こういう義太夫狂言に可能性を広げてほしい。

一時は右近が猿之助を継ぐと言われたこともあっただけに、将来は澤瀉屋のお師匠番になる人。猿之助の持ち役を長くそばにいて師範代のように観てきた人

だから、今後も当代との当たり役での分担がみられるだろう。

おとくの笑也は丁寧で、古風さに欠けると言われたこの人もこういう世話物ができる役者になったのかと感慨深い。

私から見ると予想以上の出来だった。

又平は音羽屋型と初代と二代猿翁それぞれの工夫の澤瀉屋型の折衷らしいが新聞評にもあるように多少ぎこちなさが残る。

このへんも今後練り上げられていくことだろう。

「蜘蛛絲~」は、猿之助が禿の房紐遣いで踊りの才を見せた。

二代、三代、当代へと舞踊の才能は受け継がれているようだ。「黒塚」の出来には不満が残ったが(笑)。

二代と三代の舞踊写真を比べると、踊り手としての足の確かさがみてとれる。

私の亡き母は若き日に初代猿翁を花柳流の大先輩として大変尊敬していて踊りがとても勉強になったという。

(先代猿之助からが藤間流である)。藤間のほうが踊りが地味なんだそうで、先代に確認したらやはりそうだと言っていた。

当代は早変わりで消える際の蹴込がきれいで先代を彷彿とさせる。

火鉢に座頭が消えるのも先代以上に鮮やかだった。

女郎蜘蛛の精になってからお得意の化身モノ、迫力満点で客を沸かせ、さすが澤瀉屋である。



RENT

RENT

東宝

シアタークリエ(東京都)

2012/10/30 (火) ~ 2012/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★

演出
以前来日公演でみたRENTよりも演出が個人的に好きでした。メインの方以外のダンスの表現も素敵!
ただ音楽に負けて歌、特に歌詞が聞き取れないことが前半部分多かったことが残念です。

世界は僕のCUBEで造られる

世界は僕のCUBEで造られる

ACTOR’S TRASH ASSH

吉祥寺シアター(東京都)

2012/11/20 (火) ~ 2012/11/26 (月)公演終了

満足度★★★

素敵な
世界観の作品でした。

トロンプルイユ

トロンプルイユ

ジーモ・コーヨ!

シアター711(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

観客参加型
恥ずかしながら初っ端から騙されました。

ネタバレBOX

陽子と月子、偽装結婚、トロンプルイユ号の回廊、そもそもトロンプルイユ号等々騙されました。

ただし、観客に対してはフェアであってほしいと思います。陽子と、月子のお面を付けた黒子さんが一緒に登場するシーン、二人が同時に実在するシーンを見せつけるのはアンフェアではないでしょうか。せめて顔を見せてから足を見せるとか、あるいは別に出て来なくても良かったのではないかと思いました。

初日ということもあったのでしょうか、ちょっと硬かったですかね。ダレ画伯の特徴といえばそれまでですが、彼が少し浮いているようにも感じました。

いずれにせよ、もう一つのカップル誕生で会社は救われ、ダレ画伯も自信が持てたようで、先ずはメデタシでした。
オアシスの旅人たち

オアシスの旅人たち

ぱるエンタープライズ

TACCS1179(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

確実に
去年もこの作品は見ましたが、確実にグレードアップしてますね。

脚本も少しだけ変わってたし、演出が変わったせいか、雰囲気も少し違って見えた。

あとはキャストが変わったのも大きいのかもしれない。

パワーが凄かったです!これからの伸びしろを感じる劇団ですね。

この作品はマヤの予言絡みなので再演というのはできないかもしれないけど、少し設定を変えてまた是非再演して欲しいです!

The Library of Life まとめ * 図書館的人生(上)

The Library of Life まとめ * 図書館的人生(上)

イキウメ

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2012/11/16 (金) ~ 2012/12/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

グッジョブ!
イキウメの世界観はどうもクセになりますね。

今回もとても楽しませてもらいました。

ルート・リンク

ルート・リンク

劇団 贅沢貧乏

池袋GEKIBA(東京都)

2012/11/20 (火) ~ 2012/11/21 (水)公演終了

満足度★★★★★

良かった!!
たくさんの見えないものを見せてもらった気がします。とっても可愛らしい二人なのに、すごい才能も持ち合わせていてビックリしました!

芝居の感想絵、良かったら覗いてみてください。。

http://chigusa.petit.cc/banana/

グリムと田中さん

グリムと田中さん

CAPTAIN CHIMPANZEE

ザ・ポケット(東京都)

2012/11/21 (水) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★

楽しかった!
ファンタジーなグリム童話の世界と現実を行ったり来たりする、賑やかな舞台でした。
役者さんの声の張りが素晴らしかったです。

ネタバレBOX

永倉マクラと岩倉マクラ、山嵐と砂嵐など、ゴロやダジャレも結構混在していて、ちゃんと聞き分けられる調子で言ってくれるので自然とくすりとさせられました。
キャラクターの個性は楽しく見れましたし、良い話が複数入っていたので全体の印象は明るく楽しいものでした。
難を言えば、状況や演出に繰り返しが多く、時間を長く感じたので、カットしても良いシーンが複数あるように思いました。特に多かったのは、「そんな無理ですよ~」「とりあえず○○して下さい」やり取り、「何か来るみたい」など出捌けまでの間、そのシーンの悪役っぽい人が開き直ったかのような高笑い、などが何度もありました。
音楽は、選曲が今一つ演技を軽く見せていたようで音量とかは良いのですが少し勿体なかったです。
高橋さんと渡辺さんの戦い、山本さんの話が凄く良かったです…。役名で言うと 高橋さん、伊藤さん、渡辺さんの演技が安定していて素敵でした。

裏切りは僕の名前を知っているVol.3

裏切りは僕の名前を知っているVol.3

舞台「裏切りは僕の名前を知っている」製作委員会

シアター1010稽古場1(ミニシアター)(東京都)

2012/11/18 (日) ~ 2012/11/25 (日)公演終了

満足度★★★★★

裏僕は僕の期待を裏切らない
北千住の西口出て直ぐのマルイ(?)の11階です。
駅近な交通の便の良い劇場だけど、いかんせん駅が広いから時間に余裕を持ってどうぞ。

とても長いのでお時間ある方&多少のネタバレ大丈夫な方、ネタバレボックス格納部分の感想へ。

ネタバレBOX

今回は原作者様監修?だか書き下ろしだかの完全オリジナルストーリー。
ゴメン実は公式サイト行ってない^^;
1・2は原作を忠実に再現してくれていて、それはそれで美しかったんだけれど。
原作ストーリーの中に綺麗に溶け込むお話。

物語の舞台は山奥の小さな町。
外界とは橋一つで繋がるだけの閉鎖的、そして自然豊かな場所で立て続けに起こった不可解な失踪事件。
街の人たちは「神隠し」だと恐れ、祇王のところに調査の以来が舞い込み…。

黄昏館のいつもの面々が調査に赴く、と言った設定。

なんでも鬼門がある場所で、強力な決壊が張ってあるのだが其れを張り直すための儀式をしなくてはならない、とか。

まぁ物語のあらすじは公式さんにお任せするとして。


主人公サイドは一族勢揃い☆
敵さんもSクラスのオーパストが雁首揃えてくれてますwww

さてさて見所^^

アンサンブルさんのダンス!
これでもかって見せ場作ってくれるー!
悪魔らしく衣装が黒揃えで、モダンダンスで私のド☆ストライクゾーン^^
殺陣シーンの動きはダンスであり戦いであり…悪魔なのでね(良い意味で)動きが気持ち悪いwww

さて。
音。は、…何といってもカルテット生演奏+生歌!
(多分カルテット。…クインテットまで居たかもウロサーセン。)
弦楽器の繊細な音に女性ヴォーカルさんの透明でありながら力強く、そしてどこか儚げな声がシーンを盛り上げてくれます。
主人公の心の内を音色にして歌い上げてくれるカンジ。
ちょぃちょぃ歌ってくれるところがありつつ、時には歌がステージの主役で、時には役者を立たせるBGMとして。

前に「源氏物語」で生演奏と芝居とがコラボしたのは観たことあったけど…
確かコレにも元気さん出てたよね☆運命!笑
其のときの3ピースバンドはミュージカルの歌パートのための演奏。って感で。
今回のは演出の一部…って言うのか、そんなイメージ。

歌詞に声にと例えば主人公の悲痛な想いや、戦闘シーンでの臨場感。
いろんな場面でお芝居を彩ってくれました。

そしてこの方の衣装もそうだけど、全体的にキャラのお召し物が好みドンピシャすぎてwww
ビジュアル大事だよね^^

で。
光と幕の使い方も好きー^^
板付きにどーん☆してるような大掛かりなセットはそこまで無いんだけれど。
可動式の2~3mありそうな壁とか階段とか。
スクリーン代わりになったり、はっきり場面転換してくれるから物語の進みが解りやすくて良かったすー。

後、客席がちょぃちょぃ演出の一部になるので客席前方の通路席美味しい。笑


原作が独特の世界観で完成され切ってるから、その設定にのめりこんじゃえると最高の舞台だと思います。
そして何より、その世界へと役者さんたち全員が客席引きずり込んでくれる。うん。冒頭数分でどーん。

主役ツートップな二人がねぇ…本当凄い。
特に元気さん。
アイルさんは役的に感情を表にあまり出さないからちょっと距離を置いて見られるんだけれど。
(代わりに、意志の強い言葉を口にしての役が興奮してるシーンとか凄い、てか、怖い。大切な相手を護ろうとするがゆえの鬼気迫る演技がねぇ…急に意識全部ガーって持ってかれる。それまでが元気さん中心で流れてた物語のセンターがあの人になる。…しかも美人だからさぁwww肌真っ白で手足長くて、どうみてもV系ですありがとうございました、な衣装が似合いすぎて逆に嫌味wwwなのに、中身コッテコテの関西弁使う面白い兄ーちゃんってスペック高すぎていっそ卑怯www笑)
元気さんがねー…。
純粋で、か弱く脆く見えるのに心の強い美少年。
痛みを受ける演技には観てるこっちまで痛みを錯覚させてくれるし。
他人の痛みに共感して涙を流す悲しげな声が、対象の「他人」を観てもなんとも思えなくても「共感する姿」にこっちが自然と涙があふれてくる。

カンフェティのかわら本+で、「痛みを受けるシーンは本当に痛い」ってインタビューに答えてたけれど、嗚呼本当にそうなんだな、って思わせてくれた。
もし死ぬ役やったら此の人本当に舞台上で絶命するんじゃないかって思わされた。なんだあの表現力、怖い。

正直に言って、私のタイプの顔した役者さんのストライクゾーン離れてるんよね。
でも、舞台出てこられると、駄目。目が行く。意識が彼を観ようとするし、彼の言葉に耳が全力。

カテコの始まる其の一瞬まで、舞台の上で、完全に役として…、そのキャラクターとして生きる、人。でした。


そのくせ赤也やってたからか知らんけど、殺陣で吹っ飛ばされた後に早く起きなきゃいけないときの身のこなしが完全に運動できる人だったりwww
受身からの転がって立ち上がるまでが滑らか過ぎてwww
まぁ多分一箇所だけなんだけど、体が弱く線の細い美少年じゃなく元気さんでしたwww
…つかこの主役二人、動きが二次元過ぎて^q^パネェ。


正直キャストさん全員分書きたくなるぐらい皆凄いんよー…ょーょーょー…。
敵サイドは…冷徹なカリスマが時に漂わせる人らしい優しさだったり、力はあるのに何故か拭えぬ小悪党感だったり、口調は堂々としているのに言葉の端々が素敵に頭トんでそーな雰囲気だったり。
全体的に腹立つぐらい偉そうなのに「力」がある存在であることを全身が伝えてくれるからなーんとも怖い。流石悪魔。

なのに此の人ら、中身めっちゃオモロイおっちゃ…げふん、お兄様たちだからね!
Vol.2のアフタートークショー参照!笑

ロビーのファンからのお花が、「気合が入っていないものが無い」意味がよくわかるよ。
こんなに惹き付けてくれる舞台作り上げてくれたら、キャストファンで原作知らなくても作品自体を愛したくなる。
キャラクターの魅力こんなに伝えられたら、キャラクターまで愛しちゃう。

2次元を3次元化することの意味ってこの辺にもあるんだろーなー…って思い知らされました。


んーっと…。
劇場がどこから観ても見易いので、2階席でも舞台全体綺麗に見えて其れは其れで良いかもでっす。
ただ…音響ちょっと微妙かなぁ…。
歌い手さんのハンドマイクはそこそこ綺麗に入るんだけど、役者さんのヘドセの音が偶におかしい^^;

あー…本当、好き。
殺陣もキレイなんだよねぇ。獲物デカいってのもあるかもだけど迫力凄い。
そして玉ちゃんの殺陣やっぱめっちゃ綺麗。
軽いのに力強くて、嗚呼マジ二次元。


DVD化も期待しているけど、役者さんの気迫を肌で感じられる此の舞台はやっぱ生が良いなぁ…。

メッセージ性が強いから観終わった後は疲労感覚えるけどそれが心地良い、みたいな。

普段の何気ない挨拶、「いってきます」に対しての「いってらっしゃい」だとか、「ただいま」に返す「おかえり」だとか。
言って、言われて、が、当前だと思ってしまっている日常で、其の言葉を言う相手がいること、其の言葉を言ってくれる相手がいること。
当たり前過ぎていつの間にか忘れていることを思い出させてくれる。

気付かせ方は酷く悲しく残酷だけれど、そんな話の中で、心に残るものはあたたかい。

ラストまでを観て、主人公元気さんの言葉が本当に胸に響きます。


イケメンだったり美人さんだったりが「大切な人と一緒に居られて幸せ」って笑ってる絵なんて観てるこっちまで幸せですよ ←


千秋楽以外はチケット余裕あるみたい+リピ割引とかもあるぽなのでお時間ありましたら是非に。

怪我無く無事に千秋楽の日をキャスト皆さん全員で迎えてくれますように(*´∇`*)

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