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嘘ツキタチノ唄

嘘ツキタチノ唄

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/01/18 (金) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

冒頭の不安は、どこへやら
僕は、きっと嘘つきです。
体重を聞かれれば、つい軽めに答えてみたり、やってもいないのに、勉強を頑張ったフリをしてみたり…。
そう、嘘にも色々あります。

このお話には、たくさんの『嘘』が交錯します。根底に、愛が見え隠れする、いくつもの嘘が。
一冊の日記帳に秘められた『嘘』が解きほぐされた時、過去の事件の『真実』が白日の下に、哀しみを伴って。

とにかく、構成が素晴らしくて、一気に舞台に引き込まれる力が半端なかったです。
本当に、目を離すことができず、頭をフル回転しないと置いていかれそうな、手に汗握る2時間半。長めの作品でしたが、あっという間に感じました。
いやぁ、興奮しました!

大神さん、笑い、泣かせていただきました。ありがとうございます♪

嘘ツキタチノ唄

嘘ツキタチノ唄

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/01/18 (金) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

凝りまくっていてそれでいて楽しい脚本、演出、演技に殺陣、更にはギター、フォークソングまで
昭和の大事件(ノンフィクション)、嘘だけが書かれたという過去の日記、その中の殺人告白と容疑者。
これだけが提示された序盤から、どうストーリーが展開していくのか(既に本劇団の舞台に触れた事のある方なら期待に胸踊らせ、初めての人なら面白くなるのかつまらなくなるのかのかすかな不安とともに)、現代と過去を演じる役者さん達を眺めていく事になります。
そして、当たり前のように演劇内容(ストーリー)が頭に入ってきた所でいきなりの急展開!
ここまでは書いていいのかな、
とにかく最後まで夢中になれて、オマケまでついてくるといういい舞台です、特にこれだけ夢中にさせる脚本がPlay Again(過去作品、再演)だという事に驚いてしまいます。

ネタバレBOX

日記内容の再現となる舞台内容を当たり前のように観劇していてだんだんとその人間関係相関図、ストーリーが頭に入ってきた所でいきなりの
刑事「嘘だ!」

そこから始まる真実のストーリーとのギャップに一時的に頭がショック症状のようになってしまい、今まで記憶理解した人間関係、ストーリーがごっちゃになってしまい混乱してしまいました。しかし、それを順次やさしく紐解いていき、そしてオープニングで提示された情報がすべて紐ついた時、物語は悲しいラストに向かいます。

しかし、ボクラの脚本家さんはほんとに遊び心がたっぷりなので、単に悲劇では物語を終わらせません。

ある意味単なる舞台ではなく「脳のトレーニングなんじゃないか?」なんて思ったりもする頭を使って観劇する舞台(アフターパンフで改めて真実を確認するとこれだけの複雑な話をよく演じきったな、と再び驚いてしまいます。役者さんの演技にも、そしてそれを観劇し理解できた自分にも)
緒肆舞

緒肆舞

緒肆舞

BankART Studio NYK(神奈川県)

2013/01/20 (日) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★

実直なフォーメーション♫
畳4枚を4名各々が使用してパフォーマンス。

音響・所作等にもっと遊び心を欲しいかな。

「ワーニャおじさん」「かもめ」「三人姉妹」「櫻の園」

「ワーニャおじさん」「かもめ」「三人姉妹」「櫻の園」

劇団だるま座

アトリエだるま座(東京都)

2012/12/24 (月) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

三人姉妹
地方都市に暮らすオリガ、マーシャ、イリーナの3人姉妹は、モスクワに行くという人生の夢に破れ、オリガの弟アンドレイは、未来の大学教授という一家の期待を裏切り、俗物女ナターシャと結婚し、つまらぬ男になってゆく。

そして、この町に駐屯する連隊の将校たちが毎日のように一家を訪れ、マーシャは夫ある身だが、この将校の一人のベルシーニンと恋に落ちる。しかしこの恋は悲劇的な結末に終わる。

末娘イリーナはモスクワへ行きたい一心からトゥーゼンバッハ男爵と婚約するが、彼はイリーナをひそかに愛する恋仇(こいがたき)ソリョーヌイと決闘し、殺されてしまう。やがて連隊が町を去って行き、3人姉妹は愛も夢もすべて失うが、それでも3人は肩を寄せ合い「生きていきましょう。働かなくては」と励まし合う。

殆ど戯曲に沿った舞台でした。役者さんたちも、きっちりとみせてくれて満足できました。

あ、ストレンジャー

あ、ストレンジャー

マームとジプシー

吉祥寺シアター(東京都)

2013/01/18 (金) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

注目劇団初見
笑うところはほぼ無いけど、面白かったです。
序盤すこし眠かったけど、セリフのリフレインと子供が遊んでいるかのような動作を交えてやや淡々と運ばれるストーリーと衝撃の結末。
共感というか共鳴というかが僕にはありました。

ウェルズロード12番地

ウェルズロード12番地

公益社団法人日本劇団協議会

青年座劇場(東京都)

2013/01/25 (金) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

アメフラシザンザカ+坐ってはみたけれど

アメフラシザンザカ+坐ってはみたけれど

タテヨコ企画

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/01/24 (木) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★

座ってはみたけれど
修行僧が寺から逃げ出し、過去の時代へとトリップしたり現代に戻ったりするという夢物語のような舞台でした。コメディのような展開で楽しかったです。登場する役者さんたちの演技力が秀逸で見ごたえがありました。もう一本の演目も気になります。

温かい水を抱くⅣ

温かい水を抱くⅣ

木村愛子

nitehi works(神奈川県)

2013/01/25 (金) ~ 2013/01/26 (土)公演終了

満足度★★★★

黄金町♫
アーティストの手によるリノベーションで注目を集めて久しい、黄金町界隈でのダンス公演。

作家なりの「場」が持つ記憶・土着に対する対話を身体表現で試みた刺激的な公演(*゚▽゚*)

マザコンボンバイエ~星降る夜の願い事~

マザコンボンバイエ~星降る夜の願い事~

劇団マリーシア兄弟

戸野廣浩司記念劇場(東京都)

2013/01/26 (土) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★

最近”おきに”の「ボンバイエ!」
奇抜な劇団名とキョーレツなフライヤーのイラスト、
どんだけ毒吐くのかと思いきや、意外とストレートなマザコンBOYSのママ賛歌。
このテイスト、若干ユルいが嫌いじゃない。
もう少し削ったら、いい台詞が刺さって来ると思う。

ネタバレBOX

舞台手前に天体望遠鏡があるほかには、上手にベンチ、
下手にパソコンを置く折りたたみ式のテーブルと椅子だけというシンプルな舞台。
舞台中央からは客席を二分する花道が奥まで伸びている。

舞台はある大学院の屋上。
彗星の接近を観察しようと夜中に集まってきたのは揃いも揃ってマザコンBOYS。
学長の息子タク(大浦力)、野球好きのケント(飯村孝太郎)、滑舌の悪いカツ(紀平悠樹)、
クールで秀才のキラ(坂田光穂)、プロレス好きのヨリトモ(静一)、
巨漢のカセ(吉田哲也)の6人。
学長の母親とあることをきっかけに上手くいっていないタクを
何とか仲直りさせたいと、幼なじみのヨリトモはある計画を立てる。
その計画を遂行中に、カセがヨリトモに告白したり
みんなのアイドル“まいちゃん”との合コンを企画したりするから
彗星観測の準備はちっとも進まない・・・。

6人のキャラがなかなか面白くて
幼なじみのタクの気持ちを理解して何とかしたいと奔走するヨリトモとか、
カセの「ゲイです」と告白してそれをまたメンバー全員に報告しちゃうところとか、
情報分析力抜群なはずなのに“まいちゃん”に論文パクられるキラとか
滑舌悪いままアナウンサーになりたいカツとか
群像ものによくあるキャラながら役者がはまって良かったと思う。

タクを演じる大浦力さん、濃い目のキャラで目力あるし、色気のある役者さんだ。
ケント役の飯村孝太郎さん、達者な人らしく安定感がある。
カセを演じた吉田哲也さん、「昼と夜とどっちが明るいと思う?」
みたいな台詞に味わいがあって聴かせる。

設定もキャラも面白いはずなのに、イマイチ笑いがおとなしかったのは
狂言誘拐の計画があまりにずさんで現実離れし過ぎているからかな。
あれを信じるにはちょっと無理がある。
狂言にしても、もうちょっと緊張感があれば説得力も出て
ついに本音を吐くタクを、私たちも「待ってました!」と迎えると思う。
ヨリトモの気持ちもより報われるんじゃないかしら。

タクのケースを主軸に、各自の“マザコンぶり”をもっと紹介したり、
“まいちゃん”のすごい悪女ぶりが露呈したりしたら楽しくなりそう。

花道の使い方もよかったけど、もっと使っても面白いだろう。
それから空調の音が結構大きくて、前の方の席にいても
時折台詞が聴きとりにくかったのが残念。

終わってから大浦さんから挨拶があり、この後しばらく活動を休止するとのこと。
よどみなくなめらかな挨拶も気持ち良く(どこの挨拶もこうかと言えばそうではない)
続ければいいのに…と思ったがきっとまた復活することを願っている。
過去の作品のストーリーを見るに、どれも設定が面白そうだし
何と言っても男子だけの劇団というのが好きなんである。

寄り道して夕方帰宅の途についた時、月が煌々と明るく大きくて
思わずカセの台詞を思い出した。
「昼も夜も、明るさは同じなんだ」(確かこういう内容)
むしろ夜の方が明るいと、私もほんとにそう思った。

兄弟たち、早く帰って来てね。
ママは待っています。
人生はボンバイエ!(って今さらだけど使ってみたかった)
演劇集団 砂地 『Disk』

演劇集団 砂地 『Disk』

演劇集団 砂地

シアタートラム(東京都)

2013/01/24 (木) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★

欲望
生きることは求めることなのかな。

ネタバレBOX

兄(田中壮太郎)…恋人(藤井咲有里)をなくして未だ引きずったまま。ストイックというか求められない。精神疾患なデザイナー。
恋人…兄が求めてくれなかったので、兄の友人(岸田研二)に捧げてしまった。
妹(小瀧万梨子)…孤独を嫌う、求めてしまう女。父の幻影が消えない。
子持ちの男(野々山貴之)…妹と関係を持つも、父になることで妹との関係を終わらせようとする。会社員。
妹の友人(中村梨那)…妹を気遣うも嫌がられる。けど妹を羨ましく思っている。エロゲ声優。
兄の友人…タイで生活する放浪地味た人。兄や恋人の友人。

20~40くらいの闇な部分を薄暗く照らす。厭な感触。地味ではあるけども、その分厭なとこが引き立つ。

安易な「分かり合えない」的な話でなく、淡々と人間を描くところは気に入った。兄の性格は共感に近いものを感じたし、逆に人間のよくわからなさも汲み取れた。妹を演じた小瀧のあばずれさと、依存する女な演技は等幅広いとこでよかった。ちょっと体が引き締まり過ぎな気もしたけど。

演技も皆良かったと思う。照明やセット、小道具とか、細かく凝ってた。
ただ、なんか琴線に引っかからなかった。
嘘ツキタチノ唄

嘘ツキタチノ唄

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2013/01/18 (金) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

最後の最後は
おまけみたいな感じでしたが、美味しかったディナーの後に予期せぬデザートが出てきた!ってとこでしょうか!? 本編もよくねられていて、「嘘」という調味料が、時に甘く、時に辛く、そして隠し味にもなっていて最後の最後まで目が離せませんでした。時代背景の歌も懐かしかったです。ただ、discoネタとモチーフになっていた青酸コーラ事件は聞いた事がある程度だったので、時効との絡みもあったのでしょうが、10年~15年あとの設定ならもっと身近に感じられたかもしれないですが、面白かったです。

さよなら父さん

さよなら父さん

演劇集団あしたかぜ

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2013/01/26 (土) ~ 2013/01/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

ノンフィクションのようなフィクション
淡々と進むストーリーの中に客席まで凍りつく空気。
ラストは若々しい終わり方だが、テーマが重い分、これくらいな方がすっきりする。20代が描く、ひとつの家族愛の形を見た気がした。
意識してかどうか分からないが、ここ應典院でこの作品を上演したというのも意味がある気がする。
独特の空気感を感じられる作品。
秀作ぞろいの今週において、オススメの1つです。

飛龍伝

飛龍伝

ゴーチ・ブラザーズ

本多劇場(東京都)

2013/01/23 (水) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

若い肉体と魂の熱
犇めく肉体と声の熱量、体内メモリを何度も書き替えられる質量、静脈に注ぎ込まれる低いリズムと歌声。
ドラッグのような照明が効いた目眩も、呼吸の自由を奪われる圧迫も久しぶりだった。
血行がよくなるくらい気持ちよかったはずなのに、まっすぐ立っていられないくらい消耗してる。最高だね。

飲み会死ね(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

飲み会死ね(ご来場下さいまして、誠にありがとうございました!!!!!!!!!)

宗教劇団ピャー! !

BankART Studio NYK(神奈川県)

2013/01/21 (月) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★

とにかくテンポがいい♫
楽しいコントもあり、全編を通して美大生の手による、刺激的で創造性に富むセンスに彩られた舞台(*゚▽゚*)

地下室

地下室

サンプル

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/01/24 (木) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★★★

やはり、松井周さんが好き勝手に作った115分
サンプル特有の緩やかな演劇に、青年団の現代口語演劇が融合し、かつ、松井周さんのやはり、好き勝手に作った、大かがりの舞台美術がストーリーを盛り上げる感動さが味わえた、115分でした。

温かい水を抱くⅣ

温かい水を抱くⅣ

木村愛子

nitehi works(神奈川県)

2013/01/25 (金) ~ 2013/01/26 (土)公演終了

満足度★★★★★

無題597(13-022)
18:00の回(やや曇)。入口まできて、ここが2回目だと気づく、近くに「ジャック&ベティ」という映画館があって、小野さやかさんの「アヒルの子」上映後、ここの2階で談話会があった、2010年7月。

1階、天井では大きな羽が回り、ミラーボール、古風なストーブが暖かい、壁際にオーディオ機器、ターンテーブル、CDだけでなくアナログ盤も、CDがかけられ深い音が聴こえてくる。

初めて、と思っていたので早めに到着。JR関内駅よりイセザキモールを歩く。学生時代、横浜、関内などで途中下車、よく寄り道していましたが様変わり。17:31受付、3階へ。最前列は丸椅子、2-3列目は普通の椅子。元は何だったのでしょう(事務所?)、開演前なので薄暗くよくみえませんが、上手奥に下への階段、手すり、階段上がったところには扉があって開けてあり、そこには大きなダイヤル錠(金庫室?)付、あとは殺風景な空間、正面奥の壁は汚れ、換気扇、天井に蛍光灯、丸い電球が5つ、下手の窓は塞いであるようです。

木村さんは「Ⅲ」(2011/8)から、欠席しないようにしています。

17:51前説、BGMなく、みなさん静かに待ちます。特に何かをみているわけでもなく、階下から音楽、戸外から車の音…18:05遅れてきたお客さんがひとり…視線を動かすと。18:58終演。柄模様の衣装、照明も明るめ。

帰り道も同じようにモールを歩く、地下道を通って駅へ…突然、(ノーラン版)バットマンが出てきました…上から下までおなじみの真っ黒コスチューム(完コピかも)に全身を包み階段を颯爽と上がってゆく。駅前に「ポッド」でも停めてあるかと思いましたが、歩いて東口の方へ去って行きました。何かのキャンペーンでしょうか?ヒーローも忙しい。結構いい体格でした。

ネタバレBOX

階段を下から、開かれた扉、入口、この3ケ所しかないと思って待っていたのに、ほんの少しお客さんの方をみていたため、一瞬の登場シーンを見逃しました。登っているのか、這い上がっているのか、ゆっくり現れ、手すりを乗り越えようと…もがく、手すりに全身を乗せバランスを取りつつ内側に落ちる。

ワルツにカラダが反応する。今夜はいろいろ想像することが多かった。一人の女の子のことを描いているのかな、ここは…かな、など。

じっと客席を見つめるシーン、ひとりと観客、それは演じる者だけが経験できること、こちらも目をそらさないようにしなくちゃと...

澄んだ瞳、右の頬にえくぼ、奥の壁を引き剥がすのはなぜだろう、その壁と同じ色調の衣裳、いままでと違う印象でした。

港...横浜はいいな



「テヘランでロリータを読む」

「テヘランでロリータを読む」

時間堂

シアター1010稽古場1(ミニシアター)(東京都)

2013/01/19 (土) ~ 2013/01/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかったです。
冒頭のタイトルコールまでの「声」にゾクゾクしました。暗く広い空間の中で役者さん達の声が驚くほど美しく心地よく体に滑りこんで来る。黒いベールに身を包んだ女性達のように発する情報が制御されるかと思いきや、舞台からこちらが受けとる情報の多さに驚きながら観てしまいました。原西さんの変態と紳士が同居した魅力も相まって、実にセクシーな感覚に包まれた芝居。役者さん達の力はもちろん、あのような統制の取れた演技を役者さんたちにさせることが出来る世莉さんの演出力・役者を育てる力にも感動。人間の発する力にただただ震えて、目を見張っている間に長いはずの2時間が過ぎました。

ネタバレBOX

シンプルな照明、セット・音楽のない素舞台で。役者さんの力を見せつけられて、演劇の原点を見た思いです。やはり演劇は人間の力が全て。それ以上でもそれ以下でもない。余計なものを削ぎ落として、ここまでの力をつけて初めて演劇が始まるのだと思いました。

観終わっての帰り道、ロリータを読みたくなりました。今この時代の日本に生きる私はどのようにロリータを読むのだろう。そして10年後20年後は同じ書をどう読むのだろう、どのような人生を歩むのだろう。厳しい時代に隠れてロリータを読んだ女性たちのその後の人生に思いを馳せると、その余韻は痛く切なく暫くこの胸に留まるだろうと思わされると共に、時間堂という劇団の演劇への・そして人間への崇高な思いを強く感じさせられる素晴らしい舞台でした。
新宿コントレックスVol.7

新宿コントレックスVol.7

アガリスクエンターテイメント

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2013/01/19 (土) ~ 2013/01/20 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かった!
個人的に大好きなユニットが目白押しな今回、とても楽しませていただきました。twitterで昭和生まれvs平成生まれの闘いが勃発して挑発し合う様からもうワクワク。そんな中、唯一この煽りに反応しなかったPlat-formanceが人気コントユニットとしての力を見せつけてくれました。面白かったーw

ネタバレBOX

プラフォは文句なし。コントとしてぶっちぎりでクオリティが高く面白かったです。作家のオカさんの確かな力、そして実に緻密な動きで演じる安藤さん吉田さんのタレント性。誰が見ても(特に女性は)その魅力に惚れるんじゃないかな、と。ダンスめっちゃカッコよかったです。キレキレ。

あんかけフラミンゴは平成生まれの逆襲(笑) この世代の人は、ゆとりゆとりと言われて鬱憤溜まってるんじゃないかな、それをバネにして飛距離を伸ばしてる、そんなトコが好き。面白かったけど、ちょっとネタに内輪感が強かったかなと思いました。冒頭の人狼ですが、私のような一般の客は実際に人狼を見たことないし、ルールもよく知らないのです。。あと、ゴウアーをdisるシーンは胸が痛かったです。でも私一生懸命働いてそのお金で観に行ってるので、丁寧な言葉を心がけますので正直な感想は言わせてくださいね(笑)

黒薔薇少女地獄、これはコントではなく演劇でしょう(^-^;) 初演も観ているのですが、白塗りで演じた分、表情が分からなくて感情が伝わりにくかったです。。初演では兄ユージ役の方が、すんごいバカなのにバットを構えた瞬間に天才球児の表情になったシーンが鮮烈でしたが、今回は弟ユーシのイケメンっぷりばかりが目に付きました。ユーシを演じたリョーチ君はとても魅力的でしたが、兄とのバランスは初演に軍配。

8割世界は・・・ごめんなさい、背中が気になってネタに集中できませんでした。。僭越ながら、チョコラBBを毎日飲むといいと思いますよー。

アガリスクは、女優さんの二人芝居!圧巻でした。そして赤いドレスの方のスタイルがとっても良くて美しくて、序盤見とれてコントに集中できなかったくらい(笑) でも徐々にその面白さと演技力に引き込まれて、ああ凄いな、と。素敵でした。
僕が甘やかしすぎましたもので

僕が甘やかしすぎましたもので

Moratorium Pants(モラパン)

渋谷センター街の洋服屋ARTON(東京都)

2013/01/16 (水) ~ 2013/01/31 (木)公演終了

満足度★★★★

パンツちゃん
面白い。チラシデザインが魅力的。

ネタバレBOX

父(信國輝彦)の経営するTシャツ屋のわがままで凶暴な犬・アイコ(佐山花織)。それに手を焼くも、好きにさせておく父。母(佐山花織)はバーを経営してたけども、自信の無さと満たされない心から浮気に走り、別居している。
アイコに噛み付かれた父はアイコに向き合えず逃げ出すも、男性客(小西健スケ)のアシストでアイコはおとなしくなる。今度は男性客に噛み付いたアイコだったが、父が叱りつけると、満足したように服従のポーズをとる…。

アイコと母を佐山が演じることで、父とアイコの関係、父と母の関係が重なる。好きにさせておくことが相手にとっていいことだと考える父と、それがストレスの一因になってた母とアイコ。女(メス)の持つ被支配欲の一端、微妙な心のバランスが面白い。そんなストレスな感じを佐山が上手く暴れて表現してた。そして、のんびりした、踏み込めない父を信國が好演してた。ここが安定してたのが大きい。
ラスト、娘のとっこ(柴田薫)の、一緒に住めるなら留学やめてデザインの勉強するというきっかけで母は家に戻ってくる。二人を取り巻く犬(出演者)の演出も暖かくて良かった。

避妊処理済で落ち着いてる、男性客の犬(西村ヒロミ)とアイコの会話、母と浮気された女(西村ヒロミ)の会話も、程よい緊張感と感情と見栄のぶつかり合いとかが面白い。妊娠の嘘とか、後ろを歩くのがいいとか。西村のいいトコの家ですって感じもいい。

会場がポップなTシャツショップってことだけでなく、グリーンの絨毯の上でドタバタする役者の表情や衣装も彩に富んでた。狭いながらも、空間に対する工夫を重ねた感のある作品に満足した。

佐山の「わおーん」(特にラストの母ver)が、感情も乗ってとてもいい音だった。
やわらかいヒビ【ご来場ありがとうございました!!】

やわらかいヒビ【ご来場ありがとうございました!!】

カムヰヤッセン

シアタートラム(東京都)

2013/01/17 (木) ~ 2013/01/20 (日)公演終了

満足度★★★★

「今」の証明
終わったからネタばれでもいいですよね。
数学的帰納法の1の証明を人生にあてはめて、「僕たちは今を証明しないで先のことを考える。保険にも入るし、ローンも組む」というあたりの会話がよかったです。私自身の「今の証明」には何があるかと、帰り道みち考えさせられました。
こういったお芝居を見に行くことも、今の証明ですね。

ただし、泣かされはしませんでした。誰にも感情移入できず(笑)
どっちかというとロジックな芝居だと思いました。

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