演劇集団 砂地 『Disk』 公演情報 演劇集団 砂地「演劇集団 砂地 『Disk』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    欲望
    生きることは求めることなのかな。

    ネタバレBOX

    兄(田中壮太郎)…恋人(藤井咲有里)をなくして未だ引きずったまま。ストイックというか求められない。精神疾患なデザイナー。
    恋人…兄が求めてくれなかったので、兄の友人(岸田研二)に捧げてしまった。
    妹(小瀧万梨子)…孤独を嫌う、求めてしまう女。父の幻影が消えない。
    子持ちの男(野々山貴之)…妹と関係を持つも、父になることで妹との関係を終わらせようとする。会社員。
    妹の友人(中村梨那)…妹を気遣うも嫌がられる。けど妹を羨ましく思っている。エロゲ声優。
    兄の友人…タイで生活する放浪地味た人。兄や恋人の友人。

    20~40くらいの闇な部分を薄暗く照らす。厭な感触。地味ではあるけども、その分厭なとこが引き立つ。

    安易な「分かり合えない」的な話でなく、淡々と人間を描くところは気に入った。兄の性格は共感に近いものを感じたし、逆に人間のよくわからなさも汲み取れた。妹を演じた小瀧のあばずれさと、依存する女な演技は等幅広いとこでよかった。ちょっと体が引き締まり過ぎな気もしたけど。

    演技も皆良かったと思う。照明やセット、小道具とか、細かく凝ってた。
    ただ、なんか琴線に引っかからなかった。

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    2013/01/26 21:35

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