東京裁判
パラドックス定数
pit北/区域(東京都)
2012/07/31 (火) ~ 2012/08/12 (日)公演終了
満足度★★★★
帰っていろいろ調べたくなる
やっぱり見応えたっぷりでした。
台詞のみで進んでゆく芝居にただ圧倒され、前のめりで観劇。
この時期に上演される事でより意味を持つような演目だった。
重いだけでなくユーモラスな場面があったのにも好感が持てた。
言うまでもないが役者の力量には脱帽。
傍聴席で再度観劇できなかったのが心残り。
Woo!!man
LEMON LIVE
紀伊國屋ホール(東京都)
2012/08/02 (木) ~ 2012/08/07 (火)公演終了
満足度★★★★
スカッとしたい人、笑いたい人におススメ!
祝!紀伊國屋ホール進出!
今までになく広い舞台なのが心配でしたが、全然関係なく本当に面白かった~。
半分出落ちみたいな感じもあるけど、
これは実力のある役者さんがやるから意味があると思う。
スカッとして思いっきり笑える、暑気払いにぴったりな作品でした。
特に植本さんは姿形から発声までがさすがだし、
松本君の色の白さにはハッとさせられるし。
きださんの久々の役者姿や貴重な山路さん岡田さんの女装、
岩渕さんの飛び道具っぷりも含めて見所満載。
ほんとツルツルの脚だけでも観に来て~(笑)
バナナ学園大大大大大卒業式
バナナ学園純情乙女組
インディペンデントシアターOji(東京都)
2012/12/28 (金) ~ 2012/12/31 (月)公演終了
満足度★★★★★
瞳子これで終わるな
お前の作品は唯一無二、お前の才能は超一流なのだから。
アルジャーノンに花束を
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2012/07/21 (土) ~ 2012/08/12 (日)公演終了
満足度★★★
アクアキャスト観劇
超有名作品の原作は未読。
一度手に入れた知性が退行していく恐怖は計り知れないなぁ。
チャーリーの運命が切なくて最後涙が出たよ。
多田くんのチャーリーはほんと良かった。
アベジョーはどんなチャーリーになるのか、ぜひ観てみたかった。
組曲『回廊』
空想組曲
OFF OFFシアター(東京都)
2012/07/19 (木) ~ 2012/07/29 (日)公演終了
満足度★★★★
観劇
短編集、本当に大好きです。
いろんな味が楽しめて、女子が好きな美味しいものをちょっとづつ的な作品。
最初の謎が徐々に姿を現して、段々切なさも増して行き・・・久々に大泣き。
あ~!むっちゃん、なんてキュートなんだ!!
出来ればもう一度観たい作品です。
グチャグチャに泣いた顔で「上演台本下さい」って言うのが恥ずかしかったよ。
記憶、或いは辺境
風琴工房
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2012/06/27 (水) ~ 2012/07/08 (日)公演終了
満足度★★★★
観劇
思っていたほどずっしりと重くは無く、
でも、心にしんと降りてくるような芝居。
時代に踊らされる登場人物たちが切なくて愛おしくて涙が出ました。
そして役者さんの技量が素晴らしい。
方言は勿論、朝鮮なまりの日本語が芝居にリアリティを持たせていたと思う。
ゴベリンドンの沼 終了しました!総動員1359人!! どうもありがとうございます!
おぼんろ
ゴベリンドン特設劇場(東京都)
2012/09/11 (火) ~ 2012/10/07 (日)公演終了
満足度★★★★
また見たい!
はじめて見て、すっかりおぼんろの世界に入り込んでしまいました。こんなに側で転がっちゃうの?って驚かされることもたくさんあって、笑って泣いて、楽しんできました。もう一度見たいです。
ネジ工場
タカハ劇団
駅前劇場(東京都)
2012/06/20 (水) ~ 2012/06/24 (日)公演終了
満足度★★★
観劇
ギャラリー公演が続いていたので久々に劇場で観ましたが、
以前の作品よりはマイルドになった感じ。
三兄弟がとにかく良い味を出していました。
ただし、いちばん美味しかったのは板倉チヒロさんだったかもしれません。
全体的に暗転が多かったのがちょっと気になりました。
フィッシュストーリー
東京ハートブレイカーズ
テアトルBONBON(東京都)
2012/06/19 (火) ~ 2012/06/24 (日)公演終了
満足度★★★
観劇
初演も観ているが、やっぱりライブハウスより劇場が好き。
キャストも演出も含めて初演よりわたし好みだったが、
まさかこの演目で泣かされるとは思わず、ちょっとやられたな~という感じ。
役者目当てがすっかり作品に持っていかれてしまいました。
「色んな坂本竜馬を見てきたけど僕の中では内野聖陽さんと岡田達也さんの演じた坂本竜馬がトップ2。」とツイートしていた登米さんとは非常に話が合いそうな気がする(笑)
個人的には、そんな登米さんに岡田さんをがっつり演出してもらえなかったのが少々残念でした。
ハムレットォ!!
少年社中
あうるすぽっと(東京都)
2012/05/25 (金) ~ 2012/05/31 (木)公演終了
満足度★★★
観劇
衣装やセット、演出、キャストと安心の社中クオリティ。
前説から本編への流れが秀逸、まさに掴みはOK!!という感じでした。
前半のグイグイと引き込まれる流れから、
中盤ちょっと冗長になったのが残念でした。
容疑者χの献身
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2012/05/12 (土) ~ 2012/06/03 (日)公演終了
満足度★★★
初演よりも好き
作品的にはあまり好みではないのですが、
近江谷さんが良かったです。
闇言
JACROW
ギャラリーLE DECO(東京都)
2012/05/08 (火) ~ 2012/05/13 (日)公演終了
満足度★★
ちょっとダメでした
JACROWは初見でしたが、elePHANTMoonは何作か観ていて
薄々は覚悟していたのですが、
あまりにも直接過ぎる表現で、生理的に受け付けませんでした。
LITTLE WOMEN
Score
d-倉庫(東京都)
2012/12/27 (木) ~ 2012/12/31 (月)公演終了
満足度★★★★★
良かった☆
星組、月組どちらも素敵でした
舞台もおしゃれでした
照明も綺麗でした
年末にとてもいい舞台を観劇できて、良かったです☆☆☆☆☆
少女仮面
明治大学唐十郎ゼミ「紅団子」
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2012/12/14 (金) ~ 2012/12/16 (日)公演終了
素人と、玄人の、裂け目…
猿楽町校舎で明治大学さんの舞台を拝見したのは2回目…前回と同じくフリーカンパチケット制(観客の言い値)ということ、そして、今回は唐十郎さんの本ということでうかがいました。前回の『ジゴクヘン』は4500円と査定し、納めさせていただきました。今回は席料を決めるのがとても難しかったです。結果、4600円を納めさせていただきました。私自身にとって、観劇正規料金は1席5000円と考えています。それは、玄人(プロ)として舞台のみで生活する場合、素人の私なりに平均的な社会人の生涯賃金から年収を逆算し、その水準を確保するために必要な席料はいくらか、試算した結果です。今回の舞台ではあらためて、素人と、玄人の、裂け目…を考えさせられました。以下、長文になりますので、ネタバレBOXにて…
ネタバレBOX
お金をもらいさえすれば、すべて玄人だとは、私自身は、思っていません。もちろん、ほかの方々がそうお考えになることは御自由だと思います。
私にとっての「玄人」とは、そのなりわいだけで飯を食っている人です。
したがって、社会人として自ら生計をたてられている方々は、皆さん必ずなんらかのプロでいらっしゃいます。
私にとっての「素人」とは、そのなりわいだけでは飯を食っていない(あるいは食えていない)方です。
したがって、お金を払って観劇する宿命にある純観劇人には、どなたも玄人はいないということになります。くれないも、素人の純観劇人です。
もちろん、観劇によって得た情報を加工し、記事化して、それを売ることをなりわいにしている職業演劇ライターの方はおられますし、観劇サイトの運営者や、個人で観劇ブログを運営して広告収入だけで食べている方もいるかもしれません。
しかし、それはあくまでライターや広告業としてプロなのであって、観劇するだけで劇場にいくたびにお金をもらって生活しているわけではないので、やはりプロの観劇人ではない、ということになります。
一方、もし博打のあがりだけで飯を食い続けている方がおられるなら、その方はまちがいなく、プロの博打打ちです。
厚生労働省「賃金構造基本統計調査」のデータを用いた労働政策研究・研修機構の推計によると、大学卒の社会人の生涯賃金はおよそ、女性が2億4千万円、男性が2億8千万円だそうです。高卒で女性1億8千万円、男性2億4千万円、中卒でも女性1億4千万円、男性2億1千万円とのことでした。
俳優の皆さんはチケットバックで手取り何割くらいもらってるでしょうか。5割、もらってますでしょうか。おそらく、それだけもらってる方は少ないのではないでしょうか。
あるビジネスモデルを考えたとき、総売上高に占める経費率を50%とした場合、粗利率は残り50%になります。
40年間働いた生涯賃金を仮に2億円とした場合、必要な年収は500万円。
その水準を確保するためには、粗利率50%でも1人で年1000万円のチケットを売り上げねばなりません。粗利率が低ければもっと高額になります。
裏返すと、席料が1席5千円&チケットバック5割の場合でも、そのひとひとりで年間最低のべ2千人を集客するちからがなければならないことになります。
これは、年8回舞台に立つとして、毎回必ずきてくれる純観劇人の方が250人はいなければならないことを意味します。そして、そのなかには同業者は含まれてはなりません。
同業者が顧客たりえないのは、対等な同業関係であるならば、有償で観に来てもらえば必ず、その方の舞台もおかえしに有償で観にいかなければならなくなるからです。それではただ席料をキャッチボールしてるだけです。
これが、同業者をエンドユーザーに含めることができない理由です。
したがって、以前コリッチの『観てきた』でもふれた、席料を1席2千円で設定されている某劇団の方は、ひとり年間最低のべ5千人の顧客をあつめるちからが必要になります。
それくらい、舞台だけで飯を食うというのは大変なことなのだと思います。卒業して10年、20年は、バイトと掛け持ちでできるかもしれません。
でも、30年、40年と舞台だけで生きつづけている方々は、極めて少数のようにおみうけします。人生は1回しかありません…やりなおしはききません。
私は、自分が玄人だと感じた方々の舞台は、1席5千円払ってもよいと思っています。理由は、『ジゴクヘン』の〔観てきた〕に記した通りですし、そうした方々を、ささやかながらおささえしたいと思っています。
一方、1席5千円超の舞台を観に行くときは、厳しくみています。はたして、それだけのお金と時間を投資する値打ちがあるのか…ほかの舞台を選ぶべきではないか…と。
これは、劇団の公示席料が1席5千円の舞台を観に行くということではなく、「1席5千円の質に達しない」と私が感じた方々の舞台を観にいかないようにしているということです。くれないは消去法で選んで観にうかがっています。仕事の合間に観にいくので、一つの舞台を選択すれば必ず、お誘いをいただいた他のどなたかの舞台を公演期間中観れなくなります。絞った舞台はいずれも甲乙つけがたいので、制作、作家、演出家、俳優、劇団の印象など、ちょっとでもケチがつけば即、選択対象外になります。沈黙を守られているほかの多くの純観劇人の方々ももしかしたらお感じになっているかもしれませんが、実は客席側だけうかがっているひとは、舞台人の方のちょっとしたそぶりや視線で、その方が客席をどうみているか、敏感に感じとっています。けして舞台にたっている姿だけみているわけではありません。むしろそれ以外のときをじっとみています。
俳優さんは個人のひととなりですが、劇団は制作の姿勢をみればすぐわかります。なかには、明らかに客席をみくだされた姿勢をとっている方々がいます。それは幕開き間際にうかがったときによくあらわれます。たしかに観客は客席という砂浜の砂ひとつぶにすぎません。代わりは何千何万といるでしょう。そもそも赤の他人ですから。劇場という限られた席数空間では、満席の場合は制作の方は入れるのに苦労します。逆に客入りが悪いと、サイドに空席があるにもかかわらず、ぎゅうぎゅう詰めにすることがよくあります。知人いわく、「舞台に立つ方のモチベーションを下げないため」だとか…しかし、観客は舞台側を満足させるためにうかがっているわけではありません。残り数席なら次のお客様のことは当然私たちも考えますが、明らかにガラガラなのに寿司詰めにすることがよくあります。誰しも見知らぬ誰かと隣り合わせになるのは緊張しますし、そうした状態で長時間いるのは苦痛です。ネットとデジタル映像技術がこれだけ進み、在宅化・モバイル化が加速するなかで、劇場にお金を払いにいくというのはかなり高いハードルです。当然、「なぜあいてる隣の列にいけないのか…」と感じます。だからくれないは、必ず幕開き間際にうかがって、制作の方がどう応対され、さばかれるかをみています…幕開きに遅れた場合はむしろシンプルに、『せっかくですが席を用意できません』とおっしゃっていただいたほうがありがたいです。そもそも遅れていくほうに非があるので丁重に見送っていただくとかえって恐縮します。が、あからさまに代わりのきく砂つぶのごとく、「いまさら何しにきやがった」という態度にも何度もでくわしました。あげくのはては『席はもうありません!』と怒鳴られて帰ったことがあります。■▲◆▲という劇団の女性制作でしたが、未だになんで怒鳴られたのか意味不明です(笑)。そうした出来事は必ずまとめて、客席側のご縁の方々におつたえすることにしています。
客商売はなにも演劇に限ったことではありません。私の業界でそんなことをしたら、一発で干されてしまいます。そもそも、総観劇人口に対して、劇団が多すぎます。コリッチだけで、この一年で、一日ほぼ3劇団ずつ新着しています。1公演1000人以上集客しないと採算がとれないとすると、1劇団年2~3公演するとして、毎日6千人から9千人の観客(観劇数)が増えなければならない計算になります。演劇の観客がそんなペースで増えてるでしょうか…。このままでは早晩、演劇界全体がともだおれ状態になり、『演劇では飯は食えない…』が本当に定説になってしまいます。落語や歌舞伎は門人となる入口で淘汰されますが、演劇ではそうしたことがありません。だからこそ、客席側の選択によって自然淘汰がすすむことが、残念なことですが、私自身は、必然なのだと思っています。
前回の「ジゴクヘン」は1割引きの4,500円、今回の「少女仮面」は4,600円を納めさせていだきました。誤解のないよう申し上げておくと、唐組さんは席料3600円でしたが、今回の質が上回っていたわけではありません。
本の世界は申し分なかったと思います。ただ、千秋楽の風組を拝見して、私自身は三人の方々をのぞいて、お金を払うたちすがたの水準にないと感じました。
本のなかのひとに同化されていた、と感じたのは、ホール主任の方、腹話術師の方、水飲みの勤め人の方です。
春日野さんと、貝さんはとても残念でした。貝さんに至っては風呂桶の水をなめるとき、桶にいれていない渇いた指をなめていたようにおみうけします。水なめないで味なんかわかるんでしょうか。客席にそう思えというのは酷です。ほかのアンサンブルの方々も、出番が短時間だったのでなんともいえないところがありますが、たちすがたはむしろ台詞がないときのほうがむずかしいと思います。客席はなにも台詞をしゃべっている方だけみているわけではありません。舞台全体を俯瞰してみています。センターがしゃべっているとき、アンサンブルがどうその時をすごしているか…そこがじつはとても奥が深く、むずかしいのではないでしょうか。
私は板の上に、ふだんの自分自身をもちこんでいる方がたつ舞台は魅力を感じません。結婚式のカラオケのように、自分の世界にはいってたり、観客の視線に酔ってたりしても同様です。私には、玄人の方々はつねに、板の上では限りなく自分自身を零にされ、本のなかのひとやものと同化しているようにみえます。
そこが、玄人の入り口に立てるかどうかの最初の分かれ目ではないかとも感じています。
唐組さんの紅テントの舞台ではさらにそれを超えて、たとえば藤井由紀さんのたちすがたには、みずからのからだに大地から地霊をよびこむような妖気を感じます。
「ジゴクヘン」に記したように、私も、ある結論をださなければなりません。
2回目は拝見しましたが、3回目はもうないとおもいます。
しばらく、猿楽町校舎から離れて、玄人の舞台の観劇に徹しようと思います。
正直、今回は席料を決めるのがつらかったです。「学生なんだから当然だ…」といってしまえばそれまでですが、皆さんは授業料を払ってこの数か月、舞台指導を受けてきたはずです。そして『客の言い値』という席料を設定した以上、それはたんなる学芸会のだしものではなく、少なからず玄人の舞台にたつことを念頭においたものであるとみられてしかるべきです。
もし1円も求めない舞台なら、私は迷わずほかの舞台に同じ時間を使っていたでしょう。
そうではなかった以上、玄人の方々の舞台と同様に向き合うのが誠意だと思いますし、ここにも玄人の方々の舞台感想と同様に書かせていただくことにしました。
100円の差は、前回拝見した舞台よりも、たちすがたが化けていた方がおられたからです。将来への可能性を感じました。
またいつか、ちがったきっかけでうかがわせていただくこともあるかもしれません。そのときをたのしみにしています。ありがとうございました。
(追伸)ホール主任の方、腹話術師の方、水飲みの勤め人の方、いつかキャンパスの外の、劇場という名の戦場でお会いしましょう…
すべての夜は朝へと向かう
劇団競泳水着
サンモールスタジオ(東京都)
2012/12/12 (水) ~ 2012/12/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
上質
冒頭の導入に始まり、場面転換、最後のシーンに至るまで、
とてもスムーズでダレることなく最後まで楽しむことができました。
ちょっと甘酸っぱかったり苦かったりするお話でしたが、
それでも見終わった後の余韻、後味がとても良かったです。
2012年最後にとても良いものが見られてよかったです。
ネタバレBOX
トープレで見た相楽樹さんがやはり素晴らしかったです。
今回は歳相応の高校生役でしたが、力の抜き加減とか
空気感とかダルそうな会話とかすごくリアルでした。
今後も注目していきたい女優さんです。
いつだって可笑しいほど誰もが誰か愛し愛されて第三小学校
ロロ
新宿眼科画廊(東京都)
2012/12/15 (土) ~ 2012/12/26 (水)公演終了
満足度★★★★
言葉にならない
言葉にするのが難しいのだけど、
わけのわからないままとても感情が揺さぶられた。
かみさまのおかお
クロジ
俳優座劇場(東京都)
2012/12/19 (水) ~ 2012/12/24 (月)公演終了
満足度★★★★★
美しい。
叫ぶ能登麻美子さんがとても悲しく美しかった。
森悠さんの脚本は痛いところを抉られて
見ていてとても辛い気持ちになるけど、なぜだかとても好き。
「俺とあがさと彬と酒と」第1回公演『ふたりマクベス、マボロシ兄妹、ほか短編』
DULL-COLORED POP
アトリエ春風舎(東京都)
2012/12/27 (木) ~ 2012/12/31 (月)公演終了
見応えあり
【俺とあがさと彬と酒と】を観劇。
関東の劇団・DULL-COLORED POPと関西の劇団・悪い芝居の二本立て。それも同じ女優を使っての芝居。ほぼセットはなく、芝居、台詞のみで進行していき、片方が精神性の世界を描き、もう片方はマクベス夫妻を描いている。まだ若手の部類に入ると思われる劇団だが、内容が濃く、こんなに重い芝居を作れるなんてかなりの驚きだ。各一時間の芝居だが、見ごたえあり。
最近の若手の演劇界の潮流は、踊り、音楽、口語演劇が主流のように思われがちだが、先ずは戯曲ありの演劇本来の形に戻っているのだろうか?
そんな事を考えさせられる二本立てであった。
「俺とあがさと彬と酒と」第1回公演『ふたりマクベス、マボロシ兄妹、ほか短編』
DULL-COLORED POP
アトリエ春風舎(東京都)
2012/12/27 (木) ~ 2012/12/31 (月)公演終了
満足度★★★★★
めったに観られない貴重な作品
10時の回に伺った。朝だからすいているだろう、と正直思って行ったが、何が何が、既に多くのお客さんがいて、客席は、前方半分はほぼ埋まっており、最後列に掛けた。DULLカラのくろねこちゃんとxxxのお茶会の如く、コーヒーをいただいた。ラジオ体操、想定外のイベントだったが、ナイスアイデアだった。観客は皆さん結構楽しんでいた。谷さんの俳優ぶりだが、完璧だと感じた。感情の表現、台詞、…。恐れ入りました。
個人的な責任で誰も責められないのだが、前半20分程過ぎたあたりから尿意をもようしてしまい、その後は、不謹慎にも早く終わらないかとカウントダウンしていて、観劇に集中出来なかったのが悔やみきれない。
後半の作品は、落ち着いて観れた。大人の作品で鼻血が出そうになった。
「俺とあがさと彬と酒と」第1回公演『ふたりマクベス、マボロシ兄妹、ほか短編』
DULL-COLORED POP
アトリエ春風舎(東京都)
2012/12/27 (木) ~ 2012/12/31 (月)公演終了
満足度★★★★
女優、恐るべし
細かいことは、もう皆さまが語り尽くされていることに、ほぼ同意。
岡田あがささんを起用したくなる気持ち、よく分かりました。
底知れぬ、振れ幅。
佇まいから、滲み出る狂気。
目も心も、釘付けにされました。
演劇って、凄い!
パンフレットが、厚い(熱い)!