
2013年・蒼白の少年少女たちによる「オイディプス王」
彩の国さいたま芸術劇場
彩の国さいたま芸術劇場 大ホール(埼玉県)
2013/02/14 (木) ~ 2013/02/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
両ver.観劇。
川口覚くんと小久保寿人くんがオイディプスとクレオンを演じたそれぞれの回を観ました。川口くんのファンとしてはいつ役が変わるかと開幕前までヒヤヒヤしていましたが、いざ開演してしまうと何でそんな心配をしてたのだろうと思うほど圧倒的な演技。しなやかな体躯から繰り出す重厚かつ繊細なセリフ回しは、同世代の役者さんの追随を全く許しません。オイディプスとクレオンの演技の振り幅も尋常じゃなく、逆に脇役で実力を確認できたのも良かったかなぁなんて思ったり。でもご本人はやはり主演が良いのですよね。さいたまネクスト・シアターという若手ながらも実力派揃いのこの劇団、一枚看板では良くないのかもしれないと思いつつ、やっぱり川口くんの主演が観たい。そして周本さん白川さんもとっても良かった、コロスひとりひとりも全員魂がこもってました。ちなみに演出は蜷川入院のため、途中から演出助手の方にバトンタッチ。だからから、綺麗すぎて綺麗すぎて、蜷川さん独特のフェティッシュ感は薄れてました。しかし黒装束の川口くんのセクシー度は半端じゃないです。

【無事に終演しました】タイトル、拒絶【ご来場本当にありがとうございます】
ロ字ック
サンモールスタジオ(東京都)
2013/02/09 (土) ~ 2013/02/17 (日)公演終了
満足度★★★★
ロック。
脚本の山田さんの言いたいことがロックの音楽と共に語られてました。風俗の話ながら下着姿になる等全部山田さんが背負っていて、いかにこの作品が彼女の全てをこめたたが伺えました。主演の堤千穂さんはいつもニココニしていて、その笑顔が真意なのかそうでないのか、そして素の彼女のものなのか演技によるものなのか・・・そんな気持ちでずっと引かれながら観てました。そして長井短ちゃん、美しすぎてスタイル良すぎてハーフの人はいいなぁと思ってたらなんと純粋な日本人とのこと!素敵でした。

デキルカギリ
G2プロデュース
本多劇場(東京都)
2013/02/21 (木) ~ 2013/03/03 (日)公演終了
満足度★★★★
重いモチーフと笑い、俳優陣を堪能。
学者である父親が突然ぼけたため”遺言”が公開されることになり、
それには、三兄妹が揃う必要があった。
しかし、長男はある事件から姿を消していたのだった。
G2が最後に「他がやらないことを!」と選んだテーマは「原発」!
セリフの端々に知らなかった(おそらく徹底した取材の上での)原発データが
ちりばめられていて、いちいち驚いたり、あらためて思い出して、
怖くなったりの連続。
それでも笑いは忘れず、舞台上のコメディシーンは続く。
さすがG2プロデュースは手を抜かない。
最後まで徹底挑戦の姿勢が素晴らしい。
山内圭哉さんの弱気の演技(と髪型)、
大和田美帆さんの安定感!
片桐仁さんが珍しく中心で正道の役をきっちり演技し、
あの、岩井秀人さんが役者としてがっつり演じ、
大満足でした。

BONE SONGS【本日23日(土)13時&18時開演、当日券あります!】
劇団鹿殺し
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2013/02/15 (金) ~ 2013/03/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
パワフル!前向き!疾走感に満ちている!まさに舞台の中で「生きている彼女ら、彼ら」!
音楽劇、覆面レスラーの娘の波乱の半生!
自分の骨は、亡くなった周りのみんなで出来ている!
鹿殺しらしい、常にパワフルな歌と生ブラス演奏!
菜月チョビ中心に繰り広げられる主人公の、
超波乱に満ちた半生は悲劇の連続!
なのに笑える!
なのに泣ける!
客演・姜暢雄の典型的なデータ分析型秀才イケメンキャラや、
愛すべき登場人物たち!
東京×××××××ランド風ゴス・バンドなど凝りに凝ったパロディも満載!
数々の着ぐるみも、ようできとる!
疾走感に満ちている!
まさに舞台の中で「生きている彼女ら、彼ら」!
満腹です。

マクベス
世田谷パブリックシアター
世田谷パブリックシアター(東京都)
2013/02/22 (金) ~ 2013/03/04 (月)公演終了
満足度★★★★
5人で演じるシンプルな「マクベス」。日本の四季や和装を自然に取り込む姿勢に共感しきり。
5人で演じるシンプルな「マクベス」。
海外公演もにらんで日本の四季や和装を、
単なる外見ではなく、
その精神的なものをあくまでも自然に取り込む、
野村萬斎さんの姿勢に共感しきり。
桜の花びらが舞い、真っ赤な紅葉の葉が舞い散る風景は
受け狙いのジャパンテイストとは、大きく一線を画す美しさがある。
善人マクベスが、魔女の予言と夫人の言葉に心を乱され、
悪に手を染め、破滅への道を辿りはじめるが、
最後は自分を取り戻し、自らの運命に強く立ち向かうその姿は、
力強く、りりしい。
共演者マクベス夫人には実力派の秋山菜津子さん。
以前から、注目作品に次々に出演されていて、目が離せない。
魔女を始め、主演の二人以外の登場人物すべてを、
天井桟敷等に出られていた三人で演じているのも象徴的で、
マクベスと夫人により焦点が当てられていて非常に効果的。
上演時間が長すぎないのもいい。

落下ガール
オフィス・REN
シアターサンモール(東京都)
2013/03/07 (木) ~ 2013/03/11 (月)公演終了
満足度★★
学芸会
彼女らのファンなら、楽しめるのでしょうけれど、ストーリーはベタで、斬新さはまったく感じられず。早々に飽きて、公演時間が長く感じました。
客席はガラガラ。

或いは魂の止まり木
A級MissingLink
AI・HALL(兵庫県)
2013/03/01 (金) ~ 2013/03/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
見失う すぐちかくに有る止まり木
止まり木は、あります それぞれの人に 止まり木を探す 見失う すぐちかくに有るのですね それぞれの事情があって それぞれに生きる でも止まり木は、そこなんでしょう。 舞台の上下のロッカーに立つ家族 最高に面白かった。 ピューイイ ピピ ピューイイピピ

The Chair
坂本企画
カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)
2013/03/02 (土) ~ 2013/03/03 (日)公演終了
満足度★★★★★
死が人生の締めに有るように。
人生のたたみ方 終わり方 自分の椅子を探す そう言う事だと思います。
面白かった。命にかかわる椅子に、死が人生の締めに有るように。 面白かった。

あとにさきだつうたかたの
演劇集団 Ring-Bong
サイスタジオコモネAスタジオ(東京都)
2013/03/07 (木) ~ 2013/03/12 (火)公演終了
満足度★★★★
味のある芝居
ドキドキ,ワクワクするような楽しい部類の芝居ではない。考えるべきことがいくつも含まれていて,それでいて主義主張を押し付けるようなものもなく,あとは自分の頭で考えていかなければならない。振り返れば振り返るほど味のある,思いが深くなる芝居であった。ベテランの役者さんを配役し,見応えもある。最後の終わり方も好み。良い芝居を観たと思う。

虚言の城の王子
空想組曲
吉祥寺シアター(東京都)
2013/03/03 (日) ~ 2013/03/10 (日)公演終了
満足度★★★★
作家の力
初見の劇団。作家も俳優も若い。
が、人気の出る理由を納得した。
作家の構成力が素晴らしい。舞台美術も秀逸。俳優も巧い。
ただ、おとぎ話のパートは、あまりにも「らしく」作りすぎでは?
わかっていても、聞いていてぐったり疲れた。
あのテンションの高さには、懐かしさも感じたが。

100万回Regret
元素G(エレメントごんべえ)
高田馬場ラビネスト(東京都)
2013/03/08 (金) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

連続おともだち事件
クロムモリブデン
赤坂RED/THEATER(東京都)
2013/03/06 (水) ~ 2013/03/20 (水)公演終了
満足度★★★★
ストレートのちクロム
近年の社会問題を驚くほどストレートに取り上げながらもそれを巡る人々や設定、特徴的な動きはお馴染みのクロムスタイル。
ポップな衣装やラストの落とし方なんて目一杯クロム!(笑)
なお、開場時から生演奏があるので早めの入場が吉。
上演時間105分。

愛して紅
劇団†勇壮淑女
ザ・ポケット(東京都)
2013/02/26 (火) ~ 2013/03/03 (日)公演終了
満足度★★★★
ベタでアツい
一言で表現すれば「ベタでアツい」。
往年の大映テレビのドラマ風なベタな導入部から、母の顔色を伺ってばかりだった「お嬢様」の自立(?)を経てベタの王道(笑)で締めくくる娯楽作、散歩道楽は苦手だったが外部提供作は好みかも?
客入れ時、本編を通じての使用曲も懐かしかったなぁ。

月の剥がれる
アマヤドリ
座・高円寺1(東京都)
2013/03/04 (月) ~ 2013/03/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
王道広田作品
「力による力の抑止の行き着く先」や「命と引き換えの抗議の是非」をテーマにしており、どちらかと言えば淡々と進むのにグイグイ引き込む力がある。
そうして「命の躍動と祈り」を見せて締めくくるなんて堪りませんわ。
正直なところ、大半は「広田戯曲の王道」ではあるものの今までに観てきた作品群の中では平均的か?などと思いながら観ていたが、終盤の収束のさせ方と締めくくり方で評価急上昇。
いやぁ、ヤられたなぁ。
また、今回は観ていてNODA・MAPに通ずるモノを感じたが、現存している問題を多少カタチを変えて近未来のこととして描くシカケが共通するのか、と思ったりも。(詩的で耳から入るリズムが心地好い科白もそうかな)
強いて言えば泣かせ逃げなのがズルい(笑)が、本作に関してはあれしかなかろうしなぁ。

若手演出家コンクー2012 最終審査
一般社団法人 日本演出者協会
「劇」小劇場(東京都)
2013/03/05 (火) ~ 2013/03/10 (日)公演終了
満足度★★★★
天辺塔『箱』
女性4人が出てきて、いろいろやってたよ。箱をテーマにした短い脚本をいくつか用意して、それを演出家がコラージュして出来上がった舞台。普通は『構成』っていうと思うけど、『コラージュ』って呼んでるのが、なんとなく女性っぽくていいなあ、と思ったなり。
女性が4人出てくるけど、そのなかの一人がものすごく舞台映えする人で、その人に眼が行きがちでした。ああいう人が4人いて、舞台上を動いていたら、それだけで素晴らしいだろうなあと思ったり。
箱をテーマにした物語だということだったけど、よくわからないまま終わったものもあり(いや、へっぽこな僕が見逃してそう感じただけだと思うけど)。
でも動きなんかは面白くて、よく訓練されていて、素早い動きが印象的でした。

CASE
劇団伍季風 ~monsoon~
小劇場 楽園(東京都)
2013/03/07 (木) ~ 2013/03/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
初サスペンス
どういう場を設定するか? これが上手くゆけば、芝居は滞りなく運ぶ。それほど大切なことなのだ。今回劇団MONSOONが使った小屋は、小劇場楽園、客席は舞台に直交して2か所。小さな小屋でレイアウトもちょっと特殊。その小屋の特性を見事に活かし、密室のサスペンスを織り上げた。シナリオの緻密さ、役者陣の落ち着いた演技と適確な間、やや落とし気味の照明と全員黒で統一した衣装が、いやが上にも観客の集中力を舞台上に、その筋の展開に絞り込んでゆく。そのことを意識した演出である。無駄な物が何一つない舞台上には、想像力を刺激するアタッシュケースが一つ。これが、シナリオの展開のコアにもなれば、観客が、舞台上に馳せる想像力のコアにもなって重層的に作用しているのだ。
サスペンスなので、内容説明は避けるが、ラストも含みのある良い作品である。

テネシーの女たち
Theatre Polyphonic
シアターシャイン(東京都)
2013/03/07 (木) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

「ジャパニーズ・ジャンキーズ・テンプル」
ハイブリットハイジ座
シアター風姿花伝(東京都)
2013/03/06 (水) ~ 2013/03/10 (日)公演終了
満足度★
痴的
何事にも“ずれ”が生じてしまう主人公の話。ずれの原因も一応明かされるが、何ら演劇的説得力もなく、シナリオの内的関連も無い。ぐちゃぐちゃのシナリオでジャンキーの生態を描こうとか、ジャンキーの見た夢、という落ちがついているわけでもない。矢鱈にダンスパフォーマンスが入るが、シナリオとの連携を欠くが故に、何の説得力もなければ、感動もない。ないない尽くしの公演であった。

今、出来る、精一杯。
月刊「根本宗子」
駅前劇場(東京都)
2013/03/06 (水) ~ 2013/03/12 (火)公演終了
満足度★★★★★
本当に良いもの
初めて舞台で泣いた。人間関係の黒くて複雑な部分、僕の五臓六腑をかき回すようなずっしりとした人間関係を正に、描き出していた。
共依存の関係における、大きな物の共有は、お互いその認識が保たれているときにおいて、ある完成したものであるが、一度そのどちらかの認識が崩れた場合、それは他人をも巻き込むのですね。また、第三者にとって、彼らの大きな物はちっぽけな物にしかすぎず、理解できない。しかしその第三者でしか存在し得ない存在にも、「私は正しいと思います」と最後に。
役者さん達も本当に素晴らしく、舞台芸術も細かいところまで完成度が高かった。演出に関しては、余計な奇抜さは無く、でもどこか新しさを感じさせた。
本当に良いものを観れた気がする

斜め45度
劇団モンキーチョップ
アレイホール(東京都)
2013/03/07 (木) ~ 2013/03/10 (日)公演終了
満足度★★★
話は1本筋通してました
オムニバスとはいえ、よく繋げてあって面白かった。
ただまあ小品な感じは抜けなかったなぁー
でも荒唐無稽ながら妙な説得力のある話は楽しめました(^^)
<90分>