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CASE

CASE

劇団伍季風 ~monsoon~

小劇場 楽園(東京都)

2013/03/07 (木) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

良質のミステリーでした
なんか定番の密室話を上手に見せていました、
難しいバランスの作品を本当に観客巻き込んで完成させた手腕に脱帽です。

<90分>

ネタバレBOX

映画「キューブ」みたいな感じと云えばいいかな、
でもぶっちゃけると、「キューブ」よりはスッキリします。
ちゃんと納得ゆく理由と背景が語られますから(^^)
ブルーシートチルドレン

ブルーシートチルドレン

川崎インキュベーター

ラゾーナ川崎プラザソル(神奈川県)

2013/03/07 (木) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★

いろいろ詰め込みすぎたきらいあり
でー2時間40分・・・・長いぞ。
う~ん、ちゃんと帰結されて納得はできたが、
なんかこうもっと精錬する必要があるのではと感じたデス。
でも盛り込みすぎはヨクナイナー(~_~;)

ネタバレBOX

演劇中心での劇中劇とかもあって面白い作ではあったが、
なんか義務化した演劇が悪者過ぎた描き方であり。
できれば良い面のエピソードなんかも
台詞だけでも入れるべきだったのでは?と思った。
(治安が良くなったとか就学意欲が増加したとかねー)

人間集中力は90分ぐらいらしいし、
ここまで長くするなら、
休憩入れた前後編とかにすること考えても良かったはず。

開演の方法は独特で面白かった(^^)
定番の暗転使用せずに、注意事項を伝える手法は評価します。
なので星1つオマケです!
曖昧未満

曖昧未満

演鑑演劇部

東京学芸大学芸術館1階・展示室1(東京都)

2013/03/07 (木) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★

学芸にて
チラシを観たときから、なんとなく独特の空気を感じ、
どちらかというと、ごちゃごちゃした身内受け多めのコメディーかと思ってしまっていたのだが…

実際、そんなことはなかった。

空間の使い方、抽象性に表現力、友人にまで勧めてしまった。

今後も機会があれば、ぜひ訪れたい劇団です。

テネシーの女たち

テネシーの女たち

Theatre Polyphonic

シアターシャイン(東京都)

2013/03/07 (木) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★

個々と束ねられたもの
全ての作品を知っているわけではありませんでしたが、
見覚えのあるストーリーもいくつか。

それらの一つずつが様々に刹那を描き出し、
一方で他の物語と重なる時間の如くに舞台にあって。

作品たち一つずつに惹かれつつ、
一人の作家が描く共通した感覚にも捉えられて。

少しだけトーンの異なる最後の作品も圧巻でした。

ネタバレBOX

開場時舞台は黒い幕で隠されていて。
2列目の中央に座ると、
その幕の真ん中に仕立てられた小さなのぞき穴にも気づく。

客電が落ちると、一人の女性が客席奥から現われ、
そののぞき穴から舞台を覗き込んで・・・。
観客もその視点とともに舞台に導かれます。
黒地に描かれた壁の絵に目を奪われ
何枚かの絵に見入って、
その中に積み上げられていくドラマに心を奪われていきます。

『風変りなロマンス』は主に下手側で
いくつかのパートに分けて紡がれていきます。
冒頭の部分が少しだけ硬く感じられましたが、
やがてシチュエーションがほどけていくと、
そこにロールたちのルーズな行き場のなさが
役者たちの絶妙にすれ違う会話の中から
じわじわと伝わってきます。
猫の作り方もしたたかで、役者がその所作に
主人公と宿の女主人双方の見え方を
しなやかに背負っていて・・・。

同じ舞台の上手側には
別のベットがしつらえられて
女性が眠っている。
その場の空気は、
やがて『バーサよりよろしく』として立ち上がりつつ
『風変りなロマンス』の
宿屋の一部屋と窓から見える工場の風景にも
同じ時間の俯瞰を与えて・・

『バーサよりよろしく』は他でも観たことのある作品でもあり
舞台の空気にすでに前のシーンからのものがあるので
物語の肌触りをそのままに受け取ることができて。
バーサの見るものも、
まわりの女性たちの彼女との距離もとてもナチュラルなものに思える。
生きることの残照のようなものが
二人の女性の風情にさらに際立つ色を与えつつ
一人の女性への憐憫や同情に留まらない
生きることの質感となり、深く浸潤される。
二人の女性のそれぞれの距離感に作りこまれた
こまやかな揺らぎにも心惹かれ、
ジャズの場への入り込み方も実に効果的。
女性たちのその場にあることのリアリティや
想いの単に情念だけに留まらない、
どこか軽質で達観にも似た感覚までが
織り上がっていく。

『話してくれ、雨のように・・・』は
2月に観たd’UMOの舞台の素材となった作品で、
極めて個人的に、
その圧倒的なデフォルメに切り出されたものの印象が
今でも強く残っていて。
で、この舞台に綴られていく世界に取り込まれて、
やってくるもののベースに変わらない普遍があることに驚く。
雨音と場の閉塞感から逃れるように
幻想が虚実の敷居を乗り越えて広がり、
その先に語らえる褪せ朽ちていく人生の姿に
淡々と深く行き場のない男女の閉塞の在り様が浮かび上っていく。
テネシー ウィリアムズの作品の多くに感じる、
実態のない希望と現実のありようが、
とてもあからさまに、そして鮮やかに伝わって。

『ロンググットバイ』は
兄妹の一歩踏み込んだ実存感やビビッドさに惹かれました。
その場にあった閉じ込められ感が、
語られる母親のエピソードとともに
舫いを解かれ、その在り様を
くっきりと浮かび上がらせる。
その家に繫がれた母の、妹の、そして父の想いが
どうにも軽質で置き場のない滅失感に束ねられ、
やり場のない、淡く深い想いに観る側を浸して・・・。
兄妹それぞれの閉塞の色の異なりを
役者たちがとても丁寧に編み上げていて。
兄が台詞で語り積み上げていくものも
妹が刹那ごとに垣間見せるニュアンスの
一色にとどまらない重なりや揺らぎも実に秀逸。

『風変りなロマンス』は他の物語を縫うように
時を進めて、
それは舞台を短編たちの羅列にとどまらない
一つのトーンへと縫い上げつつ、
物語を鮮やかに完結させていく。
社会の仕掛けを語る男の溢れだすような高揚に凌駕され
宿屋の女主人から滲みだす業に息を呑み・・・。
そして、刹那の光を感じたりもする。

最後の『財産没収』はそれまでの作品とはまた一味違って
しかも圧巻でした。
短い作品の中に、一人の女性のある時間というか、
人生のそのひと時の姿が鮮やかに描き込まれていて。
演じる女優には、
ロールの容姿にとどまらず、
台詞に語られることも、言葉の先にあるものも、
矜持も、欲望も、 高揚も、不安も、切なさも、達観すらも
観る側の組み上げる想像力など凌駕して、
そのままに刻み込む力があって。
ロールの感じる今も、醒めた人生への俯瞰も、
歪んだその先にある真っ直ぐさのようなものも・・・、
言葉のトーンや、表情や、身体の傾げ方や、
靴の脱ぎ履きの一つずつからすら、
細微に伝わってくる。
そこに、異なる現実感を差し入れる男の風情もしっかりと作りこまれ、
男女の風情に希薄で実存感を伴った立体感が生まれ、
シーンや会話として、しなやかに成立し、
人生のある刹那の風景が
観る側に広がっていく。

観終わって、一つずつの作品のテイストと、
それだけにとどまらない、
どの作品にも折り込まれた
稀代の劇作家が編み上げる人生の感触のようなものが
しっかりと残ったことでした。
「男の果て」全公演終了いたしました。ご来場ありがとうございました!

「男の果て」全公演終了いたしました。ご来場ありがとうございました!

元東京バンビ

OFF・OFFシアター(東京都)

2013/03/09 (土) ~ 2013/03/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

早い展開
石川さんをメンバーに迎えた「元東京バンビ」

今までの筋は変わらず、
客演の役者さんがいつもより多く、
展開が早めだったかな?

また観に行きます(^o^)

2013.03.09記

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2013.03.16夜の部二回目観劇しました。

多彩な(濃い?)俳優・女優陣に圧巻!

先週観たのとアレンジが変わっているところがあり、
爆笑してしまいました!

ネタバレBOX

石川さんの正体、

そして…林さんの正体は?
見上げてごらん

見上げてごらん

Ar-Style

ブディストホール(東京都)

2013/03/06 (水) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★

一生懸命
演じる役者さん達に好感が持てました。星チームを観劇しました。中には、もう少し演技を頑張ってほしいな・・と思う方もいましたが、皆さん一生懸命演じているのが伝わりました。ストーリーは、ありがちな気もし、途中で何で急にこの展開?と思う所もありましたが、ハッピーエンドで終わったのは気持ち良かったです。見上げてごらんの曲も感動的でした。

舞姫

舞姫

メイシアタープロデュース

吹田市文化会館 メイシアター・小ホール(大阪府)

2013/03/07 (木) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

役者さんの演技が・・・
役者陣の迫真の演技を、すぐ側で観ることができました。
テーブルをはさんでの駆け引きが最高におもしろかったです。
笑いの場は、各所にありますが、本筋は、今の時代に置き換えた、純舞姫でした。

ネタバレBOX

駆け引きで終始するので、いろいろおもしろいのですが、長かったです。
最後、捨てられたショックで、正常でなくなってしまいますが、お人形さんが壊れたみたいな感じの表現なのでしょうか?
ちょっとわかりづらかったように思いました。
最後、そういう終わり方なんだでした。

Doubt

Doubt

よろづや商店

d-倉庫(東京都)

2013/02/26 (火) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

「演じる」ということ
息詰まる台詞の掛け合いにただただ圧倒され「演じること」の崇高さに触れた思いです。

ネタバレBOX

2005年のピューリッツァー賞、トニー賞を受賞した作品だけに最後まで観客を惹きつけて放さない力がある。それはタイトルでもある「Doubt(疑い)」の一点に物語の全てが収斂されることにより発生する張り詰めた緊張感であり、4人の登場人物が彼女が彼女として、彼が彼としてそこ在る確かな存在感である。また俳優たちが見事にそれを演じ切っている、というか、その登場人物としてそこに存在していたという表現がふさわしい。話が逸れるが、先日ラジオ番組で久米明さんが亡くなった劇作家、演出家の福田恆存さんから「役者は何を話すかではなく、なぜその人物がその言葉を発するのかを考えながら台詞を言わなければならない。」と常々言われていた、と仰っていた。それに照らし合わせるとこの物語の登場人物には必然的に発せられる台詞しかないと思われる。俳優たちはその必然さを背負って台詞を発し、登場人物のゆるぎない存在感を浮き上がらせて見せてくれた。それがこの素晴らしい戯曲を更なる高みに押し上げている。素敵な舞台を見た後の感動は何物にも替え難い。最後に当日パンフの、プロデューサー西村長子さんの「固定観念との闘い」なる文章に痛く感動し、大いに共感した次第です。
「隠し剣鬼ノ爪」「盲目剣谺返し」

「隠し剣鬼ノ爪」「盲目剣谺返し」

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2013/02/23 (土) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★★

時代劇もキャラメルの持ち味で。殺陣や所作もしっかりしてる。
1時間2本立て連続公演の「ハーフタイムシアター」初の時代劇。
笑って泣いてだれでも楽しめるハートウォーミングな舞台が
キャラメルボックスの真骨頂。
今回の時代劇でもその良さがにじみ出ていて、苦難を乗り越える主人公、
耐える女性、殺陣のクライマックス、誰もがホッとできて、あったかい
余韻のあるエンディング…。
観終わって、良かったなぁ~と思えて、芝居が終わった後も、きっと
その世界はそのまま続いているだろうなと思えるラストシーン。
2本とも、やっぱり良かったです。

(ほぼ前説に出ていた西川浩幸さん、和服だったので絶対どっちかには
出演してるのかと思ったらどっちも出てないとは思いませんでした。)

DUST SHOOTERS~ダストシューターズ~【金曜マチネ完売しました】

DUST SHOOTERS~ダストシューターズ~【金曜マチネ完売しました】

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2013/02/28 (木) ~ 2013/03/03 (日)公演終了

満足度★★

大仰なキャッチだが・・・
どうやら私にはこういったコテコテのSF物は向いていなかったようだ。大仰なキャッチコピーに誘われて出かけた事を後悔した。私が感心したのは2点。1点目は長沢美樹演じるレイラがザレム(遠藤公太郎)と再会したシーンで見せる表情の変貌振り。それまで冷徹な戦士然とした表情、立ち振舞いだったのが一転して柔和な表情になり声のトーンも別人のように変わっていくその瞬間。2点目は沢山の宇宙人が登場した(ようだ)が、役者の肉体のみで表現しようというその気概と完成度が高めだったこと。(印象に残ったのは2種類くらいだが)でも衣装はきめてるのに銃くらいは小道具としてあったほうがよかったのではないか。後で考えると「飛び出す演劇」、「ビジュアルイマジネーション演出」というのはこういうことなのかと思うわけなのだが、とにかく音響に頼りすぎる。役者の出ハケの度にいかにもな機械音が爆音で聞こえるのは何なのだろう。スピーカーの近くにいたせいもあるがだんだん耳障りになって仕方なかった。照明ももっと効果的な使い方ができたと思うしアクションもイマイチで見応えがなかった。

ウトピア

ウトピア

立教大学演劇研究会

立教大学 池袋キャンパス・ウィリアムズホール(東京都)

2013/03/07 (木) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★

大いなる皮肉。
最近学生さんの演劇を観る機会が多く、観るたびに”現実”を鋭く捉えているなぁと感心させられます。

今回の作品もそんな印象を持ちました。

ネタバレBOX

確かに全ての人が”自我”や”個性”を持たなくなれば争いや衝突もなくなる。
それを”完璧な理想郷”と呼ぶのであればそうなんだろうと思う。

ラストはエヴァンゲリオンの「人類補完計画」を連想させる内容だったけど、現実問題、世の中が向かっている先に見える姿は「ユートピア」ではなく「ディストピア」なんだと思うと空恐ろしい気になってしまう。

ユ◯ク◯の世界展開なんかまさにそういう事だし。

あと気になった点、カンパ箱がすごく立派なんだけど穴が小さいので躊躇してしまいました。もう少し簡素で穴が大きいほうが個人的にはカンパしやすいです。何ぶん気が小さいもので…。
変身

変身

サンピリ

ぽんプラザホール(福岡県)

2013/03/09 (土) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★

絵描きと妹
意味深な予感は当たって、妹熱烈、兄クール。私は女だから妹の気持ちは痛いほどよくわかるし、兄の反応も予想できる。んーでもやりきれない想いも。
セリフより雄弁なパフォーマンスがステキだった。

ネタバレBOX

現実は厳しいなぁ~を実感。「仕事」「芸術」「恋愛」「金」
それから親の気持ちはうざいだろうけどよくわかる。
今、出来る、精一杯。

今、出来る、精一杯。

月刊「根本宗子」

駅前劇場(東京都)

2013/03/06 (水) ~ 2013/03/12 (火)公演終了

満足度★★★★

知らない人にもおすすめ出来る
人の弱さって何なのかねと考えさせられる作品。人とかかわるって面倒で大変で逃げ出したくなる。でも、面倒くさくても人に頼ってしまう弱さ。それを肯定する根本宗子の優しさ。胸に刺さる。こういうの嫌いじゃない。これは、知らない人にもおすすめ出来る。

ネタバレBOX

真っ直ぐすぎる表現とか少しテンポが悪い部分もあって雑味がある。決して100点満点ではない。でも100点満点じゃないのが良い。ラストは、自分は今これが「今出来る精一杯」と言えるだろうかと。そう思わせる。

演者では梨木智香と墨井鯨子は特に印象に残る演技だった。突き抜けた感が素晴らしい。それぞれ別方向でパワフル。加藤岳史の駄目人間ぶりも出色。こんな酷い男は存在しないと思いながらイラつく。前園あかりも良かったなぁ。
イノセント・ピープル “原爆を作った男たちの65年”(再演)

イノセント・ピープル “原爆を作った男たちの65年”(再演)

劇団昴

あうるすぽっと(東京都)

2013/01/30 (水) ~ 2013/02/03 (日)公演終了

満足度★★★

泥沼をどこまで進めばよいのやら
原子爆弾の開発に従事した科学者ら5人の、その後の生涯を通して、
アメリカ人の視点から戦争を見つめる。

まず、この戯曲を日本人が書いてる、という点が驚いた。
原爆を正当化して生きている科学者たちの生活が丁寧に描かれていて、うおお。
正当化、という言葉自体がもはや日本目線なのだが、私日本人だし。
いわゆる「原爆が戦争を終結させた」という視点の人物たちが多く出てくる、そして、「リメンバー・パールハーバー」という言葉も。

そんな中でも、自分がした事を悔いる人も出てくるし、
開発者の娘は平和運動に走って日本人と結婚したり、
息子はベトナム戦争行って半身不随になって還ってきたり。
さらには、原爆開発に携わった人間が、
イラク戦争の劣化ウラン弾に憤慨したり。

もはや、国の問題ではなく、戦争と人間、って所を見つめにゃならんのだと深く感じる。

物語クライマックス、
開発者が広島を訪れた際に質問される。
「どうお考えですか?謝罪はないのですか?」
どうしても謝れない開発者、謝罪の言葉を聞きたい日本人。

もう、掘り返していくとキリがない。
正しい事を突き詰めようとしていく果てに、
誰が、どの国が正しい、とかそういう結末は訪れるんだろうか。

報復に報復が重なり過ぎた、世界史の果ての現在。
『インデペンデンスデイ』じゃないけど、
人類が一つになるには、もっと大きな敵が必要なのかしらん。
悲しいけど。
そうなったらさらに泥沼宇宙戦争だろうけどさ。

お互いがお互いを許し合うにはあまりに多くの血が流れていて、
それを乗り越えるにはハンパない覚悟と決意が必要。
と観てて思った。

シェイクスピアの『タイタス・アンドロニカス』
を想起させる内容でした。

という訳で、昴さん、タイタスやってくれないかしら。
すげぇ観たい。
ってか、出たい。
シェイクスピア万歳。

最近の昴のラインナップ、魅力的です。

次回はサルトルの『汚れた手』だとか。
本読み会第一回で扱われた、思い出深い戯曲です。

『算段兄弟』・『楽屋』

『算段兄弟』・『楽屋』

劇団俳協

TACCS1179(東京都)

2013/02/28 (木) ~ 2013/03/03 (日)公演終了

満足度★★★

算段兄弟Aを
書き込みが消えていたので再チャレンジです。予定の関係で、前半の算段兄弟のAバージョンだけ観劇しました。全体として楽しく観れたものの、やはり二本観るとかなり長くなる。予定は組み込んで観に行きましょう。以下

ネタバレBOX

小屋は初めてで、地下に降りて入った空間は中々素敵でした。ですがギリギリどころか、開演時間になってから入ってくる若いお客さんが多くてゲンナリしました。関係者なのか出演者の知り合いか解らないけど、せめてもう少し早く来ようよと。
算段兄弟は始まってみると、最初は軽快なテンポの掛け合いで好感持てました。ただ時間が経過していくうちに、段々とリズムが落ちていく感じはしました。全体が長いので、中盤とかもっと釈削れると思います。時間経過は思ったより長くは思わなかったけど、シャープな方がいいです。個人的には女性陣の方が良く感じました。うんちくの面白いやり取りもあれば、滑舌聞き取りにくい方まで色々だなと。スーツのボタンを一つ開けずに全部付けていたので、知らないのかなぁと思ったりもしました。僕も新人の時怒られました。
楽屋が観たかったのもあり、それは残念の一言です。他所さんでも楽屋はあるようで、作品はそちらで観れるとしてもこのメンバーでも観ておきたかったです。今後また、俳協さんで気になる作品があれば是非。
focus#3 円

focus#3 円

箱庭円舞曲

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/02/28 (木) ~ 2013/03/11 (月)公演終了

満足度★★★★


「珍しい凡人」しか観てないけど面白い。選曲がいい。出演陣が豪華。

ネタバレBOX

intro「12人の凡庸な日本人」
ダンスしてたけのこニョッキなゲームして、その場の空気で有罪にする。

01「みんな私のことが好きだった」
リストラに走る企業の人事部の会話劇…キャラのたった良作品。ジェネラルの「ぼくらはみんな~生きている~」が、いいスパイス。

02「Arabian Apring Nights」
国会議事堂前で別れ話をする二人…なんやかやと別れたくない男と冷めた女の態度に引き込まれる。確かに壊すだけじゃなくて「創る」ことに魅力がある。

03「マドンナー先生」
予備校での会話劇…原田優理子の自称マドンナ先生キャラが面白い。女性陣がみな素敵だった。

04「That's Entertainment!」
群馬から武道館を目指そうとする会話劇…個性的な人間の正直な会話に癒された。玉置玲央のしゃべりがどことなくかわいい。一番面白かった。


Interlude「ほんとうの話」
遠い親族との恋話…05、10の布石。

05「珍しい恋人」
ゲイの芸術家の片思い…ローリングクレイドル。

06「今日も誰かのせいにする」
ビンタをかます原作者に、思わずビンタを返す映画監督…07への布石。

07「ほね☆すて(実写版)」
漫画原作映画のリハーサル…03の浪人生が無事役者になれたのは良かったのか悪かったのか。抱きつき時の防御がうまい。原作者(片桐はづき)のファッションが好き。

08「ほね☆すて(漫画版)」
07の原作…結ばれたのち、夫の死まで寄り添い、後悔する妻。なんか人生だなと。これが普通なのかなと。乾いた感じがいい。

09「世界の男と女の魔法」
01の室長が新入社員と浮気したことを02の女が責める…ストレートなシーンに間所刈のキャラが際立つ。アケミ(北川未来)の冷めたキャラが、似合ってる。

10「○○○」
出産で妻を亡くした男の悲喜劇…シャープな感じ。らぶほ。

Extra「人の終わり」
火葬場…人が死んでもドラマは残るのか。
若手演出家コンクー2012 最終審査  

若手演出家コンクー2012 最終審査  

一般社団法人 日本演出者協会

「劇」小劇場(東京都)

2013/03/05 (火) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★

「親愛なる我が総統」
こういうのは、観る人の人生観によって評価が大きく変わる作品ではないかと思う。

例えば目の前に言葉も通じないし習慣も違う、マスコミをみる限り野蛮で敵意に満ちた異なる民族の一人がいて、
ソイツを殺さないとお前を殺すぞ、と同じ国の人間に言われたとする。

自分は、歴史も文化も自分の国を心から愛していて、
マスコミの報道によると今、その異民族に滅ぼされようとしているらしい。

家族もいて、自分が死ぬと裏切り者として罵られて路頭に迷うかもしれない。

涙を流し謝りながら殺す人間がいる一方で、
自分と同じように泣き笑い苦しむ人間を殺すくらいなら死んだ方がマシだと
自分の中の神に従って迷わず死を選ぶ人もいる。

どちらに感情移入するかで、評価は分かれると思う。

自分は強力な軍隊を作り上げたドイツ人の言語より、
何のまとまりもなくすぐ侵略され、
ロマンの血が滾るポーランド人の言語を迷わず学びたいと思った。

殺す側に多少でも感情移入するということは、実は極めて危険なことのような気がする。

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人間である限り、誰かが誰かより生きる価値があると信じる理由はない。
教養があろうと無かろうと、
自分の命が、目の前の人間を犠牲にしても守られる価値があると信じる人間(政治家など)だけが、
他のすべての人間に劣る。

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そのことをハッキリと認識するようになったのは、
昨年のFTのヨッシ・ヴィーラーのレヒニッツあたりからなのだけど・・(苦笑
ただ、そのヨッシ・ヴィーラーも実は銀行に支配されたスイス
(報道自由度ランキングは上位だが、資本主義に対する懸念の発言は封殺される表現の自由の無い国
の出身なので、反ナチスの姿勢も多少は割り引いて考える必要があるかもしれないけれど・・(苦笑

ただ、被害者の声というのは割と通りやすいけれど、
加害者の声と言うのは聞かれないことが多いので、
そういう意味では上演する価値がある気もする。

出来ればドイツ軍とかじゃなく、
もっと最近の、アメリカとニカラグアとかそういったところを観たい気もするなぁ・・。

エルサルバドルの司教やなんかを殺害した特殊部隊を育て上げたアメリカ軍の兵士たちが、
「悪魔と呼ばれながらも実は人間」
的な存在として描かれたり・・って皮肉。


※ちなみにナチスとかユダヤ人虐殺などは自分もずいぶん昔から興味があって
本などを読んだりポーランド語を勉強したりしていたので、
割と自分にとっての題材の新鮮さが少なかったりとか、
あるいはポーランド人同士の会話から、
「これはポーランド語にしたらどういうイントネーションになってるんだろうか、
逆にドイツ人にドイツ語で質問してるときとの言葉の差が
感じられないナ」
・元はそれぞれの言葉で話しているため、
ドイツ語とポーランド語での元の会話を念頭に置きながら、それを日本語に訳していることをイメージする必要があったりする。自分も言葉を勉強したとき分かったが、ポーランド人にとってのポーランド語というのは、非常に重要な要素で、一般の市民の手紙の一つ一つが、日本で言うなら昔の作家のような言い回しを使っていたりする。
とか、わりと一般の人にとっては小さなこと(と言っても自分にとっては大きなこと)が気になってしまうので・・(苦笑

↑これが「演出」という面でどうしてもマイナスになってしまうこと。テキストは変えられなくとも、言葉の違いを観客に明確に分からせるような演出上の工夫がどうしても必要だったんじゃないだろうか。繰り返し言うようだけれど、ドイツ語とポーランド語の違いは非常に大きい。ドイツ語と違って、ポーランド語のように非実用的な言語を誇りを持って話す(生み出すのは数学者やピアニストなど)国で、科学技術や強固な軍隊を生み出すドイツとは大きく異なる。ドイツ人とポーランド人との違いをもっと分かるようにする必要があったのではないかと凄く思った。

ミシェル・トゥルニエの「魔王」ぐらいぶっ飛んだものだったら文句も無いんだけどな・・(苦笑

あと、メチャクチャ暑かった(汗

個人的には、(地方の)日常のシークエンスを上手く舞台の中に編み込んでいるという点も含めて、
やっぱり当初の予想通り大阪・広島の2作品に
(自分の中では)絞られたカナ、という気がする。

本当なら、ここにピンク地底人を含めて3作品位でちょうどいいんじゃないか、と思ったりする。

東京の2作品に思ったより演出上の遊びが無く、ちょっとがっかりしてしまった、正直な所(あくまでコンクールなので、今回だけは正直書きます、スミマセン(汗

ネタバレBOX

確かに、
銃殺よりはガス中毒死の方が、殺す側の自分の部下たちが苦しまなくて済む、
あるいは
自分が本当に人間なのかと悩み、苦しむ。

これがある分だけ、ヘースの方が、
世界各国で、自分たちが育て上げた軍隊に人を殺させまくっているアメリカ軍よりは
まだ人間らしいのかもしれない・・(アメリカ軍の兵士たちにあったことはないが

・・とすると、今現在は、ナチスのような直接的な抹殺は免れているものの、
より非人間的なシステムが支配する時代と言えるかもしれない(汗
今、出来る、精一杯。

今、出来る、精一杯。

月刊「根本宗子」

駅前劇場(東京都)

2013/03/06 (水) ~ 2013/03/12 (火)公演終了

満足度★★★★★

物語の先へ
なぜ、劇場に向かうのか。私は。
そこに希望があるから。
きっと。

ネタバレBOX

月刊「根本宗子」の本公演は今回が三回目。
昨年は、ほぼ月刊公演という小作品をほぼ観劇したのです。
まぁ、ぶっちゃけファンですが、なにか?

小作品が続いていたので、こじんまりとしないかと、
ちょっと危惧感もあったのですが、

これまでの本公演を凌駕する素晴らしい作品でした。

今時の若者世界の物語の中に、
歌舞伎やシェークスピア、
或いはギリシャ神話のような
下敷きも感じたのでした。
どうなんでしょうか?

ネモシュー大好きな皆さんは
パチンコネタや、
足の悪い女性に、
根本宗子その人を投射したと思うのですが、
どうでしょうか?

あー、ちなみに、タイニイアリスのインタビュー記事
まだネットに転がっていると思うので、
検索してみて。

彼女の演劇との繋がりとか想いがよく現されています。

これってネタバレに書かなくてもいいんじゃねー(笑)。

役者さん皆さん素晴らしかったです。

ブラボーでした。



「捨てる。」 終演!またお会いしましょう!

「捨てる。」 終演!またお会いしましょう!

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2013/03/08 (金) ~ 2013/03/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

何を捨てる?
(ちょっと改訂)
生きていくなかで、「捨てること」、「捨ててるけど実は捨てない」、「捨てない」、そんなことがいっぱい起こる。
なんかそんないろいろな人の気持ちや行動がお話の中で繰り広げられる。
だからとっても示唆深い。

展開としては重い内容もあるのだけど、笑いを入れていて楽しく観られる。
だから、素直に楽しめる人もいるだろうし、私みたいにちょっと重い感じに受け止めることもできる。観る人によって違う印象を与えてくれるのではないでしょうか?

しかし、エビスでは田中さん・伊丹さん・山崎さんはホントにいつも場をつくるのがうまいなあ、と思ってしまう。しかもいつも違う感じで。
(客席に女性が多い気がするのだけど、このあたりに魅かれているのかな、とも思ってしまう)

漫画家も気持ちがびしびし伝わってきたし、
最後のお話は少し涙。

ということで、観終わって、生きていくっていいなあ、がんばって生きていきたいなあ、と思える芝居だった。

おまけ:(9日20時)片岡さんの後頭部についていた小さい白い糸くずにちょっと気をとられてしまった・・・。

ネタバレBOX

「もみまん」はつぼった。ほんとにこんな略し方をするのだろうか?

親子編、名前を言ってしまうシーンは観ているほうも「あっ」と声が出るぐらいハッとした。紙を落とすのもごく自然でした。

欲を言えば、最後のシーン、できればもう10秒多めに観たかった。
娘がメモがみつからなくて困惑している姿、父親がそれを感じているところ、もう少しだけ余韻がほしかった。

(おまけ)
自分が「たかし」なので、芝居で「たかし」くんが出てくるとなんとなく落ち着かない・・・。

(個人的なコメント)
終わった後、すごくいい作品なのだけど、自分が「捨て」られてないと思った。
この作品、2年前観ていて、今回とキャストの方がまったく違う。
そのため、(話が少し変わってはいるものの)前と重ねてしまう。
前も、相当よくできたものだったから余計に。
(別にどちらがいいといっている訳ではなく、両方すばらしいから更にという意味で)

また、最後の親子編は、「ライ・トゥ・ミー」とやっぱり重なってしまう。
しかも「捨てる。」は2年前みた成川さん+権八さんの芝居が強烈でイメージが残っていることもあり、なんだかいろんなものが混ざった感じがしている。

イメージがごちゃごちゃになるのは自分の悪いクセなので直したい。

もう1回観るときは、たぶんスッと入ってくるように思える。時間作って飛び込む予定。
今、出来る、精一杯。

今、出来る、精一杯。

月刊「根本宗子」

駅前劇場(東京都)

2013/03/06 (水) ~ 2013/03/12 (火)公演終了

満足度★★★★

みました
はじめてバー夢でみた時は近所のおばあさんと思われる2人を含めて10人足らずところから駅前劇場へと、やりおるな。
自分のメンドくささに思いをいたさずにはおれず、少し傷心。

ネタバレBOX

あのヒキコモリはひきこもりなのに常に彼女やら気にしてくれる人がおって羨ましいね。

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