
トランス
演劇ユニット 虹色cafe
JOY JOY THEATRE(東京都)
2013/02/14 (木) ~ 2013/02/17 (日)公演終了
満足度★★★★
とっくに送稿したはず
Je est un autre. Rimbaudの一行であるが、余りにも有名なフレーズなのでご存じの方も多かろう。“私とは他者だ”と訳せる。但し、通常の仏文法では、be動詞に当たるêtreの一人称単数形の形はsuisであってestでは無い。後者は三人称単数形の形だからである。然し乍ら、この表現にこそ、Rimbaudの天才が見て取れる、と見るのが正しかろう。

ハイエナ
沢井正棋プロデュース
タイニイアリス(東京都)
2013/02/13 (水) ~ 2013/02/19 (火)公演終了

範宙遊泳展
範宙遊泳
新宿眼科画廊(東京都)
2013/02/16 (土) ~ 2013/02/27 (水)公演終了
満足度★★★
役者レベルの表現は2 実験性は大
頗る実験的な作品だ。どう評価するか、或いは、この作品が演劇と呼べるのか、という意見も出てきそうだ。というのも、言葉、身体、空間、時間其々が、互いにある焦点を目指して統合されてゆくのではなく、その反対に競合してゆくからだ。

獣のための倫理学
十七戦地
LIFT(東京都)
2013/02/19 (火) ~ 2013/03/03 (日)公演終了
満足度★★★★
緻密
殆ど覆すことが不可能と見えた事件を、ワークショップという仕掛けで見事に解体再構成して観客に納得させる手際は見事だ。
自分が、十七戦地の作品を見るのは、今回で2度目だが、会場は2回とも、ギャラリー空間としても使われる場であった。おまけに、ちょっと探す、というか都会の隠れ家的な場所で、詩人が好む空間領域である。シナリオの密度の高さと演技密度は、作家及びこの劇団のポエティックなセンスを表象しているのかも知れない。

1929年のルバート
創造旅団カルミア
座・高円寺2(東京都)
2013/02/20 (水) ~ 2013/02/21 (木)公演終了
満足度★★★
演出
もっと役者にタメを要求しなければなるまい。若い役者でも舞台で演じるならば、唯、がなったり、キンキン声をあげれば済むわけではない。劇場の性質も良く掴むべきだろう。高円寺2は、よく声が響く。サイズだけで判断してはいけない。
更に工夫を重ねて欲しい。

忘れたっころにエンヤコラッ
ジソーキッズ
RAFT(東京都)
2013/02/15 (金) ~ 2013/02/17 (日)公演終了
満足度★★★★
なんか好きかも
他愛のないガキどもの意味なくはしゃいでた青春時代。
大人になっても、なんだかんだでいい思い出なのだ。
ヘンテコな連中ばかりだけど、妙にあんたら愛しいぞ。

あとがき
Forget Me Not
ワーサルシアター(東京都)
2013/02/15 (金) ~ 2013/02/17 (日)公演終了
満足度★★★
初観劇
内容はまあまあ、時折ですがお芝居してるな~っていうセリフの抑揚が気になることもありました。
突然の人の死に対する受け止め方はいろいろあるでしょうが、人前ですぐにはけっこう泣けない身としてはちょっと安易に泣きすぎな印象も持った。
タイトルにもなっている「あとがき」、最後あっさりしすぎな気がして、惜しい。

獣のための倫理学
十七戦地
LIFT(東京都)
2013/02/19 (火) ~ 2013/03/03 (日)公演終了
満足度★★★★
サスペンス
展開が面白かった。おふざけなしのしっかりとした内容で、とにかくストーリーが引き込まれます。たくさんの人に観ていただきたいです。

笑う通訳
電動夏子安置システム
上野ストアハウス(東京都)
2013/02/15 (金) ~ 2013/02/20 (水)公演終了
満足度★★★★
M班
千秋楽だったのでV班を見れなかったのは残念ですが、笑わせて貰いました!
オチの後のリフレインが少し冗長だったかなと思いましたが、噛み合わなさ具合と、真面目不真面目の対照的な通訳のキャラが楽しかったです。

ふりつけされたえんげき『君の知らない転び方』
ホナガヨウコ企画
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/02/16 (土) ~ 2013/02/25 (月)公演終了
満足度★★★
心地良いナチュラル感
ダンサーとミュージシャンのコラボレーションによる作品で、「ふりつけされたえんげき」と題されている通り、身体表現をメインにしつつも一貫性のある物語を感じさせる内容でした。
以前に工業高校で同期だった女性2人が東京で偶然出会って同居することになりつつもお互いに手紙のやりとりをするという不思議な距離感が描かれていて、特にドラマティックな展開がある訳ではない淡々とした描写ながら、退屈さを感じさせませんでした。
各エピソードをあまり詳細には描かず、色々と想像を巡らせる余白を残していて、開放的な雰囲気があって心地良かったです。
ホナガヨウコさんの動き・台詞も、木下美紗都さんの歌もあざとさのない自然体な雰囲気で、表現が素直に伝わって来る感じがありました。
70分と少し短めの上演時間でさらっと終わるのも後味が良かったです。
音や台詞と動きの関係が特徴的で、特にオノマトペを連ねた歌詞とシンクロして動くシーンがユーモラスで印象に残りました。
前半はマイム的な動きが多く、動作の止まり方が美しかったです。終盤ではホナガさんらしいキュートなダンスもあり楽しかったです。
セットや照明も手が込んでいて良かったのですが、作品の持つ穏やかな雰囲気に対して少々主張し過ぎなところがあったのが勿体なく思いました。

幻戯【改訂版】
鵺的(ぬえてき)
「劇」小劇場(東京都)
2013/02/20 (水) ~ 2013/02/26 (火)公演終了

フレネミーがころんだ
熱帯
駅前劇場(東京都)
2013/02/07 (木) ~ 2013/02/12 (火)公演終了
満足度★★★★
女性ならではの視点?
面白うてやがて恐ろしきとでも言うべきか、大いに笑いながらも地雷源を歩いているようで気が休まらない(笑)。
アフタートークでも話題になったが男にはない世界かも?
また、暗転もない一瞬での場転や幕切れの潔さ等も鮮やか。

ワクラバノユメ
メッテルニッヒ
萬劇場(東京都)
2013/02/08 (金) ~ 2013/02/10 (日)公演終了
満足度★★★
2つのテーマを均等に扱い虻蜂取らず気味
「もしかしたらあったかもしれない」架空の幕末史も終盤の夢魔たちのパートもそれぞれに面白いのだが、均等に重きを置いたために冗長になり(上演時間135分)両パートが虻蜂取らずになったのは残念。
何もかも盛り込むのではなく取捨選択して適度な長さに刈り込む潔さも必要では?

発情ジュリアス・シーザー
柿喰う客
青山円形劇場≪公開GP≫(東京都)
2013/02/20 (水) ~ 2013/02/20 (水)公演終了
満足度★★★★
ゲネプロ
はじめて「柿喰う客」の芝居を観てきました。
タイトルからは想像できない時代劇風のシリアス?コメディと言った印象で面白かったです。
他の劇団がやってら企画倒れになるだろうと思われる演出も何故かスッと入ってくるのが不思議でした。
エロくはないけど色気はある女性だけのシェイクスピアお薦めです!
明日の初日は、今日の直しが入ってもっと良くなっているはずです。
自分は、もう一度観る予定です(笑)

発情ジュリアス・シーザー
柿喰う客
青山円形劇場≪公開GP≫(東京都)
2013/02/20 (水) ~ 2013/02/20 (水)公演終了
満足度★★★★★
公開ゲネプロ
観させていただきました。
役者さん達との距離が近く、
臨場感があってよかったです。
お友達にもぜひオススメしたいですヽ(・∀・)ノ
語彙力が足りないので上手に伝えられないのが
くやしいです( ;∀;)
テンポもよく、想像していたよりも
理解しやすかったなあという印象です。

腕王-UDEOU-
colorchild
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2013/02/13 (水) ~ 2013/02/19 (火)公演終了
満足度★★★★★
いいですね。
久しぶりに笑わせていただきました。
小道具なしで全てのもの役者たちの体だけで表現するのも素晴らしいですが、
アクション映画とかにありがちな展開がすごい自分の心を掴みました。

『ガラクタとペガスス』
8割世界【19日20日、愛媛公演!!】
ワーサルシアター(東京都)
2012/11/28 (水) ~ 2012/12/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
飛躍を期待!!!
2012年の10周年を機に,大きくメンバー入れ替わりありましたが,中心線がブレず,しっかりした,変わらぬ方向性をみて安心しました。一説,仲間がだれもいなくなってからが本当の勝負だとも。8割の優れているところは変におもねらず,野球でいうところの『置きにいった感』が無いところでしょうか?主催もメンバーも活躍の場を広げつつあり,将来楽しみが大きく膨らみます。いろいろ大変だとは思いますが,がんばって下さい!!!

BONE SONGS【本日23日(土)13時&18時開演、当日券あります!】
劇団鹿殺し
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2013/02/15 (金) ~ 2013/03/03 (日)公演終了

良縁祈願!KOTOBUKI!
演劇ユニット ifstay
劇場HOPE(東京都)
2013/02/13 (水) ~ 2013/02/17 (日)公演終了
満足度★★
ショージ、すごい
あの豹変っぷりには驚いた。全体に演技がこなれていないというか、固い感じがした。もっと悪く言えば素人っぽい。作者の迷いが感じられ、まとまらないまま稽古に突入かな?良縁の縁結びに集中した方がよかったと思う。

ソラオの世界
キティエンターテインメント
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2013/02/09 (土) ~ 2013/02/17 (日)公演終了
満足度★★
2011までとは別物
2011までは、想像力と役者の体力・根性が試される舞台でしたが、今作は歌って、踊ってホンワカという印象でした。
舞台装置や照明が作りこまれている分、見る側にはわかりやすい舞台でした。
ただ、家族・友情・恋愛、どこに主題を持っていきたいのかわからず、ぼんやりとした目標をもったソラオが、長い夢をみた。
という感じで終わってしまった気がします。
(現実では、両親の問題などは全く解決できませんし)
見終わっての爽快感は、今までのソラオの方がありました。