最新の観てきた!クチコミ一覧

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砂漠のノーマ・ジーン

砂漠のノーマ・ジーン

名取事務所

「劇」小劇場(東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/10/05 (日)公演終了

実演鑑賞

 内容と作品名の対応がやや不明なところはあるが、作品を拝見すると、
この作者は少なくともここ数年の名取事務所の上演作品群をよく
観劇されている模様。
 観るものを次第に前のめりにさせるニコラス・ビヨン張りの
スリリングな展開力やピンク地底人3号的な時空軸の巧みな操作術
などを駆使して、緻密な構成力の下、約1時間50分を駆け抜ける。
劇構造も重層的で、最近観た作品だと文学座の
『もうひとりのわたしへ』に近いものがある。

 ただ、その分、演じ分けは噺家同様に、
声色、しぐさ、顔(体)の向き、表情、言葉遣いなどを
巧みに使い分ける極度の技量が要求されるが、今回は、
十分観る側の想像力を刺激し、役柄が目まぐるしく
連続的にスイッチイングしている中にあってたとえ登場人物の声色が?
ということがあっても、観る側が活性化された想像力を働かせ
よく料簡しその不具合を乗り切れるだけの勢いやパワーが俳優側に
備わっていた気がする(今回は一人でのスイッチプレイだが、
以前トラムで上演された『レディエント・バーミン』では
確か昂進する目まぐるしさの中での二人のスイッチプレイの応酬だったか)。

 言語学者役の俳優の方もネイティブでないにもかかわらず
あれだけ英語のセリフが出てくれば立派で(それゆえ、英語が
あまり得手ではない者にもそこそこ内容が聴き取れるのだが)、
また、通常は日本語と英語の情報量の違いからどうしても
早送りになる日本語字幕の追従に気を取られ観劇がおろそかに
なりがちになるが、今回は俳優の演技を観つつ英語のセリフを
聴き取りながらなおかつ字幕で内容を再確認できる点で
オペレーターの方の字幕の送り方のタイミングも絶妙。

「タクボク~雲は旅のミチヅレ~」

「タクボク~雲は旅のミチヅレ~」

江戸糸あやつり人形 結城座

ザムザ阿佐谷(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

結城座のコラボ歴はアングラ時代に遡る(遅くとも)とは誰だったか演劇人の一人(渡辺えり?)が言っていたが詳細は分からない。
演劇の自己変革という宿命を自らに内蔵する高芸術志向(それを前衛と呼ぶのかな)の創造主体は多様に存在するけれど、糸操り人形という芸能がどう演劇的娯楽性を持ち得るかの課題は常に大きな負荷ではないか。
今作は久々に名前を見た加藤直氏による石川啄木を題材にした話であったが、とこかしら宮沢賢治の世界を覗いた気にも。ザムザ阿佐ヶ谷は狭さと座席の傾斜で人形(が登場する)劇鑑賞向き。加藤直氏らしい飄々とした、あっさり味の劇(時間も70分とコンパクト)であった(私の舌が鈍いだけかもだが..)。
会長職となった元座長(十二代結城孫三郎)の両川船遊が、常にドラマの主役啄木を演じる若い十三代目を後見し、座員一同(演者は五六名か)コンスタントに小劇場での公演を重ねている。この集団と、観客との温かい関係性の方に目が行く。歴史の中の「今」を感覚し、思考する大事さを思いながら帰路に着いた。

十二人の怒れる男

十二人の怒れる男

ハツビロコウ

小劇場B1(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/21 (日) 12:00

記録に誤り(抜け)がなければ観るのは通算22回目となる本作、元々の戯曲に複数の版がある上に演出(設定等も含む)の違いもあって何回観ても面白い。
今回は終盤で10号を11人が拒否する場面で何人かは座ったままだったのが(記憶の範囲内では)初めてで、むしろリアリティを感じて「その手があったか!」と。
また、口頭での採決時に「有罪……ではありません」という思わせぶり(?)な回答ではなく「無罪」だった他、省略された部分もあり進行がスピーディーな印象。
その分、最近あまり観なかった有罪側の「犯行再現」や「賢いのか愚かなのか」部分、「被告はあなたお息子さんではありません」などがあって「それな!」的な。(笑)
あと、過去にも複数あったが序盤での窓からの風に7号が寒さを訴え、席を替わる部分をカットして陪審員番号通りに座る設定は後から役者を確認するのに便利で支持。
さて、次に観るのはいつ、どの団体だろう?(期待)

霧ぬけて

霧ぬけて

劇団俳優座

俳優座スタジオ(東京都)

2025/09/19 (金) ~ 2025/09/30 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

桑原裕子作・演出舞台を久々に堪能。俳優座への書下ろしは初めてか。
桑原作品は犯罪が絡むものが多いが、人間の破滅的傾向と「人間」に留まろうとするベクトル(創造主の願望であり観客の中にある理想でもある)との相克を描く点においては本作も例外ではないが、桑原作品(というか本人?)に本来備わる楽天性がこの上ないバランスを作品に与えて、俳優座の優れた布陣によって群像が立ちあがっていた。(老境の面々がまた見せてくれるんだわ。桑原氏が稽古場で諸兄を乗せてる光景が目に浮かぶよう。見た事はないが。) 他にも印象が刻印されてる(強い既視感ある)役者の過去履歴を調べたのだが、近作にはなく数年を遡る。時を超えて立ち上がって来る存在感(無論良い意味での)という事を考える。
諸々、堪能した。

火のようにさみしい姉がいて

火のようにさみしい姉がいて

兵庫県立尼崎青少年創造劇場 ピッコロシアター

ピッコロシアター 中ホール(兵庫県)

2025/09/27 (土) ~ 2025/10/02 (木)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

珍しく中ホールで公演
役者が近くで観れて良かったが
最初は月末ということも有り、客はまばら
しかし、内容はしかり
田舎有る有る感はあるが…
考えてみると、演劇もある意味観客を騙していることを考えると…
演技は素晴らしいです

「タクボク~雲は旅のミチヅレ~」

「タクボク~雲は旅のミチヅレ~」

江戸糸あやつり人形 結城座

ザムザ阿佐谷(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/09/19 (金) 14:00

 前にチラシを貰ってあらすじを読んだ感じだと、詩的に石川啄木の短い人生を描きながらも、どこか自伝的な、伝統的糸操り人形を使った人形劇で、割と真面目で、新劇的演出方法の堅い人形劇だと思って観に行った。
 そうしたら、実際には良い意味で裏切られた。劇は、歌人·小説家の石川啄木の自伝的小説『雲は天才である』をモチーフとしながらも、結城座を模したような糸操り人形一座が都会の只中で大穴に落ちたところから始まり、その不条理さ、不思議さもさることながら、その大穴で糸操り人形一座の座員の1人が啄木の日記を見つけ、その後、日記の話がメインとなって劇が展開していく。
 しかし、劇の中盤で、日記を読んでいた一座の閉まっていた人形がいつの間にか消えて、日記の中に書かれた石川啄木の本名石川一(はじめ)が小学校の代用教員をして、学校の行事としての課外授業と称して森の中に生徒たちを連れて行くと言うことと、人形が消えたことが森を通して時空が歪み、リンクしていくといった、二重、三重構造の展開が、少し複雑で、急な展開だけれども、面白いと感じた。

 また、劇中の登場人物たちが個性豊かで、特に狂言回しで調子の良い猿やウナギ校長、ススケランプ教頭、バレイショ夫人、探偵独眼竜といった登場人形たちは、見た目も含めて印象に残った。
 思っていたより、乾いた、皮肉の聞いた笑いも多くあり、あんまり硬くならずに、気軽に肩の力を抜いて、大いに笑えて、楽しむことができた。

 今回の人形劇は、石川啄木の小学校代用教員時代の生徒たちとの交流や、ウナギ校長、バレイショ夫人、ススケランプ教頭たちを上手く言葉で言い包めるなどコミカルな場面も多かったが、全体としてはどこか宮沢賢治の『風の又三郎』に通じるような、少し不思議で、叙情的で、詩的、優しくも、劇が終わる頃には狐につままれたような気持ちになるといったような劇で、感慨深くなった。
 最近のスピード社会、流行社会とは真反対などこかのどかで、不思議で、時間の流れもどこかゆっくりとしていて、知らぬ間に現実を忘れているような劇で、これこそ人間のなせる技かもしれない、AIには到底到達しづらい次元ではなかろうかと感じた。

ーくり返される歩行ー円環の庭

ーくり返される歩行ー円環の庭

舞踏石井組

オメガ東京(東京都)

2025/09/27 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★

大駱駝艦さんを数回見たことがあり
いつか山海塾さんも見たいと思って念願の観劇しました
こういうものの良い悪いは基本的に素人には分からないと思う
本当に見て好きか嫌いかそれだけの感想なんだと思います
そして自分の感想と言えばどちらでもないかなって感じでした
全体的には好きな方向性なんですけれど
明らかに1人太目の男性だけが容姿も踊りその全てが場違いなんだと思う
石井さんに直接聞きたい位です
ヘアスタイルもパーマヘアだったし舞踏のイメージとは違った
1人そういう人入れられると、見てる側としては『あそうか』感想になりますね

草創記「金鶏 一番花」

草創記「金鶏 一番花」

あやめ十八番

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2025/09/20 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

良かったです。

ネタバレBOX

特に歌舞伎(とその周辺の人々)が強く心に残りました。
ROBOT -遥か彼方のミライの記憶-

ROBOT -遥か彼方のミライの記憶-

劇団たまゆら

シアターブラッツ(東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

初めての観劇でしたが世界観やストーリーがすごく好きで気付いたらのめり込んで楽しんでました!それぞれの役の個性も魅力的で笑ったり!泣いたり!も⁉︎笑 本当に楽しくて素敵な舞台でした!DVD早く欲しいです!

トリプティック

トリプティック

世田谷パブリックシアター

世田谷パブリックシアター(東京都)

2025/09/27 (土) ~ 2025/09/30 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

演劇的な舞踊作品を製作して来たカンパニーを最初に観たのは映像であったが、映像でも目を奪われるものがあった。集団での動きが「絵画」のように美しい構図を作ると同時に人間の面白さが醸される。ドア、光、風、そして重力が動きのきっかけとなり、人物たちはそれらに翻弄されている。

今作はその最初の印象に最も近い舞台であり、かつ死の臭いのあった前作よりもディストピア感が濃厚。人間はいよいよ抜き差しならない所に来た、と感覚させた。
トリプティクとは聖画の形式の一つで三つで一作品とする。今作はピーピング・トムの過去作品を三つ並べて構成したものという。
舞台上には正面が長くサイドが短めの室内の壁をやや傾けて据えられ、掃除夫やメイドが出入りするので資産家の家の一室かホテルの一室か、という所。これが三作品の基本形で一つが終ると転換作業に入り、室内の設えが変わる。広い床、壁にへばりついて丸テーブルに椅子(飲食店風)だったり、ベッドだったりがある。そういった具象もあるが見事な身体の動きに目を奪われながらも、それらが現世界のある光景を仄めかし、リフレインが微妙に変化を遂げてドラスティックな展開、の繰り返し、いや積み重ねの果てに人は当初予想もしなかった風景を目の当たりにしている。日常起こるちょっとしたノイズ、バグのような場面が、徐々に、まるで世界を制御する者の悪意により絶望確定の様相へ。ホラーである。だがこれは夢ではなく現実なのだ、と知った時の人間の精神の身体的表われ・・と言語化してみたが、確証があるわけでなく、視覚刺激が脳に過ぎらせる断片的印象の一つだ。
全体に照明は暗め。特に三つ目のパフォーマンスは流れる音もアジア的だが途中激しい雨音により世界に暗雲が垂れ込めた終末世界である(ブレードランナーでも常に雨が降っていた)。動きは暗黒舞踊へのオマージュ。白塗りの悪魔のようなのが突然出て来て驚かせたりする。見れば下半身露出し、芥正彦ばりである。日本の舞踏はヒトの原初への回帰、動物に仮託して「おかしみ」が混じる感じを持つが、ピーピング・トムが作るこの場面は人間の暗黒世界を象徴する。いつしか他のパフォーマーたちは乳白色の衣一枚でもろ肌を晒し、水をたたえた床の上でずぶ濡れになる。自然と隔絶した文明を築いた人間が今や自然に浸食された未来図か。人間が動物化した未来を見るようでもあり。

観劇のし始め、身体の動きの面白さ、切れ味に魅入りながらも、暗澹とさせる先の見えない光景には忍耐を強いられる。休憩なしの転換時間を挟んだ二作目も心はざわついたまま。この二作目ではベッドのある風景で、「見知らぬ者」が紛れ込んでいる予感、あるいはそこにいる侵入者の存在により不安を掻き立てられる。「ゲッ」と思わされるのが、ベッド上の横たわった女の首のあたりに女の頭があって産声のような奇妙な声を上げている。よく見れば体と繋がっておらず、この世のものでない(映画「The Thing」で侵入者に体を乗っ取られた中年男が見せるあどけない、従っておぞましい顔、あの感じ)。完全ホラーであるが、ベッドを介してマジックのように人が何時の間にか居なくなったり居たりする技を見せていたのでその一環、と思っていたら、後で再び表玄関の暗がりに立つ男がその顔を抱えている。首は動き、口を開けるとあのイヤな声が発するが、目を凝らしても男の背後に女性が立てる余地が無さそうなのである。(あれは声を発する精巧な首人形か、目をくらますマジックか。)
そして十分な休憩を挟んだ三作目については先程書いたが、この三作目にして観る者は落ちる所まで落ちる(という現実を直視する)必要に迫られる人生体験を思い出させられ、没入する事となる。だがそれでも暗い雲に覆われ嵐の吹く世界に閉じ込められた一室で、ヒューマニズムを削がれた人間の様相が、何らかの光明の訪れによって日の光の中に終幕を迎えるのでは、との予感と期待も持つ。事の成行きを見る。そして最後、薄暗い世界に(物理的な)光は差さずに作品は閉じられるのであるが、そこに大きな納得が訪れる。
別役実がある本で演劇(に限らず人が演じる舞台芸術)を見る観客の中に生じる「共振」という概念を説明していた。パフォーマーの動き・演技に観客はいつしか同期し、同時進行の体験をする、といったものだったが、舞踊作品を観る時の感覚は正にそれで、それだけに没入感は計り知れないものがある。無論客観的に現象を眺めている自分はいても、この仮想のディストピアを体感し、怖れ、不安、嫌悪、想定(期待)と裏切りを経験し、やがて人間はもっと自分を裏切る現実に直面するという、その時間に身を任せていた、と終演時に気づく。

八剱版 真田三勇士〜猿と霧と鎌と幸〜

八剱版 真田三勇士〜猿と霧と鎌と幸〜

武双剣舞威衆 八剱

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/23 (火)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

鑑賞日2025/09/20 (土) 13:00

十勇士集結前、猿飛佐助・霧隠才蔵・由利鎌之助を家臣とすべく動く真田幸村に徳川方も加えた物語を台詞なしに動作やダンス・殺陣などで描いた2時間余、当日パンフレットの相関図のおかげもあって8割方は理解できたか?幸村の史実に詳しければより理解が深まったか、はたまた山田風太郎的味わいも多いのでそこは無関係か?(笑)
それにしても台詞なしで2時間余をもたせるとは……

座標と初恋

座標と初恋

アオガネの杜

アトリエ春風舎(東京都)

2025/09/12 (金) ~ 2025/09/14 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

鑑賞日2025/09/13 (土) 18:00

タイムラインにアオガネの杜のアカウントから感想の再投稿が流れて来て、戦争/国家と恋の話って、それぞれがまったく結び付く言葉同士ではないぞと身構えていたが、幕開けで結木千尋さんが、存じ上げてなかったのだけど、どんどん引き入れられる俳優さんだったのだけど、 登場されて、出だしはなんか講義を聞かされている感じだなと思っているうちにどんどんと引き込まれて行き、舞台に意識を集中させ続けた 105分だった。

大上段に構えた話なんだけど、そりゃ国家に戦争、そこに恋を絡ませることに無理があるはずで、でも無理を感じることはさほど無く、構成、展開、照明、位置取り/バランスの塩梅が良くて、そして、安心して身を委ね続けられる 5人の俳優が見事だった。

特に、との区別は出来ないけど、瀬戸ゆりかさんは、実年齢(は存じ上げてはないですが)の倍はあろう、そして大きな役回りを、無理を感じさせず演じ切っておられ、伊藤拓さんは、主宰/作/演出の中村馨さんが、アフタートークで質問させていただいた、生活感を纏わせることが出来る俳優として、その通り居られた。いや、稲川悟史さんも素晴らしかったし、小林史明さんは、二役を演じておられ、二役目が最初に演じておられた方とは思えず、でも出演者は5人だからと、同一人物だと、少し客席が明るくなるタイミングで当日パンフレットで確認したぐらい、雰囲気が違っていました。

アオガネの杜『座標と初恋』とても良かったです。

『天守物語 〜夢の浮橋〜』

『天守物語 〜夢の浮橋〜』

虹色ぱんだ

アトリエファンファーレ東新宿(東京都)

2025/09/18 (木) ~ 2025/09/21 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

妖艶な雰囲気が良かったです

門番の秋

門番の秋

劇団ノックステージ

ステージカフェ下北沢亭(東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

絶妙な「間」が面白かったです!

暗闇の中で、光を聴きに。

暗闇の中で、光を聴きに。

劇団「次回作」

京都市呉竹文化センター(京都府)

2025/09/26 (金) ~ 2025/09/27 (土)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★

京都教育大学系
失明に徐々になっていく女性を中心に、話は進む
同じ内容物は何度か…
学生演劇としては合格🈴点

演劇キャノンボール2

演劇キャノンボール2

自由バンド

怪獣シアター(兵庫県)

2025/09/27 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

学生のノリでいい感じ
作 演は30歳以上もいるが、2日でここまで出来るのは凄い
来年も是非
個人的には2連覇と感じていたが…

有毒少年【劇団TheTimelessLetter】

有毒少年【劇団TheTimelessLetter】

劇団The Timeless Letter

ABCホール (大阪府)

2025/09/25 (木) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

既成戯曲
舞台美術には定評がある劇団で、今回も素晴らしい
但し、10周年としては少し物足りない内容
オリジナルが個人的には好きですが…
また10周年企画あるようなんで、次回に期待

パスタをゆでれば誰かが来る

パスタをゆでれば誰かが来る

劇団サービス

in→dependent theatre 1st(大阪府)

2025/09/27 (土) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★

立命館大学系
起承転結が無く、暗転が多いので…
あるある話
4〜5のプロットがあり、最後に上手くまとめるパターン
旗揚げだから良しと
次回も期待してます😊

父と暮せば

父と暮せば

劇団演奏舞台

演奏舞台アトリエ/九段下GEKIBA(東京都)

2025/09/26 (金) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

面白い。
戯曲の力もあるが、演奏舞台らしい演出と演技がすばらしい。見応え十分。
(上演時間1時間50分 途中休憩なし)

ネタバレBOX

舞台美術は板敷、中央に出捌け口。上手に押し入れ襖 傍に卓袱台、机や行李など。下手は波トタンの壁際に薬缶や食器などが並ぶ棚。中央の柱には、8時15分を指したまま止まっている柱時計。シンプルな造作だが、戦後のあばら家と思えば納得できる。登場人物は父と娘の2人。

物語は、戦後3年経った夏の広島が舞台。美津江は「うちはしあわせになってはいけんのじゃ」と固い決意。原爆で多くの愛する者を失った美津江は、1人だけ生き残った負い目を持っている。いわゆるサバイバーズ・ギルト。最近 勤めている図書館に通ってくる青年に好意を抱くが、恋のトキめきからも身を引こうとする。 そんな娘を思いやるあまり「恋の応援団長」として現れるのが父・竹造。実はもはやこの世の人ではない。死者と生者、父と娘それぞれの抱える思いが交錯しながら紡がれていく日々、今を生きる人たちが観ておきたい物語。

父・竹造(浅井星太郎サン)と娘・美津江(池田純美サン)の自然体な演技に驚く。全編 広島弁、第二の故郷が広島であり、聞き慣れた広島弁に違和感は感じられなかった。それだけ方言指導と演技が確かということ。浅井さんは父親役ということで体形を変えたのだろうか。人格的には滋味溢れる雰囲気を醸し出していた。池田さんは遠くの一点を見つめるような目、そこに意志の強さを感じる。2人の演技に「柔和」と「剛直」といった反対の心情をみるようだ。この剛柔ある会話がお互いの思い、夫々 それを押し付けることが出来ない もどかしさ。その表現し難い感情が滲み出ていた。

美津江は、自分が幸せになることを諦めている、いや拒否している。一方、竹造は死をも乗り越え未来という希望を望んでいる。それは 自分を別の形(孫)として生まれ変わらせてほしいと。父から娘へ、その幸せと同時に親子、人と人の繋がりがしっかりと伝わる。
その情感を Key&Vo 佐々木多幸詩さんとGt 松岡信二さんの生演奏が支える。ちなみに佐々木さん、口をマイクに近づけ歌っていたが、音(声)が漏れ広がらないための工夫ー近接効果を利用していたような。アクシデントか? 自分の勘違いだろうか。
次回公演も楽しみにしております。
ワンマイク ONE MIC

ワンマイク ONE MIC

ホチキス

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2025/09/23 (火) ~ 2025/09/28 (日)公演終了

実演鑑賞

満足度★★★★★

今回も面白かったです。結構臭い部分も多いし、オチが読める部分もあるけどそれでも笑っちゃうし、泣けてしまう。2時間飽きずに楽しめるエンタメ。

ネタバレBOX

最後普通に録音してるからそうなのかなぁと思ったけどやっぱり、という感じでした。
米津玄師みたいな人と監督のキャラクターも良いですね。

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