最新の観てきた!クチコミ一覧

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枝光本町商店街

枝光本町商店街

のこされ劇場≡

枝光本町商店街アイアンシアター(福岡県)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/30 (土)公演終了

満足度★★★★

まちを演劇にするという試み。
劇場を飛び出し街中で演じられる芝居はたくさんあるが、この作品は街が持つドラマを観せてくれるというところが斬新。

街の中にはドラマがあり、街の中には名優がいる。それを演出家がピックアップして、われわれに体験させてくれる。壮大で心優しくしかも感動的だった。その感動を作為的なものにしない絶妙のバランス感覚も感じた。



ネタバレBOX

単に商店街の芸達者や、名物的人材を紹介するというのではなく、商店街で働く人たちを通じて、ひとつのまちが持つドラマを垣間見せてくれた。

案内してくれた女優の方々の目が澄んでいたのが特に印象的だった。

隅田川二題 ~オペラ「カーリュー・リヴァー」/舞踊「清元 隅田川」~

隅田川二題 ~オペラ「カーリュー・リヴァー」/舞踊「清元 隅田川」~

KAAT神奈川芸術劇場

KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)

2013/03/22 (金) ~ 2013/03/23 (土)公演終了

満足度★★★★

敷居は高いような感じでした
能「隅田川」から生まれた英国オペラと、
日本舞踊を同時上演というお得感の強い舞台であります。

 「隅田川」は観世元雅(1400?~32年)の作品で、誘拐された息子を探し、都から下った女がわが子の死を知り悲しむ物語。

 オペラは、今年生誕100周年の英作曲家ベンジャミン・ブリテン(1913~76年)による「カーリュー・リヴァー」→「隅田川」をキリスト教の寓話に置き換えた歌劇を、日本舞踊花柳流宗家、花柳壽輔(81)がオペラ初演出。
 一つの役柄を、歌はオペラ歌手、所作は舞踊家と役割分担して演じる形式で、日本舞踊家でもある俳優、篠井英介(54)らが出演です。

19時から21時半までの予定でしたが、なか30分の休憩は長かったー。


ネタバレBOX

「カーリュー・リヴァー」は日本語の歌詞であり・・・
かえって判り難かったかな?(英語歌詞の字幕の方が良かった気がする)
着物にクルスかけた姿はインパクトあったが、
けっこう眠気に勝てなかった・・・・。
バックスクリーンに川や十字架の投影などは賛美に値する照明でありました。

「隅田川」は船も出してきて二人しか出ない登場人物の周辺を、
黒子さんなどが片付けたりして判りやすく楽しめたかな。
でも眠気は出たけど・・・。

ちと高尚過ぎたかな・・自分には・・・と思ったデス

・・今時にポマード臭の強い白髪頭の方とか、
高そうな着物の御婦人達がけっこう見られました。
馬のリンゴ 【3月15、16日 アフタートーク決定】

馬のリンゴ 【3月15、16日 アフタートーク決定】

ワワフラミンゴ

神楽坂フラスコ(東京都)

2013/03/15 (金) ~ 2013/03/20 (水)公演終了

満足度★★★★

無題642(13-067)
14:00の回(晴)。13:30受付、開場。ここは2回目、入って右側が客席、奥がこあがりのようになっていて(以前はここで演じていました)、靴を脱いで座るようになっています。反対側が舞台となり木のベンチ、カウンターにロッカーなど。
13:57前説、14:00~14:56終演。15:00~15:20アフタートーク。ダンスはダンサーの方...とは違いますが、雰囲気がよくでていたと思います。弱気で人見知りしそうなヴァンパイアは日中でも戸外へ行く、しばらくわからなかった「Thriller」、陽気のよさに少しウトウトしていたときにぼんやり眺めたような、そうではなかったような不思議な時間でした。

イノリガミ -浮世絵札の夢現-

イノリガミ -浮世絵札の夢現-

劇団 夢神楽

テアトルBONBON(東京都)

2013/03/13 (水) ~ 2013/03/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

いろんな意味で見応えが....
良く出来たストーリー、とても面白かったです。
上演時間の長さも、殺陣を若干短めにするくらいしか削れそうなところがなかったように感じたので、しょうがないところでしょうか!?

ネタバレBOX

敵役が悪役のままで終わらなかったところも良かったです。
籠の中

籠の中

上智大学劇団リトルスクエア

上智小劇場(一号館講堂)(東京都)

2013/03/15 (金) ~ 2013/03/16 (土)公演終了

無題641(13-066)
17:00の回(晴)。16:30受付、開場。「のばら~」からで2作目、この会場では数日前、「Sophia Modern Dancers」の「星に願いを」みました。「一年生」とありましたが、そこがハンデとなってはいないようでした。前回の「教室」とはちがってもともと広い会場、舞台奥にベッド、テーブル、コートハンガー、椅子などが横に並べてあります。客席は段差があり、2段目からパイプ席(クッションあり)、3列。16:56前説(60分)、17:00開演~17:54終演。

お話の密度と会場の広さがあっていないように思えました。他のお芝居でも同じように感じることがあります。広さをそのまま使う必要はないと思います。場転、暗転にも時間がかかるし、そこは「みせ方」を工夫し演劇のなかの虚構を維持できればよいのではないかと感じました。

靴を履いている/履いていない...の違い、がわかりにくかった。物語の核になるはずの「動機」が弱いのではと感じました。60分という時間の中では大河ドラマのようなじっくりとした展開はできないので、時間と話の構成をよく考え、観客に余裕を与えず(そういった意味でもお話が中断しないような進め方のほうがよいのでは?)、最後まで引っ張り、-そこで...。

結局「動機」に、お客さんがどう反応するかがこのお話の評価につながると思います。ちょっと中途半端な終わり方になっていたのではないかと思いました。

『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

劇団チョコレートケーキ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★

熱狂する者を見ているとシラケル
 ワイマール憲法が骨抜きにされた過程、ナチス内内部の権力闘争とヒトラー個人の資質、翼賛体制になってしまった後の容易ならざる不可逆性など、考えさせられる要素も多かった。また、第一次世界大戦以後、過大な賠償金を課されたドイツのハイパーインフレと庶民の成果苦の中で、ヒトラー演説の持った力の大きさは、恐らく我々の想像を遥かに超えるものであっただろうことも考慮する必要があるだろうが、ヒトラーの方法は、誰も見通せない未来にナチスの在るべき姿を描き、それを根拠に論を展開したことにあるように思われる。そういう意味では、計画経済を立て、それを実行してゆくことが最も合理的だと考えた社会主義国の発想と本質的に近い。そんなことを発見できたことも収穫であった。  


ネタバレBOX

 ヒトラーのしぐさなども随分研究したとか。ハイルヒトラーなどの敬礼も最初は気恥ずかしいのに、練習を続けてゆくと気持ちよくなってくるという話を聞くと、やはり気味が悪い。
秘を以て成立とす

秘を以て成立とす

KAKUTA

シアタートラム(東京都)

2013/03/01 (金) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★

ストーリーと役者さんの味が絶妙。
劇団初見。

途中まで気づかず、ただ違和感だけを抱えていたが、ハタと気がついたときに、「やられた!」と思った。

ストーリーの伏線やネタの明かし方に加え、主人格を演じる役者さんの持ち味が相まって、大変心に響く作品だったと思う。

ネタバレBOX

個人的に、妻が堕胎した、という事実そのものが、どうにも共感・理解できなくて往生した。

多重人格であることは感づいていないにしろ、精神的に相当弱いところのある夫だとわかっていながら、妊娠を望むのも、適切な避妊をしないのも、堕胎に至ってしまうのも、少しキャラクターの一貫性に欠けるように感じた。
最も、多重人格の再発(発症)という事実をもって、「妻」もまた変わった(成長した)ということなのかもしれない。

強い夫婦愛の話だったと感じた。
月の剥がれる

月の剥がれる

アマヤドリ

座・高円寺1(東京都)

2013/03/04 (月) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★

理解しきれなかった
断片的ないくつかの話が絡み合って、最終局まで行くのだが、根本的に、この劇団の文法がわからなくて理解しきれなかった印象。

断片的な話から理解できたもの、考えさせられたものもあるのだが、どうにも全体像を把握しきれなかった印象が強く、何か述べるほどのレベルに、鑑賞者である自分が達しなかったな、という感想。

もう少し繰り返し観たら、わかるようになるのかもしれない。
初見で、自分の感覚では、ややむずかしかった。

音楽家のベートーベン

音楽家のベートーベン

ダックスープ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/03/14 (木) ~ 2013/03/26 (火)公演終了

満足度★★★★

OH!ナンセンス
こういう構成のお話かぁ、すごいよねぇ。

ネタバレBOX

ナンセンスギャグのオンパレード、バラバラなギャグコントの集合体かと思いましたが、さすがテーマであるベートーベンで括られていました。

幼い頃のベートーベンが父親から虐待を受けていたなんて知りませんでした。そして世の中には胸にナイフ傷のある人が意外と多いことも…。

ブルー&スカイさんの手法を存分に堪能させてもらいました。来月の『入江雅人グレート一人芝居』にもこんな感じのやつがあるのでしょうか。ただ、人を裁くということを考えて、自分なりの結論が出たら部屋を出ていくというギャグはいかにも尺調整高校で禁じ手だと思いました。

それにしても、超絶技巧ならぬ超絶した木工技術によって作られたテーブルと椅子でしたね。

池谷のぶえさんは相変わらず玉を転がしたようなお声でよろしゅうございました。
歴史の天使と住宅事情

歴史の天使と住宅事情

アシメとロージー

劇場MOMO(東京都)

2013/03/14 (木) ~ 2013/03/17 (日)公演終了

満足度★★★★

2000円代なら合格点のクオリティだと思いました
<良い>
・空間演出が素晴らしいと思いました。音楽に頼らず、演者が音を疑似る野田秀樹に似た手法は引き込まれました。
・キャラの違う演者が集まっているので、シーンごとのメリハリがあったと思います。主役を変えれば全然違う話が作れそうなので、先々を期待させます。
・黒板を使った演出は、邦画のような雰囲気を舞台上に出すことに生きていたと思います。スライド使う10倍良いです。しょっぱなでガチで字を間違えたようなので、毎回目を離せなくなりました。
・ネタが古かったことは、オジサンにとっては、ありがたかったです。
・「ハイテンション力技コント」は、つかこうへいが好きだった自分としては楽しめました。

<悪い>
・若い演者が多いので難しいとは思いますが、「貫禄」を出す演技を研究すると良いかと思いました。
・ハイテンション芝居の後に、次のシーンいってるのに息切れがw。いや、面白かったですが。

ネタバレBOX

<良いとか悪いとかではないこと>
・まだ小さい娘がいる自分としては、「家族を顧みないとこうなるぞ」という戒めになりました。

・婚約したカップルが喧嘩した時に、女性が「でたー!昭和の言い訳!」というかなり多くの成人を敵に回す挑発をしていたのが印象的でした。

・話の出だしで「これは老朽化した団地を『奢った文明の破滅』のメタファーにした、高度経済成長期における行政の批判芝居だな」と邪推しましたが、どちらかというと団地が壊される側の象徴のように書かれていて、時代を感じました。

・エコの観点からすると、タワーマンションって割と正解なんですよね。都市に人が集中し続け、かつ郊外の環境破壊を減らすとなると、歴史の天使さんは不愉快だとは思いますが、団地とかにへばりつくようにタワーマンションがバンバン立つ流れは止められないかと。その中で「ここに何があったか?」を語り継ぐ役割が果たせるとしたら、本なりドラマなりなのかな、と考え、あらためて芝居の可能性に思いが至りました。これからもがんばってください。
Beyond Tradition

Beyond Tradition

筑波大学ダンス部

THEATRE1010(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/23 (土)公演終了

満足度★★★★★

満足
学生公演としてはかなりなレベル。何年か前に見たときも同様の印象だったので、安定しているのだろう。好きないだくろも観れて大満足。

かっぽれ!〜春〜

かっぽれ!〜春〜

green flowers

テアトルBONBON(東京都)

2013/03/20 (水) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しみです。
今回も、期待を裏切らないクオリティで
大変楽しく拝見しました。
次回作も楽しみにしてます!

お葬式

お葬式

おやつテーブル

RAFT(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★

さらっとした描き方
上演時間約60分、開演15分遅れ。おやつあり。チラシにない期待の新人さんもある程度出演。お葬式というテーマにかかわらず陰気ではない描き方なので、おやつテーブルファンは安心してよい。

ハーメルンの記憶

ハーメルンの記憶

バンタムクラスステージ

世界館(大阪府)

2013/03/22 (金) ~ 2013/03/25 (月)公演終了

満足度★★★★★

ますますバンタムさんを好きになりました
まず、非常に内容がまとまっており、構成も練られている、場面変換も巧妙で非常に充実した公演だったことをご報告。
一月の短篇集から二ヶ月でよくぞここまで、と感じた。

重苦しさに覆われた物語であるはずだが、根底に貫かれて描かれる感情は心地よく、見る者を不快にするような物語ではない。
非常に見やすく、受け入れやすい物語。
近未来であることを感じさせる場面は多数ながら、それもありそうだと思わせる描写。
物語と演出の力を感じながら、演者の繊細そして剛胆な演技を堪能する120分。
丁寧に物語を紡ぎ、そして丁寧に解放するこの120分間があっという間。
最後の最後まで繊細に描かれる世界。
楽しみました。
東京に拠点を移しても、見に行きたい。そう思いました。

授業

授業

無名塾

無名塾 仲代劇堂(東京都)

2013/02/02 (土) ~ 2013/03/23 (土)公演終了

満足度★★★★★

仲代さんは半端なかったし
とても面白かったです。

キャッチャーインザ闇

キャッチャーインザ闇

悪い芝居

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/03/20 (水) ~ 2013/03/26 (火)公演終了

満足度★★★★

闇以外の言葉
面白い作品。
ただ、「闇」以外の言葉で表現できたらもっと好みでした。

なにもないねこ

なにもないねこ

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ

富士見市民文化会館キラリ☆ふじみ(埼玉県)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

個性の尊重
※衣装で関わったので、個人的な評価や感想は書かず、作品の概要についてのみ書きます。

別役実さんの童話を脚色して、ピアノ伴奏のみの1時間程度のコンパクトなオペラにした作品で、少々もの悲しい物語の中にお互いの個性を認めようというメッセージが込められていて、アマチュアの市民オペラ団体の活動とマッチした内容でした。

耳も目も足もない主人公「なにもないねこ」を文章では存在するものとして描けるものの舞台では表せないので、原作にはない3匹の猫を登場させ、その陰画として「なにもないねこ」の存在を意識させる構成となっていました。

音楽はいわゆるオペラ的な大仰なものではなく、歌詞が聞き取り易く、口ずさめるようなメロディーで、親しみの持てるものでした。

3方を客席に囲まれ奥は2階建てになっているシンプルなセットは白と黒だけが用いられ、衣装の色もグレー系に限定していて、照明やクライマックスで出てくる物の色が映えていました。

遠い夏のゴッホ

遠い夏のゴッホ

TBS

赤坂ACTシアター(東京都)

2013/02/03 (日) ~ 2013/02/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

とても
面白かったです。

ハルメリ2013

ハルメリ2013

世の中と演劇するオフィスプロジェクトM

座・高円寺1(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/27 (水)公演終了

満足度★★★★

ハルメリ宗教のような
ハルメリには皆と同じという安心感で満たされるという現代の精神構造に対しての批判が込められていて面白く拝見しました。

ネタバレBOX

一方でハルメリ現象によって、ハルメリを新興宗教のように崇め奉った民衆は、ツイッターなどの情報によってかく乱させられ、揺さぶられ、大衆が皆、同じ方向をみてしまうという、現代の病巣を滑稽に描いた物語でもあったように思いました。

メディアが大衆を動かし、大衆は情報で動かされ、そしてメディアに登場する人たち(商品)は大衆によって動かされるという、サイクルを何度も試みながらも、変わっていく人たちの病にも似た表情が印象的でした。
BONE SONGS【本日23日(土)13時&18時開演、当日券あります!】

BONE SONGS【本日23日(土)13時&18時開演、当日券あります!】

劇団鹿殺し

西鉄ホール(福岡県)

2013/03/22 (金) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★

音楽が楽しかった
ストーリーは無いも同然、工夫もさしてないし新しさもない。

だが、音楽劇というだけあって、曲の多さ、楽しさには満足。
生演奏だったこともプラス評価。

演技も演奏も上手いとは言えないけれど、その姿勢を応援したくなる。

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