満足度★★★★★
ますますバンタムさんを好きになりました
まず、非常に内容がまとまっており、構成も練られている、場面変換も巧妙で非常に充実した公演だったことをご報告。
一月の短篇集から二ヶ月でよくぞここまで、と感じた。
重苦しさに覆われた物語であるはずだが、根底に貫かれて描かれる感情は心地よく、見る者を不快にするような物語ではない。
非常に見やすく、受け入れやすい物語。
近未来であることを感じさせる場面は多数ながら、それもありそうだと思わせる描写。
物語と演出の力を感じながら、演者の繊細そして剛胆な演技を堪能する120分。
丁寧に物語を紡ぎ、そして丁寧に解放するこの120分間があっという間。
最後の最後まで繊細に描かれる世界。
楽しみました。
東京に拠点を移しても、見に行きたい。そう思いました。