最新の観てきた!クチコミ一覧

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エンデの時間稼ぎ

エンデの時間稼ぎ

劇団ぎゃ。

ぽんプラザホール(福岡県)

2013/03/22 (金) ~ 2013/03/25 (月)公演終了

そういや、チラシとかではミュージカル押ししてないのね
なんか、失礼な話かもしれないけれど、
あ!歌が上手くなってるって思った。

これまで特徴的だった、アドリブコーナーやスクール水着もなく、
マイルドになっていました。

衣裳とか良かったなぁ。

MY WAY

MY WAY

劇団め組

吉祥寺シアター(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★

期待はずれ
劇団め組の公演なのでどんな芝居が観られるかと期待して行きましたが、ちょっと期待はずれでした。前にめ組の新明治任侠伝の公演を観たときはとっても感動したのに今回は残念。次回を期待します。

だんしがねてるまに…

だんしがねてるまに…

順風男女

しもきた空間リバティ(東京都)

2013/03/22 (金) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

ヤマトナデシコ七変化
ひとつの舞台で入れ替わり立ち替わり
様々な役柄を演じ分けられて
皆さん正に「役者」でした。
大笑いさせてもらいました!


この扉の向こうへ

この扉の向こうへ

劇団CHAN’T

アトリエファンファーレ東池袋(東京都)

2013/03/22 (金) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★

こういう・・
何度も同じ事を繰り返してしまう女性っているなぁ・・と感じました。最初は、キャラクター達が何なのか分からなかったのですが、あたしの分身(?)と分かったら、面白い設定だと思いました。キャラクター達の熱演は好感が持てました。ただ個人的には、ストーリーは面白いとは感じませんでした。

ネタバレBOX

でも、最後は、治験だったというのが意外でした。
ミュージカル『薄桜鬼』沖田総司 篇

ミュージカル『薄桜鬼』沖田総司 篇

ミュージカル『薄桜鬼』製作委員会

サンシャイン劇場(東京都)

2013/03/14 (木) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★

前回よりずっと楽しめた
前回斉藤篇があまり好みに合わなかった為正直今回観劇しようか悩みましたが結果的に観に行って良かったと思いました。前回どうしても不要と感じた笑いの部分が削られていたのですっきりとストーリーを追えた。それと今回から近藤さんが加わったのがとても大きい。何故前回いなかったのか。
ただ、前回斉藤篇を観ているかゲームをプレイしていないと分かりづらかったように思う。だいぶ重要な部分を端折ってしまっていた気が…それと役者陣の歌唱力が今イチな方が多く、歌詞が殆ど頭に入って来なかったのが残念。何ヶ所か、そこは歌では無く台詞として聞きたかったというフレーズがあったのももやもやした。
それでも約1年経って再び同じ役を演じる若い役者たちを観ているととても成長を感じられた。
まだまだチケット代が高いなーと感じるけれど今後もっと良い薄ミュというシリーズになってゆくことを期待したい。

デカメロン21~或いは、男性の好きなスポーツ外伝~

デカメロン21~或いは、男性の好きなスポーツ外伝~

ナイロン100℃

CBGKシブゲキ!!(東京都)

2013/02/22 (金) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★

大人のためのドライなエロティックエンターテイメント
ケラさん曰く、「艶笑劇=エロティックコメディ」だそうなので、最初からそのつもりで観劇しました。エロティックだけれど不快でなく、サラッとしたドライな感じです。
倒錯愛はあるし、倫理的にも?は多いし、犯罪もあるのだけれど、そこはそれとして。いい悪いを追求するなんて野暮はしっこなし。ただそういうものを、ポンポン!と目の前に観せられ、それを楽しむ大人のエロティックエンターテイメント。
もちろん、これは好き嫌いがはっきりと分かれるところだと思うし、心身共に疲れているときや、親御さんモードの方にはおすすめできないかも。
観ていてつくづく思ったのは、役者さんが演じることって体を駆使することなのだなぁ。。と。人の体や動きって、見た目の美とかだけではない美しさがあると感じました。

映像、音楽、照明による演技のきっかけが多く、それがぴったりと合っていてとても効果的でした。ケラさんならではのスタイリッシュ感♪ やっぱりこのテイストは好きです♪
ただ、これをこなすスタッフさんやキャストさんはさぞかし大変だったろうと推察。少しでもきっかけがずれたら、間の抜けたものになってしまうし。

役者さんはみなさん上手いし、客演の方までもまるで劇団員のような自然な溶けこみ具合に驚きました。劇団員の若手さんなのか客演さんなのかよくわからないほど。
松永玲子さんは大人のエロが全開!いいですね、レイチェル♪ AGAPE STORE のときのサラ役での色っぽい怪演?を思い出しました。
新谷真弓さん演じるフィリップがもうとにかくかわいい♪ お持ち帰りしたくなるくらいのかわいさです。『東京のSF』のときの少年もかわいかったですが、今回はそれを上回るかわいさでした。

カーテンコールは1回。お忙しい中、ケラさん登壇。客演のみなさんをご紹介したのですが。。名前が出てこなかったりして(笑
あと、体調不良で開幕直前に降板されていた村岡希美さん、お元気なられて退院されたそうです。ご本人からその旨、連絡があったそうです。よかったです、お大事になさってください^^

ネタバレBOX

客入れは街中の雑踏の音。店のアナウンス、人々の喧騒。
美術はシンプル。背景と両サイドに、円形+フィンガービスケット状のものが交互に。中央に、フィンガービスケット状のものが6連に連なったパネル。真ん中から3連ずつに分かれる可動式(キャスター付き、後ろに人がいて人力で移動)。
時折、天井からスクリーンが降り映像が映しだされます。

今回の作品はDVDにはならないとのこと。演劇はもともと、消えものですものね~
先生、あのね

先生、あのね

劇団犬鍋ネットワーク

ウイングフィールド(大阪府)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★

わかりやすかった♪
先生と生徒の、愛の終着点に向かって若さで突き進むところが、面白かったです。短くキュッとまとまってたので見やすくて楽しめました♪

月の剥がれる

月の剥がれる

アマヤドリ

座・高円寺1(東京都)

2013/03/04 (月) ~ 2013/03/10 (日)公演終了

満足度★★★★

身体のありか/メッセージ性のある死
死をもって(戦争等によってもたらされる)死に抗議する思想集団、“散華”を舞台に展開する物語。少々理屈っぽく、中2っぽい、散華のアイデアはしかし、マッチョな精神論、安易な共同体信仰が幅をきかせる昨今の日本の状況をよく映しているのかもしれません。自らの曖昧な(傷ついた)感情を、対象化し吟味することもなく、単純なつまらぬ美学に同化してしまう。その身体的現実感のなさ、薄ら寒い世界認識は、とても現代的なものにも思えました。

アマヤドリの代名詞でもある群舞、洗練された舞台美術、音楽……と、空間設計も充実しており、戯曲のビジョンを体現する、非常に完成度の高い舞台を観ることができました。惜しむらくは、もう少しの”破綻”がないことでしょうか。細かに張り巡らされた設計、統制された空間を打ち破り、こぼれ落ちてしまうような演技、身体が、むしろ舞台空間の内に留まらない想像力の扉を開くこともあるように思うのです。でも、これも、もちろん、この舞台の高い完成度を前にしたからこそ、考えることなのですが。

ヒーローアゴーゴー!

ヒーローアゴーゴー!

劇団東京都鈴木区

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/03/13 (水) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★★

ヒーローの思いや生き様に涙
最近、鈴木ちゃんのブログを一切チェックしておりませんでしたので(ゴメンナサイ!)、前情報ナシで行ったのですが・・・まさか、ゴーインブルーの声を演じていらっしゃる声優・間島淳司さんがキャストとしてご出演されていらっしゃるとは思いもしませんでしたので、超ビックリしました。

前回の「デパート屋上編」は完全にコメディでした(最後でちょっとシンミリするシーンがある)が、今回はコメディ色を強く残しつつも、泣けるシーンがすごく多くて、なんかやっぱりゴーインジャーって37戦隊ヒーローと同じくらいかっこいいなあ、と改めて思いました。

そして、それを演じているキャストの皆さんも、ゴーインジャーのスーツアクターたちのように、夢に生きている姿がかっこよくて、ヒーローみたいにかっこいいなあ、とおもいました。

本当に良い舞台でした・・・。もし、再々演とかあったら、家族や友人、いろんな人に見せたいな。

三月花形歌舞伎

三月花形歌舞伎

松竹

新橋演舞場(東京都)

2013/03/02 (土) ~ 2013/03/26 (火)公演終了

満足度★★

昼の部鑑賞
100分程度の中編2本立てで、どちらも恋絡みで悲しい結末を迎える女を描いた作品でした。

『妹背山婦女庭訓 三笠山御殿』
恋慕っていた男を追って来たところ、他の女と結婚することを知って嫉妬に狂う女の物語でした。
長い作品の一部分なので人物関係やストーリーが分かり辛く感じましたが、義太夫や舞踊や立ち回り等、様々な要素が盛り込まれたバラエティーに富んだ内容で楽しめました。官女達がいびる場面でコミカルな雰囲気の中に冷酷さが増して行くのが印象的でした。

『暗闇の丑松』
義母や兄貴分夫婦の欲によって無惨な状況に陥る夫婦を描いた物語でした。
台詞が現代語に近く、舞台美術も立体的で、明暗のレンジが広い照明や録音の効果音を用いたりと古典的な作品に比べるとかなり分かり易い作品でした。
独特の台詞回しや見栄、ケレン味のある演出等、歌舞伎の様式性を感じさせる要素が用いられていなくて、普通の時代劇のように見え、ストーリーや演技は悪くないものの、あまり興味を持てませんでした。

あぁ!!

あぁ!!

ネコ脱出

不思議地底窟 青の奇蹟(東京都)

2013/03/20 (水) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★

軽い気持ちで観にいった。
短編7編、お気楽に楽しめた。でも各作品ともよくねられて佳作の部類に入るであろう。
また、スタッフの感じも良く、始めてい劇場なので、地図を片手に駅を降りたが。出口にはスタッフが待ち受けていてくれて、案内を頂きちょっとしたことなんだがその気持ちがうれしくなった。

去年の「レッド・アパート」は、私の見た中で第7位に評したした作品であった。

次回の本公演も楽しみである

キャッチャーインザ闇

キャッチャーインザ闇

悪い芝居

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/03/20 (水) ~ 2013/03/26 (火)公演終了

満足度★★★★★

圧倒的なデッサン力に裏打ちされた心風景
3月23日ソワレにて再見。

最初は五感から伝わってくるものに導かれ、
組みあがっていく世界のニュアンスに染められ、
さらにそれらが解け、束ねられていく中に、
心に去来し思索し霧散していく想いのありようが
あからさまに伝わってくる。

作り手の心風景のデッサン力と
それを具現化する役者たちの底力に圧倒されました。

ネタバレBOX

物語への導き方がとてもしたたか、
冒頭の闇の気配は
観る側の耳をそばだたせ、
肌で感じさせ、五感を研ぎ澄まさせる。
そして次第に闇が解けて浮かび上がるそのミザンスに
したたかに閉じ込められてしまう。

解けるように現出する三つの世界のそれぞれのニュアンスが、
異なるベクトルに次第に形作られ、
その一つづずつが歩み、
舞台を広げていきます。
個々の世界に紡がれる物語は、
それぞれが奥行きを持ち
とてもルーズに互いを照らし、
切っ先を研がれつつ広がっていきます。
単純に筋立てが語られるのではなく、
ロールたちそれぞれが物語の顛末を織り上げるなかに、
表層に留まらない、
それぞれの世界の呼吸や鼓動や肌触りが描き込まれ、
観る側を惹き込んでいく。
でも、終盤に、舞台上にある様々な概念が熟しても、
満ちても、溢れても、混沌に至っても
それを感じ見つめる視座がしっかりと貫かれ残って。

役者たちの、身体の切れやニュアンスの立ち上がりの早さと深さ、
さらには単にそれぞれのロールを
物語に織りいれるにとどまらない、
其々の切先とともに観る側に刺さりこむようなテンションにも
深く捉われる。
衣装も、観る側の目を奪い、
キャラクターが纏うものを際立たせる。
美術が描き出す世界のありようや揺らぎ、
さらにはラストの闇が崩れ落ちるような感覚を導く外連に息を呑む
レーザーなども使い、場の色をメリハリをもって浮かび上がらせる 照明は、観る側までも染め上げていく。

求める気持ち、苛立ち、表裏の感覚、
見えるもの、隠れるもの、浮かび上がるもの、
広がるもの、滅失するもの・・・、
気が付けば、、
たとえば眠れない夜に心が澄み、
記憶の扉から漏れ出てくるものに想いが広がり、
自らの手を離れて心を揺らぶられていくような感覚に嵌りこみ、
振り返り、思索の坩堝の中で、
満ちることのない様々なものに想いを馳せるような・・・、
あるいは、若いころの想いが時間の舫いを解かれて
更に歩み続けている、
自らを見つめるような感覚に深く浸されて。

激しい昂揚のあと、
全てが世界に収まった時、
なんだろ、不思議な慰安があって・・・。
自分が歩んできた記憶に、
舞台のエピソード達から削ぎだされた
風景とその顛末がつながれておりました。

この作り手だからこそ切り取りえたであろう感覚に深く捉われ、
それをデフォルメし描き出す、様々な創意に舌を巻いたことでした。


『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

『熱狂』『あの記憶の記録』ご来場ありがとうございました!次回は9月!

劇団チョコレートケーキ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

全ての方にお勧めしたい舞台です! 
歴史の真実を真摯に取り上げた舞台を感慨無量で観終えました。
過剰な演出のない芝居はストレートに胸に響いた!

花嫁遊戯〜煉獄編〜

花嫁遊戯〜煉獄編〜

楼蘭

pit北/区域(東京都)

2013/03/20 (水) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★

つくりが

月の鏡にうつる聲

月の鏡にうつる聲

ルネスホール

ルネスホール(岡山県)

2013/03/24 (日) ~ 2013/03/25 (月)公演終了

満足度★★★★

みんな素敵でした
『月の鏡に映る聲』最終日も観たかった…涙が止まらないかと…25人がそれぞれにキラッキラで、キャラクターが楽しくて、可愛らしくて、素敵、でももう悲しくて、せつなくて、いろいろ混ざって泣けました。まだまだ消化しきれないなぜがあるけど…きっとまた出逢えると信じています。
ホールも素敵でした、ルネスホールでもっといろいろ観てみたい!

ネタバレBOX

月の鏡に映ってしまって逆に成ってしまったのか…男性が女性に、もっと知りたい。
地域の物語「みんなの結婚」

地域の物語「みんなの結婚」

世田谷パブリックシアター

シアタートラム(東京都)

2013/03/24 (日) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

今年は120分
本番が見れなくなったのでゲネプロ鑑賞。多人数が作り出す空間は時折素晴らしい瞬間がある。

音楽家のベートーベン

音楽家のベートーベン

ダックスープ

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/03/14 (木) ~ 2013/03/26 (火)公演終了

満足度★★★★

2回目
シュールな作品から明確な構成の作品に見え方が変わった。

月刊陰陽師

月刊陰陽師

白昼夢

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2013/03/20 (水) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

1チューム。
白昼夢初観劇。

オープニングとエンディングのダンスは圧巻!! これだけでも観る価値が十分あったと思う。それに加えて演出や美術など見所も多々あって楽しめました。

ただ全体的に粗さ(荒さ?)も感じました。それが良いか悪いかは観る人次第かとは思うけど。

ネタバレBOX

評価に迷ったので、今回はコメントだけにしておきます。
花嫁遊戯〜煉獄編〜

花嫁遊戯〜煉獄編〜

楼蘭

pit北/区域(東京都)

2013/03/20 (水) ~ 2013/03/24 (日)公演終了

満足度★★★★

解釈が広がる
知り合いに連れられて観劇。こういったアングラ物は初めてかもしれなかった。
ミュージカル的な要素もあり、また、真四角の舞台、二方向と上座席という劇場の特性を生かしていたと思う。90分だが、観ていて疲れなかった。

若干声が聞き取りずらいところがあったので、改善してもらいたいところ。


以下、勝手な解釈を。

ネタバレBOX

この作品は、鮮やかな対立によって描かれていると感じた。
箱庭=少女=精神病=白
箱庭の外=健常者=黒

ところで劇中で箱庭のことを「地獄」と称しているが、本当は地獄ではないと思う、「死」が二人を分かつまでと言っているがすでに死んでいるのである、劇終で花嫁神輿に担がれ担ぐ人たちの向かう末は恐らく「死」であって、しかし箱庭にいる時点でもう地獄にいるとすれば、死んだ先に行くところはもう「天国」しかない。しかし、劇から考察するに行先は低語句ではないことは明らかで、それは地獄でないかと仮定する。
つまり白のドレスを身にまとい、箱庭計画という非現実的な精神療法の元で暮らす箱庭での暮らしは本当は天国であるに違いない。
百合は自分に適合しないこの世の生活を病院ごと焼き払い「天国」を作った。しかし白にはなりきれなかった。
父と名乗る医師は自分の財産を奪われた憎しみから百合を苦しませようとする。

また、現世が彼女たちにとって地獄という見方もできる。百合は地獄からの解脱を図ったのだ。この場合、地獄=黒であり、医師によって天国に招かれた健常者である、黒のジレを身に着けた花婿によって百合を地獄へと落とそうとした。
しかし、彼は医師の思惑通りに事を進めることができなかったゆえに、黒を脱がされ、白衣へと衣を変える。

赤という色もこの劇で重要だ。「少女時代の終わりを告げる赤い血」は紛れもなく現世現実の象徴だ。最後、赤い照明に照らされた彼らと彼女の行く先は、生命の在り処、もしかしたら生まれ変わりへと続いているのかもしれない。

だから、この劇では、現実が地獄。箱庭が天国。行先は来世の現実ではないかと考えた。。。

「死」が二人を分かつのではなく「生」が二人を分かつのだ。

ハルメリ2013

ハルメリ2013

世の中と演劇するオフィスプロジェクトM

座・高円寺1(東京都)

2013/03/23 (土) ~ 2013/03/27 (水)公演終了

満足度★★★★

思考ゲーム
ハルメリの定義は一応あるものの、実践する上ではややこしいことがありました。

ネタバレBOX

ハルメリとは自分の能力の限界を認めて分をわきまえること、そうすることによって、自分が、自分がといった自己主張がなくなり穏やかになれる、人に優しくなれる…、とすると、ハルメリミューズ決定戦なるものは本来あり得ない話なのでしょう。色々と矛盾を孕んだ思考ゲームでした。

派手な衣装も自己主張と捉えると反ハルメリですが、一つのアイドル像として国民の総意を得て着ているとなるとハルメリを肯定することになり、またハルメリアイドルがイケイケな行動をしている自己を否定することで逆にハルメリになるなど面白かったです。

夫婦仲が良くなったと喜んでいた奥さんですが、ハルメリにのめり込んでいるうちに夫は若い女と浮気をしている、全ては程々に、です。

ハルメリ、ハルメリと言っているうちはまだまだで、ハルメリが身に付けばハルメリを口にしなくなり、さらに次の段階では、ハルメリが身に付いたことを喜び、感謝の気持から自然にハルメリが口から出て来るようになる、ですかね。

前日のダックスープ『音楽家のベートーベン』じゃないですが、考えて、自分なりの結論が出たら部屋を出ていくといった感じで、理解した顔をして劇場を後にしました。

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