満足度★★★★
大人のためのドライなエロティックエンターテイメント
ケラさん曰く、「艶笑劇=エロティックコメディ」だそうなので、最初からそのつもりで観劇しました。エロティックだけれど不快でなく、サラッとしたドライな感じです。
倒錯愛はあるし、倫理的にも?は多いし、犯罪もあるのだけれど、そこはそれとして。いい悪いを追求するなんて野暮はしっこなし。ただそういうものを、ポンポン!と目の前に観せられ、それを楽しむ大人のエロティックエンターテイメント。
もちろん、これは好き嫌いがはっきりと分かれるところだと思うし、心身共に疲れているときや、親御さんモードの方にはおすすめできないかも。
観ていてつくづく思ったのは、役者さんが演じることって体を駆使することなのだなぁ。。と。人の体や動きって、見た目の美とかだけではない美しさがあると感じました。
映像、音楽、照明による演技のきっかけが多く、それがぴったりと合っていてとても効果的でした。ケラさんならではのスタイリッシュ感♪ やっぱりこのテイストは好きです♪
ただ、これをこなすスタッフさんやキャストさんはさぞかし大変だったろうと推察。少しでもきっかけがずれたら、間の抜けたものになってしまうし。
役者さんはみなさん上手いし、客演の方までもまるで劇団員のような自然な溶けこみ具合に驚きました。劇団員の若手さんなのか客演さんなのかよくわからないほど。
松永玲子さんは大人のエロが全開!いいですね、レイチェル♪ AGAPE STORE のときのサラ役での色っぽい怪演?を思い出しました。
新谷真弓さん演じるフィリップがもうとにかくかわいい♪ お持ち帰りしたくなるくらいのかわいさです。『東京のSF』のときの少年もかわいかったですが、今回はそれを上回るかわいさでした。
カーテンコールは1回。お忙しい中、ケラさん登壇。客演のみなさんをご紹介したのですが。。名前が出てこなかったりして(笑
あと、体調不良で開幕直前に降板されていた村岡希美さん、お元気なられて退院されたそうです。ご本人からその旨、連絡があったそうです。よかったです、お大事になさってください^^