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筋肉少女【残すは7月in→dependent theatre 1st!】】

筋肉少女【残すは7月in→dependent theatre 1st!】】

石原正一ショー

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/05/01 (水) ~ 2013/05/03 (金)公演終了

満足度★★★★

小6魂は楽しい!
以前、新感線の「鋼鉄番長」のキャッチコピーで「小6魂」とありましたが、
規模は違えど、同じ雰囲気があります。熱血ドラマなお約束な展開は
あるいみ安心しつつも「来た!」と喜んでしまう楽しさがあります。
普段はあまり見ない女優さんばかりですが、個性が光っていたし
可愛らしい、この超人の娘ならこうでしょう、というのがその通りなのも○
最後は友情パワーからの大きな脚立を使った大技には思わず拍手。
今回追加されたラストシーンも良かったですね、
全編に流れる音楽も懐かしい80年代がギッシリです。
鯉の餌も知っていたので前に座ったけど貰えなかったには残念かな。
ハードスケジュールですが大阪も元気に大成功収めて下さい。
女優さん方も怪我のありませんように。

おのれナポレオン

おのれナポレオン

東京芸術劇場

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2013/04/06 (土) ~ 2013/05/12 (日)公演終了

ストレンジ・フルーツ

ストレンジ・フルーツ

東京グローブ座

東京グローブ座(東京都)

2013/05/03 (金) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★

脚本が面白かった!
結末から徐々に時間をさかのぼるトリッキーな戯曲でした。過去に行くごとに新しい驚きがあり、前の場面の意味が明らかになっていくので、ずっと集中して観ることができました。あらためて、オープニングの面白さをかみしめたり。ああもう一度オープニングが観たい(笑)。

ネタバレBOX

主役の増田さんが、時間を経るごとに(昔に戻るごとに)弱弱しい、頼りない若者になっていくのが良かったです。
SHOOTING PAIN

SHOOTING PAIN

コロブチカ

横浜美術館レクチャーホール(神奈川県)

2013/05/04 (土) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

満足度★★★★★

池亀さん最高!
脚本も演出も言うことない。
とても満足しました。
お客が笑って、楽しめばそれでいいと
思います。
出演者も皆さん光ってました。
右手ちんと一色くんを観に来たけど、
他にも掘り出しものの役者が多数。
ゲストのブロードキャスト!!の
演技もよかった。
GW最高の締めくくりになりました。
池亀さん、コロさんありがとう!

オーラルメソッド3

オーラルメソッド3

シンクロ少女

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2013/05/01 (水) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

満足度★★★★

愛についての…
名嘉さんの、「愛」についての今の見解だったのでしょうか!? 果たして正解があるのか、すべて正解なのか、その答えは次回公演で観せてくれそうな期待も感じさせる話でした!!

ココロに花を

ココロに花を

ピンク地底人

西鉄ホール(福岡県)

2013/05/05 (日) ~ 2013/05/05 (日)公演終了

アカペラかと。
“ハイパーノイズ演劇”という手法はこういうことなのですね。
舞台の使い方はわかりやすいものになっていました。

斜い人 (はすいひと)

斜い人 (はすいひと)

ナイスコンプレックス

サンモールスタジオ(東京都)

2013/05/02 (木) ~ 2013/05/08 (水)公演終了

満足度★★★

ふわっと。
こちらの劇団さんは初見でした。
遊び心がある演出が多く、終始興味を惹かれました。

ネタバレBOX

テーマに関しては無知なので、「そうなんだ」と聞き入ってました。

ただ前半は比較的具体的な表現、台詞なのに、後半が殆ど抽象的で正直頭が詰まってしまいました。
狙いなのかもしれませんが、後半ももう少し具体的であれば楽しめたのになという思いです。


DVな男役の方が印象的で、怖いけど好きでした。
チケットプレゼントありがとうございました。
#12 平原演劇祭 2013 第2部

#12 平原演劇祭 2013 第2部

みやしろ演劇パーティ/平原演劇祭プロデュース

豆茶房でこ(府中市是政)(東京都)

2013/05/05 (日) ~ 2013/05/05 (日)公演終了

満足度★★

岸田戯曲
-#12平原演劇祭2013・第二部「あの岸壁がわたしです」。(13:08-14:00/.../14:20-14:56 ¥1,000-) @府中市 是政「豆茶房でこ」。(2013/05/05)

ネタバレBOX

-高野竜『詩とは何か』(再演)。岡綾織。(13:08-)
---引きこもり少女と、彼女が望遠鏡で観察していた口の利けないナンパ師が、超自然的な出会いをする。自然描写の交え方は宮澤賢治的。全体はコミック作品であるかもしれない設定だろうか。平原演劇祭的な制服フェチ。演技の口火を切る女の子を見る新鮮さと不安と。

-ひらげエレキテル with じぞろう。
--「最後の日」
--「シンプルライフ」
--「恋は辛きもの」
--「ラーメンブキ」
--(さよならさよなら)
--「渡辺くん」
--「ケセラセラ」(-14:00)

--休憩。タンとコメカミのトマトシチュー。

-岸田國士『チロルの秋』(1924)。(14:20-14:56)
---ステラ:名倉歩美。アマノ:高野竜。エリザ:生田粋。......なんというもやもやした内容の劇なんだろうか。「遠景の山岳」「他人の夢に入り込む」という題材が高野さんの隠れた動機に響いたことは見てとれるが。精神分析医と患者。転移。分析医への恋愛感情。離人症。喫茶店の扉から外に出るなどの演出で開放感が出来た。屹立した作品を持てなかった近代日本演劇の生暖かい悲劇というか。岸田研究が進展しないのはもっさりしたクイズみたいな戯曲自体に迫力が無いためじゃないの。
focus. 神話

focus. 神話

ミームの心臓

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/05/02 (木) ~ 2013/05/08 (水)公演終了

満足度★★★

学生劇団
ハイブリッドハイジ座が一番面白い。
ミームの心臓、四次元ボックスは面白くない。

この3劇団が一同に会した意義が分からない。
もう少し、内容に関連があるとか、同じ神話を各劇団がそれぞれの視点で描くとか、なんでもいいけれど一緒にやる意味があると観る側としてももっと有意義におもえたかなと。

いずれにせよ、2000円近くで3劇団見れたので行って後悔はありません。
そこがこの企画いいと思います。

ネタバレBOX

ハイブリッドハイジ座は勢いがすごい。
いつもの勢いだけでなく今回は丁寧さもあった。
面白さが7,8割方笑いに因っているので、もう少しお話そのもので面白いと思えるようになれれば。とも。
序盤に出てきたどうでもよさげな登場人物がちゃんと後半に登場して話に絡んできたり、そういう伏線回収みたいな楽しさはあった。

ミームの心臓は色々考えたんだろうなという感想。
しかし考えた事が全く伝わってこない。
なんだか「ここでガラスが割れるシーンは●●を象徴している。当然観客もそれが分かるはずだ。それを示唆するセリフもあるし」といった意識の下で作劇してるように思えて。
馬鹿ですみませんが、それでは伝わらなかった。そうじゃないと思うんです。「考えて理解する」のと「見てて伝わる」のって似て非なるものだと思うのですが、もう少し後者を意識した方がいいのではないでしょうか。
加えて、伝わったとしても大層なものが描かれているとは思えなかった。
意味分かってない人間が言うのもアレですけども。
ソウのイブキへの劣情とか、生活の大変さとか、捉え方も描き方も中高生レベルの単調で稚拙なものに感じられた。
息吹役の人は舞台映えする演技で気持ち良かった。

四次元ボックス。
義眼交換して過去まる分かりというアイデアは面白い。
でもそこどまりであまりしっかり料理されていなかったように感じる。
人物設定や話の流れなど、全体的に漂うラノベっぽさ、アニメっぽさがこっ恥ずかしくって合わなかった。
たまに入るダンスのようなものは単純に観ていてしょっぱい。動きもよろしくなかった。
主人公純役の人のリラックスした演技は好き。
オカ研の人の演技もよく、おかげでこの作品を見ていてそれほど退屈しなかったが、単に役者がおもろい人だっただけであって、作品本来の魅力には関わりがない。

今回の企画公演のコリッチトップページに「推薦のことば」が3つ載っているのだけど、全てミームの心臓の推薦コメント。
ちょっと違和感。企画公演自体の推薦コメントを載せるか、3劇団それぞれの推薦コメントを載せるか、それがなければ載せなきゃいいんじゃなかろうか。
どうでもいいか。

全編通して、スタッフ関連の物音が大きかった気がした。
ディズニーミュージカル「リトルマーメイド」東京公演

ディズニーミュージカル「リトルマーメイド」東京公演

劇団四季

四季劇場[夏](東京都)

2013/04/07 (日) ~ 2017/04/09 (日)公演終了

満足度★★★★★

海の中。
ディズニーの原作は未見。とにもかくにも「海の中」感が素晴らしい。オープニングで幕が開いた時に目の前に広がった海の深い青と、人魚姫の美しさには鳥肌が立った。フライングやパペットを使っての水中での動きは、まるで舞台の向こう側に本物の水があるかのようなリアルな浮遊感と、鮮やかな色彩。海の中では役者陣が、絶えず泳いでいる姿勢を崩さない。地上での絵本のような美術も楽しい。歌やダンス、それぞれの魚の動きなども素晴らしかった。欲を云えば、人魚姫と王子との関係がやや薄くて、どちらかというと人魚姫と父王との関係が深く描かれている物語のような気がした。もうちょっと王子が活躍してくれれば、好みの脚本だったかも。

おるがん選集 3

おるがん選集 3

風琴工房

くらしのアトリエ ひらや(東京都)

2013/04/27 (土) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

満足度★★★★

民家
想像以上に民家だった(笑)
「物語が、始まる」はもうひとつかな。
もうちょっと生々しくてもいいんじゃないかと。
「痩せた背中」は李千鶴が素晴らしいねぇ。
原作は両方読んでいたので、
そこを切って、そこを拾うのかと、
なかなか興味深かった。

斜い人 (はすいひと)

斜い人 (はすいひと)

ナイスコンプレックス

サンモールスタジオ(東京都)

2013/05/02 (木) ~ 2013/05/08 (水)公演終了

満足度★★★★★

もう一回
もう一度観に行きたいです!
きっと、何度か観ることで、考えが深まったり、
一度目に観たときには気づかなかったことを
気づくことができる公演だと思いました

最終日観に行きたいです

蛻(もぬけ)てんでんこ

蛻(もぬけ)てんでんこ

野戦之月海筆子

夢の島公園・第五福竜丸展示場前広場・テント劇場(東京都)

2013/05/01 (水) ~ 2013/05/05 (日)公演終了

満足度★★★★

普通に面白い
初見。テントも初めて。アングラっぽいのも初めて。
半ば身構えて見たけどふつうに面白かった。

この劇の世界観の中での用語が多く、人も多く、その登場の順序もはちゃめちゃなので、観ていて頭使うし疲れる。というか結局意味が分からない。
でも。意味が分からなくても何か面白い劇と、意味が分からなくてしきりに腹が立つ劇があるけど、この劇は完全に前者。難しいことはようわからんが面白い。
2時間半という時間が、短くは感じないが時計を見る事もなかった。濃密な時間。

テントだしアングラっぽいし昔からあるっぽい劇団だし中入ったら昭和っぽい歌謡曲流れてるしで開演前は、かなり時代遅れな主張の劇でもやるのかなとか思ったんですが、いざ始まるとそうでもなかった。

どうでもいいけど各自の温度調節はかなり大事。(この時期は寒い。夏はきっと暑い)

ネタバレBOX

役者はうまいというよりは全力。というか、ほとんど中国語しかしゃべらない中国人役者とかいたりして、うまいもくそもあったもんじゃない。
でも不思議と引き込まれる。
一番初めは「やたら客に向かって叫ぶ演技だな・・」と若干引き気味。終わるころには虜。
一人一人の顔や身体や言葉がいつまでも頭に刻まれている状態。

とにかくすごいエネルギー。そして最初は意味の分からないシーン、単語のオンパレードだったのが、次第に一つの物語りに束ねられていく(気がする)のはとても面白かった。

舞台が遊び心満載でとても楽しい。野外なだけあって、軽トラが舞台上に現れたり、火燃えまくってたり、昇降装置あったり水があって三途の川だったり。ドヤ街の一室みたいなとこが開くだけで楽しい。ワクワクの連続。
音楽はきれいめ、さりげなくかっこいい曲が多い。

ラストシーンの、真っ暗な中で、燃えさかる炎だけが明るくて、そこに役者たちがそれぞれ紙銭をくべている様子は何かしらないけど感動的だった。意味は全く分からない。
木の上の軍隊

木の上の軍隊

こまつ座

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2013/04/05 (金) ~ 2013/04/29 (月)公演終了

満足度★★★★

面白かった
藤原達也と山西さんの演技がとてもいい。
うまい下手でなく、そこに本当に人間が実在すると感じられた。演劇っていいなと再認識。
照明も素朴ながら四季折々の表情を見事に表現していて感嘆。

分かりやすさ・簡潔さ・正しさを求めるこの時代に、
分かりづらく・複雑で・何が正しいとも言えない矛盾に向き合うこの作品を見る事ができたのは素晴らしい体験だった

かもめ

かもめ

地点

カフェ・モンタージュ(京都府)

2013/05/05 (日) ~ 2013/05/11 (土)公演終了

満足度★★★★

理解は置いといて
お話自体は面白いというものではないと思いましたが
この作品の雰囲気とか
CAFE MONTAGEさんの空間とか
衣装とか美術が素敵でとても良い時間を過ごすことが出来ました。

まだチェーホフとかシェイクスピアとか観ても
理解出来てないところ、たくさんあるのですが
地点さんの演劇の雰囲気はとっても好きです。

お茶の間戦争

お茶の間戦争

かーんず企画

シアターブラッツ(東京都)

2013/05/02 (木) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

満足度★★★★

フツウっておもしろい。
チームJUNGLEを観劇。
7年も戦争しているとフツウの団らんが、わからなくなると。
フツウの日常をやってみるという試みが何ともおかしい。
DVDの予約もしてしまいました。

ライフ

ライフ

劇団冷たいかぼちゃスープ

APOCシアター(東京都)

2013/05/04 (土) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

無題696(13-121)
16:00の回(晴)。15:31受付、開場。お店の内装が変わっている...壁にアルバムジャケット(アナログ盤)..実物、「In Rock」「Atom Heart Mother」「Demons & Wizards」..これらのバンドはライヴに行った...。2階へ上がるとお二人が誘導、「10~19」「20~29」の文字が入ったお揃いの服。舞台はひざ高くらいで、あちこちに四角い模様、正面壁には、コカコーラのダンボール、大型トラック(のおもちゃ)、ジェットモグラ、仏像。客席は緩くアールをつけた配置、パイプ席にクッション付、開演は少し遅れ16:06前説(100分)~17:56終演。サイトをみると「社会人劇団」とありました。当パンによれば4章で構成「コール」「ダッシュ」「リミット」「ループ」。こちらは初めてで慣れるのに少し時間を要しました。

ネタバレBOX

「10~19」は登場人物の年齢で、「0~9」のように10単位で6名「50~55」まで、この構成は「IN HER TWENTIES」にありました。大きな声を出すシーンを多用していましたが、その部分とお話の展開がうまく結びつきませんでした。いまだ(個人的に)お芝居の中のダンスシーンはあまり好きにはなれないので(ダンスなら別にみに行っているので)、ノリきれないところが残ってしまいました。
ひかる君ママの復讐

ひかる君ママの復讐

月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2013/04/28 (日) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

満足度★★★★

戯曲の秀逸、むきむきの役者筋の魅力
場内に入った時から、
ただでは済まない雰囲気・・、
開演して舞台が疾走を始めると、
もう、とんでもなく面白い。

理屈抜きのグルーブ感があって
観ていてぐいぐい惹き込まれていく。

いやぁ、がっつり楽しんでしまいました。

あまりの面白さに5月5日に二度観をしましたが、
異なる男優さんの個性もそれぞれとして生かされつつ、
公演を重ねたことでの流れの良さも感じられて。

ほんと、おもしろかったです。

ネタバレBOX

場内に入ると、
役者たちはすでに板付き(?)で、
そのどこか雑然とした雰囲気にちょっと驚く。
会場から開演まで、
その空気がしっかり担保され、
見えないエネルギーが蓄積されて・・・。

そし、空気が満ちた中で、出てくる最初のセリフが
「馬鹿じゃないの・・」、しかも繰り返し・・・。
さらには、ツナ缶だの、香水の匂いだの
下世話なネタが一つずつ積まれ、
しなやかに場の空気と流れのなかで
舞台に熱を編み上げていきます。
個々の役者のテンションの作り方が実にしたたかで、
個人攻撃に発展していく階段のつくりなどにも無理がなく、
なるべくしてそうなっていく場の暖まり方に
あれよと取り込まれてしまう。
1割のリアリティにかけられた9割のデフォルメが、
観る側を場の空気に閉じ込め、のめり込ませ、
開演直前の楽屋という設定の出し入れが、
すでにカオスに陥りかけている場の空気を一層あおり
役者たちの繰り出す展開の一つずつに更なる
踏み込みを導いていく。

4人の女優たちのヤリタイ放題の態のなかで、
常ならぬ勢いを作りつつも、
それぞれのキャラクターが混濁することなく、
むきむきの役者筋でがっつりと制御され貫かれているのが
実に見事で・・・。。
戯曲が紡ぎあげるキャラクターの重なりというか、
刹那ごとに猫の目のように変わっていく関係性が、
単なるカオスにならず、時間の流れとともに、
観る側をも追い込んでいくのです。
その中で、舞台の隅から満を持して登場する男優の、
その雰囲気に縫いこまれ更に際立っていく感じにも瞠目。

熱するだけ熱して、
すっと物語を裏に返して、
ラストもしっかりと冒頭にくくっておとして・・・、
そりゃ鮮やかなものでした。
上演時間からすると短編の部類なのですが、
観終わった時点でのエネルギーの消費度は、
長編に引きこまれ続けたとき以上かも・・・。
役者の方たちにもタフなお芝居なのかもですが、
観る側の満たされ方も尋常ではなくて・・・。

しかも観終わって、
面白かったという満足感以外に残るものがあまりないのも、
コメディとしての完成度の賜物に思えて。

まあ、どこが投稿演劇なのかよくわからなかったり、
そのタイトルも最後に帳尻を合わせた感はあるのですが、
そのラフさまでも笑いにしてしまっているような部分が、
個人的にはさらにツボだったりもして・・・。

戯曲の秀逸と役者たち一人ずつの力量を
ほんと、たっぷり楽しませていただきました。
Bye-bye,Sneak

Bye-bye,Sneak

劇団スクランブル

シアター711(東京都)

2013/05/02 (木) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

無題695(13-120)
19:30の回(曇)。19:04会場着、受付し中へ。テーブル(ここで立ちながら飲む)、上手はカウンター、スクリーンが吊ってあり、ここで前説。終演21:07。初めてみたのは「other side」で4作目になります。竹内さんはバッコスなどの客演をみているので、好きな劇団なのですが、今回...ちょっと消化不良です。

ネタバレBOX

「事件」への巻き込まれ度、慌てぶり度、どんでん返し度..などがお話的に低いように感じました。舞台の造りから立っているシーンが多いのはいいとしても、お話全体の動き(妙)を削いでしまったのではないでしょうか。
オーラルメソッド3

オーラルメソッド3

シンクロ少女

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2013/05/01 (水) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

満足度★★★★

極私的エロス/性的人間(B)
2作品合わせて70分と短編ながら、中身がギュッと詰まって濃密な観劇時間。劇団名にある「シンクロ」はこういうことなのかなと思わせる物語構造も楽しいし、見られる事、楽しませる事に対する意識の高い内容でした。

ネタバレBOX

「極私的エロス」こんな斬新なリーディング公演初めてです。体に書いた文字を読んだり、芝居をしながらその場で書いた文字を読み上げたり、でもそれが作品に見事に合っていたように思います。作中に「つまらない物語より、面白い私生活」とありましたが内容が内容だけに身を削って創作してるなと思いました。ドキュメンタリーと謳っているけれど嘘か本当かはどうでもよくて物語として楽しいし考えさせらます。でも、明らかに観客は作者の名嘉さんの赤裸々な私生活を覗き見たいと思って観劇するし、それを現実のものとして勝手に妄想してしまうだろうなと思います。

作中、何度も2つのシーンが同時に行われながら、セリフとセリフが相関する作りになっていて、これがシンクロの所以なのかなと思いました。その構造はすごく面白いし、単に言葉遊びではなくて、しっかり物語を深化させるために使われているからすごいと思いました。

「性的人間」は、とにかくコミカル。突然、音響に流れる音に合わせて(シンクロして?)3人で歌うシーンは爆笑でした。他の劇団でも拝見したことのある後藤さんのいつまでも見ていたくなる独特な雰囲気にクラクラします。官能的な言葉も、コミカルなシーンも、その一つ一つが積み重なって最後には「愛とは」という男女の深淵のような境地にまで飛躍する力強さのある作品だと思いました。

これが大きな会場で、長編作品だとどうなるんだろうと、今から10月の三鷹が楽しみになりました。

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