最新の観てきた!クチコミ一覧

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きれいなお空を眺めていたのに

きれいなお空を眺めていたのに

こゆび侍

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/06/19 (水) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★

じんわりとした感覚
家族の現代劇のように見えて、不思議な空気のまま
最後にはやっぱりファンタジーとして結末を迎えた作品かな?
今までのガッチリとしたファンタジーではなく変わった感覚
ゆっくりとした進み方で、恐怖も感じないままその日が訪れます。
アッという少々軽い終わり方でしたが、夫婦の力を感じました。
いのこり朗読劇もなかなか良かったですね。
次回作がどんなもになるのか?楽しみです。

四の五の言わずに恋しろリーマン!

四の五の言わずに恋しろリーマン!

Island

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/06/20 (木) ~ 2013/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

作者の力量と芸風に好感!
こんなこと、普通の企業では絶対に有り得ないこと。しかし最後の落としどころは、作者がさすが知ってるなと感心した。社内不祥事→隠蔽→企業買収で戦略合法化なんて、鮮やかの一語に尽きる。経験あるの?と思うくらい、愉快な結末でした。コンプラを考慮して、いやな終わり方にならなきゃいいなと、変な心配をしてたが、全くの杞憂どころか、やられたと思いました。企業の経営を知る人ならば、最後はこの社長はと、うなづけたのではないか。
恋愛ストーリーもウキウキ感あり、とても清潔などこにでもありそうな正統派ものであり、後味もとてもよろしい。
全体あまり笑いのないコメディーであったが、内容はしっかりしていて、テンポもよく不満はない。むしろ真面目な劇団の作風・芸風に触れ、心地良い。役者のみなさんにもとても好感を持ちます。真摯で派手さを控えた人間味を感じ、好む人は徹底的に好まれると思います。
個人的には菅野さん、津金さん、瀧澤さん、佐々木さんが個性的で好きでした。菅野さん喉を大切に、いつまでも辞めないでくださいね。
これからも貴劇団に注目します。頑張ってください!!!

relic(ご来場ありがとうございました!)

relic(ご来場ありがとうございました!)

613

劇場MOMO(東京都)

2013/06/20 (木) ~ 2013/06/24 (月)公演終了

満足度★★★★

それぞれに
発掘から、人生までは振り返っていないですが、最近の自分の行動を振り返っている構成、面白かったです! 今回は柴多がメインの話になっていますが、他の登場人物にも色々な事情があり、そこでも話を広げられる要素も含んでいて、サイドストーリーもできそうですね!?

ネタバレBOX

ないことを確認する作業にも意味がある!というのも新鮮でした。
魔王、勇者僧侶盗賊魔法使い、現実。

魔王、勇者僧侶盗賊魔法使い、現実。

ローリングあざらし撲殺

サブテレニアン(東京都)

2013/06/21 (金) ~ 2013/06/23 (日)公演終了

満足度★★★

形になっていない面白さ
学生劇団特有の(という言い方をしたら上から目線で申し訳ないが、他に形容のしようがないので悪く思わないでください)
完成度は高くないけれども、形になっていない面白さが随所に見られた。

ネタバレBOX

どこまで自覚的に演出されたものかはわからなかったが、
演劇の嘘をドキュメンタリー性とでもいうべき役者の身体で解体する(相対化する)ような演出が興味深かった。

例えば、ロールプレイングゲームの登場人物に役者は扮しているのだが、そのファンタジー的な世界観の衣装を着ている役者もいれば、普段着で役を演じている役者もいる。その普段着も、魔王役の女の子は、ダボダボのジャージ姿という、間違ってもオシャレとは言えない部屋着のような姿で役を演じている。そこには、衣装や美術などで虚構世界を作り上げようという演劇の一般的な在り方を解体しようという意志を強く感じる。

また、役者の演技も、意識的にそう演出させられているのか、単にヘタなだけかわからないが、役者が役になりきることで生まれる演劇的リアリティではなく、役者が役になりきれないという生身の人間のリアリティがよく出ていた。特に魔王役の櫻井美穂さんの演技は、そういう意味で興味深かった。(意識的なものでなかった場合、この言い方はけなしているように聞こえるかもしれないが、その感じも、作品によっては強い武器になると思うので、決してけなしている訳ではありません。悪しからず。)
渡部太一さんと小杉香穂里さんの演技は、そういう意味ではちょっと上手い感じもするのだけれど、やはり同じ質感を有している。ということは、これらは演出されたものなのだろうか?
(渡部太一さんは、〈TEAM▷りびどー大戦争〉の『libido』という作品で拝見していて、とても良い役者さんだと思ったが、その時の印象も、演技が上手いというよりは、彼の人間性みたいなものが役の中から滲み出てくるような良さだなと思っていたので、今回の作品で見た印象と近い感覚。)

いずれにせよ、どこまで意識的に演出されたものかはわからないが、その点がとても面白かった。

脚本は、題名からただのエンタメ作かと思っていたら、ロールプレイングゲームという形式を借りた、正義と悪の問題、個と世界、虚構と現実の問題などが様々に提起されて、深い問題意識のもとに作られているのだなと感じられてよかった。

ただし、演出も脚本も、面白いものがたくさん含まれてはいても、いかんせん荒削り過ぎるとは思った。何が中心なのか、演出も脚本も見極めきれていないのではないか。


今後の活動に期待しています!

と言っても、洗練していく上で、完成度は上がったけれど、普通の芝居になっちゃったねということにはならないでほしい。
この作品の面白さは普通の意味での面白さではではなかったので。
TOMORROW

TOMORROW

三ツ星キッチン

博品館劇場(東京都)

2013/06/19 (水) ~ 2013/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

初めての三ツ星
初めての三ツ星キッチンでしたが、予想を上回る面白さでした。
確かに、あの「高田安男」を最初に見た時の「何?この人…」という違和感は最初だけで、後は劇中にホントに溶け込んでいたし、ほかの役者さんたちも芸達者ぞろい。
ミュージカルパートもみなさん、ほんとに「プロフェッショナル」やなぁと、一人感心してしましました。
今年観た中では間違いなくトップ5に入る内容。笑いと涙が交錯する、とても良い舞台でした。

大人が本当に怖いお化け屋敷 魍魎八景

大人が本当に怖いお化け屋敷 魍魎八景

ゴキブリコンビナート

ヴァニラ画廊(東京都)

2013/06/22 (土) ~ 2013/06/25 (火)公演終了

満足度★★★

君もゴキコンの一員になってみないか
参加型アトラクション。
女性の方は必ずズボン着用のこと。
ズボンの貸し出しもあるみたい。
整理券が出ますが、指定された時間からさらに2時間くらい待ちました。日曜日だったからかな。後に予定がある方はご注意。
お客さんの体重制限が必要かも。
いろいろ踏み外しそうで、そういう意味でもこわかったです。

怪我人が出ないことを祈ります。お客さんに。

岸田國士原作コレクション

岸田國士原作コレクション

オーストラ・マコンドー

black A(東京都)

2013/05/23 (木) ~ 2013/06/09 (日)公演終了

満足度★★★★

C公演観た
3作品のオムニバス。作品が進むごとに演者が増えていく。トップバッターの一色洋平の一人芝居が良かった。

ネタバレBOX

『モノロオグ』一色洋平の一人芝居。彼(彼女)が醸し出す空気と台詞で序盤から一気に昭和初期の世界に引き込まれる。テーブルと椅子だけの舞台装置なのに、もうそこは昭和の家屋にしか感じられない。絶対に空調とか存在しない雰囲気。

更に不思議なもので、身体能力に優れ無茶苦茶いい体している一色洋平が華奢に感じる。色気や哀愁があって艶っぽい。その制御能力には感心。大きい動作は勿論のこと、呼吸、視線、姿勢といった細かい部分まで。

説得力のある上野友之演出とそれに応える一色洋平の演技。それを正に手が届く距離で観れたことに満足。今後なかなかこういった機会は訪れないかもしれない。一色洋平は今後活動の枠がますます広がっていきそう。

『クロニック・モノロゲ』金子侑加、熊谷有芳の二人芝居。停電というシチュエーションがすでにレトロなんだが、こちらも雰囲気がすごく良かった。ストーリー展開とマッチした湿っぽい感じが馴染んでた。熊谷有芳が妙にカッコいいのが印象的。

『風俗時評』前ニ作品のしっとりとした雰囲気から一転…というのが辛かった。休憩を挟んでなお気持ちが乗らない。舞台美術と出演者の人数からどうなるかがある程度予測できたため、演出にもサプライズを感じない。オムニバスゆえに流れが悪く残念。
崩れゆくセールスマン

崩れゆくセールスマン

劇団青年座

青年座劇場(東京都)

2013/06/14 (金) ~ 2013/06/23 (日)公演終了

満足度★★★

昔の詐欺事件がモチーフの様子
昔、豊田商事事件というのがありました。

ペーパー商法で、顧客に金を売ったと見せかけて、実際の金はどこにもなかった、濡れ手で泡の商売。

我が家にも、頻繁に、この会社から勧誘の電話がありました。

でも、私は、いつも応戦して、逆に、演技の勉強をさせてもらっていたりしました。

だから、変な話、妙な懐かしさを感じました。

青年座の役者さんの演技には、大満足。特に、息子と同期だった嶋田さんの演技の幅が飛躍的に伸びたことが実感できて、嬉しさひとしおでした。

ただ、期待した野木さんの脚本には、やや不満も残りました。
女優さんの台詞に、苦心されたからなのかもしれませんが、野木さんの本領が発揮されていないように感じました。

ネタバレBOX

この詐欺会社の名前が、帝塚商事というので、個人的に、とても受けました。

そういえば、今WOWOWで放送中の、食肉偽装のドラマでも、手塚商事というのが出て来ます。(笑)

たぶん、実際の豊田商事事件の頃が舞台になっているからだと思うのですが、今の詐欺はもっと巧妙で、騙す側に人情なんてないし、マスコミも、ほぼ同じ穴の狢で、毎日のニュースも詐欺まがい。

きっと、作者は、今の詐欺を書いても、ドラマにはならないので、昔の詐欺を書かれたのかもしれないですね。

セールスと詐欺は紙一重。騙す側に、人を陥れる意識があるかないかの違いだけなんでしょう。

このお芝居では、騙されるおばあさんにも、事情があり、自ら好んで騙されているというオチがあるのですが、芝居の早くから、セールスマンが、この老女の真意に気づき始めてしまうので、ラストの展開がそれほど衝撃的でなく、観客にも察しがついてしまうのは、あまり効果的ではないような気もしました。

300円ちょっとの、安易な教師の施しを根に持って、金に恨みと執着を持つ、帝塚商事の社長の背景ももう少し知りたい欲求もありました。彼は、安藤という名前なのに、何故、帝塚商事という会社名にしたのだろうか?とか、いろいろ気になりました。

それにしても、豊田商事の社長は、マスコミの前で殺されて、事件も核心をつくことなく、うやむやになりました。マスコミを賑わせる大事件の主役って、どうしていつも闇に葬られて、事件もそれと共に、フェイドアウトしてしまうのか?

次回は、是非、野木さんにはそういう面から考察した本を書いて頂けたらと思いました。
殺意が死んだ夜

殺意が死んだ夜

ビビプロ

小劇場 楽園(東京都)

2013/05/29 (水) ~ 2013/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★

超満員!万歳!万歳!万歳!
いやぁ、人が入りすぎびっくりしました。追加のパイプ椅子も置ききれず、立ち見まで。さらにオープニングでまたびっくり他にない入りかた格好よかった!
この時点で、相当やってくれそうだなと感じる。
ストーリーはスリル満点で目が離せない状態で内容濃く楽しめました。
予選は観てないですが、役割変更しての決勝戦は皆さん合っていたと思います。
ラストのどんでん返し私は予想してましたへへへ・・・・。

relic(ご来場ありがとうございました!)

relic(ご来場ありがとうございました!)

613

劇場MOMO(東京都)

2013/06/20 (木) ~ 2013/06/24 (月)公演終了

満足度★★★

熱演だけど
汗びっしょりの熱演で、声がよく通り聞きやすかった、ストーリーは面白いのだが役者が、うまく演じきれていない部分があり残念でした。遺跡発掘の舞台装置が少しお粗末でした。でも楽しめた1時間40分でした。

レコンキスター新世界狂騒曲ー

レコンキスター新世界狂騒曲ー

劇団プールプロデュースニコチン3.3mg

早稲田大学6号館スペース5(東京都)

2000/05/18 (木) ~ 2000/05/20 (土)公演終了

満足度★★★★

タイトルが気になって行ってみた
※実際の公演期間は1995年5月18日(木)〜5月20日(土)です。こりっちさんでは1999年以前の公演情報は登録できないので現在できる一番古い日付にしました。

ネタバレBOX

で、実際観たのは1995年5月18日。タイトルから想定したような歴史の話ではなかったです。現代物でした。ここではないどこか、を求める話でした。
不思議の国のアリスより

不思議の国のアリスより

劇団パラノワール(旧Voyantroupe)

サンモールスタジオ(東京都)

2013/06/20 (木) ~ 2013/07/01 (月)公演終了

満足度★★★

なぞなぞ(MMM)
RRRは来週に予定しておりますので、初見はMMMを観劇。ひとりの男を巡る現代のお話しと、そこから遡っていくと見えてくるアリスという存在。このお話は本当に難解です!だからこそ、観ているひとたちにとってそれぞれの解釈でいいんだと思う。私は、劇中で古田という人物が自分の想いの丈をぶつけてしまうシーンが1番心をつかまれた。正直、彼の最終的なシーンはいいものではないけれど、あれはあれでわかってしまう。あれは自分では選ばない、選びたくないけれども。少しわかるよ。永遠のなぞなぞ。解けなくてもいいと思うな、私は。ねえ、アリス。

フライング北海道

フライング北海道

シネマ系スパイスコメディAchiTION!

新宿シアターモリエール(東京都)

2013/06/14 (金) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★

確かに飛んだw
タイトル通り、ぶっ飛んだ宇宙規模なお話しでしたw北海道はとんだ!やー、本当に本当に個性味あふれる登場人物ばっかりでどうなんの?と思ってました。この作品は色々な有名作品のパロディ(あえてはいうまいw)があったのですが、分かる人にはニヤニヤと、わからない人にも新鮮に笑わせて下さってすっごくイイですw宇宙人のガミちゃんが全身銀色頭部がとんがっててでジャンプしながら出てきた時は声を殺して爆笑してしまいましたが、東北弁のなまりがあるというとっても可愛げのあるキャラでした。でもお気に入りはチャラくて緊張感にめっぽう弱い3枚目の伊達さんでした。スカート姿は目に焼き付けましたwww

テレビが一番つまらなくなる日(2013年版)

テレビが一番つまらなくなる日(2013年版)

劇団 東京フェスティバル

駅前劇場(東京都)

2013/06/19 (水) ~ 2013/06/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

選挙報道コメディの傑作
ノンストップワンシチュエーションコメディの説明どおりに選挙特番の舞台裏に次々に起こる事件の数々…それでいて最後は丸く収まってめでたしめでたし…で終わると思いきや…

ネタバレBOX

最後の最後にもう一つどんでん返しがあるとは予想もしなかった。見ごたえ十分。もう3年後参院選の年の再演が楽しみだ。
Fight Alone 3rd

Fight Alone 3rd

エムキチビート

エビス駅前バー(東京都)

2013/06/06 (木) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★★

おもしろかった
Team【D】を観劇。
初めてのエビス駅前バー、想像以上に狭い空間でびっくり。
偶然なのか、前のお話に共通するものが夫々のお話の中に出てきて、短編集のような感じで楽しめた。
他のTeamも観てみたい・・・。

ネタバレBOX

『榎原伊知良』…ある裁判、弁護する存在が途中まで明らかにならず想像をかきたてられる。設定の突飛さが面白く、結末にもやもやした。
『若宮亮』…多重人格者の犯罪。人格の演じ分けは上手くできていたと思うが、途中から結末が想像できてしまうお話だったのが残念。
『伊神忠聡』…このTeamの中で異質な存在感を放っていたと思う。とらえどころのない設定、場面の作り、エキセントリックな演技、一番興味を惹かれた。
『堀越涼』…「枕」からの繋げ方が見事。現実なのかお話なのかを曖昧にし、ぞっとするような内容を情熱的に語っていて素敵。
四の五の言わずに恋しろリーマン!

四の五の言わずに恋しろリーマン!

Island

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/06/20 (木) ~ 2013/06/23 (日)公演終了

テンポの良さは圧巻!“めでたしコメディ”






早口で、テンポの良い、痛快な「部署内コメディ」だった。

続きは、バレてないネタバレで



ネタバレBOX



早口で、テンポの良い、痛快な「部署内コメディ」だった。

ある企業の経理部、財務部で巻き起こる、横領疑惑、恋愛騒動である。シチュエーションは、会社の休憩室。会社員を描いた舞台といっても、そこでは“本音”の やり取りが展開される。

ラストまで展開を読み解けぬ横領疑惑は、さすが だったと思う。
疑惑の掛けられた藤本(主人公=朝霧の友人かつ同僚)とは別人物が 実行犯だったわけだが、勘違いの「めでたし」で終わらない展開に観客はそそる。

私は、「実は朝霧自身が 実行犯で、友人を仕向けていた」展開も意外性があってよかったと考えている。
後半、経理部に所属する社員のうち、藤本と婚約者の同僚は横領に関わっていないことが判明した。
だとすれば、残ったのは女性上司、そして朝霧自身なのだ。
結果を示すと、実行犯は女性上司。その怪しげな雰囲気=エロスは、実行犯たる根拠だった。


しかし、朝霧自身が実行犯だったなら、部長から横領疑惑について聴いた態度も偽りで、何より観客は驚愕ではないか。
その事情は、「藤本に女を奪われたから」であるとすればよい。

舞台外の見えない事実を描く。
それも、舞台だ。


一つ、残念だったのは、日本社会特有の“なれあい”を全肯定してしまうテーマ性。

もちろん、物事は杓子定規に測るべきではなく、規定の道に外れたからといって非難するべきではないかもしれない。

ただ、物事が大きくならないよう、同僚を庇い、組織を守るのは
「保身」そのものである。

2007年、北海道の食肉加工会社や名門旅亭グループの偽装事件が発覚したが、前者の告発者は会社関係者、地域からバッシングを受け続けている。
私たちが暮らす社会は、所詮そのような社会なのだ。

同僚のための「保身」、組織の「保身」のため、犠牲になるのは、消費者や株主 等々、幅広いパブリックな層だろう。
だから私は、この「なれあい」を全肯定する姿勢に対し、少しだけ疑問を呈したい。

もっとも、この舞台は 誰も悲しまない演出を徹底しているので、その骨格を整わせるため都合上、「揉み消す」を適用したのであれば仕方ないが。




イケイケな女性から誘われる、そんな状況誰だって待ち焦がれる。
一夜限り、いや、数日続いたナイト•フィーバーは 新たな妄想劇だった。
































殺意が死んだ夜

殺意が死んだ夜

ビビプロ

小劇場 楽園(東京都)

2013/05/29 (水) ~ 2013/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★

感想として
よくできたお話、だと思います。

ネタバレBOX

ミステリーを作るにあたって、一番は難しいのは動機なのじゃないだろうか。観ている者がしっくりくる動機を登場人物それぞれに持たせるのは難しいなぁと感じた。
『Cour d'amours(コールドアモール) ・スクラプ's ver2.5』

『Cour d'amours(コールドアモール) ・スクラプ's ver2.5』

マイムリンク

シアターX(東京都)

2013/06/22 (土) ~ 2013/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★

純粋無垢な芸術。
もしくは、[素]の芸術だと思いました。演者の人柄が出る、というか・・・。

[求愛]・[海]・[ショータイム]・[扉]等が解りやすくて楽しい(*゚▽゚*)

細川サン、Bijureeサン他の、高い身体性のマイムには、つい身を乗り出して観てしまいますね♫

(飲めない人のための)ブラックコーヒー

(飲めない人のための)ブラックコーヒー

岡崎藝術座

北品川フリースペース楽間(東京都)

2013/06/14 (金) ~ 2013/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★

不気味に浮かび上がるエゴイズム
少女監禁事件をモチーフに、人が持つエゴイズムを描いた作品で、じわじわと侵食して来る気持ち悪さが恐ろしかったです。

全身真っ白の格好をした男3人が現れ、その内の1人が客席に背を向けた状態でいらつきをぶつけるようにボールをいじるシーンが数分間続いた後、外国人排斥を訴える詩的なモノローグで始まり、その後は監禁の話が中心となり、台詞も日常的な表現でしたが、監禁した男とされた少女は舞台には登場せず、幼馴染み達の証言によって間接的に描かれるのみで、しかもほとんどの台詞が長いモノローグで緊張感がありました。
監禁されていた女を可哀想に思う気持の中に次第に押し付けがましい正義感が浮かび上がって来る最後の長台詞が圧巻でした。

前半は少し入り込み難かったのですが、監禁の話になる中盤からは、登場人物達の自分勝手さに嫌悪感を抱かされつつも、引き込まれて行きました。
重い空気が支配的な中、時折あっけらかんとしたユーモアを感じさせる演技や台詞がさらっと紛れ込んでいるのが可笑しくも不気味でした。
台詞に強度があり、戯曲単体で読み物としても十分魅力があると思いました。

ダークな音楽が流れる中で横一列に並んで体を傾けたり、上手の奥でシーン毎にスピードを変えながら足踏みを続けたりと、台詞と直接関係していない(と思われる)動きや、対話がほとんどない構成といった現代的な手法が「手法の為の手法」に陥ることなく、必然性と効果が感じられ、強烈な印象が残りました。

笑う警官

笑う警官

グループK

笹塚ファクトリー(東京都)

2013/06/18 (火) ~ 2013/06/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

TVよりも豊かな表現方法で人気刑事ドラマの二時間スペシャル版を観劇したような感激が
パンフを軽く読んだ上での観劇だったので、「警察官」のあり方/考え方、
などについて突っ込んでいく作品なのだろう、ぐらいには思っていましたが
道警(北海道警)で発生した殺人事件に対して捜査を外されてしまった
刑事達の独自捜査と警察の暗部に関わる大きな事件とのつながり、
主人公刑事「佐伯」の過去の経歴から発症したPTSD/ナルコレプシー(眠り病)、そして妄想、
それと対比するかのように悪役部長刑事「石岡」の警察組織での中間管理職としての”悪行”、
被害者女性への依存、しかし最後の最後で悪に徹し切れない自分
(警察官としてのあり方にさいなまれる)、
などいろいろな設定/伏線がそれぞれバラバラにどんどん投入されてくるのですが、
それがいつの間にかつながっていき、そして物語自体が色々な方向から
最終的な結末へ向かうという、場面はずっと「バーの中」なのに
刑事達の捜査活動や思考/検討、葛藤そして反目、
そういった人間ドラマが目の前で所狭しと繰り広げられていて、
かなり夢中にさせられてしまいました。
終わった時には「まさかここまでいいもの観せてもらえるとは」と
胸の中が一杯になってしまいました。

「次は1年後を予定しています」との事でしたが、必ず観に行きたいですし、
待ちきれない気持ちもかなりあります。

ネタバレBOX

この舞台を観て、「すごい!物語が心に入り込んできたし、感動した!」と
感激しているのですが、その中で出てきた全部の設定や伏線その他については
記憶しきれなかったり、理解したつもりの内容自体が実は間違っていたり
(作者の意図と違ったり)、という部分が多々あるかと思います。

以前、すごく凝った脚本を書く別の劇団の舞台でも全設定/伏線とその回収/演出の理由などを
全て把握しきれなかったのにショックを覚えたのですが、ある人に
「物語について全部を全部正しく理解するという事よりも、まずこの舞台を観て自分がどう思ったか、
感動出来たかどうかが重要では?」という言葉が胸に響いたので、
自分がこの舞台を観て考えた/感じた内容をまず列記します。

※ 一言で感想を言えず(言いたい所、感情の動いた所が多すぎて)、
  ひさびさ長文を書いてしまいました。


・ 笹塚ファクトリーというとセットにあまり凝れない
  小箱のイメージがあったが見事に隠れ家的地下バーを再現していました。

  (まだ観てないので内容は知らないのですが)
  ドラマ「探偵はバーにいる」のように
  本捜査を外された連中がバーに集まり
  「隠れ家バー裏捜査本部」とでも言うような
  状況を作って独自捜査を行なっている感じがよかったです。
  (雰囲気が良かったです。)


・ 開始直後、バーで居眠りする男「佐伯」(?あるいはママでしたっけ?)と
  謎の踊り子達、亀のジョージ(ロンサムジョージという奴でしたっけ?)
  の話が出たと思ったら、いきなりヤクザも出てきてSMチックに展開したり、
  それを「佐伯」が射殺してしまうという場面になって、
  「心に闇を持つ刑事の妄想劇」か何かなのだろうか?と
  初っ端からミスリードされそうになりました。

  結局は、刑事「佐伯」が数多く手がけたおとり捜査の中での不幸な経験から
  PTSD/ナルコレプシーを発症し、女房との中もおかしくなってしまったという体験が、
  ナルコレプシーで眠ってしまう度に妄想として
  更にハードになった形で妄想劇として登場してしまう、という事のようでした。

・ 道警の婦人警官が絞殺(?)され、恋愛関係にあったとされる同僚刑事が
  指名手配された上でいきなり捜査権を上に持っていかれた上に
  SATが要請され、射殺命令まで降りている、というかなり強引な展開。

  「これはあまりに異例すぎる、絶対何かが裏にある」と推理する刑事達。

・ そして、実は道警で裏金作成の仕組みが出来上がっており、それについての
  証人喚問に同僚刑事が出る事になっていた。
  これについて「歌う」(でしたっけ?警察内部の身内が仲間の情報をばらす)
  行為を行う事について、反感を持った別の刑事は、
  「この捜査からおれは降りる」と宣言して外れてしまいます。

・ その後の推理、捜査から
  ・ 同僚刑事と婦人警官は既に別れていた
  ・ 婦人警官は二股をかけていた
    ※ 実際は更に風俗で働くなど、かなり荒れた生活を送っていたようですが・・・
  ・ 婦人警官の持っていたTVや貴金属が質屋に売られており、
    それを売った空き巣(真犯人か?)が特定される
  などから、一度は仲たがいした刑事たちに再び連帯感が生まれ協力しあいます。

・ しかし、空き巣はあくまでも殴っただけ、殺人はおかしていない、
  元から婦人警官(風俗嬢と思っていた)は別の誰かと会う予定だった、
  その相手を自分は見ている(高級そうなスーツを着た男だった)、
  という事で更に捜査は振り出しに戻ります。

・ (タイミングが前後してしまってるかも知れませんが)
  道警上層部の裏金作成の仕組みについて、このネタをバラされるのを止める為、
  「どこかの権力者が裏から手を回し同僚刑事の犯行に見せかけた上で射殺命令を出した」
  という推理が行われています。

・ そして、今までの流れから考えて悪役部長刑事「石岡」こそが、
  婦人警官の恋人であり、殺人者であり、今まさに同僚刑事を射殺しようとしているのでは、
  という推理の元、刑事「佐伯」が「石岡」にその内容をぶつけますが・・・

・ 「佐伯」と悪役部長刑事「石岡」の2人きりの対峙、
  「自分も悪の親玉ではなく、更に上がいる、自分を捕まえたとしても状況は何も変わらない」
  という警察組織で実際にありそうな現状を語ったり、
  独白を続ける中で「佐伯」がナルコレプシーで眠ってしまった時に
  「こいつを殺してしまえば・・・」と行為に及ぼうとするも

  BGM「警察学校入校時の宣誓書」

  が流れ
  (パンフに記載があった時から気になってはいたのですが、このタイミングで
  出るのが本当に憎い演出だなな、と)
  警察官とは「この善意に基づくルールによって存在しなければならない」
  という事に思い至って葛藤して犯行を取りやめ、

  更には「佐伯」のみならず、「石岡」も悪に手を染める原因となった
  婦人警官(朝美でしたっけ?)への依存の情景の妄想演出が入ったりと、
  この場面は結構主役の「佐伯」を悪役部長刑事「石岡」が食ってしまったのではないかな、
  (それはそれで舞台として美味しい展開ですが)と思いました。
  特に「だったら舐めなさい!」とヒール/足を舐めさせられる場面など
  婦人警官と悪役部長刑事の実際の上下関係が露骨に見えていたと思います。


・ 物語の裏にある主題として(勝手な想像ですが)
  国家より警察権力という力を与えられ、正義という公務を成す警察官は
  「自分を正しく律する、高いモラルを持っていなければならない」
  という事が「警察学校入校時の宣誓書」にて語られていますが、
  今の時代
  ・ 医者だって命を救うという崇高な使命の前に
    お金も欲しい、趣味を持ったり楽しく生きたい、人間的な生活/労働環境だって欲しい、
  ・ 警察官や弁護士、司法関係の人間だってみんな同じ気持ち
  というように、「正義」が仕事だから心も「正義のみ」で構成されていなければならない、
  ではなく、普通に大人として社会で働く人として、
  もう少し「人間的に扱ってほしい、扱われるべきである」
  という(この物語でいえば)「警察官」とはどうあるべき、ではなく
  どうすれば良かったんだろう?
  ・ 「佐伯」の心と家庭は壊れなかったのか
  ・ 「石岡」は悪に手を染める事はなかったのか
  という点が、この2人を対比しつつ、観劇者側に対してもつきつけられているのではないか?
  と思いました。

・ そして、亀のジョージは「100年間何を考えていたのだろう?」と精霊?風の女子が言っていたり
  「佐伯」が「友達になれたかな?」という語ったりしている部分は、
  昔ながらに「愚直なまでに生きてきた亀のジョージ」と
  同じく「愚直に刑事を行なってきた」自分とは
  似ている存在(その為に亀のジョージが物語に出てきていた?)
  という風に感じました。

・ 「石岡」に1日くれ、と言われ、バーで「佐伯」と同僚婦警が泊まる場面で
  暗転した際に、ここで物語も終わるのかな?
  と思ったら、翌日の場面につながり
  ・ 「石岡」は自殺
  ・ 警察、機動隊はバーの周りを包囲している
  そしてバーに突入、同僚刑事を射殺、という
  「まさかこんな悪い方向にオチるのか!」と思わせた所で
  実は同僚刑事は別のルートで既に証人喚問に到着していた、
  撃たれたのは(可哀想ですが)オカマの人(防弾チョッキ着用)、
  だった、という快活なオチ。

  ここで「佐伯」は笑います。

・ そう、ずっと気になっていたのですが、何故、この物語は
  「笑う警官」だったんだろう?
  
  色々な場面でそれぞれの警官は「怒ります」「葛藤します」「悪に誘惑もされます」
  「悲しみます」「苦しみます」「叫び出します」、
  しかし、どこがこのタイトルの”笑う”なのかが、
  自分には最後まで特定できませんでした。

  多分、上記オチの場面での「笑い」ではないのではないか、という気がしています。

  それこそ、物語を観ていた観客側が「笑えたかどうか」そういった意味なのかも、と・・・

・ 最後、チーママが「結婚します」宣言した後で、
  「佐伯」がママのお誕生日を御祝いしますが、
  そこで「結婚しよう」と言わないのが、ここまで物語を
  進行してきた、「佐伯」という人物なんだなあ、と妙に納得です。

  ママにプレゼントした「色紙?」には一体何が書いてあったんでしょう?
  かなり気になります、まさか「警察学校入校時の宣誓書」内容じゃあないだろうし

・ 1点だけ分からなかったのは、同僚刑事が身を隠した事その他について、
  度々情報を漏らしていたのは誰だったのでしょうか?
  仲たがいした刑事だったのか(それらしき事を確かに言っていた)、
  あるいはママの店で働くチーママ「マリ」かと疑いましたが、
  結局「結婚します」という報告があったのみでその方向にはなりませんでした。

と、物語を思い出しつつ(前後関係や認識は間違ってしまってるかも知れませんが)
これだけ色々な事を考えたり、感情移入したり出来たという意味で、
今年観た舞台の中では(多分)一番おもしろかったと思います。
(舞台はその脚本世界の大きさよりも、緻密な設定やドラマ、
とにかく感情を動かす要素こそ重要なのだなあ、と思いました。
特にドラマについては、「佐伯」だけでなく「石岡」、その他面々や更には
魔性の女のはずの婦人警官についてもドラマがあり、感情移入できる部分が存在しました。)




【気になった点】
・ 舞台演劇にしては台詞の口調があまり声を張らない感じだったので、
  一部聴き逃しがありました。席の位置のせいもあるのかも知れませんが。

  しかし、演技の前後関係で「こういう事を言ったのだろうな」と
  すぐ理解出来たので特に問題とは思いませんでした。

・ 笹塚ファクトリーの椅子がかなり劣化していました。
  真ん中が凹みまくっていたりとすわり心地が悪く、
  演劇中申し訳ないとは思いつつ、度々お尻のポジションを
  直すハメになりました。
  (中盤以降集中してくるとそれもなくなりましたが。)

・ これだけの物語、設定、登場人物が出る話だからこそ、
  アフターパンフレット的な全体像の分かるパンフが欲しかったです。
  誰がどういう人だったか、どういう理由で物語が動いたのか、
  という部分を、全部が全部「脚本家の想いを見せて!」
  とは言いませんが、色々思い出して楽しみたいです。




【お詫びというか】
・ TVの刑事ドラマの二時間スペシャルを観ているかのように、
  心を持ってかれてあまりに気持ちよく終われてしまったので、
  「この御礼はしないと」と笹塚駅で、
  しかも今回が最終公演という事で暑い日なのですぐにも
  冷えたものが食えたほうがいいだろう、と
  銀座コージーコーナーで(一応包装されてない食べ物は色々問題あると思ったので)
  袋入りのシュークリームその他買い込んで(かなり並んでたので時間かかったが)
  すぐ舞台に取って返して
  「舞台終了後で申し訳ないんですが、(・・・間・・・)
  あまりにおもしろい舞台だったので(しどろもどろ)
  ぜひお礼をしないとと思いまして(しどろもどろ)
  あの保冷剤入ってるんですが、1時間ぐらいしか持たないと言われてますので・・・(意味不明)」とお菓子をつきだして帰ってきてしまった。
  挙動って難しいね。営業経験あれば良かったな( ´ー`)

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