最新の観てきた!クチコミ一覧

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砂漠の密室

砂漠の密室

劇団BOOGIE★WOOGIE

秋葉原アトリエ「ACT&B」(東京都)

2013/05/15 (水) ~ 2013/05/18 (土)公演終了

満足度★★★★

演技力
 人間が考え出した思考の中で最も不合理で間尺に合わないものは? と問えば、正解は、無論、宗教である。従って、理性的に思考することが出来ると自負する人間にとって、宗教とは、赤子の頃から刷り込まれたのでない限り、滑稽でしか無い。但し、世界は不条理に満ち、その不条理を負わされ呻吟する多くの人々が、それに頼らざるを得ない現実というものがあるのも事実なのである。この辺りの事情を演技力とシナリオの良さ、本質を衝いた演出で見せる。(追記 5.18)

ネタバレBOX

 理知と弱さ、この双方を理解し、悪知恵に長け、而も複合的意識を常に脳中に活性化し得る人格が、他者を己の欲得の道具として物象化することは容易い。無論、縁なき衆生を救うため、実際、命賭けで倫理を守り、人々の命を守ろうとする聖者を自分は否定しない。実際、自分の尊敬する宗教者の中に、このような聖者は何人もいる。現代の名僧知識である。だが、彼らは一様に、教理にドグマティックに拘るような愚か者ではない。在るがままを真っ直ぐに見つめ、命の論理に最も大きな価値を見出す知恵者である。
 然し乍ら、今回、今作で描かれた「宗教者」、神楽坂 向陽は松本 智津夫などをモデルに作り上げられたキャラクターであり、偽物。もっと端的に言えば、単なる詐欺師である。周りに居た信者達はどうかと言われれば、ストックホルム症候群の患者達と考えれば筋が通ろう。そうでない者は、松本と同類で、更に悪賢い詐欺師乃至は洗脳された者である。何れにせよ、自らの劣等感を生みだす原因となったもの、或いは知の導くままに真相を追い、明らかになった事実の前に、自らの力で立つことができなくなったり、自らの力で克服できずに居る人々である。
 他方、詐欺師が詐欺師として成功する条件は、基本的には頭の良さである。ここに登場する神楽坂 向陽もそのネーミングからしてこの「宗教」の崇拝の対象、天照 大神を己の名に取り込むテクニックを見せ、更に、科白にあるように、宗教がその信者に信じさせる信仰の本質を言い当てている。即ち、「宗教は謎を中心にし、一方で真理を探究する」謎を解明する為には真理の探究が必要不可欠であるから、謎めけば謎めくほど宗教は、威光を増し、有り難がられるのである。この真理探究と謎の無限のループこそ、信者をして宗教の虜にする本質であることは、多少自らの頭脳で考える習慣を持つ者であれば、誰しも到達するレベルの思考だろう。そして、この程度のことが、宗教と名指される総ての思考に共通するコンセプトである。
 教理問答はこの程度にしておこう。ここは、観劇に関するコーナーであるから。本作が、芝居として面白いのは、密室に閉じ込められた5人の心理状態や人格崩壊の緊迫感を、身体感覚に落とし込んで描いている点にある。詳細は、無論、公演を観て感じて欲しいが、主役の神楽坂 向陽を演じている佐藤 秀樹の演技が殊に迫真に迫り、自分は好きである。無論、他の役者陣も、良い演技をしている。何と言っても、自分のように理屈っぽい無神論者が、新興宗教を扱った作品に引き込まれたのは、役者陣が、演技でどんどん引っ張っていってくれたからであるのは、明白だから。
あかいくらやみ~天狗党幻譚~

あかいくらやみ~天狗党幻譚~

阿佐ヶ谷スパイダース

Bunkamuraシアターコクーン(東京都)

2013/05/05 (日) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★

姿勢が素晴らしい
去年観た、長塚圭史さん演出の『南部高速道路』が素晴らしかった為、この作品も拝見しました。

過去を題材に現在の時代状況へ向き合おうとする姿勢は、『南部高速道路』同様に素晴らしいと感じました。
ただ、芝居としては、あまり面白いとは思えませんでした。
(私の席が舞台から遠かったことも影響しているかもしれません。同じ作品をもう少し小さい劇場で見ていたら、印象はだいぶ違うと思います。)

ネタバレBOX

幕末と戦後(ちょっとだけ明治維新も)の時代を行き来する設定の中で、実は問われているのは、今現在の社会状況。ラストシーンでは、それを暗示するかのように、時代は現在へ流れていって、幕。

印象的だったのは、
「現在だけを見ているだけでは、何のための現在かさえわからなくなってしまう、、、先を見据える大きな目的が必要だ、、、」という主旨の台詞。

目先の生活の問題にばかり固執しているだけでは、大きな目的を見失ってしまう。それが今の社会の、いや、いつの時代でも、よからぬ方向へ集団が暴走する要因になってしまう。

だが、もう一方で、大きな目的というものも、危うい方向に向かわせる原動力にもなる。舞台でも出てくる「尊王攘夷」「八紘一宇」などの理念もそう。

つまり、この二つのものは、まったく逆のもののように見えて、実はとても似ている。そして、この両輪がうまくかみ合った時に社会は暴走する。

その間で揺れ続けるのが人間なのだろう。

では、どうするか?が問われている舞台なのだと思う。


蛇足:襖を裏返し、そこに描かれている絵によって場面転換をするという演出が見事でした。
未確認の詩-ウタ-

未確認の詩-ウタ-

ライオン・パーマ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/05/16 (木) ~ 2013/05/20 (月)公演終了

満足度★★★★★

発想力!
いつにも増して面白い発想、アイデアです!

ネタバレBOX

恋人を亡くした女性が、彼にあの時実現できなかった夢を、プロ野球選手の引退試合でホームランボールを受け取りたいという夢を叶えさせてあげたかったなと思った気持ちが発端となって妄想を生み、それがどんどん大きくなって宇宙規模の妄想にまで発展したSFファンタジー。

未確認飛行通販…、個人個人の願いがエネルギーの波となって組織に届くと、最終的に子供の駄々的な欲求か、叶えさせるべき願望かを見極め、叶えさせる場合には最高のタイミングを見計らって瞬時に奇跡が起きたかのように希望通りの物や事象を勝手に送り届ける仕組み、組織のことです。

彼はボールは受け取れなかったけれど、隣の受け取った人を讃え、そして何より引退試合でホームランが打てた選手のことを喜びニコニコしていました。あのとき彼は決して不満足な状態では無かったことを知り、彼女の妄想が抑えられ、徐々に妄想癖が治ります。

未確認飛行通販の様々なエピソードを伝えたいと思うあまり、盛り込み過ぎの嫌いがあるように思えます。それぞれのエピソードはバカバカしくて面白く、繋がりを持たせたりして工夫は見受けられるのですが、一方で時間が長くなり、少し分かりづらくなるような気もします。

いつもの宝塚系、幸薄そうなラーメン屋の奥さんなど女性陣が面白かったですが、聴覚が発達した宇宙人ミミコの気配が特に良かったです。それに引き換え、男性陣の滑舌の悪さが少し気になりました。
1995年のサマー・アンセム

1995年のサマー・アンセム

エマニュエル

シアター711(東京都)

2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★

切ないね・・・
南ちゃんの呪縛に囚われた人とそれに付き合っちゃう人たちの悲喜劇。人生の無駄遣いは笑えて、切なく、悲しい。しかし白いルーズソックスと紺のハイソックスの違いは大きいな。

煙が目にしみる

煙が目にしみる

劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)

ザ・ポケット(東京都)

2013/05/14 (火) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★

煙が目にしみる
非常に楽しかったです!感動しました。
初めは、なんかシュールだなぁと思っていたのですが、
だんだん引き込まれていって、いつの間にか普通に声出して笑って、
そして泣いていました。
お芝居を見て泣いたのは久々で、「ああ、面白かった!」としか言えないのですが、観れて良かったです。
来年も、楽しみにしています。

ありがとうございました!

既成事実

既成事実

小西耕一 ひとり芝居

RAFT(東京都)

2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★

難しいですよね、一人芝居って。
会話など、二人でやったほうが絶対にリアルになるものを、わざわざ一人でやるわけで。一人でやる意味、みたいなものがそこにないと。

必要なのは、抽象的なようだけど、役者自身の魅力、ってことになるんでしょうかね。ぼく自身もその意味がはっきりわかって言っているわけではないけど。

ネタバレBOX

セックス関係のネタは、ぼくには、ちょっと恥ずかしかったです。
最初のあれはなんだろうと思ったり、、、。

実家の母親(と父親)との電話は、途中のは不必要では?最初と最後の2回だけでよかったんじゃないかなあ。それなら状況の違いの対比なんかも、もっと鮮明になったかも。

人を過って殺しちゃったら、恋愛なんかよりも、そっちのほうがずっとずっと重要で、心に重くのしかかってくる事件ですよね。そっちのほうの展開をもっと観たかったです。そのほうが面白くなったかと。
3Directors 2

3Directors 2

TEAM JACKPOT

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★

オムニバス
3作品ともカラ-の違う作品でとても面白かった。
お勧めの役者さんは新澤明日・池田由生・増田薫・長谷川千紗。
全員TEAM JACKPOTのメンバ-ですが毎公演それぞれが違った役に挑戦し高みを目指しているのが手に取るようにわかる。
次の作品も楽しみな方々です。

獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)

獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)

イキウメ

シアタートラム(東京都)

2013/05/10 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

自分にとっての柱を見た!
面白いじゃん。すごいじゃん!!好きだなぁ。笑いながら観ていて、心で泣いていた。誰でも楽しめて、それぞれの年代で違うイメージを持てる作品と思いました。

ぬけ男、恥さらし

ぬけ男、恥さらし

MCR

駅前劇場(東京都)

2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白いったらありゃしない!
愛と人生に関する哲学的な話題を、かなりの笑いに巻き込みながら展開される物語が、まず良い。ある意味極めて真当な話題を取り上げているのに、笑い続けてしまうのは、それを物語として展開する人々が「変な人」だからかと思う。そういった作り方が基本的に見事だと思うし、そういう役割をしっかり演じる役者陣も力を発揮していると思う。特に、出突っ張りの諌山と、その妻役で、体調の微妙な変化を細かい演技を用いて表現するザンヨウコ、そして、表情で感情の機微を巧みに表現する都留崎夏子を興味深く見せてもらった。その他の人々も一癖を百癖くらいにして見せる熱演ぶり。見られる人は見た方がいい。

1995年のサマー・アンセム

1995年のサマー・アンセム

エマニュエル

シアター711(東京都)

2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★

何とも
重苦しい気分になりました。

ネタバレBOX

県大会決勝戦当日に交通事故で死んだ大好きなリョウコを甲子園に連れていくために、年齢制限で公式戦には出られなくなり補欠となった今でも野球部に籍を置き、練習に励み続ける高校20年生の物語。

彼に付き合って野球部で頑張る友人とリョウコの女友達もいて、計三人が高校20年生だったという設定にビックリしました。

純粋な気持ちがちょっと切なかったのですが、クラスメートの指摘どおり、精神に異常をきたしていると見るのが正しいようにも思え、そう考えると何とも痛ましい限りで心底笑えませんでした。

場面転換で、みんなが一斉に椅子を持ち上げたり歩き始めたりする動作は形式張っていて堅苦しく、ストーリー全体の重苦しさを増長させていました。

ところで、20年も高校に通っていて高校中退というのはあまりにもかわいそうです。卒業資格をあげてもいいのじゃないかと思いますが、ねえ教育長。
【次回公演は3月!ご来場ありがとうございました!】「かたわこや」

【次回公演は3月!ご来場ありがとうございました!】「かたわこや」

劇団東京ミルクホール

SPACE107(東京都)

2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

さすがはミルクホール
オープニングから観客との一体感にもっていくなんてなかなかないですよね。

初日なのでハプニングはありましたが、そこは観客の笑で(^^)


千穐楽も観に行きます!

ネタバレBOX

天皇陛下の○探し
メメント・モリ

メメント・モリ

ウンプテンプ・カンパニー

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/05/16 (木) ~ 2013/05/27 (月)公演終了

満足度★★★★★

本当に素敵でした。
とにかく想像力と思考が目まぐるしく刺激さ、何度も震えが来ました。今と時代が浮かび上がってはひっくり返され続けました。本当に愛というものが美しく恐ろしく、また哀しい、手の込んだ作品でした。俳優の力量と高度な演出を感じました。また観たくなります。まだ頭の中が正理が出来ません。

focus. 神話

focus. 神話

ミームの心臓

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/05/02 (木) ~ 2013/05/08 (水)公演終了

満足度★★★

よくわからない。
自分の受け取る力が足りなかったのかなと思った一日でした。
学生の演劇ってこういうふうによく分からないものなのかなーと危うくトラウマになるところでした。

「ハイブリッドハイジ座」
最初の方は面白いかもと思ってみていましたが、
途中で置いていかれてしまいました。
場面場面で面白い箇所はあるけれど、最後まで見終わった後は、
「?」しか残りませんでした。

「ミームの心臓」
描写は綺麗だと思いました。がそれだけな印象。
自分には合わない世界観だと思いました。
小林依通子さんはとても気になる存在でした。
他の舞台でも観てみたいなと思いました。

「四次元ボックス」
個人的には一番面白いと感じました。
一番お客さん寄りで分かりやすい内容だったと思います。
シリアスな部分、笑える部分のバランスが良かったと思います。
朝戸さん演じる役によって、全体が締まっていた印象を受けました。
四次元ボックスは今後の公演も観てみたいです。

SHOOTING PAIN

SHOOTING PAIN

コロブチカ

横浜美術館レクチャーホール(神奈川県)

2013/05/04 (土) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしかった。
最初は面白おかしくでも少しずつ面白さが痛みや悲しみに変わっていって、
笑っていたはずが、最後には泣いていました。
池亀三太氏の脚本がとても良く、ぬいぐるみハンターや、踊れ場など
彼の作品にもっと触れてみたくなりました。

ネタバレBOX

ひとつ気になったのはコラボの部分。
自分が観たのは、ミコーズの回だったのだけど、
やはり組み込むのはちょっと厳しかったと思います。
舞台の流れがあそこで乱れてしまったような気がしました。
ゲストを呼ぶのは良いのですが、組み込み方は再考した方が良いと思います。

未確認の詩-ウタ-

未確認の詩-ウタ-

ライオン・パーマ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/05/16 (木) ~ 2013/05/20 (月)公演終了

満足度★★★★

スカイハイ
ばかなシーンを詰め込むってライオンパーマな造りで安心した。ところどころのハードボイルドなセリフもいい。

ネタバレBOX

ランダムに夢を叶える「未確認飛行通販」とか、売れないラーメン店の奥さんがチラシ撒くとか、人狼な女子高生とか、地獄耳な宇宙人とか、浮気問題に揺れる夫婦とか、裕福な五人姉妹とか、カジノ店突入前の刑事と銀河警察とかの話…これらが、彼氏が死んだショックから精神の病に罹ったこずえ(まじまあゆみ)の創作であったという作品。

前半が求心力に欠ける印象。刑事らの話あたりから面白さが増して、舞台もノってったって感じ。全体的にしゃべりが聞き取りにくい箇所があって、笑いにくいかんじもした。言葉数が多いせいか(多少削ってもよいのでは)、テンポが若干悪かったせいか。

OPでの野球シーン、中盤中盤に入る精神科医と刑事とこずえの話。ここらで、各話が小説のフィクションであったことが示され、そして、こずえの小説が終わりに近づくラスト、ホームランボールを取り損ねた彼氏・裕幸(草野智之)の笑顔を(映像で)認めるこずえに生気が戻る。バックの野球観戦者の表情もいい。ばかを重ねつつ、爽やかさを実感させられた。平日夜に観たいと思わせる舞台に満足しちゃった。

「未確認飛行通販」自体は、こずえの願望の現われって感じもして材料的には良いけど、見せ方がわかりにくいのが残念。
売れないラーメン屋の甲斐甲斐しい奥さんと浮気された奥さんを演じた内江志八枝の、かわいさとか色っぽさの表現が良かった。
刑事物の話は、いかにもライオンパーマな感じがゆるくて面白い。ミミコ(前田無有子)のチャップリン好きでけっこう悲運なキャラも良かった。ルイを演じた東銀座晴海の足がキレイだった。
裕福な五人姉妹の歌もいいし、奥さんと使用人ってオチもいい。笑いも多かった。
あなたに会えてよかった

あなたに会えてよかった

東京ジャンケン

ザ・ポケット(東京都)

2013/05/02 (木) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

満足度★★★★

旗揚げ
旗揚げ公演ということで楽しみにしていましたが、
期待を上回る面白さだったと思います。
おそらく初めて舞台観る人でも楽しめたのではないかと思います。
脚本は既存のものということで、

本線はとても面白く、ラストの展開もとてもぐっときました。
ただ、個人的には、時折挟まれる笑いの部分は少し冗長に感じました。
もう少し少ない方が、コンパクトで良かったのではないかと思います。

個人的には、舞台装置などは特に豪華でなくとも良いので、
ドタバタしていない、少人数の会話劇などが見てみたいです。

最後にひとつだけ。
配役は書かなくとも、出演者や裏方さんの名前が入った
パンフレットのようなものが欲しかったです。
紙一枚でも良いので、そういうものがあると、
それぞれの役者さんや、スタッフの方との縁が繋がっていくと思います。

1995年のサマー・アンセム

1995年のサマー・アンセム

エマニュエル

シアター711(東京都)

2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題707(13-132)
19:30の回(雨)。19:00受付、開場。最前列にパイプ椅子、舞台上にはなにもなく、奥の天井にミラーボール。こちらは初めて。「高校20年生」というありえない設定ですが、遠い昔のことになってしまった高校時代(20年前)と今、埋めることができない想いを優しく表現していたように思います。場転で使い分けた照明(色)や流れるBGM、セットを移動させるフォーメーションなども好み。この20年、無駄な時間だったのか、それとも悔いることのない大切な時間だったのか。最前列にパイプ椅子、19:28前説(アナウンス)、19:33開演~21:25終演。

ネタバレBOX

はじめ高校生にしては少しムリが..と思ってしまったのですが(すみません)、ちゃんとお話の展開がそうなっていました。そのお話ですが、昔、大林監督の映画で感じたものによく似ていました。

イヤホンの先にはカセットからipodでしょうか、なるほど...「らしいな」と思いました。

「玉音放送」はなぜ?
お茶の間戦争

お茶の間戦争

かーんず企画

シアターブラッツ(東京都)

2013/05/02 (木) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

満足度★★★★★

日々に感謝
日常のありふれた光景が、とても大切だと感じました。
そして、普通とは何か・・・意外と難しいテーマですね。
もちろん、観劇感想は最高に面白かったです。
テンポも良く、飽きのこない舞台だと思います。
観劇後に、ついつい舞台公演のDVDを購入してしまいました。(*≧□≦)ノ

匿名家族

匿名家族

劇団フルタ丸

サンモールスタジオ(東京都)

2013/05/11 (土) ~ 2013/05/19 (日)公演終了

満足度★★★★★

回る回る・・・
感動というよりは、笑い9割でしたかね。
笑わせていただきました。
胸キュンもしました。
また、観たいと思いました。
ありがとうございました!

オーラルメソッド3

オーラルメソッド3

シンクロ少女

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2013/05/01 (水) ~ 2013/05/06 (月)公演終了

満足度★★★★

一日中堪能。
5/3の全公演を観劇。

「極私的エロス」は基本的にリーディングなのだが、時折演劇的な要素が入る。
内容としては名嘉さん得意の?本当かどうか分からない、私的っぽいお話。
ああいうちょっと生々しい感じは個人的には好き。
あまりリーディングとか観たことないので、リーディングの技術的なところはどうなのかなーとちょっと気になったりも。
最後の展開はとても好きだった。だから、台本が本になってないのね、と。
この後の離婚後のお話もまた観てみたい。

「性的人間」
作家とその妻と妻の愛人のお話。
横手さん演じる作家がとても良かった。
横手さんの演じるダメな感じの男はとても好き。
妻の浮気は許せないけど、好奇心に勝てないというところが
とても面白かった。

「ダージリン急行」
オーラルメソッド2でも観たけど、ちょっと長いバージョン。
他の作品は男女の恋愛がメインだけど、この話だけ、
男女の恋愛も絡むけど、親子愛とかそういうのが強い感じ。
シンクロ少女としては異色だけど、短編の中ではかなり好きな方。
会場が広くなって、より旅に出ている感じが出ていたと思います。
他の役者さんが演じるところも観てみたいです。

「愛についてのシンクロ・レポート」
新作。前回の「オーラルメソッド」とは違って、
コミカルな演習がされた、名嘉さん中心の恋愛のお話。
男が愛について考えて彷徨っていて語り尽くす姿が
こんなに滑稽なものなのかとちょっと怖くなりました(笑)。
個人的には、生々しい方が好きです。

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