楽園のエヴァンジェリオ
劇団Please Mr.Maverick
小劇場 楽園(東京都)
2013/05/14 (火) ~ 2013/05/18 (土)公演終了
満足度★★★★
思わぬところで。。。。
スタートダッシュにはずっこけたけど、オムニバスパートは
それぞれ、展開自体はそれぞれベーシックな流れで、
とても見やすい内容でした。
それぞれ違う、コンセプトなんだけど、一本ごとが
内容がコンパクトになっていて、客を空きさせない
感じで、あっという間の二時間でした。
普通に見ていたときに思わぬところで、
笑いどころが仕組まれていたため、
油断したタイミングで吹かされました。
三一四ニ
最新旧型機クロックアップ・サイリックス
湾岸劇場博多扇貝(福岡県)
2013/05/18 (土) ~ 2013/05/19 (日)公演終了
満足度★★★
お、この演出は。
初回を観させていただきました。この小屋での公演を毎回創意工夫されています。
ネタバレBOX
今回も、正面だけでない場所もうまく使っていました。
観客的には、前半チョットだるさを感じましたが、
終盤にはクロサイさんならではの締めがあります。
そして、最後の演出。毎回は難しいかもしれませんので、千秋楽はもっとど派手にやってもらいたいですね。
星降る夜になったら
万能グローブ ガラパゴスダイナモス
イムズホール(福岡県)
2013/05/10 (金) ~ 2013/05/12 (日)公演終了
満足度★★★
終盤も良かった。
1件の別荘での一夜の出来事ですが、最初はバラバラかと思われたつながりが終盤にはしっかりつながっていきます。美術、装置もよいです。
ネタバレBOX
人数が多いこともあってか、いつもなら引っ張るつながりも早い段階から明かしていきます。
それでも、核となる部分は終盤にとっておく。川口流ですかね。
既成事実
小西耕一 ひとり芝居
RAFT(東京都)
2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
観てきた
前のより好き。ストーリーも演技も。
ネタバレBOX
先輩を殺してしまった後、即保身に走る様が人間的で良かった。
父親との会話がリアル。
ゼクシーナンシーモーニングララバイ
ミジンコターボ
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2013/05/10 (金) ~ 2013/05/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
昭和へタイムスリップ♪でもミジンコカラー(^^)
一途な女の子の一生を描いた、ずーんと心に重みを持たせるお話し。
この時代のこの時に産んでくれて、この人と会わせてくれてありがとうってところ、響きました。(ちょっと言葉が違うかもしれませんが…)
男目線の恋愛物語と聞きましたが、女の子の言葉にホロリときました。そこが観てる方の女目線なのかもしれません。
いつもと違ったミジンコ、とても良かったです♪
Happiness 大阪公演
劇団PEOPLE PURPLE
HEP HALL(大阪府)
2013/05/10 (金) ~ 2013/05/12 (日)公演終了
満足度★★★★★
映画のようでした♪
全体の流れなどが映画のようで、登場人物もアメリカの黒人・白人の設定でわかりやすく、家族の絆やそれを取り囲む人達の思いやりが詰まった暖かいお話でした。
シュナイダー
青年団若手自主企画 マキタ企画
アトリエ春風舎(東京都)
2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
真骨頂!
加害者と被害者、そしてその属性、見応えありました。
ネタバレBOX
交通事故で足に後遺症を負った女性と加害者、子供をいたずら目的で殺され、妻も自殺した男とその当時未成年だった加害者の青年、二組の加害者と被害者との関係で反省と謝罪の仕方が両極端で異常でした。
女性は謝罪し続けるようにとネチネチ責めて、自分の喫茶店に毎日来ることを要求。男は加害者が幸せになれば恨むことができるとして加害者が幸せになることを要求。
偶然にもこの二組が接触したことで新たな展開に。冷静に見えた男ですが、加害者が幸せになりそうと判断すると一転、その芽を摘もうと自分の子供がされたように女性に火を付けました。突然の侵入シーンは強烈でした。
ただ、それだけでは済みません。この女性は被害に遭えば遭うほど喜ぶタイプで、最後顔中包帯ぐるぐる巻でモゴモゴして何をしゃべっているのか聞き取れませんでしたが、全身やけどを満足しているような様子が不気味でした。elePHANTMoonっぽくて、作家さんの真骨頂だと思いました。
この女性の夫が自殺した本当の理由は不明ですが、浮気されたという悲しみが喜びとなって、夫にネチネチ迫ったのでしょう。
二組の加害者と被害者に、こうした事件が加わったりして面白かったです!
バブルのヒデキ
あなざーわーくす
ラ・グロット(東京都)
2013/05/17 (金) ~ 2013/05/19 (日)公演終了
満足度★★★★
あー下らない(誉めています)
内容は下らない、ってゆーか、ある種馬鹿馬鹿しいお話なのだけれども、それを本気で取り組んでいることで、とても楽しい空間と時間が生まれている。「お遊び」でやっちゃよくないけど、「遊び」は大切っていうことだと思う。説明にある通り、ある特定の映画を知っていると(ま、ヒット作ではあるが)、相当に楽しい。時々、観客も無理矢理参加させられるのも面白い。狭い空間なのに相当な動きの量なので、観客はちょっとビックリさせられるシーンもあるけど、役者陣はいろいろな意味でトレーニングされているのが感心させられるところだ。タイトルにも深い意味があるって、終わって気づいた。
『ルカルカナイトフィーバー』
劇団たいしゅう小説家
萬劇場(東京都)
2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了
満足度★★
5分でよかったような。。
劇団初見。
かなりハイペースで公演しているので気になっていました。
うーん、全員ハイテンションで分かりやすいオーバーアクションばかりだった印象。
これはいちゃもんのレベルかもしれないが、まず、開演前に「照明機材に引っかからないようにご協力ください」と言っていたが「危ないのでご注意ください」の方が美しい。
芝居ではそういったニュアンスも大切にして欲しい。
また終演後すぐに「客席は面会のみ、アンケートは外に書く場所用意しているのでそちらで」という主旨のことをアナウンスしていたが、書く場所なんか用意されておらず、殆どの人が書いてなかったぽいけど、それでいいの?
長々とは言わない、もうワンテンポくらい客席で書かせてもらえないものだろうか。
面会に使う余裕があるならば尚更。
ネタバレBOX
主人公の「ダルい」とか「周りにバレバレの恋愛感情」とか言っているだけで感情の動き、半年間の変化が全く感じられなかった。
裏切られたのに何も感じてなさそうだったり。
音声を使いすぎ。
皆を説得する流れの時に「説得しましたとさ」と音声だけで済ませた段階で、完全にこちらの集中力が切れてしまった。
説得するシーンのストーリーを書く力がない、もしくは面倒くさいんだろうな、と見えてしまった。
話に関係のない小ネタは基本好きですが、ストーリーが全く動いてない最初の段階で持ってくるのもうまくないと思う。
定時制側に手を出させれば勝ち、と言う流れの中で、折角手を出させたのにしゃしゃり出てくる展開が謎。
普通に一本のストーリーを作るのが下手な印象を受けた。
ラスト敵味方入り乱れて踊り出した部分はボカロの動画っぽくて良かった。
ただ、それならば5分の動画を作ればいいわけで、芝居にしてるからにはその状況に持って行くストーリーを作って欲しい。
ぼくの国、パパの国
新国立劇場演劇研修所
新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)
2013/05/17 (金) ~ 2013/05/19 (日)公演終了
満足度★★★
父親の宗教的価値観支配との葛藤
イギリスに住むパキスタンから渡って来た
敬虔なイスラム教徒の父親とイギリス人の妻と
子供達の物語でした。
躾から子供の人生の選択に至るまで、父親の
宗教的価値観でがんじがらめにされるが、
それに抵抗する妻や子供達の苦悩する姿が
笑いも交えながら、描かれていたと思いました。
ネタバレBOX
終幕前の応接間での、母親と息子の結婚相手の
父親とのやり取りは、この劇の主題を浮き彫りに
するシーンだったように思われます。
しかし、あの額縁の娘の絵を見て、母親が
『近親交配の怪物』と言い放ったのは、
すーっとしました。
煙が目にしみる
劇団スーパー・エキセントリック・シアター(SET)
ザ・ポケット(東京都)
2013/05/14 (火) ~ 2013/05/19 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白かったです。
たくさん笑いました。
ペコラムートンの羊(再演)
劇団MAHOROBA+α
遊空間がざびぃ(東京都)
2013/05/17 (金) ~ 2013/05/19 (日)公演終了
満足度★★
残念
う~ん、好みの分かれる内容だなぁ。公演時間は前説の通り約100分だったが、観ていて妙に長く感じた。入り込めなかったからだと思う。言葉(台詞回し)の面白さはあったが、途切れることの無い台詞は、聞き取れなかったりで、イマイチ心に入ってこなかった。「ジュリーの絵本」のような作風をイメージしていたのでちょっと・・・・。
ASSH-DX vol.3『危機之介御免』
ACTOR’S TRASH ASSH
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2013/04/10 (水) ~ 2013/04/21 (日)公演終了
満足度★★★★
キラキラ時代活劇?
うたい文句通りの新感覚時代劇漫画なノリで楽しかったです!
江戸時代の由比正雪の乱が題材だったのですね。
(観劇後にこの事件を解説しているテレビ番組をたまたまみてなるほどと思いました。)
とても格好いい演出・舞台の仕立てで
主演の高木万平さんはじめキャストの皆さんがキラキラしていてとても眼福でした。
特に石川五右衛門役の龍虎さんがよかったです。
悪役側の一味も魅力的でした。
楽しい時間をありがとうございました。
獣の柱 まとめ*図書館的人生(下)
イキウメ
シアタートラム(東京都)
2013/05/10 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了
熊の親切
カムカムミニキーナ
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了
「サラウンド」というだけあって
カムカムは以前一度だけ観たな、と思って調べたところ2002年2月に中野ザ・ポケットで観ていた。どんな作風だったかなと思って、久しぶりに観劇。一言で言うと、この芝居は「見せる(魅せる)芝居だな。」ということ。
ネタバレBOX
“サラウンド・ミニキーナ”というので、客席が舞台を取り囲むかたちになっていることは当然想像していたのだが、(全方向じゃなかったけど。)音というより視覚的に立体感のある見せ方が本当に巧く印象的であった。
登場人物がシカクい通路を縦横無尽に行き来し、ポッカリ空いた真ん中の空間もうまく使われていた。(湯の峰温泉の大露天風呂のシーン、好きでした。)
観客の目線は場面によって前後、左右、上下と忙しく動き回ることになり、個性的なキャラクター満載で、その意味では「見世物」としての演劇を存分に楽しめる芝居であった。(アフタートークで松村さんが美しい見せ方云々、ということをおっしゃっていたのも頷ける。役者一人一人の動きが計算し尽くされたものだったのだろう。)
ただ、物語は中世の仏教説話「小栗判官」を基にしたもの、ということで私の苦手なジャンルだったため(現実感がない話は入り込めなくてどうも苦手です。)、ピンとこなかったのも正直なところです。
熊の親切
カムカムミニキーナ
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了
満足度★★★
奇譚
譚は譚。サスペンス風な入り方で期待したのですが、結局は奇譚でした。
ネタバレBOX
役者さんが登場しただけで大きな笑い声が聞こえてきました。笑い屋にしては仕掛けが早いな、コアなファンかなと思いましたが、アフタートークで笑いの主が八嶋智人さんだったことを知りました。笑い屋ってこういう身内なんですね、納得。
小栗判官伝説をモチーフにした話。顔が崩れる病気の状態で仮免許としてこの世に復活したオグリが、人の善意によって熊野まで辿り着き、温泉に浸かって元の姿に戻るまでのややこしいストーリー。
海に関わる話が続いたので、今回は山に関するものにしたとか。
醜いオグリの乗る車を引くパフォーマンスは凝っていましたが、ちょっと長かったです。
匿名家族
劇団フルタ丸
サンモールスタジオ(東京都)
2013/05/11 (土) ~ 2013/05/19 (日)公演終了
満足度★★★
たしかに「匿名」だな
「チャレンジング興行」と銘打つだけあって、確かにチャレンジではある。
ネタバレBOX
果たしてそのチャレンジが成功したか、ということになるとハテナが付いてしまう。
フライヤーの裏面でフルタ氏は“家族に付きまとう儚さを、優しくも激しいやり方であぶりだしたい。”と書いている。主人公である家族を透明人間にし、周囲の家族(父の妹とその娘)や息子の恋人、恩師、友人らによって、その家族を理科の実験の「あぶり出し」のように、観客にまるで彼らがそこに存在するかのように見せようという手法だ。「匿名性」を強調することによって、普遍的な家族の姿をより鮮明に浮かび上がらせようという訳だ。 ただ、私は観ている間、家族一人一人の顔かたちや背格好、表情などがおぼろげながらも見えてくるのではないかと目を凝らしていたのだが、そこまではいかなかったようだ。(多分に私の想像力の欠如が原因だろうが。)
それでも、実在しない相手に話しかける役者たちの演技にそれほど違和感はなかったし、今回のチャレンジ自体、大いに勇気のいったことだと思うのでその点は心から拍手を送りたい。
セリフで心に残ったのは教授の、世代間のバトンの受け渡しの話だ。まさに「家族」を象徴するような言葉だった。
チャレンジング興行は第1弾なので今後のチャレンジがどんなものになるのか、これからも楽しみな劇団である。
メメント・モリ
ウンプテンプ・カンパニー
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2013/05/16 (木) ~ 2013/05/27 (月)公演終了
満足度★★★★
理性と信心
さて、タイトルについて少し考えてみよう。誰がメメント・モリという標語を喧伝したのか、という点についてである。これは、結構重要な視点である。なぜならば、この言葉が盛んに用いられ、絵画などでも表現されたヨーロッパ中世には、ペストの大流行があり、流行地域では当時の人口の三分の一の死者が出たと言われているほどだ。宗教改革が始まる16世紀中葉迄には、既にキリスト教内で分裂騒ぎが持ち上がり、異端審問や魔女狩りが行われた。ペストのような大災厄は、死を人々の間近なものとすると同時に、犯人探しの心理が働き、悪魔の手先と看做された者は、当然のことながら、拷問の末に虐殺されていったのである。
この作品は、ガルシア・マルケスの「愛その他の悪霊について」から想を得ているとのこと。マルケスはスペイン人侯爵の長い髪の令嬢の伝説から着想を得たという。何れにせよ、宗教的権威が揺らぐ時代にあった、スペインの植民国、ヌエバ・グラナダで、狂犬に噛まれた12歳の侯爵令嬢の髪が、その死後も伸び続け、後、発見された際には22mにも及んだ、という。(追記5.19)
ネタバレBOX
今作では、彼女が主人公だが、異端審問をする側の尖兵には“サマランカ大学”出身の修道士が当たっている。無論、これは実在のスペインの名門大学、サラマンカ大学を指すことが明らかだが、実在の大学である為、敢えて名前に細工をしたのであろう。宗派もジェズイットと同格であることを匂わして濁している。カソリックの神学理論で最も高い見識を持つ同派は、一方で最も戒律の厳しい宗派でもあり、その戒律が余りにも厳しかったが故に、ヨーロッパでは、布教に支障をきたし、結果、アジア、南米など、当時のヨーロッパからは未開の地であった遠方へも布教に赴いたのは歴史の教える所である。
何れにせよ、侯爵令嬢は、狂犬の犠牲者4人のうちの1人であり、噛まれた人間3人に含まれていた。もう1人の犠牲者は、唯、狂犬の唾液を浴びただけで発症し、既に縛めを受ける身であった。当時、狂犬病は、罹患すれば一例の救いも無い悪魔の病として恐れられた業病であった。
ここで、彼女の出生が、事件に大きく関与する。彼女の母は、メスティーソである。(学位論文などではないので生みの母の問題は割愛する)侯爵の初婚の相手は雷に打たれて絶命し、後妻に娶ったのが、身持ちの悪いと評判の彼女の母だったのである。メスティーソとは、アフリカ黒人とスペイン人との混血であることは、御存じだろう。生みの母との関係で娘は黒人奴隷の文化的影響を受けて育てられた。このことが、後に、彼女の運命に大きな影を落とす。一方で、原作者、マルケスの作品は寓意に満ちた作品でもある。そして、マルケスの立ち位置は、あくまでも人間なのだ。其処には、肌の色による産別を厭う魂があり、民衆の語る物語の方法を自らの手法に摂り入れた天才の大きな翼と長い歴史性がある。その根底的な価値観に、舞台で描かれた世界観は、対置されているのである。発症していない侯爵令嬢が、修道院に閉じ込められて自由を奪われ、彼女の継承していたアフリカ的な文化が、悪魔に憑かれた証拠だとされ、理知で、彼女の無辜を信じ、愛するに至った当代最高の知は、異端と退けられ生涯を苦役に服さざるを得なかったことを描くことによって、その理不尽の、また、権威・権力という名の力の不正義を問い、返す刀で民衆の選択した、犠牲者・侯爵令嬢の髪がその死後も伸び続け22mにも達した、という奇跡を描くことによって人間の尊厳、自由、愛の普遍性を示したのだ。
その結果、今作で描かれた世界は、偏見に囚われ、正しい判断が下せない権威・権力に対する人間的価値からの痛烈なアイロニーである。
従って、実際にメメント・モリを喧伝したのは、権威・権力者であったにも拘わらず、それを真に追求しなければならない者こそ、彼ら、権力者である、という逆転が含まれていると解すべきであろう。
ハッピークイーンとイバラの姫
カラスカ
要町アトリエ第七秘密基地(東京都)
2013/05/10 (金) ~ 2013/05/26 (日)公演終了
満足度★★★★★
似てないけどそっくり双子姉妹。
チーム鴉さんの初日を拝見致しました!可哀想な主人公・葵に出来た友達、興信所の鈴鹿。彼女は葵のなくした記憶を探るために彼女の関係者をあたっていきます。関係者みなさん個性的ですね~。そして皆愛すべきヘンタイとバカばっかw途中までサスペンス的な進み方をして息を飲んでいましたが、終盤の笑わせ方は卑怯です(笑)愛すべきイバラ姫たちよ、幸せであれ~(*'▽'*)
ネタバレBOX
本当に葵のマゾっ気体質のあの不幸の中にいる時の満面の笑みは軽く恐怖を感じました(笑)茜ちゃんもワーカーホリックですね(笑)
シュナイダー
青年団若手自主企画 マキタ企画
アトリエ春風舎(東京都)
2013/05/15 (水) ~ 2013/05/19 (日)公演終了
満足度★★
ネタばれ
ネタばれ
ネタバレBOX
マキタ企画の【シュナイダー】を観劇。
初見の劇団で、青年団の若手公演であり、チラシのデザインの奇妙さで観劇を決意。
自殺の名所と言われている深い森の側にある喫茶店で展開する物語。
店主の女性は、夫の突然の失踪に戸惑いながらも、店を辛うじて続けている。女性は足に障害を持っていて、その加害者は、償いのつもりで毎日店に通っている。そしてそこでアルバイトする店員は、幼児殺しで出所してきたばかりの曰く付き。更に幼児殺しの被害者の父親と店主の旦那の浮気相手など心に傷を持った人達の物語。
このような荒筋で、青年団の若手公演という事なので、尤も物語らしい物語の展開と思いきや、被害者と加害者の惨めな傷の舐め合うだけの展開のみで終始してしまう話にはウンザリした。そこから新たなる演出家の視点なり着眼点が見えてくれば良いのだが、何もないまま終わってしまい、終わり方も、ただただ曖昧にして、無理やり終えた?という感じになってしまったようだ。
観客の気分を害してしまう、出来の悪い演劇を目撃してしまったようだ。