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劇団青羽(チョンウ)「そうじゃないのに」

劇団青羽(チョンウ)「そうじゃないのに」

タイニイアリス

タイニイアリス(東京都)

2013/07/05 (金) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

演技が抜群
 シナリオは、現代韓国に生きる人々の不安や欠落感、未だ民族統一のならぬ国際情勢下にあって、台頭する中国との歴史的経緯、同盟国とはいえ、多くの問題を起こし、人々から疎まれる米軍及び米兵と国家間の利害調整に、複雑な念を抱く民衆の大きな齟齬を見事に形象化してみせた。この難題を、演出家は、俳優たちに個性を活かすことで最大限表出させ、役者陣は、見事に、この難題に応えた。ただただ見事である。無論、シナリオは先に述べたこと以外に、歴史と実存の距離を見事に捉え表現し得た結果、面白く同時に不思議な悲哀に満ちた舞台を現出させた。このこと自体、演劇的事件と言わねばなるまい。

ネタバレBOX

 少し深読みしておこう。気になる科白がある。「象は、昔、皆人間だった云々」である。つまり、逃げ出した象は総てもと人間で変身したのだ、とする。変身しなければならないほどの疎外、抑圧、政治的・社会的状況が背景にあると考えるのが順当だろう。ひとつには、民族分断がかくも長きに亘って続く状況があり、戦争は終わっていない、という状況があろう。休戦でしかないのであるから。おまけに北は、核武装さえ既に終えている。望まないが、いてもらわねば困る、レイプ犯、粗暴犯の多い米軍の問題も唯否定すれば足りる訳ではなく、同一民族同士が殺し合った苦い傷はいまだ癒えることなどあるまい。変身せざるを得ないような条件は、至る所に転がっており、それをじっくり見据えることができる世代が生まれたということでもあろう。同時に、彼らの見せる大陸的優しさが、変身対象を草食で通常は大人しいが、一旦怒ればライオンやトラでも勝つことはかなわぬ、知恵と力のある象という生き物にさせたのだろう。作品の持つテイスト面白哀しさの背景には、こんな事情があるように思う。
 こう考えるのも、象達が、その巨大な足と大きな耳とで、情況を極めて正確に把握しているととれる科白が挟んであり、親子の関係に子供ですら気付かないのは、その変身によって、ディスコミュニケイションが成立してしまったからだ、との結論まで示唆しているからである。
 そして、ラスト。その変身の共通項に無理解が挙げられている所に、この作品の根幹があろう。花吹雪舞う下で、2頭の象がゆったり動く異様なまでの美しさに、芸術の粋まで昇華された現代韓国の社会、人々の悲哀が凝縮されている。
津軽三味線独弾/弦の光 vol.11

津軽三味線独弾/弦の光 vol.11

踊 正太郎

キッド・アイラック・アート・ホール(東京都)

2013/07/07 (日) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

津軽三味線の魅力
 踊の特徴は、高音部の多用と撥の返しでも他の弦を弾く奏法の多用、更に弦を共鳴させ、棹を唸らせることによって恰も琵琶、琴の音を思わせるような音を聴かせる点にあろう。
 そもそも、津軽三味線で使われるのは太棹、通常の三味線は、三毛猫の皮を使い、重さも1.5kgほどの細棹だが、太棹は約5kg、胴に張る皮も犬の皮である。他に中棹があり、こちらは地歌などの伴奏に用いられる。
今回、演奏に用いている撥の手元は象牙、はじく側は鼈甲である。弦は3本で材質は絹。一番上が最も太く、強い音で、聴衆を驚かせ、一気に津軽三味線の世界に引きずり込む。真ん中の弦は、優しい音色、一番下の弦は、最も細くしんみりした感情を表すのに適している。
有名な「津軽じょんがら節」や「津軽よされ節」「津軽おはら節」にしたところで、大体曲想は決まっているものの、中味は基本的にアドリブなので奏者によって大いに違う。
 先に踊の特徴を上げたが、この他に新しい曲想へのチャレンジがある。大いに、曲想と戯れているのである。この実験的精神と遊び心をどう捉えるかで評価が分かれるだろう。無論、技術は非常に高い。

わたしは浅瀬で溺れています

わたしは浅瀬で溺れています

激情コミュニティ

atelier SENTIO(東京都)

2013/07/05 (金) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★

イメージとして綺麗に纏まってはいるが
 鬱に陥った兄の姿を深海魚に例え、背景に時折魚の映像を映しながら舞台上では、兄のモトカノと兄の関係を描きつつ、妹と矢張り鬱に陥る彼をオーバーラップさせて展開する物語。イメージとして、綺麗に纏まっているが、問題解決には程遠い。恐らく、積極的に問題を解決しようと思っていないのであろう。

はじめまして 誰か。

はじめまして 誰か。

佐藤修作from四次元ボックス ワルガキプロジェクト

サブテレニアン(東京都)

2013/07/06 (土) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★

長瀬みなみバージョン
素の舞台上でポイント、ポイントで時間、場所、関係性、人物が変わりながら進む出演者2人の掛け合いが小気味良い。

さりげなく立ち位置に戻ることで、話も戻ってきたことがわかるので混乱もせず楽しめた。

「くすり・ゆび・きり」終了しました

「くすり・ゆび・きり」終了しました

エビス駅前バープロデュース

エビス駅前バー(東京都)

2013/07/05 (金) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

ひっちゃかめっちゃかに面白い。
初見。
それほど癖のなさそうな登場人物が次々と繰り出すあれこれに、観ているこちらの認識も目まぐるしく変わって、気づけばこの人はいったい何者!?な人だらけ。(のっけから癖のある人もまぁ、それはそれでその後が)
ちょっと違う世界を覗いてしまったような、でももしかしたら誰の身近にも潜んでいるのかもしれない…いや、ここまでてんこ盛りはないか。いやでもしかし。
役者さんもエビスで初めて観る方ばかりだったのでそれもまた新鮮なエビスという感じで良かった。お馴染みの方々も好きですが。

とにかく楽しく面白い60分。満喫しました。

ネタバレBOX

上の階が と て も 気になる!!!
実験リーディング『岸田理生を読む。』〜前・中・後期傑作戯曲より〜

実験リーディング『岸田理生を読む。』〜前・中・後期傑作戯曲より〜

青蛾館

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/07/03 (水) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

ここ何年か
リオフェスは全作品見ている、と思う。

どれも素晴らしい、と思う。

どこにでもある話を、どこにもないような言葉と演出で、空間と戯れながら形作られているところが、素晴らしい。

設定も、台詞の重ね方も、非常に微妙なさじ加減が常に必要とされるけれど、
客席から観ているぶんには構成の複雑さは皆無、と思う。

女性らしい感性が生かされている、と言えば良いんだろうか。

男性的な構造の複雑さは影をひそめ、
代わりに感覚的な語りの微妙さが際立っている。

後期作品はそこに更に、何人かの男性演出家から取り入れたと思われる要素が、
光と影のように舞台上を交差する非常に完成度の高いものであるように思う。

それだけに、特に後期の実験的とも言われる作品の低い評価がとても気になるところでもある、ように個人的には思う。

寺山作品だと、個人の根元にある幼少期の情景が非常に香り立つため、
割とニュートラルな作品が個人的に好きな自分には
作品が凄くはあっても完全に同調できるかと言われると全くもって無理だけれど、
岸田理生作品はそうした臭いも割と少ないだけに、
逆に他者の強固な情念を客観的に多層的に演出することに長けているようにも思う。

ある種、昔語りの、異界を現前に照射する手法を分析し尽くした結果、
太田省吾やハイナー・ミュラーなどと結びついたと言って良いんだろうか・・?

この人の作品は、現代のハナシでも語りが昔語りのようである。

一見、台詞と台詞がつながっていないようで非常に繊細に結びついている。

21世紀に入って再発見された多くの手法は、
既に、より日本古来の土着の語りと結びついた形で、
岸田理生作品のなかに含まれているように感じられる。

根本宗子お祭り公演~バー公演がバーを飛び出した!~

根本宗子お祭り公演~バー公演がバーを飛び出した!~

月刊「根本宗子」

浅草木馬亭(東京都)

2013/07/08 (月) ~ 2013/07/09 (火)公演終了

満足度★★★

木馬亭
面白い。

ネタバレBOX

「喫茶室あかねにて。」
売れない劇団の主宰・ゲシュタルトが書けないことに頭を悩ませる、女性劇団員らの話…。
面白いけど、もう一声笑いを引き出すパワーが欲しい。セリフの掛け合いのリズムとか、もっと良くなりそう。(ゲシュタルトと浮気してた)小出(はしいくみ)らが、テーマソングを熱唱するシーンの爆発力とか物足りない気もした。客席と舞台が離れてるので、そう感じたのかもしれない。

「改正、頑張ってるところ、涙もろいところ、あと全部。2013年初夏」
売れない劇団の劇団員・美津恵(梨木智香)とOL・加奈子(根本宗子)が、好きなアイドルのスイカ割りイベント参加券を奪い合う話…。
面白い。小劇場自虐ネタもいいけど、卑屈で卑しい美津恵のクズっぷりが眩しい。加奈子もそれに負けてない、女性女性なキャラなのが良かった。キャラがわかりやすくて素直に笑える良作品。

「はなちゃん」
修学旅行に来たハブられる女子高生3人組と、元苛められっ子な仲居さんと、その同級だった壇蜜の話…。
仲居の特訓を経て、はなちゃんが仲居を継ぎって展開自体悪くないけども、ちょっと求心力に欠けたかなと。いじめの原因がおっぱいだってのは、なかなか面白い視点だけど、前半がなんとなく平坦な印象で、その分後半とのメリハリが利いてないと感じた。
根本宗子お祭り公演~バー公演がバーを飛び出した!~

根本宗子お祭り公演~バー公演がバーを飛び出した!~

月刊「根本宗子」

浅草木馬亭(東京都)

2013/07/08 (月) ~ 2013/07/09 (火)公演終了

満足度★★★★

時間が早かった
昼の部観劇。ひかるママがバランスよく一番よかった。梨木さんの存在感が大きかった。この劇団の空気感を作ってくれている。登板過多になるのもわかります。本公演を楽しみにしてます。

マインド2013

マインド2013

リブレセン 劇団離風霊船

ザ・スズナリ(東京都)

2013/05/16 (木) ~ 2013/05/22 (水)公演終了

満足度★★★★

やはり巧み
核家族ながらある晩お父さんが次々に4人も帰って来る(!)という出だしから「この状況から訴えるテーマは何?」と考えさせるのは離風霊船の得意とするパターン。(その意味では「どいつもこいつも!」と系統的に近いか?)
やはり巧み。ちなみに初演は未見。

根本宗子お祭り公演~バー公演がバーを飛び出した!~

根本宗子お祭り公演~バー公演がバーを飛び出した!~

月刊「根本宗子」

浅草木馬亭(東京都)

2013/07/08 (月) ~ 2013/07/09 (火)公演終了

満足度★★★★★

期待の斜め右上。
夜の部通しで鑑賞。

さすが根本さん。期待を裏切らないというか期待の斜め左上、いや右上。
三作鑑賞させて頂いて、「どれか一つ一番面白かったのをいいなさい!」と言われたら、チームC「喫茶室あかねにて。」だろうか。
梨木さんの個性がもう抜群。しかも、調和。マジ最高。っていうか斜め左上、いや右上の最高。

チームD「改正、頑張っているところ、涙もろいところ、あと全部。2013年初夏」も最高。というか、普通にところどころ台詞を覚えてしまっている自分がいてなんかアレだった。というか見過ぎだろオレ、キモい。どこで見たかはお口チャック。

チームE「はなちゃん」、やはり大竹さん。大竹さんってやっぱすごい。そして、一周回って、「あれ?梨木さんが※※さんに見えてきて、というか※※?もう※※でよくね?」

あぁ、明日の昼の部も行けたらな、ぐぬぬ……。悔しい。
なんにしろ期待を裏切らない、っていうか期待の斜め左上、いや右上。

本公演楽しみに日々を励みます。そして、梨木さんのギネス記録、早く登録してぇぇえ!

おとぎ夜話 ―終(つひ)―

おとぎ夜話 ―終(つひ)―

Jungle Bell Theater

ART SPOT LADO(東京都)

2013/06/29 (土) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★

今回は現代史レベルの民間伝承
民俗学をネタにしたシリーズ、今回は現代史レベルの民間伝承を扱ったところが斬新。
どちらかと言えば「事件の起きない金田一シリーズ」的か?(笑)
毎度ながら伏線のはりかたとその回収が巧み。

クジラの歌

クジラの歌

株式会社Legs&Loins

Geki地下Liberty(東京都)

2013/06/25 (火) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★

らしくない。
 今回はちょけ過ぎずに重くて悲しいお話。浸れば気持ち良く泣けそうなイイお芝居でした。が私自身のイザベルへの勝手なイメージがブレーキを掛ける。「お前、何泣いてんだよ」「俺様の芝居で客を泣かしてやったぜ」とドヤ顔してる宮下貴浩が頭をよぎると素直に泣きずらく我慢してしまった。惜しいなぁ。

慈愛あふれる役柄がよく似合う深華さん。タブーを犯して彼の最期に付き合う優しい役はらしくて良かった。純真な少女の役も似合うのだが、最近若い役は回って来ませんな。深華さんのまたの御活躍を楽しみにしております。

『アーサー記念公園の一角』『牛泥棒』

『アーサー記念公園の一角』『牛泥棒』

ナカゴー

ムーブ町屋ハイビジョンルーム(センターまちや-4階)(東京都)

2013/07/04 (木) ~ 2013/07/08 (月)公演終了

満足度★★★★★

埼玉=テキサス
中央線というよりはむしろ埼玉?

埼玉は広大だ♨

行っても行っても埼玉が続いている。

考えてみればキラリふじみも埼玉だし、長瀞も秩父も埼玉だ。

本来だったら、鶴橋の駅前スーパーじみた臭いのする、愛すべきムーブ町屋とかじゃなく、進修館前の広場あたりで松明をくべながら上演するのが正解かもしんない。

でもまぁムーブの4階の奥の方でこっそりと、こんなフシギ演劇めいた
「テキサス=埼玉」説を提唱する(ような気がした)出し物が上演されているのもまた謎体験だったりする。

千秋楽だったせいか、役者の演技が達者すぎて
全員ただの変人にしか見えないところが素晴らしいと思いました。

ネタバレBOX

埼玉がテキサスだとすると、
牛泥棒の女主人公が最後に飛び出していったメキシコは、どこにあたるんだろう・・?

地理的には、長野あたりが適切なのかもしれないけれど、
長野はお洒落すぎる。

群馬は・?・
蕎麦が美味すぎる。

埼玉は、メキシコと隣接していないテキサスである。

上野・浅草あたりの下卑た荒くれ者たちがたまに訪れて野放図に蹂躙するが、
やがて埼玉県民のテキサス魂に火をつけ、
炎とともにすべては焼き尽くされる。

上野・浅草の人達が江戸前風をふかせて、
湘南とかじゃなく陸に囲まれた埼玉平野において
都会人めいた風情を醸し出すことを苦々しく思ったことのある県民(すべて自分の想像です♨
ならば、「牛泥棒」に喝采を送ったに違いない。

「アーサー記念公園の一角」も面白かったです。
たぶんこの物語の世界では、
黒田アーサーが偉人として崇め奉られ、
埼玉の一角に彼の名にちなんだ各施設が点在しているんでしょう。
自分はそう勝手に解釈しました(笑


ああ、メキシコ行きたいなぁ・・(苦笑
二代目はクリスチャン/道化師の歌が聴こえる

二代目はクリスチャン/道化師の歌が聴こえる

★☆北区AKT STAGE

北とぴあ つつじホール(東京都)

2013/07/04 (木) ~ 2013/07/07 (日)公演終了

満足度★★★★

ネタばれナシ
北区 AKT STAGE(北区つかこうへい劇団)の【二代目はクリスチャン】を観劇。

今は亡きつかこうへいの精神を受け継いでいる劇団で、本当のつかこうへいの芝居が観れる唯一の劇団だ。

聖サフラン教会に仕えるシスター今日子がひょんなことからヤクザの二代目を継ぐことになったのだが、その事によって彼女の運命が怒涛の如く動き出して行く・・・。

つかこうへいの芝居は何を観ても目頭を熱くさせてくれる。戯曲の出来が良すぎるせいもあるが、口立てで作られている戯曲だけあって、役者が台詞を喋って、初めて生きている心の声が聞こえてくる。唐十郎の特権的肉体論とは意味は違うのだろうけど、根幹は一緒だと思える。
だからつかこうへい、唐十郎の戯曲集を読むなどという馬鹿げた行為は決してしてはいけないのである。

今作の主役のシスター今日子役の稲垣理紗は、一年間の研修を得て、最近劇団員に昇格したばかりの新人で、演劇経験はゼロに等しい役者だ。そんな彼女を主役に添えて公演を試みるのは冒険ではあったと思うが、それを見事に答えた!というのには何とも驚いた次第だ。

毎回思う事なのだが、つかこうへいの芝居を観るたびに、現在の小劇場界の潮流である平田オリザの現代口語演劇論というのが嫌になってきてしまう。

根本宗子お祭り公演~バー公演がバーを飛び出した!~

根本宗子お祭り公演~バー公演がバーを飛び出した!~

月刊「根本宗子」

浅草木馬亭(東京都)

2013/07/08 (月) ~ 2013/07/09 (火)公演終了

満足度★★★★★

全部見ると心地よい疲労感です。
1日見てきました。途中、雷が鳴っても動じず芝居する根本さんに
効果音かと一瞬思ってしまいました。
女優さんたちは大変で疲れたでしょうが、見る方も疲れます。
でも帰り道はその倍以上楽しかったーと思える舞台でした。

私が一番よかったのは
「改正、頑張ってることろ、涙もろいところ、あと全部。2013年、初夏。」
ですね。これはyoutubeを見たことない人は見てから行くべき! 
新作「はなちゃん」もバカバカしくてちょっとエロくて面白かった。
次回があればはなちゃんは根本さんに演じてほしい!

根本宗子お祭り公演~バー公演がバーを飛び出した!~

根本宗子お祭り公演~バー公演がバーを飛び出した!~

月刊「根本宗子」

浅草木馬亭(東京都)

2013/07/08 (月) ~ 2013/07/09 (火)公演終了

満足度★★★★★

バー公演 in 木馬亭
面白かったです。昼夜通し券で全て観ました。
バー公演では、ひかる君以外は初めてでした。
梨木さん明日までもつかな?頑張れ!
有給休暇取った甲斐あった。満喫しました。

ネタバレBOX

ひかる君ママは、バー公演では向こう向き
だったけど、客席を向いて始まったのが新鮮
でした。客演の墨井さんの演技が光って
ました。緑川さんの「キスして下さい」
は印象に残る。
保母、処女は、緩やかな始まりだが、あやか
さんのパワー溢れる演技が加速していく。
新作のはなちゃんは、修学旅行で浅草に来た
関西弁女子高生三人組のお話。自称、ちょっと
エッチとのことだが、男性はちょっと引く
かな。ドタバタ劇だけど、よくできたストーリー。
喫茶室あかねは、個人的には下城の演技が
好き。やる気を失った座長と劇団存亡の危機。
改正、頑張って。。。は、一番面白かった。
スタート時、梨木さんが肩で息してて、大丈夫
かなと思った。根本さんと梨木さんの絶妙の
掛け合いはスゴイ。根本さんのミニスカート
には男どもは鷲掴みにされる。
ぼくなんて好きにならない君が好き

ぼくなんて好きにならない君が好き

明治大学実験劇場

明治大学和泉キャンパス・第一校舎005教室(東京都)

2013/07/04 (木) ~ 2013/07/06 (土)公演終了

満足度★★★★

今後に期待大!
山岡太郎さんが関わった作品で、私が観た中で、一番面白かった。

大学での新人公演のために用意された作品でであるという状況・条件を最大限に利用して脚本・演出が為されている。そういう意味では、学生にしか作れない作品であるが、その強度は学生演劇の域を出ている。

しかも、社会意識のとても強い作品でもある。
ただ、その社会批評さえもエンターテイメントの道具になってしまっているところがあるので、その点をどう評するかは難しい。
単に物語を彩る材料にしているという以上の脚本ではあるが、
その問題意識を深めて脚本ができているとも言えない。この点は難しい。

ネタバレBOX

2013年7月15日14時6分、東京駅連続死傷事発生、という設定に、
秋葉原事件のことを想起したが、それは早計で、物語はその期待を裏切る。
別の社会的事象が物語に投影されている。

明大の「実験劇場」は、大学と通じていて、更にその裏では国家権力とも繋がっているという物語設定。その国家の意図で、実験劇場は組織されている。「役者になるということは、徹底して自己を否定し、他人を演じるためのからっぽな身体にならなければならい」という洗脳が役者訓練として為される。そうして訓練された役者は、自我を捨て、国家的な不都合で隠したいイベントや不祥事などがある時に、わざと事件を起こし、国民の意識を逸らせるためのテロリストとして利用される。

その実験劇場に、何も知らずひょんなことから入ってしまった主人公:木下キイチ。母のいない家庭で育ち、自分は普通ではないというコンプレックスから、「普通」であることに必要以上に固執する。その為、実験劇場には洗脳されなかったのだが、普通であることを守るため(恋人を守るため?この辺がちょっとよくわからなかったのですが、、、)、脅しに負け、結果として実験劇場の指令に屈し、テロ事件を起こすことになるという話。

一見、荒唐無稽な話のように思われるが、
今の社会では、「自我を捨てることで苦しみから逃れ、自分のためではなく他者のために働くことで社会はよくなる。」というような東洋思想的、スピリチュアル的な考え方が、巷に溢れている。その考え自体は悪いことととも言いきれないが、問題は、ブラック企業と言われる会社などが、この論理を社員教育に利用しようとしている(参照:斎藤貴男『カルト資本主義』)。
また、ある都合の悪い政治的問題を隠す為に、別の政治的情報をリークすることで、国民の意識を逸らすというやり方は、為政者の常套手段である。ささすがに、テロまでは起こさないだろうが、このような情報操作自体は実際によく行われている。
更に、「普通」であることを演じ続け、ヘタに目立ったりして、ある集団から排除されないようにするというのは、最近の若い人には顕著にある傾向だと言われている。
これらの社会問題への批評がこの脚本に込められているのではないか。
素晴らしい視点だと思う。

ただ、それらの問題は、物語の展開と共に深まることはなく、テーマとして出てきても単にそのまま終わってしまう。それが少々残念だった。物語の中心テーマである「普通」という問題でさえ、展開はしても深まっていくという印象はない。悪い言い方をすれば、社会批評がエンタメの道具になってしまっている。

それでも、新人公演を演じる1年生のために、明大の実験劇場に入るという実際の現実と、「役者とは自己を空白にして他者を演じることなのか?」という役者自身への問題提起と、それらが社会的な問題とも重なっているという3層のことを、シンクロさせて脚本を書き、実際に演じさせるということは凄いことだ。

演出面でも、都会の雑踏の中で、顔も名前もわからぬ匿名の人々が東京駅を往き交うという場面の演出など、本当に秀逸。この場面は冒頭と最後に繰り返される。

また、まだ1年生での初舞台だから、細かい演技で魅せることができないからと判断したのかどうかはわからないが、演技の上手い下手とは関係ない若者のエネルギー自体を舞台上に乗せるということに成功している。それによって、1年生が初めて舞台に立って作ったという素人くささはほとんど感じなかった。

脚本も素晴らしいが、演出もかなりの力量。

役者として面白かったのは、新人公演で上級生を褒めて申し訳ないが、宝保里実さん。(駄目なダーウィン社『いのちだいじに』で少年を演じていた役者さん)強く惹きつけられるものがあった。
1年生たちのエネルギー溢れる演技も、初舞台にかける意気込みも、素晴らしかった。

山岡太郎さん、ならびに実験劇場の活躍は、今後も眼が離せない。
NOSTOROMO あらかじめ喪われた世界ヘ

NOSTOROMO あらかじめ喪われた世界ヘ

水族館劇場

三軒茶屋 太子堂八幡神社境内(東京都)

2013/05/17 (金) ~ 2013/06/04 (火)公演終了

満足度★★★★★

忘れない
一生忘れない。
消えない幻の中にいたようだった、観ることができて良かった。
本当に良かった。
彷徨える神様に頬を挟んで頂けて、これからも生きて良いのだと思えた。

根本宗子お祭り公演~バー公演がバーを飛び出した!~

根本宗子お祭り公演~バー公演がバーを飛び出した!~

月刊「根本宗子」

浅草木馬亭(東京都)

2013/07/08 (月) ~ 2013/07/09 (火)公演終了

「はなちゃん」みてきた
さすが木馬亭、座席が全部木馬だったよ。とりあえず嘘です。みたこと無いけど吉本新喜劇みたいだった。

レミング ~世界の涯までつれてって~

レミング ~世界の涯までつれてって~

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2013/04/21 (日) ~ 2013/05/16 (木)公演終了

満足度★★★

ぐちゃ
私ラーメンズが大好きなのです。
勿論、片桐仁さん大好きなので、常盤貴子と同じ板の上に立つ姿を観ないわけにはいきませんでした。
常盤貴子と並ぶ姿、コントる姿、とても楽しかったです。
寺山修司の世界観が初めてだったので呆気に取られたが、連想ゲームみたいで面白かった。
松重豊が可愛くてズルかったw
でも、1番シビレたのは笹野鈴々音さんと仁さんのツーショット。
好きな人と好きな人が同じフレームに居るってのが、何だか異常なまでに興奮したし、嬉しかった。

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