最新の観てきた!クチコミ一覧

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THE WIZARD OF BOM

THE WIZARD OF BOM

BOMBOMBURGERS

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/05/31 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

あえて言いたい
作品は面白かったです。なのですが、僕が受けた当日対応はお世辞にも良かったとは言えません。他の方々も面白かったようなので、評価を下げるのも躊躇われるので星はつけません。以下

ネタバレBOX

招待で、事前に満員にて混雑もあるので招待扱いは最後になると連絡が来ました。これは初めてでしたが仕方ないとも思います。千秋楽で肌寒かった中、外で待たせる。チケットは汚く破られる。席まで案内すると言ったが誰もいない。補助席か桟敷など言っていたがパイプ椅子で、席から舞台が半分以上見えない。今まで色々と観劇させてもらいましたが、ここまで酷いのは初めてでした。何よりモヤモヤしたのは、作品ではドロシーが個性を大切にすることを言っておきながら、観客へはこの対応かと思ったこと。少なからず僕という一人は確実に大事にしてないのではなかったのでしょうか。
芝居は声が出てない役者さんなどいましたがテーマは良い。インラインスケートやアンサンブルのダンス、ライブ、映像。エンターテイメントとして面白い要素は非常に多かったです。でも最初から気分が底だったので観て終わりでしかなかった。もそもそも半分以上が何も見えない。これ何だろうなと物凄く思います。招待でなくお金払ってこれだったら二度と行かないと思います。
それでも、今回の経験も感謝だと思ったりもします。自分が今まで面白かった!また観たいと思った公演でも、対応などでとても不快な思いをした人がいたのかもしれない。掲示板でも役者や芝居がよくても何かひとつの要因で最悪になり得る。全ての人が良かったと思える作品を目指すのは大切でも実際無理なのかもしれないと考えるきっかけになりました。ありがとうございました。
ココロに花を

ココロに花を

ピンク地底人

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/05/31 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

ココロに花を
最初の暗転後、本当につまらなくて困ったな、『ある光』以降の悪いパターンだな、と思っていましたが、つまり、同性で同じような声質で同じような芝居で会話をされても、何も引っかからないというか、薄いというか、そんな感じだったのです。しかし終わってみると、なぜか涙を流していました。物語に触れられたのではない、何かわからない。とある女優さんを観ていたら、自然と泣けてきました。何かわからないけれどよかった。ただただよかった。ファンだからではありませんが、おすすめします。

ビョードロ 終演いたしました!総動員2097人!どうもありがとうございました!

ビョードロ 終演いたしました!総動員2097人!どうもありがとうございました!

おぼんろ

d-倉庫(東京都)

2013/05/29 (水) ~ 2013/06/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

観劇一日目。
ひな壇の前方の場所をゲットして観ました。プチプチの座布団もあり腰も痛くならず、足も組み替えられて物語世界に入り込むことが出来ました。物語の内容が解りやすく、心に沁み入りました。客の巻き込み方も更にパワーアップしていてとても楽しめましたが、後方で演じている場面はやはり全てを目撃出来なかった。役者さんの声だけでも物語の流れは十分に伝わってきましたが、観えなかった部分をどのような表情で演じているのか、とても気になるのでリピートすることにしました。

ネタバレBOX

タクモが最後になって初めて上機嫌の心を理解するけれど、其処に至るタクモの心理の経緯をもっともっと丁寧に説明していたら更に感動したかなとも思いました。
お客様の中にツリメの方はいらっしゃいますか?

お客様の中にツリメの方はいらっしゃいますか?

ツリメラ

VUENOS TOKYO(東京都)

2013/06/03 (月) ~ 2013/06/03 (月)公演終了

満足度★★★★

フェイクを本物にまで研ぎ上げて
入場した瞬間から、
そこには世界があり、高揚があり、
気がつけば、ツリメラワールドに浸されていて

本編のパフォーマンスにも、精度と迫力があり、
作り手が描き出したコンセプトを確実に担保していく。

なんというか、フェイクを本物に変えるための
女優たちの、そしてクルーたちの圧倒的な世界の組み上げがあって、
それを支えるものも含めて
一桁上の作りこみが随所になされていて・・・。
時間を忘れて場の空気に浸されてしまいました。

ネタバレBOX

入場すると、
手練の役者達がスタッフのロールを纏って、
観客を慇懃にその世界に導いてくれる。
受付をされ、メイド姿の女性の案内を受けて。

場内はDJ niwashiが繋ぎ織り上げていく音に満たされて。
隣に立つ人とすら話が出来ないほどの音量なのですが、
その構成は、観る側を揺すぶり、観る側を別世界に閉じ込め、
主人公たちの登場への期待に導いて・・。
次第にフロアに人が増えていくなかで、ダンスが始まる。
場を観客のざわめきに汚すことなく、
ベクトルをつくり、醸しだされる高揚感に観る側を浸していく。
やがて、それらが満ち、期待が高まる中で、
鮮やかに登場したツリメラの3人、
その容姿にカリスマがあり、場の空気を一気に引き上げて・・。

ショーとしてのクオリティもしっかりと担保されていました。
前半は、キャビンアテンダントのような衣装、
それが、一人ずつの女性としての魅力を際立たせて。
一方でユニットとしてのコンセプトが曖昧になることなく、
一曲ごとのパフォーマンスにも、MCにも、
揺らぐことなく織り込まれていく。
ボーカルにしても、ダンスにしても、
よしんば、それが、世界に冠たるというほどに超一流ではないにしても、
少なくとも、観る側が何かを補うことなく、
身を委ねうるレベルはしっかりと作りこまれていて。
曲もキャッチーな部分をもち、
振付にも、3人のそれぞれが切っ先をもって舞台に映えるための
豊かな創意や細かい工夫があって、
さらに観る側を舞台に釘付けにしていく。
なによりも、設定というかフェイクであるはずの舞台上の世界観や、
ショーパフォーマンスが
女優たちの、紛う事なき本物の役者力にロールの実存感に塗りかわり、
冒頭の密度や温度をへこませることなく保ち、さらにふくらませて、
舞台全体にグルーブ感すらかもし出していくことに、
わくわくしてしまう。

その空気は、intermissionの間にも、
褪せることなどなく、むしろさらなる温度と色になって。

後半には、パフォーマンスに交わるように、
メイドの女性と男のパフォーマンスが差し込まれて・・・。
二人の身体や表情から紡がれるものには、
それだけでも十分にニュアンスを伝えるクオリティがあるのですが、
そこに3人が紡ぐ世界がかさなると、
双方の世界にさらなる奥行きが生まれ、映え、息を呑む。

アンコールまで、
徒に走り抜けるのではなく、
ひとつずつのナンバーとそれぞれの曲に導かれるニュアンスが
舞台上にしっかりと作りこまれていて。
そこには、ダンスやボーカルの単純なクオリティとは異なる、
ツリメラという世界でのショーパフォーマンスのクオリティが
生まれていて・・・。

たとえば、スワロフスキーは本物かといわれると、
トラベルジュエリーなんて言い方をされるように
宝石としてはとても本物に近いフェイクなわけで。
でも、一方でスワロフスキーでなければ作りえない輝きがあって、
だから、スワロフスキーは、
宝石の形をした宝石としてはフェイクであったとしても、
スワロフスキーの色を作り出す宝石の形をしたスワロフスキーとしては
本物であったりもする。

このステージに置かれた、
設定にしても、彼女たちのパフォーマンスをなすことにしても、
当然にリアルではなく、あからさまにフェイクではあるのですが、
3人のツリメラにしても、CDにしても、ポスターにしても、
バーカウンターに飾られた彼女たちの肖像にしても、
スタッフたちが様々に担うロールにしても、
DJにしても、ダンサー達にしても、
そのフェイクを磨き上げ、本物のフェイクへと輝かせるための
ぞくっとくるような力と、技量があって。
このイベント、ショーパフォーマンスとしてのフェイクの中に、
スワロフスキーの輝きの如く、
本物のフェイクを作るための、
様々な本物の力が惜しげもなく注がれているのです。

そして、その作りこまれたフェイクだからこその輝きの中に
作り手が追い求めているであろう、
本物のスワロフスキーの如き、
世界の色や質感や肌触りを感じることができたりもして・・・。

その場にいて凄く楽しかったし、
おもしろかったし、
高揚感も残りました。
でも、それより、終わって、文化村のスワロフスキーのお店が目に入ると、
会場に流れた時間の構造は、
宝石のフェイクであるスワロフスキーが
スワロフスキーとして本物であるが如くに
しっかりと、巧妙に、精緻にバイアスのかかった
演劇の世界であることに思い当たって。

観終わって、この世界や舞台が、
さらにどのように踏み出し広がっていくのか。
そして、その中に、どんな色を見ることができるのかが、
凄く楽しみになったことでした
完全即興

完全即興

インプロ・ワークス

小劇場 楽園(東京都)

2013/06/03 (月) ~ 2013/06/04 (火)公演終了

満足度

かなり
厳しかったかなぁ。。 自己満足というか。 他の回はどうなのか分かりませんが、自分の見た回は、正直、見ていて辛かったです。。 スイマセン。。 もうちょっとバラエティ?コント?チックにしてしまうか、ずっと音楽?を流しながら完全にシュールな感じにしてしまうかしてれば、もう少し見れたのかなぁ。。 ちょっと一般人の自分には理解不能でした。 映像は興味深いものがありました。


カンパニー・フィリップ・ジャンティ『動かぬ旅人』

カンパニー・フィリップ・ジャンティ『動かぬ旅人』

パルコ・プロデュース

PARCO劇場(東京都)

2013/05/22 (水) ~ 2013/06/04 (火)公演終了

満足度

うーん
つまらなかった。

ネタバレBOX

紙は紙にしか見えないし。
席が前すぎたのかな。
2列目の真ん中。
ヤバレー、虫の息だぜ

ヤバレー、虫の息だぜ

毛皮族

座・高円寺1(東京都)

2013/01/23 (水) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

町田マリー不在
舞台と舞台上舞台がシンクロしている。

のぞき見公演♯4 巻き込まれ部屋用ページ

のぞき見公演♯4 巻き込まれ部屋用ページ

ガレキの太鼓

都内某所、とあるマンションの一室(東京都)

2013/05/30 (木) ~ 2013/06/04 (火)公演終了

満足度★★★★★

ある意味、最上のエンターテイメント
作品を観ることは、日常では感じられない非日常的な興奮を味わうことだ、と考えるならば、この作品ほど、その興奮を味わえるものはない。

もはや、観るという受動的な態度ではおさまらず、巻き込まれてしまうのだから。

ネタバレBOX

ただ、結局、その興奮も、10分の公演時間の終わりとともに終わってしまう。
本当はそのような興奮を実人生で味わえることの方が遥かに重要なのだと思う。
そういう意味では、興奮の余韻は残っても、この10分間で体験した興奮が、日常の現実の中に持ちかえられることはない。そういう問いかけも作品には内包されていない。

極上のエンターテイメントであるとは確かに思ったが、エンターテイメントでしかないとも思った。

観客を巻き込む演劇としては、寺山修司が行った市街劇などがある。
寺山が意図したことは、むしろ、観客の実人生が劇に出逢ってしまうことによって変わってしまうかもしれないようなものだった。一時的な興奮よりも、その後の観客の人生にこそ力点が置かれていたといえる。

そういう作品だったら、より良かったのになぁと思う。

それでも、充分、面白かった。
恐怖が始まる

恐怖が始まる

ワンツーワークス

劇場HOPE(東京都)

2013/05/24 (金) ~ 2013/06/04 (火)公演終了

満足度★★★★

現在も
時と共に記憶やニュースからもだんだん薄れていきますが、今現在も確実に事実は存在しているわけで、誰かが発信することに意味はあると思わせてくれました。いろいろな意味で難しい問題、正しい答えははたしてなんなのか、そもそも答えがあるのか!?演劇の力の一面を感じました  アフターイベントの公開ダメだし、普段観る事のできない稽古の一部分を観れたようで楽しかったです

のぞき見公演♯4

のぞき見公演♯4

ガレキの太鼓

都内某所。劇場ではない空間。(東京都)

2013/05/30 (木) ~ 2013/06/04 (火)公演終了

満足度★★★★★

「風営法違反編」
こういう構造でしかできない舞台、素晴らしかった。

ネタバレBOX

マンションの部屋をまるごと風俗店見たてている点、そこで演じられる演技、とても素晴らしかった。

風俗店での面白い話だが、その内容よりも、役者さんの演技にとても魅せられた。
部屋の一室での演技なので、舞台と違って声を大きく出したり、演技らしい演技をする必要はない。仮に、現代口語演劇的なものであっても、舞台でやれば、それはどうしても「演技」らしいものになってしまう。だが、この作品では、それらがとても自然なのだ。自然と言っても、演技は演技なのだが。そう考えると、どこかで映画の演技に近かったのかなと思う。映画を生で見ているような感じ。とても新鮮で惹きつけられた。

特に、るね役の工藤さやさんとピン役の竜史さんの演技がなんだかとても良かった。

ただ、他の作品でも感じたが、この風俗店の一室の一時を描写し観客に見せることで観客に何を問いかけているのか、よくわからなかった。
のぞき見公演♯4

のぞき見公演♯4

ガレキの太鼓

都内某所。劇場ではない空間。(東京都)

2013/05/30 (木) ~ 2013/06/04 (火)公演終了

満足度★★★★★

「あやういカップル編笠木さんちの場合」
公演形態がとにかく凄い。一見の価値あり!素晴らしい。

ネタバレBOX

ある場所に集められて、とあるマンションの一室につれて行かれる。

そこで、案内人を待つ間の緊張感も面白いし、そういう視線で街を見ると、何の仕掛けもしていない街のささいな移ろいさえも、何か劇的なものであるかのように思えてくる。

作品としては、
演じる役者と観客との距離が異常に近い。それだけで、もう、内容云々とは別のレベルでの妙な緊張感と興奮がある。

役者さんの演技も、本当にその部屋で起こっていることのような自然な演技。
観客が近いので、所謂「役者の演技」的な発声や演技などをする必要は微塵もない。

内容としては、親友の異性と一夜の過ち(?)をしてしまった二人の翌朝のこと。
その微妙な二人の関係性を上手く描いている。

基本的にはとても面白いのだが、ただ、その関係性の微妙な問題を、観客に提示することに何の問いかけが孕まれているのかということがわからなかった。
(それは他の作品も)

ただ、そんな作家主義的な批評意識は必要ないという立場もあるので、むずかしいが、、、個人的には、それがあればより良かったと思ってしまう。
イカルスの星

イカルスの星

ヅカ★ガール

小劇場 楽園(東京都)

2013/05/31 (金) ~ 2013/06/22 (土)公演終了

満足度★★★

エンターテイメント
エンターテイメント作。

エネルギッシュな上埜すみれさんがよかった。

木村希さんには魅力的なものを感じた。

プルーフ/証明(元田 演出ver.)

プルーフ/証明(元田 演出ver.)

DULL-COLORED POP

シアター風姿花伝(東京都)

2013/05/29 (水) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★

同作品でもこうも変わるのか
中村梨那さん主演版を拝見しました。

谷賢一さん演出版とは違った味わいのある作品になっていて、とても興味深かったです。

ネタバレBOX

谷賢一さん版では、百花亜希さん演じるキャサリン像は、極度に繊細で過敏であるが故に、一般的な感覚の人からは、ある種の狂気をまとっているようにも見えてしまうというものだった。

それに対して元田暁子さん版では、中村梨那さん演じるキャサリンは、とても朗らかな普通の女の子。数学の才能以外は普通の女の子が、置かれた状況によって、勝手に狂人扱いされてしまうというものだった。

同じ戯曲なのに、演出や演技によって、作品が問いかける内容自体が変わってしまうのだということに驚きを覚えた。


ただ、比較してしまうと、どうしても、谷さん演出の絶妙なテンポや間・アイデア、百花さんの演技の凄まじさの方に軍配が上がる思ってしまった。

それでも、比較するとというだけで、充分に素晴らしい演出・演技だったと思います。
お客様の中にツリメの方はいらっしゃいますか?

お客様の中にツリメの方はいらっしゃいますか?

ツリメラ

VUENOS TOKYO(東京都)

2013/06/03 (月) ~ 2013/06/03 (月)公演終了

満足度★★★

とりあえず楽しんだ
3人の女優が、独特の設定の下でユニットを作っての、CD発売イベント。それぞれが女優として出ている舞台を何度も観ているので、舞台上のキャラが「作られた」ものであることは分かってしまうから、そこを楽しめるかどうかがポイントかな、と思う。こういう「遊び」(余裕という意味)があってもいいと個人的には思うし、楽曲やパフォーマンスにも力を入れているのも分かって、ライブとして楽しいものだった。
今後の展開がどうなるか、注目したい。

息を止めるピノキオ

息を止めるピノキオ

劇団銀石

ギャラリーLE DECO(東京都)

2013/05/21 (火) ~ 2013/05/26 (日)公演終了

満足度★★★★★

無題725(13-150)
19:30の回(晴)。5Fです、19:00受付、開場、入って左壁側が客席、前列は座敷ですがクッションあり、正面の柱に椅子、左右にテーブル(本や新聞がある)と椅子、奥の壁には汚れた布がかけてある、19:26前説(105分)、19:33開演の挨拶、19:35暗転〜21:23終演。「ナスカ(2回みました)」からで2作目です。説明にあるように「人間と機械」のお話で特に難しいところはなく、それは(どこかに)ありそうなお話でもあったためですが、ロボット物も好きな私としては次回もみようと思ったのでした。

ネタバレBOX

「ピノキオ」と「エレナ」をみていて、「アン・サリバン」と「ヘレン・ケラー」のように感じ、自分の息子=ロボットは、アトムの頃からある設定で、アトムは機械でありながら悩む…いや、SFに登場するロボットの多くは悩み、惑う、それは「人間」が映り込んでいるから。

兵器としてのロボット開発は一人や二人ではできない…それだからこそ狙う者がやって来る、という設定としてもちょっと無理があるように感じました。

エレナのスカート、糸がほつれていました。
ナナサイサ 1st stage

ナナサイサ 1st stage

ナナサイサ

ユースクエア(名古屋市青少年交流プラザ) (愛知県)

2013/06/01 (土) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★

ナナサイサ「ナナサイサ1st stage」観ました
 名古屋演劇教室(講師・小熊ヒデジ)出身の演劇初心者が、どうしても公演したいと実現させた、一回限りのユニット。


 女性二人が二本づつ書いた短編に、それぞれの傾向が見える(物語を展開させたり、そのまま進めたり)。男だとあまり外に出せないような、なかなかえげつない内容のものも。

 公演としてみると、台本・演出・演技等、いっぱいいっぱいに見えて、必ずしもうまい舞台ではないけれど(汗)、初心者が、まがりなりにも戯曲を書いて演出をつけて公演までもっていった情熱を称賛。なかなかできないよ、自分でやって最後までやりきるのは…(`Д`)


 ユニットは今回のみだけど、彼らの演劇活動は今後も続きます。自ら公演を起こせるようにするのが趣旨の名古屋演劇教室としては、目論みどおりの成果が出たかと。

のぞき見公演♯4

のぞき見公演♯4

ガレキの太鼓

都内某所。劇場ではない空間。(東京都)

2013/05/30 (木) ~ 2013/06/04 (火)公演終了

満足度★★★★★

風営法違反編、観劇
ただのマンションの一室に入室すると、もう息がかかる位近くで役者が普通に演技をしているぜいたくな空間。部屋全体が作りこまれてて、部屋の構造を生かした演出も冴えてました。一時間なんてあっという間。猥雑なものを下世話な気持ちでしっかり覗いてやろうと意気込んで行ったら想像以上に楽しくて大満足でした。秘密という背徳感がスパイスになって、集合して解散するまでの一連の行為がエンタメだと思いました。「のぞき見公演」を成立させる努力を考えると、本当に大変だなと思いますが、体感出来て楽しかったです。

ネタバレBOX

なんて魅力的な風俗なんだろうと思いました。そこにあるのは、非日常的な裏の世界という名のファンタジーなんだろうなと思いました。貧困で苦しんだり、後ろめたくて早く足を洗いたかったり、人間関係で悩んだりみたいな負の感情は一切排して、とにかく楽しい所だけ見せる物語はサービス精神に満ちてる。通ってるお客さんの葬式にまで参列したり、こんなにスタッフ総出で1人の客を接客するなんて、夢のようだなぁ。女優さんが、あけすけにエッチな単語を口にしてる事に好感が持てました。こんなに露骨な作品でも、出演者のみなさんのなんと清潔感のあることか。下品でなく、しっかり観客を楽しませる、を両立しているなと思いました。脚本の独特な視点と、至近距離で観劇される公演に耐えうる演技で魅了してくれる役者と演出があって成立する特別な公演だなと思いました。
プルーフ/証明(元田 演出ver.)

プルーフ/証明(元田 演出ver.)

DULL-COLORED POP

シアター風姿花伝(東京都)

2013/05/29 (水) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

満足度★★★★★

中村さんバージョン観劇
とても丁寧に繊細な演出で初見でも楽しめる傑作に仕上がってました。そしてDULL-COLORED POPは本当に魅力的な役者さんばかりだなと見とれました。そして原作の魅力を最大限に引き出す翻訳がこの作品を支えてるなと思います。清潔感のある明るい人間ドラマが元田演出だとすると、谷演出のあの鋭い切れ味と狂気にも見える感情揺さぶる演出の方が好きだなと個人的には思いました。同じ脚本を扱ってるのに、演出と役者でこんなにも印象が変わるなんてすごいなと、この企画に感謝です。

30代からの苦しい時こそニヤッと笑え!!!

30代からの苦しい時こそニヤッと笑え!!!

(劇)池田商会.

ぽんプラザホール(福岡県)

2013/05/31 (金) ~ 2013/06/02 (日)公演終了

ベタで面白い
今回も思いっきり笑うつもりだったんですけど、キャラも立っててよかったんですよ。

ネタバレBOX

なんか、素直に笑えませんでした。すいまません。最前列だと美術のアラも見える回でした。
仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので

仏の顔も三度までと言いますが、それはあくまで仏の場合ですので

ポップンマッシュルームチキン野郎

サンモールスタジオ(東京都)

2013/05/24 (金) ~ 2013/06/03 (月)公演終了

満足度★★★★★

パーフェクト
前々から評判は聞いていたのですが、
今回ようやく観劇することができました。

いやぁー面白い。面白すぎる。今年これまでに観たコメディでは断トツ。
放送禁止用語も危ないネタもなんのその。
はちゃめちゃでぶっ飛んだネタと登場人物たちに爆笑の連続でした。
最初から最後まで息つく暇も無いくらいの勢いで疾走感あふれる100分間。
もう一度観に行きたかった!

ネタバレBOX

お気に入りのネタは多すぎて書き切れません。
登場人物では天狗の夫婦と、赤田・misonoのカップルがお気に入り。

今作で素晴らしいと思ったのは、色物的な笑いだけに終始するのではなく、
兄弟の関係修復というテーマもきちんと描かれていたこと。
最後まで見終えた後の、骨箱が2つ並んでいるラストのシーンにはしびれました。

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