最新の観てきた!クチコミ一覧

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青春ガチャン

青春ガチャン

ソラリネ。

上野ストアハウス(東京都)

2013/07/24 (水) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

最後のセリフへの収束が見事
舞台装置と衣装がカラフルでいながら全体の統一感があって良かったです。

ネタバレBOX

いまだかつてこんなにかっこいいシェーは見たことがないです!!!!

みなさんとっても役に合っていて観ていて違和感がありませんでした。
猫ちゃんは衣装も演技もとてもキュートで写真集があったら買っちゃうかもです。
すみません、役名を失念したのですが、バンドのボーカルさんは…面白い!!!
会社にこんな先輩がいたら就職したくなるくらい、人間味に溢れた魅力と面白さでした。
一番心を持って行かれた役者さんはヒッキーになった青年役の方。
前回もトラウマでコミュ障になった青年やっていませんでしたっけ?役の掘り下げ方が深い、そして演じ方が
ただリアルなだけじゃなくてエンターテイメントしてると思うんです。
雲の影

雲の影

スポンジ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/07/24 (水) ~ 2013/07/31 (水)公演終了

満足度★★★★

いい演技を観せていただきました
重い雲が肺を圧迫するような、不器用に生き続ける息苦しさを感じる90分でした。
男友達っていいんですかね、バカなんですかね(いい意味で)、冷たいんですかね、熱いんですかね、女にはわからない世界にちょっと嫉妬。
私は音響に一番雲を感じました。独自性のある音作りでした。

青春ガチャン

青春ガチャン

ソラリネ。

上野ストアハウス(東京都)

2013/07/24 (水) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★

あーあ
あっちでしたか。

ネタバレBOX

私の嫌いな幽霊物で、しかも幽霊と会話できる人間が一人存在するという作者にとって都合の良い一番安易な設定でした。

そして、大学を出て数年経っているだろうに、何でもかんでもおまじないで対処するおまじない好きの女性までいたりして、もう見るに耐えませんでした。

死んだ男に頼りっぱなしだった青年が、彼の死のショックで自殺を考え、遺書がゴミ箱に入ったら生きる、ゴミ箱に入らなかったら自殺すると決め、遺書を投げるシーンがありました。どんなに練習していても本番では失敗することもあるだろうと心配していましたが、猫になった男が突然現れて手助けしたときだけはナイスフォローと思いました。

このように、例え幽霊物だとしても直接対話するのではなく、せめて人間にとっては幽霊の仕業だと分からないような形でメッセージを伝える工夫をしてほしいものです。
二都物語

二都物語

東宝

帝国劇場(東京都)

2013/07/18 (木) ~ 2013/08/26 (月)公演終了

満足度★★★★

あふれ出る情感
物語をわかりやすい、演出でうまくまとめていたように思う。フランス革命に翻弄される主人公と援助者、そして敵役。情感のこもった演技、歌声に包まれた3時間弱であった。。

ウィンカーを、美ヶ原へ

ウィンカーを、美ヶ原へ

kitt

駅前劇場(東京都)

2013/07/26 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★

軽妙な会話から炙り出される本性
ワンシチュエーションの群像劇で視覚的にはほとんど変化がないものの、台詞のやりとりがユーモラスで、笑いながら引き込まれました。

近くで殺人事件が起きた為にパーキングエリアで足止めを食らった4つのグループが会話するうちに、様々な恋愛関係が明らかになって行き、嫉妬深さや空気の読めなさといった、それぞれの人物の悪い面が浮かび上がってくる話で、緊迫した場面でもコミカルなテイストが持続していて楽しかったです。
後半は殺人事件を巡るミステリー的な雰囲気となり、とりあえず一段落ついた後に、実は殺人事件の犯人であると判明する1組だけがパーキングエリアに残っているシーンとなり、冷静でありながら狂っている様子を叙情的に描いていましたが、そのシーンを引っ張り過ぎている様に感じられて、もっとサラッと終わっても良いかと思いました。

当人達は真面目に話しているつもりなのに、端から見ると滑稽な様子が自然に描かれていて、笑いの取り方に押し付けがましさがなくて良かったです。

シンプルな美術と照明が会話の面白さを引き立てていました。数分間の時間の経過を示す暗転の時にのみ流れる音楽がクラシックの曲で、妙に清々しいのも作品の雰囲気に合っていて楽しかったです。

「Short Sweet Story 夏の特別編」

「Short Sweet Story 夏の特別編」

ガールズミュージアム

シアターサンモール(東京都)

2013/07/25 (木) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

無題771(13-199)
12:00の回(晴)。11:35会場着、受付(指定席、開場しているのかよくわからず、しばらく外で待つ)。ここは久しぶり、最後に何をみたのか思い出さないということは◯十年前のことだったのでしょう。入ってみるとロビーでは物販、開場してました。席は中央よりやや後方(端)、この列から後ろはお客さんポツポツ。こちらは初めて。アイドル系のものは苦手なのですが、12:00開演ということでしたのでみにきました。舞台は南国(夕焼け?)風、あれは椰子でしょうか。12:02前説(120分)、12:07開演〜13:54終演。みなさん初めての方ばかりで、演技も基本「立ち」のまま。あまり演劇的な動きではないのは、こういう公演だからなのでしょう。幕間の寸劇、少ない音響、常に明るい(なので役者さんはよくみえる)。お話も小難しさなどないもの。イベント的でいいと思うのですが、舞台が広すぎて(客席からみて役者さん同志が被らないように?)お話の密度が失われているように感じました。

Re:一万個

Re:一万個

チームまん○(まんまる)

萬劇場(東京都)

2013/07/25 (木) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★

楽しめました
劇団初見。勝手に想像していたよりも、ちょっと淡白なエロティックコメディ。意外と啓蒙的かつ倫理的ですね。前説内輪ネタもよかったです。

三日月坂のみすず荘

三日月坂のみすず荘

ネコ脱出

小劇場 楽園(東京都)

2013/07/24 (水) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

泣けましたね・・・
「夕焼けの101号室」観ました。発作的なハイテンションギャクも入っているけど、これは至極まっとうなヒューマンドラマ。丁寧な話運びにも大いに感銘を受けました。「月明かりの201号室」も観たくなりましたが、残念ながら既にソールドアウトのこと。2作品ともぜひ再演お願いします。

『音の世界』

『音の世界』

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2013/07/25 (木) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

Aコースです。
静まり返っている舞台。セリフ一つ一つが訴えかけている。こちらも真剣に対峙なければならい気持ちにさせられる。背筋をのばして壁にもたれかけることもなく見入った。
夫人のワンピース、バッグ、靴が赤で、背景の黒と対比して映えていた。

レーニン伯父さん

レーニン伯父さん

風煉ダンス

d-倉庫(東京都)

2013/07/25 (木) ~ 2013/07/31 (水)公演終了

満足度★★★★

楽しめました
評判通りに素晴らしい芝居でしたね。形式美があって、混沌として、分類不能な不思議な世界。大いに楽しめました。ハプニングの対応も見事でした。

カルデッド

カルデッド

JACROW

OFF・OFFシアター(東京都)

2013/07/24 (水) ~ 2013/07/31 (水)公演終了

満足度★★★★

社会派
自殺を扱った作品4篇。時代を見事に表現している。今、日本がかかえている小さな腫瘍、これ以上大きくならないことを望む。

ウィンカーを、美ヶ原へ

ウィンカーを、美ヶ原へ

kitt

駅前劇場(東京都)

2013/07/26 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

お見事!
これは文句なしに面白い。セリフはキマっているし、役者さんたちもみんなイキイキとしている。ホントに恋バナになると女性はコワいなー。

死ぬまでにしておきたいこと

死ぬまでにしておきたいこと

パセリス

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/07/26 (金) ~ 2013/07/29 (月)公演終了

満足度★★★★

初見です
フィクションは少しくどい感じがしました。
後の2作はこんなことがあったらおもしろいなぁ思わず頬が緩んでしまう作品で、。さっぱりとしたシトラスのようなおいしさでした。

ウィンカーを、美ヶ原へ

ウィンカーを、美ヶ原へ

kitt

駅前劇場(東京都)

2013/07/26 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

本公演がmonoならこっちはstereo
とても面白かったです。土田さん特有の、ちょっとだけ日常離れしたタダシイ日本語のせりふ。それだけで新劇をいじっているのか、と深読みしながら、一語一句楽しみました。そして毎度ながら、きゅっと短ひきしまっているのがいい。
再演であて書きじゃないのに、それを感じさせない充実した舞台でした。大満足!

ネタバレBOX

恋人に嫉妬する年上の女性は、さしづめ金替さんかな。それから、初演時の役の性別そのままじゃないかもな、とも思いました。
役者さんはとてもうまい方と初々しい方両方でしたが、滑舌の悪い役者さんは役も観客もそこをいじって、笑いになっていました。
導入部のピアノのワルツがとても素敵でした。曲名はなんでしょう?家で聴きながら舞台を思い出したいです。
【全日程終了しました!ありがとうございました!】『サド侯爵夫人』不連続上演

【全日程終了しました!ありがとうございました!】『サド侯爵夫人』不連続上演

絶対安全ピン

都内各所【2013年7月〜12月の半年間、都内各所で不連続に上演】(東京都)

2013/07/07 (日) ~ 2013/12/23 (月)公演終了

満足度★★★

聴覚を特化する視覚とは?
聴覚を特化するには視覚効果についても穿った方が良いと感じた。特に明暗で聴覚がどう変化するのか。その変化がどこで馴れてしまうのか。馴れる手前での策が欲しい。演技?は、稽古不足もあったのか?折角個性的な面々であるからもったいない。ストレートのサド侯爵夫人には胃もたれしていたので、気分転換になった。また観ようと思う。

ネタバレBOX

随分と台本を削り短くまとめたようだが、それでも長く感じる。演出は面白いと思うが、明かりをもっと利用したほうが好み。文庫本を読みながら観てもいいとのことだが、要らなかった。世界観はある。
みず色の空、そら色の水

みず色の空、そら色の水

劇団東京乾電池

本多劇場(東京都)

2000/09/03 (日) ~ 2000/09/10 (日)公演終了

満足度★★★★

演劇部
※実際の公演期間は1995年9月3日(日)〜10日(日)です。こりっちさんでは1999年以前の公演情報は登録できないので現在できる一番古い日付にしました。

ネタバレBOX

で、実際観たのは1995年9月8日。高校の演劇部の夏合宿の話。当時の高校生が60歳を越えてその夏を思い出している。なんだか映画の「櫻の園」とか思い出してしまった。同じ夏は二度と来ない。だから余計に輝かしく感じられるのか?きらきらしてて、眩しい感じが良かったです。
「Short Sweet Story 夏の特別編」

「Short Sweet Story 夏の特別編」

ガールズミュージアム

シアターサンモール(東京都)

2013/07/25 (木) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

がっつり女子舞台
アイドル寄りの女の子達によるオムニバス形式で3本のガールズ舞台。
千秋楽のBキャスト公演を観てきました。

典型的なアイドル舞台で、かわいい子もたくさん♪
そんな中に、亀井理那さん古河結子さん綾部りささん日野ありすさん樫村みなみさん田井中茉莉亜達、
見ごたえのある演技をしてくれる子も混じっていて形作ってました。
ストーリーはコメディ要素なども含みつつ、
全体的には感動的な方向性。
特に、「点体観測」はグッときました。

物販が1000円でサインもらえるのはDDにもありがたいかなw
物販写真の出来もよかったです♪

定期的にこの企画の公演あるみたいなので、
機会あればまた観に行ってみたいです♪

ネタバレBOX

一本目「メッセージ・イン・ア・ボトル」は、
離島を舞台にした女子高生のお話。
亀井さんのやる気がすごかったけど、ぽんちゃん(綾部さん)のかすれ声がすごくキャラにマッチしててよかったです。
ストーリーはなんていうか普通。

二本目「ヒントにピント!」は、
南の島に失恋旅行に来た女の子達が宇宙人に出会って…みたいなお話。
SEXを「すいか」って例える隠語トーク笑ったw
ついでに「コンタクトが目に入らない」ってネタも下ネタの隠喩として楽しめるのかと思ったら、全然関係なくて、
どうせならガッツリ下ネタの隠喩を貫いた作品とかにして欲しかったな~と若干の消化不良w
メガネ田井中の真面目な演技と、古河ちゃん&氏家仁子ちゃんの軽妙なトークを楽しむ感じ♪

三本目「点体観測」は、
目が見えない妹のために点字で天体観測させてあげようとする話。
先生役の人が異様に上手いなと思ってたら、演出陣の人だったんすね。
目の見えない子の演技してた岩下めぐみちゃんがしっかり出来てたのが
ちゃんと観れたもっとも重要な要素だったのかなとは。
出番ほとんどなかった折田唯奈ちゃんがかわいかったです。


全体的にセリフのやりとりの間が少し”演劇的”過ぎるかなと感じたところや、
脚本が一本道でひねりが薄いところは少し物足りなかったですが、
かわいい子いっぱい居るし、見ごたえのある演技してくれる子も居るし、
終演後の物販サイン会は時間たっぷりあったしで、
推しのアイドルが出てるならぜひおすすめなイベント!
アイドルに興味が無い方にはちと高いかな…。
ファンタジー

ファンタジー

プロジェクト大山

シアタートラム(東京都)

2013/07/26 (金) ~ 2013/07/27 (土)公演終了

満足度★★★★★

傑作!
まさにファンタジーな作品!アフタートークも良かった!

Re:一万個

Re:一万個

チームまん○(まんまる)

萬劇場(東京都)

2013/07/25 (木) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

恥ずかしがり屋さん
 劇団名からして、擽りの入った下ネタと楽しさの入り混じった劇団なのだが、下ネタを標榜しても決して厭らしさに堕ちないのが、この劇団の特徴だろう。無論、それには訳がある。

ネタバレBOX

 今作は、社内の若く可愛い女性と妻のある若い夫との浮気をメインストリームに、夫の子を産みたいのに、ひょんなこと(本能対理性、即ち社会的束縛≒義理)の葛藤から勃起しなくなった夫を心配する妻をサブプロットに据えて、妻の不安(女性としての魅力に欠けるのではないか? 飽きられたのではないか? 等々)からダイエットをしたり、食事の栄養バランスを考えて料理を工夫したり、精神科へ付き添ったり、その他細々とした日常のケアを描くことによって、女性の在り様のシリアスな部分を描き、日常性に寄り添った視点をさりげなく表出している。
 一方、勃起しなくなった夫に関しては、脳からのパルス伝達系、食べ物と栄養素と性的器官との関係、興奮と諸器官との相関関係を始め多くの医学的知見を盛り込みながらコミカルに仕立てている。この方法によって、男性優位社会は完全に相対化され、女性と対等な人間レベルに観客の想像力は誘われる。
 これらの手続きを踏んで、終盤、勃起し掛かったペニスが、萎えてしまうシーンへ繋がるのだが、ここで、登場する総てのキャラクターが応援する祝祭的空間が紡ぎだされているのは、偶然ではない。寧ろ、演劇の原点としての祝祭のエネルギーを表現していると捉えて良い。本来、民衆を巻き込んだ祝祭的エネルギーは行儀の良いものではない。寧ろ、カオティックで猥雑なそれである。それが、原初の形で提示されているのだ。だから浮いていないのである。これが、この劇団が、決して厭らしさに堕ちない理由であり、寧ろ、人々の和やかで睦まじい関係を描くことを理想とする恥ずかしがり屋の微笑ましさであろう。温かい劇団である。
テテントチチト

テテントチチト

テテントチチト

中野スタジオあくとれ(東京都)

2013/07/26 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

新しい才能
 幼馴染の二人が久しぶりに会ってカフェでおしゃべりをしている。1人は医者になり、難しい手術もこなし、ヒポクラテスの描いた理想を実現したいと仕事に励んでいる。もう一人は、口で金を稼いでいる。詐欺師だ。席上、同級生の1人が自殺した話が出る。

ネタバレBOX

単なる事件という認識で話していた医者は詐欺師の「俺が殺した」という言葉に驚いて、訳を訊ねた。答えはこうだ。彼は詐欺師の客であった。客は薬剤師だったが、立ち場を利用してドラッグを入手し、それを捌いて金を儲け、BMBを乗り回すような派手な生活の資金にしていた。そんな薬剤師を詐欺師は屑だと言う。そして、屑は清掃しなければならないと。それを彼は実行した。遣り方はこうだ。最初は、薬剤師の裏でやっていることを知っていることで脅し、次いで金の話に持って行く。その後、客になりそうな連中の溜まり場を紹介すると言って、ヤクザの下っ端が集まる雀荘を紹介、下っ端達が完全なジャンキーになって組の仕事もできないようになるのを待って、組の患部に売人情報を流す。当然、ちくった情報料は手に入れる。その結果が、同級生の自殺である。
 このようにして、彼は、既に多くの人間を自殺に追い込んでいた。そのファイルを、医者に見せたことさえあった。その度、医者は、その健全な道徳論をぶつのであるが、詐欺師の反論にあってどんどん論理的には追い詰められて行き、終に、常識の仮面は、馬脚を顕すに至った。友人の詐欺師を医師である彼が殺害してしまったのである。本来命を救うのが、医者の至上命令だ。その医者がこともあろうに殺人を犯してしまった。彼のアポリアが始まる。
 舞台の作り方としては、殺人は、同級生を自殺に追い込んだ話の直ぐ後で行われる。その後、何度も同じシーンが描かれるものの、詐欺師が、幽霊として戻って来てフラッシュバック方式で過去の二人のエピソードが紡がれて行く構成になっている。
 何より上手いのは、最初のカフェシーンの会話に、境界領域を確定できない、という話がさりげなく挟みこまれていて、これが、後で医師の常識的論理の虚盲を暴く下敷きになっている点だ。当然、詐欺師の捏ねる理屈の背景には、常識を疑い、自分の目で物・事を見、メディアリテラシーを駆使した上で、己の頭で考え判断するということがある。この点を評価したい。ロマン ピカレスクの系統に連なるであろうこの作品、独自な視点を持っていることの証として、このタイトルを上げることもできよう。独自の視点は、常に新しい表現形式、新たな言語を必要とするのだから。
 用いられている音楽もサティーなど中々洒落たもので、不思議な距離感を醸成するのに役立っている。同化でも異化でもなく全体として抽象的距離感のような感覚を与えるのだ。
 照明が暗めで、二人の人物の内面を照らし出すような、イマジネイションを刺激することに特化したような効果を齎している。
 天国だの地獄だのを持ちだしてしまった所に若干、思想的甘さを感じはするが、面白い作品である。

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