最新の観てきた!クチコミ一覧

111861-111880件 / 189882件中
Still on a roll

Still on a roll

FUKAIPRODUCE羽衣

こまばアゴラ劇場(東京都)

2013/07/11 (木) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

幸せ過ぎる劇空間
とにかくすごく良かった。生で観るのは2回目だけど(「サロメvsヨカナーン」を
Ustream放送してくれたので、3回も見てしまった。生で見れなかったのが残念すぎるっっ)、目の前で繰り広げられる風景が全身全力のパフォーマンスなのに妙すぎて、内容が全然頭に入って来ない。でも、観劇後も、ずっと残り続ける余韻と、頭から離れないメロディーで、あぁ僕は完全にこの公演にやられてるなと多幸感に包まれます。

ティーチャー

ティーチャー

保木本真也がプロデュース

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

これは面白いですよ!
とにかくドタバタコメディ。何にも考えずただ芝居を観て笑えます。ありえね~けど,(巻き込まれない限りは)あったら面白い。説明のとおり先生たちの学園ドラマ,とってもいい感じでした。あと,女性がみな美しい。これもすごく楽しいです。

女郎蜘蛛【全公演終了しました!ご来場ありがとうございました!】

女郎蜘蛛【全公演終了しました!ご来場ありがとうございました!】

声を出すと気持ちいいの会

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/07/18 (木) ~ 2013/07/22 (月)公演終了

満足度★★

ううむ、だから?
22日マチネを観劇。アフタートーク葛木女史。

拝見して、まず思ったのは「だから?」でした。アフタートークで葛木さんが言われていた通り、あのラストシーンの為の90分だったのか思うと疑問でした。

あと、女郎蜘蛛の話ではなかったなと。別にタイトル通りに作れとは思わないが

ネタバレBOX

刺青というよりタトゥーという印象のビジュアルでしたが、女郎蜘蛛をホントは彫られていなかったんじゃないかなとすら思えました。でも、それではダメなんだと思います。

5月のポケットでの演出が素晴らしかっただけに今回の全体の腑に落ちなさは、「もやもや」というよりただつまらないモノを観たに近いと思います。まだ若い演出家、今後に期待をこめての★です。
『うそつき』/『幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい』

『うそつき』/『幸せはいつも小さくて東京はそれよりも大きい』

アマヤドリ

スタジオ空洞(東京都)

2013/07/12 (金) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★

絶妙サルビアの花
多少不明点疑問点はあるにしても卑近の事件を扱い説明的台詞もあり比較的笑いも多く、この作者にしては分かりやすいという感慨を得る。ハンドボールの話は要らない。監禁されてたことになる女が外出してるときのシーンが良かった。(動く方は話者が見えてないから合わせるのが難しそうだけどそうでもないのだろうか?)主人公が弁明するときの喋り・監禁者として屹立していくさまは圧巻、見事。レパートリーとして上演していくのなら前もって配役を教えてほしい気がする。

ティーチャー

ティーチャー

保木本真也がプロデュース

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

めっちゃ面白かった
この次の公演も見て来たけれど、更にパワーアップしていました。
以前、保木本さんが手がけた舞台「プリンスセブン」のときもリピーターさんが多かったようで、満員御礼の日が続いたとか。口コミの力も強いと思います。

「ティーチャー」は楽しいだけではなく、何気に伏線を散りばめてあったりするので、できれば複数回見るのがおススメです。
役者さんのやる気と熱気、肌で感じて欲しいです。

紙風船文様 Vol.2

紙風船文様 Vol.2

カトリ企画UR

atelier SENTIO(東京都)

2013/07/22 (月) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

そう来たか!
入場すると目に入る美術に「そう来たか!」とニヤリ。
よく見ると壁・床の質感に合わせてあるのがまた見事。
そんな中で演じられる本編は「翻案」に近い設定だが違和感がなく十分に面白い。
「スタンダードナンバーはどう編曲しても名曲」の芝居版?
今回は差し詰め「スウィングジャズをテクノかラップにした」感じ?(個人の印象です)
また、マコンドーの岸田コレクションに、衣裳などが現代なのに昭和を感じさせるものがあったが、それとは対照的なのも面白い。

ネタバレBOX

で、上手側の壁に「電車の音」、その上の管に「水の音」と書いてあるのは開き直りだよね。(笑)
また、「いんげん」の表現は秀逸。
さらに終演後に観察していたら鏡文字の「ベニヤ」が鏡に映って普通に見えていたり、トイレのドアに「冷蔵庫」と書いてあったりするのに気付いて脱帽。
あと、紙の「カーテン」の開閉にそれらしい音がするのも道理、本当のカーテンレールを使っていたとは!
健康診断百物語

健康診断百物語

多摩美eien表現Ⅰ2013

多摩美術大学、上野毛キャンパス、演劇演習室(東京都)

2013/07/21 (日) ~ 2013/07/23 (火)公演終了

満足度★★★

なんていうか
健康診断と猫を巡るシュールな種々の物語?というかイメージグリップのような。 まぁ、意味不明な訳ですがw、パフォーマンス?としては面白かったです! 役者の方々は皆きっぱりした感じ?でとてもよかったです! もっとちゃんとしたストーリーのあるような作品の演技も見てみたいような。 あと、健康診断を受けましょう!という啓蒙活動的な意味もあったのでしょうか。笑。


わたしーTHE CASSETTE TAPE GIRLS DIARY

わたしーTHE CASSETTE TAPE GIRLS DIARY

intro

インディペンデントシアターOji(東京都)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★

楽しめましたけど・・・
沢山の女子と少しのあんちゃんとおっさん(この配分とてもいい)。これだけの数が舞台に揃うと圧巻ですね。なかなかにユニークでおもしろいスタイルなのに、繰り返しがこうも続くと、変化はあるのですが、どうも一本調子に感じてしまいます。90分弱の上演時間でしたが、飽きる前にもっと短く詰めてくれよーと思いながら観てました。

スタアゲイザー「毒虫の女王」

スタアゲイザー「毒虫の女王」

バカバッドギター

アドリブ小劇場(東京都)

2013/07/20 (土) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★

楽しめました
ジェットコースターのようなスピーディーさは感じなかったですが、妖しく、悲しく、バカバカしい大正怪奇浪漫楽しませてもらいました。

キミが、No.1☆

キミが、No.1☆

劇団東京都鈴木区

遊空間がざびぃ(東京都)

2013/07/20 (土) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★

彼・彼女ver拝見しました。
彼・彼女バージョン、というか全公演(笑)拝見させていただきました。恋人との突然の別れを軸に、初演よりもパワーアップした三人芝居が帰ってきましたねー。
初演は彼verのみだったんですが、より面白・深みが増してて、ぼろぼろ泣きながら笑ってましたw
好実・イットの「ごめんね」のシーン。涙でぐしょぐしょになりながら言葉を絞り出す戸田さんと、笑顔で終わる智晴さんは思い出すだけでうるっときます。
宮岡テクノ先輩は今回も最高の飛道具です…全身使い切って面白く表現してくるのすごいですよ。
彼女verは彼verを軸にした、今回の試みである男女逆転モノ。主人公を逆転したらこんなにも視点が変わるのねー、とドキドキしながら楽しんでました。彼verの主人公の好実ちゃんも共感出来るとこあるけど、こっちのサイボーグになっちゃう好実ちゃんは自分により近い部分が感じられて、とても好きだったな。サイバー先輩は卑怯ですw難しい役だと思うけど征秀さんだからこそ!みたいな魅力に溢れてました。
主人公のそれぞれの最後のセリフも好き。
ちょっと残念だったなーと思ったのは、芝居に集中したいと思って観ててもたまに途切れてしまったところがあったこと。(演出を除く)彼女バージョンの1回目とか入り込みにくかったなぁ…。
ということで、厳しめに星一個引いちゃいます。
でも、キミワンは大好きなお話ですよ。どちらのバージョンの登場人物全て愛おしいですね。
今後の鈴木区さんの純メンバーさんのお芝居も楽しみにしてます。       

スタアゲイザー「毒虫の女王」

スタアゲイザー「毒虫の女王」

バカバッドギター

アドリブ小劇場(東京都)

2013/07/20 (土) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★

民俗学とピスタチオと金田一の舞台上での邂逅
大正時代、地方都市での連続辻斬り事件に端を発し怪異譚を経てたどり着くのは地域信仰の起源、という末広がり的な構成が鮮やか。
また、一部男女逆転の配役が不思議とマッチして独特の感覚を醸し出す。
一方、演者の影を含む照明効果を活かす白い壁は大正時代的な古さが出せず、両刃の剣、な感じ。
ま、諸々で余裕がなかったそうだけれども(笑)。
あと、一場丸ごと「上からの視点で」見せるなんて、バカだなー。大好きさ、そういうの。
次回公演は続編にして海外編だそうで、それにも期待♪

きまぐれJazz倶楽部

きまぐれJazz倶楽部

遊◎機械/全自動シアター

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2000/08/21 (月) ~ 2000/08/27 (日)公演終了

満足度★★★★

ST-19番
※実際の公演期間は1995年8月21日(月)〜27日(日)です。こりっちさんでは1999年以前の公演情報は登録できないので現在できる一番古い日付にしました。

ネタバレBOX

で、実際観たのは1995年8月24日。ライブ!そしてテーブル席!これにびっくりしました。半分、いやほとんどライブだったですが、合間合間のお芝居も楽しかったです。1ドリンク付でお得感がありました。「シャンソンがシャンソンに聞こえなくても、それは皆様の飲みが足りないせい〜」というMCが良かったです。
ヴェローナの二紳士

ヴェローナの二紳士

ハイリンド

吉祥寺シアター(東京都)

2013/07/08 (月) ~ 2013/07/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

楽しいハイリンド版
独特の言い回しと、とてつもない長台詞に汗だくの熱演。

この公演、役者の客席登場もとても多く、間近で沢山の役者さんが観れました。

肩っ苦しい台詞もシェイクスピアの楽しみ。

ハイリンド的シェイクスピアは、現代風にアレンジしてあって、なかなか面白く仕上がってました。

楽しかったです。

日本語私辞典

日本語私辞典

オイスターズ

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

オイスターズ「日本語私辞典」観ました
 この戯曲は、もともと平塚さんが教えている専門学校での公演用に書かれ、昨年の東京・若手演出家コンクールで上演された物。名古屋でも観た人が少ない代物です(私も、ツイッターでタイトルしか知りませんでした)。


 少年王者舘やままごとを連想させるテキスト、演出。
 言葉と現象の連環を役者を通して体現。一言一句間違えられず、アドリブも絶対使えない、とんでもない緊張感。

 世界は交換可能な「ことば」で認識され、「ことば」とともに変わり、消えていく。解釈次第で取り戻した物(それは必ずしも以前と同一ではない)も、いずれは失われる運命。
 ことばを弄ぶことの恐ろしさ。
 宗教感すら感じさせるラストへの展開に、個人視点からの「世界の死」のイメージが。

 「豆」とは違う舌触りの、言語表現の根源に着目した普遍性の高い舞台。まさに、舞台表現を観せる戯曲。
 

 年末には愛知県文化振興事業団によって、平塚さんの言語感覚が冴え渡る戯曲「豆」が、京都・ごまのはえさん演出で上演されますが、ごまさんには「豆」より、むしろこちらを演出してほしい気もしました。

ライクアプラスチック

ライクアプラスチック

あひるなんちゃら

ザ・スズナリ(東京都)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★

こぢんまり
※感想はすべてネタバレBOXに記しました。

ネタバレBOX

 こぢんまりしすぎていた、というのが率直な感想。
あひるなんちゃらを観始めてもう5年になるし、その作風は心得ているつもりだが、それにしても今作は話に波がなさすぎた。
 私が観た回の前説をしていた堀靖明さんが言っていたように、「これといった盛り上がりがな」く、ドラマ性に乏しいのがあひるなんちゃらの劇世界だし、それでも起こる小さな出来事をめぐって大なり小なりの欠陥を持つ人間たちがバカバカしいやり取りを繰り広げ、罪なき愚行に走るこの劇団の作品世界を私は愛してやまない。
 その“小世界で起こるアホ話”に魅せられてきた私にさえ物足りなく思えるほど本作はちんまりしていたのだ。
 思い返すに、私が最初に観たあひるなんちゃら作品『父親がずっと新聞を読んでいる家庭の風景』や次の『フェブリー』は近作よりもいくらか劇的だったし、いくらか賑やかだったように思われる。
 近作は一場物が目立つのに対して、船内での騒動を描いた『フェブリー』では貨物室、客室、調理場など舞台となる場所がつぎつぎ移り変わる上、船外の場所、たしか波止場を舞台にしたシーンもあったはずだし、密航者であるバンギャル3人が貨物室でヘッドバンキングの練習をするシーンをはじめドタバタ要素の強いシーンも多く、その賑々しくもバカバカしい劇世界を私は大いに堪能したものだ。異儀田夏葉と篠本美帆演じる2人の女幽霊が「ブス!」「デブ!」などと海上で互いを罵りあう珍妙なシーンがあったのも確かこの作品ではなかったか。
 『父親がずっと新聞を読んでいる家庭の風景』は『ライク・ア・プラスチック』同様に一場物だったと記憶しているが、今作よりも人の出はけが激しく、舞台となる家庭におかしな人物が次々やってきてはくだらない騒動を巻き起こす物語はこの劇団を特徴づける“頓痴気な会話”をベースとしながらも「会話劇」の枠に収まらない躍動感に満ち、今作『ライク・ア・プラスチック』と観比べると作風の変化を感じずにはいられない。
 いや、こりっち内の別の場所にも書いた通り、ドタバタに頼りすぎず“会話の妙”で可笑しみを生み出すところにあひるなんちゃらの長所はあり、『父親が~』と『フェブリー』の2作品もベースは会話劇なのだが、ここ最近の数作は「会話劇」の枠内にお行儀よく収まりすぎているきらいがあるのだ。
 思えば、意図せざるものか意図したものかは不明だが、『父親が~』にも『フェブリー』にもいわゆる“見せ場”がいくつか用意されていた。『フェブリー』では上記のバンギャルのシーンがその一つだし、『父親が~』では“他人のケータイに届いた迷惑メールを読み上げるのが趣味の男”が舞台となる家庭に来て家族を混乱に陥れるシーンがその一つに数えられる。
 “ある場所に色んな人物が訪ねてきては小騒動を巻き起こす”という『父親が~』と同じ劇構造を持ちながら今作『ライク・ア・プラスチック』が『父親が~』より物足りなく思えるのは、“ドタバタに頼りすぎないのが長所”などと書いておいてこんなことを言うのもアレだけれど、今作に『父親が~』ほどの躍動感や賑々しさがないせい、バカバカしい見せ場がないせい、そして『父親が~』のケータイ男のような“頓痴気が極まった人物”が出てこないせいだろう。
 さらに言うなら、主人公が設けられていることも今作がこぢんまりしてしまった遠因を成していると思われる。
 近作3本の中では最もドタバタ色が濃くまたバカバカしかった『ギプス不動産』にも、たびたび引き合いに出している『父親が~』にも『フェブリー』にも主人公と呼べるような人物は登場しない。
 一方、今作と前々作『ニアニア・フューチャ』では篠本美帆が主人公を演じ、漫画家に扮した今作でも女友達と無為な同居生活を送るフリーター(でしたっけ?)に扮した『ニアニア・フューチャ』でも主人公が些細な出来事を通じてある“気づき”に至って話が終わる。このように、主人公を設けると話は不可避的に主人公の成長譚の性格を帯び、いくらか真面目なトーンに支配され、いまひとつハジけきれないままに終幕を迎えてしまうのだ。
 こうなることを避けるためにも、今後の作品では出来ることなら主人公を設けないほうが良いのではないだろうか?
 以上、キビしいことを書いてしまったが、こりっち内の別の場所にも記した通り、作・演出の関村さんにはこれからますます活動の幅を広げてもらってゆくゆくは『やっぱり猫が好き』風のTVコメディを書いて頂きたいと願っているし、ああいうテイストのコメディが書ける作家は当代の日本では関村さん以外にいないと思われる。
 そして私は今後もあひるなんちゃらを観続けるし、ワンアンドオンリーの面白みを持つこの劇団の芝居が半期に一度のハイペースで観られるありがたみを忘れずにいようと思う。
 いや、そもそも、『ライク・ア・プラスチック』にしたって単体で評価するなら十二分に面白いのだ。だが、あひるなんちゃらにはこれを凌ぐ過去作品が多々あるために私は今作をそれらとの相関関係の中で価値づける相対評価に走らざるを得ず、結果、あまりいい点をつけられなかっただけのこと。
 そう、私はあひるなんちゃらを知りすぎてしまった男なのだ。
YOU DACT for IT!

YOU DACT for IT!

DACTparty

コベントガーデン(大阪府)

2013/07/20 (土) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★★

体も心踊りました。
笑いすぎました。思わず踊りたくなる音と遊ぶ作品や、恋と友情を描いたウィットに飛んだ作品。東京でもぜひやってください。これは面白い!

ウィーン・ミュージカル・コンサート2

ウィーン・ミュージカル・コンサート2

梅田芸術劇場

東急シアターオーブ(東京都)

2013/07/20 (土) ~ 2013/07/22 (月)公演終了

満足度★★★★★

楽日だから、更にパワフルでした
先日、オーチャードホールの公演に感激したので、急遽、チケットを買って、楽日に参りました。

素晴らしい内容なのに、残念ながら、今日も、2階席は半分も埋まっていませんでした。

でも、会場の観客は、総立ちで、心からのブラボーを叫んでいました。

容姿、歌唱力、全てにおいて、クオリテイの高いメンバーが集結しているので、目も耳も蕩けそうになりました。

特に、トート役のマークさん、人造人間ではと思うほど、生身の人間とは思えない完璧な造型で、オペラグラスを覗く度、にやけてしまいそうでした。

ウイーンミュージカルは、楽曲がとても優れているので、できれば、毎年でも来日公演して頂きたくなります。

ネタバレBOX

本当に、しつこいようですが、マークさんを見逃したミュージカルファンの方々、大変な損失だったと思います。

あんなに、非の打ちどころのないトートは初めて観ました。

ルカスさんも、相変わらず、青年ルドルフの若さを体現できる純粋さがあり、コンサートとは言っても、役の気持ちを表現する技能が優れいて、感動します。

エリザベートは、若く可憐なアンネミケさんと、熟練の尊厳さを身につけたマヤさんのお二人の歌唱を聴き比べられて、贅沢でした。

「ロミオ&ジュリエット」の対決場面のダンスも、コンサートバージョンは、仲互いしない作りで、洒落た演出でした。

今日の特別カーテンコールは、「三銃士」とマヤさんの「私だけに」と、最後は、全員で歌う「星から降る金」。

目にも耳にも、記憶にも、焼きつけて帰りたくなる、至福のコンサートに、感謝致します。
ワーニャ伯父さん

ワーニャ伯父さん

演劇集団円

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★

極寒の観劇で、心ここにあらずでした
さすが、カンフェティ席!寒いの何のって!!羽織るものを慌てて出したけれど、そんな物では追いつかず、まるで、冷凍室で観劇という拷問を受けているかのような寒さで、体中が痛くて、早く終わってくれと念じながらの、過酷な状況でした。

そんなわけで、集中できずにいましたが、そうでなくても、あまり上出来な舞台ではなかったように思います。

「ワーニャ伯父さん」を、普遍的な物語として、今の日本で上演するなら、それ相応の演出の工夫があってしかるべきと思うのですが、私が観る限り、そういった演出意図は感じられませんでした。

まあ、以前観た芝居では、エレーナ役の女優さんがお世辞にも、美人とは言い難く、台詞で、「美しい」が連発される度、違和感を感じたので、今回の舞台のエレーナ役は、魅力的な女優さんで、ほっとしましたが。

ワーニャの金田さん、医師アーストロフ、ソーニャ役の役者さんは好演されていたと思います。

ネタバレBOX

客席に、ソフトバンクのパパ犬役の北●路さんがいらしたのですが、ご感想を聞いてみたいと思いました。

確かに、家族の物語として、今の日本でもあるような普遍的な出来事が描かれているので、共感できる部分はありますが、もう少し、今に生きる観客に向けた演出の工夫があっていいのではと思うのです。

もっと、ワーニャとソーニャのような、誰かのサポートに徹するだけの、存在の小さな人間の苦悩と悲劇を掘り下げるような演出であってほしかったと思います。
Moonlight Rambler

Moonlight Rambler

トウキョウ演劇倶楽部(活動終了)

俳優座劇場(東京都)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/22 (月)公演終了

満足度★★★★

前回より大分進歩
 導入部、三日月の浮かぶ空を背景にデュパンの推理力に関する対話が為されるが、このシーン、「緋色の研究」でシャーロック・ホームズとワトソンとの出会いを彷彿とさせる。但し、「緋色の研究」ほど徹底してデュパンの推理力を言語化しているわけでは無い。その代わり、月が、それを代弁している。

ネタバレBOX

 三日月の意味する所は成長、活発さや旺盛な好奇心の象徴である。月は、無論、形を変えてゆく。そして、その各々の形に象徴的な意味がある。ラストやや黄味がかったスーパームーンが強調されるが、犯人と目され、国際的に追われるレオナルドがその無実を明かされ、親友道化師、ベルナールの仕掛けた罠や恋人親子の殺害にも拘わらず、ブルームーンからの変化で、小さい頃生き別れになった兄、デュパンとの再会を通して人の温かさへの希望を込めようとしたと読める。因みに満月の象徴しているものは、達成、成就だ。 劇中、月の変容と音響、照明が交感し合う流れも楽しんで欲しい。それらが、アクションと共にこの作品のアトモスフィアを作り出しているからである。
 演出面での、アトモスフィア作りを無視してしまうと、作品の持っている雰囲気が理解できず、退屈に感じるだろうが、この情緒を愉しむことができれば、「モルグ街の殺人」を下敷きにしていることは、さほど不自然とは感じないで済むのではなかろうか。
 冒頭、パリでのアクションシーンが展開する。宝石店を襲った直後の犯人達にデュパンが遭遇するシーンだ。が、この時、パリ警視庁が介入し、デュパンを拘束した為、主犯には逃げられてしまう。以来、デュパンと介入時指揮を執っていたランス警部とは仲が悪い。
 物語の中心は、東京で展開する。パリで宝石を奪ったピエロ姿の主犯が逃れ、マカオで現金強奪、その後、東京にピエロスタイルの殺人犯が現れるに及んだことから、東京に犯人が飛んだと判断したフランスから警視総監に依頼されたデュパンとランス警部が、インターポールとして出向いて来た。日本側との共同捜査で真犯人の目ぼしはついたが、真犯人は、レオナルドを罠にかけ真犯人に仕立て上げていた。
 犯罪捜査の過程で、マカオの現金強奪はリーとベルナールの仕組んだ自作自演と判明、親子殺人と犯人デッチ上げの動機は、ベルナールが、マカオの犯罪組織ボス、リーにレオナルドを引き合わせて以来、リーに強烈な片想を抱かせるに至ったレオナルドへの嫉妬であった。
 アクションシーンで活躍するアクター達は、アクションのプロチームなので、動きは頗る良い。主役には、もう少しアクションの訓練を積んで欲しい所である。
 脚本は、前回より大分進歩した。前回の不手際を多くの点で改善している。更なる発展を望む。
宇宙人、来たる【終演、ご来場ありがとうございました!】

宇宙人、来たる【終演、ご来場ありがとうございました!】

劇団前方公演墳

駅前劇場(東京都)

2013/07/17 (水) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

千秋楽最高!!
最終日、バックとヘッド両公演観てきました。ダブルキャストは当然ながら俳優さんが変われば、演じる役のイメージも変わります。そこが面白かったし良かった。バックの皆様は二回しか公演がなかったので、もう少し回数が増えればもっと良い公演になったかも知れないですね。メモリアルイヤーに全公演新作とは劇団の意気込みを感じすにはいられないです 皆様本当に楽しい公演ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。次回作のミュージカル楽しみにしてます。 チケット購入済です。

このページのQRコードです。

拡大