最新の観てきた!クチコミ一覧

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虚人の世界

虚人の世界

公益社団法人日本劇団協議会

劇場MOMO(東京都)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

クチビル
芝居の出来が良いとか悪いとかいうのではなく、緊張感がはんぱでなく、この劇場の俳優との距離の近さは、正直言って観客としてしんどかった。でも俳優さんたちは皆演技の達人でそれを間近で見られたのは幸せでもあった。(矛盾してるなぁ。)観客によって見るポイントが違うかもしれない。私は「クチビル」が気にある存在。いったい何を吸って太ったんだ?

ネタバレBOX

ラスト近くで妻が夫の目に自分が映っていないと言った場面で終わりにしてもよかったような気がする。わざわざ外出して会社に行く理由は、自分の存在を確認するため?他人の存在を抹殺して生きるのは言ってみれば都会生活の知恵みたいなもので、程度の差はあれ誰でもやってるんじゃない?最後のジャンプみたいなのも不要。
叙情的遊園地 vol.1

叙情的遊園地 vol.1

チャルナカ

世界館(大阪府)

2013/07/20 (土) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★

三者三様のお芝居♪
33分×3本勝負!の短編作品オムニバス

①『恋人は見かけによらない』
作:泉寛介(baghdad cafe)×
演出:土橋淳志(A級MissingLink)

男同士、女同士、刑事2人とシーンが切り替わります
それぞれが関係した会話劇
それぞれの会話は興味をそそるのですが
それがどう繋がっているのか?ちゃんと理解できませんでした…
だから悶々としたまま終った感じ…

②『触れただけ』
作:南出謙吾(劇団りゃんめんにゅうろん)×
演出:三名刺繍(劇団レトルト内閣)
』 

弟の家に居候する兄と別れ話をしにきた妻の会話劇
お互いが遠慮した様な本音で語らない妙なバランスの三人の会話が面白い♪
兄の妻役の赤松悠実さん(舞舞プロ)は色気があって綺麗な女優さん
赤松さんばかり目で追ってた訳じゃありませんよ~⁉
全体的には掴み所のないほわんとした感じのお芝居♪

③『テノヒラサイズの天国と地獄』 作:オカモト國ヒコ(テノヒラサイズ)×
演出:井之上チャル(テノヒラサイズ)

この作品は合同イベントLINK’Sで観た事がある
テノヒラサイズの鉄板的な作品なのでしょうか⁈
前作の2作品と違って明らかにトーンが違うので
劇場内の雰囲気もガラリと変わります!
同じ作品でもキャストが変われば見え方も笑いも違ってくる
客席からはハマった人の大きな笑い声が~(^^)
流石!湯浅崇さん!
テノヒラサイズの鉄板の作品♪

三者三様の作品を愉しみましたが
やはり会話劇は世界館の空間では厳しいのではないかと感じました…

猫とカフェオレと依頼

猫とカフェオレと依頼

Yellow House企画

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2013/07/23 (火) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★

ちょっと
トリッキーでファンタジックなストーリー。 面白かったですが、全般的にもう少しテンポよく話が進んでもいいかなぁ、と思いました。。 スイマセン。。 あ、某方の話し方のことではないですよ。笑。


65歳からの風営法

65歳からの風営法

笑の内閣

NOON+CAFE(大阪府)

2013/07/21 (日) ~ 2013/07/23 (火)公演終了

満足度★★★★

社会問題に鋭いメスを入れる作品!
思ってたよりしっかりとしたメッセージ性のある作品!
(勝手な思い込み失礼しました^^;;)

笑いやダンス⁈を盛り込みながら展開されていく中で
発している言葉は凄く共感できる‼
法律が全てかも知れませんが戦後に適用されてから
今の時代にそぐわないものもある!
そんな社会問題へ鋭いメスを入れるメッセージ性の強い作品!

それをパワフルに役者さんが演じる!
巡査役のお二人の熱い演技に個性的豊かな登場人物など
皆さんしっかりと演じていました!
アドリブなどを交えて楽しく魅せる見応えあるお芝居♪

賛否両論あると思いますが規制ばかりで取り締まるのではなく
もっと自由に楽しめる場所を作ってあげるのも若者には効果的な様に感じました!
若者たちに見て欲しいお芝居!

カタルシツ『地下室の手記』

カタルシツ『地下室の手記』

イキウメ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2013/07/25 (木) ~ 2013/08/05 (月)公演終了

満足度★★★★

現代日本版『地下室の手記』
 ドストエフスキー作「地下室の手記」を、舞台を現代日本に置き換えて2人芝居に。とっても面白かったです!上演時間は約1時間40分。
 劇中で起こる出来事は原作と変わらないそうです。こんな風に楽しく、興味深く古典と出会える機会をもらえて幸せです。

ネタバレBOX

 主人公の男(安井順平)が俳優本人として、そして登場人物としても観客に語りかける手法で異化効果を生み、さらには彼がニコニコ動画のストリーミング生放送をする設定もあるため、2重の入れ子構造になります。主人公が自分の経験を語る劇中劇を、匿名のニコ動ユーザーが見てコメントをし、その全体を客席の観客が見守る状態です。
 男とある女のエピソードを鏡にして、自分のこれまでの人生や現在について考えることができました。人間の幸せって何だろう、私は何のために、誰のおかげで生きているのかしら、とか。
雲の影

雲の影

スポンジ

サンモールスタジオ(東京都)

2013/07/24 (水) ~ 2013/07/31 (水)公演終了

満足度★★★★

開演前のやつ、ヨカタ。
『三人姉妹』の台詞がしみじみと。

よくあのテレビなんかでみる、交通事故で子供をなくしたお母さんが、仏壇に毎日花をあげて泣いてる、とかね、そういう姿をなんとなく連想しまして。
そういうのはもう忘れちまったほうが幸せになれるのになあと、ぼくなんかは思ったりするわけで。
いつまでも人を憎むのも、疲れるし、お互い不幸になるだけで。

つまらないプライドとか、いつまでも人を許さない心とか、そういうのは人生にはほんとに不必要ですね。

ネタバレBOX

不思議なセットでした。
外側が内側で、内側が外側みたいな。
室内なのに雑草が生えてるって。
違和感がないわけでもないけど。
レーニン伯父さん

レーニン伯父さん

風煉ダンス

d-倉庫(東京都)

2013/07/25 (木) ~ 2013/07/31 (水)公演終了

満足度★★★

一度目は悲劇として、二度目は喜劇として
表面的にはファンタジーだが、その根底では、革命のことが語られている。

(後日、追記するかも、、、)

ネタバレBOX

かつてマルクスは、
「ヘーゲルはどこかで、すべて世界史上の大事件と大人物はいわば二度現われる、と言っている。ただ彼は、一度は悲劇として、二度めは茶番として、とつけくわえるのを忘れた。」(『ルイ・ボナパルトのブリュメール18日』「マルクス・エンゲルス全集第8巻」) <ネット情報のコピペなので、裏とってません>
と言った。

レーニンの遺体役をやっていた人物が主人公。
かつて彼はレーニンの思想を喧伝する劇団で、レーニン役を演じたりもしていた。
レーニンを指すにせよ、
レーニン役を演じた主人公を指すにせよ、
歴史上の人物は二度現れた。
一度目は悲劇として、二度目は喜劇として。

また、きかつての革命以前に屋敷に住んでいたブルジョワの女主人も2度現れる。一度目は悲劇として、二度目は(認知症になり)喜劇として。
彼女の登場によって、革命によって下女・下男からその地で主人になっていた者たちも、2度目の喜劇を演じることになる。

さらに、土地を没収しにた役人も二度現れる。
役人に付いて中央に行ってしまった女主人の娘も2度現れる。


この物語内でも、それまでの価値観が一変する事態、あるいはそれまで所有していた財産が無化される事態が繰り返される。一度目は実際のロシア革命。二度目はロシア政府がモドリノの森を不法占拠の土地として没収しようとして。


これらの流れも踏まえて、この物語にでてくる森に住む「怪物」とは、いったい何を意味するのか?
まだ一度しか登場してきておらず、2度目に喜劇として現れるもの、、、

革命、、、 帝政、、、 資本主義、、、

わからないが、この問いかけは意味深長だ。
「わたしって可哀想」

「わたしって可哀想」

プリンレディ

新宿ゴールデン街劇場(東京都)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/21 (日)公演終了

満足度★★★★

笑いもしんみりもバランスよく
劇団も劇場も初、だったのですが、非常に楽しめました。
説明にあるように、キリスト教のお嬢様学校で育まれた
友情をそのままの形でこじらせてしまった4人の物語が
おかしく、ほんの少し切ない感じで描かれています。

ネタバレBOX

昔のままではいられない。
これは、もちろん人対人の間の関係でも
大いにいえることで。

昔は仲良し4人組だった女の子たちも
大人になれば、昔願った通りには
いくはずもなく。

仕事バリバリやっています! と宣言した子は早々に結婚、
子供が出来るも、自分の価値に迷った末、マルチ商法の
片棒を担ぐ羽目に。

逆に、早く家庭に収まりたい、と言っていた子は、未婚の
まま、雑誌編集長を務めるも新興宗教にハマるという。

そんな二人が、久々の再会で、お互いを勧誘し合う図、
というのも、どこかわびしくなる光景ではあるけど。
一人が傾倒している新興宗教の教祖が、女学校時代の、
神の教えを世界に! 系の、敬虔一辺倒で、絵に描いたような
真面目な先生が、40にして啓示を受けたなれの果て、と
いうのも、より一層何だかな感を煽る。

教祖の名前が「ミセス・バンビ」で、元の名前の「小鹿先生」を
英語化したまんま、というセンスも頭くらっとするけど。この
ミセス・バンビ、フリーセックスを謳っちゃったり、異様なまでの
ハイっぷりが最高に笑えました。本作の笑いのMVPですね。

でも、一番悲惨なのは、どう考えてもダメんずのミュージシャン
くずれの男に二股かけられている2人で、結婚式の最中、
一人がその男と不倫のキスをしているのを、ミセス・バンビに
目撃された後の、修羅場の煮え切らなさ感は辛い。

とうとう、新婦が友人との関係を清算しちゃう結末に至るんだけど、
友人との関係を断ち切ることで、その友人に無意識的にべったり
だった、昔の、そしてそれまでの自分を一緒に清算したのかな、
なんてことまで考えてしまいました。

ラストの、4人がまだ無邪気なままの4人でいられた頃の、過去の
回想場面で、新婦だった子が全員の幸せを祈るシーンは、差し込む
夕日が美しくも、ちょっぴり哀しい物語でした。

余談ながら、音楽を担当していたsleep warp。ブルージーな曲など
ピッタリと合った曲を提供していて、最高だと思いました。
変則短篇集 組曲『空想』

変則短篇集 組曲『空想』

空想組曲

シアター風姿花伝(東京都)

2013/07/06 (土) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★★

忘れられない恋、してるかな?
クロムモリブデンの葛木さん目当てで、予習もそこそこに観た舞台でしたが、伏線を散りばめた精緻な脚本と、ショートストーリーを紡ぐ巧みな演出に、幕開けからすぐに首根っこを引き込まれました。

次々と転換するシチュエーションに、泣いたり、笑ったり、息を呑んだり…、感情の起伏をもてあそばれまくり。
喜怒哀楽を遺憾なく揺り動かされ、ひた隠しにしている自己の醜い領域まで掻き回された心持ちになりました。
荒唐無稽な展開にも、しっかりと感情移入して追随する自分に、人間の都合よさ、利便性を垣間見た気がします。

さて、我が家の近所にも、素敵なギャルソンに出会えるレストランを見つけたいものです。
そうだ、一つご注意。
この舞台、気を付けないと、うっかり恋をしたくなる副作用がありますよ(怖いけど…)。

レーニン伯父さん

レーニン伯父さん

風煉ダンス

d-倉庫(東京都)

2013/07/25 (木) ~ 2013/07/31 (水)公演終了

満足度★★★

コミカルなチェーホフ風物語
タイトルから連想されるように、チェーホフ作品を思わせる設定や台詞を盛り込んだ、文学的な雰囲気がありつつコミカルな作品でした。

過去の記憶がなく、レーニン廟でのレーニンの遺体役をしていた男がクビになり、唯一の手掛りを元に訪ねた村で様々な真相が明らかになる物語で、邸宅の広間での会話をメインに展開し、チェーホフとは異なり大きなクライマックスがありました。
笑いの取り方が好みではなく、個人的にはもっとシリアスな雰囲気が強くても良いと思いました。

若い役者達はわざとなのか実力なのか分からないぎこちなさを感じる場面がありましたが、滝川京子さんと御所園幸枝さんのベテラン女性2人は台詞回しや立ち振る舞いに芯があり、強く印象に残りました。
音楽を担当した鈴木光介さんが劇中の役柄として出演していて、ウクレレと倍音唱法を用いた歌の生演奏も良かったです。

森と邸宅のセットが切り換わる舞台美術が素晴らしかったです。照明は変化をつけ過ぎていて煩わしく感じることがありました。

初日だったからだとは思いますが、台詞を噛んだり、舞台装置の不具合があったり、舞台裏や袖から物音が聞こえて来たりと、ガチャガチャした感じが目立っていたのが残念でした。

ティーチャー

ティーチャー

保木本真也がプロデュース

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

これぞコメディ
これぞコメディと思わせてくれるようなスカッとした舞台でした。
何も考えずに楽しむことができるので、演劇をあまり観たことない方でも
思いっきり楽しむことができる舞台だと思います。
自分はコメディとはあまり相性良くないと思っていたのですが、
話のテンポや会話のキレも良く、とても楽しむことができました。

ネタバレBOX

最初の方に出てきたものが、きちんと後の話に活かされていたりして、
意外にも脚本が緻密で驚きました。
役者の方々も、ドタバタ劇なので、
あちこちぶつかったりアクシデントも多い中、
みなさん集中して熱演されていて素晴らしかったです。

チャドさんは飛び道具枠だと思うのですが、
笑いをとるのに使いすぎていなくて個人的には好感が持てました。

初舞台の中原さんは、初舞台とは思えない演技でとても良かったです。
スラっとしている方なので、舞台映えがするので、どんどん舞台に
出てほしいなと個人的には思いました。
プラモラル

プラモラル

公益社団法人日本劇団協議会

ザ・スズナリ(東京都)

2013/07/24 (水) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

そつがない
現代演劇のお手本のような脚本・演出。

上手く構成され、基本を押さえながら、そこからの逸脱も計算されて行われている。
社会への批評性もある。多義的に様々な解釈ができるようにもなっている。

また、演劇の嘘を相対化する視点もあり、旧来の「演劇」という枠こ越えて演出が為されているようにも見える。

だが、それらの巧妙さやそつのなさは、逆から見れば、
許された範囲での逸脱、破綻を取り込んだ上での予定調和にも見える。

評価されてしかるべき作品だと思うが、
個人的には、そつがない作品にはあまり惹かれない。

(最初、満足度★3にしましたが、やはり作品の批評性の強さに★4に変えました。)

ネタバレBOX

社会的・個人的な要因が、様々に影響し合って、狂気的な事件は起き、暴力は発露されるということが描かれていて、とてもよかった。

理由なき犯罪と言われるものの多くは、実際はには理由があって起こっていることで、その点を認識しないと、すべては自己責任だとする政府の施政の責任逃れに無意識的に加担することになる。

ただし、すべては政治のせいだとする意見にも問題がある。犯罪には、ある倫理を飛び越える個人的な狂気というものが必ず存在し、その引き金がなくしては犯罪的な事象は起こらない。

その引き金には、個人の欲望が大きく影響していたり、政治に限らない他者から受けた不満などが影響していたりもする。

これらのことが様々に絡み合い、影響しあって犯罪というものは起こるのだろう。

この作品でとても印象的だったのは、
子供がいじめを受け、その復讐のような形でいじめをした子供の一人を傘で何度も殴り、失明させてしまったという母親。
この母親を犯行に、狂気に導いたのは、単に子供がいじめられているということへの憤りだけではない。彼女自身が、夫から言葉の暴力を日々受けていて、そのストレスがその犯行に影響している。
また、その夫は、妻の両親から様々な批判を受けていて、その不満が妻への言葉の暴力に繋がっている。
しかも、その両親がその夫を批判している理由は、社会通念から言ったら至極まっとうな批判であり、その批判自体は暴力とは言えないだろう。ただし、夫からすれば、それがいくら正論であっても、彼にとってはそれは暴力としか見えていない。

このように、様々な要因が絡まり、暴力は発露する。
それも、ドミノ倒しのように、その暴力は連鎖し、弱い方に流れる。

事件になった当事者同士の問題だけで見たら、その犯行は単純な狂気としてしか認識されなかったり、又は、単純な因果関係だけを指摘されて、理由づけされてしまったりするが、それを細かくひも解いていくと、そこには様々な理由が影響しあっている。

このように様々な要因が複雑に関連して犯罪は起こるが、これは必ずしも犯罪に限ったことではない。社会で起こっている事象は、様々な因果関係が複雑に影響し合い起こっているものだ。そして、それは個人についても同様のことが言える。
『あの場所、ふたり、あまやどり。』ほか

『あの場所、ふたり、あまやどり。』ほか

捨組

創空間富や蔵(福島県)

2013/06/29 (土) ~ 2013/06/30 (日)公演終了

満足度★★★

 
 

宝塚BOYS

宝塚BOYS

東宝

シアタークリエ(東京都)

2013/07/23 (火) ~ 2013/08/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

もっと早くに出会いたかった!
浮ついたイケメンたちの芝居でしょ…とか思っててすみませんでした!
実話を元にしたしっかりしたお話だって知って、もっと早く見にいけばよかったと。キャスト関係なく、見ておきたいお芝居でした。

見にいくきっかけになった、花組芝居の小林大介さんと、クロムモリブデンの板倉チヒロさんが素敵だったのはもちろんのこと、最近の舞台だと「露出狂」で拝見した入野自由さんもしっかりみっちり詰まってて抜群。

各々しっかりしながら、ボーイズとしてわちゃっと集まってても可愛かったり。それでいて悔しさに片腕引きちぎられるくらい悔しくなったり、やっぱり可愛かったり、辛くてどうしようもなかったり……バランスが心地よくてぐいぐい引き込まれました。今回見られてほんとうによかった!!!

カメラ≠万年筆

カメラ≠万年筆

ナイロン100℃

新宿シアタートップス(東京都)

2000/08/30 (水) ~ 2000/09/03 (日)公演終了

満足度★★★★

出演者多かったな〜
※実際の公演期間は1995年8月30日(水)〜9月3日(日)です。こりっちさんでは1999年以前の公演情報は登録できないので現在できる一番古い日付にしました。

ネタバレBOX

そして確か客席もかなり混んでいたような。シアタートップスがほぼ全部桟敷になっていた!後ろの方だけ30くらい椅子席あったけど。大学の映研の部室を舞台にした青春群像劇。ちょっとケンカなシーンとか面白かった。不思議ちゃんな感じの役をやっていた新谷さんが印象に残った。
カタルシツ『地下室の手記』

カタルシツ『地下室の手記』

イキウメ

赤坂RED/THEATER(東京都)

2013/07/25 (木) ~ 2013/08/05 (月)公演終了

現代日本の自称哲学者
公演の説明にあるとおり『地下室の手記』のモノローグがネットのストリーミング放送になっている。
安井順平さんの面白さが満喫できた。

ネタバレBOX

もっと病的な人間の話(例えば秋葉原の歩行者天国に車で突っ込んだ人みたいな)かと思ったら、ニコ生の生主にいそうな人の話であった(原作は大学に入った頃に読んだ)。
風俗嬢とのエピソード以外はいかにもありそう。
風俗嬢とプライベートで関係したあとに金を渡してしまったところで漂うダメぽ感がよかった。
チラシにあった「現実との衝突」という要素はないような気がした。
七月花形歌舞伎

七月花形歌舞伎

松竹

歌舞伎座(東京都)

2013/07/04 (木) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

こってりと面白い、鶴屋南北の名作
主君の仇を討つ『忠臣蔵』の裏ストーリーという設定で、さらに「仇を討つ」(と復讐)が、キーワードとなる怪談話。

染五郎が民谷伊右衛門を演じ、菊之助がお岩を含め3人を演じる。

ネタバレBOX

染五郎が民谷伊右衛門を演じ、菊之助がお岩を含め3人を演じる。

お岩と無理矢理実家に連れ戻され、お岩の父親を説得してよりを戻そうとする伊右衛門だったはずなのに、産後の肥立ちが悪いぐらいでお岩対して冷たい態度をなぜとるのか、というところがイマイチ伝わってこない。
もともと伊右衛門が悪い男だということはわかるのだから、いかにも見た目はいいが悪い男であるように、最初から演じてほしかった。
したがって、伊右衛門を見初めた隣家の伊藤家の策略を、これ幸いと乗ってみせる悪ぶりも、もっとほしい。

染五郎の伊右衛門が、さらにどす黒く見えてこないのが残念。
名台詞「首が飛んでも動いてみせるわ」は、力が入り、いいなとは思ったのだが、全編このエネルギーを悪いエネルギーとして見せてくれていたら言うことはなかった。
もちろん、お岩を立てるという意味もあろうが、伊右衛門がくっきりしないとお岩も引き立たない。

対して、お岩を演じた菊之助は良かった。毒と知らずに薬を飲む場面は、鳴り物はまったくなく、白湯を取りに行き、大切な薬を大事そうに丁寧に飲むという一連の仕草は、無音で長い場面にもかかわらず、観客は固唾を飲んで見ていた。
それほど見事だった。
毒を飲まされた後の髪をすく場面もよかったし、控え目な貞淑さもよく、伊右衛門の非道さがくっきりして見えた。子どもを思う母親の心情もいい。
また、菊之助が三役演じるうちのひとつ、佐藤与茂七のすっとした感じもなかなかだ。

出番は少ないものの、直助権兵衛を演じた松緑の台詞のタイミングの良さは気持ちが良かった。

戸板返し、仏壇返し、幽霊の宙乗り、菊之助の早変わりなど、見せ場が多く4時間超がまったくだれない。
幽霊が出てきてから、もっとこってりと怖がらせるのかと思ったが、思ったほどでもなかった。

歌舞伎座では30年ぶりに演じられるという、大詰の「滝野川蛍狩の場」は幻想的で、「本所砂村隠亡堀の場」と「本所蛇山庵室の場」という、お岩が祟るシーンの間にあり、とてもいいクッションになっていたと思う。これはやはりあったほうがいい場ではないだろうか。
ライフパスファインダー2013

ライフパスファインダー2013

パスファインダ制作室

吉祥寺シアター(東京都)

2013/07/20 (土) ~ 2013/07/29 (月)公演終了

満足度★★★★

迫力があった!
力強い舞台でした。素晴らしいの一言につきます。

「天使ちゃん(仮)」

「天使ちゃん(仮)」

望創族

ワーサルシアター(東京都)

2013/07/18 (木) ~ 2013/07/24 (水)公演終了

満足度★★★★

つかみからスゴイ!
始まりから、引き込まれる。座長がすごく魅力的でした。まだ観たことのない方は、この劇団は要チェックです。

虚人の世界

虚人の世界

公益社団法人日本劇団協議会

劇場MOMO(東京都)

2013/07/19 (金) ~ 2013/07/28 (日)公演終了

満足度★★★★

役者が凄すぎ
役の入れ替わりや、セリフのテンポ、素晴らしい。
内容は変わった雰囲気で少し戸惑いました。

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