EZ
電動夏子安置システム
シアター風姿花伝(東京都)
2013/08/16 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★
帰りは土砂降り
この劇団らしい作品。いつ観ても、工夫が感じれ感心させられる。
久々に出演の渡辺美弥子さんの目力も迫力がましていた。次回は出演なしとのことだが池袋で3本一挙公開、これも楽しみ。
江古田のガールズpresents「大勝利!」
江古田のガールズ
シアター風姿花伝(東京都)
2013/08/16 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★★★
それほどお下品?
ミワさん少し控えめ。今までが爆発していたのか
プロジェクトB
SNATCH
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2013/08/21 (水) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★★★
演劇史に名を残すB級をめざせ!
ジャッキー・チェン、ショーケン、ロジャー・コーマン・・・と、好きなもの、どんなものを作りたいかはわかった。あとはそれをまねするだけじゃなくて、そこから独創的なB級作品を作るだけだね。できそうな気がする。がんばれ!でも、上演時間は1時間半ぐらいにしてね。ちょっとひとつの場面が長い時があった。下品な場面は、ほどほどに。
ミハルの人魚
X-QUEST
駅前劇場(東京都)
2013/08/17 (土) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
100%の理解じゃなくていいの!
笑って笑って、うるうる、日本人としてグサグサ…そりゃ面白かったです!!
ダンスをもうちょっと見たかったけども。
歌も聞きたかった(笑)
いつもより会話劇になっていたので(笑)、話のつじつまを整理しようとして、??になっていた友人がいたけれど、あーでこーでそーでなんて、100%理解しなくてもいーの!そんないろいろ取っ払って単純に楽しい♪
わたし、▽、festival
mimimal
新宿眼科画廊(東京都)
2013/08/10 (土) ~ 2013/08/20 (火)公演終了
満足度★★★
モラトリアム?
天ぷら銀河の「可哀想行進曲」とmimimalの「a」2本の上演だが、合わせて1時間強の短編作品だ。
ネタバレBOX
作家は、20歳と34歳。ネット時代の申し子である。彼らに共通すると考えられる傾向が、薄っぺらで、剥離する現実感覚とでも言えるものだろう。パソコンの画面をどんどん変えているのは、彼ら自身であるにも拘わらず、その操作が殆ど無意識で行われる為か、彼らは、ネット上での変化を受け身で、辛うじて溺れない程度に受け流しているように見える。その上で彼らは、このマークアップを認識と感じている様子なのである。そして、この薄く広がる認識層を関係の網目として捉え、そこに関わる点として自らを規定するが、これは、ヴァーチャルな電磁的世界とそこに偶々アクセスしている電脳の戯れであってみれば、所謂生きた社会との諸関係ではない。其処には、匿名性や拡散はあっても、生存の為に直接必要とされる、生々しさはない。つまり、生き物としての己が、他の生き物を殺して喰らうことによって生き延びているという荒々しい認識からは隔てられている。
この結果、彼らは、現実に事象を判断し、自らが己の関わる世界を負い、世界に貫入しようとはしない、というポーズを取ることができる。然し、それは、本当のことか? 現に他の生き物を喰らうことでしか生きていけない、我々、ヒトと世界との根本的な繋がりは。また、ヒトの置かれた悲しい位置は。この酷い現実を酷いと感じ、己を時には、自死に迄追い込む苦悩にこそあるのではないか? このような認識が、できない。それは当然のことだろう。何故なら、彼らの論理には、生きて働く論理そのものが欠けているからである。
『狸のムコ入り』【黄金のコメディフェスティバル2013準グランプリ受賞作品!!!】
8割世界【19日20日、愛媛公演!!】
シアター風姿花伝(東京都)
2013/08/16 (金) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
ネホリーとハホリー☆
(^^)/ 面白かったです!
45分間の至高のコメディでした☆
ぜひ、TVで放映をして下さい!
ツボるところがいっぱいです♪
観劇日記をブログに書きました。
インフィニティ・エイト
劇団SE・TSU・NA
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2013/08/09 (金) ~ 2013/08/11 (日)公演終了
満足度★★★★★
対照的でも似ている2人の演技
初めの りこの演技 りこは亡くなって、皆の記憶の中で、生きている。 皆のイメージが合わさって行くにつれて、りこの自我も徐々に出てくるように観えた。
反面 あずさは、皆の記憶の中に後から作った、初めのは恐る恐る、りこの演技と似ているが、作ったものを確認するように徐々に出てくる。 対照的で似ている、このふたつの演技がとても上手い、二つの演技を観る事でとても面白い。 人の死って現実で死亡したときと、皆の記憶かな消え去る時。
舞台セットを芝居を中断せずに動かせて場転をするのも、芝居が切れないので観やすくて良いです。
ネタバレBOX
女性が母校を訪れる 同じ日に、6人 偶然 その日が行事の後で人がいないから、行きやすい。 あずさ りこ いつき うみ おりえ えみ それぞれタイプが違う あずさ と りこ のイメージが良く似ている。 それぞれが近況報告を、 ほうきに、またがって ポーズ ちょっと間抜けな感じ、 友達なのに、なぜか合わなくなった、なぜ、影男に記憶を食べられた、覚えてない、(知らない間にいやな事は忘れてしまう) 私はどんなんだった 廃校になりなくなる学校 現実じゃないみたい(現実じゃない感覚とそこで起こった出来事)、 あそこ誰かいる 悲しそうに見える(自分の過去の姿を観ている 記憶は無くなっていない、自分を保つために思いださないだけ)何か忘れている。夕日沈まないね。 呪文はポマード 3回唱える魔法少女・・・熟女、魔女、魔法使い。 私たちケーキを分けた、綺麗に切れなかった6人? もう一人いた? 7人? 夢の世界 ほうきを持って探しに行く、舞台が変わる(これすごいです、場転 芝居の雰囲気が大きく変わります) この世界の理(ことわり)魔法少女 ジャジャーン りこがいない 5人 一人多かった? 出席番号19番じゃない この不思議を解体してあげる あずさが、りこを刺した ひどいよ あずさ 夢の中 精神は死なない。 別の夢をあげる心が溶けてなくなるまで、あの子は消去されなければならない。 エコサビンンチア? 英知をあれ。 あの晩あのとき、りこを皆で驚かせた、驚いた りこ は、屋上から誤って落ちた、恐くなって皆は、逃げた、翌日 りこ は 何処にもいない 遺体もない、当直の先生が遺体を隠した。
皆の記憶が、りこを作り上げた、現実でない世界で。
初めの りこの演技 りこは亡くなって、皆の記憶の中で、生きている。 皆のイメージが合わさって行くにつれて、りこの自我も徐々に出てくるように観えた。
反面 あずさは、皆の記憶の中に後から作った、初めのは恐る恐る、りこの演技と似ているが、作ったものを確認するように徐々に出てくる。 対照的で似ている、このふたつの演技がとても上手い、二つの演技を観る事でとても面白い。 人の死って現実で死亡したときと、皆の記憶かな消え去る時。
舞台セットを芝居を中断せずに動かせて場転をするのも、芝居が切れないので観やすくて良いです。
cats&dogs
salty rock
レンタルスペース+カフェ 兎亭(東京都)
2013/08/14 (水) ~ 2013/08/23 (金)公演終了
満足度★★★
擬人法による芝居
猫と犬を人間が演じる擬人法の芝居。
二人の役者さん(伊織夏生さん、三好康司さん(劇団MAHOROBA+α)) の演技がよかった。
ネタバレBOX
猫や犬の目線から、人間世界が見返されるという構造は面白いと思ったが、
あくまでそれは人間が思いえがく、想像しうる猫や犬の像。
そのため、好みが別れると思うが、よくもわるくも、人間ドラマとなっている。
きれいな人生賛歌のドラマを、個人的にはあまり好まないので、物語としてはもの足りなく感じた。
まったく人間が思ってもいないようなことを考えている(または何も考えていない)犬や猫の本音などが見えてきて、それが結果として人間の在り方や人間社会の構造を相対化するような作品だったらとてもよかったのになとは思ってしまう、、、が、、、それは個人的な好みの問題なのだと思います。
また、一人芝居の物語が、交互に展開されグルーヴを作っているのが面白かった。
毬谷友子一人芝居「弥々」
ジェイ.クリップ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2013/08/20 (火) ~ 2013/08/22 (木)公演終了
満足度★★★★★
圧倒的な演技力 演出も絶妙 醜さも含めた人間賛歌
演技力に圧倒され続けた。
それは、単にエネルギーが強い演技だったというだけではなく、
また何役もの役を演じ別ける器用さに驚愕したというだけでもなく、
その点も凄いのだが、それ以上に、
人間の持つ一面的ではない複雑な感情を見事に表出していたということによる。
その演技力に加え、光を利用した空間の把握、着替えによる時間経過の演出なども見事。
ネタバレBOX
人が本心と呼ぶものには、無意識の裡にも打算や計算が含まれている。その本心に基づいて、日々私たちは生活しているが、その利害のバランスが少しでも変われば、そこにある本心なるものも簡単に揺らいでしまう。
また、それを言葉として誰彼に話す際には、話す相手へのおもねりがあったり、逆に強がりがあったりと、その本心はさらに複雑なものとなる。そして、その対話の中でさえ、やり取りの中でその本心は様々に変化する。
このような本心の変化の中で、日々、何らかの決断をくだしながら私たちは生きている。それでも、その決断をくだす一瞬においては、その決断は最良のものであり、真実なのだと思い込んでいる。そして、その決断を信じ続ける場合もあれば、時間経過の中で、その決断は誤りだった後悔することもある。
この物語の主人公「弥々」も、自分を取り囲む様々な状況の変化にとともに、自分の本心を変化させて生きている。
それは、一方では、状況に自身が、その本心が、振り回されているようにも見えるが、自身を保つためにこそ本心を選び取ってもいる。
若き日に、良寛ではなく、別の男を選んでしまったのは、おそらくその時の弥々にとっては本心であっただろう。だが、その選択の際にも、確かに良寛も良いなと思った部分があったのも事実だ。財力や地位だけの問題ではなく、その誠実さに惹かれた部分も確かにあった。三人で浜辺の小屋に泊まった際、婚姻する相手ではなく良寛の手を握って眠ったのがその証左ではある。
それでも、ロシア行きへの希望や、退屈な良寛への不満など様々な要因が作用して、もう一人の男を選んだ。
ただし、その際に良寛に向かってその生真面目さや退屈さを罵ったのは、本当にそれが嫌で嫌でたまらなかったのか、それとも自分の選択を間違っていないと思い込みたかったからそう振る舞ったのか、はっきりはしない。
おそらく弥々自身も無意識に行っていることだと思う。
後年、弥々は、状況に振り回され続ける自分を保つためにこそ、過去を、その時の本心を希望として作り変えていく。
おそらく、若い時の弥々にとって、良寛はもっとも愛した人ではなかったであろう。上でも述べたように、そういう部分も少しはあったのかもしれないが、それはほんというに小さな気持ちだった。それでも、その気持ちの方を当時の自分の本心だったと思い込むことで、今を強く生きる原動力に変えていった。変えられない過去を悔やむのではなく、過去さえも書き換えて強く生きる。このしたたかさ。そんなことは欺瞞だという見方も一方でできるが、このしたたかさこそが、人間の強さなのではないか。キレイゴトの人間賛美ではなく、人間の醜さも含めた人間賛歌。
そのような複雑に表面と内面が反転するような描写が、この作品にはたくさん出てくる。それは、矢代静一の筆の力であり、また、それを演じる毬谷友子の演技力のなせる技でもある。まさに、親子合作。
演出も絶妙。
照明による場の緊張感と空間把握の妙。
特に浜辺の小屋でロウソクに火をつけて過ごす場面の緊張感と、それを消して眠りに入り闇へ、そこに光が舞台全体を照らしていく朝の浜辺の描写など、あっぱれ。
衣装の変化と演じ分けによって、経年の変化を表すのもとても素晴らしかった。
素晴らしい舞台でした。
癒し刑
ガラス玉遊戯
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/08/21 (水) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★
実験公演?
医療ドキュメンタリー・ドラマ。脚本は、筋が通らないというテーマのため、
どんな立場の人が見ても疑問を残すように出来ている。
初日観劇、役者の稽古不足が気になる。ブラッシュアップに期待しています。
作演出・役者共にこの作品への責任が見られないように思う。
宮崎雄真、松下仁の一本通った上手さが目立つ。
ニールサイモン・作 「カルフォルニア スィート」
有機事務所 / 劇団有機座
萬劇場(東京都)
2013/08/20 (火) ~ 2013/08/23 (金)公演終了
満足度★★★
せっかく練習したのに
今一盛り上がりに欠けました。
ネタバレBOX
せっかく笑い方の練習や拍手の仕方を練習したのに全く役に立ちませんでした。
役者さんたちはそこそこの実力者とはお見受けしましたが、表面面をなぞっているだけのようで役になりきれていない感じでした。
カリフォルニア男はもっとスカッとしていてほしかったです。ニューヨーク女は長女をカリフォルニア男に押し付けたことを本音では喜んでいるとしたらその辺が表現されていませんでした。ルームメイクの二人が真相をばらす方式でしたが、誰が選挙に出馬するのかよく聞き取れませんでした。ニューヨーク女の今の恋人が出馬するとしたら、アル中で何か病弱がちだし、当選するはずもなさそうで現実感がなくモヤモヤっとしました。
寝室で知らない女を発見したときの奥さんの心境は如何ばかりでしょうか。やはり自宅じゃない方が穏やかな結末が待っているようです。夫の弟が仕掛けたサービスで、かつ酔っ払っていただけと、奥さんも見抜いたのでしょうか。奥さんは打算と愛情のため夫を許しました。金輪際このことは口にしないとは潔い言葉でした。夫が女を隠そうとする辺りはドタバタコメディとしてもっと笑いを呼ぶところなのでしょうが一切笑いは起きませんでした。
アカデミー賞授賞式に参加するためロンドンから来た女優とその夫、両刀使いの夫ということで複雑な嫉妬心が働く妻でした。そもそもロンドンの女優じゃ受賞するはずがないとは自明の理なんですかね。一縷の望みに掛ける外国人俳優は哀れです、全般的に。
仲がいいのか悪いのか、二組の夫婦の物語。どんどんエスカレートしていく喧嘩、その割には仲直りしようとしたりして。最後は全員が怪我をするところまで行き着くドタバタなのに、なぜか盛り上がりませんでした。ルームメイクの話では、スィートルームとビジネスルームを予約してどちらがスィートルームかをテニスで決着しようとしたとのことでしたが、奥さんが足を痛めたのに勝てたのでしょうか。荷物は最初から部屋に入れていた訳で、初めから部屋は決まっていたようです。事情通のルームメイクですが、勝手に思い込むこともあるのでしょうね。
明日に向かって撃っちゃってください
アイデアスケッチ
道頓堀ZAZA HOUSE(大阪府)
2013/08/20 (火) ~ 2013/08/21 (水)公演終了
満足度★★★★★
楽しかった。
楽しすぎました。
後ろに座っていた男の子の笑い声で
楽しさが増しました。
子供と一緒に楽しめる舞台って、余り無いですよね。
次回は私も娘と一緒に観に行きたいな。
次回作、期待しています。
月夜の日日と永遠の街
LOTUS
in→dependent theatre 1st(大阪府)
2013/08/20 (火) ~ 2013/08/21 (水)公演終了
幻想的な舞台。
素敵でした。
影絵や照明が素敵でした。
ただ、字は少し読みにくかったです。
ちまきさんがかわいかった。
サークル
劇団光希
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/08/21 (水) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★★★
ちょっと期待ハズレ
まず、 客席が ほぼ満席だったのにビックリ!
入ってすぐ 冷たいお茶をいただいた。 これは今まで無かったことなので驚いたが、 外は暑かったし 気が利くな~ と好感!
公演の感想は 正直、始まって30分くらいで帰りたくなった…。
前半は 説明臭く、 淡々としていて セリフも聞きづらかったり、良くなかった。。
でも 中盤から後半にかけては なかなか良かったと思う。
全体として、 俳優さんの声が小さい印象。 頭の上から ゴー と聞こえるエアコンの音に負けてました。。
ネタバレBOX
炭鉱が舞台なので、 石炭を掘っている場面が何度もあるのだが、 あまりリアリティが無かったかな~と思う。 もう一工夫 欲しかった。
三郎と辰雄が 殴りあう場面(殴るフリだけ) あれは良かった。うまかった。
この舞台で 一番良かったのは 文子が三郎にビンタする場面(ガチで当たってた)!
みんなで踊る場面(タップダンスみたいな) あれは 良くなかった。。
全体を通して、 ちょっと期待ハズレでした。
サークル
劇団光希
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/08/21 (水) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★
劇団 光希
演劇とはつくづく不思議な媒体である。自分が、劇団「光希」の舞台を拝見するのは、昨年の「ファイティングポーズ」に続き2作目なのだが、何だかもうすっかり光希という劇団の光希らしさが分かったような気がしているのである。決して単純だとか、分かり易いという意味ではない。親近感を覚えるのである。それは、この劇団が目指しているものが、本当に、自分の身近にいる普通の人々の暮らしに息づく、きらりとしたものであり、夢であり、儚さ、辛さであり、決して豊かではないが、生きている意味だからであろう。
実際、今回アンケートの中にあった、気になった役者を挙げて下さい、という項目に応えていたら、出演者の3分の2ほどにもなってしまった。それは、単に、上手い、下手ということではない。各々の役者が、自分の生きる意味、作品の中で描かれている人々の生きている意味、或いは生きていた意味を身体から滲みださせているからであろう。
所謂、演劇論でいうならば、このような表現、或いは、このような作劇法というものは、最も難しく、最も高度な表現だということができる。観客が舞台を観ていて、ああ、こういう人は自分の傍にもいるな、誰々さんに似ているな、と自分の身の丈にあった観方をして感情移入すると、同時に、彼らを襲う不幸・不運に遭遇する。これらの試練に立ち向かい、傷つき、倒れてゆく者もあることに涙する。決して平坦ではない人生という道のりの中で、それでも助け合い、生きる希望を見付けだそうと奮闘し得ることに己の生きる意味を見出してゆく。ぶきっちょだったり、ずれていたり、お馬鹿だったりする登場人物は、そこにも居る。ここにも居る、我らと等身大の人間だ。
光希の描くのは、このような、我らの身近に居て共感を呼ぶ人間なのである。それが、表現できる劇団というのは、実は、非常に少ない。その一つが、紛れもなく、この光希という劇団である。
ニールサイモン・作 「カルフォルニア スィート」
有機事務所 / 劇団有機座
萬劇場(東京都)
2013/08/20 (火) ~ 2013/08/23 (金)公演終了
満足度★★★
部屋の中には・・
色々な人間関係や人生模様があるだなぁと思いました。4つのオムニバスでした。1つ目は少し退屈感を覚えたので、あと3つはどうなんだろう?と不安に思いましたが、どんどん面白くなりました。特に2つ目と4つ目は、男性の役者さん達の演技がコミカルで、面白かったです。そして、ルーム・メイキングの女性2人の登場が良い役割をしていたと思いました。
潮騒の彼方に
削除
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/08/20 (火) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★
スピーディ&ハイテンション◎
序盤から中盤にかけての畳み掛けるようなスピーディな展開や、思い切りの良いハイテンションな演技など、随所に”蛻皮表演らしさ”が観られた舞台でした。
ストーリーも時系列を順に追ったスタイルで判り易かったし、今回初参加のメンバーも”蛻皮表演の世界観"に上手く溶け込んでいてなかなかの好演だったと思います。
ネタバレBOX
そう言えば「自費出版詐欺」って、5〜6年くらい前に知り合いがやってたのを思い出した。「300万円で本を出版しませんか?」っていう感じのもの。マスコミという業界にどっぷり漬かってると善悪が逆転してしまう。
つくづく異常な世界だなぁと思う。
GREAT ZEBRA IN THE DARK
ベターポーヅ
こまばアゴラ劇場(東京都)
2000/11/10 (金) ~ 2000/11/12 (日)公演終了
満足度★★★★
シマウマの足
※実際の公演期間は1995年11月10日(金)〜12日(日)です。こりっちさんでは1999年以前の公演情報は登録できないので現在できる一番古い日付にしました。
ネタバレBOX
で、実際観たのは1995年11月12日。
下手奥の方にシマウマの足だけのオブジェ?があって、それがずっと気になってた。これ、大して何かに使うでもなし、何で置いてあったんだろ?まぁでもこのわかんなさがベターポーヅなんだろう。すっごい盛り上がりを見せるわけでもなく、結構するする流れていく。不思議ちゃんな登場人物たち。でも鼻につかない。そういう所がいい。
毬谷友子一人芝居「弥々」
ジェイ.クリップ
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2013/08/20 (火) ~ 2013/08/22 (木)公演終了
満足度★★★★★
感動で涙が止まらなかった・・。
色々わけあって、20年越しでついに観劇しました。
本当に出会えて良かった作品です。
まず圧倒されるのは、16才~72才までの女の一生の演じわけの知らぬ間に変化していたかのような滑らかさや、老若男女の登場人物の演じわけのリズミカルでユーモアさえある巧みさ。
特に七色に輝く声の魅力は素晴らしい。
もちろん巧みなだけにとどまらず、溢れる魂が物語りの進行にあわせて少しづつ舞台のすみずみに広がってゆきます。
どんなに鮮やかに変化しても、けして過剰なものがあるわけではなく、戯曲の言葉の魅力をまっすぐとどけてくれて、胸に突き刺さった台詞がいくつもあります。
なにしろそこかしこに燃える命を感じる舞台。
女優ってなんて凄いんだろうって、震えました。
そして気がつけば弥々が大好きになっていました。
また、弥々に会いに行きたいです。
ネタバレBOX
子供時代の「紫色だけ残しておいて!」と虹の空に言ったり、
同じ海辺に老婆となって戻り「今からだって(おロシアに)行ける」と言う場面の台詞に、ぞくりとしながら切なさで涙しました。
彼女の本質にある望郷。母への思い。
祖母、母、自分と、つぶれたりふくらんだりしながら受け継がれる女というもの。その性からは逃れられぬまま、でもそれを精一杯の生命力と自分らしさで無垢に、時に激しく生きる姿に激しく心が揺さぶられました。
そうして、弥々が唯一残した命も、娘なのですよね。。
どこまでも深いです。
潮騒の彼方に
削除
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/08/20 (火) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★★★
個性的な女優さん!
蛻皮表演初めて観劇しました。個性的な女優さんがふたりいらっしゃるですね。
会話の台詞に特徴があるようですが、普通の話言葉ははっきり聞こえるのですが、ギャグのところがところどころ聞き取りづらかったです。
妹が何者かわかり出してからの展開と配役の心情興味深く思いました。
できれば次回は違ったタイプの舞台が観たいです。