毬谷友子一人芝居「弥々」 公演情報 ジェイ.クリップ「毬谷友子一人芝居「弥々」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    感動で涙が止まらなかった・・。
    色々わけあって、20年越しでついに観劇しました。
    本当に出会えて良かった作品です。
    まず圧倒されるのは、16才~72才までの女の一生の演じわけの知らぬ間に変化していたかのような滑らかさや、老若男女の登場人物の演じわけのリズミカルでユーモアさえある巧みさ。
    特に七色に輝く声の魅力は素晴らしい。
    もちろん巧みなだけにとどまらず、溢れる魂が物語りの進行にあわせて少しづつ舞台のすみずみに広がってゆきます。
    どんなに鮮やかに変化しても、けして過剰なものがあるわけではなく、戯曲の言葉の魅力をまっすぐとどけてくれて、胸に突き刺さった台詞がいくつもあります。
    なにしろそこかしこに燃える命を感じる舞台。
    女優ってなんて凄いんだろうって、震えました。
    そして気がつけば弥々が大好きになっていました。
    また、弥々に会いに行きたいです。

    ネタバレBOX

    子供時代の「紫色だけ残しておいて!」と虹の空に言ったり、
    同じ海辺に老婆となって戻り「今からだって(おロシアに)行ける」と言う場面の台詞に、ぞくりとしながら切なさで涙しました。

    彼女の本質にある望郷。母への思い。
    祖母、母、自分と、つぶれたりふくらんだりしながら受け継がれる女というもの。その性からは逃れられぬまま、でもそれを精一杯の生命力と自分らしさで無垢に、時に激しく生きる姿に激しく心が揺さぶられました。

    そうして、弥々が唯一残した命も、娘なのですよね。。
    どこまでも深いです。

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    2013/08/22 01:24

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