
ディオニュソス
SCOT
利賀大山房(富山県)
2013/08/25 (日) ~ 2013/08/25 (日)公演終了
満足度★★★★★
SCOTサマーシーズン2013総括
会場となる富山・利賀芸術公園は、とにかく想像を絶する山の奥の谷間。
コンビニどころか、基幹道に街灯すらない有様。(夜は真暗。車で来た人は夜帰る時にビビる 汗)
他によけいな物がない分、自分の感覚を舞台や周囲の環境に集中できます(特に野外劇場は、劇場の外まで感覚がつながる)。
日常を過ごすのと明らかに違う場所で、高水準の舞台をまとめて観られる体験は、まさに演劇合宿。
特に、出演も演出も外国人のインターナショナルSCOTは、国内にいながら外国へ観劇に行った気分に(笑)
そんな場所で、地元でふだん会う人や、遠くのめったに会わない人と、ばったり出会って語るのもまた、なかなか乙な体験。
この人が来てる!あの人もSCOTに興味あったのか!と、人を見る目も変わるかも。
今回から、観劇料は「ご随意」。
基本無料、いくら出すかは観客の裁量。懐具合によっては出さなくても可。他人事ながら心配…(私は去年と同額出しました)
さすがに交通費は自前だけど、名古屋との直通バス(週末二日間で往復、片道4時間・1000円)もあるので、東京などからも乗り継げば、かなりのコストカット。
ちなみに今年は、利賀夏祭りと合流。土地のそばや鮎も味わいました。
これだけ盛りだくさんの興味深い要素を持って、国際水準ともいえる舞台が観られる利賀・SCOTサマーシーズン、スズキメソッドに興味がなくても、一度は体験する事をぜひオススメします!
![sbjakutas[スビャクタス]](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/385/stage38514_1.jpg)
sbjakutas[スビャクタス]
東京オレンジ
早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエ(東京都)
2000/12/08 (金) ~ 2000/12/18 (月)公演終了
満足度★★★★
スビャクタス?
※実際の公演期間は1995年12月8日(金)〜12月18日(月)です。こりっちさんでは1999年以前の公演情報は登録できないので現在できる一番古い日付にしました。

秘密基地僕の家
劇団超ダッシ
シアターシャイン(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

かっぽれ!〜夏〜
green flowers
あうるすぽっと(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
新作公演と再演公演
落語家一門のてんやわんやということですがテンポのよい会話を繰り出しながらもみせるところはきちんとみせてくれるうまく緩急の効いた台本、わざとらしさがない自然体の雰囲気を感じさせる演出が心憎くてよかったですし、また役者の方々もそれによく応えた見事な演技をなさっていたと思います。
第一作と第三作を続けて観させて頂いたのですが、舞台セットとなる旅館の部屋もそれ自体は変わりようはありませんが、季節が冬と夏ということでその季節感に合わせて活けられる花もまた飾られる額もきちんと取り替えられていてそのさりげない心配りが旅館の和室といった雰囲気を感じさせていてよかったです。
最後のかっぽれも、よろめいていたりふりがぎこちなかったりと素人感が漂っているのですが役者の皆さんが楽しく踊っているのを見ているとそれがかえって我々観客も一緒に一門会に参加しているようなというかその延長線上にいるような一体感のようなものが感じられてきますし、劇場が広くなることでさらにそれが増幅されて感じられるという不思議な魅力を放っていたように感じました。
今回、新作公演と第一作の再演公演をともに観劇できてとても嬉しかったです。

かっぽれ!〜夏〜
green flowers
あうるすぽっと(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
「かっぽれ!再演公演」観劇
ここに感想書いていいのかしら(^^)?
楽しめましたー、
落語家の話であり台詞も聞き取り易く登場人物たちも気に入りました♪
舞台設定は冬だそうでしたが、季節感は無かったかな?
今今亭一門の破門話やら師匠の娘の結婚話での騒動です。
全席自由の約2時間

男郎華(おとこえし)
Marmoset
俳優座劇場(東京都)
2013/09/05 (木) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★
いろいろとユニークではありました
荒削りな感もありました→台詞の聞き取り難いところや、
内輪受けっぽいところがダメっぽいとこでしたねぇ。
話の進行や解りにくいところも・・・・。
でもまぁアクションや映像の使い方は楽しかったですねぇ。
約2時間で全席自由+チケット無し(珍しいですねー)

ダンボール砦の女
コズヱヲプロデュース
ギャラリーLE DECO(東京都)
2013/09/04 (水) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

モスクワ・モスキート
ウラダイコク
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★
まとまって
最初のシーンはまとまっていて、素敵な舞台でした。
しっかりお稽古されているようで、見応えもありました。
が、肝心なストーリーに入ると役者さんたちのキャラが立ちすぎて、キャラ自体がコントになってしまっているような。。。
残念に思ったのはわたくしだけでしょうか。。。
演出、物語は面白かったのに。
団体種目で上位入賞。個人種目で最下位。といったところでしょうか…
申し訳ありませんが。。。

読書劇 テロならできるぜ
オフィス再生
秋葉原アトリエ「ACT&B」(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★
今回も
前回観せていただいて、今回で2作目。
表現方法が独特で、見応えのある舞台。
台詞回しも心地よく響きます。
まさかのハードロックには度肝をぬかされました。
出演するのではなく、観ていたい舞台でした。

G・愛・情
カラスカ
上野ストアハウス(東京都)
2013/09/05 (木) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★
くすくす笑い
何も考えずに観て、くすくす笑う。そんな作品でした。
前説から笑かしにかかってます。
これから上演する芝居について、あんなにあれこれ解説する前説を観たのは初めてです(笑)。
「観たい!」ではタイトルのGが気になると書きましたが、いくつか出てきたGの最初がGOTO(強盗)。
こちらの予想を裏切るというか、想定外の角度からきました。Gが。
GAPとかは当たったんですけどね〜。
言葉遊びやパロディネタで笑いをねらう一方で、意外なオチもちゃんと用意されていて、それなりに見ごたえあり。
ただ、笑いから離れた場面における説得力が足りないように感じられて。
それが作品の描きこみ不足なのか、それとも俳優陣の力量によるものなのかはよくわからなかった、というのが正直なところ。
個人的には、笑いの沸点が低いのかよく笑うお客さんがいたため、その笑い声を聞くたびに気持ちが引いてしまって乗り切れず。
芝居そのものが原因じゃないだけに、ちょっと残念。

女王の魂
劇団EOE
ウッディシアター中目黒(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★
う~ん
芝居に命をかけている者が、作家は脚本・演出で、役者は演技で、
プロレスに命をかけるという物語に自分たちを重ね合わせて作った舞台なのだろう。
熱量が凄かったので、その気持ちはとてもよく伝わってきた。
ただ、早口過ぎて台詞が聞こえなかったり、
芝居よりも、単にエネルギーを放出する方に気がいっているという感じもした。
脚本なども「ご都合主義」が気になってしまった、、、
ただ、若いエネルギーは感じた。
奥野友美役:佐々木紬さんの初々しい演技がよかった。

上手に笑えないまさこさん
ペテカン
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2013/09/04 (水) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
益々好きになる劇団
長く演劇を観ていると、最初好きでも何度か拝見する内に、手の内が見えたり、個人的に裏切られた思いがしたりで、自然と足が遠のく劇団もあるのですが、ぺテカンは、拝見する度、満足度が大きくなる劇団で、今回の芝居は、とても自分好みで、久しぶりに、笑顔で会場を後にすることができました。
遊び心と優しさに満ちた脚本、お洒落な演出、強靭な役者力で、私にとっては理想形に近いお芝居でした。
19人もの登場人物を配して、ストーリーが散漫にならず、各人に存在価値がある芝居が書ける本田さんの才能に感嘆してしまいます。
結婚式場に打ち合わせに訪れるカップルそれぞれに、親近感が湧き、登場人物全員に愛着を感じてしまいました。
笑って、泣いて、とても素敵な舞台でした。
ただ、お父さんは、ラサールさん以上に、適任者がいたのではという気もしました。

elePHANTMoon×iaku
Sun-mallstudio produce
サンモールスタジオ(東京都)
2013/09/04 (水) ~ 2013/09/08 (日)公演終了

悪霊-下女の恋
森崎事務所M&Oplays
本多劇場(東京都)
2013/08/29 (木) ~ 2013/09/16 (月)公演終了
満足度★★★★
見ました。
再演(宮藤、大浦、小島)観劇から12年ぶりの再々演。いつの間にそんなに年月が経ったの!?と驚いたが、当時と現代の小ネタが今もウケるのは松尾さんがキレ捲ってる証。
人にはわからない幸と不幸のせめぎ合い。緊張感覆う終盤に呪縛のような母性が支配する強烈な舞台。
広岡さんがその当時の役と変わりないのがまた驚き。掴みどころのない可愛さ健在であれは年齢抑止薬でも飲んでるに違いない(笑)。
あの映像は、作品スケールに比べ綺麗過ぎたような感じだったが、久しぶりに強烈で刺激的な舞台を味わいました。
約2時間10分。

このはなさくやひめ
開座
森下アトリエ(東京都)
2013/09/08 (日) ~ 2013/09/09 (月)公演終了
満足度★★★★★
無題818(13-257)
19:30の回(雨)。19:00会場着、受付開場。今夜は奥が舞台、なんだか部屋が整理されています。このアトリエに来るのは久しぶり。先日、ザムザで「青森県のせむし男を」みたとき渡辺みかさんがいらしてたのでやってきました。七生さんの出演は急遽きまったそうで、大きなおなかでもうすぐご出産とのこと。19:39開演~20:50頃終演。
舞台には枯れた花、奥の部屋には咲いた花。お揃いの衣装(白系で少女という設定?)、白い顔の二人が出ては戻り…ゆっくり、花に埋もれる…。一方、全身黒に真っ赤な唇の七生さんは命を宿した存在として不思議な感覚。かき鳴らされるコントラバスは調和を求めない。

かっぽれ!〜夏〜
green flowers
あうるすぽっと(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
堪能
初グリフラだが、予想通りの楽しめる作品だった。
大劇場での再演で、演出もダイナミック。
俳優さんたちも、本当の噺家さんと見まごうような、いい味を出している。
稽古が足りなかったのか、順番にかんでいたのは残念。

かっぽれ!〜夏〜
green flowers
あうるすぽっと(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題817(13-256)
16:00の回(雨)。15:30開場、舞台が高めでしたので真ん中あたりに座ります。本作で5作目。16:00前説(アナウンス)、16:08開演~17:54終演、終演後にDVDを予約。大きな会場に移ってどうなるんだろうと思っていましたが、あれよあれよという間に客席は埋まってゆきました。いつもの部屋が舞台の上にあります。随所でお客さんが笑い、拍手する。そんな楽しいお話。3作目ともなれば親しみも深まり、その分面白さも増します。受付には黒い文字で役者さんのお名前。色鮮やな姿のスタッフのみなさん。早めに着いて待っているとさとうゆいさんに声をかけていただく。「芸(エンターテイメント)」として一級品、ホントに楽しい時間でした。

『MOJITO』『想像』(ご来場ありがとうございました。御感想お待ちしています!)
BARHOPPER × MU
BAR COREDO(東京都)
2013/08/27 (火) ~ 2013/09/02 (月)公演終了
満足度★★★★
「正統派」の朗読劇2本
昨今、自由度の高い「リーディング」が多い中、久しぶりに観る「朗読劇」2本。
BARHOPPER「MOJITO」
ダメ元で出した手紙に始まる往復メール。
メールゆえのスレ違いや不安などが非常に身近に感じられる。
また、最初の離れた感覚(間隔)から次第に「距離」が縮んで行き、最後は速度まで速まって感じられる構成も巧み。
ただ、2人とも文才があり過ぎでは?(笑)
細部の言い回しが洒落ていて、あんな米内山さん級の文章が書けるなんて、さすがフィクション(笑)。…いや、そんな2人だからこその縁なのか?
MU「想像」
朗読劇でコメディというのは珍しいのではあるまいか?
とはいえ「ある秘密」が明かされて以降、次第にシリアス度も増すのであるが。
また、すべて電話の通話というのも斬新。
なお、古屋敷・佐賀お二方の顔の輪廓とメガネが双子という設定に説得力を持たせていたような…(笑)

排他的論理和の否定 - eXclusive Not OR -
まごころ18番勝負
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/08/28 (水) ~ 2013/09/01 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かったです
初めてのまごころさんでした。ダブルキャスト、両方を観てきました。FF、TTの順です。それぞれ推理のアプローチの仕方が違っていてその辺も面白いと思いました。丁寧な推理で、確かに演劇的な派手さはなかったのですが探偵役の二人のちょっとした可笑しさにふわっと癒されたり、全体的にきちんとした演技をする方ばかりで好感が持てました。探偵役が女性二人なのも面白いなーと思ったところです。脚本的には男性キャストでもいいような気がするんですが、それだともっと堅苦しい印象になってしまっていたかなと。
また観たいと思う団体さんでした。

モスクワ・モスキート
ウラダイコク
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/09/06 (金) ~ 2013/09/08 (日)公演終了
満足度★★★★
ロシアが匂う!
ロシアの匂いが漂ってました。
映画「ドクトルジバコ」を学生時代に観て以来、興味がある国のひとつです。
今回は第二次世界大戦時の話ですが、ここでも内偵者、共産的な事柄が描かれていてたいへん興味深く観ることが出来ました。衣装素晴らしかったです。
ロシア民謡は本当にあの凍てつく大地を感じさせますよね。しかも一度聞くと耳から離れないメロディ多く時折CDを聞きます。(勿論 冬にね!)