
飛龍伝21 ~殺戮の秋<いつの日か、白き翼に乗りて>
RUP
青山劇場(東京都)
2013/10/05 (土) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★
ネタばれなし
つかこうへいの【飛龍伝21】を観劇。
今作の神林美智子役は桐谷美玲で、山崎一平役が神尾祐だ。
因みに桐谷美玲が七代目らしい。
今作は勿論、つかこうへい演出ではないのだが、弟子が演出しているので、
ほぼつか版を継承していたようだ。
過去に富田靖子、黒木メイサのバージョンを観ているので、桐谷美玲と比較するのはどうかと思われるが、これがなかなか良いのである。つかこうへいの戯曲を俳優が演じるとはどういうことか?の答えが出ていたようだ。
それは舞台で如何に俳優が唾を!汗を!観客に飛ばす事が出来るか?所謂熱量の問題だ。それが最高潮に出ていれば完璧なのである。決して技術ではなく、魂で観客を魅了出来るかが鍵で、それを桐谷美玲はやってのけたようだ。
過去のつかこうへいのヒロインたちと比較しても上位クラスだと思われる。
だからあえて言ってしまおう。桐谷美玲は上手くない。
神尾祐も筧利夫に近づいてきたな。
念の為、神林美智子とは樺美智子である。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%BA%E7%BE%8E%E6%99%BA%E5%AD%90

アンドロイド版『三人姉妹』
青年団
新国立劇場 中劇場(東京都)
2013/10/18 (金) ~ 2013/10/19 (土)公演終了

風雲!チキン野郎城
ポップンマッシュルームチキン野郎
ステージカフェ下北沢亭(東京都)
2013/10/19 (土) ~ 2013/10/19 (土)公演終了
満足度★★★★
楽し過ぎる!面白すぎる!!
いや~、楽しかったな。
友人と参加したが、2人とも非常に楽しめた!
弱点は下ネタが多すぎの点かな(笑)。
こういう企画は、またやって欲しい!
公演時間2時間45分(休憩10分含む)

雨月物語
演劇ユニット飛び猫舎
black A(東京都)
2013/10/19 (土) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
琵琶の音が印象的!
初めて生琵琶を堪能しました。
素人にとって琵琶はあまり長く鑑賞できるものではない楽器だと伺いましたが、雨月物語の朗読と、怪しげな舞踏が作り出す世界観に、ぴったりでした。
もっと琵琶を聞きたい!と思ってしまいました。
朗読劇って、どこを見ていいかよくわからなくて戸惑うのですが、
琵琶や舞踏など、「ここだ」という演出がされており、見やすかったです。
また、雨月物語の3つの物語を一つにし、「女の業」を描き出したのは、
圧巻でした。
70分があっという間でした!

20文字のRiver
荒川チョモランマ
下北アートスペース(東京都)
2013/10/19 (土) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★
3つの別空間
ギャラリー公演、3つの短編はそれぞれに異なるテイストを持っていました。
で、それぞれの表現にしっかりとした骨と強さがあって、描くパワーに飲み込まれる。でも後には塗りつぶされることのない細やかな印象が残りました。

三揃いの剣~宮本武蔵と佐々木小次郎~
劇団 歴史新大陸
笹塚ファクトリー(東京都)
2013/10/16 (水) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
楽しかったです
期待通り、とても良かったです。スムーズな舞台運びと意外な演出。そして個性豊かな役者の方々の楽しい表現と活躍により、兵法家たちの思い、宿業、愛、意地などが、よく表現されていたと思います。

賞味期限の切れた毒薬
マグネシウムリボン
d-倉庫(東京都)
2013/10/16 (水) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
満足度★★★
表現に纏わる仕事
避暑地に集った文人墨客の通信紙として新聞の体裁で発行されていた媒体を基に発展的解消を遂げた結果として定着したタウン誌、スートラは、その長い歴史の中に、複雑な人間関係をも孕み込んでいた。1年10か月前に休刊となったが、休刊迄、前編集長、セイさんが膵臓癌で辞めた後を継いでかおるが編集長を務めた。然し、彼女は最終号の編集作業中、理由も告げずに失踪。編集部員との間に齟齬が生じていた。

RE-INCARNATION RE-BIRTH
AND ENDLESS
THEATRE1010(東京都)
2013/09/12 (木) ~ 2013/09/16 (月)公演終了
満足度★★★★★
エンターテインメントの傑作
私が観た日は大人の事情(施設の利用時間の問題?)で休憩なしでしたが、何の誇張もなく3時間半、マジ余裕でした。殺陣はかっこいいし、笑いはバンバン決まるし、終始ノリノリで観劇しました。登場人物ひとり一人に想いがあり、見せ場があり、それらが交錯して歴史が動く。歴史物語であると同時に人間の物語だと思いました。前作で掴み難かった部分もちゃんと補完されていてスッキリしました。
私としては今年観た中でも1位2位を争う作品です。

陽炎ペイン
AND ENDLESS
東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)
2013/01/09 (水) ~ 2013/01/14 (月)公演終了
満足度★★★★
いつか
世界の終わり。地下生活。
終末前夜と、終末に向かう日々、各登場人物のエピソードが行ったり来たりする時間軸の定まらないストーリー。
いつもより劇場内が暗く感じました。その暗さが、地下での暮らしや、周囲の状況、世界がどうなっているか分からない不安や閉塞感を増幅させて、闇が引き立っていました。そこに幾筋かの光と、言葉と、想いと、出逢いと…。
「静か」ですが「熱い」物語だと思いました。

未来を忘れる
文学座
文学座アトリエ(東京都)
2013/10/18 (金) ~ 2013/11/01 (金)公演終了
満足度★★★★
面白哀しい物語 未来版ヤプーか?
近未来かどうか、兎に角、そんなに遠くは無いと感じられる未来のある時、日本は、隣国からのミサイル攻撃を受けた。その後もミサイルは打ち込まれ続け、そのうちの1発は核施設に命中、甚大な被害を齎した。同時期、M8を超える大地震が、3度も日本を襲い、津波とのWパンチでこれまた大きな損失を被ると共に、多数の人命が露と消えた。悪いことは重なるものである。この時期、火山活動も活発で各地で噴火が起こり、放射性核種に由る汚染のみならず、火山から噴出した有毒ガス等も加わり、日本の経済、インフラ、情報総てがズタズタになった。戦争自体は、アメリカ軍のミサイル攻撃により隣国の首都が、消失したことで3カ月で終了したものの、廃墟となった日本の避難民は確認された者だけで500万人を超えた。無論、富裕層は初期の段階で皆海外に避難しており、ダメージは最小限に留まっているが、脱出できなかった者たちに明日のあろうはずも無い。

贋作☆スイミー【満員御礼!ご来場ありがとうございました!】
劇団SHOW
パフォーミングアーツ・シアター(尚美学園大学・川越キャンパス内)(埼玉県)
2013/10/19 (土) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★
拍手までの0.7秒
たぶん面白いとか面白くないとか、楽しいとか楽しくないとか、ではなく、「好きか/嫌いか」「愛せるか/愛せないか」がこの芝居のすべてだと思った。
で、ぼくは、好きでした。
良かったです。

本当のことを言ってください。
劇団昴
赤坂RED/THEATER(東京都)
2013/10/19 (土) ~ 2013/10/27 (日)公演終了
満足度★★★★★
創作劇としての完成度は高い
食品偽装事件は後を絶たないし、最近、「週刊文春」が、特集を組んでいたのを見るにつけ、気にしていたら、何も食べられない病に陥りそうな昨今ですが、たまたま今日やなせたかしさんの「100年インタビュー」の再放送を観たばかりだったので、オリエントミートの会長がやなせさんと重なり、そのため、会長の娘瑞穂やその息子次郎の行動に、現実性がないような印象も感じてしまいました。
ただ、あくまでも、創作劇だという視点で観れば、相当よくできた芝居であることは間違いありません。
昴の役者さんは、どなたも演技者としてのレベルが高いので、こういうリアルな告発芝居は、固唾をのんで観られ、いつも見応えがあると感心します。
どうも、青年座風な芝居作りだと感じたら、演出は黒岩さんで、納得しました。
かつて、青年座で上演した、スーパーマーケットを舞台にした作品と、雰囲気が似通っていました。
尚、この舞台を観た数日後に、阪急グループのホテルレストランの偽装が明るみに出て、関係者の謝罪会見の台詞が、あまりにも、この芝居さながらだったので、一人で、大受けしてしまいました。
高級ホテルや、大手スーパーマーケットまでがこの騒ぎでは、まさに事実は小説より奇なり。本当のことを言う日本人は、我が国にどれだけいるのだろうと、気持が暗くなるばかりです。

ラフレシア
白昼夢
明石スタジオ(東京都)
2013/10/16 (水) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★
無題862(13-301)
19:30の回(ほんの少し霧雨)。19:00受付、開場。中央に円形の舞台、それなりに高さがあるのでひな壇2列目に座ります。左右に幕が垂らされた造り。BGMに英語(←なぜ?)、ヴァイオリン、ピアノ。19:29/35前説(諸注意のアナウンスがBGMと被っている、止めるなり、音量を下げるとかしないと意味がない)、上演~21:32終演。
「『凹』(生活図鑑2013/3)」に出ていた河合さんがでること、そのときの制作だった平岡さんがこちらにも関わっているといことでみにきました。今日は(偶然にも)、13:00から江古田の(日本大学芸術学部)中ホールで『Modern Dance Performance~ロンド・カノン形式による創作~(3年生』 をみてきました。当パンをみると朝顔役の高橋さん、12月の卒業制作(洋舞)とあります。日程があえばみに行きましょう。
ラストのパワーダンスはいままでみてきたダンスのなかで一番強烈でした。桜美林でみた「ピュア魂2」、木佐貫さんの冒頭の振付は凄かったけど、こちらは目の前ということで体感温度に差が出たようです。

Romeo and Juliet
I.C.C.A / International Centre for Theatre Arts
中板橋 新生館スタジオ(東京都)
2013/10/18 (金) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★
感性の飛躍 ◎
”フィジカルシアター”と言う、言葉を極力用いずに専ら俳優自身の肉体によって表現する、パリ発祥の演劇技法を用いた作品。
上演時間は80分ほどでキャストが6人、セリフもわずか。なのでシェイクスピアの本家『ロミオとジュリエット』とは別物として観たほうが良いのかも。
アメリカとフランスの両演出家による作品なので、日本人の自分とは感覚の違いを感じるけど、”型破りで自由奔放”な表現&パフォーマンスの数々はとても新鮮で面白かった。ただ、全体を通してエチュードっぽい構成なので正直粗さは感じるけど…。
普段あまり演劇に馴染みのない人のほうがすんなり受け入れられそう。

晩餐
タクフェス
サンシャイン劇場(東京都)
2013/10/03 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
期待を裏切らない舞台
東京セレソンDXの舞台を初めて見たのが、ちょうど一年前の解散直前。観客を楽しませる宅間さんの才能に惚れ、またいつか!と願ってました。
皆さん個性ある役柄でしたが、まとまっててやり過ぎない感がよかったです。いい配役だったなぁと。
素直に笑って、そして笑いすぎて泣けて、お祭り騒ぎのまま気持ち良く帰れる。宅フェス、これからどんな作品が生まれていくのか楽しみです!

人数の足りない三角関係の結末
tea for two
「劇」小劇場(東京都)
2013/10/17 (木) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
満足度★★★
複雑な設定から三角形成立!
3幕構成で一応個々で完結。
第3幕の父と母と娘の三角関係が印象的。
30歳の娘の結婚当日、42歳のお父さん、年齢不詳のお母さん、
しかし、戸籍は同じ。
娘には他にママ、パパがいた。
つまり、娘とお父さんとお母さんは血は繋がっていない。
結婚式での娘の家族を紹介する変わった10か条面白い!
娘の結婚と同時にお父さんとお母さん離婚予定!
まさに同一線上にない3人、でも何か3人を結ぶ無形のもの有。
三角形成立!

WORLD
株式会社Ask
THEATRE1010(東京都)
2013/10/18 (金) ~ 2013/10/27 (日)公演終了
満足度★★★★
謎が謎を呼ぶ!
カットバックなど映像表現を使用した舞台。暗転多いが場面転換を芝居で見せている。何重にも重なった謎はとてもスリリング。ラスト20分迫力満点!
シアター1010は綺麗で、椅子ゆったり、とても観やすい劇場だと思う。

【終演しました!ありがとうございました!】DOLL
キレイゴト。
サブテレニアン(東京都)
2013/10/17 (木) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
感慨深い。。。
念願の『DOLL』初観劇。如月小春作品の中では一番好きな戯曲だけど、実際舞台を観るのは今回が初めて。未だ色褪せない名作戯曲でした。
全体的な雰囲気は良かったと思います(選曲とか特に)。ただ…

紅蓮、還る
ACRAFT
シアターKASSAI【閉館】(東京都)
2013/10/17 (木) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
満足度★★★★
期待が大きかった
ボクラ団義の前回公演の「OVER SMILE」が凄く良かったので観に行ってきました。
ストーリーは凄くシンプルだったのでちょっと物足りない感じがしましたが、100%ボクラ団義の舞台ではなくコラボだからしょうがないのかなと思いました。
他の方がおっしゃってる意見良くわかります。思う事はすべて書いてあったのですが、会場の運営が凄く良かったのと衣装や音楽も良かったと思います。
あと、ボクラ団義の役者さんたちはもちろん良かったのですが、個人的には紅蓮役のちーちゃんの声、好きです。

Two Moons
明治大学演劇研究部
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2013/10/18 (金) ~ 2013/10/20 (日)公演終了
「ラムネ色の青春」と東日本大震災
それは、ラムネ瓶をコンクリートの路上へぶつけ、「青春」の泡がブクブクと溝を辿る光景である。
弾けた後に残った感情が、ぬるいラムネの味と そっくりだ。
「1対1」の若者の対話を、10分 間以上 辞めないのは 前回公演『はるうすねいしゃん』でも炸裂した技であるが、その静寂を通し、主人公の青年の筍のような純粋さ が私には伝わった。
東日本大震災に打ちひしがれた日本全国の若者へ、「記憶」という人差し指を掲げ、「友情」だとか、「仲間」だとか、「生きがい」だとか、大切なものを与えてしまうメッセージ。
あの3.11を境に、東北沿岸の住民は「海が嫌いだ」と声を上げたし、「それでも海がないと暮らせない」複雑な本音も語った。
前者は自宅を失った女子高校生であり、後者は市場ごと流された水産業者である。
主人公の青年は高校生の頃、水泳の部活動を行っていたらしい。
その設定は、今紹介した東北沿岸の住民の声を1人の青年に置き換え、「ところで、“海”って何だろう…」を追う知的世界の狩人に他ならない。
ファンタジーの煙を充満させた。
しかし、「1対1」の対話が 額面通りの青春像だったので、私たちと全く等身である。
東日本大震災で流された海上に、ラムネ色の青春は今もユラユラと浮かぶ。