
ホテル・アムール
ナカゴー
あさくさ劇亭(東京都)
2013/11/21 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★★★★
生ぬるい演劇に飽きた人は見とけ
と言っておく。
ナカゴーのナカゴーらしさが、極まった。
これは凄い、というか酷い。
そう、「酷い」が正しいと思う。
この執拗さが嫌いな人には、拷問でしかない。
シビれた。
ネタバレにはあらすじを、たっぷりと書いてしまったので、未見の方は公演をご覧になってからどうぞ。

ここには映画館があった
燐光群
座・高円寺1(東京都)
2013/11/15 (金) ~ 2013/11/26 (火)公演終了
満足度★★★
坂手洋二のアマルコルド
映画的に言うと。
(「映画」を中心とした)「アマルコルド」。
生涯忘れ得ぬ1年。
燐光群の面白さは、リアルで執拗な台詞の濃さがありながらも、そこから、すっと浮遊するように、演劇的な、本当に、とても演劇的な空間を作り上げていくところにあると思う。
それは、どちらかに惑わされるとどちらかが見えなくなってしまう。

ホンキィ・トンク騎士(KNIGHT)
無頼組合
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2013/11/22 (金) ~ 2013/11/25 (月)公演終了
満足度★★★★
ハートボイルドでした!
迫力のあるアクションやストーリー、とても面白かったです。ハードボイルドでありながら、愛のあるハートボイルドだと思いました。それに、それぞれのキャラが皆個性的で楽しめました。笑いあり、感動や切なさありで目が放せず、あっと言う間の時間でした。ただ、もう少し意外性があったりしたら、もっと面白かったかも?と思いましたが、とても面白い舞台でした!

See You 【観客総動員数1000人突破!】
LIPS*S
新宿シアターモリエール(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★
初めて観るタイプ
アクションあり、ダンスあり、殺陣ありというのは、初めて観るタイプの舞台だった。
特撮のショーを観る感覚、が一番近かったかな?
アクションと殺陣、その効果音にへー!とわくわくした。やっぱり、特撮ショーか。
でも、新しい体験は楽しかった。最前列の見切り席。スピーカーの音の大きさに心臓がビクビクしたのと、お目当ての役者さんのお顔が、目の前に立たれるとスピーカーで見えなくなるのが残念だった。

ギョーザ丸、出港す
トリコロールケーキ
新宿眼科画廊(東京都)
2013/11/23 (土) ~ 2013/12/04 (水)公演終了
満足度★★★★
くだらない。という褒め言葉がピッタリ
くだらない。という褒め言葉がピッタリくる。センスのいいセリフ選びで、くだらないとしか言いようがない事をバンバン放り込んでくる。しかも、劇中でツッコミがない。観客の笑いがツッコミ代り。ネタがあまり下品じゃないのもいい。笑えた。

サーカス家族
劇団あおきりみかん
Space早稲田(東京都)
2013/11/23 (土) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
物語の構成がめまぐるしく変化
序盤家族のただのシャッフルかと思いきや、登場人物が追加される度に、物語の構成がめまぐるしく変化していく展開。三回目辺りから一寸食傷気味になってしまった。こういうどんでん返しが得意なのだろうが、前に観た『よく聞く』の方が鮮やかだったかな。

レ・ミゼラブル
東宝
帝国劇場(東京都)
2013/11/04 (月) ~ 2013/11/27 (水)公演終了
満足度★★★★★
感動をありがとう!
私にとっての千穐楽となりました。今回は、平野綾(楽日)、杉山有大、原田優一目当てで観劇。平野エポは進化してました。発声方法変わっていて余計な力みが取れてきていました。恵みの雨の演技とても良し。歌は良くなってきていますが、もう一頑張り必要。東宝も期待大レディ・べスのファーストに抜擢。
杉山アンジョはもう堂に入ったもんで声も良く伸びてて心地よい皆が認める立派なアンジョルラスです。原田マリウスのカフェソングは、いつ聞いても切なく心情良く伝わります。私は彼のマリウスが好みです。それからガヴの松井君小学4年と思えない上手すぎる。表情、仕草、声、歌恐れ入りました。
ということで今年のレ・ミゼラブル締めくくりました。
ひとつだけ、心残りは綿引さんのエポが観られなかったことで、次回は2,3年後かな、必ず観ますので、エポでオーデション受けて下さい!
皆さんに一言!東宝でのランク付けに惑わされないよう好みのキャストで観て下さい。

サンゴクシ
ショーGEKI
こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)
2013/11/16 (土) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★
流行の厨二病
別に三国志を題材にする必要は無かった。完全にオリジナルの世界観。
その世界観が何と言うか、受け入れ難いというかリアリティがないというか底が浅いというか。
とにかく好き勝手に設定を述べていって風呂敷を広げていくのだが、何一つ畳まれずに終わるという。
これが噂の厨二病って奴なのかと思った。
ちょっとストーリーは同人誌みたいだし、役者は何言ってるか分からない場面が多いし、稚拙な部分が目立つ。この舞台が4500~6000円は率直に言って高い。
制作サイドはサクラで星5とか付けてないで、適正な値段つけるべき。

SOU - 双・相・想 -
演劇ユニット ランニング
ザムザ阿佐谷(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
再演!
2010年7月に上演された「終末の天気。」、ルデコよりも今回のザムザ阿佐ヶ谷での方がきっと物語の世界観に合うだろうなと思いましたが、その予感は見事に当たりました。天井の高い劇場で、シンプルながらも美しい演出で会話劇にファンタジー色が程よく上乗せされて。明日世界が終わるという事態の中、「日常」の続きを生きる登場人物たちの繊細な思いがごくごく自然に引き出されて実に素晴らしい再演となりました。3年前は今一つ引っ掛かるものがありましたが、今回は心臓の高まりに自然に胸を締め付けられ、最後の主人公の慟哭とともに涙が流れてしまいました。音楽もその使い方も物語に合っていて良かったですし、客席も笑いと涙に包まれていて心温まる時間を過ごせました、感謝。

うしのしらせ
劇団五〇鬼
北池袋 新生館シアター(東京都)
2013/11/22 (金) ~ 2013/11/26 (火)公演終了
満足度★★★★★
重厚!濃厚!そして最高!!
演劇の楽しさ素晴らしさをすべてパッケージに詰め込んだすこぶる付きの逸品!出会えた幸運に感謝します。

片鱗
イキウメ
青山円形劇場(東京都)
2013/11/08 (金) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
最終日観劇
気になっている役者さんに見つめられたら、恋に落ちそうなもんだが、ここに出てくる人達と視線を合わせたら、第六感と薄気味悪さが研ぎ澄まされそうな感覚に陥りそうだ。
人間関係や日常の因習が構築して破壊して、生み出し増幅し、成長し続けたような展開というか。
劇場内の空調やスタッフの動きを見ても何かあるのでは、と訝しさが包みこんでそれすらも興味深く、ホラーで不条理世界な舞台だった。
90年代末期〜00年代隆盛だったJホラー映画を思い出した。
縦横無尽に這いずり動きまくりながらも存在を消した手塚とおるさんが見事。
円形であの動きなら他の劇場ではどんな演出になるんだろう。

片鱗
イキウメ
青山円形劇場(東京都)
2013/11/08 (金) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
お隣さん
隣は何をする人ぞ。そうではなく、日常にあるひとつの風景の中にお隣さんとして生活していた気がしました。あのひとことがいろいろな意味を持ち、いろいろに受け取れる。面白い。

アンダー・ザマク
劇団 贅沢貧乏
インディペンデントシアターOji(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

遥かエリチェ
小暮香帆
神楽坂セッションハウス(東京都)
2013/11/24 (日) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
初単独
上演時間60分。葉書がチケット。陽の中に陰が同居するこの人独特の雰囲気。初の単独公演にしては、かなり成熟した作風だった。

ティラノ
株式会社 芸映
シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)
2013/11/21 (木) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

“ジママなブルー”其の一
戸川悠野ソロダンス
テルプシコール(TERPSICHORE)(東京都)
2013/11/22 (金) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
一歩一歩
上演時間70分。流木や木材が床に散在していて、その間を一歩一歩静かに踊る。後半は木を一掃し、吹っ切れた感じ。静かな陽性が心地よいダンスだった。

片鱗
イキウメ
青山円形劇場(東京都)
2013/11/08 (金) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
ホラー作品だとは思わない
久しぶりに、イキウメの本領発揮の舞台だと感じました。
思索的、哲学的にして、やや怪奇的味わいが絶妙!
小泉八雲の怪奇小説を思い出したりもしました。
現代の怪談的な作りながら、どこか究極の人間賛歌風な後味が素晴らしかった!
今回、一番驚いたのは、大窪さんの演者としての並々ならぬ躍進ぶりでした。
かなり、円形劇場の芝居は観ている方だと思いますが、この劇場の使い方も、私のベスト1という衝撃的なセッティングでした。
それにしても、手塚さん、存在そのものが不気味で、改めて凄い役者さんだなあと感嘆!森下さんも、私が観たこれまでの芝居の中で、一番存在感ある役柄でした。
今後のイキウメが益々楽しみ。そして、前川作品の演出は、やはり前川さんご自身じゃないとと、改めて痛感しました。

ファニー・ガール
シンクロ少女
三鷹市芸術文化センター 星のホール(東京都)
2013/10/04 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了
満足度★★★
はじめて
観劇しました。
前半(しいちゃんの子供時代)とても良かった。力のある俳優陣だなと思った。
後半は長く感じたが、ほろ苦さのある作品に仕上がったと思う。
ミュージカル風のところはずっと頭に「?」が浮かんでいたが、面白かった。

ホンキィ・トンク騎士(KNIGHT)
無頼組合
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2013/11/22 (金) ~ 2013/11/25 (月)公演終了
退屈はしない。でも興奮もしない。
シリーズものの五作目らしい。
五作も続く人気作品ということと、初めての人でも楽しめるという謳い文句(?)だったので観劇。
確かに、人物関係図が分からない、ということはない。
だが、仲間内の絆のような物を知らないので、そういうものが関係するシーンは入り込めない。
ラストシーンに泣けなかったのは、入り込めないまま終わってしまったからだと思う。
立ち回りや銃撃戦は、小劇場ではあまり見ない激しさと頻度。
終盤の銃撃戦は登場人物が「誰を相手にしてるか分からないよ!」と言ってしまうような混乱状態だが、客側には分かるような話の運びだった。
暗転中の動き(車に乗ってるシーン)は面白い。
敢えて客に見せて、そして揃える。直角に動く。
歌とかダンスとか、いらない。
アンケートで書かれてるなら改善したら良いのに。
それをバラしてでもやる必要はあるのか。
バラされたことで、終演後に「アンケートお願いします、私達アンケート大好きです」と言われても「書いても意味ないんじゃ?」と思う。
助手さん…発声何とかしてください。一人すごい浮いてる。

紅い爪
劇団虚幻癖
Livetheater間~まほろ~(東京都)
2013/11/14 (木) ~ 2013/11/17 (日)公演終了
落とし穴は案外、近くにあり?
猟奇的会話劇が見事。それを封じ込めるためにコメディを挿入するやり方も勇ましい。
ヨーロッパの とある郊外(私は北米の田舎町を感じた)に住む一家…。その幸せな家庭生活が崩壊していく猟奇だ。姉○と弟○の関係性がコインの表裏のように両極端。口調等は外国劇をモチーフとするが、セットや しぐさはともかく、その金髪カツラ(あるいはブレンド)はハイレベルだった。父親○のブレンドヘアーからピンセットが覗かせていた点以外は申し分ない。
もし、勇ましいコメディが なかったとすれば、どのような舞台だったか。叙情性や、セット、しぐさ を注意深く観察されたはずである。しかし、コメディの要素を 挿入した結果、私たちは全体の評価をしなければならなくなった。すなわち、「猟奇の表」と「コメディの裏」に錆が付着しても、いずれかの面だけではなく、一枚のコインで『紅い爪』を考える必要が出てくる。こうなれば、総体として整った舞台に思えてくるから不思議だ。
詩的であり、エロシチズムであり、虚無的である。その内実性を劇場というタンクに充満させた後、ラストのラストで ずどーん と爆発させる。もちろん充満する過程は不安だ。コメディなる「裏側」こそが それを払拭しガス抜きを図った可能性もある。
この劇団は発展途上国か。それとも先進国か、未開発地帯か。私は、マレーシアの離島だと言いたい。