最新の観てきた!クチコミ一覧

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蝦夷地別件

蝦夷地別件

ピープルシアター

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/10/10 (木) ~ 2013/10/16 (水)公演終了

満足度★★★★

力強い
虐げられたアイヌの人たちの叫びが伝わってきた

ネタバレBOX

アイヌの悲惨な状況や、ハルナフリの両親を殺された恨みとかよく伝わってきました。こうした歴史があったことを忘れてはいけない、と思いました。
話自体はシンプルなのですが、ただ情報を取りこぼさずについていくのは結構頑張らないといけないかもでした。もう少し絞れば、もっと良かったかもです。
おーい、田中君!

おーい、田中君!

東京アニメーター学院

ブディストホール(東京都)

1996/02/27 (火) ~ 1996/02/27 (火)公演終了

満足度★★★★

サラリーマン
※実際に鑑賞したのは1996年です。こりっちさんでは2008年以前の鑑賞日は設定できないようになってるので現在出来る一番古い年代にしました。

ネタバレBOX

サラリーマンはつらいなぁ、しかしこの出演者の多さはもっと辛いなあ、と思いながら観ました。ほんとに人数多くて、一人一人が結構把握できない。田中君の運命よりもそれを取り巻く人の多さが気になってしまいました。皆さん頑張っていたので余計に。
ケンジ先生

ケンジ先生

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2013/09/20 (金) ~ 2013/09/25 (水)公演終了

満足度★★★★

Wキャストはしんどいです。
キャラメルボックスらしさを感じる、素敵な舞台でした。
色々かぶってなければ、もう1チームも見たかったな…。
15年ぶりの再演とのこと。私は初見でしたが、キャラメルらしく、またこのキャストがオリジナルなんじゃ?と思えるハマり感。素敵でした。

ネタバレBOX

ジョージのケンジ先生、爽やかで、素敵でした。なんであんな動きが出来るんだろう。
筒井パパも、臆病ながらも優しく、楽しくて。
前田さんの(裏役での)宝塚ネタとトートネタで吹きました。

ケンジ先生。宮澤賢治モチーフだから、銀河鉄道の夜も盛り込まれていて。
舞台も綺麗だったなぁ。
舞台セットの銀色のフレームは、球根イメージなんだろうか。シンプルだけど、綺麗だったなぁ。

若干傾斜のある舞台だったから、そこでアクションしていた役者さんたちは、大変だろうなぁ…とも。
(想像しか出来ないけど。)
客席からは観やすくて良いのですが。

多田さんオンステージ、あれは最後まで歌わせてもらえないのがデフォルトでしょうか?1度くらいは全部歌えたならいいのですが…。
そしてどんぐりチームの西川さんオンステージはどうなったのか…。
観たかったなぁ…。

そして、坂口おばあちゃん。
柿本さんだったんだね…。そこにも繋がるんだね…。
なんだかすごくじんわりと染み込んできました。キャラメルの歴史が。
うるりときました・優しく、あったかい。そんな舞台でした。

1回でもねじ込めて良かったー。キャラメルは安心して観られます。
シンフォニ坂の男

シンフォニ坂の男

劇団道学先生

ザ・スズナリ(東京都)

2013/09/21 (土) ~ 2013/09/30 (月)公演終了

満足度★★★

面白かったです。
舞台は笑えるネタが満載で、すっごく面白かったです。
ただシーン、シーンは面白いんですが、繋ぎがなんかちょっとぶつ切り感。
時の経過とか、転換はわからなくもないけど、時間が結構飛ぶ感じが、なんか雑でごつごつした気分でした。

あ、舞台セットが回るのは素敵でした。しかも人力で回してるところがいい。
地下の部屋に変わった時には、ドア部分のバーがちょうどソファに座った役者の目線上で、ニュースでモザイクかけられてる感じになってたのが残念すぎでありました。

ネタバレBOX

林さんと岳大さんがお目当てで行って参りました。
林さんかっこいい!ネクタイとスーツが似合う!
かっこいい~!大事なことなので、二回言いました。

林さんは研修医役でありました。
ライフの宣伝では「好青年の役」と、繰り返し言っておりましたが、好青年は好青年だけど、奥歯にモノが挟まった感じで、ちょっとはっきりしない研修医。
その実は、これまた権威ある大学教授の息子で、いわゆるボンボン。しかも親父と因縁深い町医者のところに研修に来ているわけで。
そりゃ研修中に先生に逆らうわけにはいかないのだけれども、あまりにはっきりしない部分にはやきもきしたしもしてました。
でも、先生(青山さん)が、これまた一筋縄でいかない方で、畳み掛けられるように怒鳴られては、なかなか言いたいことも言えないよなーっていう印象な役。
それでも、疑問や壁にぶつかりながら研修に励む日々は、かっこよいだけではなく、可愛かったり、面白かったりな表情も見せてくれて。素敵だったー。
私的には、普段の林さんの方が断然好青年だろうと、勝手に思ってますけれども。

岳大さんがすごかった!
夏の軽井沢朗読会に行けなかったので、お久しぶりだったんですが、精神強迫神経症な若者と、医学部教授(林さんの親父様)と、人当たりのいい歴史歌手のマネージャーの3役で大活躍!すごい!すごい!
同じ岳大さんなのに、違う人がそこにいる!
その演技たるや、存在感と迫力が本当にすごい…。
フライヤーには「2児の父」と記載があり、え!?増えてる!とも。
色んな意味ですごいぜ、岳大さん。

最初の音楽が音楽じゃなくなった表現の音響が、大音量でこっちも耳障りで気持ち悪くなりました。必要な音かもしれないけど、長くて辛かったなあ。

後、気になったのは、胸の谷間でしょうか。
ランパブより激しい楽団マネージャー。
あんなに谷間って出来るものなんだね…と、感心する一方で、今、観客も役者も、一点集中で谷間に視線が集まってるんだろうなーと思うと、若干いたたまれないというか、気持ち悪く思っちゃうのはなんだろうかな。

歴史歌手は素敵だったな~。CD売ってたら、欲しかった!買いたかったよ。
「男だよ。小野妹子は男だよ。」の声入りでいいです。

色々盛りだくさんで、面白かったです。
結局、色々と事の発端は、先生じゃん!…と、突っ込みどころ満載の日常的舞台でした。面白かったです。
What will you bet Next ?

What will you bet Next ?

神保町花月

神保町花月(東京都)

2013/09/25 (水) ~ 2013/09/30 (月)公演終了

満足度★★★★

面白かった!
どんな舞台になるんだろ。コント的なお話なのかなー?と思いきや、普通にお芝居でした。
小劇団として、普通にありそうな、ちゃんとしたお芝居でした。
面白かった!
もちろんコント的なシーンも多々ありましたが、ストーリーとしては、しっかりしている作品で、楽しめました。すっごく笑った。
私の苦手な下品系やシモネタもあまりなかったし。
かなり楽しい時間でした。

ネタバレBOX

男6人のキャラクターも、なんだかアテ書きっぽく、それぞれ際立っていて、自由な感じでした。
設定としては大学卒業して10年とか、彼らの年齢より上の役になってたようですが、大学生の日常を覗いてるような。そんなワンシチュエーションで話が進み、意外なところで伏線繋がったり、予想も出来る展開だったり。
面白かったです。
こんなしっかりした芝居が2000円で観られるっていうのは、すっごく得した気分になりました。

堀越さんお目当てでいきましたが、花戸さん、気になりましたねー。クロムのお名前は良く耳にするのですが(あちこち客演で。)、観たことはないのですが、チェックしてみたくなりました。
田中さんは、どっかの舞台で観たことあるはず…。
イケメンさんですね。役柄的には、残念なイケメンさんでしたが…。
(個人的には、6名中、4名はイケメン枠です。)
なんといってもビフナイトの使い方に衝撃。
あんなでかいチューブもあるんですね…。

堀越さんは、ちょっと掴み所ない不思議なキャラクターでしたが、惹き付けるのが上手いというか、役者魂を感じました。
最初の買い物袋は、微妙に辛い筋トレですねー…。ずっと拝見してましたが、本当にすごいと思いました。
破壊力はグランジさんに負けますが(勝てる人はいない。)インパクトありました。若干怖いというか、壊れてる印象も。
グランジさんのあの着ぐるみ(?)はかなりのインパクトですね。
反則並みです。あのじゃがいももヤバい。
都合がつけば、もう1回観たかったのですが、1回しかいけず、残念。
イーハトーボの劇列車

イーハトーボの劇列車

こまつ座

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2013/10/06 (日) ~ 2013/11/17 (日)公演終了

満足度★★★★

綺麗な東北弁
言葉ってすごいなー。楽しく遊べたり、音が効果音になったり。
綺麗だなーと思いました。
すごく透き通った、透明感のある、綺麗で聞き取りやすい東北弁に聞こえて、感動しました。宮沢賢治の世界を表すのに、ふさわしい言葉遊びだと思いました。
生演奏も素敵でした。
色んなストーリーがまざって、宮沢賢治の作品世界を感じ取れるのも素敵。

ネタバレBOX

理想は追うものの、へたれで、どれも上手くいかない宮澤賢治でも、とても魅力的に見えるよう演じている井上さんにきゅん。(私はプリンスじゃない井上さんの方が好きみたいです。)
宗教の話、「でくのぼー」の話、エスペラントの話。追求するとすごく深く、悩ましい話にもなるけれど、なんとなくでも理解できる程度に盛り込まれていて、興味深かったです。
ラスとの思い残しの言葉の切符は切ないけれど、誰かが思いを継いでくれたら、という願いを感じました。
井上さんや大和田さんのほか、みのすけさんも、木野花さんも、松永玲子さんも素敵でした。飛ぶみのすけ車掌!!可愛い!!
木野花さんの星めぐりの歌、素敵だった。
欲を言えば、井上さんの歌、もっと聞きたかったな。
チムニースイープ・ラララ

チムニースイープ・ラララ

彗星マジック

浄土宗應典院 本堂(大阪府)

2013/10/11 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

ツラい、でも優しい
戦火に囲まれ寒さと格差を抱えた街の物語。
人々の哀しさやるせなさ、そしてその先に訪れるものが、
時につらく時に優しい光に包まれて紡がれていきます。
登場人物と演じ手一人ひとりが印象的で、言い切れない愛着がぶわっと…。
物語、人物、音、光、ことば…一つひとつ丁寧に組み上げられた世界に
ぐぐっと引き込まれた2時間でした。

6人の悩める観客

6人の悩める観客

壱劇屋

大阪市立芸術創造館(大阪府)

2013/10/11 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

あるあるw
こちらとあちら、劇中と観劇中がぐ~るぐる。
自虐的とも取れるリアリティに満ちた演劇あるある世界は、
観る側としても演る側としてもいろいろ身につまされます(^^;。
それでも、演るのも観るのもやめられない演劇人のサガが、
不思議な空間にばらまかれあふれる、そんな作品でしたw。

MIWA

MIWA

NODA・MAP

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2013/10/04 (金) ~ 2013/11/24 (日)公演終了

満足度★★★★

野田美輪ワールド
と思いきや、野田秀樹らしさは健在。
実在の人物のことを取り扱いながら、素晴らしい作品。

ブリキの茶袱台

ブリキの茶袱台

office HOMME / team Genius bibi

Geki地下Liberty(東京都)

2013/10/15 (火) ~ 2013/10/20 (日)公演終了

満足度★★★★

とっても良かったです~。
こういう舞台を見ていると、お芝居の楽しさというものをつくづく感じます。現実には起こりえないようなことでも、お芝居というフィルターを通すとそのエッセンスのようなものが滲み出てくる。家族の大切さ、その在り難さ、あたりまえに、一緒に食事をするということの困難さ。主人公の女性の部屋に次々現われてくる不可思議な人々と、それを受け入れてしまう主人公の強さと弱さは、すべてあの暖かいフィナーレへの下敷きだったんだなぁと感じ入りました。巧いです。場内、感涙の嵐でした。

ネタバレBOX

ええと、ごはんだけというのはちょっと・・・・。それだけ~?と妙に気になった(笑)沢庵かふりかけでもあったほうがかえって気にならないかも。ちなみに、私はどんなに夫に言いたいことがあっても食事中は絶対に言わないようにしています。いつまでも永遠に一緒に食事ができるわけじゃありませんものね!
旅のしおり2013

旅のしおり2013

ブルドッキングヘッドロック

ザ・ポケット(東京都)

2013/10/09 (水) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★

主人公
旅というより、主人公の逃避行を中心にしたそれぞれの旅のストーリー、演出ともども面白かったです!? 

ネタバレBOX

主人公の女性は存在はしているけれど姿としては登場しない演出、少人数の会話では存在は認識できるですが、少し人数が多くなると照明で工夫はしているものの、存在が消えて感じるところがあり、難しさを感じました!? 主人公の逃避行、それを追う刑事の旅、そして旅行者、それぞれ種類の違う旅を観せてもらいました!
ゴーストライター

ゴーストライター

ラズカルズ

上野ストアハウス(東京都)

2013/10/10 (木) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

無題859(13-298)
19:30の回(曇)、2回目です。19:00開場、19:15/25前説、19:34開演〜21:29終演。下手、テーブルの上の黒い本、「Holy Bible ESV」って書いてあるように見えるけど、聖書じゃないのか…。オーディション映像をみた瞬間に描いた世界…相当な創造力、には結びつかず、ベタなポエムどまり。結局、最初で最後の成功を覆された人生に寄り添うものはなく、盲目的に求めたものは己の内にしかなかったということだろうか。

藤真さんは、清楚であり、そのまま堕ちてゆく、音もなく、そんな役を好演。

終演後、江間さんに声をおかけすることができました。次のキトキトは12月、新宿眼科画廊1F。

プラネタリウムを作りました。

プラネタリウムを作りました。

宇宙食堂

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2013/09/19 (木) ~ 2013/09/23 (月)公演終了

満足度★★★★

初宇宙食堂
ご都合主義的な無理やり感はあるのだけど
客席にファミリー層も多く見られたため、
そのくらいでちょうどよいのでしょう。

伊丹さんはエビス駅前バーでしか
拝見したことがなかったので
数十人の中心で踊っている姿に
びっくりしながらもしっかりと見せていただきました。

hedge

hedge

風琴工房

ザ・スズナリ(東京都)

2013/09/11 (水) ~ 2013/09/18 (水)公演終了

満足度★★★★★

重厚
重厚で濃厚。

男くさいけどそれでよいと思う。

金丸さんいいなぁ。

文句なしでした。

ねぇ、ヒルガオが咲いてるよ。

ねぇ、ヒルガオが咲いてるよ。

ツラヌキ怪賊団

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/10/09 (水) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

ラストを思い出すだけで・・・
ツラヌキ怪賊団 旗揚げから約1年半・・・この公演が3作目となるが、前2作とは少し赴きの違う作品でした。 私 個人的には どの作品も それぞれ思い入れが有るものの、今作が1番 静かに深く心に沁みました。
昨年、お母様を亡くされたIKKANさんの その母への想いを役者さん1人1人が受け止め 見事に形つくっていて、千秋楽のみ映し出されたIKKANさんが撮影した1輪のヒルガオは完全に反則技でした。ツラヌキファンながら、ただただ熱い作品だけじゃないんだぞ!!と まだまだ これから先の航海に大きな期待を抱かせて貰え 最高に満足した公演でした。
現実に戻った今も、あのラストのウチクリ内倉さんの走り(回想・日記)を思い出すだけで涙が溢れそうで困ってしまう。

OVER SMILE

OVER SMILE

企画演劇集団ボクラ団義

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2013/09/26 (木) ~ 2013/09/30 (月)公演終了

満足度★★★★★

今回も
今回のもとてもよかった。話に引き込まれていって、また見たいと思いました!

高間響国際舞台芸術祭

高間響国際舞台芸術祭

笑の内閣

アトリエ劇研(京都府)

2013/10/11 (金) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★

高間響国際舞台芸術祭 Aブロック
Aブロックは

◎ボンク★ランド

「戦え!宇宙超人スペイシィMW-ムゥ-」

この劇団の笑いがあまり私的にはハマらず微妙でした…(^^;;

プリキュアネタを語ってる姿にプリキュアに対する情熱は伝わってきました!


◎劇団愉快犯

「劇団愉快犯のグレイテスト・ヒット」

この劇団は学生演劇祭で観て面白いと思っていたので

このブロックを選んだのもこの劇団が目当て♪

短編のオムニバスで最初のお札の人物になり切っての話は一番面白かった♪

後の2作品も大爆笑までではないですが愉しい作品だった!


◎笑の内閣

「ツッコミ不足のオウム選対」

審査員の方も言っていたのですが結構、真面目な作品に

これはオウムのドキュメンタリー?的な内容にも感じました♪


審査員やゲストに面白い人を呼んだり、

色々な劇団と出会えるのでこういう企画はどんどんやって欲しいと思います!

しかし、今回は全体的にはパンチが弱かった印象…

伯爵のおるすばん

伯爵のおるすばん

Mrs.fictions

サンモールスタジオ(東京都)

2013/10/07 (月) ~ 2013/10/14 (月)公演終了

満足度★★★★★

面白かった
話題の作品ということで観に行きました。伯爵の人物造形に拍手を送りたいです。完成度が高い、でも可愛らしい作品だったと思います。

3団体合同コント公演

3団体合同コント公演

モラトリアムパンツ×PLAT-formance×たすいち 3団体合同

新宿眼科画廊(東京都)

2013/09/25 (水) ~ 2013/09/28 (土)公演終了

満足度★★★

うーん
すごく時間が空いてしまいましたが、感想を書きます。印象としては、面白かったけど、何となく「発表会」っぽいことが気になりました。要は出演者の友達がわいわい集まって楽しむような空気があったということでしょうか。一応役者に呼ばれていった身ではありますが、あんまり演劇界に知り合いもいないもので、なんか疎外感を覚えました。面白いことは面白かったです。

エゴ・サーチ

エゴ・サーチ

虚構の劇団

あうるすぽっと(東京都)

2013/10/05 (土) ~ 2013/10/20 (日)公演終了

満足度★★★★

いきものがかり
ネット社会の功罪を織り交ぜながらの話でしたが、あっち方面の話でもありました。

ネタバレBOX

大学の同じ学年、同じサークルに一色健治という同姓同名がいたら、誰だってその時点でお互いの存在に気付きます。誰が俺の名を騙ってインターネットにアップしているんだと怒るのならともかく、今頃になって同姓同名がいるなどと驚くのは辻褄が合わず、全くもって腑に落ちませんでした。

それでも、微妙に違う経歴の謎が解明されると、そこには辛い過去があったことが明らかになりました。同僚の広瀬が好きなのは実は一色だったということに気付いていたらまた別の展開になっていたでしょうにと悔やまれ、そしてそれはそれで困ったことにもなりますが。

冒頭部分の彼女は小説の中の存在でしたが、あとは幽霊としての存在でした。結局は幽霊物、そして一番嫌いな幽霊の言葉を復唱して伝える者がいるという、この場合はキジムナーという妖怪もしくは妖精でしたが、心情を伝える工夫のかけらもない一番安直な方法が取られていてがっかりしました。

生きている人の記憶から消えたときに人は消滅するという考え方が幽霊にも当てはまるという説は面白く聞きました。

結婚詐欺師になった広瀬に引っ掛かった女性が自ら風俗で働いて貢ぎ、最後まで詐欺師と気付かないなどという描き方も女性蔑視的で嫌いでした。

ただ、ゆずに憧れて始めたフォークデュオ「骨なしチキン」にこの女性がファン第一号となってついて回り、見た目いきものがかりのようになったのには笑ってしまいました。

それにしても、いったんネットに流出したら二度と消せない過去となる一方で、逆にネットをコントロールして就職に有利なように自分を良く見せることもできるというのは、どちらも怖い話でした。

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