
東京ノート
劇団俳協
TACCS1179(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
日常と非日常の混在
先日観た青年団『もう風も吹かない』(作・演出:平田オリザ)と同様、全くのSFでもなく、なさそうでありそうな特殊な環境下における人々の日常と非日常を見ることは、脳に心地良い刺激を与えてくれます。

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IQ5000
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
懐かしい涙
パワーマイム表現が見所のIQ5000ならではのおもしろさが炸裂。
ラストではうっかり泣かされてしまった。
子どもの頃、SFの漫画を読んだりして素直に感動した頃の涙とよく似た涙だった。

韓国新人劇作家シリーズ第二弾
モズ企画
タイニイアリス(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

シルヴィ・ギエム&アクラム・カーン カンパニー「聖なる怪物たち」
公益財団法人日本舞台芸術振興会
ゆうぽうとホール(東京都)
2013/11/28 (木) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★
思索と遊戯
アクラム・カーンさんとシルヴィ・ギエムさんが自身とダンスの関わりを語りながら踊る作品で、内省的な雰囲気の中に遊んでいる様なユーモアがあり、豊かな広がりが感じられました。
所々で台詞が差し挟まれるものの全体を貫く物語がある訳ではなく、ドラマとしてのカタルシスが無い構成ながら、ダンスと音楽自体の魅力で引き込み、70分間が短く感じられました。
向かい合って両手を波打たせるように踊ったり、カーンさんの腰にギエムさんが脚を絡めてぶら下がりインドの神様みたいなフォルムになったりと、アジア的な要素が洗練された形で表現されていて美しかったです。
ラストでは16分の15拍子の畳み掛けるようなリズムに乗せて縄跳びの様なムーヴメントがユニゾンで展開し、躍動感が素晴らしかったです。
台詞は真面目な内容の時もあれば、ラフな雑談みたいな時もあり(字幕が表示されない箇所もあったのでアドリブだったのかもしれません)、芝居がかっていない自然な雰囲気が和やかで良かったです。
ギエムさんの研ぎ澄まされた身体コントロールが圧巻で引き込まれました。カーンさんのソロはインド古典舞踊の要素が強く、切れの良い動きが気持良かったです。
西洋・東洋混成の5人のミュージシャンによる生演奏が独特の響きを生み出していて、特にスペインの古い舞曲「ラ・フォリア」の和声進行の上で、インド的な節回しで歌われるのが印象的でした。

DIVISION POINT -分岐点-
いいむろなおきマイムカンパニー
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
無題916(13-345)
20:00の回(晴)。19:12会場着、受付(整理番号あり)、19:31開場。前説なし(受付で諸注意あり)、20:01開演〜21:24終演。マイムは某グループの公演が好きでみに行きますが、(当然のことながら)こちらとは見せ所や作風が違います。カバンが出てきたので「空間固定」でみせるのかな、と思ったらそうでもありませんでした。笑の接点が違ったようです。

魔女たちのエチュード
ライト・トラップ
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2013/11/23 (土) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かったが....
魔女という言葉の男性形が日本語には見当たらないというコトを劇中で語られていましたが、女性はみな多かれ少なかれ魔女の要素を持っているのでは!?ということを強く感じたステージでした! ただ、内容以前に座った場所にもよるのでしょうが、椅子の間隔がとても狭く、背もたれにも身体が付けられず、前の人の頭がステージ中央にかぶっていて、とても観づらかったです。 プロジェクターの関係なのかもしれないですが、ステージの場所を90度変えて横長に使えば、列の数も減らせ、ゆったり観れたのでは!?と、思いました。

DIVISION POINT -分岐点-
いいむろなおきマイムカンパニー
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
観なきゃ損するぞ!!
久しぶりにマイムらしいマイムを観た。Mimeは、元々無言の道化芝居であるから、科白は無い。そんなわけで、余り複雑な表現、混み入った表現をするのは、至難の業である。この弱点を克服する為には、シナリオを良く練り、内容が身体表現だけで、観客に読み込めるよう、合理的・理論的に筋を通す必要がある。無論、それが出来た上でなら更に高度な表現にもチャレンジできるが、先ずは屋台骨がしっかりしていなければならない。(ネタバレ追記2013.12.3)

赤ひげ
劇団前進座
浅草公会堂(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/11/29 (金)公演終了
満足度★★★★★
「Drハウス」を重ねてしまった・・・
んで、最近ハマッタ「コールドケース」に「BONES」やらが混じっていた感じが楽しめましたな。
原作どおりに丁寧に進む人情モノはグッときました
(20分の休憩挟んだ2幕です)

ハレクイネイド
劇団テアトル・エコー
恵比寿・エコー劇場(東京都)
2013/11/26 (火) ~ 2013/12/08 (日)公演終了
満足度★★
なんか展開がスローモー・・・
昨今の小劇場界の元気の良い動きを見慣れてしまったセイなのか、
なんかねぇ観客層に合わせたのか展開が遅く感じました。
舞台監督さんも何か冴えてない感じで、
見ててもどかしい感じが強く、後半少し船漕いでしまいました。
舞台監督さんの動きをテキパキと冴えた人物にして、
それでも状況が混迷してゆく様が見たかったと思いました。
(1時間40分 予定です)

裸のリア王
MICHInoX(旧・劇団 短距離男道ミサイル)
せんだい演劇工房10-BOX別館 能-BOX(宮城県)
2013/11/23 (土) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
アリエナイ熱気、密度、飛び散る汁
短距離男道ミサイルの作品は2度目でしたが、想像、期待以上の濃さで圧倒させてもらいました。「面白さ」にどこまでも貪欲な演出とそれにこたえる俳優の身体を文字通り包み隠さず見せつけられ、2時間という長編、リア王という題材にもかかわらず笑いっぱなしでした。会場から出た後しばらく顔が愛想笑いみたいになってしまうほどです。演劇は「その時、その場所」でしか観られない不便なものですが、この作品の熱量と面白さはその不便さを補って余りあリまくりです!とにかく面白かった!他会場でも熱いミサイルを着弾させてほしいです。
面白いものと、漢の体に興味がある方に是非おすすめです。

シルヴィ・ギエム&アクラム・カーン カンパニー「聖なる怪物たち」
公益財団法人日本舞台芸術振興会
ゆうぽうとホール(東京都)
2013/11/28 (木) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★
空席が勿体ないなあ・・・
どう見るのが正しい(ってのもあれだけど)作品なのかよくわかんなかったけど、すっかり見入っちゃってぞわーーーーーって気持ちになった。
バレエのギエム、カタックのカーン、二人の演技体の微妙なズレのあわいに、なにやら面白いものが蠢いていたような気がしたり。
音楽と舞踊とのシンクロっぷりの見事さも圧巻でした。
しかしまあ客席がガラガラ気味だったのはちょっと寂しかったなあ。C席で観てたけど、B席との境界が判るくらいに空席の壁があったし。

マザー
劇団5454
劇場HOPE(東京都)
2013/11/20 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
満足度★★★★★
とても良質で楽しい
春陽漁介バージョン鑑賞。
こちらの劇団の公演を観るのは前作「ト音」からになりますが、ポップでスタイリッシュな部分は多少トーンダウンしたものの、うんちくや舞台への吸引力は相変わらずで、各々のキャラもとても楽しい。
劇団のマドンナ・森島縁サンも清楚な魅力は相変わらず、自然な演技でキーマンを好演。
・・・・個人的には、「ト音」のほうが好きかな。あちらは、何度でも繰り返し観たい位に面白かったので。
他の方も書いていたと思うが、この劇団の舞台をこのキャパで観れるのは今のうちだけかも。
次回公演も必ず観にいきますy(^ヮ^)y

gymnopedia
ミヤタユーヤ
中野スタジオあくとれ(東京都)
2013/11/28 (木) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
もっともっと沢山の人に観てもらいたい!
チケットプレゼントで観劇。5分遅れで開演。
初日平日だからなのか、空席が目立つ。
しかし、この公演を見ないのは大変もったいないと思う。
この舞台を一言で表すとしたら、「調和している」。
脚本、舞台装置、音楽(音響)、照明、衣装、演出、全てが素晴らしい。
そして全てが計算され、この舞台はこれらのどれが欠けても成立しない。
脚本。起承転結がはっきりしていて分かり易い。
舞台装置。白と黒のコントラスト。シンプルかつ機能的。
音楽(音響)。公演中の音楽もだが、客入れのBGMも好み。
照明。色(特に青緑紫)や影の使い方が素晴らしい。
衣装。シンプルかつ機能的。照明&舞台装置との相乗効果大。
美術系は、本当に、互いの存在をアピールしつつ、それぞれをしっかり引き立てている。
演出。相棒が亡くなるシーン、二人の切り替えは見事。
役者。冒頭の長い説明で「“できる人”だな」と感じる。そしてミヤタユーヤが素晴らしいのは、登場人物に対してのリスペクトが伝わってくるところ。
唯一残念なのはスモーク。
もっと効果的に使わないともったいない。スモークで役者が見えなくなる時がある。非常にもったいない。
少しずつ出すとか、直接舞台上に出さないで、逆方向に射出して拡散させてから舞台に届くようにするとか…
そして客入れの前にスモークは充満させておくべきである。開演直前に、前からもくもくと煙が迫ってくるのは気持ちのよいものではない。
一人芝居で、使う音楽もピアノ曲だから、ぐわぁーーっと盛り上がるということはない。
だが、勢いだけの芝居なんかよりよっぽど観る価値がある。

tg STAN ティージースタン(ベルギー)「Nora ノーラ」
特定非営利活動法人舞台21
あうるすぽっと(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/11/28 (木)公演終了
満足度★★★★★
地方の劇団とかに見てもらいたい作品かも・・
洗練・エスプリと流れるような展開。
役者それぞれが自由自在に、
終末、籠の中から飛び立つ日を待つヒバリがもがくのを、時に見下ろし、
横切り、俯瞰する。
シンプルなセット。
人間然として舞台の上に立ち、存在する登場人物たち。
この自由さと洗練は、観客を求めて飛び回ることを念頭に置く地方の劇団には特に参考になるのでは?
セットなんて最小限で良い。
場合によっては、その町で調達したって良い。
スペインリーグで時たま見かける
ちいさな町の洗練された組織と溌剌さをを持ったサッカーチームのようだった(笑

呪い
ジェットラグ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了
日本的方法の願望♡ショートストーリーズ
間違いなく、「いなり寿司」(お稲荷さん)を世界一連発した舞台だろう。まず、呪いをかけられ いなり寿司化した男の姿が興味深い。頭からつま先まで、キツネ色の 油揚げが覆う。スーツの襟のごとく、胸のあたりにかけ中身の酢飯がこぼれており、顔面すら 米粒が ギッシリである。ぜひ 「生もの」を ご覧頂きたい。
「明日、目が覚めたら いなり寿司だった」という過酷極まりない現実を考えた人は何人いるだろうか。スーパーのパックに「一個」「二個」「三個」の単位で整列されている、あの小さな物体ではない。私自身が いなり寿司。これは…強力なシチュエーション。SFコメディの捉え方が可能だろうし、周囲(彼女等)のリアクションは新たな展開も造り出す。
ショートストーリーズ(3つのオムニバス)が重なり合い、濃縮された会話劇を続けざまに観劇する感覚だった。原作を書いた徳井氏によれば、作品自体は「短い」という。ショートストーリーズ形式にしたのは、山崎氏(江古田のガールズ)が徳井氏の書いた『呪い』の基本(作風、展開)は崩さず、しかも約2時間の大作として届けるためではないか。「脚色」の部分だろう。初演時の舞台、原作こそ未見だが、ラストに山崎氏の「脚色」が炸裂したように思う。
脚色演出・山崎氏の『江古田のガールズ』は過激コメディ団体である。小劇場アイドルユニット『38ミリなぐりーず』の仕掛け人。そうか、彼の手に落ちれば、「いなり寿司」も一つのジャンルだ。

ホチキス最新作「天才高校〜デスペラード〜」
ホチキス
サンモールスタジオ(東京都)
2013/11/23 (土) ~ 2013/12/04 (水)公演終了

ライク ドロシー
森崎事務所M&Oplays
刈谷市総合文化センターアイリス・大ホール(愛知県)
2013/11/27 (水) ~ 2013/11/28 (木)公演終了
満足度★★★★
楽しかった(^^)/
”オズの魔法使い”がモチーフだというふれこみだったのですがあんまりそんな感じではなかったかなと思います。が私的は面白かったです(≧▽≦)仁さん塚地さん一生くんのトリオはとっても合っていたと思います。面白かった(^_-)そして長澤まさみちゃん本当に可愛くてSっぽい役がとっても良かった。でも一番印象に残ったのは銀粉蝶さん迫力も凄いがコメディのイメージはあんまりなかったがとっても面白かった☆彡

呪い
ジェットラグ
赤坂RED/THEATER(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了

tg STAN ティージースタン(ベルギー)「Nora ノーラ」
特定非営利活動法人舞台21
あうるすぽっと(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/11/28 (木)公演終了
満足度★★★★
演出家なしで作られた作品
演出家を置かずに役者達が話し合って自ら演出するという方法で作られた作品で、基本的にリアリズムな演技でありながら、役者自身と演じる役柄との境界を行き来する趣向が所々に施されていて、風通しの良い新鮮な雰囲気がありました。
開場すると既に役者達が舞台にいて、客に話し掛けたりしている内に自然に冒頭シーンに繋がり、その後は基本的に戯曲通りに展開しました。
4人の役者は出番ではない時も舞台上の隅に居て、ノーラと夫・トルヴァル役以外の2人はそれぞれ2役を兼ね、しかも服装も演技もあまり変化を付けていないというミニマルな演出だったので、『人形の家』を観たり読んだりしていない人にとっては少々混乱しそうな作りとなっていました。
第1幕に当たる部分では客電が点いたままで進行したり、会話シーンで相手ではなく正面を向いて客に話し掛ける様に台詞を言ったり、小道具を忘れて裏に取りに行ったり、音楽や照明のタイミングをオペレーターに指示したりと、劇場空間全体を取り込むことによって、描かれているテーマが過去の異国の話ではなく、現在に繋がっていることを示唆していました。その見せ方にスノッブな嫌らしさが無く、力みの無い自然体な演技だったのが魅力的でした。
ノーラが旦那を引き留めるために踊るシーンや、クリスティーネとクログスタが復縁するシーンでは意図的にみっともない身体表現が用いられていて、強く印象に残りました。
舞台裏が丸見えの素舞台で、白リノリウムが敷かれた中央のアクティング・エリアに置かれた最小限の家具や、バトンを下げて視界に入る位置に吊された灯体といった、即物的なヴィジュアル表現が格好良かったです。

東京ノート
劇団俳協
TACCS1179(東京都)
2013/11/27 (水) ~ 2013/12/01 (日)公演終了