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デンギョー!

デンギョー!

小松台東

高田馬場ラビネスト(東京都)

2013/12/04 (水) ~ 2013/12/10 (火)公演終了

満足度★★★★★

意外や労使対立の劇
 宮崎の小さな電気工事会社の労使対立を軸にした、悲喜こもごもの人間ドラマ。
 観てつくづく思ったのは、演劇は緩急だということ。
 “急”にあたるシリアスで重いシーンは方々の女性客からシクシクと啜り泣きが聞こえてくるほど痛切な反面、“緩”にあたるコミカルなシーンは電気工同士のしょうもないふざけ合いが極まって肉弾戦まで飛び出すほどで、その振れ幅の大きさに引き込まれた。
 それも、緩、急、緩、急…と続く大きな流れがあるだけでなく、それぞれの緩や急の中にさらなる“緩、急、緩…”が畳み込まれているという念の入りようで、作劇のお手本を見る思いでした。
 しかし、流行り廃りに捉われずにこうした普遍的な人間ドラマを作り続ける団体があるのは心強い。
 この団体が今作で描いたのは人類が滅びない限り永遠になくならないに違いない、中間管理職の苦悩。上からは圧迫され、下からは突き上げられる者の憂いを管理職役の松本哲也が抑えた演技で見事に表現しており、その苦しい胸の内がひしひしと伝わってきた。
 もちろん、コミカルなシーンもシリアスなシーンに負けず劣らず面白く、飄々としてトボけたキャラクターが素敵な永山智啓扮する中年電気工から同僚への「何か面白いこと言え!」というムチャ振りから始まるくだらないやり取りにはその都度笑わされました。

ネタバレBOX

 終盤は緊迫したシーンが続くものの、垂れ込めた重苦しさを払拭して余りある開放感あふれるシーンで劇は終わり、本作には最後の最後まで緩急の妙味が。ただ、その晴れやかなラストシーンにあの人の姿がないのが切なかった。
※ただし、かわいい子に限る。

※ただし、かわいい子に限る。

劇団テアトルジュンヌ

立教大学 池袋キャンパス・ウィリアムズホール(東京都)

2013/12/10 (火) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

面白かった。じゅうぶん満足
公開ゲネプロを観ましたが、本番と全く遜色ないであろう、きちんと出来ていました。想像以上に面白かったです。
役者さんたちの演技がしっかりしており、安心して観ていられます。台本と演出も申し分ありません。これだけのレベルの公演を学生でも打てるのかと感心しきりでした。

ネタバレBOX

前半はテンポが良く、見事でした。後半がどうしてもダルい展開になってしまったのが残念です。上演時間90分と聞いてましたが、それよりだいぶ長かったかと思います。
しかし、全体を通して良かったです。ラストも、ありがちなハッピーエンドにせず、正解でした。
ショッキングなほど煮えたぎれ美しく×アイロニーの夜

ショッキングなほど煮えたぎれ美しく×アイロニーの夜

KAKUTA

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2013/12/02 (月) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

アイロニーの夜
チケットプレゼントにて鑑賞。面白い。

ネタバレBOX

「アイロニーの夜」
工員首になったヒロ(四條久美子)が、なぜかついてきた同僚・チズ(ヨウラマキ)と、今は壊滅した終着の町・東京へ向かう…。
始まる前に終わることの不幸ってセリフと、終わってる町での前向きな空気感がいい。ヨウラマキのヘンテコな女の子演技が上手い。

「テンガロンハット」
独り暮らしの私(大枝佳織)の家の修理をする、流しの便利屋・山田(岩狭勝也)だったが、頼んでもない修理まで始めてしまう。私の姉・市子(高山奈央子)と揉めて退散する山田だったが…。
不気味なようで笑える快作。演技も上々。ラストの山田に気づく私の、複雑で暖かめな想いが、じんわりきた。自転車に乗る大枝がなんか魅力的。

「虎の肉球はサイレンサー」
同級で仲のいい、俺(成清正紀)と不良チックで兄貴な岡やん(佐賀野雅和)、結婚したブチ(櫻井麻樹)の三人。岡やんは右足切断の憂き目に合い人生落ち目になって自殺を考え、念願の子が生まれたブチは、その夜、動物園でベンガル虎に喰い殺される…。
人生なにがなんだかよくわからん、という感じ。道徳的でもなければ厭世的でもなく、それでいてインパクトのある印象的な作品。多くを語らないけど濃い空気が出てた。

「炎上する君」
ブスだけど頭が良くて互いを唯一理解している私(異儀田夏葉)と浜中(桑原裕子)。人生不感症な二人はバンドを始める。そんな折、足が炎上している男の話をききつける…。
女性であることを憎み、男になることを拒み続けた二人が、炎上する君に会い、女に目覚めるという話。ブスってだけで蔑まれる「女」性に反発する二人と、摩擦で炎上するという男、フィクションな要素と現実的な要素のミスマッチ感が良かった。女と男ってシンプルなテーマにパワフルさが同居した作品。

「神様2011」
原発近くの住む私(水野美穂)とくま(川本裕之)が、川遊びに出かける…。
配置的に2,3番目が良かった。二時間以上座ってて見てたせいか、感覚的にピンと来なかった。

140分位。
おつまみダンス vol.1

おつまみダンス vol.1

À La Claire

pit北/区域(東京都)

2013/12/10 (火) ~ 2013/12/11 (水)公演終了

満足度★★★★★

無題926(13-365)
19:30の回(晴)。19:03受付(名前入りのテープを受け取り、奥でドリンクのカップに貼ってもらいます。受付横から階下へ、ビニールシートの上を歩き、客席へ、カメラ横に座ります。「ttu」→岩崎さん→「群青シーカー(2013/5)」からで2作目。19:31前説、19:34シート撤去、19:36開演~20:01休憩、20:12~20:39終演。音楽と自然に一体になったように感じました。全10演目、衣装を替え、演技のニュアンスを変え、特にオープニングの「Kaze Kogi」は、まだ遠い春を想わせ、音(♪)が風に舞うようにみえ、とても新鮮に感じました。

後半、スタート...どう聴いても「Yes」なのですが聴いたことはない、それ以上にこのギターはS.ハウじゃない...帰ってから当パンをみたら当たっていました(!)。「90125」のYesですね、私は「危機」「Yessongs」「海洋地形学の物語」辺りですので初めて聴きました。

他の曲も、よく演目とマッチしていて、タイミングなどキレもよく楽しませていただきました。

官能教育 三浦直之(ロロ)×堀辰雄「鼠(ねずみ)」

官能教育 三浦直之(ロロ)×堀辰雄「鼠(ねずみ)」

Produce lab 89

音楽実験室 新世界(東京都)

2013/12/09 (月) ~ 2013/12/10 (火)公演終了

満足度★★★

2つが1つに融合
マザーコンプレックスが詩的な妄想として展開する物語で、今までのロロの作風とは異なるテイストが新鮮でした。

高校生が国語のテストの問題文として堀辰雄の『鼠』を読むという形でテクストが扱われ、『鼠』の物語と、先生に誘惑されるマザコン少年の物語が平行して展開しました。
前半は安直なエロの表現に滑り気味な印象がありましたが、テストの選択肢のアイウエオ→母音→ボイン→おっぱい→母とイメージが繋がって行き、『鼠』の話と少年の物語、少年と母、台詞とギターが一つに融合する終盤の展開が圧巻で、セクシュアルな意味とは異なる官能性に引き込まれました。

三浦さんは有名なポップスを歌詞の内容や時代感まで含めて用いる手法が特徴的ですが、今回は空間現代の野口さんによる感傷性の無いソリッドなギターの生演奏が台詞と対等の音として扱われていました。
その結果、台詞は聞き取りにくくなっていましたが、母を求める切迫感が強く伝わって来ました。
少年と母が一つになる様を、2人が台詞を一文字単位で変拍子的なリズムで交互に言うことで表現していたのが素晴らしかったです。

他の登場人物の台詞を字幕で表すシーンはわざわざ映像を用いる必然性が感じられず、話の流れを停滞させていると思いました。

ライク ドロシー

ライク ドロシー

森崎事務所M&Oplays

JMSアステールプラザ 大ホール(広島県)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/05 (木)公演終了

満足度★★★★

品の良いカラフルなドリフターズ
品の良いカラフルなドリフターズ‥‥
って、例えが古いけどね‥‥。

面白いっちゃ~面白いんだけど、
○○ワールドっていうほど
目新しくて個性的なものも感じられなくて‥‥。

いろいろ舞台を観ると、もっともっと‥を要求しちゃうから‥。

いや、面白いんですけどね‥‥。

やっぱ、大ホールでやるときは、
照明とかアクションとかダンスシーンとかないと、
会話劇だけじゃ、映えないよね‥。

普通に面白かったから、満足度4かなぁ。

俳優としては、川口覚くんが良かったんじゃないかなぁ。

ネタバレBOX

個人的な感想だけど、
長澤まさみさんの表情が妙に固かったかなぁ。
出だし危なかったところがあったので、
少し引きずったのかな‥‥と思ったり。

後半、台詞の間違いのおかげで、
すっとチャーミングな長澤まさみさんが
出てくるんだけど、時遅し‥っていう感じで‥。

こんなもんじゃないと思うんだがなぁ。
夜に埋める

夜に埋める

突劇金魚

アトリエS-pace(大阪府)

2013/12/06 (金) ~ 2013/12/10 (火)公演終了

満足度★★★

夜に埋める
突劇金魚としては、気持ち悪さがじわじわくる感じを感じませんでした。その代り、かなり観やすい作品だったのではないでしょうか。台詞が芝居の中に語りかけているというよりも、観客席の私たちに、事情説明といいわけをしているようで、そこには余白が、私には感じられませんでした。そこが気持ち悪さを感じなかった理由でしょう。面白いのですが、もっと、を求めてしまいます。劇場を埋めてしまった美術も私は苦手でした。

三編の意外な結末

三編の意外な結末

東京ストーリーテラー

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2013/12/02 (月) ~ 2013/12/10 (火)公演終了

満足度★★★★

名演
役者の掛け合いで展開する朗読は、声の大きさ、読むスピード、声質で喜怒哀楽が表現され、情景が思い浮かびます。
セリフを読み上げる役者の表情も実に豊かで、楽しい時間を過ごせました。

『回雪ノスタルジア』

『回雪ノスタルジア』

ラチェットレンチF

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★

テンポいい
テンンポ良くて面白かったです。
時間軸が戻るストーリーもこういうのも有りかなって楽しめる内容でした、
華のある役者揃いの魅力的なキャストでした。
次回作もぜひ観劇したいです。

デンギョー!

デンギョー!

小松台東

高田馬場ラビネスト(東京都)

2013/12/04 (水) ~ 2013/12/10 (火)公演終了

満足度★★★★★

社長…
劇中に一度も登場しなかった社長に思いを馳せ、私も もらい泣きしてしまいました。

とても好きな芝居だ とだけ伝えておきます

陳腐な言い方ですが 日常にドラマがあると思います

この芝居は日常そのものです けどモルトのように濃縮した日常です





グッドバイ

グッドバイ

シス・カンパニー

シアタートラム(東京都)

2013/11/29 (金) ~ 2013/12/28 (土)公演終了

満足度★★★★★

見てきました☆
段田さん、高橋さん、蒼井さん  この三人が目の前で 演じてることに感動!!    期待通り  素晴らしかったです!  

お話も なかなか良かったのですが、 正直、 最後が すっきりしなかったです。。    

でも 本当に満足です☆

ネタバレBOX

前に書いた三人は もちろんですが、 半海さん 柄本さんも いい味だしてたと思います。   ただ、個人的には 山崎さんは 必要だったのか? と思ってしまいます。  セリフはほとんどなく、  アコギでの弾き語りを 何曲か歌ってました。  でも、 あまり 良くなかったかな。。  

蒼井優の はじけた関西弁  最高でした☆
夜に埋める

夜に埋める

突劇金魚

アトリエS-pace(大阪府)

2013/12/06 (金) ~ 2013/12/10 (火)公演終了

満足度★★★★

突劇金魚『夜に埋める』
今回もキレの良い演出とグイグイ迫ってくる役者達に翻弄された感じ。役者・音響・照明、すべてが刺激的で、訳が分からない内に引き込まれていた。中身が濃くてあまり消化できていないが、自分の中には17年前に亡くなった父親に対するモヤモヤしたものが有るらしいことが分かった。この芝居は時間が経つほどに効いてくるようで、アトリエS-paceを出たとたん浮遊感を感じ、新大阪で新幹線に乗り換えたころから『アレは何だったんだろう?』と思い始め、愛知県に帰りついた今、自分に投影して見られるようになって、またドキドキしてきた。
この芝居を創る過程は、色々な発見があったりして、きっと楽しかったんだろうなあ。今、自分達が作っている芝居も、これくらい深く追い込んでいきたい。

森の別の場所

森の別の場所

時間堂

シアター風姿花伝(東京都)

2013/11/01 (金) ~ 2013/11/11 (月)公演終了

満足度★★★

不謹慎かしら
劇団のアイドル(?)長瀬の谷間には誰も言及していないのか・・・。あれが本物だったか気になってるのは私だけ?いや谷間はもちろん本物だが山が本物だったかどうかが問題で山を盛れば谷間も作り安くなるのは当然で、さて山が本物だったのかどうかは気になるでしょやっぱり。それともこの劇団観る人はそんなことどうでもいい?本当は私もどうでもいいことなのだけど、娼婦には全く見えない長瀬が娼婦役に挑んだこと・挑ませたことは称賛したい。最も称賛すべきはヒザイの演技だろうが。年長者の役を近場の役者に任せてしまってその役の年齢に全然見えないこと(この芝居だけでなく他でもよく見かけること)が、違和感甚だしく役者の好演も虚しくさえなる。外部からそれ相応の年齢の役者を招聘できないものなのか。

阿部サダ二人キリ

阿部サダ二人キリ

蒼い電波塔の会

「劇」小劇場(東京都)

2013/12/04 (水) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★

主役の重要性
下北沢「劇」っと言う、狭い小屋で、照明のプランが良かった。
選曲について、ちゃらい感じの曲が何度か使われていましたが、舞台と合って居ないと、感じました。

脚本は、実在の事件「阿部定事件」に基づいて書かれてあり、全体的に実話に近く書かれてありました。

主人公の阿部定を演じる方が、みすぼらしい崩れた髪、着崩れた着物
意図的であるなら、私には意味が解りませんでした。

阿部定は、稽古事を沢山習い身だしなみには、気を付けて居たと想像していました。それが大きな減点要因です。

ネタバレBOX

阿部定事件に焦点を当ててあり、定が勤めていた先の、主人に恋心を抱く
かつて、何人もの男性と関係を結び続けて来たけれど、店の主人だけは特別な思いがあり、独占欲から、絞殺 並びに、下腹部の切除をし持ち歩いた。

この部分が、重要になって来るはずですが、
阿部サダからは、特別な感情を抱いたようには、観えなかった。

周りの人のセリフには、
「随分と、変わったね。」の
様なセリフが多く聞かれるが、役者さんからは、恋心を抱いたようには見えない。以前と変わらない。会社のお局様の様な雰囲気は、最初から最後まで変わらなかった。とても、残念です。

周りの役者さん、特に女性達の多くは、役その物になっていて、観て居ても安心できました。

細かい事を言うと、電話機の使い方がうかつにされて居たのが、道具をそろえて頑張った事に、報われないと思いました。

ラストは、おにぎりやで終わるのだけれど、そこに亡くなった主人の女房が登場するのだけれど、何とも言えない 空気が胸に突き刺さりました。良かったです。
Red

Red

Good ketchup

鴻巣市文化センター クレアこうのす(埼玉県)

2013/11/17 (日) ~ 2013/11/17 (日)公演終了

満足度★★★★

エネルギーのおすそわけ
とても良かったです♪
観客に子供さんが多かったのは、出演者さんがダンス教室の先生だから?(と想像。違っていたらすみません)
一人一人に魅力的な個性を感じるのに、同時に全体の調和も感じられて、安心感がありました。
でも振りは斬新でわくわくしました。特に男女の関係を表現した?スイッチのような動きに魅せられました。
一番心を熱くさせられたのは、白い衣装の赤い靴でのダンスです。
頭を空っぽにして一心に見ていたら、心の中にどんどんエネルギーが溜まってくる感じがして、ダンスの持つ力に感動しました。
ありがとうございました。

ボンボン

ボンボン

みどり人

北品川フリースペース楽間(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/10 (火)公演終了

寸劇よかった
寸劇というものを始めてみましたが、疲れなくてとてもよかったです。
演者さんスタッフさん皆でおもてなししてくれて、楽しい時間でした。

もろびとこぞりて焼きもろこし

もろびとこぞりて焼きもろこし

colorchild

ウッディシアター中目黒(東京都)

2013/12/04 (水) ~ 2013/12/10 (火)公演終了

満足度★★★★

マイムが
マイムが皆さん上手でした。効果音をセリフで表現するという演出が、好みの分かれるところだと思います。
主演?の先生役の方が輝いていてほれぼれしました。
ほかにも実力派がそろっていました。

ネタバレBOX

ストーリーですが、かなり集中してみていたのですが、8ミリフィルムの内容が頭に入ってきづらかったです。
焼もろこしが関係なくて、、、、びっくりでした。
デンギョー!

デンギョー!

小松台東

高田馬場ラビネスト(東京都)

2013/12/04 (水) ~ 2013/12/10 (火)公演終了

満足度★★★★

また観たい
好きか嫌いかで言うと嫌いなタイプということは観る前から分かっていたが観劇後もその思いに変わりはない。どこにでもあるようなあるいは実際にあったかもしれないような話を何の捻りもなく律儀に描くことは反演劇とさえ言える。にもかかわらず何でもない言葉が胸を衝いたりとてもくだらないことで笑えたりで作者の才覚は嗅ぎ取れたし、作品自体は当方の感情を膨らましてくれた。今後は是非演劇だからこそできること演劇でなければできないことに果敢に挑んてもらいたいと思う。(反面今のスタイルを続けた方がいいのかもとも思うがどうなんだろう?)

「失踪者」「審判」「城」 三部作連続上演

「失踪者」「審判」「城」 三部作連続上演

MODE

座・高円寺1(東京都)

2013/12/01 (日) ~ 2013/12/18 (水)公演終了

満足度★★★★

『審判』澱むことなくくっきりと苛立つ
抜け出しがたいことへの不条理は感じつつ
決して難解ではなかった。

劇場がしっかりと生かされた
クリアで厚みをもった舞台でした。

ネタバレBOX

前半は、ひたすら舞台に展開する世界を追っている感じ。
物語が塗り込められたり、重く感じられたりすることはないし、
語り口にリズムを感じたりもするのが意外で、
でも、一方で、次第に、舞台に描かれていくものの、
主人公から見た捉え切れなさや行き場のなさが次第に募っていく。
なんだろ、音楽や役者達の動き、
さらにはシーンの置き方やミザンスの作り方に
観る側をそこに立ち止まらせず、舞台に観る側を繋いでおく引力があって、
舞台から腑に落ちない感覚が次々に訪れつつ、
物語の先を追いかけ、
積み重なっていくシーンを見続け、
さらには主人公の行き場のなさに捉われてしまう。

それが、後半になり、世界が次第につながりをもち広がっていくと、
次第に主人公を裁こうとする側のみならず、
主人公にたいしても苛立ちを感じていることに思い当たる。
前半には、ただ、物語に語っているだけに思えた思えたシーンの確かさや、
織り込まれたウィットや、役者達の演技のふくよかさや、
切れや、身体で紡ぐニュアンス、
さらには、音楽や、振付の空間の満たし方や冴えが
次第に観る側の視点を主人公から解き放ち、
主人公から照らし出された裁判の世界の不条理が
翻って主人公の立ち向かうものの不条理さと
主人公が抱く頑迷さや不器用さを
ともにひとつのシーンに描き出す鏡として研がれていく。
だからこそ、その結末も、理不尽さを感じつつ、
受け入れうるものにすら思えてしまった。

もう、うん十年もまえに学校の図書室で読んだ原作は、
やっぱり難解で、読み進んでも、読み終わってもなんだかよくわからず、
内容などほとんど忘れ、ただ行き場のない閉塞感を伴った重さだけがのこっていたのですが、この舞台には、観る側を重さに塗りこめることなく、不条理は不条理として削ぎだし、その顛末に必然と感じさせるような力があって。

満たされた疲弊感を感じながら劇場をあとにしたことでした。
冬のグアムは空のまち

冬のグアムは空のまち

One Bill Bandit

池袋GEKIBA(東京都)

2013/12/07 (土) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★★

こんなコメディ見たことない!
こんなコメディ観たこと無いです。ぬるっと心に入ってきて笑わざるを得ない感じ!実際に存在する訳ない変な人ばっかり出てくるのに、それが舞台上だと妙に説得力あるんです。「素」っぽいんです。1000円でこんなに面白かったら、他の小劇場の芝居は何なんだよって感じですね。役者さんにも好感が持てました。この台本を自分の学校でも使いたいです。演技は細かく観ると気になった点もありました。

ネタバレBOX

あんまり皆指摘していないけど、実は演技力に差があったのが気になりました。大島パパ、チダさん、白川さんは普通にお芝居をしている人っぽいけど、後の人がセリフを言っただけになってたり、顔が素になってたり、動きがぬるかったりしました。ただ演技の技術とか関係無く、個人的MVPはカモメさんとダンサーの男の人です。


・大島パパお芝居上手いですねー。ひときわ目立って演技が上手かったと思います。間とかも完璧だし・・。前に銀石公演でお見かけしました。こんなに上手な方だったんですね。

・タケオは高校生?人に突っ込む時に子供キャラが抜けるっていうか、演技が一貫していないのが気になりました。セリフ噛んでましたね・・

・カモメさんやばいです。本物の漁師にしか見えません。あれは演技なんでしょうか。カモメさんは永遠にカモメさんです!

・チダさんイケメンなのに、ださい役が凄くはまってた。役として自然に舞台上にいる感じが好感が持てました。でも滑舌が?

・白川さん目力凄い。目が落っこちるんじゃ無いかと思った。お人形さんみたいなのに、イケてない女子っぽさが出ているのが不思議。たすいちと雰囲気が違いすぎてびっくりしました。ただ演技が少しオーバーアクション気味な気も。

・ダンサーのおばさんは、ちょっとお芝居がぬるかったなー。キャラは壮絶に面白かったけど。

・ダンサーの男のほうは、全身から漂う江頭(顔はイケメン)的空気が物凄かったです。イケメンなのに崩せるのは、チダさん白川さん同様凄いですね。若干髪がざんばらっぽいのが、また面白かったです。

・マネージャーさんは・・あの人はお話の中で絶対に必要な人物ではないと思うんですが・・カモメ出してくるタイミングとかいちいち面白かった。

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