王の血脈
劇団ZTON
京都府立文化芸術会館(京都府)
2013/12/21 (土) ~ 2013/12/23 (月)公演終了
満足度★★★★
王の血脈
久しぶりのZTONです。文芸会館へ移動してから初めてになります。ZTONはいちいちポーズをとるようなところがあり、それがくどいところが苦手でした。今回、戯曲的にも演出的にも演技的にも、加減が出来ており、リズムよく、最後まで舞台上を信用して観ることが出来ました。面白いですが、何かが足りません。人数とサイズが作品に合っていないからだとと私は思っています(だから文芸に移ってから観ていなかった)。人数が増え、舞台が広くなるにしたがって、濃厚さが失われているようです。アンサンブルの皆さんの頑張りが作品を支えていることが、かえって作品を希釈してしまっていないでしょうか。
『ギア-GEAR-』Ver.3.70
ギア公演事務局
ギア専用劇場(京都府)
2013/11/01 (金) ~ 2015/08/30 (日)公演終了
満足度★★★★★
「ギア-GEAR-」Ver.3.50観ました
観劇二日前に名古屋で放送された「探偵!ナイトスクープ」で、GEARがネタになっていました。
(「GEARを観に行った三歳児が、出演者と一緒の写真をうまく撮れなかったので撮影し直したい」という依頼)
いやあ、いい予習になったなあ(笑)
その中で興味深かったのが、無人の劇場に来た子供が怖くて泣き出したシーン。
TVの放送終了映像の怖さは「死」を連想させる。
人のいない劇場は死んでいる…
前振りが長くなりましたが、一年越しで念願かなってGEARへ。
築80年以上の建物が、魅力的なレトロモダンオーラをはなつ放つ。
内装もこりに凝っているし、(トイレの電気のスイッチまでGEARw)
スタッフも、呼び込みから前説まで、隙がないステキな役割ぶり♪
そんなこんなで観劇。
圧巻。
息をもつかせぬ70分。
びっくり箱のような仕掛けがあちこちに施された、廃墟のようなステージが、プロジェクションマッピングなどの技術を駆使して、電気仕掛けの夢のような空間に塗り替えられる。
テクノロジーと一心同体になって躍動する、徹底的に訓練された役者陣の、それぞれの得意なパフォーマンスが次々に観れる贅沢さ。
それらを組み込んだストーリーも、言語を必要としない単純なものながら、心を掴む。
いのち、コミュニケーション、繋がり、こころ、再生。
ラスト近くでは、不覚にも泣きそうに…
なんといっても、徹底したお客様の満足第一サービス精神が印象深い。(後半で飛び出す大量の紙吹雪にさえも仕掛けが)
家族連れのお客さんが多く、役者がしばしばパフォーマンスで客席をいじりに来たり、いわゆる小劇場演劇とはあきらかに違うノリで、とても開かれた「普通の人たちがたくさん来て楽しんでいる」空間でした。
来月も上演しているので、週末に京都へ行く舞台表現者は必見ですよ!
いなづま
梅パン
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2013/12/20 (金) ~ 2013/12/23 (月)公演終了
満足度★★★
妄想が創ったモンスター!
意識をすればするほど大きくなっていくモンスター。
その呪縛から逃れるためには自分が変わらねばならないということでしょうか。
そのようなことって確かにあります。
東京パフォーマンスドール PLAY × LIVE 『1 × 0』(ワンバイゼロ)エピソード5
キューブ
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2013/12/20 (金) ~ 2013/12/25 (水)公演終了
満足度★★★★
映像の勝利
やはりこれは映像が素晴らしい。TPDのお芝居自体はやっぱ幼いと思ってしまうが,それを見事に映像で補っている。この映像だけでも見応えはありました。しかし,4,5と続けて観ると,だんだん彼女たちに惹かれていきます。ダンスサミットは良い。クセになっちゃうかも。はやりアイドルは生でライブで観るに限ります。
ウルトラマリンブルー・クリスマス
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2013/12/05 (木) ~ 2013/12/25 (水)公演終了
満足度★★★★
最後は主人公同様抱き合って回りたい気分に(千秋楽だからここまで書いていい?)
始まりの説明部分、なんとなくぬるい空気で物語が進んで、
全然ハマれなかったんですよね、
だから時折飛ばされる笑いのネタにもクスリとも出来ず。
「あれ?キャラメルボックスさんってこんなもんだったっけ?」
と思ってしまったんですが、中盤の盛り上げパートから
演者さんの熱の入った演技がぐんぐん自分の心を引きつけて、
最後にはキャラメルボックスワールドにはまってしまいました。
(千秋楽だから書いていいんでしょうか?)
主人公同様、「メリークリスマス!」って言いながらみんなに
感謝のハグをして回りたい気分、まったく同じ気持ちになれました。
物語の展開がうまいなあ。
ネタバレBOX
十数年前、1度だけキャラメルボックスさんの公演観た事があったんです。
人生初の観劇で確か泣けるお話だったと思うんですが、
すごく興奮して感動してその後の飲み会で熱く語ってしまうぐらいでした。
(その後いろいろあって10何年お芝居観てなかったんですが・・・)
で、今日ひさびさのキャラメルボックスさん観劇、
しかも気付かなかったけど、これチケットぴあの抽選で当たった無料チケットだった。
(まあ、タダだからってそれだけで「最高でした!」なんて言いませんけど)
で、昔と変わらぬサンシャイン劇場、ちょっと広めな空間の
後ろの方の席だったのもあって、
「お芝居の空気、ここまで伝わるかな?
演者さんの気持ちが(自分に)ノルかな?」
ってちょっと心配してたんですが・・・
で、開幕。
(自殺しようか迷って)橋の上に立ってる所を天使に助けられるはずが
逆に天使が川に落ちてそれを助けに飛び込んで
心筋梗塞(心臓マヒ?)で死んでしまった、という主人公青年、
天使達が「あなたの死は間違いだったので人間界に戻ってください」と言うも、
主人公(建築会社社長)は
「戻れない、このまま死んで天国へ行かせてくれ」と。
で、そう思うに至るまでの理由がお芝居として演じられるんですが、
このパートがぬるく(起伏がなく)長い、
はっきりいって全然物語に入り込めませんでした。
・ 親父が建築会社社長、「お客様の為に安くていい家を建てる」がモットー
・ 弟が昔川で溺れたのを助けた際に主人公は片耳を悪くしてしまった
・ 主人公は高校時代かなりのピッチャーだったが、
肩を壊して「外野手に移れ」と言われ、目標を無くしていた所で
ガガーリン(?)が宇宙へ行くのを見て、
「自分自身が(片耳悪いので)宇宙飛行士になれなくても、
宇宙飛行士が乗る宇宙船を作りたい!その為に東大に行きたい!」
と目標を持つ。主人公はかなり頭がいい。
・ 親父は自分と妹(叔母)で経営していた建築会社を主人公に
継いでもらうのが夢だったので反対する。
・ 弟が「俺が継ぐよ!」と言ってでるが
「馬鹿のお前じゃ無理だ」と家族中から総スカン。
・ しかし主人公が独学、バイトで2浪した上で東大合格すると
家族みんな納得して「宇宙船を作る夢、頑張れよ!」と。
・ しかしそんな日に父親が倒れ、そして亡くなってしまう。
・ 主人公の建築会社を目の敵にしている大不動産屋の社長に
会社を譲れ、と迫られる。
しかし、叔母と主人公でやっていくから「NO!」と断る。
・ 東大を1年休学して、建築会社を手伝う主人公。
・ (なんでだったか)
弟にそのままじゃ建築会社をまかせられない、と
「お前は大学で経営を学んでこい!俺は東大をいずれまた受け直す!」
と更に建築会社社長を続ける主人公。
・ 4年経って弟は戻ってくるが、なんと許嫁連れ、
しかもその親は大会社の社長で婿に入れ、と。
・ 結局、東大で勉強して宇宙船を作る夢を諦め、
建築会社社長として
親父のモットー「お客様の為に安くていい家を建てる」を
続ける主人公。
・ 途中、学生時代図書室でお互いに意識しあっていた彼女と結婚。
・ 新婚旅行当日に自分が昔家を売った地域で水害が発生し、
それを助けに行って結局新婚旅行代まで全部使ってしまう。
そんな主人公に「またいつか新婚旅行には行きましょう!」
と優しくはげます妻。
・ 娘誕生。
・ モットーが客を呼び、仕事は忙しいが金にはならない毎日。
未だ妻との新婚旅行にも行けず。
という日常がダラーっと続きます。
この辺特に感情移入できる場面がなく、
「うーん」という感じで観てたんですよね、
笑いのネタを振られてもなんか感情がノらないから笑えない。
「このまま終わっちゃうのかなー、かつて観た
キャラメルボックスさんってこんなレベルだったかなー?」
と思っていたら、舞台が急変します。
友人がやっと家を買う、という事になり
手付金の500万を主人公に渡し、
それを叔母が銀行に届けに行くのですが、
仕事の疲れからか倒れてしまい、そのまま病院へ。
そしてその場に残された500万の入った封筒を
なんと敵対する不動産屋社長が盗んでしまいます。
その500万を明日中に振り込まないと、銀行のいろんな引き落としが
できず、倒産してしまう、その上そんな日に限って
税務調査官がやってきます。
500万の行方が不明となったら、脱税だって疑われる!
主人公は色々な方面を駆けまわりなんとか
500万を工面しようとするのですが
・ 500万も貸してくれるような人はいない
・ 弟はパーティー参加で船の上
・ 敵対する不動産屋にも頼むがムゲに断られる
(社員になれば貸してやる、とは言われますが
「自分の建築会社を守る!」と断る主人公。)
など、どうにもなりません。
妻や嫁に相談しようと家に戻りますが、
子供に八つ当たりしてしまった上で相談も出来ず家を出ます。
そして、どうにもならないと
バーで酒を煽り、(その時自殺を思いついたのか)
橋の上で天使と出会い・・・と。
この急展開する場面でやっと演者さんの熱が伝わってきました。
焦り、恐怖、誰に当たっていいのか分からないもどかしさ、など。
はっきりいってこの場面からやっと自分の気持ちが
物語に引っ張られていきました。
そして「自分が死ねば生命保険1000万が家族の元に入り、
家族も会社もすべて助かる。
そもそも自分の人生すべて間違いだったんだ(宇宙飛行士に憧れたり云々)、
自分なんていなければよかったんだ・・・」
という主人公に対して、
天使「じゃあ、あなたがいなかった場合の世界に連れて行ってあげましょう」
と。
そして、先ほどまでの街に案内される主人公、
そこでは
・ やさぐれてしまった友人達
・ 張り合うべきライバルもなく、体調を崩した不動産屋
・ (自分が助けなかった為)死んでしまった弟
・ 誰とも付き合う事なく孤独に暮らしている妻(だったはずの女性)
なんとか話をしようとしますが、知らない人間に警戒し、
逃げられてしまいます
そんな世界を知った主人公は、
「自分がいない事で世界がこんなに悪くなってしまうなんて・・・
会社なんて潰れたって生きていけるじゃないか!」
と(開き直り?)前向きさを取り戻します。
そして「元の世界に帰してくれ!」と天使にお願いすると
すでにそこは元の世界。
会う人会う人みんな自分の事を心配してくれていた事に感謝し、
妻や弟が金策に駆けまわってくれていた事に感謝し、
「生きていてみんなと知りあえてよかった!」と
会う人会う人に「メリークリスマス!」と抱きついてまわります。
このマイナスからの脱却での主人公のテンションの上がりようが
なんだか自分にまで伝わってきて
(途中一度主人公が会場から消え、通路から観客の中に現れ
「メリークリスマス!」と叫ぶ演出が見事)
なんだか「生きててよかった!何があってもやりなおせる!」
と、啓発されてしまった気分でした。
※ しかし結局最後まで盗んだ金を返さない不動産屋は悪い人だなあ・・・
と、最終的にはやっぱり演劇の雄「キャラメルボックス」はすごいな、
こんなオチ(ハイテンションオチ!)に持っていくなんて、
と思いながらも気になったのは、
「物語のそれぞれのパートの比重に問題あったのかな?」と。
説明部分をダラダラと流すよりも
・ 500万を盗まれてからのシリアスパート
・ 自分のいない世界、という悲しい世界のパート(特にこの部分の深堀り)
・ 生き返って「世界すべてがハッピーに見える!みんなメリークリスマス!」 というパート
などにもっと比重を置いてたら、号泣モノだったのじゃないかなあ、と。
最近とにかくボロボロ泣けるお話が観たくて、
その中では本物語は少し涙腺緩んで泣けたかな、
というぐらいでしたかね。
千秋楽記念でたった今お芝居したばかりのメンバーが
「キャラメルボックスのキャラメル」を配ってくれたのは
うれしかったです( ´ー`)
PS.物語が始まってすぐ思ったのは「発声がいいな」
(自分の席は遠い方だけど十分にセリフが聴こえる)という事でした。
他劇団など役者でないアイドルその他を入れてる所だと、
その子のセリフだけ何言ってるか分からなかったり、と
ガッカリする事があったので
ことし、さいあくだった人(終了しました。良いお年を)
エビス駅前バープロデュース
エビス駅前バー(東京都)
2013/12/13 (金) ~ 2013/12/25 (水)公演終了
満足度★★★★★
最終日リピ
話がわかっているからなのか、よくわからないが、
登場人物それぞれの表情が豊かでそれを追いかけているだけで楽しくて仕方ない。
追記: DVDについていた写真ばっちり。確かにこれは、「ここで、撮影しないでください」だ。
ネタバレBOX
メインの2人の掛け合いはもう「心落ち着く」ぐらい楽しい。
起伏の激しさでこちらがどぎまぎさせられる「理さん」。
唇がそれこそワナワナして震えている「明子さん」。
右眉の動きが強烈な「先輩」。
なんとなくしわくちゃなんだけど、まっすぐピンとした感じの「木佐貫」。
なんとかこらえて冷静さを保とうとしている「麻美」。
かわいらしくてダサい「課長」。
どのキャラも運がないなあと感じつつ、いい仲間になるんだろうなあと思った。
ああ、楽しかった。
gate#11
KAIKA
KAIKA(京都府)
2013/12/21 (土) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★
どれも難しかった。
今までのわいわい楽しいgateではなく、難しい作品ばかりで終わってからの繋ぎトークでなんとなくわかるかなぁというレベルでした。
それぞれに、こだわり、一点にしぼり、針穴くらいの小さなところから不思議の世界を観てるような、3作品でした。
いなづま
梅パン
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2013/12/20 (金) ~ 2013/12/23 (月)公演終了
満足度★★
分からず・・
怖いような妖しいような独特の雰囲気の舞台でした。ストーリーがよく分からず最初は退屈さを覚えましたが、少しずつ面白くなりました。が、結局、テーマは何だったのかが分かりませんでした。ラストは、何となくハッピーエンド?にまとめたというイメージで、物足りない感じでした。役者さんの演技は良かったので、もっと違う感じの舞台を観たいと思いました。
ツレがウヨになりまして
笑の内閣
こまばアゴラ劇場(東京都)
2013/12/19 (木) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★★
安定のクオリティ!
バカバカしく、ただバカバカしく。アフタートークにもありましたが、傍から見るとおかしいだろって思うような面白い事を、突き詰めて見事に風刺にしてるなと思いました。あくまで笑いにこだわって作品に、そしてその作品も躊躇無くタブーにも切り込んでいく感じがすごいなと思います。これからもゆる〜く闘って欲しい。
ネタバレBOX
とってつけたようなご都合主義的なラストが、本当に良い。そりゃー、国より彼女を取るよなって思う。自分の生活が第一!それを脅かすような世の中にしたくない。笑の内閣みたいなバカバカしい芝居が、のびのびできない世の中はおかしい。そう思わせてくれる快作!
MOTHER II
青年団若手自主企画 大池企画
アトリエ春風舎(東京都)
2013/12/19 (木) ~ 2013/12/29 (日)公演終了
満足度★★★★
優しい時間
静かな演劇は本当に静か。BGMとか一切無いから、気まずくて食べた煎餅の音までしっかり聞こえる。コーヒー入れる音とか。
でも、情緒豊かな作品だけに繊細で、何度かある暗転で場転している最中にフト集中力が切れてしまう感じがある。この辺りは好き嫌いなのかなぁ。
不思議な話だけど、笑いは少な目。というか、不思議さを前面に出さずに、飽くまで日常と地続きにしている感じが好感触だなと思う。というか、そういう風なので、なんかザワザワする。変な光景なのに、変じゃなくあろうとしている感じが。
ネタバレBOX
舞台美術良いなぁ。積もった文章の量がそのまま生きてきた時間を思わせてくれるような感じ。お母さんのお腹の中の子供が夢を見ている話。
もしくは、ラストでお母さんが娘に話す、いつまでも3歳でお菓子のゲームの前で女の子を発見して、手をつないで一緒に帰る話。
もしくは、公演パンフ文章のヤマハでお母さんが迎えに来ないかもしれないと思う感じ。この辺りの感情を想起すると、何か涙出てくる。これ、もう1回観たら泣きそうな気がしてきた。『お母さんはいつからお母さんか。私が産まれてから?いや、段々お母さんになっていくのよ。』はぐっとくる。
「隣にいても一人」との共通する部分は、観劇後にあれもこれもそうだな〜と、思い返しました。でも、母娘や、生き方や、結婚や、色々な思いがごちゃ混ぜになって物語になってるので、見事にオリジナル作品だなぁと思いました。
ブラザーブラザー
Doris & Orega Collection
キャナルシティ劇場(福岡県)
2013/12/21 (土) ~ 2013/12/21 (土)公演終了
満足度★★★
*
豪華キャストなうえにすごい安定感!
あまり見た事ないホームコメディ?だったので
どんな感じになるのかなと思ってたけど
ゆったり見れて、笑えて、よかったです◎
見終わって心ほっこり。
カーテンコールのトークで
出演者の仲のよさそうな感じが微笑ましかったです(笑)
Party³
移動する羊
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2013/12/22 (日) ~ 2013/12/23 (月)公演終了
満足度★★★★
オムニバス
一篇50分の作品3作によるオムニバス式の公演。3作それぞれが、全く異なるテイストで楽しめる。各作品の合間に10分の休憩が入る。第一話「アイスランドの森」第二話「エレファントタイム」第三話「砂の歌が聞こえる」(追記2013.12.31)
ネタバレBOX
第一話:若い作家と同棲する彼女の名はしずく。「どうして」と質問する彼女は妖精と話すことも見ることもできるが、病が重く暫く作家と暮らした後、亡くなってしまう。彼らの暮らしたロッジは、アイスランドの木材で総てが造られている。かつて、アイスランドはその面積の三分の一を森が占めていたが、暖をとる為、或いは建材として人々が伐採した為、現在では森と言える程のものは消滅。国土の0.3%程度に樹木が残るのみである。
そんな事情で森の妖精が、木材と一緒にやってきたらしい。妖精を見ることのできるしずくは、それ、アイスを発見。大好物のクッキーで釣り、妖精との同居を楽しみつつ過去・現在・未来を通じて森に纏わる物語を紡いで行こうとする。然し、彼女は急逝してしまった。その意志を継ごうとでもするかのようにしずくにそっくりなアイスが、現れ作家と同居することになった。妖精がアイスランドへ帰るまでの日々。
第二話:世の中に無くならないものが三つある。一つは戦争、一つは愛情、そしてもう一つは銀行強盗だ、という発想に四人がチームを組んだ。一人はオタク、一人は某施設副代表、一人は象の研究者、一人は食わせ者。さて四人はオタクの集めた情報を基に銀行強盗を決行、首尾よく金を盗みだすが、中味を確認すると札束は木の葉に変わっていた。だが、その後、三人とも、己の希みを実現した。実は裏があったのだ。食わせ者は、他の三人と其々個別に話し、裏切りを奨めていたのである。三人とも見事に策に乗って各々が日梅雨なだけの金を盗み残りは後になって返しておいたのである。結果、各々は、その望みを叶えゲームとしても楽しんだ上、殺人も犯さずWinWinの結末を迎えたのであるが、この策士こそ悪徳銀行オーナーの息子、怪しい金だと分かっていながら預かる自行不正義を内側から切り崩そうとの義挙であった。
第三話:天文学者、キリトの友人に境界領域専門のカメラマンが居た。彼は、シャーマンのような境界領域の人々を発見する能力に長け自らもクリスチャンでありながら、原罪を進化論の何処に位置づけるかで悩んでおり、尾崎緑の「第七感」の熱心な読者でもあったが、宗教的ストイシズムは彼の精神を追い詰めていった。そんな時、彼は出掛けた奄美諸島の神官の娘、釈迦堂 智美と出会う。彼女は、空に書かれた文字を読む能力の他、多くの外国語を操る能力を持つが、島に伝わる伝承を話して聞かせた。彼はその伝承に自らを浸し第七感を体得して失踪した。だが失踪の直前、彼女にキリトの連絡先を教え、訪ねるよう勧めていたのである。智美はそんな経緯でキリトの下へやってきたのだが、彼女がものごころついて以来見る夢はキリトの夢や既視感と繋がっており、二人は宿命的に結び付けられていたことが判明する。そして二人は、この宿命に身を任せることを選び、その結果になだれ込んで行く。その過程で、写真家がこの位相に入り込んでいることが判明するが、二人の運命は変えられない。位相で砂に変じる智美を救う為に、キリトは己が砂になる。
THEASTAR★HIROSHIMAオリジナルミュージカル『ひろしまお好み焼き物語』
THEASTAR★HIROSHIMA
JMSアステールプラザ 中ホール(広島県)
2013/12/21 (土) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★
師走に観たい定番のミュージカル
休憩1回の2幕もの舞台。
歌あり、ダンスあり、笑いあり(これ、ちょっと足りなかったか‥)、涙ありの定番の面白さだけど、かなり良かった。
音楽も良いし、振り付けもカッコ良かった。
展開は読めるし、少しベタなんだけど、この時期、この感じなら反対に合うと思うし、ひろしまの師走のこの時期、定番のミュージカルとして、来年も再来年も観たい‥‥そんな感じ。
寅さん、第九みたいにね。
舞台上に出てくる女の子たちも、
いかにも広島の子って感じで、共感を覚えましたぁ。
来年も観たいな‥ということで、満足度4。
席は自由席だったけど、だいたい座ったところねん!
ネタバレBOX
お好み焼きをコテ(ヘラ)で食べる時、
もう少し口元で熱そうに ハフハフ
して欲しかったかなぁ………。
東京暮色-映画「東京暮色」から-
立教大学現代心理学部映像身体学科・松田正隆クラス
立教大学新座キャンパス(埼玉県)
2013/12/21 (土) ~ 2013/12/22 (日)公演終了
満足度★★★★
解体し再構成して見えてくる小津のシナリオの秀逸さ
立教大学の授業の一環として学生たちによる上演である。
ちょうど、神保町シアターで小津安二郎の全作品上映特集が開催中で、「東京暮色」も折よく上映され、
数年ぶりに家人と鑑賞して、この上演にも同行した。
ほのぼのと家族を描く穏和な小津監督には珍しく、悲劇味の濃い作品である。
地味な内容だけに舞台化したら、どうなるのか、興味があった。
映画は2時間を超えるが、1時間35分にまとめてある。
シナリオを解体して立体的に再構成していく点が興味深かった。
正直、映画を観ていないと細部などはわかりにくいかもしれない。
この公演で改めて、小津のシナリオの巧さ、それに命を吹き込んだ名優たちの演技力を思い知った。
脚色・演出の松田正隆氏は、小津の台詞は変えずに上演している点に好感をもった。
会話劇を手掛ける小劇場の若い現代演劇作家には、小津の脚本から学べることは多いと思うので
ぜひ、小津の映画を観てほしいと思う。
授業ではこの前にギリシャ悲劇を上演しているので、同様に普段着で現代劇をと、選んだそうである。
松田氏は「東京暮色」とギリシャ悲劇の共通点を感じたという。
演劇化してみると、確かにそんな印象がある。小津を尊敬する後輩の吉田喜重監督もギリシヤ悲劇を意識した作品を手掛けているので感慨深かった。
ネタバレBOX
笠智衆の演じる父親の独特の台詞の間が、この劇でも生かされている。
全体に、学生の演者たちは棒読みに近い平板な台詞のしゃべりかたをしていたが、笠さん自身が棒読み的なセリフ回しなので、違和感がないのかもしれない。
映画では叔母役の杉村春子の達者な演技が印象的だが、何気ないセリフを杉村が生き生きとしゃべることのすごさを改めて感じる。
事務員にお手洗いの場所を聞いて、小走りに急ぐ場面もカットなしに上演されたが、学生はただ走っているふうにしか見えないが、
杉村さんは、それまでトイレを我慢していた女性の和服姿らしい走り方をしているのが憎らしいほどうまい。
映画で中華屋の店主、藤原鎌足が驚いて酒をこぼす場面、若い観客からも同じように笑いが漏れた。
一方、店の名前を看護婦に念押しする場面などは、映画ほど可笑しく聞こえないので、観客は笑わない。
ここなども、親切そうでも、店主の商売人らしいちゃっかりした一面が出た台詞なのだが、さすが藤原さんの味なのだろう。
山田五十鈴の実母が原節子の姉娘を心待ちに汽車の窓の外を気にする場面(結局、娘は見送りに来ない)も、学生の演技には映画のような哀愁は感じない。
妊娠中絶した後に事故死した妹のさみしかった気持ちを父親とふたり、おもいやりながら、姉娘が離婚を思いとどまることを父に告げるラストが、演劇ではよりくっきりと迫ってきて、シナリオの秀逸さを改めて感じさせてくれた。
学生さんたちには事前に映画を見せたのかどうか松田氏に尋ねたら、「けっこう、みな個々に観て知っていたようです」とのこと。
個々の普段着で演じるのはかまわないとして、父親がネクタイを結ぶ場面など、赤のチェックのシャツではなく、白いシャツを着て実際にネクタイを結べばもう少し、自然に見えるのではないかと思った。
見合い写真は台紙に貼ってあるものなのに、まるでスナップ写真を視るみたいに、掌でペラペラ扱うのも気になった。
また、長テーブルを遣うのであれば、もう少し活用してもよい場面もあったと思う。
1st Round
Perfect Match
ク・ビレ邸(大阪府)
2013/12/11 (水) ~ 2013/12/11 (水)公演終了
満足度★★★★★
真夜中のラブレターは危険!!
小野愛寿香役者人生20周年記念!
Perfect Match『1st round』
~All of Ueda Daigo Collection~
■『僕はそれを恋で知った』(30分)
演出・是常祐実
出演・長縄明大
そんな恋でした 真夜中に書いたラブレターは危険 18歳 自爆 回復できない アーラーブユー (尾崎豊) 2曲目(牧原)じゃんけんあっち向いてほい 電車が雪で遅れる 姫路で雪 マンションから落ちた 雪がクッション 辰彦生きていてごめんみたいな顔やった 電話する ミカちゃんムチャブリ 辰彦プレゼント風月堂 。。。。
手紙渡す 知ってる 何でもない
なんか 懐かしい感じ 真夜中のラブレターは、確かに危険だ!! 男心が良く出ていた 面白かった。
■『トムとシェリーは喧嘩をする~『Fall In Down Feel So Good』より~』(40分)
演出・上田ダイゴ
出演・小野愛寿香 闇色鍵盤(Key) 入江友海(Dance)
黒い服 仮面 猫とポニーテールの女性 大きな音 飛び出そうとする猫 ピアノの生演奏 ミュージカル。 俺もこいつもアレキサンドラがいない 私とアレクは最強コンビ 私は、あいつが嫌い 置手紙 私は字も読めるようになった “シェリーへこんな形で出ていく事を許してほしい 行き場の無くした同法の顔が見える。。。祖国へ帰る PS トムを宜しく。 どう下の大人しくなって なぜ帰る 私を置いて この高さぐらいなんでもないさ飛び降りてやる 分っているもう若くない いいわよ今日だけは一緒に居てお願い バン!! 花火 びっくりした トムがいない 1人になった いてててて トムが帰って来た。 面白い物語 あの芝居 アコヤの木 『FOLL IN DOWN FEEL SO GOOD』のスピンアウトな物語
面白かった 入江友海さんのダンス 猫のトム と小野愛寿香さんの演技 闇色鍵盤(Key)の演奏とても良かった!!
銀河鉄道の夜
東京演劇アンサンブル
ブレヒトの芝居小屋(東京都)
2013/12/23 (月) ~ 2013/12/26 (木)公演終了
満足度★★★★★
本質を捉えながら独自の解釈
賢治の世界を4次元というコンセプトで括り、この解釈に従って独自の世界を表現している点が創作者の主体的関与を表して小気味よい。余りにも当たり前のことで、殆ど誰も指摘しないが大切なことを言っておくと、作品が発表されたら、厳密な意味では、それは既に作者の意図を越えたものになっている。従ってそこから先、作品に起こることは受け手の解釈なのである。作品はそのものとして自立しており、受け手は己の想像力やロジックを最大限にして解釈する。今作では、ファーストシーンで、解釈宣言が行われ、その解釈に従って作品は、諸要素毎に咀嚼され、再構成されている。無論、原作の意図が、捻じ曲げられることはない。何故なら、原作の意図した所と向き合う為に、深く考え、作品と向き合って創られたことは、今作の隋所に現れているからである。(追記2014.1.1)
ネタバレBOX
以下、小生の解釈である。
ザネリを中心に「お父さんがラッコの上着を云々」とジョバンニをからかうシーンが出てくる。その後のシーンで、ジョバンニの父らしき人物が、銀河鉄道の停車場に降り立ったジョバンニに語り掛けるシーンがある。将来、ジョバンニが、父を理解するであろうことが、その期待と共に語られるシーンには、無論、ジョバンニの父は獄に繋がれていることが含意されており、その嫌疑は、盗みや暴行、傷害などでは無い。思想犯としてである。所謂、社会主義者やアナーキスト、リベラリストとしてより、恐らくは凡人には理解できない何者かとしてである。型にはまらない人間を権力は煩がるのだ。それは官僚にとって面倒なことであるから。自分達が、箍を嵌めた軌道上を走らない者には、何故そうなのかを問わなければならないし、答え如何によっては、官僚自身のアイデンティティーを崩すからである。彼らは、裸形に向き合うことを恐れているのだ。無論、彼らが裸形に向き合った時点で彼らの構築してきたつもりの論理一切は崩れ去る。故に、彼らは自分の頭で考え、其処から演繹された結論に従って判断し行動を起こす者を恐れるのである。
仮に百歩譲って普通の思想犯としてみようか。現在、この「国」で起こっている未曾有の事態は無論、この「国」だけで収まる問題ではない。安倍という阿保なボンボンだけの話ではないのである。石破や菅、竹中 平蔵等を取り込んでも話にならない。日本を植民地化しているアメリカに対してキチンとい物を言わなければならないのだ。自民党中枢は、そのお粗末な頭脳でアメリカを利用しているつもりかも知れないが、アメリカは、彼らよりしたたかである。そして自民党の影に隠れて暗躍しているのが、外務省、通商産業省、、防衛省の官僚達の多くであり、警視庁の公安部・警察庁所轄署警備課、道府県警察本部警備部などは組織の生き残りを賭けて情報隠蔽に血道を挙げていると見られている。その結果がどうなったか、火を見るより明らかであろう。無辜の民が拘束され、時に凄まじい拷問の為に命を落とし、或いは体を壊して例え釈放された後でも後遺症の為多くは短命でその生を終えた。無論、村八分などの社会的制裁を恐れて人々は見ざる聞かざる言わざるをその生活信条として自らを守ったのである。どれもこれも茶番だと知りながら。そのような排除社会で、命の根底から助け合いの必要を説き実践した者は、為政者の目にどう映ったであろうか? そして、民衆は、これら民衆の英雄をどう裏切ったのか? そういったことまで考えさせる深い内容である。
最初に隠されるであろう情報の一つに福島第一原発人災の消息がある。隠して被害を更に取り返しのつかない物にする危険性が大だ。結果、地球上に生きる総ての動植物、細菌やウィルスに至る迄が、変異を受ける可能性がある。それも、数十万年に亘ってだ。僅か百年前の日本語ですら満足に読めない日本人がたくさんいるのに、こんな長い間、仮に放射性廃棄物の管理が出来た後、その危険性を過不足なく後世に伝える技術が確立されているとでも思っているのだろうか? 本気でそう考える連中が居るとすれば、愚か極まりない。大体、そんな厄介な廃棄物を管理する主体は国家だろう? だが、国家としてそんなに長く存在した国が歴史上一つもないのはどうしたことだ? 管理者も無し、伝え得る素材や技術も無しで何をしているのか? そういう問題に対しても、一つしか無い命にどう向き合うかを示すことで今作は向き合っているのである。
蠍の話やタイタニック号沈没の話、鳥に含まれる水銀の話等々、何れも賢治作品に繰り返される普遍的テーマを含んでいる。蠍は、多くの小さな命を奪って自らの命を永らえてきたにも拘わらず、自分が追われて食べられそうになった時に一目散に逃げ、井戸に落ちて溺れ死んだことを悔やんで、黙って食べられてやれば良かったと考える。これは、「よだかの星」に共通する、皆の本当の幸せの為には自己犠牲も厭わない姿を、一つきりの命の弱さと靭さを示して深い。タイタニック沈没に関しては、死を前にした人倫の問題、身の処し方等本質的な問題が決して声高でもまた強制的でもない形で表現されており、受け手のイマジネーションに委ねられていることも重要な点である。本当に大切なことは、其々が、気付くべきことであって強制されるべきではないのだ!
にじいろ幼稚園のクリスマス
演劇集団LGBTI東京
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2013/12/24 (火) ~ 2013/12/25 (水)公演終了
マイノリティー
2002年4月イスラエル軍は、ベツレヘムにも侵攻、聖誕教会へも銃撃が続いた。またイスラエル兵の投げた手榴弾による出火も伝えられた。この後、イスラエルは、クリスマスミサをも妨害、人々の祈りを踏みにじり続けた。現在も続くシオニストによる占領、封鎖、無辜の市民・子供殺害、差別、人道に対する重大な罪、バンツースタン(イスラエルは否定するが、実質バンツースタンであるとの認識は、内実を知る者には明らかである)侵略の為の入植地建設等々に、アメリカの援助等も大きな影響力を持っていることは衆知の事実である。おまけに、イスラエルの持つ核兵器の数はイギリスをも凌ぐとの研究者がいる位だから、実数は中々見定めることができないものの、中東の不安定要因で最大のものがジャボティンスキーの流れを汲むシオニスト「国家」イスラエルであることは明らかだろう。
ところで、今回、自分が、LGBTIの作品を観に行ったのは、メンバーがマイノリティーだからであった。残念乍ら、演劇というより、セラピーという方が理解しやすい構成と内容であった。もっと、マイノリティーとして生きて行かねばならない、マジョリティーとの関係に正面から対峙して自分達の哲学を深め、関係を見切って欲しい。先ずは、そこからである。演劇としては評価できない。
歳末明治座 る・フェア~年末だよ!みんな集合!!~
る・ひまわり
明治座(東京都)
2013/12/21 (土) ~ 2013/12/24 (火)公演終了
満足度★★★★
今年もやらかしてくれました♪
明治座『歳末明治座 る・フェア~年末だよ!みんな集合!!』東京千秋楽を観劇。
年末恒例る・ひまわりさんのお祭舞台♪
休憩込みの4時間があっという間のテンポ、歴史苦手な方にも親切設計のわかりやすいストーリー。
前半コメディで後半泣かして。
若手が元気で体を張り、ベテランががっちり芝居をこなす。
無茶ぶりで心が折れるキャストさん多数(笑
ネタバレBOX
第一部、始めから「明智」ならぬ「滝川クリステル」仕様のコバカツさん(笑
『大江戸鍋祭』から火消しのみなさん。
あと、やたらとkissが多いし(苦笑
義経くんは2回ほどワイヤーでフライイング。
第二部、始めの場繋ぎ?にDA2-DANZINのみなさん、モンゴルから来日。
オーフォーの範頼さまが最後もっていって、崩れ落ちるリーダー義経さま。
Touch~孤独から愛へ
東京演劇集団風
レパートリーシアターKAZE(東京都)
2013/12/23 (月) ~ 2013/12/25 (水)公演終了
満足度★★★★★
野良猫と飼い猫
飄々とした不思議な男でした。ふんわり温かくなりました。
ネタバレBOX
子供の頃は本当にアレルギーがあったのかもしれませんが、弟の面倒をみようとするあまり、兄は弟を家の中に閉じ込めておくのが一番と考えていたようでした。この時点までは兄も無知なら弟も無知でした。
そんな生活はハロルドが来て一変します。
ハロルドは詐欺師か、はたまたギャングで仲間から金目の物を盗んだか、シカゴにいられなくなって逃げて来ていました。兄弟をだまくらかして利用して、鉄砲玉のように使い捨てにするのかと、いつ本性を表すのか心配していましたが、最後まで兄弟にとって悪い奴ではありませんでした。
拍子抜けという面もありましたが、境遇が同じだったこともあり、兄弟の生活を立ち直らせたいという気持ちがあったのは事実です。じゃあなぜ兄には犯罪の片棒を担がせるようなことをしてそれもあまりうまく行かず、弟には世間勉強のようなことをさせたのでしょう。
兄は野良猫、弟は素直な飼い猫のようでした。人がナデナデするのを受け入れられない野良猫と受け入れられる飼い猫の違いが、最終的にハロルドが仲間に殺されることまで含めてこういう結果を招いたようです。
野良猫根性の染み付いた野良猫はいつまで経っても野良猫のままです。成長した弟によって兄も世間慣れができるようになれば良いのですが、弟がどこかに行ってしまえば、ハロルドの残した資産はあるものの、兄はまた裏街道に逆戻りしそうで心配です。
東京パフォーマンスドール PLAY × LIVE 『1 × 0』(ワンバイゼロ)エピソード5
キューブ
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2013/12/20 (金) ~ 2013/12/25 (水)公演終了
満足度★★★★
ダイアモンド✩
さすがエピソード5は見応えありました!このPLAY×LIVEには歌やダンスだけでなく色んなコトが詰まってますね。決して完璧ではないけど、ぐんぐん上達して光を増してきた彼女たちは正にダイアモンドです。キラっキラの笑顔が眩しかった☆彡