
満月ドリル
劇団B級遊撃隊
千種文化小劇場(愛知県)
2013/11/08 (金) ~ 2013/11/10 (日)公演終了
満足度★★★★★
B級遊撃隊「満月ドリル」観ました
じつは、いまだに掴みどころを押さえきれてないB級遊撃隊。
それなのに、毎回観に行っています(個性的な知り合いが出ているというのもあるけどw)。
現実と幻想、現在と過去、生と死、愛憎が交錯する舞台は、海の見えない砂浜にして、地に落ちた月面。
周囲を囲む闇から現れ消える人々は、本当にそこにいるのか。
確かなのは、自分が抱えている過去や怨念。
向き合って、決別や折り合いはできるのか…。
B級テイストが、今まだ観た中ではもっとも分かりやすく伝わった。
ビジュアル的にも物語の構造的にも、円形劇場を使う必然性が非常に高い。
佃流「わが星」の趣さえも。
役者陣も見事。特に、終盤の佃典彦さんと長嶋千恵さんの二人芝居は、ひしひしと締め付けられる思い。
まだ分かりにくいところはあるけれど、それでもB級の今後を決める代表作になる可能性が。
会場をかなり選ぶけど、再演してツアー公演など、名古屋以外の人にもぜひ観てほしい作品でした。
終演後のグッズ販売では、劇中で佃さんの役が大事に持っている大事袋(おおごとぶくろ)を模した小物入れ袋が大好評、初日完売!(売り子の、吉村公佑さんの力w)
最後の一個は、私が買いましたww

地球の軌道をグイッと 【ご来場ありがとうございました!!次回は2014年5月吉祥寺シアターです。】
ぬいぐるみハンター
小劇場 楽園(東京都)
2013/11/06 (水) ~ 2013/11/17 (日)公演終了
満足度★★★
意外に壮大で長い年月のお話
神戸さん対8人の会議劇って感じですね。
ワイワイ、ガヤガヤ、そんな中でも個々の交流などをチョコっと挿入
テーブルだけのセットでも賑やかに、楽しく展開していきます。
最後は「許し」がテーマなのかな?優しい終わり方で可愛らしい作品。
爆発的な魅力には欠けるけど、こんなのも悪くないですね。

サ××ド・オブ・ミュージック
SOM企画
藝術工場◉カナリヤ条約(大阪府)
2013/11/09 (土) ~ 2013/11/10 (日)公演終了
満足度★★★
熱量はジンジン感じる!
何ともエネルギーが発散しまくりのお芝居!
ミュージカルだと思ったらどっちかと言うとお芝居寄り⁈
演じている人以外は終始動いています
その動きにはあまり意味がないみたいで
慣れないお芝居に戸惑いながら観劇
私にはちょっと難しい内容で部分では愉しめる所もありましたが
全体的に話の流れに付いて行けなかった…
後半、ゲストの登場はいいアクセント♪
それといきなりの下ネタも交じって混乱…(^^;;
内容は福島の現状とダブらせている様な所もあり、
メッセージ性はあったと思いますが私には少し難しい作品でした
しかし、役者さんの熱量はジンジンと伝わってきましまた‼︎
何か新しい表現を模索している様なお芝居でした♪
☆印象の残った役者さん
女医マリヤ役の久木満里加(オレンジスタ)
☆印象的なシーン
ラストにみんなで走りながらゴミを撒き散らすシーン!

チェス
ファントマ
ABCホール (大阪府)
2013/11/01 (金) ~ 2013/11/04 (月)公演終了
満足度★★★★
中間のグレイが面白い。
白と黒 高温と低温 中間のグレイ 大木 自分の反映を目指し戦う チェスの様な舞台 この戦い(ゲームの)にはルールがある そして最後は、ドロー 戦っている二つは何かの力 チェスを打つ神に逆らう様にドロー そして繰り返す戦い 均等な力で、永遠に戦っていないと無くなる世界の様に見えた。 とても面白かった!!
小学生の頃 マンガで、とても感動した永井豪さんの作品 チェスを 思い出しました。

【ご来場ありがとうございました!】退カヌコビヌカエリミヌヌ
ロ字ック
サンモールスタジオ(東京都)
2013/11/02 (土) ~ 2013/11/10 (日)公演終了
満足度★★★★
いいイジメ
いや、いいイジメなんてものはないと思ってますが、劇中でのイジメの模様や陰口、人々の裏の顔がすごく良かったですね。
イジメの現場を見ているはずなのに、自分の顔がにやけるんですよね。
何故かしばらく前に書いた「観てきた」が反映されてなかったのは、まずい事でも書いたからでしょうか?

もう風も吹かない
青年団
吉祥寺シアター(東京都)
2013/11/07 (木) ~ 2013/11/18 (月)公演終了

ザ・スーツ THE SUIT
パルコ・プロデュース
PARCO劇場(東京都)
2013/11/06 (水) ~ 2013/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★
完璧なれど、、、
「なにもない空間」のピーター・プルックだけあって、
音楽も、照明も、美術も、すべてシンプルで、
余計なものがない空間から起ち上がってくる舞台の豊かさには凄いものがあった。
特に、舞台上で生演奏される音楽と舞台との関係は絶妙だった。
役者の演技も素晴らしかった。
脚本も、1950年代の南アフリカの話であり、社会批評性も強く、人が生きる根幹に触れる問題を扱っている。と言っても、ポップに。
それに、やりつくされた手法とはいえ、役者と観客とのやり取りなどは、今でも刺激的ではある。
あらゆる部分で、本当に繊細に舞台が構築されていて、完璧という印象なのだが、、、、 なぜか根っこからは感動しなかった。

僕の偉大なるアイザック・ニュートン
feblaboプロデュース
駅前劇場(東京都)
2013/11/13 (水) ~ 2013/11/17 (日)公演終了
満足度★★★
笑いも少な目
「距離感」・「繋がり」をモチーフにした物語でしたが、荒唐無稽な設定と演出の粗さが目立ち、ちょっといい話としては弱かったかな。
個人的には、先日観た『ブスの背中』に続いての白井愛弓サンの真っ直ぐな役柄を楽しめた(・・前回は鼻に付く嫌な女を好演していた)ので満足でした。
![バレエ・リュス ストラヴィンスキー・イブニング 火の鳥/アポロ[新制作]/結婚[新制作]](https://stage-image.corich.jp/img_stage/m/000/nophoto_stage.png)
バレエ・リュス ストラヴィンスキー・イブニング 火の鳥/アポロ[新制作]/結婚[新制作]
新国立劇場
新国立劇場 オペラ劇場(東京都)
2013/11/13 (水) ~ 2013/11/17 (日)公演終了

僕の偉大なるアイザック・ニュートン
feblaboプロデュース
駅前劇場(東京都)
2013/11/13 (水) ~ 2013/11/17 (日)公演終了
その答えは、5×5じゃない
アイザック•ニュートンは、科学者、記述家、哲学家、政治家、貨幣局長など、様々な 仕事を持っていたらしい。
木の枝から落ちた林檎を観察し、「万有引力」という物理学の法則を発見した。人類史に残る偉大な発見は、それを証明させるためのピサの斜塔という偉大な建造物も遺している。
ニューヨークのことを、別名「ビックアップル」と言う。米国人のみならず、EU、ロシア、アフリカ、中南米、中国、韓国、東南アジア、中東、インド、日本…などから飛んできた人々が住む。この都市を訪れたジャーナリストは必ず「英語が通じない!」と嘆く。「ビックアップル」のことばの由来ではないが、ニューヨークの多民族多人種ぶりは林檎=アップルを世界で最もじっくり観察した偉人•ニュートンの仕事数に等しい。
「知り合いの知り合いを6人(5人説もある)たどれば、世界中の人とつながる」ことが統計学的に判明している。本作は、コメディタッチと淡いタッチを織り交ぜ紡いだ、「つながりマフラー」だった。登場人物が「はっちゃけて」おり、たとえば無敵人間や電子少女を観ているだけでも、存分に楽しめる。だが、SFのジャンルに収めたくはない。「つながりマフラー」は大型工場で製造された どんな繊維より温かい。
旅する女性2人の別れから始まって、そして出会いが生まれた。関係性ー「近未来の日本」へ至る入り方が見事である。
ニュートン好きのサムと3歳年上の美幸の触れ合いが印象的。織り交ぜた糸の「淡い」部分なのだろう。今日もどこかで、人と人が、国と国が、ニュートンの発見した「万有引力」で互いに引き合っている。

地球の軌道をグイッと 【ご来場ありがとうございました!!次回は2014年5月吉祥寺シアターです。】
ぬいぐるみハンター
小劇場 楽園(東京都)
2013/11/06 (水) ~ 2013/11/17 (日)公演終了
満足度★★★
神戸サンに頼りすぎ感が・・
序盤に神戸サンが突っ走ってかき回して笑いを取りにいき、どのように物語が膨らむのか見守りながら観ましたが、・・・・結局、舞台に奥行きが出ないままお仕舞いに (o´_`o)

息をひそめて―シリア革命の真実―
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2013/11/11 (月) ~ 2013/11/17 (日)公演終了
初めてのドキュメンタリーシアター
ドキュメンタリーシアターというものは初めて観た。
上演時間2時間強。
上演までの待ち時間にマックで寝てしまうほどの睡魔に襲われていたが、上演中は眠気とかどこかに吹っ飛んでいた。
シリア国民の声を一言一句変えることなく仕上げられた脚本。
7か月に及ぶ証言の数々を芝居として成立させているのがすごい。
現代に生きる日本人のほとんどは戦争を知らない。
劇中に「知らない人間は想像することだって出来ないんだよ!」という言葉が出て来るが、役者さんたちの演技はどういうことか。
役者全てがそれほどの熱演だった。
物語はどんどん暗い方向に進む。
シリア人同士が戦っている状況であるが、彼らの根底にあるのは宗教だ。
お盆くらいしか自身の宗教に触れる機会のない、ほぼ信仰心のない私にはこの感覚はよく分からない。
同じ地球に生きる者として、私達は知っていなければならない。私は偶然にもこの芝居を知って、今日観劇出来たことを幸運だと思う。

地球の軌道をグイッと 【ご来場ありがとうございました!!次回は2014年5月吉祥寺シアターです。】
ぬいぐるみハンター
小劇場 楽園(東京都)
2013/11/06 (水) ~ 2013/11/17 (日)公演終了

ご来場ありがとうございました!みきかせプロジェクト 「青天井ポップコーン」
みきかせworks
ワーサルシアター(東京都)
2013/11/13 (水) ~ 2013/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★
さよならのむこうがわ
キモかわいい、小動物的な弟を演じている役者さんが、素晴らしい。人形を使った演出も効果的。三年間口をきいていなかった弟の妄想にイヤイヤ付き合わされている姉を陣内さんが上手く演じている。一度に二作品観ることが出来てお得である。もう一つも観たい。

もう風も吹かない
青年団
吉祥寺シアター(東京都)
2013/11/07 (木) ~ 2013/11/18 (月)公演終了
満足度★★★★★
勇気づけられる
青年団の芝居でこんなに笑ったの初めてかも、って位アットホームな観客席。笑いが多く、わかりやすく、でもとても深い。作中の登場人物達と同世代だからか、自分の事のように一人一人に共感してしまう。この国で生きる事のやるせなさ。日本が滅んでいく可能性。人が人を救う利他性への懐疑的な視点と希望を与えるような物語構成。一つの作品に出会う事が、多くの人の生き方を変える力を持つなぁと、力をもらうような傑作でした。

いのうえシェイクスピア「鉈切り丸」~W.シェイクスピア<リチャード三世>より
パルコ・プロデュース
東急シアターオーブ(東京都)
2013/11/08 (金) ~ 2013/11/30 (土)公演終了
満足度★★★
極悪人ではなかったですね。
役者さんも舞台も豪華、みなさん上手いし熱演されていました。
どことなく人間味を感じさせる儚い空気の漂う悪漢の物語。
痛くなる迫力のシーンも時折拝見出来ましたが、
圧倒的な極悪人の物語を期待していたので、
少々、物足りなかったかな?もっと驚かせて欲しかったな。

息をひそめて―シリア革命の真実―
ワンツーワークス
赤坂RED/THEATER(東京都)
2013/11/11 (月) ~ 2013/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★
難しい劇だなぁ、
というのが第一印象です。内容が難しいのではなく、劇として見せ方がすごく難しい。登場人物は少なくないとはいえ、ほとんど互いが絡むことはなく、独白が延々と続き、一人芝居に近い。始めから一人芝居というのであればこちらもそれなりの覚悟をして(!)観劇に臨みますが、途中からこれは一人芝居だな、と気づく。このギャップは大きい。そう思ってみると天井の分厚いコンクリートを模した美術の凄まじさはどうだろう。こんな天井初めて見た。シリア内戦の解決の難しさ、登場人物の置かれた立場の困難さ、人の心に訴えることの、劇としての難しさを表しているかのようだ。ワンツーワークスとはいえ、かなり苦しんだのではないだろうか。

ろくでなしコーラス
気晴らしBOYZ
笹塚ファクトリー(東京都)
2013/11/12 (火) ~ 2013/11/17 (日)公演終了
満足度★★★★
名曲 ろくでなし
序盤、選曲などの好みがちょっと自分とは異なって違和感のようなものを感じたが、中・終盤に掛けては盛り上がって楽しめた。この辺り、序盤で観客を引きずり込むような演出があると更に面白くなろう。とはいえ“Le mauvais garçon”を素直に名曲として聴けるだけの内容であった。

God save the Queen
東京芸術劇場
東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)
2013/09/12 (木) ~ 2013/09/16 (月)公演終了

風撃ち
劇団桟敷童子
すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)
2013/05/17 (金) ~ 2013/05/29 (水)公演終了