最新の観てきた!クチコミ一覧

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ウィキッド

ウィキッド

劇団四季

電通四季劇場[海](東京都)

2013/08/03 (土) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

濱田めぐみさんのエルファバ
2007年初演時の2日目に観劇しました。
濱田めぐみさんのエルファバは、素晴らしかったです。

美女と野獣【2024年9月4日夜公演中止】

美女と野獣【2024年9月4日夜公演中止】

劇団四季

四季劇場[夏](東京都)

2010/07/11 (日) ~ 2013/01/27 (日)公演終了

満足度★★★★★

四季劇場で観た初めてのミュージカル
華やかな舞台でした。

マンマ・ミーア!【2021年4月28日~5月11日公演中止】

マンマ・ミーア!【2021年4月28日~5月11日公演中止】

劇団四季

電通四季劇場[海](東京都)

2010/12/12 (日) ~ 2011/09/04 (日)公演終了

満足度★★★★★

保坂知寿さんのドナ
保坂知寿さんのドナ、素晴らしかったなあ。

ミュージカル異国の丘

ミュージカル異国の丘

劇団四季

四季劇場 [秋](東京都)

2008/05/31 (土) ~ 2008/07/06 (日)公演終了

満足度★★★★★

木村花代さんを舞台で初めてみました
木村花代さんの歌声にしびれました。

アクアリウム

アクアリウム

DULL-COLORED POP

シアター風姿花伝(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/31 (火)公演終了

満足度★★★★

ダルから
演出家さんは、頭がすごくいい人なんだなー、と思いました!
動の迫力と静の緊張感を巧く混在させる演出手腕に脱帽
リアリズムとファンタジーの境目をふわふわ行きかう世界観も惹かれました
それに、理屈で説明をしないのが素晴らしい

ネタバレBOX

あの役は、山崎彬さん以外ありえないのでは!?と個人的に思いました。
アクアリウム

アクアリウム

DULL-COLORED POP

シアター風姿花伝(東京都)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/31 (火)公演終了

満足度★★★★★

きれいなアクアリウム
安定感のある俳優さんたちときれいな水槽の置いてある空間。ここは風姿花伝なのかしらと思うような広さを感じました。…そんな広さを感じつつも大原さん一色さんコンビは時折舞台からはみ出てる気がしてならない。いやはみ出ていた。(笑)
クリスマスシーズンにもやもやとした気持ちをアクアリウムに沈めてみればもっともやもやするかもしれないし、ひょっとしたらすっきりするかもしれない。

ネタバレBOX

鳥さんとかワニさんとか、なんだかファンタジーのようなキャラクターにふふふと笑っていたのですが、ゲストさん演じる「彼」が出てきた途端に、こわいような辛いような悲しいような、そんなような気持ちになりました。
ゲストの山崎彬さん、圧巻の数分間でした。怪演と言えばよいのでしょうか。本当にすごかったです。

あと飛び交うシュークリーム演出はすごい好きでした。
(morning sun...)

(morning sun...)

第27班

北池袋 新生館シアター(東京都)

2013/12/13 (金) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

色んなケース
盛り沢山でしたが、丁寧に描かれていました。

ネタバレBOX

異種類性愛症候群でしたっけ、ウサギでも、ニワトリでも、セミやクマノミ、アサガオにまでズキンと恋愛感情を抱いてしまう症状は面白かったです。

学生による学生のための恋愛群像劇ということだけあって、前述の症候群の他、学費を浮かせるための偽装学生結婚からの恋愛移行、そこには他の男との間の子を妊娠したという事件を経てがありました。さらには、記憶障害の女子との恋愛、ゲイの話も、童貞に悩む学生もいて、バイトも色々あって、それらが学生たちの繋がりの中で丁寧にリアルに描かれていました。

ゲームを作っていた女性の、男性に対するダメ出し的タメ語が耳新しく、女子大生は学内でこういうしゃべり方をしているんだと新鮮な気持ちで受け止めました。
珈琲法要

珈琲法要

青年団若手自主企画 河村企画

アトリエ春風舎(東京都)

2013/12/12 (木) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

歴史の一コマ
よくぞ津軽藩士の日記が残っていたものと思います。そして、よくぞ掘り起こしてくれました。

ネタバレBOX

蝦夷地警備に駆り出された津軽藩の人たちの話。

そこにはロシア人であれ和人であれ、土地所有という概念を持ち行動する人間を憎むアイヌ民族の思想があったことを忘れてはいけないとつくづく思いました。

津軽藩士や同じく駆りだされた津軽の農民は冬場味噌と白米で過ごし、脚気に罹って大多数が死にました。アイヌの女の父親は和人との戦いで死んだという過去がありましたが、今回の出兵では特にもめた様子はなく、アイヌの人を世話係として雇っていました。であれば、せめて干物の魚とか買えなかったのかと悔やまれますが、彼らは必要以上の動物や魚は捕獲していなかったのでしょう。

女が脚気でいずれ死ぬことが分かっている津軽の男の口をふさいだ行動は恨みからなのか、楽にしてやろう的な考えからなのか悩ましいところでした。殺し切れなかったところをみると、和人に対する恨みはあるものの、冗談の一つも言い合った男には最終的には手が下せなかったということでしょうか。

元気なご老体は樺太まで行ったとのこと、土地所有に拘る和人で申し訳ないですが、彼らが斜里や樺太まで行ってくれたお陰で今の日本が形作られているのだと思うと感謝の念に堪えません。

すり鉢ですったカーヒィーはいい香りでした。
Modern Dance Performance

Modern Dance Performance

日本大学藝術学部演劇学科

日本大学藝術学部 江古田キャンパス(東京都)

2013/12/13 (金) ~ 2013/12/14 (土)公演終了

無題931(13-370)
14:00/17:00の回(快晴)。1時間前受付(整理券あり)、30分前開場(やや押しで)。此処で昨年(11月)、今年(10月)と3年生による「Modern Dance Performance~ロンド・カノン形式による創作~」をみましたが、そのときとは相当違いました。

玉川大学の卒業公演でも感じたのはなんだかおとなしい..それは女性らしい感性なんだろうと思いながらも躍動感あふれるダンスよりも静止画的な、パフォーマンスに近い印象。

安定した、(きっと)高い水準だという気はするのですか、一方ではそれでいいのかとも思い、なんというか「ここ一番」というくらい突き抜けたものが...。

ネタバレBOX

先日、日本女子体育大学+高襟(深見さん)の再演(拡大版)をみていたからでしょうか、物足りなさを強く感じました。広い会場に数人ずつ分散、異なる動き、ゆっくり歩く...が各チームかなり似かよっていたように感じました。
『花鋏』『指先から少し血が流れ始めた』

『花鋏』『指先から少し血が流れ始めた』

三角フラスコ

ウイングフィールド(大阪府)

2013/12/07 (土) ~ 2013/12/09 (月)公演終了

満足度★★★★

三角フラスコ「花鋏」「指先から少し血が流れ始めた」観ました
 昨年、東京にいながら東京公演を見逃したあの悔しさ…ついにリベンジ!

 劇場では、プロデューサーの森さん(仙台)宣伝美術の清水さん(京都)、東西のお知り合いががそろい踏み!w
 (森さんは板橋・サブテレニアンや長久手・文化の家で、清水さんは愛知芸文20周年「金の文化祭」でお知り合いに)
 劇団と劇場・ウィングフィールドの間にも、なじんでいる空気が。



 上演二短編、作者は別だけど、どちらも子どもを主軸に、人との繋がりの断絶・きしむ心の亀裂・自身への嫌悪が首をもたげてくる様子を描写。
 見えないところで育まれる闇が、噴き出す瞬間・ぶつかり合う時に焦点が。

 リアルな感性で、論理的に心の闇へ切り込むiakuとも違う、ぬるくでも逃げられないように縛られる生理的嫌悪感。他人事ではない…
 
 人を信じるか否かの隙間に、僅かな光が。
 一作目はこころの谷間に落ちる瞬間で終焉。
 二作目ではかろうじてスキマから光差すような救いが。


 繊細な照明で浮かび上がる、意識の断片のようなセット。
 二作目はもっと具象的なほうがいいかと思ったけれど、話が進んでいくと良く似合うように見えてきた。
 舞台の不思議。



 研ぎ澄まされた舞台は、精神を消耗するけどそれに見合う返りがあります。
 仙台・三角フラスコ、他の地域の皆さまも、機会があればぜひ!



 ※関係ないけれど、開演前や終演後に、この週の頭に名古屋で観た仙台・短距離男道ミサイルの話題で華やいだ…(元・三角フラスコ代表も出演w)

 主宰・主演の瀧原さんは、ツイッターでミサイルにかなり過激なエールを送っておられました。。。いやあのツイートからは想像もつかない素敵なお方でしたよ(爆)

ba-mu ku-hen

ba-mu ku-hen

演劇ユニットP-5

萬劇場(東京都)

2013/12/12 (木) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★

脚本は面白かったです。
詳しくはまた後ほどに。

12/24追記。
ちょっと萬は広かったかな、と感じる演者の人が多かったです。
舞台設定としては萬は合ってたかと思いますが、
もっと狭い空間の方がよかったのかも。

各階のエピソードをもう少しコンパクトにできたかも、
長セリフで説明する部分の前ふりをそれより前のシーンに織込めたりできたかも、
など思いましたが同じセットで違う階、という着想は面白かったです。

愛人刑事

愛人刑事

★☆北区AKT STAGE

北とぴあ ペガサスホール(東京都)

2013/12/12 (木) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

つか作品にしては
珍しいミステリ仕立てで,ストーリーもわかりやすく面白く観劇できた。毒も抑えているみたいだし,とっつき易いのではないだろうか。素の舞台で音響と照明でこれだけ魅せるのも,この会場を使い切っていたのもお見事。

空想、甚だ濃いめのブルー

空想、甚だ濃いめのブルー

キ上の空論

新宿眼科画廊(東京都)

2013/12/06 (金) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★

非常に危うい
この公演はある程度に筋書きがあって、それに役者が即興で演じているという説明があった。
私にはそれがどうしても台本ありきの芝居にしか見えず、むしろ即興に見せかけている芝居に見えた。
もしも本当に台本というものがないなら★は4つ。
台本があるのなら★は2つ。
真相は知らないので間の3つということで。
ただ後者の場合は客を騙してハードルを下げているということになるので非常に危ういことをしている。
話も演出も演技も面白かったのだから普通の演劇として見せた方がスマートだったと残念に思う。

江口君と私

江口君と私

トライフル

ナンジャーレ(愛知県)

2013/12/05 (木) ~ 2013/12/08 (日)公演終了

満足度★★★★

トライフル「江口君と私」観ました
 団体としての活動は二年ぶり、本公演は三年ぶりとなるトライフル。
 主宰の片山雄一さんとも久しぶりにお会いしたけれど、じつに丸くなっておられました(見た目も中身も)。



 パッと見ただけでは気づかない要素がたくさん詰まった舞台。

 基礎を踏まえつつそれぞれが自分の持ち味で立った役者、関係の段階を探るように進展していく会話、能舞台からアート系まで古今の舞台表現からミックスされた様式、空間を塗り変えるような美術・美術・音響。

 特に美術は、劇場に入ったとたん、ふだん見慣れたナンジャーレという空間を見違えた…広々と見えて、しかも幻想的…(ちょっと京都演劇的センス?)


 他人との関係に難渋しながら生きている男女二人の、関係の構築の段階をもっと見たかったけれど、それでも、不器用な彼らがもどかしく織り成すラストシーンで、充分切なくなった…俺もぬくもりほしい(´Д`)

 観る人によってかなり見え方が違いそうな舞台。



 主宰の体調不良・不在(劇団は名古屋だけど主宰は東京在住)という環境で、二年間の休止状態でも求心力を失うことなく(逆に団員が増えたw)、次へ向けてこつこつと積み重ねてきたトライフルという団体の再スタート。
 今後の活動に期待。

命の池

命の池

劇団演奏舞台

演奏舞台アトリエ・九段下GEKIBA(東京都)

2013/12/13 (金) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

我らは何処から来て何処へ行く のか?
 命の池と名付けられた小さな池には、河童が棲むとの伝説があり、噂を聞いて、立ち寄る人々もある。

ネタバレBOX

 中には、外国で綺麗で安全な水を供給する為、井戸を掘る作業に従事していて紛争に巻き込まれ息子を失くした母、20年前に、池の底から発見された娘の自殺への心に寄り添ってやることができなかった為に、娘は失踪したまま戻ってこないだけで何処かで生きているという幻影に取り込まれてしまった施設に暮らす母親、この国のタブーを暴いた為に、支配層から睨まれ、村八分にされた元売れっ子作家、女優を目指しこの道に足を踏み入れた頃、河童と遊んだという記憶を持つ女らが、何かを求めてやって来る。河童池だとか河童に因んだ名で呼ばれることの多くなったこの池の古名を“命の池”。
 人々は、己の抱える存在の何たるかを訊ねる為に、或いは、意識の謎を明かしてしまわないようにやって来て、幻影に包まれる。
 その様を、半分透過するような幕を用いて幻想的に観せると共に、登場人物の役割転移によって現実世界と幻影との歪みを表現した幻想的な舞台。鈴の音や背後に流れる生演奏が興趣を添える。
八福の神

八福の神

Jungle Bell Theater

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2013/12/11 (水) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

1本で3本分観たぐらいの満足感!
タイトルに惹かれ観に行った初見の劇団さん。
満員御礼で当日キャンセル待ちでぎりぎり入れました。

2時間弱の中で、たっぷり笑えて、推理ドラマのような要素もあり、古畑任三郎チック。最後は涙まで誘う。演劇を観てぽろぽろ泣いたのはもしかしたら初めてかもしれない。
いや〜この本書いた人すごいな〜。と思って後で調べてみたら、会場の笑いを一番持っていってた役者さん!脚本演出やって自分の出番もあれだけあって笑いも涙もかっさらうって、本当にすごいです・・。

お気に入りの劇団さん増えちゃいました!
次回公演も必ず観に行きます。出逢いに感謝☆

ネタバレBOX

蓮の花は泥水を吸って綺麗な花を咲かせる。その泥水の環境を活かすのは貴方次第という台詞(うろ覚えですが・・)や、人は一人じゃ生きられないという言葉が胸に刺さりました。
リーディング・フェスタ2013 戯曲に乾杯!

リーディング・フェスタ2013 戯曲に乾杯!

日本劇作家協会

座・高円寺2(東京都)

2013/12/14 (土) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★

よかった
迫力のある、主張の強い、骨太の力作だった。

新説・とりかへばや物語

新説・とりかへばや物語

カムヰヤッセン

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/12/13 (金) ~ 2013/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★

現代的な視点で見事に再構築された舞台作品
 子育て、人材育成、ジェンダーなどの盛りだくさんのモチーフを内在させながら、女の執念、運命などドラマ性を織り込み、なぜ師匠は女性の弟子を頑なに拒否し続けたのかの謎が解き明かされてゆく物語は、現代的な視点で見事に再構築された舞台作品になっていたと思います。

ネタバレBOX

(遠山の)金さんや(津田)梅子の母親を登場させるなど極上のエンターテインメント作品にもなっていると思います。

新説・とりかへばや物語

新説・とりかへばや物語

カムヰヤッセン

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2013/12/13 (金) ~ 2013/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★

もっとシンプルでも…
元の古典は「左大臣が2人の子どもの性別を『取り替えたいなあ』と思って
ほんとに取り替えちゃったらそれぞれ出世したが最後は元の性に戻った」という話。
オリジナルをストレートに舞台化しても十分センセーショナルでインパクト大なのに
それを落語界に置き換えてからの構成がちょっと“複雑にし過ぎ”の感あり。
創作落語を練る噺家が作中人物と会話しながら論理を展開することで
役者陣のキレのいい江戸弁が醸し出す“時代の空気”を中断しているように感じた。

ネタバレBOX

舞台奥にぐるりと優美な格子戸がめぐらされていて、
開演直前、その向こうに役者さんたちが入って来て座った。
開演後は、ハケると格子戸をあけてそこに座ることになる。
この出ハケ、部屋の出入りがリアルだしスピーディーでとても良かった。
客入れの際に流れた噺家の出囃子も、落語好きには面白くて好き。

ある噺家のところへ女性が熱心に弟子入りを希望して通うが、
彼の師匠は「女の噺家など認めない」の一点張り。
そこで彼は、新作落語で大胆な仮説を立て、男女の差など意味はないと主張する。
「喋り」は本来女の仕事だったのにいつの間にか男が取って代わったのだと…。
その創作落語とは…。
女の世界だった落語に「向いている」と息子を送りこみ、
男ばかりの藩校に勉強好きな娘を入学させる父親。
二人はそれぞれの世界で評価を得るが、恋愛問題で本来の性と葛藤することになる。
そして結局は元の性に戻って居場所を得る、というストーリー。
この創作落語完成の後、師匠は女弟子の存在を認める…。

身分や職業による言葉づかいが変なところも散見されるがツッコまないでおこう。
ついでにフライヤーの写真、着物の合わせ方が“死人”になってないか?
男女とも右手が懐に入るように合わせる“右前”が正しいと思うのだけれど…。
そういった時代考証の甘さはともかく
師匠(北川竜二)や女噺家(笠井里美)、男女の入れ替わりを提案する父親(太田宏)、
それに創作落語をけしかけ、途中からリードする男(辻貴大)らの
江戸弁の台詞に勢いがあってとても魅力的だ。
女になり切る為の所作その他を教えるよし乃を演じた工藤さやさん、
たたずまいも仇っぽくて優しく、とても素敵だった。

個々のキャラクターは確かにインタビューしてみたくなる奥行きと魅力がある。
想いを同じくする登場人物が2人で同じ台詞を唱和するなど
力強く惹き込まれる演出は秀逸。
お上の締め付けや、先細りの業界を憂える新旧の考え方の違いなど
社会的背景も説得力がある。
だが“性別にとらわれない生き方”を問い、“幸せを感じる居場所”を探すなら
シンプルに“女が学問をし、男が噺家を目指す”構造でも良かったのではないか?
作り手の迷いや疑問がいちいち顔を出すと流れが途切れてもったいない。

息子が女を装って落語家になるところも、
客や席亭など周りに“実は男である事がバレている”という設定が中途半端。
周囲を完全に欺いてこそ、自分のアイデンティティへの悩みが深まる気がする。

今の時代に、北川さんのこのテーマへの着眼点とアプローチは素晴らしい。
作家の、また観る者の想像力をかきたてる「とりかへばや物語」、
改めて、古典の大胆な発想に驚かされる。

空想、甚だ濃いめのブルー

空想、甚だ濃いめのブルー

キ上の空論

新宿眼科画廊(東京都)

2013/12/06 (金) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★★

Bチーム
もっと実験的なものを見せられるのかと思っていたので、あれって感じではあるのだがおもしろさはありました。

くうちゃん役の役者さんがよかった。

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