RAKUDA
劇団ピアチェーレ
Ito・M・Studio(東京都)
2014/02/28 (金) ~ 2014/03/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
自由奔放
恥ずかしながら、同い年である学生の演劇を見るのは初めての経験でした。
率直に感じたことは、皆さん凄く楽しそうに演技しているなぁ!って事でした。ハプニングがあっても、セリフが飛んでもやり続けるのが素敵でした。演劇をやる上では当たり前なのかもしれませんが、それでもカッコよかったです。
いい意味で学園祭のように、学生らしさが出てた劇だったと思います^_^
脚本や構成は素人なので触れませんが、見る価値はかなりあると思います^_^ ただ言葉のチョイスは涙が出るくらい面白くて意味が分かりません。←もちろんいい意味で。
特に私は、熱殺蜂球がお気に入りです。
この劇を見に行こうと思ったのは、ポン女のTさんに
「ウチのサークルの女の子は皆おにぎりだよ。」と言われた事がキッカケでした。おにぎりだったのは結局Tさんだけだったと思います。でも皆さんカッコよかったです^_^千秋楽行かれませんが、成功を祈ってます。頑張ってください^ ^
卒業しても、集まれる機会があったら是非やってくださいね(^-^)
必ず行きますよ!
あー面白かった。見に行ってよかった!!
眠る羊
十七戦地
LIFT(東京都)
2014/02/19 (水) ~ 2014/03/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
奢る平家
「国民の理解を得て比良坂家を守るため」平易な言葉を使って
証人喚問のリハーサルをするものだから、政治の話が大変解り易くなった。
国を守ると言いながら、守りたいのは一族とその立場、プライド、既得権。
過去作品のようなダイナミックな展開や大胆なファンタジー要素は薄れたが
その分現実とリンクして“多分絶対あるある”的なリアリティが色濃く漂う。
キャラの立った一族に加えて有能な秘書達が事態を引っ張るのが面白く
過去の経緯はともかくラスト次男の選択は、潔くて清々しい。
このラストは作者の理想・ファンタジーか、国の行方を託すひとすじの光か。
それにしてもスペース、テーマ、人数など、敢えて難しい制限をかけた中での
この設定と会話の緊張感は素晴らしい。
また意外なキャスティングで役者の新たな面を見事に引き出している。
ネタバレBOX
証人喚問を控えた与党国防部会の衆議院議員が、想定問答集を元にリハーサルを行う。
亡き父の後を継いで国防一族である3人の息子たちはそれぞれ要職についているが
今や3人とも不正疑惑の渦中にあり、次男である議員はその釈明を求められている。
リハーサルには3人のほか、母親、議員の妻、秘書3人、左翼系の妹、
そして彼らが身を寄せているこのギャラリーのオーナーで亡き父の秘書兼愛人の女性。
リハーサルが進む中新事実が次々と発覚し、事態は予想しなかった方向へと動き出す。
次男は、最終決断を迫られる。
「調査中」と逃げるか、認めて謝罪するか…。
まずこの証人喚問をエンタメ化するという設定が素晴らしい。
そもそも一般人とかけ離れたモラルや金銭感覚で動く政治家や官僚という存在に
滑稽さを見いだすところがユニークかつ鋭い。
証人喚問というショーの演出を練る舞台裏を暴く面白さが秀逸。
柳井作品には珍しく笑いをもたらしているのも、この“存在の滑稽さ”だ。
へそでも見なくちゃ頭を下げることができない、ボクが国を守り動かすと決心している、
親切な人からすぐ金を借りる、自分が正しいとマジで信じている、人の話を聞かない、
最後はやっぱり金がモノを言う、バレなければ大抵のことは大丈夫…etc.
といった生態が現実とリンクし、その既視感が可笑しい。
キャラの設定にメリハリがあるのも魅力的。
いつも沈着冷静でクールな役が多かった北川さんが
傲慢で横柄で「殺してやる!」とか言う次男の与党議員を演じるのが大変楽しい。
意外に凶暴な役とか似合いそう。
防衛省装備施設本部調達課にいながら軍需商社から平気で金を借りる
オペラ狂いの長男を演じた澤口渉さん、
“小役人のぼんくら”と言われる屈折を
軽いノリでやり過ごそうとあがく様が情けなさ全開で印象的。
困った3兄弟とは対照的に彼らを支える秘書たちは非常に優秀で、そこもまたリアルだ。
“素朴な人”でなく立板に水みたいな秘書を演じた真田雅隆さん、
都会的なキレの良い台詞がリハーサルを牽引して魅力的だった。
結果的にリハーサルをリードした、亡き父の秘書兼愛人美咲を演じた植木希実子さん、
冷静に状況判断をしながら重大な決断をさせる、理知的なキャラがぴたりとはまる。
ダメダメ一族を描きながら、作者はどこか一縷の望みを託しているように見える。
左翼寄りの妹礼子が、最後レコーダーを受け取らず美咲に委ねるところ、
一族の失脚を前にどこか明るい兄弟たち、
潔くバッジを外す決断をした次男も、最後は屈託のある美咲に対して本音で向き合う。
柳井氏の“絶望しないために必要なファンタジー”を感じた。
柳井氏のtwitterを見るといつも、リラックスした自虐ネタに笑いつつも
「制限の中で印象的なメッセージを効果的に発信する」という作家としての言葉を感じる。
それは単なるつぶやきというレベルを超えていて
この瞬発力とクオリティが戯曲の核になっているような気がする。
想稿 銀河鉄道の夜
空かると
アートスタジオ(明治大学猿楽町第2校舎1F) (東京都)
2014/02/27 (木) ~ 2014/03/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
”想い”が詰まった珠玉の作品。
前作『東京駅』もとても良かったけれど、今回は前作より更に”力強さ”と”完成度”が増した非常に素晴らしい舞台だった。
物語の世界観を巧みに表現した美術と演出。また個々の演技も素晴らしく、”出会い” ”別れ” ”新たな旅立ち” 登場人物たちと実際に演じている役者たちそれぞれの”想い”が見事に調和した瞬間の妙。まさに大学4年間を飾るにふさわしい集大成的作品だったと思う。
上演時間:70分
ネタバレBOX
ラストのジョバンニが叫ぶ長台詞とこぼれ落ちる涙に、この作品に懸けたみんなの想いが集約されていたように感じました。
心の中、翼ひろげて
夏色プリズム
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/02/27 (木) ~ 2014/03/03 (月)公演終了
満足度★★★
観劇の感想です。
最前列で観させて頂きました.さわやかな感じのチラシからは想像しにくい内容のお話でした.雑誌では昔読んだことがあるのですが,実際にお芝居で観るとは思わなかったので少しびっくりしました.
ネタバレBOX
空気人形が実際はどんな人に役に立っているかとか、そういうことを本で知ったときに衝撃を受けたことを憶えています.でも実際にこういう施設はあるのでしょうか?まだ???です。役者の方には事前のそういう事実説明とかはあったのでしょうか?恋愛ドラマの方は2人の自然な演技が良かったです、でも現実なら別れた方がお互いの為かもなどと思ったりして見ていました.お芝居全体ではよどみなく観ることが出来、テンポは良かったと思います.
けとば -語り継がれる言の葉-
劇団いまそかり。
シアター711(東京都)
2014/02/26 (水) ~ 2014/03/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
楽しみました
初めて観ました。スピード感に溢れる展開と動きに、上品なマンガから切りとったシーンをつなげて観ているような気分になりました。
どの役者さんも魅力的でした。タップもカッコ良かった。殺陣のシーンには、つい目をつぶってしまいましたが。
丁寧に制作された小道具や舞台美術がまた素敵で世界観が広がりました。ぬえの鳴き声が今も頭の中に響いています。”ぬえ~”
オオヤマニアック
プロジェクト大山
神楽坂セッションハウス(東京都)
2014/03/01 (土) ~ 2014/03/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
無題1018(14-057)
19:00の回(雨)。18:25受付、18:30開場。BGMは春を呼ぶような優しい曲調。19:02前説(60分)、19:05開演~19:58終演。5作目、今までは、@Tトラム2回、@スパイラルH1回、@あうるすぽっと1回と大きめの会場でした。
ここセッションハウスで間近にヒョコヒョコするところを観るのはなんともフレッシュ。出ハケですら見逃せず、わらわら出てきては自然と一体になっている。
音楽のノリもよく、笑いがちりばめられ、一瞬たりとも見逃せない超快作。で、もう一回観に行くのでした。
ダディ・ロング・レッグズ ~足ながおじさんより~
東宝
シアタークリエ(東京都)
2014/03/01 (土) ~ 2014/03/22 (土)公演終了
満足度★★★★★
美しすぎる歌劇
3/01(土)。
ええと自分坂本真綾さんのファンクラブ入ってますが、
だから坂本真綾さんが「美しすぎる」っていう意味じゃないです。
(あしながおじさんの原作はほとんど知りませんが)
あしながおじさんによって高等教育を受けられる事になった孤児院の少女が、
おじさんからは返事はもらえないまでも毎回送る手紙の内容、
そしてそれに対するおじさんの気持ち、とってしまった行動など
全てが2人(坂本真綾、井上芳雄)のとてもきれいな歌
(単独、かけあい、ハーモニーなど)で綴られた、
本当にとても美しいミュージカルだと思いました。
コンサートと言っても通じるぐらい、会場中すばらしく声の通る
(自分はミュージカルを理解しきっていないのでこう呼びますが)
「素晴らしい歌劇」だったと思います。
3/4(火)18:30坂本真綾&井上芳雄合同FC回観賞。
前回はかなり前目の席だったけど今回は観客席一番後ろぐらいで
演者さんの表情も良く見えない距離。
しかしだからこそ歌の歌詞だったり
曲(舞台裏で演奏してるオケの皆さん)だったり
セットに合わせほどよく抑えた演出などを中心に
堪能出来た(とも言える)。
2度目でもやっぱり2人の歌のお芝居に惹きつけられ、
そしてやっぱり最後泣けました。
3/15(土)夜。
3回観賞して一番泣けた。
なぜか?
最前列だったから。
※ ただ単に坂本真綾さんとか井上芳雄さんとかの
ファンだから近くで見たいって事じゃなくて
前2回の観賞では
・ 2人の歌の素晴らしさ
・ 物語の感動
はあったものの、大劇場ゆえの舞台との遠さに、
2人の熱意/熱さがまったく(という事はないか)
伝わってこなかった。
本当に遠く観客として観ている感じ。
今回、最前列で2人の歌に乗せてのお芝居(主に表情芝居)が
観れて、それにより楽しい場面、悲しい場面、それぞれでの
2人の歌と演技に込めている気持ちが伝わってくるように、
こちらも気持ちを乗せて観賞する事が出来た。
だから、最初から最後まで2人の物語
(主にジルーシャからの手紙)が展開する度に
何故か笑いと共に涙が出た。
またその結末にはボロボロと泣けた。
本当にいいミュージカル、歌劇だと思う。
(出来れば毎年公演してほしいぐらい。)
だからこそ思うのが、大劇場は難しい。
今日の自分と同じぐらい舞台上の2人に気持ちを
引っ張られたのは、だいたい前から何列目ぐらいまでだろう?
ある程度の距離が発生してしまうと、表情が見えず、
(アクロバティックに)身体を使う舞台でもない為、
共感性が薄くなる、と自分は思います。
かなりの集客が見込める事からの大劇場舞台でしょうが、
これが小劇場で演じられたらそれこそ会場全体の人間の気持ちを
鷲掴みに出来たのではないか、と思うと、
「有名俳優/歌手/声優の舞台も難しいもんだな
(ファンに出来るだけ観てもらおうと思えば思うほど、
会場が大きくなりファンとの(気持ちの)距離が離れていく)」
と感じました。
まあ、遠くから観てもこの歌劇の素晴らしさは☆5ついってる
事には変わりないんですが( ´ー`)
いやあ、ファンクラブ入って1年待って良かった。。。
ネタバレBOX
3/01(土)
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書架というか図書館のような古い本が本棚に詰まったセットの中、
(待遇も良いとはいえない)孤児院で過ごす最年長の
少女ジルーシャ(坂本真綾)に対して、
「書いた作文が面白かった、この少女は文才があるので高等教育(大学)へ
行かせてぜひその能力を磨いて欲しい」と援助する約束をするが、
ただしいくつかルール
・ 自分に礼を言うな
・ 自分の事を知ろうとするな
・ 毎月自分に近況の手紙を送れ
・ ただし返事はしない
などを設け、と素性を明かさずにチャンスだけを与えた篤志家ジャービス(井上芳雄)。
ジルーシャは帰りの車に乗る篤志家の背中、ライトで照らされた長い足の影から
「ダディ・ロング・レッグ(あしながおじさん、というよりあしなが蜘蛛)」
というアダ名をつける。
当初は単に「面白い物語を書ける小説家が生まれればそれでいいし、
そうならなかったとしてもそれ以上の事には興味がない」という風で
善意でもない、単なる変わり者として援助を行っていたジャービスに対して
毎回毎回自分の近況その他をとても興味深い手紙として送り続け、
※ 返事はしない約束でしたが、ジルーシャが病気で臥せり滅入っている時、
ジャービスは花束を贈り少女に「ダディは私を見守ってくれている」
というイメージを植え付けてしまいます。
ジャービスに「なんとかジルーシャという少女に会ってみたい、
しかし自分で設けたルールをどうしよう、
そうだ、少女のルームメイトは自分の遠縁に当たるので
その知り合いとして会いに行く、という形を取ろう」
とジャービスはジルーシャに近づき、
※ ジルーシャはジャービスをルームメイトの嫌味な上流階級少女の遠い親戚、
ただしこの人だけはちょっと変わり者でいい人らしいと認識している。
※ また、ジルーシャはダディの事を老人で白髪あるいはハゲの人と思っている。
そしてジルーシャに恋に近い気持ちを持ってしまったジャービスは、
ジルーシャが他の男子と仲良くなる機会などを手紙で知る度に
「篤志家の秘書」の名の元に「そこへ行ってはいけません」などと
横槍を入れて邪魔をする、という子供のような行為を行う事になる。
そんな2人の関係(ジルーシャは毎月ダディに手紙を送り、
手紙に返事はしないがルームメイトの知人としてかなり近くに現れる)が
温かく続いて行くが、
ジルーシャが他の男子と仲良くなるのにヤキモチを焼き過ぎ、
知人としてジルーシャを怒らせてしまったジャービス、
そして「本分に立ち返り、自分はこの娘を見守る事にしよう」と
その距離を置く事になる。
そして大学卒業の日、ジルーシャは
「ジャービスとも仲違いしてしまい、自分には誰も卒業を喜んでくれる人が
いない、ぜひダディに会いに来て欲しい」とせがむが、
知人ジャービスとしては現れられても結局何も明かせないままで、
ジルーシャは「ダディは来てくれなかった」と悲しむ事に。
そしてジルーシャは大学と自分の努力で学んだ文才を活かして
小説を出版社に売り込み、自分のいた孤児院の理事になる事が
出来るまでに成長する。
そして、ジャービスは(ダディではなく)ジャービスとして
ジルーシャの元へ現れ結婚を申し込むが、ジルーシャは
「自分が親の顔も知らない孤児院育ちだと知ったら
ジャービスはきっと後悔するかも知れない」とその申し出を断ってしまう。
この全てをジルーシャはダディ(=ジャービス)へ手紙として送ってしまう。
そしてダディ=ジャービスであり、ジルーシャの想いの全てを本当は
知っているジャービスは、ダディとして「1度会おう」とジルーシャと
とうとう対面する事になる。
・ ジャービスが自分の手紙を読んでいた事に怒り、
・ ダディの知り合いだと思って怒り、
・ そしてダディが老人ではなく若々しいジャービスであった事、
それを隠して自分に会いに来ていた事に1度は怒るジルーシャ、
しかしそんな事もまた許して結ばれる2人。
まさに自分が聞きかじりで知っていた「あしながおじさん」のお話でした。
で、すごいのがこの物語が全て
・ ジルーシャからダディへの手紙、という歌
・ ダディ(ジャービス)の反応、という歌
など、歌に継ぐ歌、歌、歌で演じられている事。
坂本真綾さんの歌声の綺麗さは知っていましたが、
それに応じる井上芳雄さんもこれまた張りのある良い声で
真綾さんの問いに返す、といった形で
2人のハーモニー、かけあい、などが歌で綴られます。
はっきりいって「ここまで全てを歌で表現する」
ミュージカルは観た事がありませんでした。
※ 演劇の合間に歌が入るのではなく2人の歌に聴き惚れる事で
物語が進んでいく、という形。
自分、実際はこのミュージカルを観たいが為に
坂本真綾さんのファンクラブにまで入りました。
(前回買おうとしたらとんでもない早さでSOLD OUTし、
ファンクラブ会員しか無理なのかな?と思ったので)
坂本真綾さんの歌も好きは好きですが、
元々長年の歌手活動の歌のほとんどを知らないので
そもそもはファンクラブまでは考えてませんでした。。。
いやあ、でも本当にファンクラブに入ってこのミュージカル公演を
見る事が出来て良かったと思います。
最後に2人がキスしてしまう所はちょっと「うわっ!」と照れ(*ノωノ)と
男としての悔しさ(それは鈴村健一さんが思うべきものか)なんかも
ありましたが、この2人とそのバックで演奏を続けたバンドメンバーの皆さんの
舞台は本当に素晴らしいものでした。
自分、ミュージカルには詳しくないのですが、
「団体で演じるもの」というイメージがあるので、
これは「ミュージカル」というより「歌劇」と言った方が良いのかな、
とか意味ない所で悩んだりもしてしまいました。
前半1時間ちょい、休憩20分を挟んで後半も1時間ちょい、
合わせて2時間半ほどの長丁場を、「歌」で全て表現しきった
このメンバーのお芝居は本当に素晴らしいと思います。
いやあ、この歌劇にたどり着けて良かった、
という実感がすごく湧いています。
PS.坂本真綾さんのファンって男よりもアラフォー女子とかが多いんですかね、
今日の会場を見ててそう思いましたが・・・
まあ、だからといってどういう事もありませんが( ´ー`)
─────────────────────────
3/4(火)18:30坂本真綾&井上芳雄合同FC回観賞。
「さて2回目はどういう観方(観劇の仕方)しようかなー」とか
思ってたら今回は最後方席と言っていいような席だったので
坂本さんも井上さんも表情はよく見えない。
そういう意味でも
「せっかくのミュージカルなんだから(1回は)
演者さんの演技よりもその歌と歌詞、生オケ演奏、
そして演出面に集中して観賞しよう、と決めた。
・ 歌については(ムード的に)「明るい場面」「暗い場面」などで
(印象はガラッと変えて演奏してるが)使いまわされる曲
(それに対して歌詞の方はその場面のお芝居に合わせ変更したもの)や、
本当にキーとなる場面でだけ演奏するメイン曲/歌詞だったりと
メイン曲と汎用曲とが使い分けられてるのかな?という印象を受けた。
(実際CD予約したのでそういう構成だったか後で確認しよう。)
歌詞の方は場面を表すセリフ的なものと
原作のテイストとも言える英単語/フレーズを組み合わせたもの
(チャリティー(義捐/支援)など)と、
よく聴いてみるとお芝居の進行として以上に
なんだか味のある内容が多かった。
それも単に1人で歌い、2人で歌い、ではなく、
1人が歌ってその合いの手を2人目
(主にあしながおじさんジャーヴィス(井上さん))
が入れたり、と中々技巧に凝った歌い方も多く見受けられた。
・ 演出面は、まずセットが少女ジルーシャ(坂本真綾さん)の日常を表す
前側と、その後ろ書庫/図書館といった趣のあるジャーヴィスの事務所。
そこに対してスポットライトで2人のシーンの切り替えをしたり、
窓を開けると夏の日差しがあったり、
舞台上に配置された数多くのトランク/箱を
時にベッド、時にトランクそのもの、時にテーブル、時に山、
など色々なものに見立てるという面白い試みがされていたり。
※ あと、初回演者さんに集中するあまり見逃してしまっていたのが、
ジルーシャの手紙一通一通をジャーヴィスが本棚のいたる所に貼っていく場面。
前回は中盤の休憩でスタッフさんが貼っていたのかと勘違いしていたが、
進行に合わせ1枚1枚ジャーヴィスが貼っていたのだった。
(スタッフさんも貼っていたようだけど)
全体俯瞰で(舞台全体を視野におさめ)、その歌詞の内容を
(一部聞き取れない部分もあったが)理解しつつ観劇すると
初回の2人の歌劇そのものに感動していたのとはまた違う、
演者として各役の2人の心情面が
(歌詞やその歌い方/感情の込め方、また演奏のされ方などから)
分かってきて、少し違う楽しみ方が出来た(と思う)。
前半1時間20分ぐらい、後半1時間20分ぐらい、
と2時間40分ぐらいの構成のほぼ9割が歌で構成されているこの舞台、
終演後のトークショーで聞いた所によると、
2人そろっての練習はそれほど出来ていない(個人練習がほとんど)、
だったらしい。
それにしては(井上さん?真綾さんだったか?)が言っていた、
「初演時は2人の歌の終わりがずれたりと色々合わせきれなかった面もあるが、
今回はそういう部分がこなれてきたのかピッタリ合うようになった。
これで4日目、まだまだ舞台は続くのできっともっと2人の息も合うようになる。」
との事だったが、本当にすばらしく2人の歌とその掛け合いが
見事に合っているな、と思った。
あと井上さんが「ジャーヴィスも思えばかわいそうなんですよ、
お金持ちの名門貴族に生まれたからといって、
名門貴族ゆえの義務として福祉その他を行わなければいけない立場にあった」と。
だから、あしながおじさんの始まり、ジャーヴィスは
(義務として)支援はするが自分の事は勘ぐるな、関るな、
と9箇条を設けてジルーシャに対して壁を作っていたのか、と
なんとなく当時の貴族の生活が理解できたような気がした。
もう1回観るけど今度はどの辺の席かな、
1回は完全に目をつぶって歌と演奏に聞き入るのもいいかな、
と思う(ただ、周りの雑音(ビニールがさがさやって飴食ってたりと)も
かなり聴こえちゃうんだよなあ…自分神経質なのかしら)
────────────────────
3/15(土)
今回ネタバレないので感想は表にあげてしまいました。
なので、気にした点といえば、
2人の協奏(曲)、そして競争、
最前列で観賞する際
・ 2人がそれぞれかぶせて歌う時どちらを見ればよいのか
・ 片方が歌い片方が歌に合わせたお芝居をする時どちらを見ればよいのか
近すぎるがゆえに迷う場面が沢山でした。
表情劇や小芝居では井上芳雄さんに一日の長があるな、
と思いましたが、
ジルーシャの全ての手紙を歌い切る坂本真綾さんは
「これこそ一流の歌手!」と思わせるものがあり
(井上さんの歌もすごく良かったですが)、
この2人の共演あってこそのこの舞台なのだなあ、と。
また、近くから観てやっとセット上の気付かなかった演出に
いくつも気づきました。
・ ダディロングレッグズを見た時、ジルーシャに光が差し
それがダディならぬジルーシャ自身の影をあしながおじさん状態に
していた事
・ ロックウィロー農場の場面、2人が窓を開けますが、
同時に書庫の本棚の後ろにも
ロックウィロー農場の風景が広がっていた事。
その他もろもろ。
3回の観劇で真ん中、一番後ろ、一番前、と
観劇を楽しむ為の全ての位置で観れて良かったな、と思いました。
ああ、幸せ( ´ー`) ファン以外のみんなにもこの気持が伝わるといいなあ・・・
空を見る人
劇的集団 転機与砲
倉敷市芸文館 アイシアター(岡山県)
2014/02/22 (土) ~ 2014/02/23 (日)公演終了
満足度★★★★
品質は御墨付き
“テンキヨホウはハズレたけど・・・”なぁんて唄がTVから流れてましたが、“外れ”が無いのが転機の舞台。
劇団としての体制がとてもしっかりしているので、台本から演技まで、一定のレベルがキープされていて、安心して観る事が出来ました。反面、先の展開がありきたり過ぎるという感もありますが、これは好みの問題でしょう。
ただ、個人的に・・・イチャモンを付けさせて貰うと、
「アレン、目立ち過ぎ。」
ネタも笑いも腐女子の視線も、果ては作品タイトルまでも、みんなみんなアレンが持ってっちゃった。
結果として、本来の主役・ギルとヒロイン・ジュリアが“転機”を得て迎えた筈のラストシーン(あんまし手放しで喜べる状況でもないのだが)がいまひとつ精彩を欠いて終ってしまった気がします。・・・まぁ、個人的に・・・嫌いじゃないけど、こうゆうキャラ(笑)。
次回は更にパワフルでもっと暑苦しい舞台、期待しています。
オオヤマニアック
プロジェクト大山
神楽坂セッションハウス(東京都)
2014/03/01 (土) ~ 2014/03/02 (日)公演終了
満足度★★★★★
絶賛
上演時間60分。再演だけあって磨きがかかっている。素晴らしい才能にひたすらと見入った。
ゴーストライターズ!!
企画演劇集団ボクラ団義
SPACE107(東京都)
2014/02/28 (金) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
ゴーストライターズ!!
終始ドタバタで目が離せませんでした。
笑の間や真面目な演技のバランスも良く、笑えて楽しい中に最後は感動して涙しました。
ファンになりました!また観たいです!!
舞台『サイコメトラーEIJI~時計仕掛けのリンゴ』
講談社
CBGKシブゲキ!!(東京都)
2014/02/26 (水) ~ 2014/03/02 (日)公演終了
Mr.ブレインの逆襲ですか…
原作は講談社・ヤングマガジン連載『サイコメトラー』。
テレビドラマ化し、視聴率を稼いだというから、すでに舞台化されていなかった方が不思議である。
キャラクターを紹介することなく、いきなり「事件」が発生したため、当初は原作ファンしか展開を追えなかった。
それが「漫画原作」また「アニメ原作」の難しい点だろう。
ただ、観劇後の感想からいえば、ミステリー・ファン全般に勧めたい舞台であった。
こうした「原作もの」には、アクション・シーンが付きものだが、逆に本舞台で これを譲り、心理戦とでもいうべき「緊迫した空間」を観客に与えた。
ジョージ・ルーカス『スターウォーズ』シリーズが世界的ヒットを果たした決め手は、この「心理戦」である。
日本の武士も、「○○国の○○と申す…」と“口上”を終えてから戦う伝統であった。
それは現在も相撲や柔道に受け継がれている、といっても過言ではない。
本作は「心理学者」がキーマンなわけだが、派手なアクション・シーンを削ったぶん、「人」対「人」の「心理戦」が魅力させたのだと思う。
続く
ash Melody
満月動物園
浄土宗應典院 本堂(大阪府)
2014/02/28 (金) ~ 2014/03/02 (日)公演終了
満足度★★★
28日19時半
ちょっと長いかなーと思ってしまった
でも次もまた見に行きたい劇団
せんてい
ポーラは嘘をついた―Paralyzed Paula―
プロト・シアター(東京都)
2014/02/28 (金) ~ 2014/03/02 (日)公演終了
満足度★★★★
初
上演時間60分。このユニットは初観劇。内容にもかかわらず心地よい雰囲気があった。ルデコが似合いそう。何回か見るとはまるだろう。拍手のタイミングがなかった。
ボクの妻と結婚してください。
(株)タイズブリック
天王洲 銀河劇場(東京都)
2014/02/27 (木) ~ 2014/03/02 (日)公演終了
満足度★★★★
いくら芸人ウッチャンとはいえお芝居に無用な映像演出、コントはいらなかったのでは?
序盤から物語や演技としてはかなり泣かせるものがあったのに、
お芝居で行くべき所に(金をかけた)TV映像(コント映像や報道映像など)を
下手に混ぜられて結局TV屋の(TVの人気者達を使った)お芝居か、
となんだか残念な気持ちになりました。
でも中盤以降涙腺は壊れまくりのいい
お話でもあったので☆4つ。
いいお話だからこそ演出が残念だったかな、と。
ネタバレBOX
朴訥(ぼくとつ)というかシャイというか、
自分から「結婚しよう!」とも言い出せず
妻に「で、どうするの?」と言われて結婚した
(式もあげていない)ぐらい押しの弱いTV番組(バラエティ)
構成作家の旦那(ウッチャン)。
夫婦として問題もなく子供も中学受験に向けて頑張っている、
そんな普通の家庭だったが旦那に唯一の悩みが。
実は自分はガンのステージ4で余命あと3ヶ月だという事が分かった、
これ自体はもう気持ちとして受け入れられている旦那だったが、
それを押しの弱さゆえに妻達に言い出せずに困っていた。。。
構成作家という職業柄もあり、ノートPCに
考えるべき事を入れておいて眺めたり考えを打ち込んだりと
そうやって整理して出た結論は、
「妻に別の男を好きにさせてしまおう、
そうすれば妻と子は家を出るだろうから
ガンの事は告げずに済む」
という奇想天外かつ消極的なものだった。
計画のタイトルは「ボクの妻と結婚してください」
で、妻の代わりに婚活を始めちゃう旦那(男なのに男を探しに)。
そしてこういう事にめっぽう顔が効くという知り合い知多(ちた)を通し、
ついに理想の亭主(となるべき男)伊東を見つけるが。
・ 自分が亭主である事
・ 妻子にまだ夫がいる事
を隠し、
伊東「子連れでもかまわない、自分はこの人生仕事に専念しすぎて
家族というものを考えて来なかった、
今からでも温かい家庭を持ちたいと考えている」
という言葉に、あとはうまく妻と会わせるだけ、となった時。
自分に好意を寄せていた女子アナウンサーとの密会(キス)の現場を
妻に目撃させ、自分は浮気しているという事にして、
あとは(妻との共通の)知り合いである知多にまかせて
うまく妻と伊東を会わせよう、と画策するが、
密会の場面は報道にスクープされていた上、
女子アナウンサーがTVで
「全て自分に非がある、構成作家は”妻に悪いからこんな事はできない”と
断り続けていた」と全ての非を認め、土下座までして謝罪する。
それをTVで知った妻は、
「何故こんな事をしたのか?この頃ずっと何か隠しているでしょう!」
と旦那を問い詰め、
そしてついに余命があと1月(それだけ長い時間を無駄にしてしまった)、
という事を明かす事に。
泣き崩れる妻、作戦は失敗したと諦めた旦那、
そこに知多から妻への電話が。
翌日妻は「伊東さんとお見合いします」と宣言。
騙されていた事に怒っていた伊東の方も、
「ぜひこの話を進めたい」と。
そして、なぜかデートには旦那も同行する事、
というルールを作られ
旦那、妻、伊東の3人でデートをする事に。
その間にも刻一刻と近づいていく余命、
ある日子供と散歩に出た旦那に、
子供が「僕は女の子になりたいんだ!」とドッキリをしかけ
びっくりした旦那に「ドッキリ大成功!」の看板を持たせた写真を撮る。
そして、妻から用意された離婚届けにサインし
※ 夫婦は離婚後、半年の間再婚できない
余命数日にして、旦那は入院する事を認める。
そして余命最後の日を家で過ごす事にした妻と旦那、
元の計画であった「ボクの妻と結婚してください」について、
妻の「ちゃんと物語を完結させなきゃ!」との薦めでノートPCに向かい、
「奇跡が起こった。」の出だしで
普通の毎日が本当に幸せで奇跡だった、
という事を書き残し、亡くなる旦那。
そして半年後、旦那の遺影を前に
妻、子、伊東、その他旦那の多くの仲間たちが
勢揃いし結婚式に臨むが、
そこで旦那の遺影を子供が昔撮った
「ドッキリ大成功!」の看板を持った写真に変え、
妻「これはみんなに頼んで行った壮大なドッキリだったのよ、
あなたの言う通りになったふりをしようっていう」
と、離婚した旦那との結婚届けに再びサインする妻。
という物語。
ウッチャンの朴訥とした演技やら夫婦の関係やら
伊東の誠意やら本当にいいお話だったんだけど、
・ 去年の紅白でイカ大王がウケたからと無理やり物語に
関係のないイカ大王ネタを盛り込んで
せっかくお芝居で作った空気を濁らせたり
・ ノートPCで思考を整理する、その内容を上部スクリーンに映す、
妻や子供が撮影した写真を映す、という所までは
スクリーンの使い方良かったんだけど、
自分のやってるバラエティ番組映像(ホリケンさん出演)や
女子アナがTVで謝罪するシーンなども
全部豪華映像作って流してしまうなど、
どうしてお芝居なら舞台上で勝負してくれなかったかなあ
という所がすごくがっかりでした。
(周りの観客は喜んでたけど。)
そういう意味で、悪くないお芝居だけど(TV/芸人依存しすぎているなどの)
難点があるな、と自分は思ってましたが、
中盤以降の旦那、妻、伊東の奇妙な三角関係や
旦那(ウッチャン)や妻の、
どこにでもあるような普通の家庭の普通の事が
ほんとに幸せだったんだなあ、
と思わせる演技/セリフの数々に
涙腺はかなり崩壊させられました。
だからいいお話という事で☆は4つなのかなあ、と。
次回はほんとに「お芝居」で勝負して欲しい、かな。
PS.原作があるそうですが、このドッキリを旦那の死後に明かす、っていうのは
どうなんでしょうね。
ドッキリなら生きてる本人に「騙された!」と思わせてこそだと思ってしまいます。
ここのところ
ベンチ
カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)
2014/02/09 (日) ~ 2014/02/10 (月)公演終了
満足度★★★★★
心の中を 柔らかく しっかりと。
自己満心の中 迷う 揺れる心 助けられる心 芝居にすると暗くなりがち、訳が分からない足になりがちだが、とても軽く 柔らかく けど しっかりと、この感じは、初めてです とても面白い。
ネタバレBOX
デコーダー 木琴 カスタネット ウクレレ 5人が入ってくる、
「ムイシキの終わり」
バス停 曇り空 ベンチ 花びら ここベンチ 地面に落ちたら終わり土に帰る 桜は、ちってなんぼ 季節はずれの桜 だから目立つ(ちょっと自慢げ)知らない イメージして桜 木 ベンチお腹を指さす 木は生きている 切られて物になる 終わりにしましょう桜の終わり 落ちたらもう戻れない 私一枚だけ飛んできた 集まってふわっと開く ベンチさん(目をとじる) バスから サキコが下りてくる バスと喧嘩している 時刻表を見ている 出発する バスは動けないと馬鹿にしている。 同じ場所をぐるぐる回る 咲子がベンチに座る 近!! もしもしケイコ ごめん 風邪がひどくて 会えない ごめん ベンチさんなにかしたい。 シャコバサボテンだこれ カサカサ枯れてるんだこれ 嘘ついた 自分にでしょ 私サボテン いや 私 ベランダで桜になりたかった 全然違う ベランダに放り出されて 細々と生きている ベンチさん動きたいのは私の方 地面へ戻りたい 一枚 一輪 私 土に向かうの見ている もう嘘つかない ベンチさん ありがと さようなら 嘘でもまた帰ってくると言って 雨 雨音が大きくなる 雨で世界は閉じていく
「根無し草の安息」
村はずれにバスを待っている 壁が現れる、また逃げる どこへ行っても何も変わらない バス待っている 一日二本 私も居ていい? いいな理由のない旅、やめればいいのに逃げているんだろ 理想の所へ行きたい 逃げてた ほら逃げてる ここに居ていいよ うちに居候していいよ また居場所なくなってまた逃げるんだろ あったかい物持ってこよう いていいのかな 迷惑だ役に立てるか 絵を描くぐらいしか 壁はスケッチブックを観て 鼻で笑う こんな絵 現実逃避 ベンチをスケッチ また逃げ出したか 帰りたい 場所無いだろう あんたのせいだ 自分でいられないようにしたんだろ 黙れ消えろ おーい!!一人で何喋っ 死ねばいいのに 私? 違う違う 水筒 菓子 みかん 描いているページを破く 繰り返す 追い出されたどこへ行っても 気まずい 描く破る 居て気まずくなって 捨てられるのが怖いから逃げる 役に立つ もっと自信持ったら自分を大切に なんの価値もない 友達みんなそんなもんだよ 旅人は大きなため息 バスが来る 話すのひさしぶり 私とつながった 私(旅人)は、 私(少女)は、ここにいるよ バスが発車 ここに居ていいの? 良いんだよ 旅人はやっと少し笑う 壁はつまらなそうに消えていく
「バス停」
サキコとカヨが座っている 何で 用事 たまには カヨは少し遅くない ドラックストア 一週間で3キロ痩せる 売れる何処のあるの・・・ 咲子は経理6年 何で 今日休み バスが出ちゃって ミニカー バス買った サボりでしょ 雨音 どうすればいい 正直にいたい バスは買ってない やっぱり 待ってたのバス乗ったバス なぜか思った 金縛り 行きたいのか 思考回路でバスから降りた 一人で置いていくほど心狭くない カヨも待ってない自由に動くサキコを自由に飛べるサキコ この花びらと同じ 枯れているのよこの花びらと同じ 私の話少し・・・流れた花びら サボテン家にもある 枯れかけ 興味ない ひどい金縛りを解く 仕方ない ときます サボテンの終わりに ちょっとした重なり カヨ 私 生きにくい 問題だ ただ信じられないだけ全て しんどい 悲しいわね 雨の中金縛り ときかけたら いいんだよ いいって言ってるから カヨは何でここにいる 雨宿り あんたと喋りたかった 見てたよ 冬前 覚えてたでしょう その花びら 見てた 覚えてた それで十分 見られるの悪い気しない サボテン 人間も一緒か 雨が上がるよ 私は持ってないよ ここにいるから 最後だから ここだけの話 私悲しくないよ あなたには行く場所がある さようなら 雨が止む 光が差す さようなら サキコ目を閉じる 目を開けると カヨはいない ありがとう 今まで これから 溢れるまで水をあげる 自分の花びらを見つめるために。
心の中 迷う 揺れる心 助けられる心 芝居にすると暗くなりがち、訳が分からない自己満足になりがちだが、とても軽く 柔らかく けど しっかりと、この感じは、初めてです とても面白い。
無事終幕!『おぶ・ざ・でっどな夜 弐』次回公演は5月!
JOHNNY TIME
エビス駅前バー(東京都)
2014/02/26 (水) ~ 2014/03/04 (火)公演終了
満足度★★★★
毎回
公演のない時のお店はどんな感じなんだろう…
芝居の舞台と客席がシンクロする
自分がこの場にいたら…とか考えてしまう
短編でPartに分かれていて
テンポも良い、キャスティングも良い
MUSICも好きなジャンル
題材もよくある設定なのに
実際はこうだよねぇ〜〜って感がイイ
あの空間でまた違うモノが観てみたい
時間は短めだけど満足です。
ゴーストライターズ!!
企画演劇集団ボクラ団義
SPACE107(東京都)
2014/02/28 (金) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
ファンシーなお話
初日の回(團遥香編)を観に行きました。
ボクラ団義初観劇です。
やっぱりopeningがいいです。youtubeで過去のopeningを事前に見ていましたが、生で見ると想像以上によかったです。ドキドキしました。
内容はパンフレットにもあるように、まさに「SFコメディ」(良い意味で)でした。
以下ネタばれ↓
ネタバレBOX
当パンにも書いてあったように、やりたいことをつなぎ合わした作品、という印象を受けましたが、上手くつながっていたため展開に違和感を感じることはありませんでした。ワンパターンのギャグを連発したりや無理に感動をおしつけたりすることのない自然なストーリーであったため、気持ちよく役者の演技を最後まで見ることができました。このバランス感覚が東京に無数にあるアマチュア劇団との大きな違いだなーと思いました。
ゴーストライターズ!!
企画演劇集団ボクラ団義
SPACE107(東京都)
2014/02/28 (金) ~ 2014/03/09 (日)公演終了
満足度★★★★★
上質なコメディ
簡単に言うとドタバタ劇!?(笑)
ただストーリーはよく練られていて
上手く話が出来ている。
なぜタイムマシーンがとか細かいことは気にせずに
とにかく笑えた。
2時間25分だったが長く感じなかった。
蜜月の獣
小西耕一 ひとり芝居
RAFT(東京都)
2014/02/26 (水) ~ 2014/03/03 (月)公演終了
満足度★★★★
面白かった
90分という長さを感じない。重たい内容だが、見応えがある。前半と後半の違い。是非。
酔・海神別荘
HyouRe Theatre Company
アサヒ・アートスクエア(東京都)
2014/03/01 (土) ~ 2014/03/01 (土)公演終了
満足度★★★★
様々な試み
色々な試みがなされ、小池妙佳さんの思い入れの強い舞台だと思いました。中央に舞台がセットされ左右両側からお芝居を見るという演出でしたが、これだと役者さんが後ろ向きで演じるとき声が届きにくくはじめのうちストーリーがなかなか理解できませんでした。後半やっと泉鏡花の世界に入っていけました。熱演の舞台でした。