坊's WAR頭〜ボウズウォーズ〜
乱痴気STARTER
Geki地下Liberty(東京都)
2014/04/15 (火) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★
見るべき対象を失う
登場人物が多すぎて、誰をメインで見て良いのか分からなくなる。
とりあえず、四人くらいしか名前は憶えられなかった。
カーテンコールで数えたら、20人くらい出てた。
ストーリーも目的や戦う理由がぼんやりしていて、見所が薄い。
どこを見て楽しめば良いのか、良く分からない舞台だった。
ネタバレBOX
坊主四人組とか、四天王とか、一人か二人に纏めてくれた方が見やすかったと思う。
実際のモデルが四天王だったり、坊主のバンドだったりするようだが、細部にこだわらなきゃいけない話じゃないし、モデルの坊主なんか客は知った事ではないし。
あと、子供と三人の神様のくだりはストーリーに無関係で、完全に蛇足に思えた。
アクションに関しては、質があまり良くない上に、ドラゴンボールの気のような表現が多くて、何してるのか良く分からなかった。特に決着がついた時は、何がどうなって悪魔がやられたのか、さっぱり分からなかったので残念。
笑いの方も、私の見た回はややウケ止まりでした。神様なのに威厳がないっていうネタに終始していて、最後の方では飽きてしまった。
Heal your shoes
office HOMME / team Genius bibi
ワーサルシアター(東京都)
2014/04/16 (水) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★★
(*゚▽゚)ノ楽しみました。
bibiの楽しい空気感が好き。お笑いよりのアドリブタイムも。泣ける話ですが、キャラは面白い人ばかり。慌てふためく可愛らしい深華さんが観れて良かったです。
ピーポウ
演劇組織KIMYO
愛知県芸術劇場 小ホール(愛知県)
2014/04/12 (土) ~ 2014/04/14 (月)公演終了
満足度★★★★
演劇組織KIMYO「ピーポウ」観ました
クセックACT稽古が休みになり、急遽月曜夜の千秋楽へ。みごとに演劇の知り合いだらけ(笑〉結局、全ての回が満員御礼。すごいや。
まさに、昨年公演した王子小劇場の空気を連想させる、ハレの場的雰囲気。
歴史や土地、国家のあり方など、世界観や物語には、不足やご都合な点もあるけれど、それでも二時間の上演時間には負けていない印象。
設定や整合性を語るのが目的ではないから。
女性の権利を訴え革命を起こした本人が、女性を「こうあるべき」と決めつけ「産む機械」扱いしていくのが深い。
個人的には、代用人間とでもいうべき三人のあり方に注目。
映画「ブレードランナー」のレプリカントを連想。(宮谷さんがルトガー・ハウアー?ww) 彼らだけを抽出した小舞台も観てみたい。
レビューショーのようなダンス、他に類を見ない照明など、いまの、舞台上の状況を魅力的に見せる演出。
ある意味歌舞伎的かも。
観てて勝手にスモークマシンを導入したくなった(笑〉
身体を酷使した、クセックACTを思わせるシーンも。
宮谷さん、クセックと同じく身体表現に特化した山の手事情社(東京)が好きだそうだし、いっそクセックに出演してみては?
必ずしも自分の趣味ではないけれど、観ることができてよかった舞台でした。
KIMYO、次はアイドルグループを演出するとのこと。なるほど納得。
Y
Project ONE&ONLY
小劇場B1(東京都)
2014/04/18 (金) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★★
無題1074(14-113)
18:30の回(ときどき小雨)。17:33受付(整理券あり)、18:00開場。ここは初めて、入って左(6列くらい、席数からするとメインの客席)と右(3列)のL字配置、役者さんに近い右にしました。入り口に近い6席が遅れてきたお客さん用、一番奥に「関係者席」。中央にソファ、椅子、その間に丸く、藁でしょうかラグのように敷かれています。壁沿いに、椅子、照明、ハンガーコート、書棚(文庫、写真集?)、デスク、絵(ポットとカップの静物画)。
「R10-07B(2011/4@楽園)」からで5作目になりました。「楽園」の「右」で3作観ているので本作も気がつかないうちに「右」にしていたのかなと(終演後)思いました。
18:34開演~20:43終演。
推理物...ずいぶん前、推理小説ばかり読んでいたことがありました(主に新本格派)。文字の場合、自分のペースで物語を進めたり、前に戻ったりできるのでよかったのですが、お芝居ではそうもできずどちらかというと苦手な(嫌いだということではありません)ジャンルです。誰が何して、ホントはこうして、ところが真実は...というあたりですね、途中で引っかかってしまうことが多いので。
本作、静かに終ってしまいましたが、(個人的に)期待していたのは、驚天動地...言葉にならない「真実」のようなものでしたのでちょっとずれを感じてしまいました。
想像(解釈)による各ピースの再構築というフレームはとても面白かったです。
ネタバレBOX
終わったとされる事件の調査を、これという人物に依頼する…「ミレニアム(スティーグ・ラーソン著)」がこういった構成(映画は3作とも、原作は1作目のみ)、推理、展開、意外な人物、迫る危険…ここいらの要素があって2時間超えだったら納得。
そうではなく「安楽椅子探偵物」ならば、もっと緻密な構成と、やはり最後は「動機」。
片腕・少年・水晶幻想
台湾・日本国際協同企画川端康成トリロジー
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/04/16 (水) ~ 2014/04/21 (月)公演終了
満足度★★★★
フェチ
全く趣の異なる川端康成の三作品ですが、連続性を持たせるちょっとした工夫がありました。
ネタバレBOX
『水晶幻想』 原作:川端康成 演出・振付:山縣美礼
女優さん一人によるダンスパフォーマンス。赤と黒の派手な衣装に対し、食卓には白のお茶セットにゆでたまご、天井から白い粉末を浴びながらの演技があり、最後はゆでたまごを口にくわえるシーンで終了。
白に性的なものを感じました。発生学を研究している夫と妊娠できない妻の関係と微妙な感情を描いた原作が基になっているとのことで、白い粉末は卵の殻を粉々にしたものでした。ちょっと吸い込んだかもしれませんが、骨元気と思って頑張ります。
『片腕』 原作:川端康成 演出・脚色:ノゾエ征爾
朗読劇風普通のお芝居。床には白い粉が散乱したままで舞台装置の置き換えが行われました。読み手のメガネに白い粉が付いていて読みづらいという設定から入って連続性を確保しました。
女性から片腕を借りて帰って家で何やら変なことして楽しみたいと思っている男の話。川端が晩年になって睡眠薬を摂取している時代の作品とのことで、こんな妄想を抱いていたのかもしれません。それにしても腕フェチ、色んなフェチがあるものです。
『少年』 原作:川端康成 演出・脚色:劉 亮延
下手側の奈落から突然飛び出した片腕が腕フェチ男の足をつかまえるというショットから入り、またまた繋がっていきました。
川端が50歳の頃、少年時代の日記や同級生清野とやり取りした手紙を基に構成した作品で、ダンスとくしゃくしゃになった厚手の紙に書かれた原作中の文章をアトランダムに読み殴るという男優さん一人によるパフォーマンスでした。
赤い文字で書かれた紙と黒い文字で書かれた紙があって、手紙のやり取りらしさを感じました。アフタートークで当時同性愛的感情があったことが分かりましたが、しっちょうさん、しっちょうさん、という言葉が多く、室長さんだとは思うのですが、女郎屋の女郎が最近ご無沙汰の馴染み客に書き送った手紙を読んでいるようで、あまり少年という印象は受けませんでした。
月雪の娘SPECIAL EVENT
ムーンビームマシン
世界館(大阪府)
2014/04/18 (金) ~ 2014/04/18 (金)公演終了
満足度★★★★★
どんなもんかと思ったけど・・
行ってみたら気軽な雰囲気でとても良かった。
荒削り版?DVDも買ってみた(笑
本公演が仕事とかで行けなくても、こういうのがあると良いよね。
出演者がツッコミを入れながら映像を気楽に見れるし、
DVD買ってあとでゆっくり見れば堪能も出来る。
すごくいいプランだと思いました。
ただ、本公演を見たことがない人は・・イメージ出来ないと思うんで実際の公演を見たほうがいいとは思うけど、当たり前かもしれないけど。
うまくいえない
新人同盟
G/Pit(愛知県)
2014/04/12 (土) ~ 2014/04/13 (日)公演終了
満足度★★★★
新人同盟「うまくいえない」観ました
廃墟文藝部「MOON」、水素74%「荒野の家」、刈馬演劇設計社「76をめぐる暴言」…このところ立て続けに観ている家族劇が、またも登場。
訳ありの三姉弟、各々の立場が育んだ心の壁が入り組む関係性や、会話の齟齬が、常に緊張感をお茶の間に醸す。
(舞台上の三人のみならず、会話に出て来るだけの家族・親類らにも、それがありありと感じられる〉
冒頭の会話では、岸田國士や平塚直隆(オイスターズ〉を連想。
そして、そんな細部を吹っ飛ばす、理屈ではない「家族」の繋がりを感じさせる全体像。
心のつっかえがすっきり解消されるのではなく、それぞれのあるがままを
それまでよりも少し大きく受け入れて落ち着くラスト。
絶望に沈むのでも、一筋の光を求めるのでもない、これからも普通に生きていく姿。
経験の浅い彼らが、自主公演でこれだけ心を揺さぶる舞台を送り出した事に驚嘆。
あと、地元の演劇WS以来6年のつきあいになる台越くんは、演技はまだまだだけど朴訥なキャラで得しててずるいと思いました。
(←人の事言えるか)
Y
Project ONE&ONLY
小劇場B1(東京都)
2014/04/18 (金) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★★
藪の中
ああでもないこうでもないの、ああでもとこうでもしかないのに、2時間10分は長過ぎると思いました。
ネタバレBOX
祖母の浮気が原因で祖父が自殺したとされる40年以上も前の事件を巡り、結婚を控えた孫娘が真相を探ろうと、分析力の優れた小説家に事件の解明を依頼する話。
藪の中のようにああでもないこうでもないがありましたが、祖母の日記と祖母の浮気相手とされる探偵の手帳が残されており一応の結論が出ました。祖母は作家だった祖父の浮気を疑い探偵を雇ったのですが、祖母に惚れた探偵が祖父の浮気をでっち上げ、あるいは藪の中の話ですから全くなかったかどうかは分かりませんが、もしそうだったとしてもことさら強調することによって祖母を自分に振り向かせた結果男女の関係になったようです。そして、妻の浮気にショックを受けた祖父は三島由紀夫の割腹自殺の影響もあってか、自殺したというのが真相のようでした。
祖母がとことんの淫乱症ではなかったことが判明し、孫娘は安心したようでしたが、小説家は実は探偵の息子で、事件の解明が主目的であったとは思いますが、恐らく孫娘には淫乱なおばあさんの孫という噂が立って、恋愛が上手く行かなかったり縁談が壊れたりした過去もあったのでしょう、何も知らずにぬくぬくと小説家然としている小説家が許せず、心の痛みを共有化させようという意図があって接近したのが本音だったのではないかと思いました。
Yは、最初日記に記された探偵の山中のYだと思いましたが、祖母裕美子や祖父雄二もYで思わせ振りにしておいて、ラストで三本の直線が交差する人間交差点みたいなオチが用意されていました。そんなもんどうでもいいわ、何とも小賢しい設定で、そんなこと考えているから無駄に長くなってしまうんだと思いました。
紙風船文様4
カトリ企画UR
新宿眼科画廊(東京都)
2014/04/11 (金) ~ 2014/04/14 (月)公演終了
満足度★★★★★
女性の感性と交わる岸田戯曲
開場時から終演まで、奇を衒うことなく、実直に、
でもしっかりとメリハリを紡ぎ描かれていく「紙風船文様」に
しっかりと取り込まれました。
そして、終わってみれば、これまでの同作品とは異なる、女性の想いの質感がしっかりと残っていました。
役者の刹那ごとを緻密に作り出す力に加えて、演出の戯曲を取り込み描く力をしっかりと感じることができました。
ネタバレBOX
場内に入ると役者達や演出家がアップをしていて、それが終わると場の掃除や本番に向けての仕込みでコーヒーを沸かしたり・・・。
よしんば客入れ中であっても、作業が終わっ会場の隅の方に佇む役者を観ていると、夫婦の常なる時間に感じられる。
やがて、舞台が始まるとワイドショーのインタビューの態が作られ、それぞれの結婚観が語られ、それが結婚前の二人の時間のようにも思えて。
そうして、おざなりに全てが一致というわけではない、実存感を持った男女の新居の風景が生まれ、そのまま岸田戯曲に描かれた時が組み上げられていきます。
演出はダンサーでもあり振付家でもあるし、彼女が身体で紡ぐ極めて秀逸な作品を幾度となく観ているので、戯曲の本編がどのように捌かれこの空間を満たしていくのかと前のめりになって見つめる。でも、そこに現れたのはダンス的な動きではなく、作り手が役者達のロールを担い作り上げる力を信頼しまっすぐに引き出し組まれていく、会話で織り上げられた揺蕩うような夫婦の時間。
ナチュラルな会話のテンポや間が役者達の呼吸とともに紡がれ、観る側をそのひとときごとに引き入れて。とても柔らかな質感を持った夫婦のあいだに生まれる感情がくっきりと観る側に伝わってくる。
舞台が必ずしも息詰まるような密度で観る側を閉じ込めているわけではなく、むしろその空気に塗りこめられない個々の想いの中庸さが、役者達がつくる刹那ごとの距離や視線の方向裏打ちされた台詞と共に、良い意味であからさまに組み上がっていくような感じ。
鎌倉を巡る二人の遊び心も、徒に尖って世界を踏み出したり身体で歌舞いたりすることはなく、でも丁寧な所作に裏打ちされ、会話の確かさが仮初の風景に質感を与えていく。だからこそ、その先に訪れる妻から突出するように溢れる感情や男のとてもしなやかにうすっぺらい当惑、さらには、キャラクターたちが同じふたたび同じ感情の満ち干に戻る滅失感などが、無理なく、観る側に違和感を与えることなく、必然をもち、日曜日に満ちる、常ならぬ、常なる時間の感覚として観る側を捉えていくのです。
この戯曲は男性の書いたものだし、カトリ企画に留まらず他の機会に上演されたこの作品の舞台を思い出しても、妻や夫の感情は夢の膨らみと対比しての諦観や満たされなさという男性にも理解しうる概念に削ぎ出され伝わってきたのですが、この舞台にはその過程をすっと飛び越えて女性自身にも理屈ではつかみきれぬままに湧き上がってくるような感情があって。鎌倉の顛末ではなく、そこで踏み出し、戯曲の枠組みを超えて溢れ、観る側に染み入ってくるものがあって、圧倒される。
終演後も、これまでに観た同じ戯曲の舞台とは異なる、ちょっと倦怠期ぎみという夫婦の切り取られた時間の座標とその中でのキャクターたちの日々の質感が、開演前や前段とともに作られた二人の日々の俯瞰と、女性に積もったものの肌触りや感情のこぼれ方の交わりから切り出されずっと残ったことでした。
リターン☆プラネット on stage
baghdad cafe’
in→dependent theatre 2nd(大阪府)
2014/04/18 (金) ~ 2014/04/21 (月)公演終了
満足度★★★
もうちょい
もっと言いたいことはズバッと言ったほうが良いよ。
「・・どんなふうに書いたらオブラートに包めるかな?」
とか考えてる間に人生終わっちゃうよ。
これは大阪の人の採点じゃなく、東京の人ならこうしたらっていう採点で(苦笑
いいところはいっぱいあったのに、惜しい惜しい。
Y
Project ONE&ONLY
小劇場B1(東京都)
2014/04/18 (金) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★
生命の価値と愛
「Y」というタイトル、やっと謎が解けましてほっとしています。物事には360度いろいろな見方があるもの。立場によって、考え方の違いによって、あらゆる真実が錯誤する。120分という長丁場でしたが、とても楽しめました。ひさしぶりに、三島由紀夫を読みたくなりました。
ゆめの泉と泥濘
生活図鑑
pit北/区域(東京都)
2014/04/18 (金) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★
退屈はせずとも
70分という時間ですから退屈することはないのですが,登場人物に共感できるものはなく,したがって冷静に客観して舞台を観劇しました。ポップでキュートでアンハッピー,なるほどね,そういえなくもないけれど・・・。タイトルの「ゆめの泉と泥濘」というのは,この芝居をよく表しているとは思います。
ネタバレBOX
政党党首が実は***だったというのは容易に想像ついたけど,それでも彼女の本質が人間だったとすると,その主張に繋がらない気がして,腑に落ちていない^^;
あいまいな、サイ
ムシラセ
サンモールスタジオ(東京都)
2014/04/16 (水) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
追記
昨日の書き込みの追加☆
ナンセンスって言葉は誤解まねくかもしれない
別々の世界 と思われてるものが 実はつながってる みたいな
(私も そう思いはじめています)
100パーセントの絶望なんてない
絶望させてるのは人間なんだな そんなこと考える
ネタバレBOX
穴 …
穴が開く その刹那感
危うい 回数
あの各編 に 穴 がなかったら閉塞感が漂っていたはず
でも ほんとに どんな仕組みなの!
片腕・少年・水晶幻想
台湾・日本国際協同企画川端康成トリロジー
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/04/16 (水) ~ 2014/04/21 (月)公演終了
満足度★★★
「水晶幻想」が傑出!
そのエッセンスを損なわぬまま原作を舞踊作品に昇華させた「水晶幻想」が出色!
ネタバレBOX
「水晶幻想」の原作小説は、上流夫人が夫とデカダンスな会話を交わしながら色んなものを幻視する話。ノーブルな顔立ちの美女・山縣美礼さんが幻想的な照明に彩られ、きらびやかな衣装を身に纏ってなまめかしく舞う姿はまさに“貴婦人”で、うっとりと見入ってしまった。
本作は純粋に一舞踊作品としても楽しめそうだが、劇空間の背後に原作を透視しながら観たほうが味わいが増し、より楽しめるかと思う。
中年の独身男が若い娘に一晩だけ左腕を貸してもらう奇譚「片腕」は原作の持つ薄気味悪さ、それと背中合わせのなまめかしさが損なわれ、ノゾエ流喜劇に姿を変えていた。
原作にも滑稽味はあり喜劇化は許されるとして、「それなら…奈良?」「鹿せんべい!」など原作にない、無理くりねじ込んだような駄ギャグには閉口。また、仮に喜劇にするにせよ、本作のようなドタバタ喜劇にするのはいかがなものか?
それから、男に腕を貸す女の役でキュートな中国美女が出てくるが、どんな女かは客の想像に委ね、あくまで手だけを出演させたほうが良かったのでは?
ただ、借りた腕を男が愛でるシーンで、女のふくらはぎ、全身などを腕に見立てて愛撫するアイデアは悪くない。
川端の学生期の同性愛体験を描いた「少年」は、「片腕」以上に残念な作品。
原作は年を重ねた川端が学生期を回顧する形式で書かれており、そのせいなのか、熟年男優が原作の同性愛描写を読み上げていくスタイルで劇は進むが、それに合わせて美青年2人が舞台上で睦み合うくらいの演出がなされても良かったのではないだろうか?
カッコいい人だったとはいえ、熟年の男優が朗読のかたわら身をくねらせて踊るだけではエロスは感じられない。
Y
Project ONE&ONLY
小劇場B1(東京都)
2014/04/18 (金) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★★★
微小部分などちょっと・・という感じもあったが
おおむね好みな話であり楽しめた作品でした。
2時間予定が10分以上オーバーしたり開演時間遵守は無理だったりと
タイムスケール等いろいろ創意工夫が必要かなとは思えたが、
熱意と表現に星の数は大盤振る舞いしてしまう(^^)舞台でありました。
ネタバレBOX
親子でネクタイの趣味が同じとか、中心で過去話してる時にバックで現代の二人が解説という手法は話の理解がし易くて良いです。
恋する、プライオリティシート
タンバリンステージ
吉祥寺シアター(東京都)
2014/04/16 (水) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★
ハイタッチ!
ゴージャスな演目。仁平美術さすがっす。
ネタバレBOX
たくさんのキャストが入り乱れ、大人なバーで起こるドタバタラブコメ。男が皆可愛く描かれていたのは作演出さんの好みなんですかね。終演後にキャストさんたちとハイタッチ!
坊's WAR頭〜ボウズウォーズ〜
乱痴気STARTER
Geki地下Liberty(東京都)
2014/04/15 (火) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★★
はちゃめちゃ
山元さんは役者としての存在感がありました。
春奈さんのヘソ出しも堪能してきました。
--
薬局の人へ 前に並んでしまってすいません。
エンジェル・ガーディアン
株)酔いどれ天使
ウエストエンドスタジオ(東京都)
2014/04/16 (水) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★★
タイトルなるほど。
ドラゴンボールZの歌で「僕たちは天使だった」ってありましたね。
堀川さん出てますけどそれは特に関係なく。
ネタバレBOX
天使(になる人)たちを取り巻く環境がそんなに深刻なものに感じられず、
別にガーディアン出てこなくても解決されたんじゃないかなー
そらー元に戻るよう選択するわなー、と思ってしまいました。
演者さんは丁寧な芝居される方が多かったように思いました。
やまとなでしこ-番外編-
Theちゃぶ台
アトリエ春風舎(東京都)
2014/04/18 (金) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★★
もっと泥臭い劇かと思いきや…
事故で早世した女幽霊の相手をするタバコ屋のお婆さんが元気婆ちゃんという設定のため、話が辛気臭くならないのがいい。チラシの写真と案内文から、私の苦手なお涙頂戴の人情喜劇を想像していたので、いい意味で裏切られました♪
ネタバレBOX
それでも、お婆さんと楽しいひとときを過ごした幽霊が現生への未練を断ち切り成仏していく美しくて感動的なシーンでは危うく落涙しそうに。。。
意外だったのは、お婆さんの営むタバコ屋がリヤカーを引いて売り歩く行商スタイルのお店であること。
なので、お婆さんにも家はあるのだろうが、劇中では常にリヤカーと一緒。
家を持たない生き方、定住しない生き方、一つ所にとどまらない生き方を唱導しているようにも受け取れて、考えさせられました。
パイロキネシス
モリンチュ
明石スタジオ(東京都)
2014/04/17 (木) ~ 2014/04/20 (日)公演終了
満足度★★★★
笑顔だけは、ホンモノだ
女子レスラーの宿命は大相撲でいうところの同部屋対決である。
新人レスラーなら、場外バトルから観客を守る誘導員になるし、ゴングの汚れを取る清掃員にもなる。
つまり、ロープを行き来し怪我を負った後、さらなる仕事が待っているのだ。この「残業」を思えば判定待ちまで体力を消耗する選択はない。
ジャガー横田選手が「アイドル・レスラー」だった過去を覚えているファンも少数だろう。どんなに身体に怪我を負っても、女性であることを忘れ、観客が応援する限りラリーアタックする姿は羨望の眼差しである。
もちろん、それは、半身不随に陥るリスクと向き合う職業だ。新宿FACEで女子プロレスを観戦すると、前列には車椅子の元女子レスラーがぼーっと虚脱感を放出していた。会話すらままならない身体状況であった。
『パイロキネシス』は、「プロレス妄想癖」が特技のアイドルみるく・るみ(野崎万葉)の物語だ。
芸能界やインターネットの「当たり前」を暴く脚本と攻撃的な転換には かなり惹かれた。
ネタバレBOX
「アンチ商業演劇」を小劇場で実行する その意味は どこにあったのだろうか。
小塚建(舩木 勇佑)を主演に、草間(矢守忠彦)演出のもと開催された商業ストリート 舞台(劇中劇)は、どうも赤坂ACTシアターを暗示していた。松山ケンイチや堀北真希などのテレビドラマに活動の本拠地を置く俳優が、「舞台初挑戦!」なるキャッチフレーズで主演へ就任してしまうパターンがある。
このビジネスを「話題性」と呼ぶ。
本作『パイロキネシス』は、イケメン・アイドル俳優である小塚建や アイドルみるく・るみ を出演させ、第一段階において「話題性」を皮肉る。これこそ痛烈な商業演劇批判である。
ところが、第二段階においては小塚を「勉強させて下さい!」と演出家へ土下座させることにより、小劇場が「下克上」を達成するオチなのだ。あのシーンは「白昼夢」の処理方法であったが、本質的に そうした「救い」だと思う。
「炎上ビジネス」についても考察させられた。
「インターネットの脅威」は劇作家・鴻上氏らが「俺は世間から 求められている」とアピールしているが、矢守氏は その100m先をゆく最先端だった。
「炎上ビジネス」を芸能界と出版社の「持ちつ持たれつ」から指摘する見方は斬新である。
現状は「ネットユーザー」が主導者だとされる。にもかかわらず、仮に黒幕が操った「話題性」だとすれば、彼らは消費者のごとく小さな、単なる「受容者」に過ぎないということになってしまうではないか!
踊らされているのは君たちの方である。
『パイロキネシス』はフィクションではある。しかし、ゴーストライター騒動級の現実を告発している。