最新の観てきた!クチコミ一覧

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ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

腹筋崩壊!
まさか舞台を観て、笑すぎて腹筋いたくなるとは思いませんでした笑
ショートショートなので、涙ポロリの感動ものもあって、とにかく充実してます!最初から最後までちゃんとみると、脚本の素晴らしさに驚きます。演出もうまい!音楽とか照明とか、全然グダグダしてない!1度観たら、ぜったいクセになりますよ。また観に行きたい。

「夢の劇」

「夢の劇」

劇団グスタフ

六本木 スウェーデン大使館内 アルフレッド・オーディトリアム(東京都)

2013/12/12 (木) ~ 2013/12/15 (日)公演終了

満足度★★★

すごいなあ…
木の実!

お話も役者さんも気づけば夢中で追っかけてる。途中から視界重視にシフトしたような。
ひいいいい…
これは人によって観方がずいぶん違うのではないのでしょうか
いやはや、いやはやスゴイ作品ですね。

笑う花

笑う花

劇団水中ランナー

ウエストエンドスタジオ(東京都)

2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★

「うふ」と「うる」
あらためて詳細みたくてサイトをポチしたら主宰さんのブログに到着。むうw


爽やかな風がふいていました。青春です。
セットに驚きました。チケットの金額が良心的すぎます。こういうお芝居が沢山ふえたら素敵だなあ。楽しく心ほんわかな時間を過ごさせていただきました。

堀之内さんのツッコミがすてき。かっこいい…以前、参宮橋でのお芝居を拝見した気が?ううん、役者さんてお芝居で印象がすごく変わるんですね…
ふと帰りの道すがら小説の彼とその彼女の関係がみれなかったなあ、まてワタシが読み取れなかったのか?なーんて頭の中でお二人のやりとりがグルグル。うーん…www


東京バンビさんの「他人の確率」を思い出しました。なんでかな?

男の60分 -2014-

男の60分 -2014-

ゲキバカ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

タイトルは60分だけど80分くらいはあるよ
 母の通夜、久しぶりに劇作家は故郷に帰る。変わったことと変わらなかったこと。弟が、母の棺に入れようと思う、と纏めた母の荷物の中から、小学校6年の時に書いた作文が出てくる。母は、長男の作文をとっておいてくれた。その作文を読み返すうち、作家は、小学校時代に戻っている。

ネタバレBOX

  大阪の小学校へ転校する迄、兄弟は東京で暮らしていた。移ったばかりの兄弟は、山の上に広く平らなスペースがあるのを見付けてキャッチボールをしていたが、地元の、此処を根城にしているグループと喧嘩になる。だが、互いによく戦い、仲良くなった。兄と弟のクロ、秘密基地リーダーのもじゃお、泳ぎが一番の河童、トタン屋根の家に住んでカッパライをやっているトッタン、焼肉屋の息子、コチュジャン、スポーツ一家に生まれながら、どういうわけか一向に芽の出ないケーの7人だ。
 様々な遊びをするが、問題も起きる。コチュジャンと遊んじゃいけない、という親が居て、訳を問い質すとチョンだからだ、との答え。言っている本人も、皆もその意味が分からない。分かったのは、コチュジャンだけだった。彼は、「言うなよ」と念押しして、自分は在日朝鮮人だと明かす。だが、仲間にはどういうことを意味しているのか分からなかった。然し、コチジャンが、辛い物が嫌いで本当は、この綽名も好きではない、ということを告げると、皆で新しい綽名を考える。この辺り、在日少年のアイデンティティーの問題と差別の問題が絡んで実に見事である。兄弟の母の対応も素晴らしい。コチュジャン改まりカルビクッパの話を聞いた母は、日本食も韓国料理も好きだ、と言い、「カルビクッパと一番仲の良い友達になるのよ」と兄弟に諭すのだ。
 また、時化の日、近くを流れる糞川が氾濫を起こしそうになっているのに、泳ぎに自身のある河童は、皆の制止を振り切って飛び込んだ。向こう岸に近付いた所で流れて来た流木に当たって流される。子供達は必死に救助し九死に一生を得たが、河童は足に大怪我をして、オリンピックを目指すどころでは無くなってしまった。彼の母は、遊び仲間の所為だと言いふらし、子供達の親の下にも捻じ込んできた。おまけに、河童には、それまでの仲間とは遊んではいけない、と命令したのだった。その為、河童は女の子達とままごとをするようになり、仲間を見掛けると逃げるようになってしまったが、本当は、仲間と遊びたかったのだ。皆と遊べなかった理由を聞いた仲間は、河童も仲間になって遊べるケンケケンパ等をして遊ぶ。
 ケーの話もあるが、これは、伏せておこう。観てのお楽しみである。何れにせよ、差別だの、アクシデントだのと実際、子供達の暮らしの中で起こる深刻な問題を、キチンと織り込んで真正面から適確に捉え乍ら、勘所を掴んで正確に見据え、その後の子供達の人生展開の中にも、子供時代の体験をキチンと納得の出来る形で織り込み乍ら、人の世の暖かさもさりげない科白で見事に表現している。
 役者陣の鍛錬された体、そこから生まれる爽やかでスピーディーな演技も美しい。

Gangster Report

Gangster Report

劇団スクランブル

「劇」小劇場(東京都)

2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★

意味なしの意味
 敢えて人間臭さを排除しているようにも思える突っ張りは、単に若気の至りという気もする。ホントにツッパルなら、酸いも甘いも噛み分けた上で、ダンディーであって欲しいものだ。

ネタバレBOX

 舞台の作りにも上で指摘したことが見て取れた。凄惨な内容であるにも拘らず、細部を構築できるような構えも無ければ、覚悟・姿勢も無い為、特殊メイクなどのクリエイターが、本物を見て気付かないなどという、まるでリアリティーの無いことを、それも、話の中心になるべき証拠物件に関して平気でシナリオ化してしまう。これは鈍感を通り越して、唯のまやかしだ。内容的に薄いので、笑って観ていられるということはあるが、ちょっと寂しい。
スリアのにくの鏡

スリアのにくの鏡

UDATSU

小劇場 楽園(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

これはいい。
あまりにもくだらなさすぎて、それが最高に面白い。くだらないことがこんなにも面白いとは。

男の60分 -2014-

男の60分 -2014-

ゲキバカ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

笑いっぱなしの60分(以上)。
いい大人達が子供を演じ、やんちゃ放題で笑いっぱなしの90分でした。田舎育ちの私にとって、子供の頃の放課後や休日は時間がとてつもなく長くて。こんな楽しい日々がずっと続くんじゃないかと思ってた、その時間を「体感」しました。ネットも携帯もない時代の空気が・情景が舞台の上に確実に存在し、笑いの中にもノスタルジーを感じる、温かな温かなお芝居でした。

ネタバレBOX

前半の子供達の「遊び」(というかコントタイム笑)が長くて長くて、その体感時間の長さがそのまま、子供の頃の長い遊びの時間の郷愁感に繋がっていて。凄い構成力だなと思いました。

そして、役者さん達の身体能力が高いので、演技の垢抜け感とダンスのクォリティが尋常じゃない。前半の菊池さんの怪獣の形態一つにしても、とてつもないセンスを感じます。

ダンスシーンはスタイリッシュな「FOUR ROSES」とは毛色が違い、ひたすら元気で楽しいダンスが満載。そんな中で目を引いた、石黒さんのソロダンスがすごーく綺麗でした。観ているこちらも激流に「飲まれる」気がして。そこからの西川さんとのキスシーン(正確には人工呼吸でしたが 笑)にはドキっとしてしまいました。。

EPOCH MANで観た西川さんもひたすら素敵で。亜斗武さんも見たことのないやんちゃさで。今人さんのキャラには序盤何が出てくるか分からない楽しさがあって、涙が出るくらい笑わされて・・・ゲキバカを観るのは2回目ですが、もっと観たいなと思わされました。

あと、小劇場によく見られるマニアックな客層でないとこがなんだかとても嬉しかったです。
◯六◯◯猶二人生存ス

◯六◯◯猶二人生存ス

劇団チョコレートケーキ

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

おいしゅうございました!
もう本当に「ごちそうさん」じゃないけど観て美味しすぎる感でいっぱい。この企画に大満足です。この作品でしっかり劇団チョコレートケーキを味わいましたよ。ドキドキしてずっしり感じて。

ネタバレBOX

どの劇団に投票するかすごく迷わせるこの企画も面白かった。ホントどの団体もいい味なんですもの。
チルドレン

チルドレン

東京ハートブレイカーズ

吉祥寺スターパインズカフェ(東京都)

2014/02/25 (火) ~ 2014/03/02 (日)公演終了

満足度★★★★

安定の出来映え
伊坂幸太郎の同名小説の舞台化。
原作は未読。

早いもので、旗揚げから10年経つのだという。
ここ最近のハートブレイカーズを観ていると、
ひとつの完成形が出来上がったたような気がする。

出演者もその使い方も非常に贅沢だが、
それでいて無駄が無い。
今後は完成形からの更なる進化に期待したい。

ネタバレBOX

今回、千秋楽のみの観劇だったが、
見始めてからもう一度観ておかなかったことを後悔した。

今回ゲスト(?)出演している盲導犬役の本物の犬に
どうしても視線を持って行かれてしまい
なかなか物語に集中できなかったのだ。
実際彼は盲導犬の訓練犬で、
主宰の首藤さんがオファーしての出演となったようだ。

原作を読んでいる友人たちによると
芝居は原作にかなり忠実に作られていたらしい。
未読なわたしにも十分理解でき、楽しめる内容になっていた。

主人公の陣内は首藤さんにピッタリだったし、
個人的には永瀬の佇まいが好きだった。
そして何と言っても盲導犬のベス役が秀逸だった。
今回の経験を糧として、今後盲導犬として活躍していって欲しいと思う。
ミュージカル「ラブ・ネバー・ダイ」

ミュージカル「ラブ・ネバー・ダイ」

TBS

日生劇場(東京都)

2014/03/12 (水) ~ 2014/04/27 (日)公演終了

満足度★★★★

心配なのはひとつ!
鹿賀、濱田、松井、彩吹、鳳キャスト観劇。
舞台美術の素晴らしさは観る価値十分(特にファンタズマの見世物小屋)
前作と世界感違って人間臭い会話が多く、難曲ばかり。
さて出演者の出来は如何に!
濱田さんは見事なヘッドボイスで難曲も期待通りに、素晴らしい出来!
この大役で押しも押されぬトップミュージカル女優決定づけた。
グスタフ役の松井君はレミゼのガブの時も注目してましたが、10歳とは思えぬ素晴らしいボーイソプラノで将来有望です。
彩吹さん宝塚譲りの小気味よいダンス、歌も楽しい!
鳳さんはブルーレイのオーストラリア版のマダム・ジリーとそっくりそのまま!年齢を感じさせません。

ネタバレBOX

どうした鹿賀!
いきなりの見せ場の”君の歌をもう1度”で高音がでず、声が掠れるとは、それも数か所。正直ガクッとしました。
本当はこの曲歌った後拍手が沢山おこるはずだが、皆さん良く解っているのだろう。まばらでした。その後もデュエットでは濱田さんがカバーって感じで、ソロの場所は不安いっぱいでした。
それもそのはず、前日のソワレそして翌日マチネじゃちょっと60歳すぎにはキツイでしょ。
次回も鹿賀ファントム観劇予定(2日の休養後)なので、きっと歌いきってくれるでしょう期待したいです。
今回の話のキーワードは、10年と子供とコニーアイランドです。
これ以上は書かないほうがいいと思いますので!
ARCHITANZ 2014 3月公演

ARCHITANZ 2014 3月公演

スタジオアーキタンツ

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/21 (金)公演終了

満足度★★★

酒井はなさんソロが圧巻
『Boy Story』(ユーリ・ン振付)
香港の中国への返還をモチーフとした作品で、明確なストーリーは分かりませんでしたが、中国の皇帝を思わせる真っ赤な衣装とイギリスを象徴するかの様な黒スーツ姿の対比が印象的でした。ハワイアン(?)や日本のフォーク等、選曲がユニークでした。

『The Second Symphony』(ウヴェ・ショルツ振付)
シューマンの交響曲第2番の第3楽章に乗せて2組の男女ペアが青い背景に青い衣裳で流れる様に踊る姿が美しい作品でした。ムーブメントも構成も古典的で、男性ダンサーの目立つ部分は少なくサポートに徹していて、現代的な要素が感じられないのが残念でした。

『Castrati』(ナチョ・ドゥアト振付)
去勢することによって大人になってもボーイソプラノの声を保ち続けた歌手をモチーフにした、「男らしさ」について考えさせられる作品でした。黒のワンピース状の衣装を着た8人が全身肌色の質素な格好の男をいたぶる様子が描かれ、はっきりしたストーリーは無い感情表現がはっきりした振付で、素早くてダイナミックな動きが多用され、ミュージカルのダンスの様な雰囲気もありました。

『Mopey』(マルコ・ゲッケ振付)
元々は男性ソロの為の作品を初めて女性が踊るとのことで、酒井はなさんのダンスは男性的な力強さと女性的な華やかさが両立していて、引き込まれました。コミカルな雰囲気がある細かい動きが多く、半分以上の時間は客席に背中を向けていて、ストレートに感情を訴える様な振付ではないものの、心を動かす不思議な魅力がありました。ロウソクの火を消すかの様に息を吹いて暗転するラストがユーモラスでした。

Gangster Report

Gangster Report

劇団スクランブル

「劇」小劇場(東京都)

2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

複雑かつ面倒臭い人間模様
登場人物全員が、見ているこっちがイライラするほど面倒くさい奴ばっかり。一番共感出来たのは、手の早い殺し屋かなあ。あはははは。

ネタバレBOX

結局公安警察が勝利するけど、タナボタ的でグダグダな勝利。新たなサスペンス物か。
国民の映画

国民の映画

パルコ・プロデュース

刈谷市総合文化センターアイリス・大ホール(愛知県)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★

難しい~
三谷作品映画・ドラマは拝見したことはありましたが、舞台は初めてでした。映画・ドラマでも思っていましたが三谷作品はとっても台詞が多くやっぱりところどころに笑いがあり楽しませてもらいました。しかし、私の理解力が乏しいのでちょっと題材が難しいところがあしました。2~3回見れば内容もしっかり理解できてもっと楽しめるんだろうなと思いました。大体の話は分かったのですがやっぱりちょっと悲しい感じでした。私は特に小林隆さん・小日向文世さんがとっても素晴らしかったと思います。

「40 Minutes」

「40 Minutes」

TABACCHI

スクエア荏原・ひらつかホール(東京都)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/24 (月)公演終了

演出というか仕切りの失敗
味の違う三つの劇団ということで
個人的にはチョコレートケーキが見たいだけだったのですが
仕切りがひどかった。

まず、開演時間になっても受付に長蛇の列。だいたい20分待ち。
名前順に並んでいるのに手際が悪すぎる。

さらに音響が悪く、劇チョコのはじめの台詞が聞こえず。
1つ目は全体的に音が小さく
声がホール全体には聞こえていなかったように思う。
各役者にマイクをつけているのならテストはしていないのだろうか?

さらに劇団ごとの境目に暗転が少なく
前の劇の余韻を味わっているのに次の曲が流れだす始末。

ネタバレBOX

劇チョコの余韻に
ダサい趣味のオフコースがかぶって
死にそうになった。最悪でした。

内容的には、
劇チョコは、もういうことない面白さ。
いつもの劇チョコでした!!

しかし2つ目がひどかった。
浅くて安易で全部がナレーションだけで説明されていた。
東電OLをやるには深みなく
しかもオフコース。合わないし悪趣味100%。
東電OLに向かって「幸せですか?」って台詞もあんたそりゃないだろ!
浅はかな思考は恋の罪のパクリともいえるが、
全部の文献を読んでもこの程度?
東電OLを扱える力量もないしまとめられる題材ではない。やりなおし。

3つ目は、そのイライラした気持ちを吹き飛ばす
コメディで爆笑。
安倍政権への皮肉たっぷりで楽しめた。


monsoon/monomania

monsoon/monomania

小野彩加 中澤陽 スペースノットブランク

RAFT(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/22 (土)公演終了

満足度★★★★

フィジカル
上演時間ん60分。当パンだけ読むと静的なものを勝手に想像したが、実際は動的というか激しい動きだった。印象が強く、今後も観ることになりそう。

男の60分 -2014-

男の60分 -2014-

ゲキバカ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/03/19 (水) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

躍動する小学生
初めてのゲキバカ、すんごい楽しかった!
笑っているうちにいつの間にか泣いてた。
“ノスタルジー”と“子どもの時間”のバランスが良く、脚本の巧さに脱帽。
段ボール箱のみのセットもいいし、BGMと照明も好き。
変にオサレにしない無邪気なダンスが素晴らしく、ストーリーを盛り上げる。
子どもを演じると役者の力量がモロに出るが、
平面的でないキャラが生き生きとして本当に魅力的だった。
ケーよ、あんまり似ていてあなたの今後の人生が心配になる(笑)

ネタバレBOX

大きな段ボール箱が舞台を囲むように置かれている。
弟(菊池祐太)が跡を継いでいる故郷の家へ、
母の葬儀のために帰って来た兄(西川康太郎)は
蝉の声を聞きながら子ども時代のことを思い出す…。

再現される子ども時代のエピソードが秀逸だ。
在日の子コチュジャン(伊藤亜斗武)、貧乏で万引きするトッタン(書川勇輝)、
悪天候の中、川で泳いで足を怪我する河童(石黒圭一郎)、
野球からサッカーに転向するケー(伊藤今人)、
そしてメンバーを率いるもじゃお(鈴木ハルニ)。
兄弟はこのメンバーといつも一緒だった。
葬儀の準備をする兄弟の会話がとても繊細で「静」であるのと対照的に
子ども時代は躍動感あふれる「動」の展開だが、
内容はただ「動」なだけではなく、子どもの社会をリアルにとらえている。
だからその中で“怪獣ごっこ”のギャグがめちゃくちゃ冴えて大笑いした。

作・演出の柿ノ木タケヲさんの設定はどちらかというと情緒的で
ラスト、葬儀の準備中に弟の子どもが生まれたり、
売れない作家の兄が母を書きたいと語ったりと、思い入れたっぷりなのだが
対照的に子ども時代の演出のはじけっぷりが見事で、そのバランスが素晴らしい。

隙のない役者陣が全員素晴らしく、子ども時代は圧巻。
ダンスの振り付けが自然な子どものエネルギーを表現していて
伊藤今人さんの“作為を感じさせない”センスに魅了された。
それにしても今人さんとあの人の激似ぶり、あれは演技を超えている(笑)

ゲキバカの役者さんっていいなあ。
おかげで私も、王子で素敵な夏休みを過ごしたのであった。
学校の催眠室

学校の催眠室

enji

OFF OFFシアター(東京都)

2014/03/21 (金) ~ 2014/03/30 (日)公演終了

満足度★★★★

懐かしいレトロな雰囲気
懐メロは母がよく歌っているのでわかるのですが、私自身の勉強不足で歴史の背景が見えにくかったです。
あの辺りの歴史がわかっていれば、さらに面白く感じたのになぁ…と思いました。

ARCHITANZ 2014 3月公演

ARCHITANZ 2014 3月公演

スタジオアーキタンツ

新国立劇場 小劇場 THE PIT(東京都)

2014/03/20 (木) ~ 2014/03/21 (金)公演終了

満足度★★★

可もなく不可もなく
クラシック音楽を使わない作品があればプログラムとしてメリハリがついたと思う。

ロストマン ブルース

ロストマン ブルース

GENKI Produce

笹塚ファクトリー(東京都)

2014/03/11 (火) ~ 2014/03/16 (日)公演終了

満足度★★★★

小さな奇跡
少しのことですが、いいですね!脚本がボクラ団義の久保田さんということで、いつもと違った雰囲気の中にボクラ団義のテーストも感じられる舞台、新鮮でよかったです!

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ちょっと待って誰コイツ!こんなヤツ知らない

ポップンマッシュルームチキン野郎

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2014/03/14 (金) ~ 2014/03/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

やっぱ好きです
何を思ったか今回の公演、初見がR18でした。昼間っからいい大人が何する気なのかすごく気になっていたからです。やはり彼らはいつも想定の斜め上をいってます。さすがです。ひどいです(褒め言葉)
R18公演を2回観て、翌日は通常公演を観たのですが、物足りなさを感じたのはどうしたものかと(笑)後悔はしてません!!!
内容としては、どれも素晴らしかった。第四話のホラーも観れば観るほどゾッとしてくる。第五話ではまさかのキャラ設定でしたがガチ世代な私としては胸が締め付けられました。第六話はポップンではあまり観ることのない(?)格闘シーン。かっこよかったです!
個人的には第三話が好きです。老夫婦弱いです。横尾さん演じる松本が10年もずっと秘密を守ってきて、ようやく解き放たれた、でも・・・!っていう切ないというか、まだ苦しいというか・・・好きですこの作品。全体的に横尾さんの役柄がすごくすきでした。

ネタバレBOX

井上さんがまさかの全裸。もちろん大事な部分は手で隠しながらの演技。幕間にて最後触らせてあげるとき、NPOさんがズボンずりおろし。あぁ、ひどかった(笑)

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