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『ギア-GEAR-』Ver.3.70

『ギア-GEAR-』Ver.3.70

ギア公演事務局

ギア専用劇場(京都府)

2013/11/01 (金) ~ 2015/08/30 (日)公演終了

満足度★★★★

なかなか。。。
面白かったです。一回の劇で色々なパフォーマンスが見られるのは、一粒4度おいしいw個人的な注目は、マイムですね。マイム担当外の人も、言葉のない劇なので当然されますが、やはりそれ用の動きではないです。一定のルールに従い、動きで訴える。まあ、単純な楽しさがありました。                   
あと、劇場にはあの空間であれだけのことをしてくれるのかと、素直に感動しました。舞台の使い方ってここまで、考えているのかと思いました。
ただ、細かなことを言えば、ロボットの動きが不徹底なのが逆に気になりました。しっかりルールによって守られる部分とそうでない部分があった。。。感情がキーワードになっている以上、そういうところまで徹底して欲しいなと思いました感化yくが簡単に流してみる場面も徹底して。

アベノ座の怪人たち

アベノ座の怪人たち

スクエア

近鉄アート館(大阪府)

2014/05/09 (金) ~ 2014/05/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしく綺麗。
どこぞのパクリかと期待と不安半々でみにいきました。見に行って、良かったと正直に思いました。他の方も書かれているように、キャラクターの個性が光っています。小さい子などはきっと一瞬で真似したがるんだろうなとwまた、今回特に思ったのは、動きが綺麗。役者人一人の練度を感じさせてもらいました。ダンスではないのですが、訓練によって体幹がしっかりしているおかげですね。動き一つ一つが綺麗になると、自ずとそこから役者の表現したいことも、にじみ出てきます(役者が意図したキャラや思いなど)。内容については他の方や、公式サイトで見てください。こちらも、スクエアさんの作品なのでそのうちDVD化するのかと思うので期待ですw見られなかった方は、ぜひ一度!と思います。

へんしん(仮)

へんしん(仮)

快快

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/05/09 (金) ~ 2014/05/19 (月)公演終了

満足度★★★

人を選ぶかな?
ストーリー性は薄く、同じテーマが繰り返し繰り返し唱えられている印象のまま最後まで。
それが心地よくもあり、もどかしくもありました。
というか、もどかしさが強かったので、私にはちょっと。

ネタや客いじりは好きだったので、そういう意味ではかなり楽しめましたが。

ルーシアの妹

ルーシアの妹

ライオン・パーマ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/05/15 (木) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

ライオンパーマの流れ
お芝居は、内容がよくわからないほうがいい。

今回のライオンパーマはなんだかわからない間に
物語がすすみ、その激流からおいていかれなように
見るほうも必死だ。

だから、時間はあっという間にすぎる。

20回公演ということだけど、ライオンパーマの公演は
B級グルメのA級だと思う。

肩肘に力をいれないで楽しめる。
「お芝居っていうのはさ」
というのとはちょっと違う世界。

だけど、同じことの繰り返しのTVや、毎日から
しっかり解放してくれる優良B級グルメなのだ。

お芝居は全く経済的に報われない、コンテンツで満員でも
たぶん赤字。
主張キャストも40半ばのオジサン。
21回目があることを祈るばかりだけど、それは見るほうにも
努力が必要ということなのかもしれない。


あ、

オジサンと美しい女性陣という組み合わせって、

萌えていいと思います!

婆VS女子高生

婆VS女子高生

月刊「根本宗子」

BAR 夢(東京都)

2014/05/03 (土) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★

バー公演初参戦
バー公演はじめて。根本さん脚本も2回目ですが…。テンポがよくてひたすら面白かったです。長井さん、やっぱり素晴らしいです!連れていった友達も楽しんでくれて嬉しかった

ルーシアの妹

ルーシアの妹

ライオン・パーマ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/05/15 (木) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

あとから 感じること多し
2時間という時間、文字どおりの長さに私は感じてしまいました。

でも 某所某所のゆるい味付けはありながら とても真面目なストーリーですよね


登場人物のだれかに感情移入できるまではいかないけど

あのシンプルな装置が 照明ひとつで森に見えてしまうことに驚き


初見ですし この作品で この劇団ならではの色が あまりよくわからなかった


ただ 若い女優さんたちの声が キンキンせず 心地よく響いてました。

私の好みだと ちょっと音楽かぶせすぎ



なあんて ぐちゃぐちゃ言いながら 今になって いろんなことを反芻しています


観劇の機会を与えて下さって感謝しております



夜の冷え込みで 観劇に集中できなかったのも 少し残念です


マエセツの時 室温にたいする配慮もほしかったと思います

共演NG

共演NG

劇団フルタ丸

「劇」小劇場(東京都)

2014/05/16 (金) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

満足度★★★

面白いチャレンジ
チャレンジング興行は3作品とも観劇させていただきました。
第一弾、第二弾はタイトルと演出が直結していて、おおっと驚かされたのですが、
過去2作品と比べるとインパクトにやや欠けるかなと思いました。
共演NGということが今回の演出である必然性が(私には)あまり伝わりませんでした。

ただ、その試み自体は面白かったですし、
作品自体も楽しめました。

演者さんでは幸村役の力武さんの演技が良かったです。
終盤のシーンで見せる感情にセリフが追いついていかない感じがリアルで、
刹那的な狂気を強く感じました。

ネタバレBOX

元お笑いコンビの2人をはじめ、それぞれに共演NGの相手が所属する2つの劇団で演じられる2つの舞台。
その2つ作品を劇中劇として演じ、それらが交互に進み、時には交錯する。

個人的には、交錯するならするでもう少し何かシンクロするようなものがあった方が良かったかなぁと思いました。
仲違いしたはずの2人がボケとツッコミを綺麗に決める結びのシーンはとても爽快で良かったです。
メビウスローズ-MEBIUS LAWS-

メビウスローズ-MEBIUS LAWS-

劇団C2

萬劇場(東京都)

2014/05/14 (水) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★

ゲームでやりたいかも
短編集の時の作品と同じ世界観の長編で、この短いスパンで観る事が出きるのが先ず良いですよね。

まさにゲームの世界の様な作品。
多分、市販のゲームで同じのがあってもあり得る。
違和感ないんじゃないかと思う。

ストーリー、設定良くできている。
特に設定が面白い。

ネタバレBOX

殺陣の分量をもう少しだけ絞れたら、とは思えた。
精度の問題もあるけれど、観ていても印象が薄くなってしまう気がする。

短編の時の方がそういった意味ではやはり印象に残っていたりします。

一ヶ所だけでしたが、パワーで吹き飛ばす殺陣があって、それは何気に斬新に感じました。

キャラクターは実はちょっと多い様に感じた。
多分、これが本当にゲームだったらあれくらいは普通に出てくるし、気にならなかったと思うけど、二時間の枠の中だと、ほんの気持ちだけ多い。
二時間は芝居では長い方だけど、何十時間と掛かるゲームと並べてしまうと凄く短く感じるのかな、なんて。

ああ、書いてて気がついたのですが、自分、短編の時の比率を大分気に入っていたのかな、と。

仕方ない部分ですが、短編の時と同じ役は同じ人が出来たら良かったですよね。
これはどちらが良かった、悪かったではなく、なまじスパンが短かく続けて観たから感じたんだと。


早口に気持ち長セリフをスパッと言って、軽いオチに繋げる事が多い印象でしたが、残念ながら噛んでしまっていたのが何箇所か。
で、噛んでしまうとそのセリフを言い切ろうと急いでしまって、確実にその瞬間は言ってるだけで役から離れてしまっていた様に感じた。

正直、噛むのは仕方なく、実は致命的なミスでは無いと自分は思うので(何故なら素で噛む事はあるのだから)、慌てずにリカバリーが出来ると良いと思った。
セリフが長めだから余計そう見えたかもしれません。
ルーシアの妹

ルーシアの妹

ライオン・パーマ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/05/15 (木) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★

緩い教訓話かぁ
真面目なテ-マを取り上げたのだろうが、それがまとも過ぎる演出で印象が弱くなったようだ。
王道への道程は試練の連続…先述したが教訓色が強い芝居との印象であった。テーマの明確さに比べ、それを表現する演出が表層的でインパクトがない。いくつかの試練の場面が登場するが、その克服の難しさが十分伝わらない。演出面に難があると思うが、テンポはよく、観ていて楽しめた。

オパンポン☆ナイトvol3~曖昧模糊~

オパンポン☆ナイトvol3~曖昧模糊~

オパンポン創造社

Live Space B.SQUARE(大阪府)

2014/05/16 (金) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

よかった。
脚本がすごい。
役者さん全員、当然と言われそうだが、演技が極まってる。
テンポよく、短編じゃ物足りないなんて、変な先入観は、無用。
4つの作品が、それぞれおもしろい、そして、そうなるとは。
最後の最後まで、予想外のしかし、お膳立てはあった、あっと言わせて笑わせてくれる結果が待っていた。
満足度、5つじゃ足りない。

ネタバレBOX

4つの短編が、しっかりつながっていた。
脚本の組み立てが、すごいにつきる。
なんで、刺されたんだっけ?なんで南の島に行ったんだっけ?
何年前に、あんなことがあって、あの人がああなって、こうなって、こんな接点が・・・
おさらいがしたくなる。
何回観ても、あきないと思う。
ルーシアの妹

ルーシアの妹

ライオン・パーマ

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/05/15 (木) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★

チラシの印象通り
硬質な文章と滑稽なイラストが同居する、チラシの印象そのままの舞台。
シリアスからコミカルへ、コミカルからシリアスへのスルリとした移行が繰り返されつつ進んでいく独特の劇を、大変面白く鑑賞しました。
初見の劇団でしたが、毎回こういう作風なのでしょうか?

話はやがてシリアスな方向へと収束していきますが、物語が緊迫の度を増していっても、張りつめた空気が緩みきらない程度にときどきギャグを差し挟んでくる飽くなきサービス精神にも好感。

ルーシーの妹・エミリー役の女優さんが可愛かった。

ネタバレBOX

幕切れがやや淡白。王になったエミリーを一同が歌で寿ぎ、もっと盛大にバカバカしく終わっても良かったか?

それから、エミリーは“最後の関門”とやらを突破したのでしょうか? 国王になったからにはクリアしたのでしょうが、そのくだりは端折らずきっちり描いて欲しかった。
それとも、エミリーが図らずもそうしたように、“不正や妥協を引き受けて大人になる”事が最後の関門だったとか??
そこら辺りがよく分からなかったです。
Being at home with Claude ~クロードと一緒に~

Being at home with Claude ~クロードと一緒に~

Zu々

青山円形劇場(東京都)

2014/05/14 (水) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★

激白!
カナダ人劇作家 ダニエル・デュポア作の日本初上演として話題…執筆から30年が経っているとのこと。
キャストは4人だが、実質2人の会話劇である。舞台は、カナダ・モントリオールの裁判長執務室という設定である。円形劇場ゆえに、どの角度からも状況を説明できなければならない。セットは、執務机と取調用のテ-ブルがあるだけ。その間を行き来するあいだの会話でストーリーは展開する。自首してきた被疑者と刑事の取調が濃密…繰り返しの会話。
演技は独白の連続…息苦しいほどの迫力があったが、なぜか感情移入できない。取調べにおける緻密さが感じられなく、単に激情に任せたセリフになっていたと思う。
また、ストーリーとしては、もう少し”心理劇”的な要素を期待したいところである。

みにきて!

みにきて!

劇団やりたかった

東京アポロシアター(東京都)

2014/05/15 (木) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★

無題1108(14-146)
19:00の回(晴)。18:30受付、開場(2F)。此処は、2013/8「d’UOMO ex machina」の公演を観て以来で2回目。

2週間前、下北沢の「B1」で某劇団を観た帰り、駅の横、おひとりで寸劇をやっていらっしゃるのを横目に一旦通りすぎましたが...結構気になっていて、しばらくしてから戻ってみようと思って..まだやっていらしたら「観に行く」、そうでなければ..ということでようやく当日となりました。

下手から、キッチン、冷蔵庫(上に食パン)、小さなテーブル(卓上コンロ)、ティッシュ、テープカッター。

19:03前説、開演~20:41終演。微妙な緊張感が漂う女子3名、劇中劇、「You're so Cool」、SNS、大根、素うどん、白菜、おいしい牛乳、日本酒、パンにたっぷりのジャム、ソクラテスの弁明、パルテノン(のことかな?)、来週が本番...観に来てくれる?


脚本がいろいろ飛躍するので少々戸惑いましたが、お客さんが大勢入ってよかったと思います。

次回は11月。取り急ぎで印象を

ネタバレBOX

さて、少しおねがいごとを(まったくの個人的な感想です)

もっとお話のテンポを重視して「流れ」を絶やさないように。

3人の間に「距離感」があるような設定だと思うのですが、なぜそうなのか、それでも鍋を囲むのはどうしてなのか、長い友達付き合いなら、鍋に日本酒、くらいはわかっているのでは?

同じように、包丁で指を切った時の反応をみていると、登場人物にまったく共感できなくなると思う。

ねぎを買いに行ったのに買ってこない理由(無責任というのとは違うと思うけど)がよくわからない。

弁論の「台」は舞台上でもいいと思う。

「弁明」の位置づけが不明。

劇中劇ならば、もっとニュアンスを変え、別人になりきるくらいのスピーチでないと間延びした感じがしてしまうし、もっとカットできるはず。


蟻の女王

蟻の女王

タッタタ探検組合

ザ・ポケット(東京都)

2014/05/14 (水) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★

「空想する力」を狂演とともにテーゼする小さな役者たち
「蟻」の生態系を、政治劇だったり、恋愛劇であったり、コメディであったり、純粋な観察記であったり、ミュージカルであったり、実に豊富なバリエーションで舞台化してくれる一大テーマパークだった。



私はタッタタ探検組合が『蟻の女王』上演する その情報から、「こんな感じかな…」という予測があった。
セットは洞窟のような、薄暗い黄土色で、蟻のコスチュームを着用したおじさん、おばさん達が4本の脚を動かすのだろうなと。映画作品でいえば『センター・オブ・ジ・アース』(ディズニー・ピクチャー)のミニチュア版である。



実際どうだったか。
黄土色のカラーは そのままだったが、立体的に、重層的に「巣窟」をイメージする舞台・美術セットであった。


感想を要約しておこう。それは一言「 やられました!」である。

ネタバレBOX

第一に、「ちびっこウェルカム・ステージ」は、交尾といった大人向けシーンがある以上、小学生の昆虫収集家には早すぎる内容だったと思う。このR指定問題は 演劇における「擬人化」は どこまで可能か、というリアリズムの行方に絡む。



第二に、政治劇における進め方である。「蟻を介したらこそ現代社会に還元しえる」脚本。

私が 心に残ったのは、次の台詞である。(ニュアンス)


「たぶん、若いあなた たちのためにこの国を…いや、今は止めておきましょう」/ソルト大佐(あおき けいこ)

「世の中の不条理は、みなが己が大義だと信じていることだ」/ソルト大佐(あおき けいこ)



社会派コメディ集団『チャリT企画』の室田渓人客演がデモンストレーションか。徴兵制復活まで議論される この現代社会。「若い働き蟻」が飢え、それを犠牲につつ、絶対権力者である「バルサミコ女王」が地域覇権を画策する 構造は、一種のリアル・メッセージだった。
フリー・ジャーナリスト・池上彰が、NHKの大学生向け講演会で、「歴史を学ぶことは、未来を予知することです」と語っていた。舞台における独裁政権が崩壊するメカニズムは 「ある国の例」であろう。


「バルサミコ女王」が失脚するハイライトは、「ブース!ブース!」を連呼した、演説中の抗議行動にある。「蟻の国民」の信任を全面的に失った原因も国営放送局によるラジオ中継だ。
最近の国際政治でいえば それはイギリス首相・ブラウンが2010年総選挙活動中に労働党支持者の女性宅を訪問後、公用車内で「ブスだ」と、その容姿を中傷していた事実が「ピンマイク」に拾われていた出来事だろう。
この失言ニュースを受け、労働党は惨敗をきし、「政権交代」が起こった。


つまり、これは私の指す「ある国の例」ではないが、マス・コミュニケーションの実践例を「蟻の国」に置き換えた、とてつもなく高度な政治劇である、という評価なのだ。
現職海上自衛官が軍隊所作指導に関与している点も注目に値する。



第三に、「擬人化の極限」である。
人間が他の動植物、昆虫、細菌と異なる習性は「宗教」だろう。



敵国の潜伏者が病床にひれ伏すシーン。


「捕虜の扱いを定めたアリス条約によれば…」/ホップ医師(柴田O介)

「何をいうか!女王を毒殺しようとした 者なのだぞ。捕虜ではない!」/兵隊アリ幹部


直後、潜伏者は死亡した。


その「蟻」の表情は、安らかであり、アニメ『フランダースの犬』最終回を印象付ける、まさしく「天に召された」亡骸だった。(照明、音響の演出効果はない。メインのシーンでもない)
ここで仮説を提示したい。
つまり、脚本段階に「ト書き」で そう指示されていたわけではなく、演出が「安らかな」その表情をアクセントしたのではないか。


働きアリ「あの、一つだけ、お願いがあります。お墓に入れてやってもいいですか?」


兵隊アリ幹部「別に構わんが」


働きアリ「同じ〈種〉には違わないので…」


「お墓」は「宗教」だ。結局のところそれが「擬人化の極限」を強調したシーンである。このことは「交尾におけるリアリズム」の問題に深く関与し、タッタタ探検組合からすれば かなり踏み込んだ演出だったのではないか、と思う。




第四に、「バルサミコ女王」を狂演した斎藤 啓子を評価したい。

女独裁者の威圧、妖艶、存在をウェーブするハスキー・ボイスは、観客における「引く」というリアクションを逆利用していたように思える。
『蟻の女王』を 小柄な巨体のおばさんが演じたわけだが、「女としての幸せ」を語るあたり、そこに人間らしい、少女のような「儚さ」を読み解く。タマゴの産卵シーンに関しても、その苦悩は「母親らしさ」である。
「恋愛」にしろ、「産卵」にしろ、「蟻」の雌が有する生物学的本能だろう。
これは第三の「擬人化の極限」と密接であるが、観客が「女性らしいな」「卵は大切なんだな」という人間的感覚に陥ったパーソンこそ斎藤 啓子であった。





2013年秋コレクションには こう記している。

【オジさん、オバさんが 負けない点も存在する。それは、3人掛かりで持ち上げるアクション•シーンだった。この時、スローモーション効果を多用していた〜】


2014年春コレクション『蟻の女王』は、序盤のミュージカル・テイストから上記のアクション・シーンへ至るフローである。
「蟻」のコスチュームが「衣装」や「黒子」に変身。何度も書くが一大テーマパークであった。

しかし、もし、タッタタ探検組合ならではの「スロー」と、ミュージカル・テイストが華やかに融合すれば、さらなる「アトラクション」が開業できたはず。

「蟻」のコスチュームも、触覚はいいのだが、キャストの顔面を覆い過ぎ。誰が誰だか分からなくなる、感情移入の妨害だろう。



今、「空想する力」は、子どもたちに最も要求されるべき能力だ。

この舞台を観劇したならば、公園で「蟻」を踏んだり、「巣」に オシッコを流入する子どもは消える。なぜなら、そこにソルト大佐が、タラゴンが、ニゲラが生活しているかもしれない。
特に、第三の「擬人化の極限」からいうと、「蟻」に死生観を与える教育効果がある。


そうした「空想する力」は演劇専売のイリュージョンである。
桃太郎の母

桃太郎の母

劇団唐組

雑司ヶ谷鬼子母神(東京都)

2014/05/17 (土) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

カンテン、青いベレー、人間椅子。
今更ながら”赤テント”初観劇。。。



上演時間:約130分(うち休憩12分)@雑司ヶ谷鬼子母神

ネタバレBOX

アングラ芝居が好きな人は好き、苦手な人は苦手(芝居って本来そういうものだとは思うけど)。自分はあまり馴染みがなかったせいか、そういう意味では新鮮な感覚で楽しめました。

内容については、正直ほとんど理解出来なかったけど、休憩後、舞台がシーフードレストランに変わってからの”キッチュで猥雑な雰囲気”は好きでした。全体的にもう少しパワーが欲しかった気はするけれど。

テント芝居という特殊な環境もあってか、どこかお祭りに来ている感覚で不思議と長さは感じなかった。
グスコーブドリの伝記

グスコーブドリの伝記

虹創旅団

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2013/09/19 (木) ~ 2013/09/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

宮沢賢治の命日に
もともと読んだことのあった宮沢賢治の世界。
ブドリの自己犠牲の精神は,まさに賢治そのもの。
それをストレートに表現した素敵な舞台でした。

ちょうど宮沢賢治の命日にあたる日の公演だったこともあってか,賢治の魂が乗り移ったような,気迫あふれる舞台が観られて,本当にありがとうございました。

ブドリを観て,次は「銀河鉄道の夜」の公演があったらいいな♪と思いました。

TOP STAR・お星さまの恋

TOP STAR・お星さまの恋

虹創旅団

阿佐ヶ谷アルシェ(東京都)

2013/12/19 (木) ~ 2013/12/23 (月)公演終了

満足度★★★★★

心温まるクリスマス公演
真っ直ぐな主人公の真っ直ぐな愛と自己犠牲を,ファンタジーの雰囲気に乗せて,最後のシーンでは「死」にも関わらず,心温まる優しい気持ちになりました。
熱の入った演技にひきこまれて思わず涙があふれていました。

素敵なクリスマスプレゼントになる公演でした!

共演NG

共演NG

劇団フルタ丸

「劇」小劇場(東京都)

2014/05/16 (金) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★

誇張
相性は重要です。仲違いして別れた者たちで、その後の2つの舞台が見れるアイデアが素晴らしい。
一つは滑稽な人間関係、もうひとつはシリアスな人間模様、どちらも感情移入させられるストーリーは楽しめました。
個人的には、僅かであっても2つの舞台に不毛な接点が生まれた意図が理解できませんでした。
前作のパラレルには、2つの世界が交差することが、面白さを生み出していました。
でも、今回は現代において仲違いして別々の人生を歩みだしたのに、怪奇現象のように交差し、接触も起きたことに違和感を覚えました。
脚本家が表現したい世界観は更に深い設定なのかもしれない。

それにしても本作品の役者陣は魅力的です。それぞれの役処に好感を持ちました。
特に元恩師を演じた役者さんは、存在自体に魅力溢れる印象を持ちました。

Romantic Love?【ご来場ありがとうございました】

Romantic Love?【ご来場ありがとうございました】

劇団競泳水着

サンモールスタジオ(東京都)

2013/12/19 (木) ~ 2013/12/26 (木)公演終了

満足度★★★★

やっぱ好きなんだな
団員がバラバラになってからの初めての競泳水着。前回、劇団員がいたときに見て、とても面白かっただけに、今回はあんまり期待していなかったのだけど、それはそれとて競泳水着。やっぱ面白いんだな。
バラバラになったのは残念だけど、これからも競泳水着は続けて欲しいと思う次第でした。

天満月(あまみづき)のネコ

天満月(あまみづき)のネコ

スタンダードソング

笹塚ファクトリー(東京都)

2014/05/09 (金) ~ 2014/05/18 (日)公演終了

満足度★★★★★

逞しいネコちゃんたち
ハートフルなんだけど、ほんわかするんだけど、親子愛や仲間意識、それぞれいろんな駆け引きの中で生きている。それは人も動物も同じ。野良ちゃんたちには野良ちゃんたちの維持がある。そうさせたのは人間なのではないかと、おもう。最後のセリフは心にずしりときた。きっとまた会えるよ。無理して観に行って良かったです(^ω^)

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