最新の観てきた!クチコミ一覧

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空ヲ刻ム者 ―若き仏師の物語―

空ヲ刻ム者 ―若き仏師の物語―

松竹

大阪松竹座(大阪府)

2014/04/05 (土) ~ 2014/04/20 (日)公演終了

満足度★★★★

上手い調合
冒頭は小劇場系寄りのノリで、(多分)歌舞伎初心者にもとっつきやすく、だんだんと歌舞伎の世界へ。
最後は歌舞伎の魅力の一つである、迫力のある立ち回り。

現代劇の役者さん、歌舞伎役者さん、大衆演劇の役者さんなど、大勢の役者を適材適所に配した、猿之助さんの演出力、指揮力の確かさ。
当代の猿之助さんの見る目の確かさに安心もし、覚悟も見せて頂いたような気がしました。

ぬれぎぬ

ぬれぎぬ

アマヤドリ

シアター風姿花伝(東京都)

2014/04/01 (火) ~ 2014/04/23 (水)公演終了

21日(月)観劇
抽象的に長机と椅子を配置したセットの使い方が素敵でした。

ネタバレBOX

囚人の方とお話をするうえで、有島があまりに感情的に話を進めていて恐怖すら覚えました。女性のキャラクターにあまり魅力を感じませんでした。

せっかくの劇団員のみの公演でしたが、このストーリーならキャラクターを削ってもっと掘り下げた方がよかったのでは、という印象でした。
2番目でもいいの♡

2番目でもいいの♡

劇団ズッキュン娘

劇場MOMO(東京都)

2014/04/23 (水) ~ 2014/04/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

(^o^)
不倫というテーマでしたが、暗さは微塵もありませんでした。怒鳴っている様子も不快感は無く、とても面白かった。OLトリオも、主婦トリオも、よく出来た会話を繰り広げていた。魅力的なキャラがいっぱいで、個人的にはフクちゃんと春馬が好きです。制作の方が空調を気にしていらっしゃいましたが、私には適温でしたよ。楽しい時間をありがとうございました。

海猫街・改訂版

海猫街・改訂版

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2014/04/21 (月) ~ 2014/05/03 (土)公演終了

満足度★★★★★

劇場以上の大きさ
劇場を立体に使い、照明も動きと美しさを与え、劇場からのイメージより大きな作品でした。
舞台上の役者さんも良かったですが、受付や案内、終演後の片付けや近隣への配慮を見られたから その姿勢がより一層後味良くしてくれました。

「死神の浮力」アフタートークショー開催決定!!

「死神の浮力」アフタートークショー開催決定!!

ワタナベエンターテインメント

本多劇場(東京都)

2014/04/22 (火) ~ 2014/04/28 (月)公演終了

満足度★★★★

見せる朗読劇
あのボリュームで2時間半も休憩無しで持たせたのはスゴイと思った。が、朗読劇ではなく普通のお芝居として見せてもらっても良かったのでは?と思ってしまうのは残念。そこで−1★

基本的に照明が暗いのでちょっと目が疲れちゃいました。効果としては正しいと思いますが・・・

ネタバレBOX

朗読劇なのに割りとセリフがカミカミだったのが・・・ちょっと集中力を削ぎました。

ふかわさん、牧田さんがよかった。
パン屋文六の思案~続・岸田國士一幕劇コレクション~

パン屋文六の思案~続・岸田國士一幕劇コレクション~

ナイロン100℃

青山円形劇場(東京都)

2014/04/10 (木) ~ 2014/05/03 (土)公演終了

満足度★★★★

男と女
中心に「46」、両端に「XX」「XY」の文字が光る、人間の男女の染色体を表すモビールの下の円形ステージで男と女の様々なやりとりが展開する、味わい深い作品でした。

短編戯曲を単純に順番に上演するのではなく、途中で一旦他の話に移ったり、台詞や小道具に関連を持たせたりして展開し、全体として一つの世界を作っていました。ドラマティックな展開は無く、登場人物もどちらかというと平凡な人ばかりで、狡猾だったり抜けてたりしても逆にそこに人間味があって愛おしさが感じられました。何気無い会話の中に印象的なフレーズがありました。

どの役者も演技が魅力的で、古めかしい言い回しの台詞も自然に響き、耳に心地良かったです。作品毎に役が変わるので、それぞれの役者の多様な面が見られて楽しかったです。

各作品の終わりで映像で題名と配役が表示されるのも親切で、かつ長い上演時間の中で程良いブレイクとなっていました。
こすると匂いが出る「ニオイシート」が配布され、指示された場面で匂いを嗅いで物語の中で漂う匂いを実際に経験する趣向があって、視覚・聴覚だけでなく嗅覚でも楽しめましたが、嗅ぐ行為によって折角の良い雰囲気が途切れてしまうのが勿体ないと思いました。

和装と洋装がポップにミックスされた衣裳が美しく、物語の世界観にもマッチしていて良かったです。

積雨、舟を沈む

積雨、舟を沈む

ゲンパビ

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/04/24 (木) ~ 2014/04/27 (日)公演終了

満足度★★★

久々の王子様
初日を観劇。役者さんの降板などを乗り越えての公演らしい。

が、そんなことは微塵も感じなかった。

が、それだけの印象。脚本は悪くないとは思うのだが、演出や空間の使い方が雑な印象。細かいところが結構気になって話に入っていけなかった。千秋楽に向かってもっとブラッシュアップして欲しい。

海猫街・改訂版

海猫街・改訂版

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2014/04/21 (月) ~ 2014/05/03 (土)公演終了

満足度★★★★

スピード感溢れる芝居
今回初めて観劇させていただきました。小屋に入った途端芝居の中に入り込むような空気感。丸太を組んだセットやこれて゜もかと舞い散る花吹雪。独特の世界観には引き込まれました。
ひとつ残念なのは、台詞がところどころ聞き取れなかったことかな。

公の園2~神様のいる公園~

公の園2~神様のいる公園~

ANN Company

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2014/04/18 (金) ~ 2014/04/25 (金)公演終了

観客は2番目以降…
カンパニー初観劇。
演っている本人たちが一番楽しそう。

2番目でもいいの♡

2番目でもいいの♡

劇団ズッキュン娘

劇場MOMO(東京都)

2014/04/23 (水) ~ 2014/04/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

あっという間の。。。
時間でした。とても皆さん好演でした。笑いました。いい演出ですね。踊りも照明も芝居にマッチしてました。しいてゆうなら美術をもう少し。。。 今年観た芝居で一番でした。また観たいです。

海猫街・改訂版

海猫街・改訂版

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2014/04/21 (月) ~ 2014/05/03 (土)公演終了

満足度★★★★

泥臭い!
東憲司作品のストーリーは似ていると言われます。今回の作品も例外ではなかったようです。(自分は「紅小僧」と「夏ノ方舟」しか観てませんが。)ただいつも通り泥臭いエネルギッシュな演技が観れます。自分はそれを期待して観に行ったのでそこそこ満足です。なぜ、「そこそこ」かというと音響が少し大きすぎたように感じたからです。そこだけ残念でした。

パンフレットの初演時の写真と比べると衣装が良い感じに変わっていました。

好きな小説家が新しい小説を出したら買って読む。
好きな歌手がライブをやるから行く。

桟敷童子もそんな感覚にさせてくれます。

「死神の浮力」アフタートークショー開催決定!!

「死神の浮力」アフタートークショー開催決定!!

ワタナベエンターテインメント

本多劇場(東京都)

2014/04/22 (火) ~ 2014/04/28 (月)公演終了

満足度★★★★★

いい雨が。
ドラマライブラリーとは?と言う感じで見に行きましたが、とてもよかったです。朗読劇は見に行ったことはあるのですがそれとは一味違っていて。内容も俳優さんたちもよかったです。

ミュージカルだョ!?青春探偵

ミュージカルだョ!?青春探偵

たかつかまさひこのミステリー劇場

神戸アートビレッジセンター(兵庫県)

2014/03/01 (土) ~ 2014/03/02 (日)公演終了

満足度★★★

ミュージカル★
関西小劇場界きってのベテラン勢が、全力でおばかなことをやってました☆
いい歳した大の大人たちが、若手勢を囲み混じり一緒になって青くさいことをやりきってるのが良かったです♪

欲をいえば、まだやれるかなって。
もったいないことに一日一公演、全日程わずか2公演ぽっきりな今回の公演。
その分、一日たったの1ステージにかけて真っ白に燃え尽きる勢いで盛り上げてもよかったかも。

いのうえ歌舞伎 「蒼の乱」

いのうえ歌舞伎 「蒼の乱」

劇団☆新感線

東急シアターオーブ(東京都)

2014/03/27 (木) ~ 2014/04/26 (土)公演終了

満足度★★★

疾走感皆無の要因
いつもの新感線の舞台には必ず感じる、疾走感が、残念ながら、皆無に近い状態でした。

その要因を昨日からずっと考えていました。

脚本は、いつもながらの、大テーマに沿うものだし、演出も悪いわけではない。とすれば、幾つかの要因が重なって、新感線の醍醐味を感じにくい舞台になってしまったのだと思いました。

後半、天海さんが、男前になられてからは、俄然、舞台に躍動感が発生しました。早乙女兄弟の殺陣は、美しく、壮絶で、冷や汗の連発で、圧巻の見応え。橋本じゅんさんは、あまり活躍の場がなくて、残念ですが、今回も、じゅんさんの演技には、涙を誘われました。

ラストシーンの美しさが、ずっと印象深く、目に残像のように焼き付いて離れません。

いつの世も、時の為政者の犠牲になるムコの民という構図は、今回の舞台でも同じですが、最後に少しだけ希望が持てる展開は、中島さんの思い描く希望の形なのかもしれないと感じました。

ネタバレBOX

たとえ、大河ドラマで1年間主役を務められた俳優さんであっても、これだけの舞台役者の中に立つと、その魅力が埋没してしまうんだなという事実を痛感しました。何しろ、声が違います。他の役者さん達は、それぞれ、声が響くのですが、彼の声にだけ存在感が希薄でした。殺陣もハラハラ見守らなければならないし、観客としては、彼が登場する度に、余計な邪念に囚われて、これまでの新感線舞台のように、気持ちが作品世界に釘付けにならないのです。

何度か、新感線の舞台で、男前の魅力を発揮している天海さんも、今回はたぶん制作側が、彼女の健康に配慮したのだと推測しますが、あまりアクションシーンがなく、2幕になるまでは、天海ファンが喜ぶような活躍の場がありません。

そして、舞台人として、稀有の存在の平さんの演技。もちろん、二役の性格の違いなどもしっかり表現され、それ自体は、やはり重鎮の名演技だと感嘆するのですが、台詞の一つ一つを工夫され、かみ砕いた台詞回しが、まるで、重厚なストレートプレイを観るようで、新感線の舞台展開のスタイルにはやや
そぐわない感じも受けてしまいました。

こういう些細な要因の積み重なりが、今回の舞台の疾走感のなさの理由ではないかと感じます。

相変わらず、新感線の舞台に、独特の魅力を表出する、粟根さん、じゅんさん、高田さん方、劇団の役者さんの舞台力には、感服するばかりです。

国とか、出自とかではなく、誰もが自分の生きる世界を大切にする心に忠実に生きれば、いつか未来の世界では、人々の共生も可能でしょうか?そんな問題提議を、作者はそっと観客の一人一人に問いかけていたのかもしれません。それを象徴するような、ラストシーンの蒼い海と草原の碧のコントラストが、美しく、ずっと心の目に焼き付いて離れないような気がしました。
「死神の浮力」アフタートークショー開催決定!!

「死神の浮力」アフタートークショー開催決定!!

ワタナベエンターテインメント

本多劇場(東京都)

2014/04/22 (火) ~ 2014/04/28 (月)公演終了

満足度★★★★

今日は雨でもよかった
ドラマライブラリーとはなんだろう…?と思って行ってみたが、なかなかおもしろい試みと感じました。
いわゆる朗読劇とも違う。
かなり動きのある芝居が入っているが、充分ではない。
目、耳、そして自分の中のイメージが合わさって、目の前で繰り広げられている以上のことが見えてくるような、そんな感覚に陥りました。
演者が決まった時から、ふかわさんが配役で決まった時ぴったり!と思ったけれど、期待を裏切らない千葉ぶりでした。
サイコパス本城を演じた牧田さん、いろんな役を観てみたくなる。
そんな気にさせられた。
誰でも台詞は言える。でも台詞を届ける力は、鍛練の賜物だと思う。
夜、雨が降るかもと言われていたけれど、劇場を出ると予報は外れていた。

今日は降ってもよかったのに。


しあわせのキャンドル

しあわせのキャンドル

花園プラットホーム

MOVE FACTORY(大阪府)

2014/02/23 (日) ~ 2014/02/23 (日)公演終了

満足度★★★

楽しかった~☆
たった一日限り、でも4ステ回しなのに、めっちゃ激しい舞台でした(笑)
人生のありとあらゆるツキから見放された男が、唯一持ち合わせていた恋愛運。
本来ならモテモテなはずが、なぜか恋愛運すらもない・・・なぜか?死神がうっかりしちゃったから。
そのうっかりの代償で恋愛運を司るキャンドルを男に渡す、そこから始まるラプソディなお話し。

このうっかりな死神たちが、とかく、もうとかくウザかった(笑)
あんだけブレないウザキャラやれる是常さん、松浦さん、長縄さん、ぐっじょぶ。
途中、ジャ○コント的というより完全に○ャムコントがあったり。
思いのほか、エンタメなお芝居で、お腹よじれそうなくらい笑わせていただきました♪

グレープフルーツシンドローム

グレープフルーツシンドローム

南森町グラスホッパーズ

スタジオガリバー(大阪府)

2014/02/21 (金) ~ 2014/02/23 (日)公演終了

満足度★★★

初めて
THE EDGEなどで拝見していた倉増さんの自劇団ということで、どんなお芝居をされる劇団さんなのか前から気になっていました。
今回タイミングが合い、初観劇。
スタジオガリバーも初めて。
地下にあって、横長な空間。面白く使えそうな感じ。
その横長な空間を、横長に使って、場面展開を立ち位置で区切ってました。

演劇を観た~というよりは、あぁ芝居を観た~演技を観た~というような。
しっとりとした大人の会話劇でした。
人ひとりの人生とは、誰と出会うか、どう出会うか、それそのものだなと、改めてしみじみ思いました。

海猫街・改訂版

海猫街・改訂版

劇団桟敷童子

すみだパークスタジオ倉(そう) | THEATER-SO(東京都)

2014/04/21 (月) ~ 2014/05/03 (土)公演終了

満足度★★★★★

観始めて間もなくワクワク
日露戦争後に国の繁栄(という大義名分で自らの利益を得ようとする輩)の犠牲となる庶民を描いており、「芝居芝居した芝居」を観たという充実感に満たされる。
そもそも観始めて間もなく「あー、これこれ!」とワクワクしてしまうくらいで。
通奏低音の如く悲劇性・哀しさがありつつ、ユーモアも交えた語り口は流暢で、様式美的なものやケレン味もあり鮮やか。
で、ふとここも含めてアングラ系の芝居は「現代歌舞伎」ではないか?などと思う。
さらに、沙翁作品が「きらびやかな悲劇」なのに対してこちらは「土着的悲劇」か?とも思ったり。
いやぁ、面白かった♪

ネタバレBOX

初演時には感じなかったが今回は終盤でそれまでの生活の基盤であった土地を離れてもたくましく生きて行こうとする人々に小松左京の「日本沈没」を、また約束だからと1人待ち続けるイサナに夏目漱石の「夢十夜」第一夜を想起。
うまれてないからまだしねない

うまれてないからまだしねない

範宙遊泳

東京芸術劇場 シアターイースト(東京都)

2014/04/19 (土) ~ 2014/04/27 (日)公演終了

満足度★★★★

詩的に見せる死生観
前回公演の手法(の発展型)を駆使して描く滅亡系SF(?)。
その手法から一見ポップな印象だが後半は詩的な感覚に転じた上に死生観が前面に出て「もののあはれ」感が色濃い。
が、最後に「光」を見せてふうわりと優しく着地するのがいいなぁ。

ネタバレBOX

終盤の展開に、山本卓卓流「ノウイング」か、と思ったりも…(笑)
ParATRI9 LABO #01

ParATRI9 LABO #01

ar9stage

藝術工場◉カナリヤ条約(大阪府)

2014/03/08 (土) ~ 2014/03/09 (日)公演終了

満足度★★★★

素晴らしかった!
この日、仕事が残業になってしまい・・・ぎりっぎり有九開演直後になんとか滑り込めました。
なので、3作品のうち有九しか観られていません。

本家で数年前に上演した元の長編が、わたしの初有九でした。
当時、とても感銘を受けたのを覚えております。
あの観劇があったからこそ、学生劇団というものに対する印象がガラリと変わった。

今回は、その短編リミックス版ということで。
さすがに・・・記憶はだいぶ薄れ、長編はざっくりした記憶しか残っていないのではありますが。
短編にリミックスしたことで、本質がぎゅうっと濃縮され精錬されていたように感じました。
わたし、これ、だいぶ好きです。
観ていて、そこに流れる空気も含めた上で景色が美しい舞台は、やはり好きです。

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