最新の観てきた!クチコミ一覧

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鍵泥棒のメソッド

鍵泥棒のメソッド

演劇集団キャラメルボックス

サンシャイン劇場(東京都)

2014/05/10 (土) ~ 2014/06/01 (日)公演終了

満足度★★★★

久々・・・
キャラメルボックス観劇!映画観てませんけど、このお話好きです。キャラボの安定感はさすがでした。

言いたいことも言えない、汚い嘘や言葉で操られたくない、真っ直ぐ向き合う現実に誇りを持ちたいだけだから

言いたいことも言えない、汚い嘘や言葉で操られたくない、真っ直ぐ向き合う現実に誇りを持ちたいだけだから

VACAR ENTERTAINMENT

シアターサンモール(東京都)

2014/06/04 (水) ~ 2014/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★

ファンタジー☆
とにかく動きが綺麗でした。殺陣のシーンもまるで舞踏のような流れるような動き、素晴らしかったです。照明効果もファンタジーにピッタリでした。

毒舌と正義

毒舌と正義

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2014/06/06 (金) ~ 2014/06/12 (木)公演終了

満足度★★★★★

とても印象に残る素晴らしい舞台
同一構造の違う部屋にいる別の人物達を一つの場にレイヤーのように重ねて、同時進行することで時間辺りの情報量を増大させ、平行進行感をだし、かつ本筋を進めながらの構図や状況の説明などを同時に実現している。

単純な「物語の再生装置」から進化した現代演劇のテクニカルな特徴のひとつは「異なる時間や空間を多層レイヤー化して同時再生できる」ということなのかもしれない。
少なくともそれを理解してる一連の演目群には面白いものが多い気がする。

レイヤーを一枚づつ見せて終盤で全て重ねるという荒業は初めて見た。
最大4レイヤーが重複進行する濃密感はすごい。
レイヤーが多層になれば奥行きが増すのは自明。
戯曲(転じて小説・映画・ゲーム)が平行する筋を、章単位等で多層化してきた構造からは明らかに一段踏み出してる。
ニコ動を最初に見たときの動画+テキストの違和感と直後それを乗り越えて既存化してしまう流れに近いかもしれない。
但し共にこれらの良さを口で説明するのは困難だけども。

筋はいたってシンプルで凡庸(金八先生のよくある1話くらい)だが、もともとの主題が
「思ったこと正直に口に出して言ってしまうアメリカ人のような男」と、
「思惑は別にあるのに文脈(空気)を読んで机上の正解しか口にしない人達(とその視点による嫉妬などもないまぜになった憶測)」
の噛み合わない会話劇なのだろうと思うから、筋そのものは凡庸でいいのだと思う。
ついつい「会話の応酬」とか「バトル」とかに目が行ってしまうと思うが、よく思い出すと実はバトルはまったく成立していない。だってそもそも噛み合ってないんだから。意図的にそういう風に創ってあるんだから。
そう考えると、構造的には不条理劇の定番構造にも近い気がした。

少なくとも「学校の抱える問題や現状」とか「現代の教育のうんたら」とかそういうのは本作の主題とはまったく無関係で、「追い込まれた人々を密室に押し込めるために用意された道具立」てにすぎないように思う。
「蝿の王(ゴールディングのほうね)」が「少年たちのサバイバルものではない」というのと同じ。
一方でこのあたりのミスリードを誘発するような意図的な造りもヒリヒリする感じで好みではある。
この辺の見切りがスパッと見切れていてブレがないのはとても素晴らしい。

このような厄介な作品を成立させるに足る技量を持った演者のみなさんには敬意を表したい。

舞台版天誅

舞台版天誅

ACRAFT

シアターサンモール(東京都)

2014/05/07 (水) ~ 2014/05/11 (日)公演終了

満足度★★★★★

圧巻。。。
アクションシーン、殺陣、凄かったです。久保田ワールド全開!!

草葉の陰でネタを書く。

草葉の陰でネタを書く。

気晴らしBOYZ

ウッディシアター中目黒(東京都)

2014/05/27 (火) ~ 2014/06/02 (月)公演終了

満足度★★★

初の気晴らし。。。
期待以上に面白かったです。笑いあり、涙あり良い作品でした。

MOSH SC 007

MOSH SC 007

演劇ユニット『MOSH(モッシュ)』

シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)

2014/05/20 (火) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

満足度★★★★

笑った笑った!
おなかよじれたわ!!図師さんてやっぱスゲーわ(笑)

女の子ものがたり

女の子ものがたり

“STRAYDOG”

シアターグリーン BIG TREE THEATER(東京都)

2014/05/03 (土) ~ 2014/05/06 (火)公演終了

満足度★★★★

やっぱり良かった☆
一か月半放置(笑)良いお話です、何度観ても飽きません。今回もめちゃめちゃ笑いました。

じゃぱにぃず

じゃぱにぃず

劇団たいしゅう小説家

萬劇場(東京都)

2014/06/04 (水) ~ 2014/06/08 (日)公演終了

満足度★★★★

かっこいい!
あのサイズであの人数で、あの本格的な殺陣。
迫力半端なかったです!
それぞれの団体の色も出ていて、楽しませていただきました♪

ネタバレBOX

明治の世に入り、時代の流れに逆行しようとする男たち。口ではたいそうな理想を掲げていても、時代の流れに逆らうこともできず過去の栄光にすがってウサを晴らす者。結局のところ私怨のための大義名分だったり。正しい理想を持っていたとしても何もできない無力さ。過去を守るため。命令されたからやっただけ。
虚しさを感じました。現代にも通ずるものがありますね。
最後のどんでん返しには驚きました…お前もかー!
キャッチ・ザ・レインボゥ

キャッチ・ザ・レインボゥ

My little Shine

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★★

ストレート
内容が非常にストレートで、切なくそして感動的でした。
演者さんもすごく迫力があり、とてもよい舞台でした。

困った綾とり

困った綾とり

unit SELAH

テアトルBONBON(東京都)

2014/06/12 (木) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★

Let it go
不条理っぽいところが面白かったです。

ネタバレBOX

ご近所に見栄を張って精神的に疲れ果ててしまった夫を精神病院の医者たちが家族の協力を得て演劇療法を使って治療する話。

夫、妻、長男、長女がそれぞれの役を交代してロールプレイングを行うことで、それぞれの立場の苦労などを知ることによって相手を思いやる気持ちを培い家族を再生しようとする試みでした。

実際、夫に問題があると言うよりも家族みんなに問題があり、近所の住人たちにも問題ありという状況が浮き彫りになりましたが、当時の世情を反映しているという風には特に思えず、単に不条理劇っぽいところが面白いという印象でした。

役者さんたちの抑制した無表情な演技も不条理劇っぽかったのですが、隣家の夫の高笑いがあまりにもわざとらしく、全体の雰囲気を壊していました。

見栄を張らずにありのままで生きるのが良いのか、見栄を通り越して妄想の世界で生きるのが楽しいのか、ただし後者は精神病院の中での話ですが。
キャッチ・ザ・レインボゥ

キャッチ・ザ・レインボゥ

My little Shine

シアターグリーン BASE THEATER(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★

若い!
バラバラのようで 終盤への話の収束は良い

それだけに序盤の芝居をもう少し大切にしたほうが・・・
ストーリー的に悪くないので勿体無い

若手とベテラン陣の芝居力の差が歴然
アイドル芝居で終わらないで欲しい
脇でストーリーを締めるベテラン陣は流石

残念なのは音が平面的
もっと スピーカーの音の出し方で立体的になると思う
せっかく 良い曲のチョイスなので残念


パンフにアンケートがないのは劇団の方針なんだろうか
まだ2回公演らしいのでパワーUPして欲しい劇団

サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】

サラエヴォの黒い手【ご来場ありがとうございました!!】

劇団チョコレートケーキ

駅前劇場(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

期待し過ぎた感が否めない
初日に鑑賞させて頂きました。
相変わらず題材選びや舞台の構成、魅せ方や演出は素晴らしかったのですが、今回は滑舌というか呂律というか、言葉が伝わり辛い方が多かったように感じます。
一番後ろの席での鑑賞だったのですが、途中何を言っているか分からず集中が途切れてしまうこともチラホラと。
特に今回は日本人に馴染みの無い土地や人名が多かったので名前が聞こえない、伝わらない状態で誰が誰だか。
初日の緊張も手伝ってか台詞を噛んでしまう場面も目立ちましたし、少々期待し過ぎていたせいもあって個人的には「うーん」という感じ。

それと2日目以降は改善されたかもしれませんが会場内の暑さで最後の方は頭がぼーっとしてしまい、気付いたら終わっていました。

色々と書きましたが舞台だということを忘れて実録を見ている気分に引き込まれるところは流石だと思います。
次回作も期待。

ベニクラゲマン〜実験都市マーベラスの逆襲〜

ベニクラゲマン〜実験都市マーベラスの逆襲〜

X-QUEST

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/22 (日)公演終了

満足度★★★★★

トウッ!
スカッ!としました♪

しかしながら リングを囲むパイプ席を並べただけの客席は DOCOMOつながる肉迫3Gの良席。ただ 最初の塩崎さんが出てくるシーン、塩崎さんの背中をずっと観てる案配だったので

くそう… 楽日は あっちの角だ

と 狙いをつけたわけで


重箱の隅をつつけば 何これなんだか一杯詰め込んで頭が整理できないわ!

となるのですが

それが フラストレーションにならず むしろ楽しめたのは

その「詰め込み過ぎ」の部分こそが エクスクエストの真骨頂であり「お得感」に他ならないからなのだっ

ネタバレBOX

次回作は「ピノキオ」その伏線とも ちゃっかり予告編ぽかったりします。

今回も粒ぞろいの客演陣の中で 振り付けメンバーにも加わってるエリザベス・マリーさんの輝きっぷり!!

初めて知った女優さんです。

マジ、リスペクト!
新宿コントレックスVol.5

新宿コントレックスVol.5

新宿コントレックス実行委員

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2012/05/29 (火) ~ 2012/05/29 (火)公演終了

満足度★★★

「エクストリーム・シチュエーションコメディ(ペア)淺越・塩原組」の動画見ました(^^)
2012年5月29日(火)の新宿シアター・ミラクルだそうです

“ヘンリー=スチュアートはロンドンに暮らす平凡な会社員。
しかし彼は、ブレンダという妻がありながら、
それを隠してローズという女性と交際を重ねていた・・・!

ある年のヘンリーの誕生日。
ホームパーティーの準備をしているヘンリーの家に、
浮気相手のローズが訪ねてきたからさぁ大変!
もしもブレンダとローズが鉢合わせしたら、
ヘンリーの人生はメチャクチャになってしまいます!
果たして彼は隠し通すことが出来るのか!?
居合わせた水道屋のジョージを巻き込んで、
一世一代のごまかし大勝負が始まった・・・!”

という海外コメディもどきの5人芝居を無理矢理2人で上演するので、
帽子に登場人物の名前名札を付けて被ってその役を演じるという作品です。

さすがに場面に二人以上は出てくるという事になると帽子を手で持って表現していまして・・・・。最後の方ではBGMや照明・幕とまで書かれた帽子を被っての演技は笑えました。

オチもほんとありそうなアメリカンコメディーの捻りが効いていて
楽しめた22分でありました(^^)

デッサン

デッサン

SPIRAL MOON

「劇」小劇場(東京都)

2014/06/11 (水) ~ 2014/06/15 (日)公演終了

満足度★★★★

舞台セットと内容が印象的でありました
かすかに聞こえる風鈴の音とか舞台床の表現とかユニークでありました

人によって好き嫌いがハッキリするのではなかろうか?
(この表現自分的に定番化してるような気がしますねぇ・・・)
と思えた1時間45分

この劇団はアンケートの回答すると3つのプレゼント応募が出来ます(^^)
アンケート用紙にも先に左側に綴じ様の2穴が開いてましたね
~大事にしているんですね・アンケート~

ネタバレBOX

若年性痴呆症になった主人公岡村雪絵を中心に、時間軸を何度も前後して見せてゆく手法であり。死んでるはずの夫の父親や妊娠していたり、息子が大きくなってて会話したりと、いろいろ入り混じってはいるのだが。さほど混乱するような感じの話ではありませんでした。大切に思っていたのは家族であると象徴する雪絵の描いていた絵が見れなかったのがチョット残念かなっとは思えたが、見せない方が作品の雰囲気には似合いましたね。
舞台床一面に色紙をちぎって撒いてあったり、ちゃんとリアルに食物食べたりするとこも良かった。が。ちょっとフルーツゼリーが食べたくなるのはご愛嬌ですね(^^)
毒舌と正義

毒舌と正義

ワンツーワークス

赤坂RED/THEATER(東京都)

2014/06/06 (金) ~ 2014/06/12 (木)公演終了

満足度★★★★★

素晴らしい舞台でした
この劇団は初めてでしたが、まずキャストの演技が全員素晴らしく、そして脚本についても緊張感を上手く持続させつつ、無駄も蛇足も無い絶妙な話運びでした。ぜひ次の舞台も見てみたいです。

希求の果て

希求の果て

男〆天魚

劇場MOMO(東京都)

2014/01/21 (火) ~ 2014/01/26 (日)公演終了

満足度★★★★

元ハッポウのくんじさん目当て
で見に行きました。
稽古期間が短かったらしくちょっと粗めな感もあったけど、じゅうぶん楽しめた!
落第天使が試験とか昇進のため人間と関わる…てネタはよくあるし、凡その展開も想像できるんだけれども。何かいろいろツッコミどころ多々あれど。個々のシチュエーションや織り込まれた笑い、魅力的なキャラクターのお陰か、満足できるおもしろさ。あんまり期待してなかったんだけど、ホントに失礼しました(^^;

ネタバレBOX

とにかくオッサンたち(天使の三人+ヤクザ三人)が、みんなキュート♪♪
もちろん首藤さんが一番キュートだったけど! ハードボイルドな役なのに「手術」が言えずに「しゅずちゅ」とか可愛すぎる♡♡

幸せとは何か。どういうことか。
自分たち(人間)だって判らないのに、落ちこぼれ天使には難しすぎるよねえ。
誰かの望みを叶えたのに、別の誰かが不幸になってしまったり。
お兄ちゃんの病気を治してもらったら、お兄ちゃんの記憶からサアヤは消えてしまう。
愛する人が幸せになるなら、自分のことは忘れられてもいい。…それでもやっぱり、悲しい。

くんじさんと首藤さん以外、全く知らない役者さんばかり。
皆さんなかなかステキだったんだけど、若年性健忘症の歌川くんがよかったなぁ。雰囲気がちょっと瓜生さんに似ていて。切なくて哀しくて、彼のシーンはハンカチにお世話になったわ…。
女王の盲景

女王の盲景

空想組曲

シアター風姿花伝(東京都)

2014/01/08 (水) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★

2014年の初観劇はコレ
面白いことは面白かったんだけど、なんかこう…あともうちょっと!って感じ。何でかな。
ストーリーはもちろん、衣装や舞台美術も目指すところはよく判るし、なかなか素敵に仕上がっているともおもうのだ。

ネタバレBOX

とにかく一番つよく感じたのは、「草薙が可哀想すぎる」こと。
人生のほぼすべてを捧げていたと言っていいほどの献身だというのに、何一つ報われない。
劇中での活躍は人一倍で、彼女の芸達者ぶりがみどころの大きな目玉だというのに、役柄としてもまったく掘り下げられないなんて…。
男性で、しかもお若い脚本家には顧みられないキャラクターなのかしら(涙)

キッチンに用意された朝食が一人分多いことで「この家に誰かもう一人いる」と仄めかすエピソードがあったのに、ほのかが起きるのは午後からだという話があったり、「窓の無い部屋」のはずなのに「鳥が入ってきた!」という咄嗟の噓をまったく疑わないとか、色々矛盾があって気になったせいかしらん。
それを言うなら、草薙が一人何役も演じているのをほのかが気づかない訳がなかろう!と突っ込みたい。盲人は音や気配に敏感なはずなんだから。
ほのかが自ら望んだ噓だから、無意識に気づかないふりで騙されているのだという説もあるけど、うーーん。

少女のために嘘をつき、監禁して世界を作り上げる。
そういう物語はよくあるが、結末はその噓や世界が破綻するのが殆どだとおもう。
というか、噓の世界がほころび始めるところから、破綻するまでが「物語」なのだな。フム。
「誰も死なない世界」という噓は、もう破綻することが目に見えているのに。
嘘をつき始めた時はまだ慶一郎も少年だったから、きっと「ずっと先」のことだとおもったのかも知れないね。そして噓を信じたほのかが、数十年を経て少女のままなのと同じく自分もそうあれたらとおもっていたのかも…。
年老いた慶一郎の手をとった時の、ほのかの叫び声が残酷だ。
若いハイジよりも老慶一郎に一歩近い年齢のアタシにも、さっくりとココロに刺さる。

結局、ほのかは老慶一郎と手に手を取り消えていく。
あのふたりにとってはハッピーエンドだけれど…(ハイジも高遠もまだいいよ?でも…)
ラスト、その後についてハイジが語るシーンは蛇足。無い方が叙情的かと。
そうそう、レビューをいくつか読んで知ったのだけど、リンゴの香りの演出があったらしい。
しかしアタシはまったく気づかず…。アタシの鼻がバカなのか、一番後ろまでは香りが届かなかったのか…。


ハイジ役の和田くん、イケメン枠で期待してなかったけど、わりとちゃんとした役者さんだった。すらりとして、本当にイケメンだった(たぶん。最後列からだったので、よく見えなかった)なぜ役名がハイジなの? 草薙がロッテンマイヤーさんだから?

老慶一郎の大門さん、ベテランさんなのだろうけど随分と噛んでいて気になった。この日だけ? 噛む以外はとても良かったんだけど。

草薙の小玉さん。まさに彼女の芸を堪能するための芝居。演じ分けもさすが。老慶一郎への想いがちらと描かれていたけれど、その後全くスルーで悲しすぎる! 一番笑いを取っていたけれど、一番悲しい役だった。母娘で慶一郎を養ってあげたのに…。

高遠のかじもん。おもったより出番が少なかったけどよかった。ハイジ(こちら)側と、特殊な屋敷の世界とを橋渡しする役。おちゃらけているけど、実は過去に傷を持つ切ないお医者さん。彼のその後も気になるわ…。

ほのかの青木嬢、まだ二十歳ということでまだ青いかな~。叫び声が耳に厳しかった。
独り芝居『審判』

独り芝居『審判』

多田直人案

吉祥寺シアター(東京都)

2014/01/15 (水) ~ 2014/01/19 (日)公演終了

満足度★★★

独り芝居の『審判』といえば…
カトケンさんがライフワークとして何回も上演しているのが有名だとおもうが、重い話だと判っているので観たいとおもったことは無く。しかも翻訳物だし。
なのに観に行ったのは、つまり演者が多田くんだからだ。
独り芝居だし、すごい大作だし、彼にとっては大きな挑戦なはず。
多田ファンとしては、こんな機会を見逃す手は無い。

ネタバレBOX

という訳で、観てきた。ら。
…つかれた…。
翻訳物にありがちな、不自然な語彙や言い回しがなかなかに難しく、言葉の意味を汲み取るだけで難儀したからもあるけれど。
いやー、判ってたけどやっぱ重かったわー。
あんなヘヴィなのを毎日…時には2ステの日も…。多田くん大丈夫かな。

2時間10分の上演時間を最初から最後まで喋り尽くし。
一度も捌けることなく、水も飲まず。
ただ立って喋っているだけなのに、多田くんの額には汗が滲んでいた。
いつもは飄々としていて、体温の低そうな、つかみどころのない多田くん。
けれどヴァホフは坦々と、あるいはシニカルに、時に昂り、涙し…。
週刊誌の安っぽい煽り文句などではない、本当の激白だった。

はあ、すごかった。
よくやったねと、素晴らしかったと称えたい。
お芝居の内容自体は予想していた通り、というか予想よりも生々しさが勝っていたというか。
きっとアタシ、何度か顔をしかめていただろうとおもう。
それはそのまま、舞台上の「裁判にかけられるヴァホフ」と、客席の「傍聴人」にぴたりと嵌っていたのだろうなあ。
客席がふわっと薄明るくなるシーンが何回かあったけれど、そんな時にお客さんはみな、どんな顔をしていただろう。ヴァホフにはどんな風に映っただろう。

決して好きなタイプの作品ではなかったけれど、それでも観に行って良かったとおもう。もし観なかったとしたら激しく後悔するに違いない。
でもう一回観るかと訊かれたら、無理だわ(^^;
観る方も激しく消耗する芝居であった。
ナツメ

ナツメ

ナ・ポリプロピレン

中野スタジオあくとれ(東京都)

2013/12/27 (金) ~ 2013/12/30 (月)公演終了

満足度★★★★

暮れの定番
すでに見た友人らの話から、劇中ドラゴンボールネタがたっぷりらしいということは判っていたが、これほどとは…! というくらいドラゴンボールびたし。
アニメはほとんど見ていないけど、一応原作まんがは全巻読んだので、なんとかネタで笑わせる部分では笑えたアタシ(^^;
あのおたくの鬱陶しいほどの無意味な熱さ…笑えると言うより実際いそうで苦笑。

ネタバレBOX

いやでも笑った笑った。莫迦莫迦しすぎてたまらない。そして最後はちょっとエモい。くう!
がつんとネタバレで感想を、カンタンに箇条書きでさくっと行きます☆

◆初っ端から陰山さん登場!陰山さん!ステキ!アラカルトに出られなくなったのが本当に淋しい。

◆その陰山さん、やっぱり喫茶ナポリのマスターだった(去年以前からの作品とリンクしてる)

◆ラストシーンで、探してた煙草をやっとゲットした陰山さん。ここで吸ったらアラカルトの陰山ギャルソンの再来…!!とドキドキしたけど、吸わなかった(^^;

◆生津さん、前月に厳めしい軍人役で拝見したばかりなのに、今回はピッコロ…。落差にクラクラ。

◆しかも出てきてすぐズボン脱いでふんどし曝すし(笑)

◆日替わりゲストがご贔屓の岡田達也氏♪

◆おっかーさん、馬の被り物で登場…

◆ 「俺たちももう30だし」「もう30だし」というセリフの繰り返しで場内爆笑。

◆演じている役者さんはover40(笑)

◆有川マコト氏のホストキャラ→おかまキャラがベタ過ぎる(^^;

◆けどなんか可愛く見える…

◆しかし「ホモ=おかま」なわけじゃないんだけど…世間的にはそいう認識?

◆陰山さんが踊るとカルロスに見える…! カルロ~ス!!

◆ナツメが18号の姿で語られたから女子だと思っちゃったじゃん。

◆最初からナツメを男子だと思ったひとは、DBに詳しくないからでは…?

◆相変わらず細見くんはナイーブな少年の様だ。

◆詰め襟姿のおっかーさん、ファン的にはとてもおいしい。

◆マジメくんキャラの詰め襟細見くん、悪くない。

◆背中流してあげたとき「白い」って…。おっかーさんなら黒いはず。

◆ベジータは孤高の王子なのよ。

◆時間とお財布に余裕があれば、日替わりゲスト全員分観たかった~。


…とまあこんな感じかしら。
ぜひ、来年もまたやってくれることを願って。

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