最新の観てきた!クチコミ一覧

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夕-ゆう-

夕-ゆう-

タクフェス

森ノ宮ピロティホール(大阪府)

2014/08/09 (土) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

とってもエンターテイメント
学生演劇でこの演目を拝見し、ぼろ泣きしてしまいました。
是非、プロの本ちゃんも観てみたいと思い観劇しました。
学生演劇の感動で、かなり閾値が上がっていましたが、しっかり感動させて頂きました。と、ともにおもてなしが半端無く、行き届き、とってもエンターテイメント!
是非、必見です。

エル・スール ~わが心の博多、そして西鉄ライオンズ~

エル・スール ~わが心の博多、そして西鉄ライオンズ~

トム・プロジェクト

シアターX(東京都)

2014/08/13 (水) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

人情話と思いきや、、、 (追記しました)
所謂「演劇」らしい「演劇」。それも人情もの。
始まった瞬間、苦手なタイプの作品に来てしまったと思った。
そういう作品は観ていてこっちが恥ずかしくなるからだ。

だが、観ている内にどんどん惹き込まれていった。
何度も目頭が熱くなった。
観終わった後も、瞼が潤み続けていた。

と言っても、作品のスタイルは最後まで変わらない。
つまり、そのスタイルがあまり好きではない者をも納得させるだけの強度のある作品だったということだ。
(裏を返せば、人情ものが好きな人には文句なくお薦めできる。)

役者さんの演技がとても良かった。全員良かった。

作・演出は東憲司氏。間違いない作・演出。素晴らしい。

<ネタバレにの最後にヒロポンについて追記しました。>
追記を書いて思い直すと、この作品は、表面上人情話に見えるけれども、実は反人情話なんじゃないかとさえ思えてくるから不思議だ。

ネタバレBOX

何と言っても役者さんが良かった。
特に「タカオ」役のたかお鷹さん。(役名も本名と重なっている)
たかおさんが老人役で登場し、昔を回想し、話がスタートする。
66歳のたかおさんが、そのまま少年の役を続ける。
最初、無理があるんじゃないかと思いながら見ていたが、
そのうち少年にしか見えなくなる。凄い演技力だと思った。

他の演者も皆素晴らしかった。

「ヒロコ」役を演じた岩井七世さんの溌剌とした存在感もとても印象に残った。

内容としても、売春婦や朝鮮人、長屋に住む人たちという差別される者や底辺を生きる者が、その現実をひっくり返す夢を、西鉄ライオンズに託しながら生きているという話。
その視点の在り方はさすが東氏、素晴らしかった。
人情話と言っても、現実の過酷さは突きつけられる。キレイゴトではいかない。

ヒロシは売春婦ユカリに、彼女のことを思ってこそ、売春をやめて欲しいと乞い。苦しい職業の鬱屈を晴らすためにやっているヒロポンも止めて欲しいと乞う。ユカリは、自分の為にも、ヒロシの想いに答える為にも、その現実から何度も抜け出そうと試みる。その時に彼女を励ます力になったのが、西鉄ライオンズの姿でもあった。だが、結局、他の仕事を見つけても、直ぐにクビになってしまう。その辛さからも、そして中毒性からも、ヒロポンも止められない。その彼女の姿にヒロシは幻滅してしまう。そして、西鉄ライオンズにも希望を持てなくなってしまう。
最終的には、売春防止法の施行もあり、彼女は博多を離れ、元に暮らしていた土地で仕事を見つけ生きていくということになった。西鉄ライオンズのような逆転劇を期待して。だが、その後結局どうなったのかは、作品では明かされない。
おそらく、西鉄ライオンズのように輝かしい逆転劇は現実には起らなかったのではないか、、、(この点は観客に委ねられている)。

ラストシーンで、今までの回想が終わり、少年「キヨシ」は老人に戻り、舞台には当時の野球中継の映像が投影される。それを、(おそらく記憶の中の)他の登場人物たちが、若い姿のまま嬉々として応援している。
だが、年老いた「キヨシ」だけは、笑顔ではない。
その意味深なラストも素晴らしかった。

この終わりは、
人情もののキレイゴトではないということが暗に意味されているということだろうか、、、、わからない。少なくとも私にはそう見えた。

<追記:2014年8月16日>
売春婦ユカリが現実の過酷さから目を逸らすために覚醒剤ヒロポンを使っていたことの意味は、殊の外大きいように思う。ヒロポンは戦時中に戦闘における不安を払拭するために軍内で広く使われていた。敗戦とともに軍で不要になったものが民間に流れた。それが戦後のヒロポン流行だ。つまり、そこには明確な歴史の転位があり、不幸のリレーがある。それも現実から目を逸らすための手段としての薬物。西鉄ライオンズに希望の夢を見るのは現実から目を逸らすのではなく、現実と対峙するために必要なものとして、ヒロポンと対比して描かれているとするのがこの作品の普通の見方だろう。だが穿った見方をすれば、西鉄ライオンズへの希望もまたヒロポンと同じなのではないかという解釈もできる。いずれによせ、この作品においてヒロポンが背負っている意味は、単なる覚醒剤という意味よりも遥かに大きい。
生きてるものはいないのか

生きてるものはいないのか

演劇研究会はちの巣座

ピッコロシアター 中ホール(兵庫県)

2014/08/12 (火) ~ 2014/08/12 (火)公演終了

満足度★★★★★

台風で2度流れたけど、観られて良かったです。
台風11号で8月10日(日)の神大講堂での2講演が流れてしまい。
平日の本公演が観られるかどうか微妙でしたが、新人公演、18のパワフルな個性を拝見できて、シニカルな笑い、シリアスな展開、良かったです。

是非、8月30日~9月1日のおまけ公演も拝見したいものです。

私が王様になった理由(わけ)

私が王様になった理由(わけ)

試験管ベビー

千種文化小劇場(愛知県)

2014/07/11 (金) ~ 2014/07/13 (日)公演終了

満足度★★★★

おもしろかったけどオチが…
お人良しの王様が退位することに。無難に治めていた国をどうするか。
後継候補の三人の息子たちの主張や策略は、
それぞれに個性があり、興味をそそられました。
展開もわかりやすく、観客参加のアイデアもよかった。

ネタバレBOX

でも、肝心の結末が安直すぎ。おもしろいけど低レベル。
もっと政治とか人生とか夢とか、大きな視点で、
誰もがなるほどと思うオチにしてほしかった。
安田顕 ひとり語り2014~ギターの調べとともに。

安田顕 ひとり語り2014~ギターの調べとともに。

TEAM NACS

イムズホール(福岡県)

2014/08/15 (金) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★

頑張ったからといって面白いわけではない
先ずは会場にイムズを選んだのはどうかと思う。
あそこは舞台も低く、客席の傾斜もほとんどない、とても観辛い会場だ。
そこでしゃがんだりすることの多い芝居をやられたらますます見えなくなる。
確かに安田さんは力演していた。が、頑張れば芝居が面白くなるわけではない。
ストーリー自体も工夫がないとは言わないが、たいして面白くもなく、なにより一人芝居でやる意味はどこにあるのか。
一人で2時間近く持たせるためにはその為の仕掛けが必要になると思うのだが、それがなくても喜べるのはファンだけだろう。(これはファンの方に失礼な物言いですね、すみません。)

暗いところからやってくる

暗いところからやってくる

KAAT神奈川芸術劇場

大野城まどかぴあ(福岡県)

2014/08/09 (土) ~ 2014/08/10 (日)公演終了

満足度★★★★

満足
演出が前川さんでないことに少しの不安を覚えていた。
以前、他の方の演出でガッカリを味わっていたから。
しかし今回はそんなことは杞憂に終わった。
1時間ほどの芝居だが、仕掛けも芝居の面白さもたっぷりと感じさせてくれる舞台だった。
子供も大人も楽しめた舞台だったであろうと思われる。

オープン、ベケット!

オープン、ベケット!

七ツ寺共同スタジオ

七ツ寺共同スタジオ(愛知県)

2014/08/15 (金) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★

4編の共鳴を体感した
4作品を別の演出者による構成とのことで、
それぞれバラエティ豊かな作品を期待。
登場者のモノローグ的な展開が中心で、
いわゆる芝居の面白さというより、
静謐な雰囲気に引き込まれました。

ネタバレBOX

4作品合計で1時間50分ほどなので、
集中力は持続できましたが、暗い舞台はしんどい。
ちょっと息抜きできるシーンも味付けになるのでは?
自分としては難解さが拭えなかった感も。
ペケットの原作を読んでみたくなりました。
カズオ/斜めから見ても真っ直ぐ見てもなんだかんだ嫌いじゃないもの

カズオ/斜めから見ても真っ直ぐ見てもなんだかんだ嫌いじゃないもの

オーストラ・マコンドー

ギャラリーLE DECO(東京都)

2014/08/07 (木) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★

斜めから見ても真っ直ぐ見てもなんだかんだ嫌いじゃないもの
後藤さんの隣だから痩せてみえるのかと思ってたけど、趣里ちゃんかなりやせてた。
熱演でしたよ。

空白の色はなにいろか?

空白の色はなにいろか?

鳥公園

クリエイティブセンター大阪(大阪府)

2014/08/15 (金) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

【おすすめ】空白の色はなにいろか?
文化遺産の造船所跡地で芝居を追いかける回遊型演劇。追いかけ方は各人の自由。素晴らしいです。大阪でしか観れません。なんてことでしょう。。羨ましがらせましょう。※答えをすべて教えてもらわないと気が済まない方には不向きです。

痕跡 〈あとあと〉

痕跡 〈あとあと〉

KAKUTA

青山円形劇場(東京都)

2014/08/10 (日) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

すばらしい舞台でした☆
初めての青山円形劇場で 期待と不安がありましたが、 とても良かったです。   最前列だったので 役者さんとの距離が近い近い!  見てるこっちがドキドキしてしまいました。  

お芝居は とても真面目な内容でしたが、 所々笑える場面もあり、 すごくバランスがよくて、 心地よくて、 大満足でした☆        4.7点

痕跡 〈あとあと〉

痕跡 〈あとあと〉

KAKUTA

青山円形劇場(東京都)

2014/08/10 (日) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

深い舞台でした
事件と登場人物の関係が、どんどん繋がっていく脚本が、よく出来ているなぁと思いました。加害者・被害者、それに関わる人達のそれぞれの想い、それぞれの愛・・深い舞台だと思いました。重い内容の中にも、笑いがあったりして、ほっと出来ました。色々考えさせられ、何が正しいのか分からない感じがしました。そして、役者さん達の演技力も素晴らしく、とても惹き込まれました。素晴らしかったです!

エデンの空に降りゆく星唄

エデンの空に降りゆく星唄

アリスインプロジェクト

六行会ホール(東京都)

2014/08/13 (水) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

95%ボクラ団義
満席+補助席の入り。
ここでこのタマ(脚本)を使ってくるか!という出し惜しみのない久保田唱の潔さと、きわめて丁寧に作られた感触が伝わってくる作品。
完成度で言えば数年前のボクラ団義の本公演なみで、作風自体はむしろボクラ団義本体よりもボクラ団義らしいかもしれないし、でもボクラ団義で上演するのはおそらく不可能な脚本。ハイミレの逆みたいなことは期待していいのかも?

終盤で一気に伏線を回収にいくのではなく、中盤から丁寧にストーリーを「解いていく」傾向は初見でもわかりやすいし、ボクラ団義や観劇そのものに慣れていない人にも敷居をうまい高さに設定できている。

たとえばキャスティング。那奈@なんとかさんの人間離れした容姿がそのままミスリードのための伏線になっているとか。
春原さんの振りはおそらく相当に難しくて、ちゃんと踊れてる人はそんなに多くない、けども、その「ちゃんと踊れてる人」に視線が誘導されるようになってる。誰が何ができるのか、あるいは得意ではないのか冷静に現状を見て各自が最大のパフォーマンスを発揮できるよう配慮されたつくり。少なくとも完成した舞台上にかぎれば組織運営のお手本とみなせる出来。
ただし、いかんせん人が多すぎて判別がつかない。それぞれちゃんとストーリーに絡んでるキャストの半数程度が僕の中だけでアンサンブルというか事実上のモブ扱い。

終演後のロビーのあれも相変わらずな感じで、本編だけ観たらもういい感。

ここから先は、ひとつ前にコメントされてる方と同じような感想。
今回は6番シードが制作担当のようですが、当日制作スタッフの皆さんは、演劇を観にきた人、アイドルを見にきた人どちらもうまくさばけていない印象を受けました。
パンフほしいと思うも列ぶ気力がなくなるくらいロビーはカオス状態。パンフ買うとちょうど2,000円だから握手会みたいなやつ参加できるんだけどそういうのはいいやと。本編だけで満足したのでさっさと帰りました。

動員+物販売上でキャストさんに厳然とヒエラルキーが存在するんだろうなぁ、と考えると微妙な気持ちになります。この中で何人がこの世界に残ってやっていけるのか。

もうひとつ、遅刻してくる観客の多さ。そのつどペンライト持ったスタッフさんが指定席へ案内するので通路を何回も横切るわけです。そのうち一回はキャスト紹介ダンスの途中!
遅刻しちゃった人専用の補助席みたいなの用意できないものでしょうかね?

さらに僕が観た回は撮影が入ってて常時明るい液晶モニターが目に入る位置でした。僕はわりと平気なタチで、むしろおもしろがって見てましたけども、ああいうのダメな人もいるかも。せめてモニターだけなんとかならないかな。

ネタバレBOX

エネミーゼロ+火の鳥+アルジャーノンに花束を+ハンズアップ+オーバースマイルみたいな作品。

上で「ボクラ団義で上演するのはおそらく不可能な脚本」と書いたけどハイライトミレニアム -> ハイスクールミレニアムの逆みたいなことは期待していいのかも?

平山空さんの出てきかた。
「ハロ〜?…あれっ日本語?」
結局ダンナと子供がいる自分の船に戻れてないよね?笑
エデンの空に降りゆく星唄

エデンの空に降りゆく星唄

アリスインプロジェクト

六行会ホール(東京都)

2014/08/13 (水) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

らしい。
久保田さんらしい作品で安心してみていられました。いい意味で何にも考えず楽しくいい時間でした。

グッドモーニング、アイスパーソン

グッドモーニング、アイスパーソン

天才劇団バカバッカ

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/07/24 (木) ~ 2014/07/27 (日)公演終了

満足度★★★★

いかにもここらしい締め括り方
若干とっちらかった感があるのは否めないが、2万年前の氷の中から見付かったのにもかかわらず、現代人と同じ骨格をもつというアイスパーソンの謎に始まり、「ルパンvs複製人間」やチャペックの「RUR」に通ずるSF感ある中間部を経て、「違い」のある者たちの相互理解について示唆するのはいかにもここらしい締め括り方。
序盤で交わされる差別用語に関するくだりも皮肉たっぷりでニヤニヤ。
あと、冒頭で微動だにしないアイスパーソンたちの「冷凍ぶり(?)」も見事。

シャッター通り商店街

シャッター通り商店街

演劇集団プラチナネクスト

中目黒キンケロ・シアター(東京都)

2014/08/09 (土) ~ 2014/08/10 (日)公演終了

満足度★★

勘違いに気づくべき
これまで書かなかったのだが、皆さんの評価にも自分に近いものがあると思ったので、厳しい意見ながら書かせて頂く。

ただし、これはプラチナだけの問題ではない。ゴールド何とかであろうが、何とかアカデミーであろうが、人生のキャリアを演劇に生かすという美辞麗句に踊らされている、中高年の自称俳優全体の問題である。
他の公演でも、雰囲気だけで、演技力がまったく伴わない中高年を、最近、よく見かけるようになった。

よく公演を観ている俳優の方のブログには、意識の低い彼らが入ることで、どれほど座組みが荒れて、作品の質も落ちるか、といった嘆き節が書かれており、これは演劇界全体の由々しき問題であるとあったが、なるほど、このままでいけば、深刻な問題になるかもしれない。

演劇をなさりたいのなら、なさればいい。
ただ、実力がつくまでは、発表会としておかれる方がいい。
私は演技にはただの素人だが、人生をかけて演劇を追い続けている俳優たちが大勢いる中で、小手先でできるほど、芝居は甘くないものだと思う。

厳しい意見だが、演劇界を憂うる気持ちで書かせて頂いた。
ただし、たまたま観た、この作品がきっかけとなっただけで、決してこの団体だけの問題ではないということは、先に書いた通りである。

キリマンジャロの憂鬱

キリマンジャロの憂鬱

朝劇

早稲田02cafe(新宿区西早稲田1-4-18)(東京都)

2014/08/12 (火) ~ 2014/09/05 (金)公演終了

満足度★★★★★

今度は早稲田で朝劇!
丸の内の朝劇でおなじみの個性豊かな男性キャストに交じって、今作では女性キャストの太田綾乃さんが登場。出過ぎず埋もれずの良い塩梅で馴染んでいて、妄想癖のある可愛らしい店員さんを演じていました。会場も早稲田の02cafe(ニカフェ)に移し、朝劇初のおにぎりと漬物と味噌汁といった和食でほっこり。芝居やハイタッチで元気や笑顔をもらえるだけでなく、会場が変わる度に居心地のいいカフェに出会えるのも嬉しい♪

ひょっとして乱で舞ー

ひょっとして乱で舞ー

時々、かたつむり

小劇場 楽園(東京都)

2014/08/14 (木) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

無題1207(14-255)
19:30の回(曇)。チラシ裏には「受付開始は開演の45分前」とありますが、時間になっても声がかかりませんでした(外ではお客さん数人待ち)、まだ準備しているのか、降りてくるだろうと思っているのか…覗いて訊くと「受付してます」…整理券あり、19:01開場(いつもの右へ)。

黒い舞台、柱を中心に5つの白いライン。19:30前説(開演が少し遅れる旨の説明、72〜82分)、19:35開演〜20:51終演、アフタートーク(アマヤドリ 広田さん)20:57〜21:24。

広田さんも苦笑していた公演タイトル(「ひょっとこ」は、2011/2の「ロクな死にかた」が初めて)。

作家交代、1ケ月で創り上げたそうですが、やはり煮込み方が足りない印象。

この時代での「その事象(ネタバレしないように)」の扱いについての説明やエピソードがないので、大したことではないのか、重大なことなのかがわからないし、用済みで「処分」されるシーンはないものの容易に想像できる。

そんな「社会」に至る歴史的な背景がないまま「そういうことになっています」という前提で話が進んでも…と思いました。ダンスの意味が終盤(2回目)になってもわからなかったのも同じ。

ネタバレBOX

ブレードランナーの「レプリカント」やアイランドの「クローン」のように参考となる作品がありますが、近未来はいいとして、高度な技術の開発にはそれを求める欲求、マーケットの存在が欠かせないと思いますし、それは日本だけじゃないでしょ?
ひょっとして乱で舞ー

ひょっとして乱で舞ー

時々、かたつむり

小劇場 楽園(東京都)

2014/08/14 (木) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

不思議空間
会話の展開がなされ、時間をうまく使った演出で、
過去と現代を行き来する展開が非常に良かった。

また、一人一人の人間のこころの動きを重視してつくられており、
役の個性を享受することができた。

『穴の中 或は、■の中』ご来場ありがとうございました。

『穴の中 或は、■の中』ご来場ありがとうございました。

演劇ユニットG.com

【閉館】SPACE 雑遊(東京都)

2014/08/13 (水) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

穴のなかから
穴の中から展開していく演出は新しく
とても新鮮に感じた。
内容も現実的と非現実的なことが入り混じっており、
とても面白かったです。

『睡眠―Sleep―』 (世界初演)

『睡眠―Sleep―』 (世界初演)

公益財団法人愛知県文化振興事業団

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2014/08/14 (木) ~ 2014/08/17 (日)公演終了

満足度★★★★★

モノトーンのシュルレアリスム
トップクラスのバレエダンサーのオーレリー・デュポンさんをゲストに迎えた作品で、モノトーンで統一された衣装・美術・照明のストイックで精緻な表現の中に豊かな広がりが感じられました。

特に物語らしい展開も無く、楽しいとか悲しいといった感情を打ち出す訴える様な振付でもないのに身体や空間の存在感や美しさそのものに心を打たれるという、言葉では表現出来ないダンス作品ならではの魅力が80分の間途切れることことなくストレートに伝わって来て圧倒されました。音楽・音響やダンサーの配置の構成や展開の仕方にシュルレアリスム的な雰囲気を感じました。

デュポンさんは前半はポーズとポーズの間を繋いで行く様なある意味バレエダンサーらしい動きの質感が、勅使川原三郎さんや佐東利穂子さん達の流動的な動きと対照的に感じられましたが、いつの間にか動きが一体化していて、終盤の女性4人のユニゾンのシーンでは違和感無く溶け込んでいました。ターンや腕を大きく回す時の空気感との関わり方が繊細でありながら力強くて印象的でした。『合奏協奏曲第1番』(アルフレート・シュニトケ作曲)が流れる中でデュポンさんと佐藤さんが踊るシーンは2人の身体性の相違が際立っていて、とても緊張感があって素晴らしかったです。

透明のアクリルのパネルや同じ素材で出来たフレーム状の家具型のオブジェが吊られてれていて、シーン毎に静かに上下し、照明の効果と相俟って反射・透過・影が変化して行って非現実感の漂う不思議な空間性が生みだされていました。
具象的な作品ではないにも関わらず衣装替えが頻繁にあり、飽きさせずに緊張感を保っていたのが良かったです。

音楽はバッハをメインにクラシック中心の選曲で、そこに効果音やノイズやドローンを被せていて独特の雰囲気がありました。中盤の静謐で美しいシーンでは『鏡の中の鏡』(アルヴォ・ペルト作曲)が使われていて、アクリル板にダンサー達の姿が反射する光景が曲名にも合っていたのですが、様々な演劇やダンス公演で頻繁に頻繁に使われている曲なので、個人的には変な色を感じてしまい少し現実に戻されました。しかし、後に続くシーンではベタなバレエ音楽を使ったり(しかもそのシーンでは敢えてデュポンさんは登場せず)、ローリングストーンズの曲を使ったりとユーモラスな選曲センスを感じたので、『鏡の中の鏡』も一種のユーモアだったのかもしれないと思いました。

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