出会わなければよかったふたり
アガリスクエンターテイメント
シアター風姿花伝(東京都)
2014/09/18 (木) ~ 2014/09/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
前作より笑をUPさせたSF(お勧め)
「時をかける稽古場」で挑戦したタイムトラベルもの。
今回は更にお気軽にテンポよく時間操作を連発。
SFの驚きより、修羅場の驚きがみんな優先順位高いよね、
ツッコミ入りながら、主人公が苦し紛れの言い訳を重ね
時間操作によりその無理を押し通していく様が笑えます。
登場する人物達がまた変なので更に変な方向へ捻じれていく
純粋の物語の展開だけで、笑いの連鎖が起こってました。
流石ですね、時間的にも結末の良さも心地よかったです。
非常の階段
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2014/09/12 (金) ~ 2014/09/21 (日)公演終了
満足度★★★★
吉祥寺シアター。
やはりアマヤドリは吉祥寺シアターが良く似合います。暗く美しい照明は劇団が描き出す人間や人生そのものに思えて、日常を、未来を前方向だけにスポットを当てて生きている自分に警鐘を鳴らされているようにさえ感じます。それにしても、いつも切ない。役者さん達の透明感・・・どんなに人間を深く抉っても漂う透明感。私にはやっぱり難解で、思考をフル回転させないと置いていかれてしまいそうになりますが、舞台から浮かび上がる透明感、その俯瞰が心地よくて客席に向かうのかななんて今回感じました。ちなみに客演のレベッカちゃん、いつも素朴で可愛らしい印象ですが(思えば中学生役しか見たことがなかった、、)今回、物凄くきれいでした。びっくりした!あとあと、やっぱりアマヤドリの乱舞は素敵です*
レッドパージ2〜SHIRU〜
あんかけフラミンゴ
参宮橋TRANCE MISSION(東京都)
2014/09/12 (金) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★
ぶっかけフラミンゴでした。
赤字返済公演にして活動休止公演。なのでやりたいことをやらかして言いたいことを全部言い切った、そんな印象。純粋に、単独の演劇として観るには厳しいなと感じたので☆は4ですが、今まであんかけフラミンゴを見守ってきたファンとしては台詞や演出の一つ一つが実に感慨深い公演でした。
ネタバレBOX
汁男優5人が所属俳優の笹木皓太くん・酒井桃子ちゃんに精液をぶっかけまくるラストが不思議と美しかったです。使い古された上からキラキラと何かが降ってくる演出のような安易さはなく、あんかけフラミンゴという劇団を語るには充分のシーン。ああ、本当に休止しちゃうんだな・・・いつか帰ってきてくださいね、島田さん。あなたは「演劇が嫌い」と言ってましたが、私は好きですよ、あなたの演劇。
あとね、「演劇人(自称)死ね」には激しく同意。狭い世界だから小さい人間が正義を振りかざして成り立っちゃう。そんな小劇場の癌的な部分も早く死ね、ですね。
親愛なる我が総統【ご来場ありがとうございました!次回は4月!】
劇団チョコレートケーキ
サンモールスタジオ(東京都)
2014/09/12 (金) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★★
また超えてきた。
あの大傑作「治天ノ君」をどう超えるのか、という思いを劇チョコには感じていたのですが、またもや凄いものを見せていただけました。冷たく暗く、しかしどことなく漂うフェティッシュ感漂う演出はとても私好み。そして、淡々と誠実に「虐殺」について証言するヒトラーの部下である収容所所長に、人としてその境遇にいたら私も同じ行動を取るだろうし同じように証言するだろうなぁなどと共感しながら見ていたのですが、とんでもなかったです!クライマックスで「人間」を露にする彼。背筋につららで裂かれたような衝撃が走り、リアルに口の中に苦渋が満ちました。。恐ろしい演劇体験。やはり劇チョコ、絶対に目の離せない劇団です。今回特に、主演の浅井さんが素晴らしかったです!
谺は決して吼えない
一色洋平×小沢道成
インディペンデントシアターOji(東京都)
2014/09/04 (木) ~ 2014/09/08 (月)公演終了
満足度★★★★★
最高のタッグ。
これほどまでに表現に貪欲で、誠実に時を生きる役者さん達の二人芝居が観られたこと、心から幸せに思えます。しかし二人芝居にとは思えない空間の拡がりを感じたのは、巧みな脚本・音楽、その他スタッフワークの力強さにもよるのかも知れません。脚本は劇団や役者の話であるにも関わらず、楽屋オチとは全く感じない人間物語。時空を超えて、有間皇子やドラァグクイーンの演じ分けを楽しそうにこなす二人・・・そのしなやか且つ強靭な身体能力に目を見張ったり、茶目っ気の多いコミカルな演技(アドリブは殆ど無いとのこと)に笑い転げたり。楽しい楽しい時間を過ごせました。心からの幸せを感じました。ちなみに動員は600人以上、老若男女様々な層が占める観客席を見て、6年近く観てきた小沢道成くんと、今回急激に思い入れを深めた一色洋平くんの明るい未来に思いを馳せざるをえませんでした。なお、客席でお会いした某素敵役者さんが、終演後に「この二人は化け物だと聞いていたけれど、想像以上に化け物だった」と仰っていたことが印象的。別の役者さんは青褪めてました(^-^;)
片恋スパイラル
私立ルドビコ女学院
サンモールスタジオ(東京都)
2014/09/17 (水) ~ 2014/09/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
裏切られた。
いい意味で。
とりあえず若くカワイイ子達を目に焼き付けて日々の生活の糧になればいいやと、それだけを考え、内容なんてのは無いようなもんでもいいかなと思って臨んだのに、全くもっていい作品で、役者の技量も高く、なんだかんだで・・・
泣いた。
ゲキ★BAR
世の中と演劇するオフィスプロジェクトM
タイニイアリス(東京都)
2014/09/18 (木) ~ 2014/09/24 (水)公演終了
満足度★★★★
短編だから簡単というわけではないよ、逆。
「Kaigi」「お見舞い」「立ち入り禁止区域の恋愛」の3本を拝見。1番目から25分、55分、20分の作品である。上手観客席寄りにバーカウンターが設けられていて、座ると、女性がオーダーを取りに来てくれる。ドリンク、つまみ等は料金が別途になるので注意。
ネタバレBOX
「お見舞い」
昆明は雲南省の省都であり、数多くのマイノリティーが住む雲南省の全マイノリティーの半分以上が、この地に住む。人口400万人。独立意識は無論高いのは、中国の各時代に於いて東南アジアへの玄関口であり、元によって中国領とされる迄は、四囲を山に囲まれたこの地に住む各民族毎に自治を保っていたようである。現在26民族が住むという。年間平均気温14.5度、1月でも8.1度、7月が19.9度と中国国内で最も過ごしやすい気候の土地で、海抜1891m。古くから栄えた土地なので、中国有数の古都市としての魅力も具える。
ここを故郷とする仁は、日本人と結婚したので、現在の本拠地は日本だ。然し、近年、騒がれるヘイトスピーチによって、唯でさえデペイズマンのある身にとって、居心地は決して良くない。神経を病むようなことさえ懸念される程だ。アイデンティティー崩壊の危機に立たされ続けるのである。それは、故郷へ戻って来ても変わらない。既に国籍は日本であり、夫、娘も日本人だ。E.サイード流に言えばOut of placeという状態である。
今作では、取り敢えず、親友の光蓮の所へ寄ってから、二人の恩師が入院している病院へ見舞いに来たという設定だ。物語は二人の雑談で進んで行く。アクセントとして、地方から、昆明に働きに来ている少女が出て来て、現代中国の状態を表しており、この辺も頗る上手いシナリオである。雑談の中で、革命以降の中国現代史も語られる。例えば、仁の父の話から分かるように、文革・紅衛兵(紅小兵)時代の中国の様子等も推して観るべきだろう。でなければ、恩師の怒りっぽさや、古代中国詩を教えられている側には気付かれない位に気をつけつつ、本質を伝えた意味が、こちらに伝わって来ないし、そもそも、何故、怒りっぽい、と見える先生を中年になった嘗ての女性徒が訪ねるのか、また、佐藤春夫が訳した、中国の古詩が、ダブルミーニングで言及されるのか意味が分からなくなる。
今作が、今日、拝見した三作の中で本当は最も格調の高い作品である。上品で華麗、而も、その作品の底には、中国現代史の闇がキチンと畳みこまれている。にも拘らず、現在の自分にとって、ディレッタントを自称する自分にとってさえ、今作を2位につけざるを得ないのは、2011年3月12日以降の大問題があるからである。亡くなった方々、親族・捲族を失くされた方々には申し訳ないが、今迄も、これからも、地震と津波だけなら、どれだけの被害を蒙ろうとも、哀しみを糧として復興を目指すことができた。然し、核被害は根本が異なる。未来など、何処にもないのだ。従って、本来、国家の為すべきことはこの残酷な事実をありのまま、被災者に告げ、生き残った被災者に対する根本的な代替策を練ることであった。つまり離散宣言を被災者に通知徹底することであったのだ。にも拘わらず、為政者達は、根本問題をネグレクトし、忘れさせようとした。強大な力の前で、この国の武器を持たぬ民衆は、キチンと自分達の権利を主張する手段も持たないまま、歪に自らを変質・変形させていった。その結果が現在、既に至る所に現れている。この全く明日の無い状況が、ディレッタントをして、芸術的に最も優れた作品を推すことを許さない。
「立ち入り禁止区域の恋愛」
本来の評価は2位である今作が、今、自分が推す今日拝見した作品1位だ。無論、扱っている問題が、プルトニウムなど、現在、日本政府が発表している核種の中で、半減期の長いものを扱ったからである。それも、小松左京原作の日本沈没と掛けた形で。こうすれば、原子力については分からない、と逃げている日和見な人々にも届く可能性が広がる。放射性核種で汚染された立ち入り禁止区域にも、研究者や作業員は居る。研究者は、核の汚染による生物への影響を研究する為、残留放射能の多い立ち入り禁止区域に残った若い女性だ。作業員も若い男性である。若い男女が、シンドイ状況に四六時中置かれていれば、恋に逃れるしかないのは必然である。結果、妊娠した。当然、両親共に、汚染されている。子供は欲しい。然し、生まれてくる子供に障害がないという保証もなければ、様々な劣勢がないという保証もない。、まともな研究者であれば、ICRPやWHO、エートス、国家、IAEAや核大国が出鱈目を流し続け、研究者としての態度を完全に放棄していること位、重々承知している。産むのか、産まないのか? そもそも、産めるのか? 大きなリスクを背負って!
「Kaigi」
カフカの作品を劣化させたような作品。論理そのものに必然性がなく、従って弱い。詭弁と上げ足とりのレトリックで構成された皮相な作品だから、その皮相を強調すれば、面白い作品になったかも知れない。
風の吹く夢
THE SHAMPOO HAT
ザ・スズナリ(東京都)
2014/09/10 (水) ~ 2014/09/23 (火)公演終了
ROADMOVIE 半径数キロただの半日の。
TheShampoohat知ってまだ2年。現代日本に棲息するヒト科の生態を何編か見せてもらった。話の筋やオチそのものより人物の佇まい、醸し出す濃厚な出汁のような臭いが何とも。アレを嗅ぎがくて足が向く。今作も建設現場に出入りする人工(にんく)達の突いてる感じは堪らなかった(一時期鳶土方の現場に出入りした頃を懐かしく)。さほど濃い関連のないエピソードが並ぶが、この完成具合にバラつきが若干。もう一本濃い線というか、芝居全体を括れる(言葉に抽出できる)何か、捻り出し切って欲しかったっす。
オープン、ベケット!
七ツ寺共同スタジオ
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2014/08/15 (金) ~ 2014/08/17 (日)公演終了
満足度★★★★
七ツ寺プロデュース「オープン、ベケット!」観ました
ベケット短編戯曲を、東京・愛知の演出家4人で連続上演という、どこの利賀ですか静岡ですかアトリエセンティオですか(懐かしい)と問いただしたくなるような、ディープな企画。
(順番は上演順です)
【 『あのとき』 澄井葵(,5) 】
・微妙な照明に酔う…暗闇に浮かぶ顔のディティールが秒単位で変化している、ように錯視させられる。この中では一番のお気に入り(あくまでも自己の美意識に基いて)
【 『カタストロフィ』 赤井康弘(サイマル演劇団) 】
・一見、清水邦男『楽屋』のよう。一番分かりやすく笑えるが、本当は時代背景があるらしい ?
【 『オハイオ即興劇』 新見真琴(ハーフムーン・シアター・カンパニー) 】
・老いた男の語りが、なんだか悲しい…ヨーロッパの銅版画のような光景。
【 『行ったり来たり』 渡山博崇(星の女子さん) 】
・ビジュアル面では一番きれい。女性の残忍かつ社会性をたんたんと見せる…
どれも、語りの力で立たせる舞台。
観客の賛否両論(+理解不能)の意見がはっきり分かれたこの公演、はっきり言って、どれもこれも優しくありません。(私もあきらかに、正確に把握・理解できてない)
難解過ぎて逆に面白過ぎww
観客なら3~5年後、舞台人なら1~3年後に、自分なりの答えが見つかれば上出来かと思える舞台。観劇レベル上がりそう。
初心者は、「ゴドーを待ちながら」を、有名な戯曲の意味を読み解くつもりで観るよりも、こういう短編集を、それこそ日食とか珍しい自然現象でも観察する気分で観た方がいいのかも。
人間機械より夜空へ
劇団晴天
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2014/09/20 (土) ~ 2014/09/23 (火)公演終了
満足度★★★★
ハラドキ
序盤、ハラハラドキドキであった。内容がいいからではない。悪過ぎたからである。非礼を覚悟でとも考えそうになった。幸い、それは杞憂に終わったが。これは、キャスティングと演出、そして、月子を演じた女優の演技が、この中では光っていたから持ちこたえ得た、ということである。
ネタバレBOX
中盤以降は、ギターの練習も碌にしていないことがミエミエの生演奏が無くなったり、表現が徐々に上達してゆくシナリオの内容と演技がマッチした演出・演技になった為、全体としてのバランスが取れてきた。中盤から舞台が締まった原因としては、オーでぅションに合格した太陽が、撮影に入る場面等が演じられ、このシーンで、現場の雰囲気や役者が担わされる過酷な状況が描かれたり、演技力dえは明らかに上の月子では無く、太陽が、ヒロインに選ばれるシーンが挿入されることで、チャンスは結構、非合理的なのだという現実の在り様が表現されるので、ある程度リアリティーが確保される。その後の展開でも寂しさから浮気に走った月子が人間では無くロボットであり、彼女が主張していたのとは逆に、太陽はロボットでは無く人間であり、それが事実であると確認してしまった月子が、その事実を意識することによって自壊を望むに至ったアンチノミーを理解しなければならない。即ち、お姉ちゃんとして生きて来た月子が自らをロボットと認識すれば、人間の姉として自らに課して来た総てのデューティーは雲散霧消して意味がないどころか、強烈なアイロニーとして彼女の思考回路を攻撃せざるを得ず、その事実に反する人間として自らを措定するならば、ロボットの必要とする充電はできない。こうして月子はアンチノミーの縊路に囚われた。当然のことながら、彼女は死ななければならない。この悲劇的展開が終盤を一気に引き締め、ポテンシャルを高めた。
まあ、作りとしてはこのようになっているのだが、役者が、ホントに力があって意識的に上記の作業をこなしているわけではないと観た。ただ、様々な要素が偶然に作用して結果的にこうなったと観たわけである。若い役者ばかりの劇団のようだ。今後ともしっかり鍛錬を積んで欲しい。
『穴の中 或は、■の中』ご来場ありがとうございました。
演劇ユニットG.com
【閉館】SPACE 雑遊(東京都)
2014/08/13 (水) ~ 2014/08/17 (日)公演終了
満足度★★★★
不老不死
今回は不老不死をテーマにしたストーリー、前作同様に独特の世界感を感じました。殿様は名前を名乗らないままのほうが良かったように思いましたが面白かったです!!
黄金のコメディフェスティバル2014
黄金のコメディフェスティバル
シアター風姿花伝(東京都)
2014/09/18 (木) ~ 2014/09/29 (月)公演終了
満足度★★★★
企画も劇団チョイスもいい
企画はいいと思いまして、昨年は1組しか観れず。
今年はグー・パーの二組を観劇(個々の感想はそちらへ)
パンフやDVDも販売されるそうで、昨年BSでは優勝作品だけしか
放送されなかった分のカバーはしてくれるようになったのは○
今回拝見した2劇団さんがコメディ初挑戦!
「これってコメディなの?」と思う気持ちはありますが
考えて楽しませてくれるならOKじゃないでしょうか?
(投票しないという気楽さからの感想ですが)
コメディ未経験劇団出場、と得意な劇団のペアリングは◎
難を言う所は
確かに拝啓は色味が邪魔でしたね、何もなくてもよかった。
昨年は和室、今年は自由なのかな?
どちらが良いのかは解りませんが、制限がある方が面白そう
(昨年のemikoは和室からの広がる異質な世界観が良かった)
柱真後ろの席はホント見ずらいよね~半席ずらしたりするか
ステージの見得ないサイドを狭めるかした方がいい。
フェスの旗とか掲げて欲しいかな?通りから目立たない劇場だし
恋の文化祭 〜恋せよ乙女、恋愛短編集〜
feblaboプロデュース
新宿シアター・ミラクル(東京都)
2014/09/11 (木) ~ 2014/09/26 (金)公演終了
満足度★★★★
恋する女は綺麗さ 決してお世辞じゃないぜ
ヒロミ・ゴー(ってか三浦徳子)の「恋する女は綺麗さ 決してお世辞じゃないぜ」との言葉通り女優さんがたがみんなキュートだったなぁ。
で、観ながら当日パンフレットで脚本提供者を確認して大いに納得。
意表をつく萩原作品、しっとり・こまやかな米内山作品、良い意味で普通・自然な佐々木作品、とそれぞれの特色がクッキリ顕れていてニヤニヤ。
また、複数作家によるオムニバスでは難しい各編の関連付けも「閉会式」でやってのけるとはお見事。
ネタバレBOX
しかしアレは「恋泥棒」じゃなく「恋強盗」だろ!(笑)
しかもリボルバーで何発撃ってるんだ?(←コメディにつき許容範囲内)
宇宙船
3.14ch
インディペンデントシアターOji(東京都)
2014/09/19 (金) ~ 2014/09/29 (月)公演終了
満足度★★★★
スペースシャワーにWao!
たぶんこの劇場で観たなかではセット・音響は№1。照明・衣装・映像・小道具等も水準以上。というか高レベル。A、Bの配役がうまく(ずるく)て違うバージョンも観たくなった。
ネタバレBOX
フライヤーと説明からもっとエロいのかと思ったがそれほどでもなかった。ミシマとあの赤ん坊は寿命どのくらいなんだろう?と(たぶんない)続編=復路=に期待する。
こわくないこわくない
クロムモリブデン
HEP HALL(大阪府)
2014/09/20 (土) ~ 2014/09/23 (火)公演終了
満足度★★★★
面白さとカッコ良さが揃った芝居
面白かった。もっと受けても良いのになーと思うくらい、まわりの反応薄い部分もありましたが。次も観たい劇団です
ジルゼの事情(再演)
OFFICE SHIKA
サンシャイン劇場(東京都)
2014/09/18 (木) ~ 2014/09/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
まさにジゼル
Coccoさんのしなやかさに目を奪われました。
ネタバレBOX
思いの他早く『ジゼル第二幕』に移行しました。そして、幼馴染は殺すが、惚れた男は生かす、原作でもちょっと姑息な感じはするもののずっと好いてくれていた幼馴染の方が婚約者のいるイケメン貴族よりもいいのではないかと思ったりもしましたが、ティッシュ配りのバイト暮らしじゃねえ、イケメン若社長の方がいいと思うのも理解できました。
失礼ながら、バレエでは全員が美しい身のこなしをするものとの前提で観てしまっているため、特定のダンサーの所作の美しさはさほど目立ちませんが、バレエの素養のある人がお芝居の中で見せる所作の美しさには本当に感動します。Coccoさんのしなやかさは、これまた失礼ながら、日舞の素養があると記載されている傳田うにさんの動きとは雲泥の差でした。本当に素晴らしかったです。
国境23号線
各駅停車
小劇場 楽園(東京都)
2014/09/19 (金) ~ 2014/09/23 (火)公演終了
満足度★★★
着想点は面白い
しかし、何かが足りないと思いました。
ネタバレBOX
戦争に巻き込まれると日常がどのように変化するか、そして戦争特需で忙殺されると自分たちの正確な立ち位置が分からなくなるというような話。着想点は面白いと思いました。
壁際が見易いと言われ向かって左側のブロックの壁際に座りましたが、隣国から生産管理のために来たユンサンさんが工場の方から舞台である休憩室に入って来た初登場のシーンでは背中しか見ることができませんでした。
最終的には街で暴動が起きて隣国の人たちを追い返し、さらにはレジスタンスの指導者たちが隣国に行って自由の素晴らしさを啓蒙しようとするとのことでしたが、隣国はもう一つの隣国との戦争に敗れたわけでもなく、単に緩衝地域から去っただけなのに何でそうなるのか理解に苦しみます。
そもそも、この街は両国に属していない緩衝地域です。緩衝地域に国力はありません。もう一つの隣国の存在が全く見えてこないないなんて物語としてあり得ないと思います。
山形に彼女がいないという前提の話は、みんな大して違わない顔をしているのに、どうして山形だけを引き合いに出して延々と引っ張るのか不思議でした。ミナミの夫が半音高いのも気になりました。
殿(しんがり)はいつも殿(との)
ポップンマッシュルームチキン野郎
シアター風姿花伝(東京都)
2014/09/18 (木) ~ 2014/09/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
短時間でもPMC野郎健在!
面白い! ただただ、面白い!!
回想シーンから始まり、物語に入っていくと45分間ほぼ笑いっぱなし。
公演中なので、以下ネタバレで。
ネタバレBOX
まず、開演前からお馴染みのコント?がありました。
PMC野郎を観劇された方は、お馴染みですがこれも実に楽しい。
「その卵に触れるな!世界を滅ぼす気か!!」というセリフを練習されておりましたが、やはりそのセリフもメイクも本編には全く出てきませんでした(笑)
さて本編の内容は、現代編、戦国編、未来編とでもいうような3編から構成されており、勿論それぞれがリンクしております。基本的には、現代編の小説の回想シーンから入っていくのですが、戦国編、未来編は笑いのオンパレード。世界観を壊す会話、体を張った笑い等等。
それでいて、現代編の終盤では涙を誘うのが、この劇団の凄い所!
毎回、吹原さんの才能には驚かされます。
役者さん達はあいかわらず、安定した笑いをみせてくれますが、今回も客演された美津乃さんが特に良かった。
口笛だけであんなの笑わされたのは初めてです(笑)
ハッピーちゃん
8割世界【19日20日、愛媛公演!!】
シアター風姿花伝(東京都)
2014/09/18 (木) ~ 2014/09/28 (日)公演終了
満足度★★★
8割世界らしい作品
登場人物への愛情を感じる。
作品としても役者さんたちとしても、まとまりが良く。
いいチームだと思わせる。
ネタバレBOX
いい感じで盛り込みすぎだけど、捌き方がうまい。
キャラクターそれぞれに対する愛情を感じる。
8割世界らしい作品ではないかと思う。
ラストも無理してアンパッピーにするわけではなく、特に理由もないのにハッピーな感じで終わる。
人の悪い心もお掃除してしまう、お掃除ロボットなのだから。
ただし、「人の心をきれいにする」というのが、「掃除」という行為でなく、お掃除ロボット・ハッピーと接することで生まれてくる、としないとせっかくの設定が活きてこない。
すなわち、言葉を覚えたり、歌えたり、踊ったりすることができるようになっていく、という、お掃除と関係ない機能がこのロボットに備わっている意味が活きてこないのだ。
そうすれば、主人公の小学3年生(笑)のマサルが、ダメ小学生だったり、何かのトラウマや心の暗さを抱えていたりしたのが、例えば、ハッピーちゃんと過ごすことで消えていったり、幼なじみの母娘の家でもハッピーになったり、お掃除ロボット嫌いの父親もなぜかハッピーになったりとしていきながら、助手のクリヤマの冤罪が晴れていくのと同時に、ラストがハッピーになっていくのではないだろうか。
もっと具体的に観客にもそれが感じられるように。
せっかくモロ「ハッピー」なんて名前を付けているのだから。
そうすると、ラストのダンスも意味のあるものになってくる。
この作品のハッピー感がさらに高まる。
ロボットとダメ小学生の組み合わせだと、藤子不二雄的な作品になってしまいそうだけど(笑)。
全体的に、「森光子ワープ」とか、わかる人にはわかるかな的なくすぐりが多いが(ラストにそれぞれがいろいろ叫ぶあたりでは特に)、それは少なくしても、45分という短い時間を物語の中心に、もう少し注いでほしかった。
なぜ、江戸時代からマサルの家ではお掃除ロボットを嫌っているのか、については、ラスト近くでさらりと言っていたが(観客が気が付くかつかないかの、ギリのところで)、もうひとつしっくりこない。
もっとしょーもないけれど、それならしょーがないな、と思わせるものがほしかった。できれば、ハッピーちゃんの存在意義とリンクしていると良いのだが。
結構大事なことなので。
オープニングのキャッチボール・シーン、そしてダンス、ラストのダンスもとても良かった。
全体の温かさが伝わってくる演出ではないだろうか。
ハッピーちゃんて、女の子ロボットかと思っていたけど、違っていた。
とすれば、なおさらハッピーちゃんとの友情的なものはほしかった。
マサルの父親役のボス村松さんが、フル回転で良かった。
鬱陶しくなるかどうかギリギリのあたりでの、フル回転。
身体(頭)を張った演技。
お掃除ロボット・ハッピーちゃんの小早島モルさんは、いつもの(笑)独特のぎこちなさが、ロボットにマッチしていた。いかにも周囲をハッピーにさせてくれそうな感じがいい。
トモちゃんのお母さんは、あの台詞と展開は、彼女のイメージとは合わず、痛々しいだけで、面白くはない。シモを言えば笑うと思っているのなら、観客はバカにされている。
いいお母さんで、少しとぼけている、ぐらいがバランス的には丁度いいと思うのだ。
キャッチボールとタイムマシーンのネタ、この作品ではあまり重要じゃないけど、先に上演したゲキバカと被ったのは少し痛かったかな。
今までの8割世界の作品から考えると、もう少し笑いたかったなあ。
ダブルBの夕べ
西史夏企画
カフェ+ギャラリー can tutku(大阪府)
2014/09/15 (月) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★
ゆっくりとした時間に感じた 心地よかった。
ゆっくりとした時間に感じた 心地よかった。
映画 ブーケ~a bouquet
朗読 みやなおこ
演奏 コクリコ
ネタバレBOX
映画 ブーケ~a bouquet
湖畔に来て 献花 女の子が走って来る 重なる娘の幼い頃 姪、両親が亡くなり引き取った 女手ひとりで育てた
少女は転んで泣く 痛いの痛いの飛んで行け なおった。
娘同然に育てた女の子が、紹介したい人がいる
重なった女の子の父
なぜ隠してたの
準備していたブーケのラベンダーのドライフラワー捨てた 結婚式 捨てられなかった ラベンダーでつくった約束のブーケ
重なる女の子
朗読 みやなおこ
震災 背中の赤ちゃん 迫る火 赤ちゃんの声も息も
男は仕事でいない無事か?
赤ちゃんだけ引き出された
鳴き声 火が ごめんなさい 行きとてをふる 生きる、母の想い
引き込まれました
演奏 コクリコ
歌声が素晴らしい コントラストバスと共鳴してふるえて聞える コントラバス指で弾いて弓で弾いて コントラバスの音を初めて間近で感じれた。