朝日のような夕日をつれて2014
サードステージ
紀伊國屋ホール(東京都)
2014/07/31 (木) ~ 2014/08/24 (日)公演終了
満足度★★★★
観れてよかったと心から
一度もみたことがない作品。
キャストを変え、何回か上演されているらしい。
何年経っても上演できる作品であるなーと。
非常によい時間空間でした。
花、走る!
ユーキース・エンタテインメント
サンモールスタジオ(東京都)
2014/08/19 (火) ~ 2014/08/24 (日)公演終了
満足度★★★
【(A)】観劇
わか蘭
ネタバレBOX
はなかっぱのように頭に花を咲かせていました。という訳で、わか蘭でした。
宇宙人のせいで頭に花が咲き、最後には花になってしまうというようなことでしたが、その宇宙人が花にならないための特効薬を持っているような、でも種だか薬だかの入った小瓶が割れると即座に花になってしまうような、人間が花になる道筋が良く把握できませんでした。
花になるのが悪いことなのか、それも良く分かりませんでした。
酒ばかり飲んでいる男に恋して売春婦をしている女がいたり、お笑いコンビと称する二人については、一方が相方の頭を思いっ切りスリッパで叩く暴力ツッコミがあったりして、爽やかに欠けるどころか、逆に嫌な気分にさせられました。
花、走る!
ユーキース・エンタテインメント
サンモールスタジオ(東京都)
2014/08/19 (火) ~ 2014/08/24 (日)公演終了
満足度★★
確かに説明どおりでした・・
(チラシ絵通りとも言えます)
けど・・コント・漫才色が強く、ちょっと合わなかったなぁ・・・。
舞台セットと効果音などは力が入っていたが、
物語の進行をコントなどが邪魔してる感じが払拭できなかったと思えた。
1時間50分ぐらい(全席自由) ~Aチーム観劇~
BGMなど音楽はオリジナルで販売もしているそうです
ネタバレBOX
たぶん見せたかったのがコントの部分だったのかなぁ
笑いをコントとかに拘らずに上手にスパイス風に挟んで、ストーリーを追うようにしていれば物語りの印象もずいぶんと変わったんじゃなかろうかと思いました。
開演5分前で”どんづまり”キー坊とひろしの兄弟ユニットの漫才風前説あり
舞台セットは喫茶店の作り(洋館の居間風)で、店内の観葉植物は結構お金かけてるなぁって感心しました。(2階が住居のシェアハウスという設定です)
この喫茶店付きシェアハウスのオーナーは現在行方不明で、息子のオハナミズキ君(明日が20歳の誕生日)が店頭代理として切り盛りしてます。待ちでは人の頭に取っても取っても花が生えてくる「お花畑」事件が発生してると話題が出ます。シェアハウスの個性豊な住人達が、実は「お花の国」の住人であったマスターとオハナミズキの回収に加えて地球の侵攻をするのですが、多大な犠牲を払いつつなんとか撃退しましたという話です。
フライド チキン=とことん”ヒモ体質”なスケコマシ(後半ではほとんど赤フン状態で出てました)(取り上げられたゲーム機がどんどん出てくるコントは受けました)
赤青 黄色=チキンさん大好きで、働かないチキンに代わって今ではソープで働くことになってしまった薄幸な女性
リーダー丸山=かっこいい黒服のお方であるが、行動が残念な元警視庁勤務さん。どんづまりのネタを考えています(登場シーンでのビスケットのばら撒きは楽しかった)
オハナミズキ=マスター(悪戯とか大好き)の息子で代理店長、実は父と共に地球に来た「お花の国」の住人。20歳になると花になる体質をもつ。救世主になるはずが活躍は・・・でした。
コクモツ元気=変キャラでした
花びらワタゲ=今回のお花騒動の張本人、意気揚々と地球侵攻を進めます。20歳は超えているが、持っている種の効力で人型を保っている。
ひろし=兄、弟とどんづまりというユニット組んでる
木製のどこかで見たような乳母車に乗ってる謎の女性キャラ=実は「お花の国」から以前に来た4人のうちの一人。
ジーザス・クライスト=スーパースター エルサレム・バージョン
劇団四季
自由劇場(東京都)
2014/08/10 (日) ~ 2014/08/24 (日)公演終了
満足度★★★
感情表現が足りないのでは
ジーザス・クライストとユダの苦悩、そして2人のぶつかり合いがもの足りない。
“ロック”ミュージカルではなかったね。
ネタバレBOX
『ジーザス・クライスト=スーパースター』と言えば、ロック・ミュージカル。
映画はもちろん観ている。
好きな映画だ。
今回の四季版は、歌詞をきちんと聞かせようとしているためか、妙にはっきりした発音で歌っている。
そのせいか、歌にビートがなくなっている。
したがって、ロック感がほとんど感じられない。
バックの演奏も同じようにビートがなく、ふんわりした感じなので、余計にロック感を感じない(音も籠もっていた?)。
ロック・ミュージカルを楽しみにしてきた者にとってはそれは残念なのだが、ま、しょうがないか。
ロックなしのミュージカルとして楽しむことにした。
『ジーザス・クライスト=スーパースター』は、ジーザス・クライストと、ユダの苦悩が2本の柱である。そして彼らの絡み合い、ぶつかり合いでその苦悩が表現される。
ユダは、ジーザス・クライストに対する疑問があるからこそ、彼を裏切り、居場所を教えてしまう。
だから、冒頭でユダがジーザス・クライストについて疑問を投げかけるシーンはとても重要だ。
しかし、四季版では、冒頭、ユダが独り言を言っているようで、強い気持ちが感じられない。つまり、ジーザス・クライストにぶつけていないから。
したがって、彼の裏切りが唐突に感じられてしまう。
また、ジーザス・クライストを演じた神永東吾さんは、声とルックスはそれらしいのだが、感情が表に出てこないのが気になる。
まるで、もう「達観」してしまっているようだ。
だから、彼が苦悩していることが伝わってこない。
特に「ゲッセマ」のシーンで、神に「なぜ自分は死ななくてはならないのか」と歌い上げるときに、歌はうまいのだが、感情が見えてこないので、悲痛感が伝わらないのだ。そこはこのミュージカルの肝ではないのか。大切なシーンなのに。
十字架を背負って歩く彼に対して、ユダが現れ、「スーパースター」を歌うシーンがあるのだが、ユダはすでにこの世になく、ジーザス・クライストの中の亡霊(幻影)として現れ、ジーザス・クライストを悩ませるのだが、このときも、ユダは舞台上手の隅にいて、ジーザス・クライストとは絡まない。
だから、幻影を見ているはずの、ジーザス・クライストの感情が見えてこない。
最初に書いたとおり、ジーザス・クライストとユダは、大切な2本の柱であり、彼らが、悩み、それを吐露し、重なり合うところに物語が生まれるのだから、もっと2人を、演出の上でも絡ませ、感情をほとばしらせてほしかった。
ジーザス・クライストや他のソロが歌っているときに、群衆がそれを聞いているシーンがいくつかある。
その群衆シーンがよくない。
何がかと言えば、歌を聞いているときに彼らは身体を揺らすのだが、多くが曲のリズムと違う動かし方をしているからだ。
それがもぞもぞと舞台のあちこちで動いていて、リズムと合ってないから気持ちが悪い。
敢えて全員の動きを揃えない演出なのだろうが、歌を聞いているときには、リズムを感じながら、あるいはリズムを取りながら聞いているので、違う動きが視覚に入ると違和感を感じる。
全体は1時間45分で、とてもスピーディで、手際のいい演出だと思う。
ダレるところなんて一瞬もない。
そこはさすが四季だと思う。
セットの荒野もいい。群衆シーンもいい。なにより自由劇場のサイズがいい。
ただし、観た回は、舞台の前半はノリが悪く、後半からやっと盛り返してきた印象がある。
ジーザス・クライストを演じた神永東吾さんとユダを演じた芝清道さんも(途中よれて残念すぎるところもあったが)後半が良かった。
問題は「感情」と「2人のぶつかり合い」だろう。
それさえなんとかなれば、いいミュージカルになると思う。
できれば、もっと「ロック」して欲しいのだが。
台所の女たちへ
劇団青年座
青年座劇場(東京都)
2014/08/21 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了
満足度★★★★★
新しい試みで青年座のポテンシャルの高さを感じさせてくれたAct3D企画公演
ONEOR8の田村さんの描く作品世界と青年座の持ち味がとてもよくマッチングしていて、今回の企画連続公演の中で最も青年座らしい約2時間の公演でした。この作品を観ながら、田村さんの作・演出で以前他で拝見したレディースクリニックが舞台の「おしるし」という作品につながるところもあるかなと思ったりもしました。
また、今回の三者三様のおもしろいAct3D企画公演を通して観て、各作品の作・演出をセットで外部の同じ方が行っている新しい試みやAct.1からAct.2、Act.3へとよく考えられた演目順序、そのレパートリーの広さなども含め、新しい風を入れたいというこの企画の目的は大いに達せられたのではないでしょうか。
ネタバレBOX
二代目の葬儀のときに起こった出来事の回想シーンでは、三代目の姉妹とその関係者等の娘たちがそれぞれの母親の役を演じており、娘役の俳優さん達の今と昔の演じ分けや取り囲んで配置された母親たちがあたかもその場面を見ながら昔話をしているような構図が実によくできていました。
青年座さんのそのカラーを活かした作品はとてもすばらしいのだが新しいスタイルのものや翻訳ものはどうかなという思い込みというか偏見のようなものがあったのですが、このAct3D企画公演を拝見してかなりそれが払拭されたような気がしました。
また、新しい風を入れようという試みとしては、他では、例えば、今年の俳優座の公演「七人の墓友」などはとてもうまくいっていたと思います。
としくんとリボルバー
うんなま
OVAL THEATER & GALLERY (旧・ロクソドンタブラック)(大阪府)
2014/08/16 (土) ~ 2014/08/17 (日)公演終了
満足度★★
走馬灯のように
心に残った忘れられない出来事 万引き 走馬灯のように切られた瞬間時間 組み合わせて観えてくる。 一つの演出、 面白い視点
ネタバレBOX
心に残った忘れられない出来事 万引き 走馬灯のように切られた瞬間時間 組み合わせて観えてくる。 一つの演出ですが、芝居を見難くしてます、所々に入るうるさいキャラの意味が分からない これも芝居を見難くしている。 面白い視点なのに、もったいない 次回期待。
2人 雑踏の音 // 11人 僕に起こった 遠くで起こった事 起こってない事 目の前で起こった 起こってない事 キョトーン え、 ソープランド ハルカス おーい // ザーーーーー、、、 初めてですか 初めて ないよ 何処行きたい 手つないで さびしい 強がっているから ガールズバー 身悶えする様な あなたの番 唐突にやって来る身悶えする時間 あなたの番です 時間がなく 時間が過ぎる これは始まる話し 終わった話し何ですか キョトーン // 私の話し 祖国 貧しい 私の子 はげ鷹が狙ってる 蠅がたかっている 先進国はピストル売る 私おにぎり にぎる 風俗 別の所へ あいたかっね // カチ カチ カチ カチ・・・ // 僕は夜の町を歩いていた 暑いですよね 暑い? 僕は寒い変なの 歩く歩く ぐる ぐる コンビニへ入店
トイレ入っている おでんどうぞ 520円・・・食べてる 金ーーー トイレから出て来ない パンを買おう 食パン メロンパン アンパン その時万引きした // 食パン トースターでチン バター バリバリ食べる // スクリーン 完食 TV 宮本CMの宮本です 時間がすぎる // 目を閉じれば夜 開ければ朝 昼は何処 //水 雑踏 // 昼下がりは突然に過ぎて行く 終わった話 始まる話 ヒーローは速い ヒーローにヒロインがインタビュー // エリコ ノブー 久しぶり こっちこないの なんで なんでも 高い所から失礼い致します。 そっち行っていい ダメェー エリコはダメェー // (始めにもどる)実感の無い時間 これから起こる事 起こった事 ソープランド 選んで下さい ヒーローに成りたかった ウエスキック ウエスパンチ ウエスビーム いい加減にして下さい。人呼ぶ
誰を 私達そろそろ 僕の番は君だー 暑いね ツカサキにパンあげる パンは鉄砲の音 今日のエリコ意地悪ね // TV宮本 食パン食べる ん 馬のマスク // 67点 可 // ササクレトト です // あなたの番ですよ あなた 誰ですか 僕は そのー コンビニへ入店 アンパン ジャムパン 食パン 夜のコンビニわくわくするよね 正味期限切れのパン わたしは犬 わんぱん わんぱん 飛行機の音 搭乗口です お父さん ラジオ体操 わたしがお父さん // カン カンカン // 誰もいなくなった わたしはのら はいかい 終わった 蝉の音 ずっと以前から気付いていた事を 再認識 熱中症バタリ 風鈴の音 夏は暑い この子どうなちゃう 唐突だね 暑いね 行こうか もしもしあなたの番ですよ // その瞬間 出来心 食パンを万引き 私の番はあなたです。
いける いける いける だめでしょ 実感が無い
120円金無いの だってこれは僕の番 僕のパン コーラ 麦茶 アクエリアス ウーロン茶 お疲れ様 // ・・・ // 実感が無い だから・・・ 食パン食べる 万引きした食パン ヒーローに成りたかった ウノ 言ってない // 何これ 食パン食べる? じゃ食べる 熱上がってる 私だけ見ててよ ヒーロー インタビュー 僕は疲労こんぱい // 夏 こう言う気持は初めてですか この瞬間 身悶えする・・・ 何か飛んで来る 蚊 ハエ チリーン // 帰って 犬 子供が出来ました 物事は突然やって来る
海との対話
東京演劇集団風
レパートリーシアターKAZE(東京都)
2014/08/20 (水) ~ 2014/08/24 (日)公演終了
満足度★★★★
無題1215(14-263)
19:00の回(曇)。18:25会場着、受付(整理番号券あり)、18:45開場。
入って右にひな壇席、左が舞台。かなり横幅のあるセットですが、中央に人が数人上がることができる小さなステージ。マイク、ギター、エフェクターがみえ、その奥はバーのようでもあり、楽屋のようでもあり、コーヒーメーカー、グラス、マイク。衣装、パーカッション、椅子…ただの控え室ではなく、パネルの向こう側やステージを使ったパフォーマンスがあります。
客席よりの床には白い円(スポットライトらしい)、低い位置にセットされたマイクが1本ずつ。開演前から役者は体を動かし、「7分前」のような声がかかる。
「風のBLOG」に稽古写真あり
19:04開演〜20:56終演。
ステージを挟んで左右に半透明の大きなパネルが各3枚あるので、端のほうの席ではみえないところがあるのではないかと思います。ですのでできるだけ中央の席で。また、このパネルには字幕(左右同じ)が映るのですが、中央位置からですと両端の文字がほとんど見えませんでした。
劇中の演奏は「異邦人(2012/8)」以来。半分ほどは後ろ向きで、そこにいる役者が聴いているという構図。
手前の白い円に出てくると観客にいろいろ訴える…のですが、何かまとまった物語ではなさそうでした。直接、海を示唆するものはなかったように思います(見逃している?)が、不可思議な力強さがあったこと、観客との対話が面白かったのと、目の前が渋谷さんだったこともあり楽しめました。
Lost Memory Theatre
KAAT神奈川芸術劇場
KAAT神奈川芸術劇場・ホール(神奈川県)
2014/08/21 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了
満足度★★★★
演出が素晴らしい!魅了された!!
脚本は小劇場で活躍している谷賢一さん、演出は白井晃さん。
役者陣も山本耕史さん、江波杏子さんが出演。
芸術劇場で公演されるのに相応しい、魅力的な作品。
斬新で芸術的な演出だった!
上演時間約2時間10分(休憩含む)
ネタバレBOX
生演奏、生歌、マイクを使用した演出、バレリーナの踊り、効果的な照明等、鮮やかな舞台だった!
いやー、次から次へと凄かったなあ(笑)。
後方で演奏していた、生演奏の舞台が前面まで移動してくるのは斬新だった。
役者では、江波杏子さんの貫録ある芝居が良かったかな。
子どもを蝕む“ヘルパトロール脳”の恐怖
core of bells
SuperDeluxe(東京都)
2014/08/20 (水) ~ 2014/08/20 (水)公演終了
満足度★
地獄の迷宮
バンドの形態で演劇的なパフォーマンスをするグループが、悪魔のしるしの危口統之さんと組んだ公演で、今回は全く演奏しないという暴挙(?)に出ていて、内容も酷かったのですが、その潔さに清々しさを感じました。
会場全体がプラダン製の壁で細かく仕切られて巨大な迷路になっていてる中で、「ヘルパトロール」と題された人狼ゲームに似たゲームを観客が行う趣向で、ゲームが進むに従って迷路が破壊される展開でした。どういうオチが用意されているのか期待しながら、目を瞑ってひたすら足踏みをさせられる時間を過ごしていると、何もないまま終わってしまいました。
いきなり行うには複雑な割りにはゲームとしてバランスしていないルールや、会場中央の一段上がった所に設置された一度も演奏されないドラムセットの存在といった様々な要素が思わせ振りで、芸術的・政治的な深読みを誘う意図も感じられましたが、参加型イベントとして全然楽しくなく(これも意図されたものかもしれませんが)、お金と時間を無駄にしたように感じました。
バンドの公演なのに演奏しなかったり、1回の公演の為だけに大掛りな美術を組む様な大胆さは良いと思いますが、その大胆さに説得力が欲しかったです。
【終演しました!】ピンポンしょうじょ→
劇団ダブルデック
OFF OFFシアター(東京都)
2014/08/21 (木) ~ 2014/08/24 (日)公演終了
演劇っていいですね
役者音響照明が一体となった演出がさすがです。
役者がみんな魅力的。
演劇っていいものだなと思わせてくれるところがダブルデックのよいところだと思います!
ヒューマンエラー
青年団若手自主企画田上企画
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/08/20 (水) ~ 2014/08/24 (日)公演終了
満足度★★★
セパレート
面白い。80分。
ネタバレBOX
長谷川(村井まどか)…ゼネコンの現場監督。まだペーペー。一人で吉野屋行った。
玉城(佐藤誠)…床職人。暗いのが怖く、幽霊を信じる。
楊(石松太一)…壁紙職人。中国人。怒りっぽい。
二鍋(田山幹雄)…揚重工。いい体してる。
三井(天明留理子)…不動産屋。うんこの犯人探しで職人を疑う。
山口(川隅奈保子)…分譲マンション購入者。うんこと幽霊にショックを受ける。
完成間近のマンション302号室にうんこがされていた。職人や不動産屋含め犯人探しに躍起になる。山口にうんこがバレた翌日、またうんこがされてしまうが、現場で見かけた山口の子がうんこしたと白状するが…・。
山口の子(石松太一)と仲良かった女の子(村井まどか)がバイクで事故り他界。子がいつまでも女の子の死を引きずっているため住宅を購入した山口。それにうんこで対抗する子という話。ほんわかでコミカルな現場にスッと暗い光を照らすような構成がうまい。ラスト、またうんこがあったとショックを受ける三井と驚く一同。ちょっと幽霊な感じを匂わせ幕。
独特の調子。半音ズラすような勘所で攻めてくるよう。二回目のうんこの際に二鍋が放った「夢か」が妙なリアリティがあってウケた。
JOKERS
[DISH]プロデュース
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2014/08/20 (水) ~ 2014/08/24 (日)公演終了
満足度★★★★
もっとふざけろよ
終盤に近いシーンで 拓郎が多万喜に言うこのせりふ、効いている。
JOKERS ってタイトルも うん、見終わると「なるほど」と膝を叩きたくなる。
私も 役者陣の達者なテンポいい演技に、練りあげられてるがゆえの匂いは感じたが、それを不快には感じなかった。関東版のコテコテ感、みたいだな、とそれも楽しめた。
でもコテコテの合間に 冷たーいお水を飲む、ああ、しみじみ、美味しいと呟く。それが空ちゃんを演じた吉田珠子ちゃんの存在!
失礼。まだ子供だからって ちゃん付けしましたが、彼女のカタにはまっていない、時には舞台にただ立っているだけとおもわせる存在が、この二時間の芝居をイキイキとさせていたと思うのであります。
これでもかこれでもかと繰り出されるエンタメ爆弾にはほんとにやられっぱなしでした。
あっちゅう間の二時間。チケプレにてラッキーな体験を感謝。
海との対話
東京演劇集団風
レパートリーシアターKAZE(東京都)
2014/08/20 (水) ~ 2014/08/24 (日)公演終了
満足度★★★
何かを。
何かを訴えているような、う~ん。考えながら見ていたら終わってしまいました。独特な世界観でした。
花、走る!
ユーキース・エンタテインメント
サンモールスタジオ(東京都)
2014/08/19 (火) ~ 2014/08/24 (日)公演終了
満足度★★★
大熱演!!
“おバカな奴らのおバカな物語!ファアンタジックおバカコメディー!!”確かに説明どおりのおバカな話。受けない笑いネタも多数。しかし、なんというかそれを汗流して、必死になって演じているキャストには感服!!後半は圧倒されるというか、物凄い迫力でした。特に林修司さん、目が血走るくらいの大熱演!!お疲れ様でした。
ダーリン!ダーリン!
劇団ズッキュン娘
シアター風姿花伝(東京都)
2014/08/13 (水) ~ 2014/08/18 (月)公演終了
満足度★★★
楽しくはあったけど
歌あり踊りありで、とても楽しかったんだけど・・・(続きはネタバレBOXで)
ネタバレBOX
僕が来た回だけかもしれないけど、観客のほとんどが男性(おじさん)で、内容が女子高生・女子大生の恋物語って、ちょっとターゲット層があっていないんじゃない?と思った。
(アイドルのおっかけみたいな人も多かったし)。
あと、アフターイベントはもう少し考えたほうが良いかも。というのはアフターイベントがすばらしすぎて、本編の内容が綺麗に吹き飛んでしまったのでw。
海との対話
東京演劇集団風
レパートリーシアターKAZE(東京都)
2014/08/20 (水) ~ 2014/08/24 (日)公演終了
満足度★★★★
難解だが、力強い印象
「難解な芝居だ」というのが印象である。観客が素で観て分かるという、普通の芝居ではないと思う。その見せ方やセリフが独特だ。さらに字幕が映し出されるがその内容も理解し難い。しかし、どの場面も迫力があり印象深い公演であった。
ネタバレBOX
会場配置は入って左側が舞台、右側が客席になっており舞台面よりいくらか高くなっている。舞台側は客席に対して平行に磨りガラスがあり、舞台を前後に仕切っている。ただし磨りガラスは中央部分だけがなく、低位のステージが設置。客席ひな壇から見下ろしたその無空間から裏(奥)が見える仕掛けになっている。
芝居は、基本的に表(前)舞台で行うため、演じる役者が奥から出てくる。さしずめ奥は楽屋のようである。
場内は薄暗く役者にスポットライトをあてることで観客に集中させる。当日パンフによれば、本公演は12エピソード(場面)からなるそうだが、それぞれがリリックのような描き方である。個人的には何かストーリーを掴むとか表現を理解しようとしても難しいと思う。観たままを”感じる“に徹すると場面ごとが印象深い。表舞台は人間の孤独・煩悩、性癖などの「苦」を、そして裏(奥)舞台は楽しげに談笑、飲酒している姿は「楽」という感じである。自身を内省し対話する。そして内なる「苦」に立ち向かうファイティング…。このアクションがカッコイイ。
神と遊べば
コロブチカ
小劇場B1(東京都)
2014/08/19 (火) ~ 2014/08/24 (日)公演終了
満足度★★
福島彩子さんの
振り付け・・・うーんどこに出てたのだろう。せっかくのセンスが人数多すぎてもったいない。言うほどダンサブルではなかったかな。そんな中、コマワリ花子(警察官)役の高橋明日香さんはダンス切れてましたね~。そしてコスプレがとってもかわいい♪
美男、美女をわんさか出演させてのわけわからん芝居でしたが、(残念ながら笑いのつぼではなかった)ニンフ1役の緒川真生さんのメイクと衣装そして存在感で☆2かな
インザマッド(ただし太陽の下)
範宙遊泳
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/08/09 (土) ~ 2014/08/17 (日)公演終了
満足度★★★
わからないなりに
内容をわかろうと努力してみたが、なんだか途中でどうでもいいわって感じになってきたので、気分を切り替えて演出を楽しむことにしました。シルエットだけ見ていると陰影がとても綺麗でした。人の動きを見てしまうと、とたんに華や魅力がなくなってしまうので、これは肉体の柔軟性とかキレの問題なのかなぁ~と思ったり。スクリーンの使い方が上手くて飽きさせない展開も素敵でした。でもどの役者さんよりも雄弁に語りかけてきたのがスクリーンに浮かぶ文字だったとなると、やっぱり、発せられた言葉や動きより文字の方が勝っていたということになるのでしょうか。。ん~~10-2くらい?
TRUTH
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2014/07/26 (土) ~ 2014/08/17 (日)公演終了
満足度★★★
思ったよりよかった
キャラメルで『悲劇』と聞いて、ちょっと不安だったのですが、よかったです。
思ったほど悲劇じゃない。
「TRUTH」というテーマもシンプルに伝わって来ました。
ネタバレBOX
主人公が聴力を失ったという設定で、筆談での会話が繰り広げられるのは、場面によってはちょっと無理があると感じましたが。
そして、弦次郎が、仲間に取り囲まれて白刃を向けられているときに、「待ってくれ」「誤解だ」とはいいながら「鏡吾にだまされた」という肝心な一言をいつまでも言わないことにも、違和感ありました。
だったら、墓の中まで持っていくのか、どういう意味があるのかと思っていたら、手紙に書いて皆の知るところになるというオチに苦笑。
彼女にだけは本当のことを知ってほしいということなのでしょうが、今後のことを考えてもちゃんと言うべきじゃないの。自分以外の仲間も危ないじゃないの。
それでも、さわやかな幕末青春グラフィティ無名の志士編って感じで楽しめました。
鏡吾はおいしい役ですね。
山犬
OFFICE SHIKA
座・高円寺1(東京都)
2014/08/07 (木) ~ 2014/08/17 (日)公演終了
満足度★★
残念
ホラーということで楽しみにしていましたが、ホラーチックではなく、グロはいまひとつ好みではなく、ギャグは(↓アキラさんがネタバレ欄で書いていますが)かなり古かったです。
友達を誘って行ったのですが、ちょっといたたまれなかった。
ISOPPさんの身体の動きだけが際立っていて、そこに☆追加。
ネタバレBOX
美味しんぼの真似やヒゲダンスには、客席ポカンでした。(笑っている人もいましたが、苦笑に近いと思います)
やや最近のネタの野々村議員のモノマネ(似てましたが・笑)も、2回もやるとクドイ。
最後に双子の兄が登場して謎解きをするようで、やっぱりつじつまがあわないのが、モヤモヤしました。
役者さんは良い人たちがそろっていたと思いますので、ただ、残念です。