無伴奏ソナタ
演劇集団キャラメルボックス
サンシャイン劇場(東京都)
2014/09/26 (金) ~ 2014/10/01 (水)公演終了
満足度★★★★★
原作は昔に読んだことあります
1度だけながらタイトルも内容もハッキリと記憶されています
=名作の所以ですね(^^)
主人公の人生を交響曲に準えて第1章ではなく、
第1楽章・第2楽章と表記されていたのがユニークに思えて印象が強かったです
=タイトルにもかけてますよね
初演知ってたら観に行ったのに・・・ってリベンジでの観劇です
どんな展開になるのかわかっているのに目が離せない舞台であり、
原作読んで自分の想像していたシーンが目の前に舞台化されるのは感動ひとしおでした。
ちなみに舞台上やら紙面上でアンケートを欲しがっていた割りに回収手段がお粗末で、不要なチラシの回収BOXはあったが、アンケートの回収BOXみたいのは無かったなぁ。スタッフさんもアンケート回収行動はしてなかったように思えた(←改善の余地が多いと思うデスよ、Yahoo検索とかランキング調べよりもねぇ・・・。)2時間強の舞台でありました。
ネタバレBOX
想像だけしていた曲や歌が実際に舞台上で演奏されるのは凄い感動でありました
オープニングのハンドベル鳴らすシーンは、音に合わせて上からのスポットライトが音の広がりのように中心の人物から周囲に拡散する照明=光の動きは幻想的で綺麗でした♪
尺の関係でもあるでしょうが、主人公がピアノに初めて触れるシーンでは全ての鍵の音を確かめる場面は再現して欲しかったです。→いきなりどの鍵盤がどんな音を出すのか解らないはずが見事な演奏しては・・演劇の嘘極まれりって感じがチト残念でありました。
人の行動原理・原動力は報酬や賞賛だなぁって再確認できました
=主人公が音楽を禁じられ、専用楽器も指を無くしても音楽を続け求めたものは人々からの賞賛だったんだろうなって感じました。
ウオッチャーは不気味で優しい感じが原作の印象通りに舞台で演じられてて、とっても納得できました。初演時と同じ配役だそうで、ゲストさんの存在感は凄かったです。
お話はザックリ言うと、人の職業が2歳時の検査で振り分けられる世界で、主人公クリスチャン・ハロルドセンは生後6ヶ月の障害検査にて音楽の才能が見出され=天才認定されて既成の音楽から切り離された世界で独自の音楽を創造するメーカーとなるも、バッハの音楽を聴き独創性が無くなり音楽を作ることを止めさせられるが、音楽を作り続けることを止められず声や指を失い、遂には逆に法を守る側=ウオッチャーになる。という話です。
この世界でのメーカーは、リスナーと呼ばれる評価者が認めた作品が世に出されるのですが。メーカー自身は人との接触がまったく無く、作り上げた作品を直接賞賛されたりする事がまったく無いのであり、これが多分クリスチャンの止められない音楽への渇望に結びつくのかなぁと思いました。
メーカーを辞めさせられてドライバーになり、行きつけの店のピアノを弾き。クリスチャンの音楽は人の心を動かしてしまい、気軽な付き合いの出来る店の雰囲気は重苦しいものになり。交通誘導員になった時に作った歌は全米に口コミで広がってしまうのでした。
アリはフリスクを食べない
青年団若手自主企画 伊藤企画
アトリエ春風舎(東京都)
2014/09/26 (金) ~ 2014/10/05 (日)公演終了
満足度★★★★★
善悪の彼岸/約90分
軽めのタイトルとチラシからそういう作品をイメージしてたら、全然違った。
いや、“軽めの生活劇”みたいな手触りを持ちながら、描かれていることは身につまされてお釣りが来るくらい凄まじく、なんというのか、甘く見ていたホカロンで火傷を負わされたような印象。
人生には誰がどうしたところでどうにもならないことがある。
そのことをイヤっつーほど思い知らされる、ジリジリと胸を焦がされるような劇でした。
私の観た回は七、八分の入りでしたが、もっともっと多くの人に観られるべき作品。
きめ細やかな脚本と演出によって本作を作り上げた伊藤毅さん、一筋縄ではいかない人間の心の機微を精妙極まる演技で表現した役者の皆さんには頭が下がります。
ハイパーミラクルマイファーザー!
ボビボビ。
「劇」小劇場(東京都)
2014/06/17 (火) ~ 2014/06/22 (日)公演終了
満足度★★★★
面白かった
子供の夢はむげに否定せずに、自分の経験をプラスしてアドバイスすべきと言った感じか。少し読める展開もあったが、熱いが面白く笑いか散りばめられた舞台でした。
『ALice, where are you going? /アリスどこに行くの?』
バストリオ
神保町・試聴室(東京都)
2014/09/26 (金) ~ 2014/10/01 (水)公演終了
満足度★★★
居場所についてのコラージュ
言葉、身体表現、音、映像が対等に扱われた、イメージ豊かな表現が魅力的な作品でした。
舞台奥上手にドラムセット、下手に銅羅やパーカッションが設置されていて、ドラムの短かく激しいフレーズに合わせて役者達が踊るように動く前半に続いて演奏だけのシーンがあり、後半では金属製楽器中心の神秘的な持続音が響き続ける中でパフォーマンスが繰り広げられる構成で、一貫性のある物語は無く、『不思議の国のアリス』との関連がうっすらと感じられる断片的なシーンが連なって、自身の居る場所について考えさせる内容でした。
ペットボトルの水、林檎、小石、マッチの火といった小道具が場面毎に様々なイメージを連想させ、狭い空間の中に独特の開放感が漂っていてました。
動きや佇まいにアリスを連想させる少女的なエロティシズムが感じられ、印象に残りました。
作品は良かったのですが、客席の丸椅子を人の肩幅より狭く配置していた為、80分近く不自然な体勢を取らざるを得ず、後半はかなり苦痛でした。また座り込んでの演技や床に置かれた小道具は全く見えずストレスを感じました。演出家あるいは制作担当が客席に実際に座ってチェックして欲しかったです。
怪獣使いの娘たち
味わい堂々×バジリコFバジオ合同公演
駅前劇場(東京都)
2014/06/18 (水) ~ 2014/06/24 (火)公演終了
満足度★★★
合同公演を意思しすぎか
面白くは感じたのだが、なんか物語の主軸がわかりにくいと感じ(中盤テンポが悪いと感じたのも要因のひとつか?)、また、キャラがちょっと多過ぎるかなとも感じた。合同公演というのに縛られ過ぎ(意識しすぎ)すぎたかな?
お父ちゃん
アタシファンタジー
ゆうど(東京都)
2014/06/20 (金) ~ 2014/06/22 (日)公演終了
満足度★★★
家族な話
お父ちゃんにまつわる三つの物語。実はちょっと不思議な物語だったり、妄想だったり、想いを独白したり(あくまで個人的見解)と、色んな物語でした。ちょっとお父ちゃんというより、家族な話と感じたのもあったが、なかなかには面白かった。
“秋の、死んで貰います祭り!!”地獄の3本同時上演!!!
good morning N°5
OFF OFFシアター(東京都)
2014/09/26 (金) ~ 2014/10/04 (土)公演終了
満足度★★★★★
これはまた、どえらいことに
『愛欲の乱』観劇。
これだけ女優陣がパワフルな舞台を観たのは初めてかも。皆さんのはじけっぷりが凄い!!
あとは嵌れるかだけ…
「売春捜査官」のチラシのイメージだけで野口かおるさんを舞台上探すも結局、帰路につくまで判らなかった。
騒音と闇 ドイツ凱旋ver.
革命アイドル暴走ちゃん
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/09/25 (木) ~ 2014/09/30 (火)公演終了
満足度★★★★★
2回目
昨日はマイクと最前列の間が30cmだった。今日の昼は80cm。パフォーマンスがよく見えた。1人1人の力量が前より上がっているように思えた。(^_^)/
『目』 見るだけでなく
KARAS
KARAS APPARATUS(東京都)
2014/09/28 (日) ~ 2014/10/04 (土)公演終了
満足度★★★★★
無題1267(14-306)
20:00の回(曇)。19:30受付、地下一階で待機、19:57開場、20:08開演~20:54終演。クラシックをまるまる1曲使った佐東さんのソロ。オープニングからして「サモトラケのニケ」が星の光に乗って舞い降りてきたような光と闇の展開。大きく翼を拡げゆったりと降り立つのを目にすると聴こえてくる曲。偉大な作曲家と対峙するかのような舞、楽章ごとに「目」「耳」に届くものがシンクロするのでした。ラストは微かな明かりの中、遠いところへ戻ってゆくような演出。
いつものトークは佐東さんおひとりで。
踊ることと同じように言葉で伝える機会を持つことも大事。
どう音楽とともにあるか、初めて「対面する気持ち」になれた。
カラダで向き合うことは耳で聴いているだけとはずいぶん違う。
落伍者。
ラチェットレンチF
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2014/09/26 (金) ~ 2014/09/30 (火)公演終了
満足度★★★★★
真摯な…
落語という芸を極める噺家の物語。
落語は世相・人情を滑稽な咄(はなし)に仕立て、最後に落ちのあるもの、だと言う。
公演でもその咄を十分取り入れて味わい深く仕上げていた。
ネタバレBOX
「死神」 「品川心中」 をモチーフにした物語であったと思う。
落語の咄 「死神」 に研きをかけ名人域を目指す話と、公演全体を牽引するミステリアスな咄 「品川心中」 を上手に紡いでいた。
少し強引な展開もあるが、“咄”のエキスは十分注ぎ込まれていた。その脚本・演出に応えたキャストの演技は見応えがあった。
さて、釣り好きな噺家の最後は…落語だけにその「オチ」は海に「落ち」たようなイメージを持たせ…。
今後の公演も楽しみにしております。
男ばかりの会話劇 『アベンジャーズ Ver2014』
カプセル兵団
STAGE+PLUS(大阪府)
2014/09/19 (金) ~ 2014/09/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
ヒーローは死なないんだよ。。。。
カッコいい!! 上手い演技 また見たいですわ!!
面白かった!!
時空の穴が開いちまった でかい敵 数 ヒューン バギン バギン
行くか 死んだら香典5万包んでやるよ
ヒーローは死なないんだよ。。。。
ネタバレBOX
ダダダダ バキ ガキ ガシャーん ドーーン チーンチーンチーン 葬式に来た男2人 先輩が死ぬとは思わなかった ヒーローの死 // 光りのヒーロー上から目線のしゃべり方 死にかけの人に、
1人探偵 2丁拳銃、 私改造系 30年 大変 チームだから 1年で ヒーロー大戦 しんどかった 20年 一万歳 // 1人 アメリカから日米安保 最大のヒーローは米軍だ 何しに来た 昔共闘張った 焼香の仕方? ご当地ヒーロー 先輩が殺られるとは、おもわなかったな 今度の敵は 神 政府が集めた みんな同じ レンジャー アメリカは素のまま なぜタイツ 日本では悪の組織は無い 怪人と怪獣の意味 最近怪獣は組織だって 昔はばれない様に 私らは皆さん知っている 金さん 水戸黄門 最後にばらす権力 社会の象徴 ねずみ小僧とヒーローは似ている 国が正義だったら滅びる。 国がヒーローを持つのは変だ 日本は軍を持たない 日本は悪 アメリカが善 軍が無いからヒーローが生 香典5万 3千円ぐらいだろ4万7千返せ アベンジャーズに入る フラ~っと帰って来るかな 包帯
まみれ帰ってきた。 情報がほしいのか、
次に時空の穴が開いた時 今度の敵の大きさは、偏西風並 偏西風の異常で干ばつ 台風 天狗みたい 二酸化炭素が大好き あいうえおいうえお ・・・吸って アベンジャーズ バズーガ 息を吸いながら 俺死んでるねん 2年ぶり娘が1人暮らしを始める 本当のメッセージを読む じゃあね 天国に 地獄 いっぱい殺生したからな そんなせっしょうな じゃ 行く // 私はアベンジャーズへ行かない 引退した 記憶から忘れられた時復活も出来なくなる 黄金バット 赤胴 能力? パンツを被るだけでヒーロー 多くいる その時代に望まれて 生まれて来たんです 僕たちが命に換えても 命に換えないで下さい
地球の未来を頼みましたよ 気をつけて 戦うのは、ヒーローだけじゃない だから切望 希望の それがヒーロー、 ヘイ4万7千円 ヘイ ヘイ 4万7千分円 じゃ僕も行きます 気をつけて 俺達の分も 俺たちの地球頼んだぜ 何時でも来て下さい 前の方開けて待ってますから 良いも悪いも リモコンしだい // 子供の頃助けた 時間がたち その子を助けた 親子で喜んでくれた // 時空の穴が開いちまった でかい敵 数 ヒューン バギン バギン
行くか 死んだら香典5万包んでやるよ
ヒーローは死なないんだよ。。。。
あの空の向こうへ
ノーコンタクツ
萬劇場(東京都)
2014/09/26 (金) ~ 2014/09/28 (日)公演終了
満足度★★★★
戦争ゲームごっこではない
戦争シミュレーションソフトの開発に関する芝居と思っていたが、そんな単純なものではなく、人間ドラマであり、社会ドラマでもある。
そこにミステリー要素も加え見応えのある公演に仕上げていた。
いくつかダンスシーンがあるが、ノーコンタクツの公演だから…でしょうね。
ネタバレBOX
1945年、戦艦大和は出撃し撃沈する…これが事実。
その乗組員がタイムスリップして現代に現れる。
科学者は、その事象を確認するためゲームメーカーへ大和の戦闘シーンを再現させる。そして撃沈(事実)を回避するシミュレーションの模索が始まる。
事実を知らされず集められたゲーマー達は、必死に攻防シミュレーションを繰り返すが、沈没は避けられない。
その苛立ちと、シミュレーションする意味を問うことになり…。この乗組員を助けるためだが、その手立ては見つからない。
結論は乗船しないことだが、それに対する返答は「自分は軍人だから出来ない」と。「『殺される』 と 『殺す』 の二者択一を求められたらどうするか?」 「どちらも厭だが、それが戦争だ」 という重い台詞の応酬に、「戦争」の無意味さが込められる。
今後の公演にも期待しております。
この岐阜の果て
劇団献身
プロト・シアター(東京都)
2014/09/25 (木) ~ 2014/09/29 (月)公演終了
満足度★★★★★
想像以上の面白さでした。
シリアスなテーマがであるにも拘らず、始めから終わりまで余すところ無く笑いに溢れていました。また、話が切り換わる場面が多くありましたが、演出が良かったため、置いて行かれることなく観ることができました。想像以上の面白さに脱帽です。素敵な時間をありがとうございました。
スティング・オペレーション
THE ROB CARLTON
元・立誠小学校(京都府)
2014/09/11 (木) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★
今回もやはり面白かった
京都まで出向くのは正直億劫。でもTHE ROB CARLTONはハズせないです。まずチケットのデザインが公演毎に違っていてステキ。チケットを受け取った瞬間に高まる期待。で公演冒頭ボブ・マーサム氏の登場で一笑。何だか笑ってしまうんですよね。その後もニヤニヤ、クスクス、アハハの繰り返し。あ~っ楽しかった!今回客演のマゴノテさんお二人も気になりました。イベントチェックですわ。
朝劇「彼女は誰のもの?」【9月10月全話やります!土曜日増刊号も!】
朝劇
CAFE SALVADOR(千代田区丸の内 3 - 2 - 3 富士ビル1F) (東京都)
2014/04/01 (火) ~ 2014/10/21 (火)公演終了
満足度★★★★★
面白いし美味しい♪
一作目から観させて頂いていますが、毎回期待を裏切られません!
出演者四人にしか作れない空気感、テンポ感、アドリブと そしてアドリブ返し(笑)
朝から笑顔が張り付いて、一日笑顔でいられます(^ ^)
これからも朝劇が続きますように☆
騒音と闇 ドイツ凱旋ver.
革命アイドル暴走ちゃん
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/09/25 (木) ~ 2014/09/30 (火)公演終了
満足度★★★★★
3階席から
初めてカッパなしで観劇。
最前センターよりも、4列目センターよりも、特等席かもしれない。
1) なにより美しかった。ヲタ芸はもちろん芝居シーンも。ジーンときた。
2) 一番後ろまで見えすぎ。後方のアクトがこんなに素晴らしいとは!統一感がすごい。
3) 騒げる。モノが降り注いでこないので自由度高し。
それよりも何よりも、出演者+演助の方たちの動きのスムースさが驚愕。
だから観ていて楽しいんだな。
ネタバレというか本音をネタバレBOXに追加。
ネタバレBOX
自称暴走ちゃんファンという欲目を考慮しても今回の公演は大成功だったように思えた。
作品自体のすばらしさ: アクト自体もさることながら、音源・照明・舞台装置や、チームの一体感がいい。
照明は、色の使い方が特にきれいだった。赤やキラキラ、最前でセンターを見上げて美しい、と思うことしばしば。それに加えてセンターに降り注ぐ紙吹雪。これも美。
今回、プリセットや全体の小道具の流れがスムースだった。今までもあったのかもしれないけど、何人かの分がまとめてセットしてあって、さっと他の人にもパスしていたりして、おっと思った。これが全体の流れをよくしているんだろうと。
龍なんかも好き。
公演としては、10代後半から20代前半の女性のお客さんが多かったなあ、という印象。しかもものすごく観る前から観たあとまではしゃいでいた。いいことだと思う。あとカップルも目立った。高校生らしいカップルとかもいて確かにいいデートイベントかもしれない。
(もっともっと女性やカップルが増えたらいいと思う。その時は、おっさんはいきづらくなるけど。)
それもこれもキャストの方や現場にいる方すべての「気持ち」があるからこそ、だと思う。
正直、アクの強い人はいない。自分がメインになっているアクトでも、周りを押しのけて自分だけ目立つというのは皆無。自分って上手いでしょ、っていうテクニック自慢も皆無。
元々優しい方ばかりなんだと思う。これがエンターテイメントだと強く感心して感謝した。
加えて、みんな笑顔。特に優しい笑顔だなあと思ったのは、あーりんさん、こーまさん、さやかさん、きんさん、あゆみさん、ほーぼさん、山岡さん、藤田さん、あきさん、ゆっきーさん...、って書き出すと止まらないぐらい。これが全体の雰囲気をやわらかくしているのだと。
今回、全員の顔と名前が完全に一致した。しかもどの人もどこかのシーンで印象に残っている。いいアクトいただきました。
横浜は、「基本型」という感じでフレッシュさいっぱいで物足りない感じもあったが、結構今回、相当なところまで進化してしまった。これ以上アクセントつけると全体としてのよさが消えてしまう気がする。
その意味で、騒音と闇が今回で締め、というのはいいことかも。
でも、次回どうなるか、期待と不安が混ざっているというのが正直な気持ち。
最後に、劇団員3パターンのGod knows…:それぞれ印象が違う。どう表現していいかわからないけど、見終わったときの気持ちが違う。いい組み合わせだ。
---------
ここから2つ与太。
1)オペレーション
個人的な話になるが、仕事で「事務フローの効率化」や「組織風土改革」のようなプロジェクトに携わることがある。
暴走ちゃん観ていて、こんな組織(チーム)作りたいな、といつも思う。
きちんと書かれたマニュアル(台本)が無くても、プリセットから使うまで(片付けは観てないのでわからない)こんなに理路整然と、かつ同じように繰り返しできるのかと。同じ場所に複数セットしていても、使う順と逆にプリセットできるように流れが組まれている。こんなプロセスフロー、普通の会社でちゃんと作れる人あまりいない。しかもスムースに協業している。
組織風土はチームとしての方向性とボトムアップのチカラ。当然、Toco先生のリーダーシップが強いのだが、それを受けてのメンバーの自主的な働きがうまく回っている。そのバランスがいい。
2)選曲
まったく世代が違うのだが、私が一番好きな槇原敬之さんの曲が使われると多分、心臓発作で死ぬと思う。
勝手に想像して楽しんでいるのだけど、例えば、
「Hungry Spider」や「Appreciation」などはメッセージ性あるし、
「僕が一番欲しかったもの」なんて、まさに暴走ちゃんにも当てはまるような。
「Curtain call」も相当当てはまるような。(シニカルに聞こえてまたアンチ増えるかもしれないが)
「どうしようもない僕に天使が降りてきた」はちょっと毛色違うけど、気持ち上がる。
と勝手に書いて締める。
白黒つかない
オレンヂスタ
七ツ寺共同スタジオ(愛知県)
2014/09/25 (木) ~ 2014/10/12 (日)公演終了
満足度★★★★
白黒つかない
言葉や音の激しさではなく、身体の動きで物語を作っていて面白かったです。ピカソ的な芝居だなと個人的に。身体が生み出すリズムは、言葉や音のリズムよりもゆったりします。流されることなく、じっくりと見れたと思います。その結果、言葉がしみじみと入ってきました。
キノコスターさんがやろうとしていることはこういうことなのかな、と感じる台詞がありました。今回はまだその途上であったかと思います。ですがきっとすぐに実を結ぶはずです。大阪あたり、見ごろでしょうか。
ネタバレBOX
ラストが何回もやってきます。気持ちがどんどんと切れてしまったのですが、すべて残さずみる必要はなかったのではと後から気が付きました。つまり、縦置き型マルチエンディングとでも言いましょうか、エンディングが連続して提示されるので、好きなのを選んだらよいのだと思います。本当に白黒つきません。
うぇるかむ to 死にたがりホテル
初恋企画
テアトルBONBON(東京都)
2014/09/25 (木) ~ 2014/09/28 (日)公演終了
満足度★★★★★
失ってから気づくのがほとんどです。
黒いラブレターが届く前に
自分も何とか再生したいものであります。
シャンタンスープ
バンタムクラスステージ
シアター風姿花伝(東京都)
2014/09/18 (木) ~ 2014/09/28 (日)公演終了
満足度★★★
上手い役者が揃っていると思った
が、この作品には足りないところがあり、その魅力は活かされてないように感じた。
笑ったのは、ネタの部分だけだったし。
ネタバレBOX
若手のお笑いの世界を描いた作品であり、劇中で演じられる「お笑いのネタ」がそこそこ面白いので、笑ったのは確かだ。
しかし、ドラマが弱い。
なかなか売れないため、焦りもあり、コンビ仲が微妙な漫才コンビ「シャンタンスープ」が主人公である。
もう、この設定から展開は見えていた。
つまり、45分間なので、「イイ話」にまとめてくるだろうから、2人の関係が(やや)好転していく(あるいはその兆しが見えてくる)だろうと思うからだ。
もちろん、そうなっていく。
ただ、主人公コンビの2人の魅力が描かれていない。
印象として、彼らを含め、漫談や漫才などのネタが多く、彼らの内面や人物の描写が少ないのだ。
つまり、ネタ部分を省くと内容が薄く感じてしまう。
確かに、役者たちはみんなうまい。
存在感もある。
しかし、内容的には「足りない」のだ。
これがもし上演時間45分ではなく、1時間45分だったら、主人公2人の背景がきちんと書き込まれ、観客は2人の男たちに共感できたかもしれない。
役者としては、漫談のトーテムを演じた早田友一さんの、この業界を長く生き抜いてきたというような、したたかさが印象に残った。トーテムのネタも、なんとも、な感じがとてもいい。
シャンタンスープのマネージャーを演じた土屋兼久さんも、前半は単に鬱陶しいだけだったが、後半にかけて、騒々しさの陰に不気味さが見えてくるところがいい。ただ、ときどき挟まれるモノマネは、やっぱり鬱陶しかったけど(笑)。
普段はもっとハードで硬質な内容を上演しているようだが、その片鱗はうかがえた。
U&D&O
おぼんろ
シアター風姿花伝(東京都)
2014/09/18 (木) ~ 2014/09/29 (月)公演終了
満足度★★★★
45分間なのに物語の深みを感じた
初めて「舞台の上」の、おぼんろを観た。
彼らが本来持っている、うまさ、確かさ、ポテンシャルの高さを確認できた舞台だった。
コメディとしての出来は★★ぐらいだが、作品の出来としては★★★★。
間を取って★★★としたいところだが、星の数は作品の出来を優先した。
ネタバレBOX
オープニングで観客を引き込む強引さがいい。
おぼんろらしいという印象。
そういう持って行き方がうまい。
しかし、せっかく観客を引き込んだにもかかわらず、それが本編であまり活かされてないと感じた。
まるでヒーローショーのように(よくは知らないがイメージとして)、オープニングで、観客の拍手や声援よって舞台との一体感をつかんだならば、それを持続させる仕掛けがほしかった。
劇場の舞台の上にあるおぼんろを観たのは初めて。
今までのおぼんろは、いわゆる劇場ではない場所で、観客の間を縦横無尽に走り回っていた。だから、観客との物理的な距離も近く、台詞もダイレクトに観客に届く。
また、舞台の上だけで演技をするわけではないので、観客は身体や頭を動かしたりしながら、役者を追ったりする。だから観客の舞台への参加意識は高くなる。
それでけだけでなく、会場に足を運んだ全観客に役者が熱心に話し掛けたりする。なので、役者も身近に感じることになる。こういうことをする劇団はあまりない。
つまり、「素」の「役者」である自分を見せた上で、そのまま続く芝居の中では「虚構」の「役」を演じるという、ある意味離れ業を見せてくれる。
さっき、「どこから来ました」なんてフランクに話掛けてきたあんちゃんが、すぐに芝居の中で、架空の人物になっているのだ。
これは意外とむずかしいことではないだろうか。
「人」として近くに接してきて、芝居でも近くにいる。だから、おぼんろの役者に対しては、「友だち感覚」を感じてしまうことになる。
だから、今目の前で行われているのは、「知り合いが出ている芝居」になってしまうのだ。
そうした観客と一体感を醸し出すという演出が功を奏している。
だからリピート率が高いのではないか。
しかし、今回はそうした観客との触れあいはなく、普通の芝居として上演された。
唯一の接点がオープニングである。
だから普段の濃厚なかかわり合いができない代わりに、舞台の上からどう観客と濃厚さを増していくのかと思っていたが、結局、(ある意味)普通の演劇となった。
とは言え、そのレベルは決して低くない。
物語としての面白さ、末原拓馬さん、わかばやしめぐみさんのうまさが、45分間観客を引き込んだ。
ただし、ユーモアと笑いはその中にあったものの、コメディ感はなかった。
笑いの多めな、おぼんろだった。
いい悪いではなく、コメディを観に来た者としては物足りなさを感じた。
「コメディ」という言葉にとらわれているのではなく、そもそもこの企画は「コメディフェスティパル」なのだから、それを期待しないわけにはいかない。
舞台と観客席、固定された演技場所、固定された上演時間、コメディという枠組みの中で、もっとおぼんろの良さを発揮できれば、素晴らしい作品になったと思う。
そこが残念。
ただ、今回の公演でおぼんろの良さを知った人も多いのではないだろうか。
彼らの本公演はもっと濃厚で観客を魅了するのだから、そういう人にとってはいい出会いの場ではなかっただろうか。
しかし、「コメディ」フェスティパルを観に来た人にとっては、もうひとつ不発感があったことは否めない。
自由な感じの末原拓馬さんはうまい。
そして、わかばやしめぐみさんのうまさ素晴らしさが十二分に感じられた作品だ。
おぼんろという枠を超えても、その素晴らしさが発揮できるのではないかと思った。
(普通に舞台の上で演じても)
今回の6団体の中で一番印象に残った役者さんだ。
ラストにウドが戻ってきた男に対して「お帰りグギャ」と言うのだが、これは「タケシ」ではなかったのだろうか。家を出てグギャと名乗っていた男が、自分の家に戻ったのだから。
家に戻っても「心は巣立った」という意味で、あえて「グギャ」と言ったと深読みもできないこはないが、そうではなかったと思う。そこまでの伏線がないからだ。
おぼんろは、衣装、小道具も大切な共演者だ。拾ってきたりしたものや自分たちの手作りで、彼らの世界観を作り上げる。
だから、それらが打ち消されてしまう、今回の舞台セットはやはり邪魔だったように思えた。
これから彼らは、舞台のサイズ大きくなるに従い、今までの手法が使えなくなることで、舞台の上と観客の間をどう縮めていくかが、今後の課題となろう。この公演では、それへの道を歩むためのヒントを得たのではないかと思った。