最新の観てきた!クチコミ一覧

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グランギニョル未来

グランギニョル未来

グランギニョル未来2014

ヨコハマ創造都市センター(YCC)(神奈川県)

2014/08/29 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

グランギニョル未来
相性が合わず途中退出。クラウドファンディングをされていたので、もしかしたら今後も継続されるのでしょうか。どういう風に変わっていくのか興味あり。

水面の月、揺れる、揺れる

水面の月、揺れる、揺れる

劇団皇帝ケチャップ

北池袋 新生館シアター(東京都)

2014/09/01 (月) ~ 2014/09/03 (水)公演終了

満足度★★

芝居が・・・
二回目の公演という事で、多少の不安なかったでもないが、とにかく芝居が体の中に入っていない。まるで舞台の上に導線が引かれているように、決まった動きが目立つ。各々の行動に対する感情、それが行動に至るまでの変化があまりにも短絡的。どうにも二時間ドラマ的な話で終わってしまった。

こわくないこわくない

こわくないこわくない

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2014/08/30 (土) ~ 2014/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★

タブー連発
冒頭からタブー連発でめちゃアガる(≧∇≦)。今回は客演多数で色んなチャレンジをされている模様。具体的すぎるセリフは好みじゃないけど個人のダンスのキレは期待通り。ロビーで前回公演「曲がるカーブ」のDVDを購入。

ネタバレBOX

児童ポルノ、監禁、そして人身売買など。過激な題材をブラックユーモアにしてくれる。
こわくないこわくない

こわくないこわくない

クロムモリブデン

赤坂RED/THEATER(東京都)

2014/08/30 (土) ~ 2014/09/15 (月)公演終了

満足度★★★★★

音響最高
帰りに座席から出ようとして足ガクガクのふらっふらになるくらい、音がすごかったーーー本編前の暗転で既にふわふわクラクラしてしまって危なかったーーーだいすきーーーー。

少年口伝隊一九四五

少年口伝隊一九四五

劇団天動虫

pit北/区域(東京都)

2014/09/01 (月) ~ 2014/09/02 (火)公演終了

劇団天動虫初観劇。。。
”若さ”を武器にもっと大胆で独創的な『少年口伝隊一九四五』を観せて欲しかったです。作品のテーマに囚われて、劇団の持ち味が発揮しきれていなかった印象を受けました。

ただ、この作品や演劇に対する”情熱”は非常に感じられたので、今後も注目していきたいと思います。


上演時間:60分

マンマ・ミーア!【2021年4月28日~5月11日公演中止】

マンマ・ミーア!【2021年4月28日~5月11日公演中止】

劇団四季

四季劇場 [秋](東京都)

2014/09/02 (火) ~ 2015/02/08 (日)公演終了

満足度★★★

四季廓言葉
どっちらけでした。

ネタバレBOX

ドナが21年前の7月に建築家のサムと…(てんてんてん)、8月に冒険家のビルと…、同じく8月に銀行家のハリーと…して生まれたのがソフィ。父親を特定しようとしてソフィから極秘に結婚式に招待された三人は三分の一ずつの父親としてソフィを見守ることになり、ソフィとその婚約者スカイは愛し合ってはいるものの結婚式を取り止めて二人探しの旅に出るとのことで、何のこっちゃ。そして、ドナの本命はサムだったこと、またサムもドナとの結婚を当時の婚約者に告げるために一時戻り、8月に帰ってきたら別の男がいたため失意のうちに去ったという経緯も明かされ、離婚して独身となっていたサムがドナに改めて求婚し急遽結婚式を挙げることになり、ハリーは今やゲイ、ビルはドナのバックコーラスだったロージーといい関係になりそうで、まあみんなハッピーエンドの大団円。

話は良しとして、相変わらずの四季廓言葉には閉口しました。例えばですが、三人が皆父親だと認めてしまったことで逆に困ってしまったソフィがスカイに打ち明けたときなども、「ス・カ・イ、た・す・け・て」では緊迫感も何もあったものではありません。

外国から来た研修生のためなのか、誰がやってもいいように画一的な演技を強要するためなのか、ひらがなだけで書かれた台本をパソコンで音声変換して練習しているのではないかと思ってしまうくらいでした。
ダーリン!ダーリン!

ダーリン!ダーリン!

劇団ズッキュン娘

シアター風姿花伝(東京都)

2014/08/13 (水) ~ 2014/08/18 (月)公演終了

満足度★★★★★

藤吉、また腕をあげたな
いささかめんどくさいオンナ・雛子とやや内向的な足立君の大学生カップルの恋の顛末…。
前作よりコメディ色が濃い前半はベタ・類型的でツッ込みどころもいくつかあるがイキオイがあってグイグイ引っ張るし、後半は従来通りのいかにも女性作家、な部分に加えてオトコのキモチをズバリ表現してドキリ…もとい、ズッキュンとさせて(笑)見事。
終盤、全員が揃った時にアンによって語られる(台本66ページね)足立君に、同じ“そっち系男子(謎)”として甚く共感したのはσ(^-^)だけではあるまい。
また、そこに至るまで上手く彼を出さないワザはもはやお手のものだろうが、今回はあの場面で彼が確かに「いる」と感じたのだ。
そして、表見上は雛子が主役、アンが準主役のようだけれど、本当の主役は1度も舞台上に登場しないが、雛子に引け目を感じ、母からは思う通りの枠にはめこまれようとされている中から自分の進む道を見出した足立君なのではないか?
さらに、最初は併走しているパン屋のハナシと女子大学生のハナシ、両者の接点を察するヒントを出し、その後に明かすタイミングも的確だし、明かした後も基本は併走で、全員がやっと集結したところでクライマックスを迎える構造がまた巧い。
そんな中に前作も観ていた観客への目くばせまで仕込んで、藤吉主宰、劇作家としてまた腕をあげたな。
あと、くまゆか嬢の設定、最初は「え、それはどうよ?」と思ったけれど、ある場面で説得力のある演技を見せられて得心がいった。(注:普段からそういう印象がある、ということでは決してない)
ところで劇中登場した「中にはメロンクリームが入ったメロンパン」、実際に具体的なモデルがあるのだろうか?

青春再来我愛你(セイシュンサイライウォーアイニィ)

青春再来我愛你(セイシュンサイライウォーアイニィ)

かのうとおっさん

シアターKASSAI【閉館】(東京都)

2014/08/22 (金) ~ 2014/08/25 (月)公演終了

満足度★★★★

魅力
前作、今作と観て、かのうさんのキャラがすべての雰囲気を作っているように感じました。なかなか言葉では表せないところですが、それぞれの短編に多かれ少なかれ、かのうさんが登場する構成が楽しめるように思いました。

寝られます

寝られます

劇団東京乾電池

アトリエ乾電池(東京都)

2014/08/28 (木) ~ 2014/09/04 (木)公演終了

満足度★★★★

アトリエならでは
角替さんが最後のあいさつでおっしゃっていた通り「地元の皆様に気軽に楽しんで頂きたい。」住宅街にあるアトリエならではの公演だと思います。柄本明さんや劇団員の方々総出で出迎えてくれたりとあたたかい雰囲気のなかのステージでほっこりできました。別役作品の良さがわかる、クスクス笑って実はこわーーいお話。面白かったです。

YMCA~八巻モーターチアリーディングアクターズ~

YMCA~八巻モーターチアリーディングアクターズ~

空間製作社

萬劇場(東京都)

2014/08/27 (水) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しみました!
単純なストーリーを見事な作品に仕上げた脚本・作曲・演出、
そしてなにより出演者の努力と力量に圧倒された2時間半でした。

劇中のストーリーと現実に舞台上で行われているチアリーディングが
ドキュメンタリーの様に重なっていく時間は過去に観た芝居では
体験した事が無い程の強い印象です。

両班共に拝見させていただきましたが、どちらもバランス良く
キャスティングされていた様に感じます。
好みの問題ですが、Y班がよりバラバラな個性を演じ分けられている
ように感じました。

大変でしょうが、更なるパワーアップをした再演を観たいです。

ネタバレBOX

スポ根もののお約束として、勝てない代わりに得るものは勝利よりも
大きな価値を持っている必要があります。

それが仲間との信頼や友情であるところまではありきたりなのですが、
秀美の存在の可能性にも向けられる点は見事です。

姓名判断での結果は、エピローグで空港に集まる先輩や彼女の努力を
見守る事を約束する先生の歌がある事で観客は成功を信じられます。

大筋がしっかりしているので、仲間割れにやや唐突感があったり、
チアの第一人者であれば課長も奥さんの行方が分かりそうな事は
コメディーとして受け入れられます。

本がいいという事を中心に書いてしまいましたが、前述の通り
この作品の魅力は出演者のチームワークである事は言うまでもなく・・・
覇道ナクシテ、泰平ヲミル

覇道ナクシテ、泰平ヲミル

劇団ZTON

in→dependent theatre 2nd(大阪府)

2014/08/28 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★★

☆★華麗すぎる最高の殺陣★☆
京都で劇場で観るのと大阪で観るのはまた違いますね~
劇場が変われば観え方も大きく変わる!

初めてこの劇団の観た時に殺陣の早さに驚いた!
今回はまた磨きが掛かって殺陣の動きが素晴らしい!
これはある意味、クオリティの高い魅せる価値のあるパフォーマンス!
練習の賜物でしょうか⁈
そして役者さんも力強いですね!
所々台詞が聞き取りにくい所は気になりましたが熱量が半端ない!

歴史が苦手な私は三国志を知らないので
話しが色々と入り乱れて内容が分からない部分もありましたが
スピーディにめまぐるしい展開で最後まで愉しめました♪

これこそエンタメストライク‼︎
違う視点の【蝕王曹操編】も気になる!

☆印象に残った役者さん
力強い演技で主役劉備役の為房大輔さん

☆印象に残ったシーン
私が観た中では一番素晴らしい殺陣!

シディ・ラルビ・シェルカウイ + ダミアン・ジャレ「バベル BABEL(words) 」

シディ・ラルビ・シェルカウイ + ダミアン・ジャレ「バベル BABEL(words) 」

PROMAX

東急シアターオーブ(東京都)

2014/08/29 (金) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★

異言語・異文化の衝突と融和
様々な国のダンサーとミュージシャンによるパフォーマンスで、異なる言語や文化に属する人同士のコミュニケーションの難しさと可能性を躍動的に描いていました。

高い身体能力を活かしたダンス繰り広げる格好良いシーンから、人類の過去と未来をイメージさせる原始人やアンドロイドをコミカルに演じるシーンまでバラエティーに富んだ構成でした。
後半は良かったのですが、前半は少し間伸びしている様に感じられて、もう少しコンパクトな展開でも良いと思いました。

上半身裸の男女のデュオでのアクロバティックな動きにエロスとはまた異なる身体のコミュニケーションが感じられて印象的でした。
終盤で横一列に並んで隣のダンサーの足の甲に足を置いて一体となって踊るシーンが美しかったです。

ダンスが中心的な作品ですがダンサーが話す場面も多く(字幕がありました)、文化の多様性や英語(=アメリカ)の帝国主義的な側面がユーモラスに描かれていました。

それぞれサイズが異なる金属製の巨大な直方体のフレーム5個を並び換えたり回転させたりして空間をダイナミックに変化させていて迫力がありました。
様々な言語に対応するかの様に多くの民族楽器を用いた生演奏による音楽が魅力的でした。

HAPPY END

HAPPY END

劇団ORIGINAL COLOR

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2014/08/28 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★

ちょっと怖い
最初はストーリーが把握出来なかったのですが、だんだん面白くなりました。ラストは意外性もあり、よく練られた脚本だと思いました。が、演技力の問題なのかよく分かりませんが、舞台全体としては何だか物足りない気がしました。今も機械に振り回されている気がしますが、今後は機械に支配されてしまう時代が来るのかな?と少し怖くなりました。面白いストーリーでした!

=侠= 君、逃げたもうことなかれ

=侠= 君、逃げたもうことなかれ

サンハロンシアター

「劇」小劇場(東京都)

2014/09/02 (火) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★

コメディかなぁ・・とか勝手に思っていたら
結構真面目な話であり、客層も高齢者が多くいらしたように思えました。
(で後列の方は若者たちが多かったかな(^^)

わかり易い話で起承転結も基本として抑えていたように思えたが、
”ど~ん”とした感じは受けなかった流水のような作品に感じました。

1時間45分(全席自由)

ネタバレBOX

フタバ百貨店勤続20年のクレーム対応=お客様係=室長=苦情対応のクジョウ氏が退職するコトになり(退職後はクレーム対応する会社を立ち上げるらしい)。後任の有望な新人と頼りない新室長や対応した百貨店内の店舗の各店長らが、クレーマー5人衆(笑)と戦う話でありました。途中途中に差し込む室長らの出来事を振り返るモノローグが入って、話しの内容や進行などは、とってもわかりやすかったです。

それにしても60代の男性がクレーマーになる率が高いとは(小人閑居して不善をなす=を地でやるんですね~団塊世代)知りませんでしたが、今作では丁寧にただの客からクレーマーになる過程がわかりやすく展開されていきましたです。役者さんの上から目線の演技がらしくて上手でした。

舞台セットは中央にテーブルで左右に長方体の箱を置いて、シンプルに表現された舞台で、百貨店内の店舗や廊下などを上手に見せていました。中央の背面のとこには「侠」の額が紗幕で浮かび上がります。(チラシのヤツです)

さまざまなクレーマーの手口やキャクターが楽しめたです(^^)

九条侠介=「苦情係の九条です」が売りのお客様相談室室長。20年来の苦情係でなかなかの傑物。
投山丸夫=後任のお客様相談室室長となる予定の小心者さん
多田勤=クレーマーと化す壮年男性
常盤兼成=やくざ風の脅し系クレーマー
倉持侑=フタバ百貨店の系列スーパーのレジ打ちバイトからクレーム処理の巧さで社員になり社長の一押しで相談室配属となった正義感の強い新人さん。巧みにクレーマーの撃退をするが、九条の危ぶんだ不安が的中し=トラウマ(小学生時代に友達のコンパクトを壊してしまい土下座を強要された=正義感の根幹)を突かれて危機を呼び込む話がオチ(コンパクトの持ち主がピアスのクレームをするが、クレーマーとして心無い対応してしまう=相手は倉持のことなど忘れていた)となる。
飯山広恵=焼肉店やスナックなどの経営をしている要注意クレーマー。倉持の土下座作戦にて敗北を喫する。
与瀬晶子=中学の国語教師にして今回のクレーマー騒動の仕掛け人=他のクレーマーをまとめて九条に挑んだ。
徳井美江=フタバ百貨店内でジュエリーキタの店長をしているが、脅迫じみたクレジット契約とクレーマーに捻じ込まれて本社から店舗の移動を命じられるハメになってしまう・・・。
斉木加奈子=食品の賞味期限クレームの得意な親子クレーマーであり、40過ぎの息子と共にクレームで生活している・・・。
斉木利夫=母と共にしている食品クレームがメインな分、食べ物の味などにはうるさいグルメクレーマーと化している。
深堀譲二=女学生に人気の服飾ブランドBalPalBal(BPB)のフタバ百貨店店舗の店長。この場所への転属を都落ちと思って客からのクレームが多い接客をして九条に手間を取らせている問題店長=多田氏のクレーマー化へのキッカケを作ってしまう。
宇田川祥子=フタバ百貨店ではクレーマー認定されているが、本当は九条にさまざまなクレームの話を教えてくれていた苦情処理コールセンター勤務者。タイトルの文句を九条あてに送った張本人でもあり。九条の退職を嘆いている。

倉持のネット利用のクレーマー撃退で百貨店来客数も増加するも、お客様対応が疎かになり、その酷い対応をネットでつかれて百貨店側が困る事態を招くが。九条が何とか改善して退職し花束を机に置いて終幕となります。
ベネディクトたち/ミッドナイト25時

ベネディクトたち/ミッドナイト25時

ナカゴー

3331 Arts Chiyoda(東京都)

2014/08/30 (土) ~ 2014/09/14 (日)公演終了

満足度★★★★★

ミッドナイト25時
先ずはこちらから。
1本観ると片方無料になるので今回も破格のコストパフォーマンスとなっています。
そういうのも含めて、気軽な観劇の最高峰だと自分は思っています。

「ベネディクトたち」も必ず観たいです。


びっくりするぐらいヘンテコ。
一見、全然そんな要素は無さそうなんだけど、やっぱりここはファンタジーなんだと自分は思う。
いや、こんなファンタジー他で観た事ないけどヽ('ー`)ノ

ファンタジーはなんでも有りと思ってしまった瞬間に冷めてしまう事があるけど、そういうのでもなく。
予測不能過ぎで面白い。
よくわからないけど、メチャクチャで面白かった。


勿論、門外漢だから適当だけど、「無理やり与えられたシチュエーションをどんなに矛盾しても維持しながら会話をする」というエチュードがあったらこんな感じかも?


ここの芝居は余裕があれば仕事終わりにふらりと観に行きたい。
ケラケラただ笑って家路に着きたい。

空 -SORA-

空 -SORA-

劇団ZAPPA

東京芸術劇場 シアターウエスト(東京都)

2014/08/21 (木) ~ 2014/08/31 (日)公演終了

満足度★★★★

天チーム
面白かった。時代の違いもありつつ、3つの話が絡み合っているのが見事だった。

客席の通路まで縦横に使っていて、前の方に座っていたので、結構、首を捻りながら観る事が多かったイメージ。
もうちょっとだけ少ない方がバランスが良かった様に思います。
ぐわーっと走り込んでくるのは良い!

幕末の時代の話ってよくあるからそれなりに観てるけど、勝海舟の話って自分ははじめてだったなー。

ネタバレBOX

そらの背景がちょっと唐突な気はしたけど、それはタイトルのイメージから主役はそらなのかな、と思ってたからという節がある。


シンプルなふすまイメージの舞台かと思ったら大きな動きがあって面白かった。
寝られます

寝られます

劇団東京乾電池

アトリエ乾電池(東京都)

2014/08/28 (木) ~ 2014/09/04 (木)公演終了

満足度★★★★★

演劇の楽しさ
 魔術としての演劇が楽しめる。

ネタバレBOX

 謂わずと知れた別役 実氏の傑作だが、一切難しい単語も論理も使わず、ほんわりしたムードさえ漂わせた時空からズバッと本質に切り込む手口の鋭さ、鮮やかさは、流石である。無論、様々な擽り、ユーモアも鏤められている。
 乾電池のアトリエの佇まいが実に巧みに作られており、柄本 明氏の緩急を見事に操る演出が見事だ。また6対4位の割合で攻めの魔女に対し、論理と冷静さで、やや引きつつ拮抗する義足の男。前のめりに攻める魔女は、何かを狙っているような雰囲気を漂わせ、唯の旅人だという義足の男は、何かを仕掛けられるのではないか、とずっと警戒している様を滲ませる。魔女役の角替 和枝さん、義足の男役の木之内 頼仁さん二人の演技が素晴らしい。眠れる場所なのに、部屋は一部屋しか無く、ベッドも一つだけだが、その秘密も追々明かされる。
 兎に角、魔術のような演劇の楽しさを教えてくれる舞台である。
4人で芝居 2本立て

4人で芝居 2本立て

左右●対称

シアターシャイン(東京都)

2014/09/02 (火) ~ 2014/09/07 (日)公演終了

満足度★★★★★

凄い!
今回も初劇団前情報なしで行った
十七戦地 柳井さんの脚本とあらば是非にと思ったからだ

キャストさんは誰も知らない
どんな芝居をするのか どんな演出なのか
想像もせずに行った


初手から引き込まれる
場所は 言葉(方言)で多分九州だろう
時代は 雰囲気から大正~昭和初期
そんな感じを受け キャストさんの一挙手一投足に目が離せない
2本で80分の予定だから 1話はそう長くない
だけど 2本共に満足出来る内容


柳井さんの脚本も良かった だけどキャストさんの芝居力の高さに驚く

テイストの全く違う話だけど どちらも良かった


難を言うならば 芝居が始まっても帽子を被ったままとか
フードを取らない客が結構いた
毎回 どこの劇場や劇団でもそうだ
マナーではないだろうかと思う
それが キャストさんの知り合いとかだと終演後結構萎える


それにしても 1回では物足りないなぁ

パンゲア【アンケート即日公開】

パンゲア【アンケート即日公開】

劇団バッコスの祭

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2014/05/15 (木) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

満足度★★★

時間が足らない感じ
ビッグバンから生物の進化にパンゲアという超大陸が分裂した原因を絡めた物語かな。そこまで壮大な物語を描くにはちょっと時間が足りないし各エピソードが中途半端になってる感じ。面白いと感じた部分もあったので、エピソードを絞ってもよかったかもね。

七人みさき

七人みさき

シアターキューブリック

あうるすぽっと(東京都)

2014/05/21 (水) ~ 2014/05/25 (日)公演終了

満足度★★★

二部が暗い
二部構成となっており、一部は戦国ぽい展開であったが、二部は内面の葛藤を描こうとしてるのか、一部に比べ二部の展開がちょっと暗かったな。続きモノのようだから、前作見てると、また印象が違ったのかな?

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