
今はただ遠くからありふれた歌を-
演劇企画ハッピー圏外
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/09/12 (金) ~ 2014/09/16 (火)公演終了
満足度★★★★★
約束。
初めての劇団さんです。しかしとてもいい時間でした。ストーリーも飽きなくて良かったですよ。一人の為に何年も前の約束を果たす。ただそれだけのために事を成すということすばらしいことだと思います。次回作も期待しています。

流刑の島ー監獄の唄ー
平熱43度
萬劇場(東京都)
2014/09/11 (木) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★
詰め込みすぎてもったいない
俳優のみなさん、大変な熱演でした。脚本も熱いです。
しかし、物語に多少の引き算があったほうが観客側もついて行きやすいかなと思いました。
あれもこれも詰め込みすぎ・盛り込み過ぎにしたために、満腹感を劇中盤から覚えます。
ダンスシーンが素晴らしく、俳優さんの細やかな演技が見られる場面も随所にあっただけにもったいないなと。

思ひ草
10・Quatre
テアトルBONBON(東京都)
2014/09/09 (火) ~ 2014/09/15 (月)公演終了

【全公演終了しました。ありがとうございました】カムバック!矢板のガールズ♪
らちゃかん
小劇場B1(東京都)
2014/09/10 (水) ~ 2014/09/14 (日)公演終了

Kiss Me You ~がんばったシンプー達へ~
株式会社エアースタジオ(Air studio)
中目黒キンケロ・シアター(東京都)
2014/09/03 (水) ~ 2014/09/14 (日)公演終了
満足度★★★★★
A公演(7公演目):感情の爆発
出演者の皆さんが、各々、感情を爆発させて、その個々がつながり、全体としてまとまっている。
公演毎に、変えている部分もあり、残り二公演も、楽しみ。

懐郷物語
劇団EOE
千本桜ホール(東京都)
2014/09/04 (木) ~ 2014/09/07 (日)公演終了
満足度★★★★
天草に原爆を落とす日
さよなら、なつやすみ の発展的作品である本作もまた、つかこうへいの広島に原爆を落とす日のオマージュ的作品と考える。前作では普天間に原爆を落とさなかったが、今回は愛を貫くため、天草に原爆を落とした。この結末をみても、よりつか作品に近いものとなっている気がしている。明日は馬場徹の広島に原爆を落とす日を見に行く予定であるが、再度検証してみたい。
今回初舞台で主演をした泊さん、課題は多いが、度胸は大いに買えた。今後の成長を期待している。
客演の戸田さん、この人の舞台を見るのは弁護士バイロン以来であったが、EOEに似合う女優さんでした。何より演技が上手い。
なお、今回をもって看板女優の絶対エース平澤有彩が卒業を発表した。しかしこれは新たな出発であり、むしろ我々ファンにとっては残念に思うのではなく、喜ぶべきことかも知れない。今回は一人二役という新境地をも魅せてくれた。恐らく今後はEOEでの客演も含め、いろんな場所で彼女の熱演を見ることができるようになるだろう。今後の劇団EOEの発展と、平澤有彩の活躍を祈るばかりである、

Unbreakable-アンブレイカブル
演劇レーベルBo″-tanz
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/09/04 (木) ~ 2014/09/09 (火)公演終了
満足度★★★★
試行錯誤?
人智の及ばないコト=神の仕業、のもとでの設定&ストーリー展開は面白い着眼点だと思いました。ただ、前作までのシリーズが終わり、新たなシリーズを感じさせてはいましたが、シリアスと笑いのバランスや、主人公が天使なのもありますが方向性を試行錯誤しているのかな!?とも感じました。回を重ねるほどに完成度も上がっていくと思うので次作以降も期待しています

流刑の島ー監獄の唄ー
平熱43度
萬劇場(東京都)
2014/09/11 (木) ~ 2014/09/15 (月)公演終了
満足度★★★★★
堪能♪
唄、ダンス、殺陣、
そして次々と展開していくストーリー、
設定なども面白く、あっという間の2時間でした(//∇//)
劇中使用音楽のCDも販売していて欲しくなりました!

【全公演終了しました。ありがとうございました】カムバック!矢板のガールズ♪
らちゃかん
小劇場B1(東京都)
2014/09/10 (水) ~ 2014/09/14 (日)公演終了

『OUF!』 【復路ツアー】
劇団どくんご
井の頭公園西園・ジブリ美術館裏(東京都)
2014/09/05 (金) ~ 2014/09/14 (日)公演終了
満足度★★★★
やっぱり、好きだなぁ…。
吉祥寺井の頭公演にて、観劇。雨にも負けず、雷にも負けず、テント公演最高!ちょっと、間が開いてしまいましたが…今回で3回目の観劇。全体を通してのドラマは感じられませんが、テンポがあり2時間30分飽きなかった。ただお尻が限界でした。

Sの唄
mizhen
ShibuyaHOME(東京都)
2014/09/05 (金) ~ 2014/09/06 (土)公演終了
満足度★★★★★
mizhenの代表作になりうるリサイタル形式の独白音楽劇/約90分
蕗子さんが「平松凛子」という女に扮し、会場のライブハウスを何度もそのステージに立って歌った馴染みの小屋に見立て、これが最後のライブになるかもしれない、と観客に宣言。
その上で滔々と半生を語りながら合間合間に歌を聴かせる、歌手のリサイタルに擬した独白音楽劇。
「代表作になりうる」と言うのは、今回初演された本作が、今後も演を重ね、このユニットの最も有名な演目へと育ってゆく可能性を秘めているからに他ならない。
何より面白いし、ギター伴奏と蕗子さんの身一つあれば何処ででも――天候に恵まれれば路上でも――上演できるという強みがある。
そして、「戦後」後の平和な日本が舞台だとぼんやり分かるのみで、時事性を出来るだけ排した戯曲は日本が大きく国体を変えない限り当面古びることはないだろう。
再演に適した要素がこれだけ揃っている以上、この傑作がたった3度しか演じられずに封印されてしまうのはあまりにも勿体ない。
「平松凛子」の年齢が特定しにくく書かれているのも再演可能性を強めていて、まだ20代の蕗子さんが年輪を重ねて貫録を加え、5年後、10年後にもこの芝居を演じている姿がありありと目に浮かぶ―。
私はこのカンパニーの一ファンとして、全国の劇場やライブハウスでの公演、さらには高齢者施設や学校をめぐる巡回公演などを通じ、本作が老若男女を問わず出来るだけ多くの人の耳目に触れることを願ってやまない。
むろん、ここまで強く再演を求めるのは、本作が見応えに富む傑作であるからなのは言わずもがな。
緻密なシナリオ構成、語られる事柄のディテールの生々しさ、蕗子さんの緩急自在、硬軟無碍な魅せる演技、聴かせる歌…これらが相俟って創り出される、一人の女を語り手とする劇世界は性別・年齢にかかわらず客を引き込む普遍性に満ち、観る者の心をヒリヒリさせながらその奥深くへと滲み透って、魂をざわつかせずにはおかない。
そして、作・演出の藤原佳奈さんの紡ぎ出す、詩情とユーモアと韻律とが手を組んで、聴く者の心にストンと落ちるレトリックの比類なさ―。
“学校を回ってはどうか?”と先に書いたが、高校生くらいにもなれば、この作品はおそらく理解できるはず。
また、演劇ならではの醍醐味を持つ本作のような作品を通じてこそ、演劇との出会いは果たされるべきである。
では、最後に―。
小刻みにビブラートする蕗子さんのか細い歌声から中島みゆきを連想したのは私だけ…?

注文の多い!?料理店
HyouRe Theatre Company
Route Theater/ルートシアター(東京都)
2014/09/10 (水) ~ 2014/09/11 (木)公演終了
満足度★★★★
もっとプッシュしてみたら
折角、結構ラディカルなことやってるんだから、もっと、上手く表出してみたら、更に、高い評価を得られるのでは? エンタメ的な視点も武器になるにゃ。
今作、可也特殊な公演形態を採っている。このことに注意を向けておかねばなるまい。少なくとも、作る側が呈示している条件は、観客が、劇団の寄こした三段重ねの容器に入った干し葡萄や、菓子、木の実を指示に従って食べることである。これは、基本的に観劇中の指示に従って為されることになる。これが、お約束である。無論、これらの食品にアレルギーのある観客は食べる必要は無いが、その旨、劇団側に伝えるようお願いが為されている。これが、通常の前説と決定的に異なる点なのだ。

ウィキッド
劇団四季
電通四季劇場[海](東京都)
2013/08/03 (土) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

ギンノキヲク 2.5 (第25回池袋演劇祭【豊島区長賞】受賞記念公演)
ラビット番長
コア・いけぶくろ(旧豊島区民センタ-)(東京都)
2014/09/06 (土) ~ 2014/09/07 (日)公演終了
満足度★★★★
シリーズもの…面白い
ラビット番長の人気作品で、今回は第25回池袋演劇祭_豊島区長賞受賞の記念公演(本作はGREEN FEST2013 BASE THEATER賞を受賞+α)である。
舞台は特別擁護老人ホーム「紀陽の里」の入所者、そこに働く職員およびその家族のほのぼのとした”ホーム”ドラマである。芝居は暗くならず、あくまで前向きな展開で、生きる活力を感じさせる。いわゆる”生きる”とは、という深刻な命題を描くのではなく、観て楽しめる娯楽を追及したような芝居である。
さて、近々「ギンノキヲクFINAL」が上演される予定であるから、シリーズものもお終いか?
このシリーズ公演を観ると、なぜか映画「男はつらいよ」を思い出す。こちらは相当長く続いた国民的映画だが、それに通じるところがあっただけに、FINALは残念である。パターンは同じだが、泣き、笑いがあり、最後は感動させる。
先に深刻な命題…云々を書いたが、そうは言っても社会問題(例えば労働環境、介護現場の大変さ)をチクリ!この大上段に構えず、サラリと描きたいことをしっかり伝えるあたりは流石である。
今後の公演を楽しみにしております。

声優口演 ヴォイス・オブ・チャップリン VOICE of CHAPLIN
チャップリン・ザ・ワールド製作委員会
赤坂ACTシアター(東京都)
2013/03/29 (金) ~ 2013/03/30 (土)公演終了
満足度★★★★
チャップリン入門
はずかしながら、チャップリンのことはあまりよく知らないまま観劇してまいりました。
が、キャストの方々が大のチャップリンファンの方々ばかりということで
凄く分かりやすく、楽しみながら観劇・勉強することが出来ました。
役者の方々が憧れの人物を演じるということで、また違った楽しみ方が出来ました。

The Live ZERO 東京公演
ドリームプラス株式会社
天王洲 銀河劇場(東京都)
2013/11/24 (日) ~ 2013/11/24 (日)公演終了
満足度★★★★★
舞台とダンスのコラボ
映像、舞台演劇、ダンスパフォーマンスの見事なコラボレーションが素晴らしく
ちょっと息抜きのお笑いコーナーもあり、ダンスイベントに参加したことない方も、思いっきり楽しめる内容となっていました!
是非次も期待しております!

Unbreakable-アンブレイカブル
演劇レーベルBo″-tanz
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/09/04 (木) ~ 2014/09/09 (火)公演終了

獏の棲家
異魂
OFF OFFシアター(東京都)
2014/09/09 (火) ~ 2014/09/14 (日)公演終了
満足度★★
そんなにイタさやコワさは感じなかった
想像していた不思議系な話ではなかったかなぁっと。
割と普通(失礼)の不幸話(と言い切ってもいけないですね)だったと思えた1時間20分

瀕死の王さま
札幌座
こまばアゴラ劇場(東京都)
2014/09/04 (木) ~ 2014/09/07 (日)公演終了
満足度★★★★★
面白い! 他の上演例も観てみたい!!/約85分
イヨネスコの名前だけは知っていたものの、人物についても、この作品についても、ほとんど何も分からないままに観劇。
もうじき死ぬといきなり告げられたある国の国王が、二人の王妃や側近たちを巻き込んで最後の悪あがきを繰り広げる。
「あなたは死ぬんですよ、この芝居の終わりに」
なんてメタ演劇チックなセリフがあったりして、とても難解な劇なのかと思いきや、何の予備知識も無しに観たこの私でも十二分に楽しめたのは、エスプリの利いたやり取りが続く戯曲自体の面白さと、そしておそらくは、王様役で主演も務めた斎藤歩による演出の賜物。
なにせ初見なので典型的な演出例を知らないが、この札幌座版は戯曲の持つ滑稽味を強調するかのようにテンポよく、そしてドタバタ色を強く打ち出して演じられ、作品が大きく転調する終盤に至るまでは、たいそう愉快な気分で鑑賞。
作品を壊さない程度に時事的なギャグや楽屋オチさえ盛り込まれていて、声を出して笑ったこともたびたび。
斎藤さんの演じる飄々とした王様のキャラクターが可笑しみを倍加させていた。
個人的には、王の衰退と歩調を合わせて落ちぶれてゆく王国の様子を言葉巧みに表現した一連の会話をとりわけ堪能。
王国のひどい没落ぶりをありえない事例を列挙して言い表してゆくシュールでぶっ飛んだやり取りにグイッと心をつかまれた。
若い第二王妃を演じた坂本祐以さんという女優さんが溌剌として可愛く、その魅力にもやられました...(*'-'*)

獏の棲家
異魂
OFF OFFシアター(東京都)
2014/09/09 (火) ~ 2014/09/14 (日)公演終了
満足度★★★★
スラップスティック&リーンカーネーションホラーコメディー
ひとまず、コメディーっぽい作品なのだが、テーマは、浮気である。コメディーで浮気とくれば、もう定番。演劇ファンには、既に目に蛸ができるほど観飽きたパターンであるから、そこから先、どう勝負してくるかが、焦点だ。
だが、今作、幾つか重要な捻りがある。基本的にカラッとしていない。喜劇の定法として、ドライなタッチは、観客を笑わせる為に最も大事な要素の一つだ。そんなことは重々、承知しているであろう、この作家、敢えて、自分の描きたい世界・世界観を描いている。(追記後送)