ギンノキヲク 2.5 (第25回池袋演劇祭【豊島区長賞】受賞記念公演) 公演情報 ラビット番長「ギンノキヲク 2.5 (第25回池袋演劇祭【豊島区長賞】受賞記念公演)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    シリーズもの…面白い
    ラビット番長の人気作品で、今回は第25回池袋演劇祭_豊島区長賞受賞の記念公演(本作はGREEN FEST2013 BASE THEATER賞を受賞+α)である。

    舞台は特別擁護老人ホーム「紀陽の里」の入所者、そこに働く職員およびその家族のほのぼのとした”ホーム”ドラマである。芝居は暗くならず、あくまで前向きな展開で、生きる活力を感じさせる。いわゆる”生きる”とは、という深刻な命題を描くのではなく、観て楽しめる娯楽を追及したような芝居である。

    さて、近々「ギンノキヲクFINAL」が上演される予定であるから、シリーズものもお終いか?
    このシリーズ公演を観ると、なぜか映画「男はつらいよ」を思い出す。こちらは相当長く続いた国民的映画だが、それに通じるところがあっただけに、FINALは残念である。パターンは同じだが、泣き、笑いがあり、最後は感動させる。

    先に深刻な命題…云々を書いたが、そうは言っても社会問題(例えば労働環境、介護現場の大変さ)をチクリ!この大上段に構えず、サラリと描きたいことをしっかり伝えるあたりは流石である。

    今後の公演を楽しみにしております。

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    2014/09/12 13:03

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