遭難、
劇団B-LUCKS♪
レイノホール(広島県)
2014/09/13 (土) ~ 2014/09/14 (日)公演終了
満足度★★★★
好きな戯曲が生で観れて楽しかった。
好きな戯曲が生の舞台で観れて楽しかったぁ。
演劇ならではの配役の妙もあったりして…。
ほんと、ありがとうです。
ネタバレBOX
砂田さんと山田さんは、山口さんの演出だと安心して見れます。ここは、もう安定株。
坂田さんは、はじめて見たけど、不破っていう面白いキャラをうまく演じてたかなぁと思うし、演技を見ていて楽しかった。今回一番。
梅田さんと、甲斐さんが、見る前の心配だったんだけど…(苦笑)
梅田さんって綺麗なので泥臭いのがどうかなぁと思ってたけど、なんとも長丁場の熱演は光ったし、
甲斐さんの女教師役が思いのほかハマってて両方びっくりしたぁ。
チームワークとバランスの良い五人の役者さんたちだったと思います。
解散
江古田のガールズ
本多劇場(東京都)
2014/08/05 (火) ~ 2014/08/06 (水)公演終了
満足度★★★
鯉が龍になる瞬間
新進気鋭と呼ばれる存在から本多劇場へ。
演劇人にとっては聖地みたいな場所。
そこに立てる喜びと誇りに溢れた舞台だった。
勢いがあって汗臭くてとても素晴らしい舞台だった。
三軒茶屋ミワさんの歌と井端朱里さんの異質な存在の仕方がとても印象的だった。
ガダラの来訪者
首塚のリンゴ
pit北/区域(東京都)
2014/09/19 (金) ~ 2014/09/21 (日)公演終了
満足度★★★★
旗揚げ公演
旗揚げ公演の割に役者が上手いと思ったら、それもそのはず。円、俳優座、銅鑼などの役者が客演で出ている。だが、シナリオのメインプロットに大きな矛盾や問題点はないものの、サブプロットとの関連では若干齟齬の生じている部分があった。(追記後送)
ネタバレBOX
都市部からのアクセスは余り良くないが、レトロな町並みや、夏涼しい気候、掛け流しで美肌効果のある秘湯にも恵まれた平家の落人部落に、避暑地誘致の話が持ち上がっている。現在は人より豚が多いような養豚の町だが、四囲を森に囲まれ、高台の向こうには清流が流れる。地元の実力者は二人、畜産業を営むゴンゾウと旅館を営むミミオである。ゴンゾウは平家落ち武者、蛇目氏に連なる身で、先祖の蛇目は弓の名手であった。隠れたこの地が、地味悪い荒れ地同然の土地だったので、彼は山に入っては弓で獲物を狩り、持ち帰って皆を養った。或る時、旅の僧が、通り掛かりこの地に投宿したが、一宿一飯の恩義とでも考えたか、彼は、穀物の栽培法を教え、狩りにゆくなら、猪を生きたまま連れ帰り、此処で飼って増やせば良い、と提案。日本で初めての養豚業はこうして生まれた、との話だ。他にも、僧は治水や灌漑、薬草の知識など多くの事を村人に教え、だんだんと村に溶け込んでいった。然し、村人の根本的な猜疑心迄は解けなかったようだ。僧の余りの優秀さに恐れを為した住民は、僧を鬼の類と位置付け、謀って井戸に突き落とし生き埋めにした。それでも暫くは、僧の伝えた技術によって集落は潤い、かつてない繁栄を見せた。が、暫くすると、彼の教えによって始まった養豚業で三つ目の子が生まれる。大抵は死んでしまうのだが、生き残った三つ目の子が、僧が生き埋めにされた井戸のあった場所にへたり込んで、押せども引けどもびくともしない。その上、地下から、唸り声が聞こえる。その後、空が焼け爛れたように真っ赤に染まったかと思えば天変地異に襲われ、集落は壊滅的打撃を蒙った。
水面の空にノアの箱舟
劇団ヒラガナ( )
テアトルBONBON(東京都)
2014/09/19 (金) ~ 2014/09/21 (日)公演終了
満足度★★★
嵐の臨場感は良かったのですが・・・。
詐欺師が配役として必要だったのか疑問。
弁護士と詐欺師は言い争いだけで論争として成立していない。
リアルな話と思いきや最後はファンタジー。
もっと内容に深みがほしい。
ネタバレBOX
生まれ育った土地への愛着心からお金では立ち退かない人々が、ダム工事開始直前に襲った大嵐の中をどこにでもいけるノアの箱舟で町を脱出するお話。
相対的浮世絵
劇団花鈴
パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)
2014/09/19 (金) ~ 2014/09/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
今作も芝居の醍醐味を味あわせてくれた
芝居には、無論、色々な形がある。出演者が多く、舞台装置も華やかで、歌や踊り、様々なパフォーマンスが入るものから、素舞台で舞台装置はなく、俳優1人で演じる物まで。
劇空間のサイズや、稠密度とシナリオの出来、演出と演技の質の高さが上手くバランスされている舞台は、矢張り、どんなタイプの舞台も良いものだが、余り大きな劇場になるとオペラグラスを用いなければ、俳優の細かい表情が見えなかったり、様々な障害の為、見切れない場面や部分が出てきたりするし、どうしても、大掛かりなスぺクタクルを用いることになる。自分の経済的理由もあるが、自分の好みは、数人の出演者が、じっくり作品を消化しているものなのではないか、と感じている。(追記後送)
ネタバレBOX
というのも、今作「相対的浮世絵」や先日拝見した2人芝居「かごの鳥」のような、抜群のシナリオに、熟練した演技と卓越した演出があれば、本当に芝居の醍醐味を味わえるものなのだと身に沁みるからである。
今作、出演者は、5人。総て男性である。舞台セットは台形の底辺を外したように並べられた中央のベンチと左右の直方体だけだ。シナリオは、土田 英生氏 キャストは岬 智郎役に村瀬 智之、関 守役に今井 英喜、岬 達郎役に菊池 真志 遠山 大介役に伊藤 文介そして野村 淳役に熊谷 圭祐である。1幕4場。晩夏、墓場の中に設えられた休憩所。
墓場の休憩所に据えられたベンチに中年の男が来て一人座っている。午後9時頃だ。男の名は、岬 智郎、社員10人程の小さな会社に勤めるサラリーマン。ちょっと手持ち無沙汰な感じである。突然、ベンチの後ろからぬっと人が飛び出した。関 守だ。高校教師で卓球部顧問、女性に対しては女子高生にしか興味が持てない。暫く、他に来る予定のメンバーを待ちながら、雑談しているが、待っていた二人がやって来た。智郎の弟、達郎と、同級生の遠山である。四人は全員が卓球部出身。達郎は3カ月ほどやっただけ、遠山は3年でレギュラーになった。一番上手かったのは智郎である。現在、卓球部顧問の関は、補欠だった。
走れメルス ~少女の唇からはダイナマイト!
Contondo
ウイングフィールド(大阪府)
2014/09/13 (土) ~ 2014/09/14 (日)公演終了
満足度★★★
ふむふむと
より狭くとの事だが、それを感じさせない運動量。
ならば、狭くなくても良かったと思う。
夏を駆け抜けるとの宣伝通りの熱量でした。
皆様お疲れ様でした。
グループ・アントルス『[àut]』
世田谷パブリックシアター
シアタートラム(東京都)
2014/09/18 (木) ~ 2014/09/20 (土)公演終了
満足度★★★★
歪みの中
観ているときは何もかも忘れていた。手足の指先ひとつ意味があって動いていたりして、地面に貼りついたり、わわわわってなったり、どどどどどってなったり、きーーーーーーーーーーんってなったり…好きな空間でした。決して心地よいとかじゃなく。不思議な空間に彷徨えました。
非常の階段
アマヤドリ
吉祥寺シアター(東京都)
2014/09/12 (金) ~ 2014/09/21 (日)公演終了
女性と孤独に溺れる姿はもうない
団名を変えてからここにきてしっかり作風が、というか取り扱うテーマをシフトしたように感じます。
そして、これからも変えていくための下地であるように。
ロクな死に方、の作品ファンとしてはちょっと寂しい。けど、これからもっと大きなものを相手にしていくのだろう。
『虚水脈 一夜 瞼闇抄/二夜 幻繭抄』
velvetsun products
9/21:北とぴあ 元プラネタリウム5・6階「スペースゆう」/9/22:浅草・花やしき(東京都)
2014/09/21 (日) ~ 2014/09/22 (月)公演終了
満足度★★★★
異空間
たった二日しかやらないのが勿体無い。生の美しさ、演者の肉体や声が異空間を作っていく凄さ、色々混ざり合って爆発しそうです。
田中泯、スガダイローさんお名前しか知らなかったですけど、一流の演者ってやっぱりすごいですね。
ジルゼの事情
劇団鹿殺し
サンシャイン劇場(東京都)
2014/09/18 (木) ~ 2014/09/29 (月)公演終了
満足度★★★
安定の一作
久々の鹿殺しは、すっかり商業の劇団として洗練されましたね、と言う印象でした。観に行ってがっかりさせられることは無いと言う安心感。
楽曲もダンスも全てに安定感があり安心して観られました。
ただ後一押し足りない。6000円を超えるチケット代を考えると、もう一つ、芝居を観た、エンタメを観た、と言う充足感が必要な気がするのです。
ギンノキヲク FINAL
ラビット番長
シアターグリーン BOX in BOX THEATER(東京都)
2014/09/19 (金) ~ 2014/09/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
初見
さすが、評判の高い劇団だけあって完成度の高い作品だった。高齢化社会とどう向き合うか? 時間の差はあるものの、誰もが避けては通れない切実なテーマを直視させられる。しかし、人間愛に溢れたストーリー展開は観る者すべてに優しい心、素直な気持ちを植え付け、笑って泣いて終演を迎えたときには、気持ちが浄化されていた。途中の場面転換もカーテンを使う、アイデアもので、暗転は一回しかなかったので気持ちが途切れることなく集中して観ることが出来た。エンディングの演出(選曲も含めて)も見事で、観客の心が一つになった。
SPIRAL Cage
teamキーチェーン
シアターグリーン BASE THEATER(東京都)
2014/09/18 (木) ~ 2014/09/21 (日)公演終了
満足度★★★
舌っ足らず
分かった気で作り過ぎているのではないかと思います。
ネタバレBOX
クローン人間を開発している科学者が、とりあえず今現在のクローンや研究員たちに満足が行かず皆殺しして、再度やり直そうとするというような内容でしたが、良く分かりませんでした。
ドナーの記憶を入れられ、成長促進剤によっていきなり大人になり、そして10年間生かされるクローンたち、戸籍とか無いのでしょうね、恋愛禁止でした。
ダンスやバラのような花の意味も良く分かりませんでした。クローンには下の名前に数字が付くとのことでしたが、下の名を明かされたのは情報を寄せた女性ただ一人で、しかも普段は偽名で過ごしているとなるとそのような設定が必要だったのか疑問でした。
機械的な動きで統一的に小道具を移動させているのかと思えば、その脇で男性が大きな箱を一人で動かしている最中に引きずって音を立ててしまうなどどこか中途半端でした。
テレビのプロデューサーはこの後、弱小制作会社の社員が失踪したりしたことに疑問を持って動くんでしょうね。ただ怒鳴っているだけじゃ気分が悪いっす。
作演のAzukiさんが多部ちゃん似だったのが何よりでした。
怪人21面相
パラドックス定数
SPACE EDGE(東京都)
2014/09/19 (金) ~ 2014/09/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
面白かった
アジトのような場所で扉に鍵が掛かった瞬間から、彼らの共闘を目撃し、途中からは清張+栗本+阪本映画を見ているような硬質感もあり。
登場人物は4人、劇場と言えない芝居小屋から見える、演者達の足音や闇、4人の男達の背景を思ったら、この舞台は本当にフィクションの話なのかと考え込み、外の騒音すら効果音みたいに聞こえてくるようで、その世界に入り込んでしまった。
面白かったです。約115分。
ネタバレBOX
退場時、一斗缶に捨てられた、破かれた写真も覗き込んで見てしまったw
今回の劇団チケット特典は某製菓のチョコボールでした。
久しぶりに食べたが美味しかった、食品に毒を仕込むなんてやっぱ卑劣行為だよなー、と空き箱見ながらぼんやり思った。
二本の二人芝居
unks
新宿ゴールデン街劇場(東京都)
2014/09/19 (金) ~ 2014/09/23 (火)公演終了
満足度★★★★
【「命を弄ぶ男ふたり」「90年後のおまけ」】観劇
文化庁様々
ネタバレBOX
横浜と東京の間、東海道線の線路脇に自殺しようと来たものの死に切れない男二人の話で45分程。おまけの方は、富士山頂火口での人間と演劇の自虐的自殺談義の話で25分程でしたか、人間を描き切るまでは演劇は自殺しないとのことでした。
それにしても、90年前は、「ねえ君」って言っていたんですね。そりゃ、現代口語版で愚痴をこぼしたくなる気持ちも分かります。
包帯の男は結局顔は見せないままでした。90年間の時代の変化を表現する中で役者さんの子供の頃の写真が映し出されていましたが、ごつい顔と可愛い目が極端で、現在の顔がどうなっているのか気になりました。
幻書奇譚
ロデオ★座★ヘヴン
新宿眼科画廊(東京都)
2014/09/19 (金) ~ 2014/09/24 (水)公演終了
満足度★★★★★
おもしろかった~~
徐々に物語に引き込まれて行って、
ラストはまさかの ……
濃密な一時間でした!
怪人21面相
パラドックス定数
SPACE EDGE(東京都)
2014/09/19 (金) ~ 2014/09/23 (火)公演終了
満足度★★★★★
パラドックスていすう フアンクラブのみなさんえ
グリコ・森永じけんのお芝居やて
再さいえん ていうても なめたらあかん
グリコのキャラメルは なめてもええけどな
どく入りきけんなお芝居や
けいさつにしらせたらあかんで
とりひきはいっさいしない
かい人21面相
ネタバレBOX
わしらの芝居をやるていうので見にきたで
わしらかい人21面相というとるのに
芝居のタイトルは怪人21面相やて
リアルちがうというやつやろ
フィクションていいたいんやろな
よおわかるで
丸大はカットして
きんかい100キロも ふれなかったで
あれがあると うら取引がむずかしくなるからやな
はんにんは もと公安けいさつと もとKCIA
そして朝日しんぶんの記者に グリコの役いんの4にんやて
よお調べたな
けいさつのあほどもとはちがうな
だけど ほんまのはんにんとは ちとちがうで
残ねんやけど
犯ざいゲームのような おもろさが増してきたところで
それぞれの背けいが見えてくるあたりから
ぐっと重たくなってきたで
そこがおもろいんや
関さいが舞たいになってるのに
登じょう人ぶつが関さいべん ようしゃべらん
ちゅう設ていはうまいな
けいさつに しんぶん記者に 大きぎょうの役いんさん
そして外こくじんやからな
へたな関さいべんをしゃべらすよりは
ずっとええで
わしらのきょうはくじょうの関さん弁はうまいやろ
ひ差別ぶらくとの関けいや
北ちょうせんとの関けいは
当時からいろいろうわさされていたけど
それをうまく芝居にとり入れたやないか
北ちようせん やのうて KCIAにしたあたりはさすがや
金大中じけんにまで結びつけるとは
わしらも うーん て うなったで
キツネ目の男の 正たいもみごとや
うまく むすびついて いくやないか
いしきも目てきも 異なる4にんが集まって
ゆるくかさなり 犯ざいグループをつくるという設ていも見事や
それぞれの背けいや 理由を声だかに語らせず
あるてい度は かん客にゆだねるというとこやろ
語らせなくとも十ぶんに伝わってきたで
もと公安けいじの白砂が もと部下でいまや事件の本部長に
対する気もちは けいかんならではのものなんやろな
どうやら本部長とやらはノンキャリアでたたき上げみたいやな
そういう男に対する想いは けいさつでは強いやないか
わしらはけいさつちゃうから ようわからんけどな
本部長はもと上司だった白砂に はん行をうち明けられ
墓まで持っていくつもりの じさつなんやろな
だから い書もなしや
このエピソード ぞくっとしたで
白砂ともとKCIAの幸村との関けいは
濃こうすぎやで
白砂の過去に何かあったんやろな
説めいしすぎないところが素敵やないか
ぜん力で 幸村をまもるつもりや
ラストはもと部下の本部長と幸村がダブるんやな
けん力は好きか ちゅうてな
それぞれの やみの深さを 語らせないうまさ
その塩梅が 野木戯曲のうまさやな
わしは わかるで
あと げき場が いいやないか
かん客の頭のうえで ドアがしまり
ドタドタというくつ音がひびいてくる
ほんまにアジトや て思うたで
わしらのアジトもこんなふうやったな てな
声がはっきり聞きとれないのも えん出やな
蓮見が小さい声でしゃべりよるときには
かん客は思わず身 のりだして 聞いていたで
最後まで きんちょうがとぎれることがなかったな
いつくかの事じつを 見事にストーリーに もり込み
ものがたり の うごかし方 最高やで
戯曲 役者 演出 会場 どれをとっても最高のくみあわせや
これだけのおもろさは ほかのげきだんでは味わえんで
4人の役しゃさんたち
どの人も最高やった
ブレがまったくないんや
植村さん あせりときんちよう感 はんざいへの しろうとらしい昂よう感
そして このグループに加わった りゆうを語るときのきもちの高ぶり
そういうものが うまいな
小野さん 小ずるいかんじと つねにきもちが高まっていて
相手を 見ぬこうとする視せんに うまさを感じるで
井内さん 舞台のうえにきんちよう感をもたらす
かんじょうをおもてに 出せないダウナーな感じがいいんや
西原さん うっ屈しながらも 相手をだます頭のよさを感じさせるで
相手をコントロールできる力で 会話やものがたりを
みごとに かき回し ものがたりを進める力
役わりを演じる力は さすがや
しろうとさんたち2人が 犯ざいで調子にのっていくなかで
もとけいじとKCIAの2人が 冷めていて
陰の深みをましていくという コントラストもええやないか
その冷めている2人が ラストにむかって
感じょうを あらわにするという展かいは素ばらしすぎるで
この芝居は おも苦しいだけでなく
わらいも ずい所にあるところがいいんや
わしらも わらわせてもらったで
それも へんなわらい わらわせることに
いしきを向けた わらいでないところが センスなんやろな
わしらも こういうユウモアもひつようやったな
わしら またまだパラドックスていすう の芝居はあきへんで
日本は さむうなってきた ヨオロッパえいくつもりや
パラドックスていすう らい年夏に本公演らしいな
わしらも らい年にかえってくるで
そのまえに こんどうさんとの芝居もあるんやな
あと 野木さんの前せつは いつもながら男まえや
と中退室の出口のあん内
いつもここは通路がきちんと確保してあるしな
きんきゅう時の対応の説めいなど みごとや
出口にご本人がきちんといるのも すごくええで
怪人21面相
薄い黄色のカーディガン~さらば、愛しの疑似家族~
東京カンカンブラザーズ
ザ・ポケット(東京都)
2014/09/17 (水) ~ 2014/09/21 (日)公演終了
満足度★★★★★
オシャレ!
一言で言って「オシャレな展開」の作品だったなと思います。
シリアスな部分とコミカルな部分のバランスが絶妙で、
こういう時って案外シラケたりするものですが、
全くそういうことがなかったです。
前回の「春ハモ」の時にもそうでしたが、
作家の川口さんのセンスの良さを感じる作品でした。
ネタバレBOX
家族という最小単位のキズナの集合体の話ですが、
そこに血縁があろうが、無かろうが、
「思いやり」があれば深いキズナで結ばれるという愛ある作品でした。
(薄っぺらい表現でスミマセン)
人はやはり人との繋がりを心の底で求めるようにできている存在なのでしょうか。
お金以上にキズナを選択した疑似家族にそれを気づかされました。
今回の中心はなんといっても浅村夫婦、特に浅村親分だと思います。
キズナを築いていくには、やはり強力な求心力を持った人物が必要ですね。
親分役の内田さんの演技はそのあたりの器の広さが凄く表現されていて凄く良かったです。
おかみさん役の相沢さんは、ハマリ役でした。
あれは演技ですか?地ですか?
相沢さんの魅力が十分発揮されていました。
ツボにはまったのは野中さん演技ずる石狩吾郎です。
多分観た人全員そうじゃないかな?
これは毎回シリーズ化して登場させてもいいのではないでしょうか?
そう思わせてくれる存在でした。
今回は2回拝見しましたが、
柚=小夏という図式が分からず観るのと、分かってから観るのでは、
セリフの心に染み込む度合が全く違いました。
1回目より2回目の方が感動する作品てそうそうないと思います。
2回観ることを前提に作った作品なのでしょうか?
DVDが発売されたら絶対買いですね!
-SUCCEED-
演劇ユニットD3
大阪市立芸術創造館(大阪府)
2014/09/20 (土) ~ 2014/09/21 (日)公演終了
満足度★★★
長さを感じさせない
殺陣がカッコ良かったです!グラン様~!!
近未来設定だけど大阪の人にはわかる地名がチラホラ(笑)
ギャグはちょい微妙だったかな~キャラはしっかり立ってたと思います。
ところで日本名と外国名が混ざってるのはなんで?
片恋スパイラル
私立ルドビコ女学院
サンモールスタジオ(東京都)
2014/09/17 (水) ~ 2014/09/23 (火)公演終了
満足度★★★★
無題1256(14-295)
17:00の回(晴)。15:50会場着、16:05受付(整理券あり、この時間で15番)、16:30開場。
いつもの舞台、客席の間に通路、左右、1~3列目にミニ椅子(平地)、4列目からパイプ椅子(ひな壇)でしたが開演の少し前に3列目撤去。
16:46日替わりパフォーマンス(年代別アイドルメドレーダンス)、校則の説明、上演時間110分、17:02開演~17:52、特別講師(阿久津先生)によるホームルーム(生徒=お客さん含む、強制参加)、18:02~18:55終演、お見送りスペシャルバージョンはキャスト全員のハイタッチ(@階段)。
「After After School(2011/1)」「JK Monster(2013/7)」「ロストセブンティーン(2013/10)」で4作目。
先月観たBorderline「さよならをあげる(2014/8@バビロン)」に水野さんが出ていて「ルドビコ出てましたねー」と声をかけたら「次回、登校するように」とのことでしたのでまた観に来ました。
学園ものなので恋の悩み、ともだちのこと、自分のこと、懸命になることのなかに妬み、自信、不信、恨みや望み、あこがれが流れ込んで若さと一途さだからみんな乗り超えることができる...そんなことを思いながら観ていました。
お客さん(=生徒)にも'厳しく'ダメ出しをしていて面白かった。
ジルゼの事情
劇団鹿殺し
サンシャイン劇場(東京都)
2014/09/18 (木) ~ 2014/09/29 (月)公演終了
満足度★★★
初!!鹿殺しさん♪
前から気になってた劇団様で、Coccoさんがご出演されてるとのことで観劇に。
笑いにダンスにロックにバレーに盛り沢山な舞台でした。
家族愛、恋人への愛といろんな視点からの愛情と憎しみが見えるし考えさせられました。