薄い黄色のカーディガン~さらば、愛しの疑似家族~ 公演情報 東京カンカンブラザーズ「薄い黄色のカーディガン~さらば、愛しの疑似家族~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    オシャレ!
    一言で言って「オシャレな展開」の作品だったなと思います。
    シリアスな部分とコミカルな部分のバランスが絶妙で、
    こういう時って案外シラケたりするものですが、
    全くそういうことがなかったです。

    前回の「春ハモ」の時にもそうでしたが、
    作家の川口さんのセンスの良さを感じる作品でした。

    ネタバレBOX

    家族という最小単位のキズナの集合体の話ですが、
    そこに血縁があろうが、無かろうが、
    「思いやり」があれば深いキズナで結ばれるという愛ある作品でした。
    (薄っぺらい表現でスミマセン)
    人はやはり人との繋がりを心の底で求めるようにできている存在なのでしょうか。
    お金以上にキズナを選択した疑似家族にそれを気づかされました。

    今回の中心はなんといっても浅村夫婦、特に浅村親分だと思います。
    キズナを築いていくには、やはり強力な求心力を持った人物が必要ですね。
    親分役の内田さんの演技はそのあたりの器の広さが凄く表現されていて凄く良かったです。

    おかみさん役の相沢さんは、ハマリ役でした。
    あれは演技ですか?地ですか?
    相沢さんの魅力が十分発揮されていました。

    ツボにはまったのは野中さん演技ずる石狩吾郎です。
    多分観た人全員そうじゃないかな?
    これは毎回シリーズ化して登場させてもいいのではないでしょうか?
    そう思わせてくれる存在でした。

    今回は2回拝見しましたが、
    柚=小夏という図式が分からず観るのと、分かってから観るのでは、
    セリフの心に染み込む度合が全く違いました。
    1回目より2回目の方が感動する作品てそうそうないと思います。
    2回観ることを前提に作った作品なのでしょうか?

    DVDが発売されたら絶対買いですね!

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    2014/09/22 06:21

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