最新の観てきた!クチコミ一覧

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たとえばあしたのこと、とか。

たとえばあしたのこと、とか。

ともサンカク

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2014/11/16 (日) ~ 2014/11/17 (月)公演終了

満足度★★★★

自分の内面を振り返らせてくれました
控えめで淡々とした劇作・演出。でもそこに見える情緒や儚さ。とても私好みの芝居でした。観劇の直前に、人と人との繋がりの大切さを感じる機会があったので、その自分の思いと芝居の内容が重なり、途中涙がボロボロ止まりませんでした。後半は、頭の半分で芝居の内容を消化し、もう半分で自分の内面を様々に振り返るという作業をしながら観劇しました。正しい芝居の見方ではないかもしれませんが、私にとって、とても有意義で愛おしい時間になりました。また、小林さんの高い演技力があってこそ、成り立った一人芝居だと思います。素晴らしかったです。

白神ももこ(演出・振付)× 毛利悠子(美術)× 宮内康乃(音楽)『春の祭典』

白神ももこ(演出・振付)× 毛利悠子(美術)× 宮内康乃(音楽)『春の祭典』

フェスティバル/トーキョー実行委員会

東京芸術劇場 プレイハウス(東京都)

2014/11/12 (水) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★

近未来の日本の再生
様々な振付家によって振り付けられている名曲が、白神ももこさんならではのユーモアセンスで彩られ、独特の雰囲気を生み出していました。

客席を囲んだダンサーやエキストラによる、小さな物音から動物の鳴き声、人の話し声に変化していく、声のパフォーマンスの後にストラヴィンスキーの音楽が始まり、学校の制服的な衣装を着たダンサー達が様々な伝統芸能や民衆芸能をコラージュしたようなダンスが展開しました。第1部の終曲の前で一旦音楽が止まり、桃太郎の寸劇が演じられ、終曲に続いてそのまま第2部に突入し、草原にカモフラージュしたギリースーツを着たダンサー達が不気味且つコミカルに踊り、曲の最後で全員が舞台奥に引っ込んだ後、全身白の衣装に着替えで静かに客席を通って捌けていく途中で終演を知らせるアナウンスが流れて終わりました。

前半は静と動の対比が鮮やかで、印象的なシーンが多くて引き込まれましたが、桃太郎が演じられた辺りからは何を表現したいのか分かり辛くて求心力が弱まっていたように思います。
振付自体は変拍子が多用された音楽に沿った、見ていて気持ち良い動きがあったり、逆にビートの激しい部分であまり動かない箇所もあって魅力的でした。
舞台奥に向かって緩やかに登り坂になっていて一番奥が堤防のようになっている無機質な舞台美術とロビーに展示された美術作品に繋がりがあって、劇場に入った時点で作品の世界になっているのが良かったです。

たとえばあしたのこと、とか。

たとえばあしたのこと、とか。

ともサンカク

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2014/11/16 (日) ~ 2014/11/17 (月)公演終了

満足度★★★★

一人芝居の魅力
19時からの公演なのに劇場に着いたのが20時前…。
ラストの30分程しか観ることができませんでしたが、その30分はしっかりと引き付けられました。
話の内容等ではなく、小林知未という一人の役者の魅力に惹かれました。
一人芝居の面白さを感じさせてくれました。

最初からみたかったです。

ソープ・オペラ

ソープ・オペラ

演劇ユニット パラレロニズム

明石スタジオ(東京都)

2014/11/13 (木) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★

セリフの間の表現
2時間半の上演とは思わず、感想も書かずに劇場を後にしてしまいましたm(_ _)m
この作品、まったく初めて見ました。若い夫婦 5組の葛藤を描いた作品、セリフ
の間がこの芝居の決めてだな、と感じました。セリフとちりは確かに多かったです
が、セリフの間はの取り方はなかなかよかったんじゃないかと。

この後は少し苦言。今回の芝居、オリジナル尊重の演出は理解できますが、
芝居の時間配分はもう少し考慮してもらいたかったな。パラレゾニズムさんの
芝居はスピード感をが生命だと思うので。。。

舞台「靖国への帰還」

舞台「靖国への帰還」

ネリム

滝野川会館 大ホール(もみじ)(東京都)

2014/11/14 (金) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★

分かりやすく頭に入ってきた
賛否はともかく、靖国についての考え方が分かりやすく頭に入ってきて、なかなか考えさせられました。役者陣の演技もとても良く、特にヒロイン役は初舞台とは思えないほど堂々とした素晴らしい演技でした。
ただ、場面転換時のセット配置があまりスムーズではなく、舞台暗転している時間が気になりました。

捨て犬の報酬 終演しました!どうもありがとうございます!

捨て犬の報酬 終演しました!どうもありがとうございます!

おぼりん

pit北/区域(東京都)

2014/11/16 (日) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★

短いな♪
生々しい舞台♪嫌いじゃない♪演劇らしい演劇だと思った♪舞台面と役者があれば、後は演劇で全てが作られていく感じ♪ただ短いね♪二本立てとかにすればもっといいのに♪

クラウン

クラウン

劇団108

こった創作空間(東京都)

2014/11/15 (土) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★

もう少し・・
どんな展開になるのか?と期待しましたが、ストーリーに捻りがなく、あっさりと終ってしまい「あれ?これで終わり?」という感じでした。何となく学芸会のような雰囲気がありましたが、一生懸命さは伝わってきて、舞台全体の印象は良かったです。もっとストーリーに意外性や捻りがあると良かったと思いました。

たとえばあしたのこと、とか。

たとえばあしたのこと、とか。

ともサンカク

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2014/11/16 (日) ~ 2014/11/17 (月)公演終了

満足度★★★★

良かった。
・冒頭のシーンが好きです。

・「あしたのわたし」と「あしたのあしたのあしたの…わたし」は地続きなんだなと思わせてくれた。

ネタバレBOX

「今日食べたものが、あしたのわたしをつくる」っていうセリフ、好きです。
11月企画公演 節分・鉄輪

11月企画公演 節分・鉄輪

国立劇場

国立能楽堂(東京都)

2014/11/06 (木) ~ 2014/11/06 (木)公演終了

満足度★★★★

11月の企画公演のテーマは「鬼の世界」
狂言も能も「鬼」が出てくる話だった。

ネタバレBOX

この日は、「おはなし」があった。
歌人の馬場あき子さんによる、舞台内容の解説と鬼の話。
その内容がとても良かったのだ。

「鬼とはいったい何であったのか」という話になったのだが、その話と今回の舞台がうまく
リンクしていた。
また、「鬼」という漢字についても、なるほどと思えた。

「鬼」とはそもそもは先祖であって、子孫に「福」を持って会いにきていた。しかしいつからか、「悪い」というイメージが付けられ、持って来た「福」は「内」に、「鬼」は「外」に、となったわけだ。
これは狂言の『節分』に重なる。

また、鬼は「境」に現れる。
川のこちらとあちらの境や、時間の境など。
だから、1年の境の「節分」に鬼は現れる(かつて節分は大晦日だった)。

「鬼」の漢字にはもともとは「角」はなかった。
角のない「鬼」の漢字は、鬼頭を被った子どもが座った姿であり、手には法具を持っている。
鬼面は「誰でもないので」、先祖の霊が降りてくる。つまり、イタコのような役割をしていたのが「鬼(角のない)」の漢字の意味だった。
それがいつからか、角が付いて悪い意味も付けられた。
この話は、能の『鉄輪』にリンクしてくる。

自分を捨てた夫を恨み、徐々に「角のある鬼」になる妻。
顔に血が上り、角が生えかかってくるのだ。

というように、「おはなし」がかなり良かった。

狂言の『節分』も能の『鉄輪』も、恐いのは「女」である。
『節分』では、鬼は女に騙され、宝を取られて「鬼は外」と追い出される。
『鉄輪』では、自分を捨て別の女と一緒になった元夫を恨んで出てくる。
顔には「生成(なまなり)」という、鬼になる一歩手前の面を付けている。
頭に血が上っているので、顔半分は赤く、角が出かかっている。しかし、まだ理性が少しだけ残っているので、額のあたりは白いのだ。

「生成」はあまり使われることのない面だという。
国立能楽堂に併設されている資料展示室に、それは展示されている(入場無料)。
休憩時間に見るといいかもしれない。

狂言『節分』は、鬼の人の良さ(笑)が滑稽であり、それが実に面白い。
鬼を騙す女は、最初は怖がっていたのだが、途中から立場ががらりと変わる様がいい。とても恐い。

能『鉄輪』は、面からだけでなく、夫への恨み、執念をも感じる佇まいが美しい。そして、闇に消えていく様は哀しい。

国立能楽堂の座席の前には、液晶パネルが埋め込んであり、上演中に簡単な解説や台詞(全部ではない)が表示される。
最近これを英語にして見ている。どう訳されているのかが面白いからだ。
「鬼」は「Daemon」と訳されていた。ほかに訳しようがないからだけど、どうなんだろう。


他の演目が見られる日も行きたかった。
おつまみダンスvol.2

おつまみダンスvol.2

À La Claire

pit北/区域(東京都)

2014/11/14 (金) ~ 2014/11/15 (土)公演終了

満足度★★★★

無題1308(14-357)
19:30の回(晴)。18:50会場着、受付、ドリンクをいただき受付横から地階へ、左(いつもの奥階段からみると「右」)に座ります。

「おつまみ」2回目、「À La Claire」3回目、岩崎さんは他の公演が6作(たぶん)。客入れ時にも音楽が流れていますが、みな知らないものばかり…。19:33前説、19:36床のビニールシート撤去、19:39開演〜20:09、休憩、20:21〜20:54終演。

ダンサー6人、MENU11曲。

3曲目にあるThe Style Councilだけはライブに行ったことがありますが(Rock in Japan 1985@横浜…You Tubeに粗い画像あり)、お目当ては他のバンドだったので覚えていない。

全員、ソロ、ペア、衣装、ピンクの花びらなど趣向を凝らした演出。

in blackな岩崎さんは今まで観たことがない妖しさ。日曜日に観たダンスも、全員/数人/2人、のパターンがありました。以前観たものも含め、2人のダンスって難しいのかなと思いました(スピードがあるのが好きだからかな…)。

メトロに乗って

メトロに乗って

音楽座ミュージカル

めぐろパーシモンホール(東京都)

2014/10/29 (水) ~ 2014/10/30 (木)公演終了

満足度★★★

浅田次郎原作のミュージカル
1つのパッケージ的な作品としての出来は悪くはない。
しかし、心に響くような共感も感動もなかった。

ネタバレBOX

パーシモンホールは初めてだった。
区のホールとは思えないぐらい立派なホールで、イスもいいし、舞台も観やすい。

舞台は、歌もダンスも台詞もすっきりしていて、1つのパッケージとして成立していた。
誰もが納得するレベルではないだろうか。

主人公の小沼真次役の広田勇二さんは、四季っぽい台詞回しと立ち方だなあ、と思っていたら、やはり四季出身だったし、彼の愛人・軽部みちこ役の美羽あさひさんも、いかにも宝塚という立ち方と歌い方なので、もう少し全体に溶け込むような演出も必要だったのではないかと思った。

先にも書いたとおり、ミュージカル作品としての出来は悪くはない。
悪くはないのだが、いかにも「長期公演の中の1回」という、流している感が少し気になる。
そういう見方をしているせいなのかもしれないが。
悪くはないが、心に響かないのはそういう理由かもしれない。

まあ、そもそもこの作品があまり好きではないから、厳しい見方をしてしまうのかもしれない。

なにしろ、主人公が毛嫌いしていた父親を見直すことになるためだけに、「なぜか」タイムスリップして都合良く、父親と出会い、父親を見直すことになるだけでなく、妻も子どももいるのに、長年の愛人がいて、その愛人も「なぜか」主人公と一緒にタイムスリップをして、彼女はこの世にいなかったという選択をすることで、「不倫はなかった」ことになるという、主人公だけ都合のいい世界が繰り広げられるからだ。
家庭を捨て、愛人と一緒になる、とまで決意したのにもかかわらず、「何もなかった」ことになってしまうのはどうかと思う。
それは原作に言え、と言う人もいるだろうが、その作品を選んで上演しているのは、この劇団なのだから。

さらに、原作とは変えて、主人公の兄の死は「自殺」ではなく「事故」だったようになっていた。
すべてにおいて、都合がいい、免罪符が与えられているのだ。

結果として、「主人公自ら選択した」ものであれば、それなりの感動もあったかもしれない。
しかし、そうではなく、なんとなく、誰かが仕掛けた流れのようなものに乗って過去に遡り、父親との確執を解き、家族を取り戻し、不倫も自ら解消したわけではなく、相手が自らの存在そのものを消し去ることで(母親のお腹の中にいるときに「死ぬ」ことで)、なかったことになってしまって、妻と子どもの家族を取り戻すというのが、どうも納得できないのだ。

だから、共感も感動もない。
ブロードウェイから45秒

ブロードウェイから45秒

加藤健一事務所

紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA(東京都)

2014/11/06 (木) ~ 2014/11/15 (土)公演終了

満足度★★★★★

観劇後に満足感と気持ちの良さが残る舞台
ブロードウエイにある「コーヒーショップ」を舞台にした、グランドホテル方式な物語。
カトケンこと加藤健一さんが、売れっ子のコメディ俳優を演じている(スタンダップコメディのような芸人かも)。
温かくて善意に満ちあふれている作品なのだが、その中に演劇に関するチクッとしたものも隠れている。

ネタバレBOX

今回の演出はプラチナ・ペーパーズの堤泰之さん。
登場人物の描き方が、少し、濃い。

全員が、太マジックで縁取りしてあるように、くっきりとして描かれている。
なので、海外の作品ということもあって、全体的にややバタ臭い。
まあ、それはいつものカトケンなのだが。
カトケンの、英語の訛りの台詞(外国モノで訛りがあるときには、独特の言い回しになる)も、いつもの、な感じ。

ブロードウェイにある「コーヒーショップ」が舞台。
コーヒーショップに集う人々が、織り成す物語。

舞台に立つ人気者、プロデューサー、舞台を目指す者、脚本家を目指す者、コアな演劇ファンに、無名な役者を応援する者など、演劇を取り巻く様々な人が、このコーヒーショップを訪れる。
つまり、グランドホテル方式な物語。

うまい人たちが、チームワーク良く演じると舞台はこんなにも楽しいのだ! ということを見せてくれるような作品。
カトケンさんも、いつものようにグイグイいくのだが、しかし、うまいから全体のトーンの中にうまく収まっているので、変な形で突出してこない。

どのシーンも見せたい場所がしっかりと示されていて、舞台の上のバランスもいい。

コーヒーショップのオーナー夫妻を演じた新井康弘さん、田中利花さんがとてもいい。
加藤健一事務所では常連と言ってもいい、新井康弘さんの雰囲気が作品全体のトーンを生み出しているし、田中利花さんの世話好きなおばちゃん的な佇まいも素敵だった。
新井康弘さんの台詞が、アメリカンジョーク的ないかにもアメリカンなのだが(「いったい、あといくら払ったら出ていってくれるんだい」と肩をすくめたりするやつ・笑)、それも嫌みなく、無理も感じない。うまく溶け込んでいた。

中村たつさん、滝田裕介さんが演じる迷惑な客である夫婦への対応が、このコーヒーショップの人の良さを表している。
そんな人の良さを表すには、コーヒーショップのオーナー夫妻は、うってつけだった。

黒人の女優を演じた山下裕子さんは、うまい女優であることを匂わせ、なかなかカッコいい。
もちろん、カトケンさんは、変な訛りを入れつつも、テンポと間がさすが。

中村たつさん、滝田裕介さん夫婦の姿は、哀しくもあるが、美しくもある。
粋なラストに、(できすぎだけど・笑)思わず拍手した。
滝田裕介さんのサムズアップは、決まっていた。

演劇の周辺に関する物語であり、温かくて善意に満ちあふれている作品なのだが、その中に演劇に関するチクッとしたものも隠れている。
例えば、カトケンさんが演じる売れっ子のコメディ俳優(スタンダップコメディ?)が、「コメディはセンスや能力なのどではない、呪いのようなものなのだ」「毎日毎日、身の回りの出来事を“これは仕えるんじゃないか?”と考えている」のようなことを吐露したり、どんなに素晴らしい作品であったとしても、客が呼べなければ上演が厳しいことや、俳優になれずに故郷に帰る人のことや、そんなさまざまな真実も語られる。厳しいショービジネスの世界を生きてきた売れっ子のコメディアンも身内には甘いとかも(笑)。

観劇後に満足感と気持ちの良さが残る舞台だった。

次回は本多劇場に戻っての、「カトケン・シェイクスピア劇場 ペリクリーズ」。
劇中でも「シェイクスピアの作品の中では一番面白い(笑)」と言っていた。楽しみだ。
トーキョー・スラム・エンジェルス

トーキョー・スラム・エンジェルス

Théâtre des Annales

青山円形劇場(東京都)

2014/11/14 (金) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

感動
内容もわかりやすく、しかし深いものであり見ごたえがありました。

ネタバレBOX

特に牛乳キャップの経済については感嘆しました。
とても素晴らしく、わかりやすかったです。
「空想、甚だ濃いめのブルー」「赤い下着、覗くその向こう側、赤の歪み」

「空想、甚だ濃いめのブルー」「赤い下着、覗くその向こう側、赤の歪み」

キ上の空論

新宿眼科画廊(東京都)

2014/11/07 (金) ~ 2014/11/19 (水)公演終了

満足度★★

繰り返しが、機能不全
赤を観劇♪脚本が途中から駄作になる♪説明しちゃだめですよ♪あくまで意味不明なピースを繰り返すことで、最後にはまる気持ちよさがあるはず♪

捨て犬の報酬 終演しました!どうもありがとうございます!

捨て犬の報酬 終演しました!どうもありがとうございます!

おぼりん

pit北/区域(東京都)

2014/11/16 (日) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★★

楽しませていただきました
りんぺいさんの「捨て犬の報酬」感動して涙が出ました。「捨て犬」が舞台上にいる。さっきまで入り口で人間(当たり前)だった役者が、芝居によって犬になり、セットもない舞台を物語世界に塗り替えていく。声の鍛錬が素晴らしい。元々ミュージカルにも出ていらしただけのことはあって、役者の根幹たる「声」、十二分に堪能させて頂きました。

たとえばあしたのこと、とか。

たとえばあしたのこと、とか。

ともサンカク

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2014/11/16 (日) ~ 2014/11/17 (月)公演終了

満足度★★★★

小林知未という役者の魅力が全開!
小林知未さんの演技者としての技量を思い知らされた一人芝居公演。
高校時代(あるいはその前?)から演劇をやってきたという小林さんがこれまでに培ってきた様々な演技体が惜しみなく繰り出される上、演技体にかかわらずその演技は抑揚に富み、観る者を否応なしに引きつける。

もちろん、作・演出家として、小林さんの持つ様々な演技の形が引き出されるようお膳立てをしてのけた渡辺裕之さんの功績も同じく讃えられるべき。

その渡辺さんが役者となって小林さん作・演出による15分の短編一人芝居に挑んだ前座公演『高円寺あたりのエスニックなお店で売っている用途不明の謎の布』も見モノ。
着想が良い上にユーモアに富み、楽しめた。
何よりタイトルが可笑しい。

ネタバレBOX

本編は、放送室をジャックして“本音放送”を始める女子高生、夫との不仲に悩む人妻など多彩な役を小林さんが演じてのけ、さながら短編集のような趣。色んな小林さんが味わえてとても見応えがある。

ただ、私には、小林さんの演じる複数の役が同じ一人の女性の過去・現在・未来の姿なのか、それとも複数の異なる女性なのか判然とせず、そこがハッキリするよう、脚本・演出にもっと工夫があればと思った。
おそらく前者なのだろうが、各役にあまり連続性が感じられず、私には同じ一人の女性だとは直感的には思えなかった。
これはおそらく、作劇レベルで細かい配慮を欠いているせい。
例えば、夫との不仲に悩む未来の私のエピソード。今の私が妊娠中なら、未来の私のエピソードでも子供のことには触れるべき。そうすれば身ごもっている今の私と、夫と揉めている未来の私が同一人物だと客に伝わる。
妊娠中の今の私が出産後に付けるつもりの子供の名前をお腹に向かって囁きかけ、未来の私がその同じ名を子供に向かって呼びかけたりすれば、両者の連続性はよりハッキリしたに違いない。
さらに言えば、各役の間にキャラクターの連続性もつけて欲しかったところ。

また、個々の話は面白いのに、全体として主張したいこと、すなわちテーマがいまひとつ明確でないのも気になった。
「人生は素晴らしい」「人はいつでも自分を変えられる」「命は尊い」「記憶って不思議」etc...。
私は本編からそんなようなことを汲み取ったが、そのいずれもがぼんやりとしか伝わってこず、ちょっともどかしかった。

これは事によると、互いに結びつきが強いとは言いがたい複数のエピソードに無理やり一貫性を与えようとした結果なのかも。強引にテーマを持たせようとしたがゆえに、テーマが形を成さなかったのかもしれない。

今作について言えば、潔く「短編集」と銘打ち、それぞれの話にそれぞれ個別のテーマを持たせたほうが良かった気もする。


それから、ともサンカクが今後も公演を打っていくのであれば、小林さんの演技の幅をさらに広げるためにも、渡辺さん以外の作・演出家と組むコーナーを設けても良いような…。
あと、「一人芝居」を標榜しているからといって、最初から最後まで一人で通す必要はないのでは?
ゲストを迎えて二人ないし数人でやる演目があっても私は別に構わないと思うし、そういう演目があったほうが良きアクセントになって、全体のバランスも良くなると思う。

音楽劇(ミュージカル)「赤毛のアン」

音楽劇(ミュージカル)「赤毛のアン」

DGC/NGO 国連クラシックライブ協会

東京国際フォーラム ホールC(東京都)

2014/11/15 (土) ~ 2014/11/16 (日)公演終了

満足度★★★★

プロとこれから世に出ていく方と
いろいろな立場の方たちが自分たちのもてる精一杯の演技をされていました。
ただ、歌だけは技量の差がはっきりでてしまいますね。
マシュウの浜畑賢吉さんよかったなーと思います。

2 3 5 7 11 13 17...

2 3 5 7 11 13 17...

muro式

イムズホール(福岡県)

2014/11/13 (木) ~ 2014/11/14 (金)公演終了

満足度★★★★

*
初めて見ました。muro式。

面白すぎる。
この時間が永遠に続けばいいのにと思う程。

アドリブもあり、
役者さんも楽しんでいる様子が
見ている方もより楽しくさせてくれる。

次回作も絶対に見たい!!福岡にまた来てほしい!!

ネタバレBOX

ミウラ折りのセットに
プロジェクションマッピング
映像がとてもかっこよくて、綺麗で、
すごく見入ってしまった。

「起立!気をつけ!礼!」のくだり、
個人的には本多さんの
「起立!気をつけ!礼!キリスト!」が
一番好きだった(笑)
Lucifer

Lucifer

Ammo

d-倉庫(東京都)

2014/10/31 (金) ~ 2014/11/03 (月)公演終了

満足度★★★★

国家分裂がもたらすものをワカり易く描いて鮮やか
多民族国家の分裂が一般市民にもたらすものを解りやすく提示して見事。
日本人記者の目を通して描いたことも解りやすさの一因か。
また、終盤のある人物(…だけではなく恐らく他の人物たちも)の「他民族を嫌う」気持ちが本質的には理解できず、単一民族国家(←厳密にはアイヌ、琉球など少数民族もいるが「多民族国家」の対語として使用)である日本に生まれたことを幸いに思ったりも。
そこから最近のヘイトスピーチなどにも想いが及び、一部の日本人にはその傾向が出始めているのかとも思いつつ、それでも島国で良かった、なんてことにも気付く。

TEAM JAPAN SPEC.時代の作風に通ずるAmmo、Minami Produceと二本の柱として、今後も活動を続けていただきたい。

ネタバレBOX

前園あかり嬢の演技が兵士になるのをきっかけにガラリと変わったのも見事。
別れても好きな人 2014

別れても好きな人 2014

劇団競泳水着

こまばアゴラ劇場(東京都)

2014/11/06 (木) ~ 2014/11/17 (月)公演終了

満足度★★★★

これこれ
競泳はこれでいいんだよ。
「真剣恋愛」も再演して欲しいね(単なる女子アナ好き)。
すがやかずみの違和感半端ない。

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