最新の観てきた!クチコミ一覧

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とけない鎖

とけない鎖

劇26.25団

OFF OFFシアター(東京都)

2014/11/19 (水) ~ 2014/11/23 (日)公演終了

満足度★★★

なんとも隣にありえるかもしれない話・・・・
自分というものにあがいてゆく主人公と巻き込まれる周囲の人間模様が折り重なった約1時間50分

ネタバレBOX

主人公自身の実体験(たぶん中2時代=作中の過去です=実母が犯罪犯して逮捕され自分が父に東京に逃がしてもらうまで)を作品化した小説で芥川賞を受賞した主人公が、作品上過去と現在を交互に見せてゆく手法で展開する話です。現実同様に一時的にはワイドショーの主役話になるが、じきに民衆は他の話題に移ってゆくのでしょうが主人公の生活・人生は周囲の人間と共に歩んでゆくのであった。という感じです。金銭にだらしなかった実母は愛人(女性=職場の同僚=看護士さん=同居させてます)と共に保険金殺人して死刑判決を受けている現在に、その母からの愛が得られずもがいていた主人公が母の逮捕に伴い家を出て東京に出るまでが同時進行で演じられていきます。
芥川賞受賞作品タイトル=マーゲンチューブ=を舞台のバックにぶら下げて、パイプなどもユニークに配した舞台美術でした。場面転換用の自転車として用いるために回転椅子の背もたれを自転車前輪部とくっつけた発想はユニーで見ていても楽しめました。
ただ自分的には粛々と進んでゆく話の進行速度にチョット~感がありましたな
手助けしてくれる周囲の人間の優しさなどにも気付かず、ひたすら自分の望み=母からの関心を得ることに執着する主人公は人間らしかったです。→娘に無償の愛を向ける自衛官の父(服装はGoodでしたぞ(^^)が気に入りました(刑務所から送られる手紙の閲覧印を人に見せないようにと転送するという話も細かくてよかった)。で~主人公の妹はどうしているんだろう??とか疑問でしたが、作品上は無視されてましたな。マザコンの叔父=教師=&その母(ばーちゃん)とあくの強い実母さんは、らしい演技が良かった。巻き込まれる愛人さんとかの弱弱しさもらしかったです。

客層が男性多くて女性が10人にも満たなかったのも印象的でした

10周年記念で、初の物販=限定Tシャツ(増販とかも予定は無いんだそうだ)作ったそうですが、男性のものは完売したそうです。今回の台本も販売していますと。

しかし母からの愛を得たいという思いが強いので無視してもよいんだろうが、自分が殺人犯の血をひいているという葛藤は薄かったなぁと思えた。そっちの方が何か苦悩しそうに思えるのだが・・・・・。

(ワイルド7の主人公さんと同じ悩みだねぇ・・・とも思ったさ)

でもなぁ中学生で母親から小遣いで万単位の額貰って遊んで生活する主人公と、その金で一緒に遊んで飲み食いする親友の関係とかは何か薄っぺらくて共感は出来なかったなぁ。衣食住が保障されてて愛まで欲しがるのは欲張りだねぇとか思ったさ。
実弾生活14

実弾生活14

実弾生活

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2014/11/21 (金) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

進化するステージ
毎日予約していたけど2日目の昨日はどうにもならない事情で断腸の思いでキャンセル(T_T)
3日目となる今日はイベント回の昼公演を観てきた♪2回目の観劇ということで細かい演出に注目して観ようと思っていたら、やられた!初日からセリフ変わってたり、演出変わってたりと更に面白くなってる!!これはリピートしてないと分からないことだけど、また初日のステージを観に来たような感覚!進化するステージはどこまでいくのか想像もできない
かなさんが思わず笑ってセリフが言えなくなったシーンは、どうやらアドリブのネタを仲根さん、成田さんが仕込んでたからみたい(笑)
明日は大千穐楽の夜公演を観に行くから、さらに進化してるんじゃないかと楽しみ(≧∇≦*)

ネタバレBOX

かなさんが笑ってしまったシーンは
最後のコントでこやまりさん、北島さん親子と、成田さん、仲根さんの親子になる予定コンビの演技対決シーン
成田さんが倒れてる時に仲根さんが変顔でかなさんを見ていたり、成田さんが起き上がらず変なうめき声を出してたり、仲根さんの後頭部に付けていた目と口を、自分の顔に付けていたりと予定外の演出がされていて、かなさん登場してセリフ言おうとしたら、それが目に入って思わず笑ってしまうという…
あれはかなさんがかわいそうですよ( >_<)
他のキャストも笑ってましたし…
でもその笑ってしまったかなさんが可愛すぎたのはここだけの話です

がなりさんとまきさんのショートコントでは、がなりさんが噛んでしまったことをしっかりアドリブでネタにしてしまう2人はさすがですね!あの場で瞬時に笑いに繋げてしまう才能を私も欲しいものです(笑)
実弾生活14

実弾生活14

実弾生活

新宿シアター・ミラクル(東京都)

2014/11/21 (金) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

期待通り、いや期待以上
初日を観てきました♪
今回も期待通り、いや期待以上に面白い!
個性豊かな出演者がシナジー効果となって醸し出す笑いが楽しすぎて終始笑いの絶えないステージになってました(≧∇≦*)
そして今回もストーリーがきちんとあって、別のコントに繋がりがあるのもひとつの楽しみになってます!
いや~笑いすぎて顔が痛くなりました(^-^;)

ネタバレBOX

高山かなさん
今回はしっかりと笑いをとる配役にもなっていて、ブラックかなさんを堪能できます。合コンのかなさんが本当のかなさんじゃないよね!?っていうくらいの演技でした!(演技でいいんだよね?いつも通りじゃないよね?笑)
ラウンドガールの為に食事を抜く涙ぐましい努力を是非観てあげてください(T_T)
食事大好きなかなさんにはつらいだろうに( >_<)

小山まりあさん
どんな役でも自分のものにできるのはさすが
キャラの完成度がハンパない
子供から今時のOLからラウンドガールまで幅広い役を完璧に仕上げてる!
ツインテは昭和生まれとは思えない(笑)かわいさ(≧∇≦*)
AMMP[aemp]

AMMP[aemp]

劇団たくあん

吉祥寺櫂スタジオ(東京都)

2014/11/23 (日) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

近未来の恋
高性能アンドロイドが人格を持ち、人間と同じような感情を持つようになった時代と場所を描いた近未来という設定だ。但し、今作が書かれたのは2006年、この時点での設定は2014年であったが、世界のロボット工学は、未だ此処まで発達していない。(追記2014.11.26)

ネタバレBOX

 
 何れにせよ、今作で描かれたようなアンドロイドが作られるのは、そう遠い将来ではあるまい。プロトタイプが出来てしまえば、その後の発達は半端なものでは無いハズだ。従って今作に描かれたようなことは、現実化する時の為に考えておかなければならない問題だと考える。
 人格を持ったアンドロイドと人間の関係をどうするかという問題を、一つのロールプレイングゲームとしても考えられる“愛”の問題として再提起したのが、後半部である。研究助手を務めているアンドロイドが、開発者に恋してしまった。これだけなら、ありきたりで陳腐な展開になっただろうが、アメリカ映画でもブロードウェイでも、愛は金科玉条の如く表現され、他の多くの問題点を覆い隠す愚衆操作に使用されている。おまけに、最近は殊にその傾向が露骨で食傷気味だ。
  が、今作の愛の形は、無論、純愛である。その純愛を詩人の夢見る形“愛して死ぬ”という完全形で表現している点で爽やかだ。くだらないプロパガンダが無いのである。
 舞台美術、演出、演技も質の高いものであった。この劇団、今後が楽しみだ。
言の葉の散りぬるを

言の葉の散りぬるを

wordleafproject

高田馬場ラビネスト(東京都)

2014/11/21 (金) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

言の葉とひと と
 シナリオが適度に複雑で楽しめる。オープニングでの言の葉の説明や言葉と人の関係を示すシーンで謎の多い“いろは”うたを用い、行燈のような火を灯して黒子が舞うシーンも幻想的であり気に入った導入部である。演出のセンス、シナリオライターの言語感覚の良さを感じた。

ネタバレBOX

 講談師は声の大きいことも芸の内とはいえ、箱が狭いのだから、余り声を張り上げるのは如何か? と思う。噛んだ役者が何人か居たが、この点も注意したい。
 全体として、シナリオ、演出、舞台美術、演技、何れも良い出来である。言の葉の意味する所迄、深く考え、言葉の重みを考察している点、ミュータントとしての術者が、被差別者であるとの捉え方が良い。この視点が、妖怪としての天邪鬼を呼び込み、彼らが相通じることで、余計者・被差別者として最小単位でアイデンティファイされている点も見逃すべきではなかろう。
 初見だが、延びシロを感じる劇団である。間のとり方を更に研究し、予算に余裕があれば、スモークを焚いて妖かしの雰囲気でも演出すれば、更に効果的な舞台になろう。
月光条例

月光条例

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2014/11/13 (木) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

スピード感。
テンポよく進んでいくストーリーと心地よく大きなリズムがとても見やすかったです。

空は青くて

空は青くて

ソラトビヨリst.

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/11/20 (木) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★

テーマはいいと思う。
もう少し掘り下げて欲しかったと言う印象。

遺失物安置室の男/改

遺失物安置室の男/改

劇団夢現舎

新高円寺アトラクターズ・スタヂオ(東京都)

2014/11/22 (土) ~ 2014/12/07 (日)公演終了

満足度★★★★

忽滑谷(ぬかりや)さんっ!<1度観>
様々な遺失物を預かる場所は、“据え置いて祀る”という意味の安置室となっている。
そこを管理するのは記憶を失くした、物と会話する男…。
“人よりモノを優先する”という価値観が面白く、普通の人々とのずれが可笑しい。
益田さん、声を封印するとはまた何という縛りだろう。
声なき声を聴きたかった…と思わせるラストが秀逸。

ネタバレBOX

遺失物安置室の男は変わり者だ、引き取りに行っても返してくれない…。
物と会話する男は、物の感情を理解し、ひいては持ち主の感情をも見通している…。
そんな噂の男は、確かに人よりモノを優先し、モノたちが寝ている日中は
探し物に来た人々が声を発することも許さない。
ある日彼を「お父さん」と呼ぶ少女が訪れ、男は混乱する。
やがてこの部屋が役所の通達により取り壊されることになる。
モノたちの行く末、そして男の行く末は…。

声を出さずに交わされるやり取りが、台詞が聴こえるようでやたら可笑しい。
益田喜晴さんの全身を使った豊かな表現力が素晴らしい。
イラつく高橋正樹さんの台詞も変化に富んで面白い。
不気味な安置室の照明、上から吊るされたメッセージの数々、
黒子が示す音のない台詞など、
演出に様々な工夫がされており、台詞以外の舞台表現に関心した。

自分の記憶を失うのと引き換えに、彼はモノと会話する力を得たのだろうか。
人を拒否した結果、モノに心を寄せるようになったのかもしれない。
モノを通して、人の身勝手さを痛感していたのかもしれない。
モノは自然へ、環境へ、地球へと広がる入り口の象徴となっている。
ラスト、遺失物安置室の崩壊は私たちの行く末を暗示しているようで慄然とする。

それにしてもあの終わり方、思わず彼に問いかけたくなった。
「忽滑谷さん、あなたの人生にいったい何があったのか」と。




熱海の果てに

熱海の果てに

非シス人-Narcissist-

サンモールスタジオ(東京都)

2014/11/19 (水) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

たくさん感じ またたくさん考えさせられました
饒舌な劇は、出鼻が肝心で、そこで聞き逃しや見逃しなどがあると、後半が非常にきつくなります。今回も、きっとそういう展開になるのだろうと予想していましたが、予感は的中。必死で、機関銃のように連射される台詞を追う。
おそらくこの時点で、おおよその筋が分からないでいる観客が出るに違いない、そしてそのような劇の展開は、はたしていいものなのかと考えながら。
あえて、と感じた絶叫タイプの台詞も、同じように、はたして成功しているのか、やや疑問に感じていました。(聞き取りにくいという点でも)
演出、構成については、(やや慣れている)私にはじゅうぶん楽しめるものでした。最初のパフォーマンスも、役の転換も、舞台装置も(狭い舞台で、奥行きのある、立体感を出していましたし)、よく工夫しているものだと感心。
役者さんは、それぞれが個性的で、うまく役になりきっていたと思いました。
個人的には、やはり主宰するだけあって、竹下さんが光っていました。なによりも、台詞の表現力が素晴らしい。簡単に言えば「聞きやすさ」「台詞が心に入り込むか」なのですが、それを1番体現していたと思いました。同じ事は、清水さんにも言えます。熱演、その言葉通りの迫真の演技でした。
正直言って、「絶叫型」は、意図的とはいえ、私には効果的であるとは思えませんでした。単純に「聞きづらい」からです。私の後ろの方が、「ああ、今の台詞、よく聞こえなかったよ」と残念がっていました。私もしかり。
総論です。役者さんの熱い思いが伝わってくる、印象的な劇でした。ありがとうございます。前半の煩雑さ、後半の人情劇。こんな単純ではないのでしょうが、前半をもっと「一般受け」させればとも。
意欲的な作品に、今後の飛躍が期待できそうですね。
これから見守りつづけていきたい。

【全ステージ終了しました。ご観劇頂いた皆様ありがとうございました。】わるぐち全集

【全ステージ終了しました。ご観劇頂いた皆様ありがとうございました。】わるぐち全集

なかないで、毒きのこちゃん

@Fizz(東京都)

2014/11/22 (土) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

面白かった
古着屋さんで行われました。
席は、レジ前なので、入り口に見える席に座ると
入ってくるお客も見れます。
毒を吐く店員たち、が面白かったです。

飛ぶ教室

飛ぶ教室

ショーGEKI

こくみん共済 coop ホール/スペース・ゼロ(東京都)

2014/11/19 (水) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★

大作
広い舞台にまったく負けていない出演者の多さは、圧倒されます。
自閉症が巻き起こす妄想と現実の描写に私は愛情を感じました。

男子校にはいじめが少ない?

男子校にはいじめが少ない?

趣向

神奈川県立青少年センター(神奈川県)

2014/11/22 (土) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

ミュージカルリーディング
オノマリコさんの作品は二回め。前回は王子小劇場でコンパッションという芝居を観た。『男子校にはいじめが少ない?』面白かった。ゲンパビの三澤さきさん、元競泳水着の大川翔子さん、中谷弥生さん等実力派揃い。本間さん、飯塚さんなど可愛い役者さんも目を引く。正直、ミュージカルはあまり好きじゃないので期待してなかったけど、素晴らしかった。1,000円なんて安過ぎです。明日までだけど多くの方々に観て欲しい。

メイン・ストリート・ボーイズ

メイン・ストリート・ボーイズ

劇団マリーシア兄弟

Geki地下Liberty(東京都)

2014/11/21 (金) ~ 2014/11/23 (日)公演終了

満足度★★★

二回目にして・・・
“劇団マリーシア兄弟”今年8月の「BGS~バックグラウンドストーリー~」
に続き、今回で二回目の観劇。

二回目にして、“マリーシア”らしさ・良さみたいのが少し解った感じ。

作品としては、「BGS~バックグラウンドストーリー~」のほうが、
私の好み。



「MY-ARTTYPE 4/4」【ご来場ありがとうございました!】

「MY-ARTTYPE 4/4」【ご来場ありがとうございました!】

Not in service

パフォーミングギャラリー&カフェ『絵空箱』(東京都)

2014/11/22 (土) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

Not in service !!!!
自分の研究を愛する科学者たちに憧れとシンパシーを抱く。音楽や照明の使い方を含め、要所要所に演出のセンスが光る。気持ち悪くて気狂いでいてかっこいい。これぞ Not in service といった感じ。好き嫌いはわかれるんだろうけど。

はなはどこへいった

はなはどこへいった

榴華殿(RUKADEN)

タイニイアリス(東京都)

2014/11/21 (金) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

すてき!
音楽と光と動きと影とがすばらしい配合の舞台でした。おもわず笑ってしまうやりとりのあちこちにちりばめられた美しい言葉と真理と、生きることの愚かしい大切さ。贅沢な時間でした。

空は青くて

空は青くて

ソラトビヨリst.

インディペンデントシアターOji(東京都)

2014/11/20 (木) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★

着眼点と発想が好み
まず入場時に、
下手側のバルコニーを使うことをスタッフさんが説明してくれて、
少しでも見やすい席に座れるよう ギリギリまで配慮してくれてるところに好印象。
リーフレットの人物説明もありがたかったです。
写真もカラーで役者さんの顔も見やすく、
ほぼ衣装姿だったので
舞台上で観たときに悩むことなくて、こちらも助かりました。
リーフレットに世界についての情報があるよ、という旨も
前説で言ってくれるのも親切。

脚本も舞台美術も濱崎さんでしたけど『スモーク』での生々しい、
人間の息づかいを感じた舞台美術とは全然違う雰囲気で、
造られた空々しさ、空虚感、
でもそこにある管理された美しさ…みたいなものを感じました。

公演時間95分で、
現代ものでなく、
教科書で読んだ歴史でもない
オリジナルの世界観を表現したのは見事だと思いました。
役者さんたちも各々の個性があり、
実力も高いところで安定しているので
安心して物語に没頭できました。

ネタバレBOX


「町の活気」表現の限界を登場人物自らツッコんだり、海辺の男や記憶喪失のくだりなど、
まるで世界観を崩すような勢いでぶち込んでくる笑いシーンもありましたが、
漫画好きキャラがいること、世界そのものが我々の遙か未来という事で客席側の「現代」と繋がる部分があり、
その方式は巧いなと思いました。

進化の過程で「悲しみ」が失われたという発想と、
そこに「愛する」という気持ちが絡んでくるっていう設定がとても好きでした。

ただ、あの世界の標準であるクラスタのメイン二人も
最終的にバグ寄りになってしまっていたので、
「悲しみと愛の片鱗がない世界の人々」というものに少し描きたらなさを感じてしまう部分も。
(でも、描いてもらっても公演時間がのびるのもなぁ、という気持ちもある)

快活な笑顔が似合う黒木さんを、
ああいう役柄で観れたのも
すごく貴重だったと思います。
彼の鼻歌、皮肉が効いてるな…と思いました。
海と日傘

海と日傘

松本紀保プロデュース

シアター風姿花伝(東京都)

2014/11/21 (金) ~ 2014/11/30 (日)公演終了

満足度★★★★★

互いの愛おしむ姿にいろいろ思う
20年前の戯曲だが、作品を見るのは今回が初めて。
夫婦2人暮らしの日常生活。日々の積み重ねで月日が経つだけ、奇抜な事が起こるわけではない。暮らしていくうちに自然に生まれ身についた生活動線、毎日の食事や生活音、何気ない間、等々、わかりやすい分、見終わった後はそれらがダイレクトに響く。
何年か後に来るであろう自分の夫婦環境を重ね合わせている自分がいて、いつしか、さめざめと涙が溢れていた。
縁側で爪切ってるだけなのに、それで話を見せるなんて向田邦子作品以来かも。
良か舞台でした。
約110分。

ネタバレBOX

元々、長崎が舞台。話の中では言及しなかったが(なくても別に構わないが)時代的に直子さんは原爆の犠牲者だったのだろうか。夫婦2人とも生まれ育った地ではない場所に根を下ろし、つつましく2人で暮らし、また隣近所の好(よしみ)で世話を焼く母屋の大家夫婦。
作家らしいが、まだそれで生活できるほどの余裕はない夫。そんな夫を支える妻。
静かに冷静に自分を見ている妻、同性として接している時の妻、どこかで全てを悟っているとわかるのか、言葉にしなくてもわかる夫婦の以心伝心が舞台上からヒタヒタと伝わってくる。
妻の年下看護婦への夫の気遣いの仕方と、浮気相手と思しき女性編集者への接し方、平常心を装っているのか無表情ながら目元に現れる物言わぬ嫉妬、嫌悪や複雑さ。交差した取り乱し方。女として、各々が目の当たりにした妻の覚悟に、また切なく胸が締め付けられそうになった。
夫が話しかけた時、それが独り言になってしまった瞬間の悲しさにまたもらい泣きしてしまった。
虹の端に立つ妻の横顔はとても綺麗だった。

とても日本的な話ではあるが、ヨーロッパあたりでも通用しそうな話だなと思った、素人考えだけど。日本で海外戯曲が上演出来るなら、この座組を逆輸入して上演したっていいじゃないw なーんちって。
有名戯曲のため、今後も別の団体が舞台化することもあると思うけど、初見で見た舞台はとても良い舞台だった、別団体の公演を見るときはやや厳しめに見ることになるかもw。
男なら、やってやれ!!

男なら、やってやれ!!

梅棒

世田谷パブリックシアター(東京都)

2014/11/20 (木) ~ 2014/11/23 (日)公演終了

満足度★★★★★

さすがは梅棒。
本編が始まると、台詞は無く、J‐POPの歌詞を上手く使って物語が展開されてゆく。分かりやすい物語と、ピッタリな選曲。気持ちのこもったダンスが観ていてストンと心に届いてきて、とても楽しい時間が過ごせました。これから大阪・福岡の公演がありますが、足を運べる方はぜひぜひ観て貰いたい作品です。普通にイメージされる「ダンス舞台」の固定観念がガツンと覆されるのでは無いでしょうか。

トーキョー・スラム・エンジェルス

トーキョー・スラム・エンジェルス

Théâtre des Annales

青山円形劇場(東京都)

2014/11/14 (金) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★

お金と家族
貧富の差が拡大し、経済的破綻が目前となった近未来の日本を舞台とした作品で、現実味がありながらも、演劇ならではの趣向も盛り込まれたバランスの良い作品でした。

証券会社に勤める母と、店を失いラーメン屋台を営む父とその息子を中心に、証券会社とスラム街という対照的な世界が並行して描かれていて、お金や経済について考えさせる内容でした。
小学校の給食の牛乳瓶の蓋を例えにして経済のシステムを説明したシーンが変にお勉強的なモードにならなく自然な感じだったのが良かったです。
経済についても家族のドラマについても、もう少し掘り下げて描いて欲しかったです。

狂言回しとして設定されたキャラクターやラーメン屋台の登場シーンといったケレンを効かせた演出が所々にあり、経済という堅い内容になりそうな物語に程良くエンターテインメント性が盛り込まれていて楽しめました。物語の中心となる3人以外は、両極端な2つの世界の対照的な役を1人2役で演じていたのが印象的でした。

BGMとラジオニュースを模した録音の声のバランスが悪くて聞き取り難い時があったのが勿体なく思いました。

月光条例

月光条例

カプセル兵団

笹塚ファクトリー(東京都)

2014/11/13 (木) ~ 2014/11/24 (月)公演終了

満足度★★★★★

もう1回観たい
初日でAキャスト、19日22日でBキャストを観ました。
カプセル兵団さん、毎公演激しい。笑って泣いて、ホントに引き込まれました。
確かに2時間40分は長い。だけど、あれ以上に縮められても困る。(笑)
すごく面白かった。出来ればAキャストでもう1回観たかった。叶わないのでDVDで反芻します。

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